JP2003179650A - ファクシミリゲートウェイ、ファクシミリゲートウェイの制御方法、およびファクシミリゲートウェイの制御プログラム - Google Patents

ファクシミリゲートウェイ、ファクシミリゲートウェイの制御方法、およびファクシミリゲートウェイの制御プログラム

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JP2003179650A
JP2003179650A JP2001379370A JP2001379370A JP2003179650A JP 2003179650 A JP2003179650 A JP 2003179650A JP 2001379370 A JP2001379370 A JP 2001379370A JP 2001379370 A JP2001379370 A JP 2001379370A JP 2003179650 A JP2003179650 A JP 2003179650A
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Daisuke Suga
大介 須賀
Satoru Ishikawa
覚 石川
Yoshio Yoshiura
吉雄 吉浦
Shigeo Miura
滋夫 三浦
Takehiro Yoshida
武弘 吉田
Shunichi Fujise
俊一 藤瀬
Yukio Murata
幸雄 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信が完結しなかった場合にファクシミリゲ
ートウェイにおいて画像データを蓄積し、また、蓄積し
た画像データを確実に受信側ファクシミリ装置に送達で
きるようにする。 【解決手段】 ファクシミリ通信の中継中、通信異常が
生じた場合、送信側ファクシミリ装置110側から送信
されたファクシミリ画像データを送信ゲートウェイ10
0(あるいは受信ゲートウェイ111)においてメモリ
106に蓄積受信する。その後、所定の遅延時間を経た
後、蓄積受信した画像データを受信側ファクシミリ装置
112に送信する。あるいはさらに、DISなどにより
受信側ファクシミリ装置の受信能力に関する条件を取得
した後に通信異常が生じた場合のみ前記の画像データの
蓄積受信を行ない、受信側ファクシミリ装置に送信する
場合に上記の受信能力に関する条件に不整合が生じない
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はITU−T勧告T.
38準拠のインターネットファクシミリプロトコルを用
いてPSTNに接続されたファクシミリ装置とIP網に
接続された相手ゲートウェイとの間でファクシミリ通信
を中継するファクシミリゲートウェイ、ファクシミリゲ
ートウェイの制御方法、およびファクシミリゲートウェ
イの制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、著しく普及が進んでいるインター
ネットに直接的、あるいは中継装置や、ゲートウェイ装
置を介して間接的にファクシミリを接続し、インターネ
ット(より厳密にはIP接続によるネットワーク、つま
りIP網などと表現するのが妥当であるが、以下で用い
る用語「インターネット」は特に断わらない限りIP網
のことを意味するものとする)経由でファクシミリ通信
を実行しようとする技術が種々提案されている。
【0003】インターネットを利用することにより、フ
ァクシミリ通信で新たなメリットを得ることができる。
たとえば、旧来のファクシミリ通信は、一般公衆回線
(PSTN)などの音声回線を用いており、この旧来の
方式では通信距離に応じて課金されるのが普通である
が、インターネット経由の通信では通信距離に応じた課
金は行なわれないため(場合によっては通信時間に応じ
た課金も行なわれない)、市外、海外などの遠隔地の相
手端末に低コストでデータを送れる利点がある。
【0004】現在のところ、インターネットを利用する
ファクシミリ方式、すなわち、インターネットファクシ
ミリ方式としては、ITU−T勧告T.37およびT.
38に記載の方式が知られている。勧告T.37の方式
は、画像データ送受信にSMTPプロトコルを用いるも
のである。
【0005】一方、勧告T.38の方式はいわゆるリア
ルタイムインターネットファクシミリ通信であり、IP
ネットワーク(インターネットあるいはイントラネッ
ト)に接続されたファクシミリゲートウェイを介してフ
ァクシミリ通信させる。ファクシミリゲートウェイとし
ては、エミッティングゲートウェイおよびレシービング
ゲートウェイをIP網の両端に配置し、送信側ファクシ
ミリ装置とエミッティングゲートウェイ間、および受信
側ファクシミリ装置とレシービングゲートウェイ間はP
STN接続する。送受信ファクシミリ装置のG3ファク
シミリ信号は、両ゲートウェイ間でIFP(インターネ
ットファクシミリプロトコル)にしたがいTCP(また
はUDP)パケット中にカプセル化して交換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】勧告T.38のインタ
ーネットファクシミリ方式は、ゲートウェイさえ用意す
れば、送受信機としてのクライアントファクシミリ装置
には旧来のT.4/T.30プロトコルで通信するG3
ファクシミリ装置を利用できる利点がある。しかし、現
在の勧告T.38では、T.30プロトコルをIFPに
変換して中継する基本的な技術が記載されているだけ
で、通信技術の様々な細部については記載がない。
【0007】たとえば、現在のT.38にしたがえば、
発呼側ファクシミリ装置がPSTN経由でエミッティン
グゲートウェイを発呼した後、通信が行なえなかった場
合、たとえば、着呼側ファクシミリ装置(あるいはレシ
ービングゲートウェイ)がビジーなどにより応答しなか
ったり、PSTN回線接続後、何らかの原因でエラーが
発生し回線断となった場合には、発呼側ファクシミリ装
置は一旦通信を中断して、再度通信を最初から行なわな
ければならない。
【0008】このため、発呼側ファクシミリ装置は、通
常の再発呼機能などによりPSTNを経由して再度送信
ゲートウェイに接続することになるが、再発呼により通
信料金が増大し、送信ファクシミリの送信動作が終了し
ないため、その間送信画像データのメモリが解放でき
ず、送信ファクシミリのメモリ残量の低下を招き、送信
ファクシミリの蓄積可能枚数が低下することになる。
【0009】本発明の課題は、上記の問題を解決し、I
TU−T勧告T.38準拠のファクシミリ通信におい
て、通信が完結しなかった場合にゲートウェイにおいて
画像データを蓄積し、また、蓄積した画像データを確実
に受信側ファクシミリ装置に送達できるようにすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、ITU−T勧告T.38準拠のイ
ンターネットファクシミリプロトコルを用いてPSTN
に接続されたファクシミリ装置とIP網に接続された相
手ゲートウェイとの間でファクシミリ通信を中継するフ
ァクシミリゲートウェイ、ファクシミリゲートウェイの
制御方法、およびファクシミリゲートウェイの制御プロ
グラムにおいて、ファクシミリ通信の中継中、通信異常
が生じた場合、中継すべきファクシミリ画像データをメ
モリに蓄積受信し、その後、蓄積受信した画像データを
受信側ファクシミリ装置に送信する構成を採用した。
【0011】あるいはさらに、画像送信側のエミッティ
ングゲートウェイとして、あるいは画像受信側のレシー
ビングゲートウェイとして動作する構成を採用した。
【0012】あるいはさらに、蓄積受信した画像データ
を受信側ファクシミリ装置に送信する動作を所定時間遅
延させて行なう構成を採用した。
【0013】あるいはさらに、受信側ファクシミリ装置
の受信能力に関する条件を取得する前に通信異常が生じ
た場合、前記の画像データの蓄積受信を行なわず、受信
側ファクシミリ装置の受信能力に関する条件を取得した
後に通信異常が生じた場合、前記の画像データの蓄積受
信を行なう構成を採用した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0015】[第1の実施形態]図1は本発明のファク
シミリゲートウェイを含む通信システムの構成を示して
いる。
【0016】図1において符号110および112はフ
ァクシミリ装置であり、PSTN(一般公衆回線)11
3経由で相手局と接続しG3ファクシミリ通信を行なう
公知の構成を有する。ここでは便宜上、ファクシミリ装
置110が送信機として、また、ファクシミリ装置11
2が受信機として動作するものとする。
【0017】ここではPSTN113は単一のブロック
として示され、ファクシミリ装置110、112はいず
れも同じPSTN113に接続されているように図示し
てあるが、ファクシミリ装置110、112が接続する
PSTNキャリアは異なっていてよい。ファクシミリ装
置110、112のPSTNキャリアが異なるケースと
しては、たとえばファクシミリ装置110、112はそ
れぞれ異なる国のキャリアが提供するPSTNと接続す
るような場合が考えられる。
【0018】勧告T.38によるインターネットファク
シミリ通信を行なう場合、ファクシミリ装置110はP
STN113経由で送信ゲートウェイ100を発呼し、
送信ゲートウェイ100はIP網114を介して受信ゲ
ートウェイ111との間にTCP(またはUDP)/I
Pコネクションを生成する。さらに受信ゲートウェイ1
11は何らかの手法によりファクシミリ装置110〜送
信ゲートウェイ100から受信した電話番号情報を用い
てPSTN113経由で受信機としてのファクシミリ装
置112を発呼し呼接続を成立させる。
【0019】以後、ファクシミリ装置110〜送信ゲー
トウェイ100および受信ゲートウェイ111〜ファク
シミリ装置112の間のT.30プロトコルがIP網1
14上で勧告T.38のIFP(インターネットファク
シミリプロトコル)に変換されて中継される。
【0020】図1では送信ゲートウェイ100の構成の
みを示してある。送信ゲートウェイ100は次のような
部材から構成される(送信ゲートウェイ100および受
信ゲートウェイ111のハードウェア構成は同一でよい
ので、以下の説明は受信ゲートウェイ111にもあては
まる)。
【0021】符号101はNCUで、PSTN113と
のインターフェースを構成する。NCU101は、発着
信、不図示の付属電話機との回線交換などを制御する。
【0022】符号102はネットワークインターフェー
スで、イーサネット(商標名)などの通信方式によるも
のでIP網114と接続するために用いられる。
【0023】符号103はモデムで、G3通信に必要な
信号の変復調を行なう。モデム103はITU−T勧告
V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.1
7、V.34などに準拠した変復調方式をサポートし、
NCU101経由で送受信すべき送受信画像信号および
手順信号を変復調する。
【0024】符号104は圧縮伸長部で、MH、あるい
はMR、MMR方式などの圧縮伸長方式により画像デー
タの圧縮、伸長を行なう。カラー画像を取り扱う場合に
は圧縮伸長部104はJPEGなどJFIF規格に基く
圧縮伸長方式もサポートするものとする。また、後述の
メモリ106への画像データ蓄積時に上記と異なる圧縮
伸長方式を用いる場合にはその方式によるエンコード/
デコードないし上記の圧縮伸長方式との間の変換を行な
えるものとする。圧縮伸長部104は、後述のCPU1
07あるいは他のCPUのソフトウェアにより構成され
ていてもよい。
【0025】符号105はTCP(またはUDP)/I
Pスタックである。TCP(またはUDP)/IPコネ
クションは目的の通信相手(IPアドレスにより識別さ
れる)との間にソケット(ポート番号により識別され
る)単位で生成される。CPU107はこのソケットイ
ンターフェースを用いてIFPの送受信を行なう。TC
P(またはUDP)/IPスタック105は、CPU1
07側のデータ入出力に応じてネットワークインターフ
ェース102の入出力方式に応じたフォーマットでネッ
トワークインターフェース102との間のデータ入出力
を制御する。TCP(またはUDP)/IPスタック1
05は通常CPU107のソフトウェアにより構成され
る。
【0026】符号106はメモリで、半導体メモリ、あ
るいはさらにハードディスクなどから構成される。メモ
リ106はCPU107の処理に必要なワークエリアと
して用いられるとともに、後述の代行受信においてファ
クシミリ装置110から送信された画像データを蓄積す
るために用いられる画像メモリ領域を有する。
【0027】符号107はCPU(中央演算処理装置)
で、マイクロプロセッサなどにより構成され、後述の通
信制御を行なう。CPU107の通信制御手順はCPU
107の制御プログラムとしてROM107aに格納さ
れる。
【0028】図8および図9に通常の勧告T.38によ
るインターネットファクシミリ通信の様子を示す。図
8、図9において、符号110は画像を送信する送信側
ファクシミリ装置(ここでは発呼側)、112は受信側
ファクシミリ装置で、それぞれ図1のファクシミリ装置
110および112に相当する。
【0029】また、符号100は送信ゲートウェイ(エ
ミッティングゲートウェイ)、111は受信ゲートウェ
イ(レシービングゲートウェイ)で、図1の送信ゲート
ウェイ100および111にそれぞれ相当する。
【0030】送信側ファクシミリ装置110と送信ゲー
トウェイ100、および受信側ファクシミリ装置112
と受信ゲートウェイ111の間で送受信されるファクシ
ミリプロトコル信号(CED、CSI、DIS、TS
I、DCS、TCF…など)は、図示のように通常のG
3ファクシミリプロトコルのものと全く同様であり、こ
れらの信号は図8、図9の中央部に示されるようにIF
Pにしたがい、いわゆるT.38パケットに変換され、
TCP(あるいはUDP)パケット中にカプセル化して
交換される。図示のようにIFPにより中継されるG3
ファクシミリプロトコルは公知のものと全く同様であり
ここでは逐一詳細に説明しないが、前手順(DIS/D
CSの交換、トレーニングなど)、画像データ送受信
(Imagedataの送受信)、後手順(DCNによ
るPSTN113上の回線切断)から構成される。
【0031】T.38パケットは、TYPEおよびDA
TAの要素(図8、図9の中央部に「T30 IND:
Flags」などのように「TYPE:DATA」の形
式で示されている)から構成される。DATAの部分は
実際の信号の内容であるが、TYPEにはT30IND
(T30インジケータ)、信号の変調方式を示すT30
_DATA TYPE、DATAとして送信される信号
がHDLCフォーマットであることを示すためのHDL
C_XXXなどがある(T.38勧告7.2)。
【0032】図10は、勧告T.38のインターネット
ファクシミリプロトコルにおいて、何らかの理由で通信
が完結せずに中止された時の様子を示している。ここで
は、受信側ファクシミリ装置112がDCN(切断コマ
ンド)を用いるか、あるいは突然、回線(PSTN)を
切断した場合の動作が示されており、送信/受信ゲート
ウェイ100、111はこれに応じて双方の間のIPコ
ネクションを切断するとともに、送信ゲートウェイ10
0は送信側のファクシミリ装置110との間のPSTN
接続を断つ。
【0033】図10の手順は、勧告T.38の標準の動
作であり、このようなケースでは前述のように送信側の
ファクシミリ装置110の制御により再発呼を行なわな
ければならない問題がある。
【0034】一方、本発明では、送信ゲートウェイ10
0で図2に示すような通信制御を行なうことにより、受
信側のファクシミリ装置112が通信を中断した場合で
も図4および図5に示すように送信ゲートウェイで(あ
るいは図6および図7に示すように受信ゲートウェイ
で)画像データを蓄積受信(代行受信)する。
【0035】これにより、ゲートウェイを置きながらも
送信側のファクシミリ装置が再発呼を行なわなければな
らない、という従来の不合理な手続を排除し、送信側の
ファクシミリ装置に無駄なPSTN接続料金を発生させ
ることなくリアルタイムインターネットファクシミリ通
信を行なうことができる。以下、このゲートウェイの通
信制御につき順次説明する。
【0036】図2の手順は、図4および図5に示すよう
に送信ゲートウェイ100で画像データを蓄積受信(代
行受信)する場合、送信ゲートウェイ100が実行すべ
き制御手順を示している。図示の手順は送信ゲートウェ
イ100のCPU107の制御プログラムとしてROM
107aに格納される。
【0037】送信ゲートウェイ100におけるプロトコ
ル変換及びデータ中継動作は、概略次のようなものであ
る。すなわち、送信側ファクシミリ装置110よりT.
30手順により伝送される信号をNCU101を介して
受信し、この受信信号をモデム103で復変調し得られ
たMH、MR、MMRなどにより符号化された画像デー
タを圧縮伸張部104で必要に応じ1ラインずつ伸張し
再度MH、MR、MMRあるいは他の圧縮方式で符号化
して(あるいは受信した符号化データをそのまま)メモ
リ106に記憶する。そして、中継すべき画像データを
1フレームのバイト数毎に区切り、UDP及びTCP/
IPスタック105でUDPまたはTCP/IPのパケ
ットに変換した後、ネットワークインターフェース10
2、IP網114経由で受信ゲートウェイ111に送信
する。
【0038】この際、CPU107は、図2に示すよう
な制御手順を用いる。図2において、送信ゲートウェイ
100は既に前手順を実行済みで画像データの転送に既
に入っているものとする。この時、メモリ106のワー
クエリアには、初期値としてリアルタイムファクシミリ
通信処理を行なっていることを示すために、動作モード
フラグ=1、送信済みページカウンタS=0、受信済み
ページカウンタR=0、ページエンドフラグ=0のよう
に各種フラグをセットアップし、送信処理を開始する
(ステップS201)。これらのフラグはメモリ106
(の所定領域)などに割り当てられているものとする。
【0039】ステップS202では、メモリ106に送
信側ファクシミリ装置110より伝送される手順信号及
び、画像データが順次1ラインずつ記憶される動作が行
なわれる。T.30の手順によりMPS、EOP、EO
M等によりページ終了であることを検知するとページエ
ンドフラグを1にする。ページエンドフラグが1になる
と、受信済みページカウンタRに1を加算し、MPSに
より次ページがあることを検知すると、ページエンドフ
ラグを0にして次ページの処理を行なう。また、受信側
ファクシミリ装置112よりのMPSに対するMCFを
検知すると送信済みページカウンタに1を加算する。
【0040】ステップS202はステップS203およ
びS205とともにループを構成しており、ステップS
203で送信側ファクシミリ装置110からの送信処理
が終了したことを検知すると、ステップS204に移行
する。ステップS204では正常終了処理を行ない、ス
テップS211へ移行する(処理終了)。ステップS2
03〜S204〜S211と移行した場合は、図8およ
び図9に示した通常の勧告T.38のインターネットフ
ァクシミリプロトコルが実行される。
【0041】一方、ステップS205では、受信ゲート
ウェイ111から受信側ファクシミリ装置112と通信
不能である旨の通知を受けたかどうか調べ、通信不能が
起きていなければ、ステップS202に戻り転送処理を
続行する。受信ゲートウェイ111から受信側ファクシ
ミリ装置112との通信が不能との通知があれば、ステ
ップS206に移行する。その際リアルタイム処理を行
なっていることを示す動作モードフラグ=0に切り替
え、リアルタイムモードから蓄積転送モードに切り替え
る。
【0042】図3のように、受信側ファクシミリ装置1
12が回線を切断するなどして通信異常(通信不能)と
なる事態が生じ、ステップS205からステップS20
6に移行した場合は、ここで送信済みページカウンタS
の値が確定する。受信済みページカウンタRは、まだ送
信側ファクシミリ装置110からの送信が終了しないの
で確定しない(ステップS205)。以後は送信側ファ
クシミリ装置110からの受信処理のみを行ない、画像
データをメモリ106に蓄積する(ステップS20
6)。この時、受信側ファクシミリ装置の動作が介在し
ていないが、送信側ファクシミリ装置110に対して通
常のG3手順と同様にぺージ間手順(図3ではPPS−
Q、MCFなどの交換がこれにあたる)を実行し、送信
側ファクシミリ装置110から画像データを受信し、メ
モリ106に蓄積する。
【0043】ステップS207において、送信側ファク
シミリ装置110からの画像データ受信およびメモリ蓄
積処理がまだ終了していなければ、ステップS206に
戻る。送信側ファクシミリ装置110からの画像データ
受信およびメモリ蓄積処理が終了すれば、受信済みペー
ジカウンタRの値が確定し、ステップS208へ移行す
る。
【0044】ステップS208では送信側ファクシミリ
装置110からの受信処理が正常終了したかを判断し、
エラーの場合はエラー終了処理を行ない(ステップS2
09)、ステップS211へ移行する(処理終了)。
【0045】送信側ファクシミリ装置110からの画像
データ受信およびメモリ蓄積処理が終了すると、ステッ
プS210へ移行し、メモリ106に蓄積した画像デー
タをネットワークインターフェース102、IP網11
4経由でUDPまたはTCP/IPのパケットとして受
信ゲートウェイ111に伝送する。
【0046】図2は簡略化のためステップS208から
ステップS210に直接移行するように記載してある
が、ステップS210において送信ゲートウェイ100
がメモリ106に蓄積した画像データを送信する動作
は、従来のG3ファクシミリの再発呼で行なわれている
ように蓄積終了後、所定時間の遅延をおいて試行する、
あるいはさらに所定時間おきに数回試行するなどの方式
で行なう。このように遅延を介して蓄積した画像データ
の送信を行なうことにより、確実に画像データを転送で
きる。
【0047】なお、ステップS210において、この
時、メモリ106に蓄積した画像は送信済みページカウ
ンタS、受信済みページカウンタRを用いて転送が終わ
っていないページだけを送信しても良いし、全ページを
再送しても良い。
【0048】受信側ファクシミリ装置112へ正常に通
信が行なわれれば、送信側ファクシミリ装置110へ送
達通知を行なう。ある所定回数受信側ファクシミリ装置
112への送信を試みて、失敗に終われば、送信側ファ
クシミリ装置110へ不達通知を行なう。この送達通知
または不達通知は送信ゲートウェイ100が送信側ファ
クシミリ装置110にG3ファクシミリ画像を送信する
ことにより行なうようにしても良いし、その他適切な手
段(たとえば所定電話番号への合成音声データを送信し
たり、適当なEメールアドレスに電子メールを送信した
りすることにより通知する、など)で通知しても良い。
【0049】送信ゲートウェイ100で以上の制御を行
なった場合、通信の様子は図3、図4および図5に示す
ようになる。
【0050】図3に示すように、画像データ送信中に受
信側ファクシミリ装置112が回線を切断した場合で
も、送信ゲートウェイ100による上記のステップS2
06以降の処理により送信側ファクシミリ装置110か
らの画像受信およびメモリへの蓄積が続行され、送信側
ファクシミリ装置110との間のG3通信はそのまま正
常終了する。送信側ファクシミリ装置110と送信ゲー
トウェイ100との間の通信は、従来のG3通信と全く
同様である。つまり、受信側ファクシミリ装置112が
回線を切断しても、送信ゲートウェイ100が受信側フ
ァクシミリ装置112のG3通信動作を代行(エミュレ
ート)することにより、ファクシミリ通信が完遂され
る。
【0051】その後(先のステップS210に関連して
説明したようにたとえば数分後)、図4および図5に示
すようにして送信ゲートウェイ100に蓄積された画像
を受信ゲートウェイ111経由で受信側ファクシミリ装
置112に送信する。
【0052】この時の送信ゲートウェイ100〜受信ゲ
ートウェイ111間のIFPによる通信(IP網114
経由)、および受信ゲートウェイ111〜受信側ファク
シミリ装置112間の通信は、図8および図9と比較す
れば明らかなように、通常のT.38通信の場合と全く
同様である。すなわち、図4および図5においては、送
信側ファクシミリ装置110の動作が介在しないが、送
信ゲートウェイ100〜受信側ファクシミリ装置112
間の通信は、送信ゲートウェイ100の制御により通常
のT.38通信と全く同様に実行される。
【0053】以上のように、図2〜図5の通信制御を行
なうことにより、従来のように送信側ファクシミリ装置
がPSTNを経由して再度送信ゲートウェイに接続する
再送動作を行なう必要がなくなり、送信側ファクシミリ
装置における通信料金の増大を抑制することができる。
また、送信ゲートウェイで画像データが蓄積されるの
で、送信側ファクシミリ装置は送信画像データのメモリ
を解放でき、送信側ファクシミリ装置におけるメモリ残
量の低下が起こらない。
【0054】[第2の実施形態]以上では、送信ゲート
ウェイ100においてメモリ106に画像データを蓄積
することにより代行受信を行なうようにしているが、受
信ゲートウェイ111においてメモリ106に画像デー
タを蓄積する通信制御も考えられる。
【0055】このとき、送信ゲートウェイ100は、図
2のステップS210の画像送信を遅延して行なうこと
なく直ちに受信ゲートウェイ111にメモリ106に蓄
積した画像データを送信する。
【0056】この時の送信ゲートウェイ100〜受信ゲ
ートウェイ111の通信プロトコルは、図4、図5の場
合と同様に勧告T.38のIFPによって行なえばよい
が、必ずしも勧告T.38のIFPを利用する必要はな
い。すなわち、このケースでは送信ゲートウェイ100
〜受信ゲートウェイ111の通信を行なうだけでよく、
クライアント(送信側/受信側)ファクシミリのG3通
信のタイミングを保証する必要がないので、たとえばF
TPプロトコルなど、勧告T.38のIFPよりも効率
のよいプロトコルを用いることが考えられる。
【0057】受信ゲートウェイ111は、送信ゲートウ
ェイ100から受信した画像データをメモリ106に蓄
積する(前述のように受信ゲートウェイ111は送信ゲ
ートウェイ100と同様に構成されている)。
【0058】その後、図6、図7に示すように受信ゲー
トウェイ111が受信側ファクシミリ装置112を発呼
し、受信ゲートウェイ111〜受信側ファクシミリ装置
112の間でG3プロトコルによるファクシミリ通信を
行なって受信ゲートウェイ111が自己のメモリ106
に蓄積した画像データを受信側ファクシミリ装置112
に送信する。
【0059】図4、図5との比較から明らかなように図
6、図7の送受信処理は受信ゲートウェイ111〜受信
側ファクシミリ装置112の間のみで従来のG3通信と
全く同様に行なわれる。この時、受信側ファクシミリ装
置112が引き続き通信不能であるような場合は、前述
同様に受信ゲートウェイ111が(数分おきに数回など
の)再発呼処理を行なえばよい。
【0060】以上のようにして、本実施形態によって
も、従来のように送信側ファクシミリ装置がPSTNを
経由して再度送信ゲートウェイに接続する再送動作を行
なう必要がなくなり、送信側ファクシミリ装置における
通信料金の増大を抑制することができる。また、送信側
ファクシミリ装置のメモリ節約効果も前述の実施形態と
同様である。さらに、本実施形態によれば送信ゲートウ
ェイ100〜受信ゲートウェイ111の間で勧告T.3
8のIFP以外のより効率のよいデータ転送方式を利用
する余地があり、通信効率を増大できる可能性がある。
【0061】なお、送信/受信ゲートウェイ100/1
11のいずれにおいてメモリ106に画像データを蓄積
するか(第1実施形態と第2実施形態のいずれの蓄積方
式をとるか)は、送信ゲートウェイ100〜受信ゲート
ウェイ111でネゴシエーションを行なって決定しても
よい。たとえば、送信ゲートウェイ(または受信ゲート
ウェイ)のメモリ106に画像データを蓄積する方式を
デフォルトとし、送信ゲートウェイ(または受信ゲート
ウェイ)のメモリ残量が所定に満たない場合は、所定の
ネゴシエーションにより受信ゲートウェイ(または送信
ゲートウェイ)のメモリ106に画像データを蓄積する
よう制御を変更する。このようにして効率よく送信およ
び受信ゲートウェイの資源を利用して蓄積通信を行なう
ことができる。
【0062】なお、本実施形態において、送達通知また
は不達通知は受信ゲートウェイが送信ゲートウェイに何
らかの方法で通信結果を報知し、送信ゲートウェイが前
述の適当な方法(ファクシミリメッセージ、音声信号や
Eメールによる)で行なうか、受信ゲートウェイが直接
同様の方法で行なう。
【0063】上記のメモリ蓄積を送信ゲートウェイ、受
信ゲートウェイのいずれで行なうかのネゴシエーション
は、TCP(UDP)/IPを利用して容易に行なうこ
とができる。たとえば本来の受信ゲートウェイ〜送信ゲ
ートウェイ間のIFPポートの他に上記ネゴシエーショ
ンを行なうためのポート(ソケットインターフェース)
を開き、あらかじめ定めた適当な手順により上記の交渉
を行なう。このような構成によれば、勧告T.38のプ
ロトコルを変更する必要なしに送信ゲートウェイおよび
受信ゲートウェイによる効率のよいメモリ資源の共有が
可能となる。
【0064】[第3の実施形態]以上までに示した構成
では、受信側ファクシミリ装置がどのようなタイミング
で通信不能となったかは考慮していなかった。
【0065】たとえば、送信側ファクシミリ装置が受信
側ファクシミリ装置のDIS(デジタル識別信号)を取
得するまでに受信側ファクシミリ装置に異常が発生し、
通信不能となった場合は、受信側ファクシミリ装置のモ
デムの能力、解像度、記録紙サイズなどの受信能力が不
明のままとなる。
【0066】この状態では、送信ゲートウェイは、モデ
ムの能力、解像度、記録紙サイズなどの受信能力に関す
る条件を適当に選択(適当なDISを生成して送信側フ
ァクシミリ装置に送信しこれらの条件につきネゴシエー
ションする)して蓄積すべき画像データを送信側ファク
シミリ装置から受信せざるを得なくなる。これでは、送
信ゲートウェイ(または受信ゲートウェイ)に蓄積した
画像を受信側ファクシミリ装置に送信する場合に上記の
受信能力に関する条件に不整合が生じるおそれがある。
特に適当に条件設定を行なった場合には、受信側ファク
シミリ装置との間で解像度や記録紙サイズに関する条件
が不一致となり、必要であれば送信または受信ゲートウ
ェイで画像変換を行なわざるを得なくなり、記録画質が
低下したり、またそこで通信が不可能となってしまう可
能性がある。
【0067】そこで、本実施形態では、送信ファクシミ
リ装置が受信側ファクシミリ装置の受信能力に関する条
件を取得する前に通信不能となった場合ゲートウェイに
よる画像データ蓄積を行なわず、受信側ファクシミリ装
置の受信能力に関する条件を取得した後に通信不能とな
った場合はゲートウェイによる画像データ蓄積を行な
う。
【0068】具体的には、受信側ファクシミリ装置が通
信不能となったタイミングが受信側ファクシミリ装置の
DISを取得した前か後で第1もしくは第2の実施形態
の送信/受信ゲートウェイによる代行受信を行なうよう
切り換える。
【0069】たとえば、図2においてステップS205
とS206の間に「受信側ファクシミリ装置のDISを
取得済みか否か」を判定するステップを挿入し、「受信
側ファクシミリ装置のDISを取得済み」の場合はステ
ップS206の代行受信に進み、「受信側ファクシミリ
装置のDISを未取得」の場合はステップS209のエ
ラー処理に進むようにする。
【0070】本実施形態によれば、受信側ファクシミリ
装置のDISを取得していない場合のみ送信側ファクシ
ミリ装置は従来方式通り自己の制御で(送信ゲートウェ
イに対する)再発呼を行なうことになり、その場合はP
STNを経由して再度送信ゲートウェイに接続するの
で、通信料金の増大は抑えられないが、解像度や記録紙
サイズの不一致を生じることなく確実に受信側ファクシ
ミリ装置の能力に見合った画像データを送信し、受信側
ファクシミリ装置は品質の良い画像を取得できる。
【0071】本発明のゲートウェイはネットワークイン
ターフェースおよびPSTNインターフェースを有する
専用装置として、あるいは同様の通信インターフェース
を有するコンピュータシステムから構成することができ
る。本実施形態のゲートウェイ装置の制御プログラムは
オペレーティングシステムの一部を構成するドライバプ
ログラムやライブラリプログラムなどとしてあらかじめ
ROM107aに格納しておく他、他の任意のコンピュ
ータ読み取り可能な媒体を介してゲートウェイ装置に供
給することができる。また、本発明のゲートウェイは画
像入出力部(プリンタおよびスキャナなど)を有するI
FPパケットを直接送受信できるインターネットファク
シミリ装置(IAF:Internet Aware
Faxdevice)として構成されていてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ITU−T勧告T.38準拠のインターネッ
トファクシミリプロトコルを用いてPSTNに接続され
たファクシミリ装置とIP網に接続された相手ゲートウ
ェイとの間でファクシミリ通信を中継するファクシミリ
ゲートウェイ、ファクシミリゲートウェイの制御方法、
およびファクシミリゲートウェイの制御プログラムにお
いて、ファクシミリ通信の中継中、通信異常が生じた場
合、中継すべきファクシミリ画像データをメモリに蓄積
受信し、その後、蓄積受信した画像データを受信側ファ
クシミリ装置に送信する構成を採用しているので、従来
のように送信側ファクシミリ装置がPSTNを経由して
再度ファクシミリゲートウェイに接続する再送動作を行
なう必要がなくなり、送信側ファクシミリ装置における
通信料金の増大を抑制することができ、また、ファクシ
ミリゲートウェィで画像データが蓄積されるので、送信
側ファクシミリ装置は送信画像データのメモリを解放で
き、送信側ファクシミリ装置におけるメモリ残量の低下
を防止できる、という優れた効果がある。
【0073】さらに、本発明のファクシミリゲートウェ
イは、画像送信側のエミッティングゲートウェイとし
て、あるいは画像受信側のレシービングゲートウェイと
して動作することができる、という優れた効果がある。
【0074】また、蓄積受信した画像データを受信側フ
ァクシミリ装置に送信する動作を所定時間遅延させて行
なう構成によれば、確実に受信側ファクシミリ装置と接
続して画像データを転送できる、という優れた効果があ
る。
【0075】あるいはさらに、受信側ファクシミリ装置
の受信能力に関する条件を取得する前に通信異常が生じ
た場合、前記の画像データの蓄積受信を行なわず、受信
側ファクシミリ装置の受信能力に関する条件を取得した
後に通信異常が生じた場合、前記の画像データの蓄積受
信を行なう構成を採用することにより、解像度や記録紙
サイズの不一致を生じることなく確実に受信側ファクシ
ミリ装置の能力に見合った画像データを送信し、受信側
ファクシミリ装置は品質の良い画像を取得できる、とい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したファクシミリゲートウェイの
構成を示したブロック図である。
【図2】図1のファクシミリゲートウェイの通信制御手
順を示したフローチャート図である。
【図3】本発明のファクシミリゲートウェイによる通信
の様子(回線切断時のゲートウェイによる代行受信)を
示した説明図である。
【図4】本発明のファクシミリゲートウェイによる代行
受信データ送信制御を示した説明図である。
【図5】本発明のファクシミリゲートウェイによる代行
受信データ送信制御(図4の続き)を示した説明図であ
る。
【図6】本発明のファクシミリゲートウェイによる異な
る代行受信データ送信制御を示した説明図である。
【図7】本発明のファクシミリゲートウェイによる異な
る代行受信データ送信制御(図7の続き)を示した説明
図である。
【図8】勧告T.38によるリアルタイムインターネッ
トファクシミリ通信の様子を示した説明図である。
【図9】勧告T.38によるリアルタイムインターネッ
トファクシミリ通信の様子(図8の続き)を示した説明
図である。
【図10】勧告T.38によるリアルタイムインターネ
ットファクシミリ通信の様子(回線切断時)を示した説
明図である。
【符号の説明】
100 送信ゲートウェイ 101 NCU 102 ネットワークインターフェース 103 モデム 104 圧縮伸長部 105 TCP(UDP)/IPスタック 106 メモリ 107 CPU 110、112 ファクシミリ装置 111 受信ゲートウェイ 113 PSTN 114 IP網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉浦 吉雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三浦 滋夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉田 武弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤瀬 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 村田 幸雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA20 HA14 HB04 HC01 HC02 HD03 JT05 MB01 5K051 AA02 BB03 CC01 CC02 EE01 EE02 GG02 LL02 5K101 KK01 LL00 LL01 NN21 VV04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告T.38準拠のインター
    ネットファクシミリプロトコルを用いてPSTNに接続
    されたファクシミリ装置とIP網に接続された相手ゲー
    トウェイとの間でファクシミリ通信を中継するファクシ
    ミリゲートウェイにおいて、 ファクシミリ通信の中継中、通信異常が生じた場合、中
    継すべきファクシミリ画像データをメモリに蓄積受信
    し、その後、蓄積受信した画像データを受信側ファクシ
    ミリ装置に送信する制御手段を有することを特徴とする
    ファクシミリゲートウェイ。
  2. 【請求項2】 画像送信側のエミッティングゲートウェ
    イとして動作することを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァクシミリゲートウェイ。
  3. 【請求項3】 画像受信側のレシービングゲートウェイ
    として動作することを特徴とする請求項1に記載のファ
    クシミリゲートウェイ。
  4. 【請求項4】 蓄積受信した画像データを受信側ファク
    シミリ装置に送信する動作を所定時間遅延させて行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリゲート
    ウェイ。
  5. 【請求項5】 受信側ファクシミリ装置の受信能力に関
    する条件を取得する前に通信異常が生じた場合、前記の
    画像データの蓄積受信を行なわず、受信側ファクシミリ
    装置の受信能力に関する条件を取得した後に通信異常が
    生じた場合、前記の画像データの蓄積受信を行なうこと
    を特徴とする請求項1に記載のファクシミリゲートウェ
    イ。
  6. 【請求項6】 ITU−T勧告T.38準拠のインター
    ネットファクシミリプロトコルを用いてPSTNに接続
    されたファクシミリ装置とIP網に接続された相手ゲー
    トウェイとの間でファクシミリ通信を中継するファクシ
    ミリゲートウェイの制御方法において、 ファクシミリ通信の中継中、通信異常が生じた場合、中
    継すべきファクシミリ画像データをメモリに蓄積受信
    し、その後、蓄積受信した画像データを受信側ファクシ
    ミリ装置に送信する制御ステップを含むことを特徴とす
    るファクシミリゲートウェイの制御方法。
  7. 【請求項7】 ファクシミリゲートウェイのハードウェ
    アを画像送信側のエミッティングゲートウェイとして動
    作させるための制御ステップを含むことを特徴とする請
    求項6に記載のファクシミリゲートウェイの制御方法。
  8. 【請求項8】 ファクシミリゲートウェイのハードウェ
    アを画像受信側のレシービングゲートウェイとして動作
    させるための制御ステップを含むことを特徴とする請求
    項6に記載のファクシミリゲートウェイの制御方法。
  9. 【請求項9】 蓄積受信した画像データを受信側ファク
    シミリ装置に送信する動作を所定時間遅延させて行なう
    ための制御ステップを含むことを特徴とする請求項6に
    記載のファクシミリゲートウェイの制御方法。
  10. 【請求項10】 受信側ファクシミリ装置の受信能力に
    関する条件を取得する前に通信異常が生じた場合、前記
    の画像データの蓄積受信を行なわず、受信側ファクシミ
    リ装置の受信能力に関する条件を取得した後に通信異常
    が生じた場合、前記の画像データの蓄積受信を行なうた
    めの制御ステップを含むことを特徴とする請求項6に記
    載のファクシミリゲートウェイの制御方法。
  11. 【請求項11】 ITU−T勧告T.38準拠のインタ
    ーネットファクシミリプロトコルを用いてPSTNに接
    続されたファクシミリ装置とIP網に接続された相手ゲ
    ートウェイとの間でファクシミリ通信を中継するファク
    シミリゲートウェイの制御プログラムにおいて、 ファクシミリ通信の中継中、通信異常が生じた場合、中
    継すべきファクシミリ画像データをメモリに蓄積受信
    し、その後、蓄積受信した画像データを受信側ファクシ
    ミリ装置に送信する制御ステップを含むことを特徴とす
    るファクシミリゲートウェイの制御プログラム。
  12. 【請求項12】 ファクシミリゲートウェイのハードウ
    ェアを画像送信側のエミッティングゲートウェイとして
    動作させるための制御ステップを含むことを特徴とする
    請求項11に記載のファクシミリゲートウェイの制御プ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 ファクシミリゲートウェイのハードウ
    ェアを画像受信側のレシービングゲートウェイとして動
    作させるための制御ステップを含むことを特徴とする請
    求項11に記載のファクシミリゲートウェイの制御プロ
    グラム。
  14. 【請求項14】 蓄積受信した画像データを受信側ファ
    クシミリ装置に送信する動作を所定時間遅延させて行な
    うための制御ステップを含むことを特徴とする請求項1
    1に記載のファクシミリゲートウェイの制御プログラ
    ム。
  15. 【請求項15】 受信側ファクシミリ装置の受信能力に
    関する条件を取得する前に通信異常が生じた場合、前記
    の画像データの蓄積受信を行なわず、受信側ファクシミ
    リ装置の受信能力に関する条件を取得した後に通信異常
    が生じた場合、前記の画像データの蓄積受信を行なうた
    めの制御ステップを含むことを特徴とする請求項11に
    記載のファクシミリゲートウェイの制御プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7751091B2 (en) 2005-07-05 2010-07-06 Ricoh Company, Ltd. Communication terminal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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