JP2002111952A - ネットワークファクシミリ装置及びその制御方法、並びに、ネットワークファクシミリ通信システム - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置及びその制御方法、並びに、ネットワークファクシミリ通信システム

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JP2002111952A
JP2002111952A JP2000300161A JP2000300161A JP2002111952A JP 2002111952 A JP2002111952 A JP 2002111952A JP 2000300161 A JP2000300161 A JP 2000300161A JP 2000300161 A JP2000300161 A JP 2000300161A JP 2002111952 A JP2002111952 A JP 2002111952A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手先装置がパケット網直結型のネットワー
クファクシミリ装置でない場合でも、正常な通信を行う
ことができるパケット網直結型のネットワークファクシ
ミリ装置を提供すること。 【解決手段】 相手先装置から信号を受信してから信号
を送信するまでの待ち時間及び前記相手先装置に信号を
送信して信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先
装置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型
ネットワークファクシミリ装置である場合には、第1の
待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告
T.38準拠のパケット網直結型ネットワークファクシ
ミリ装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第
2の待ち時間に設定することをことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット網直結型
のネットワークファクシミリ装置及びその制御方法、並
びに、ネットワークファクシミリ通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】公衆回線網を介したG3ファクシミリ通
信は、端末間の能力交換及びリアルタイム性が保証され
る利点がある反面、通信時間に応じた通信料金が課金さ
れしまう欠点がある。一方、インターネット等のパケッ
ト網においては、電子メールによる通信がよく用いられ
る。しかし、電子メールによるネットワーク通信は、通
信料金が基本的に無料であるという利点がある反面、送
信側端末と受信側端末との間にメールサーバが介在し
て、送信側端末からメールサーバへの電子メールの送信
と、受信側端末のメールサーバからの自装置宛電子メー
ルの受信とが、互いに独立した動作となる、端末間の能
力交換及びリアルタイム性が保証されない。
【0003】そのため、例えば、送信側端末から電子メ
ールにより送信した文書データの形式(ファイル形式、
符号化形式、解像度等)に、受信側端末が未対応である
ために、送信側端末における文書データの電子メールに
よる送信は成功したのに、受信側端末において受信文書
データを正しく処理できず、結果的に文書データの送信
が失敗に終わってしまうという欠点があった。
【0004】そこで、公衆電話網を介したファクシミリ
通信の利点である端末間の能力交換及びリアルタイム性
と、ネットワークを介した通信の、通信料金がかからな
いという利点とを両立した通信形態として、1999年
4月に、パケット化したT.30信号をパケット網上で
やり取りするためのITU−T勧告T.38が制定され
た。
【0005】この勧告T.38に基づいた通信を行うこ
とにより、端末間のファクシミリ通信に関する能力交換
および通信のリアルタイム性が保証された通信をネット
ワーク上で行うことができるようになった。
【0006】勧告T.38に従うネットワーク端末
(T.38端末)には、ネットワーク直結型のIAF
(Internet Aware Fax)タイプと、専用線や公衆回線等
の電話網へリアルタイムに転送するGW(Gateway:ゲ
ートウェイ)タイプとの2種類が存在する。
【0007】IAFタイプの端末は、いわば、相手端末
(IAFまたはGW)との間でパケット化されたT.3
0信号をリアルタイムでやりとりして、自装置が相手端
末にとっての最終宛先として文書データを受信するネッ
トワークファクシミリ装置である。
【0008】一方、GWタイプの端末は、ネットワーク
を介して相手端末(IAFまたはGW)から受信したパ
ケットから抽出したT.30信号をモデム信号に変換し
て電話網を介して最終宛先となるG3ファクシミリ装置
へ転送し、また電話網を介して前記G3ファクシミリ装
置からモデム信号として受信したT.30信号をパケッ
ト化してネットワークを介して相手端末に転送すること
で、ネットワーク上のT.38端末と電話網上の従来型
のファクシミリ装置との間でのリアルタイム通信を可能
とするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】IAFタイプのT.3
8端末としてのネットワークファクシミリ装置は、パケ
ット網を介した相手先装置との間でパケット化された
T.30信号をやりとりするが、その相手先装置が、G
WタイプのT.38端末である場合に、その相手先装置
が、自機と同様のIAFタイプのT.38端末である場
合と同じタイミングでパケット化されたT.30信号を
送信または受信すると、送信信号が相手先装置から送信
されてくる信号と衝突したり、送信信号に対する応答し
て相手先装置から送信されてくる信号を時間内に受信で
きず再送が繰り返されてしまい、通信が中断されてしま
うという問題点があった。
【0010】それは、相手先のGWタイプのT.38端
末におけるT.30信号のパケットからモデム信号また
はモデム信号からパケットへの相互変換にある程度の時
間を要し、また、相手先のGWタイプのT.38端末と
電話網を介した従来型のファクシミリ装置との間のT.
30信号のモデム信号によりやりとりに要する時間が、
パケット網上でのパケットによりT.30信号のやりと
りに要する時間よりもずっと長いためである。
【0011】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、パケット網を介したリアルタイムネットワークフ
ァクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告T.3
8準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、相手先装
置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型の
ネットワークファクシミリ装置である場合と同様な正常
な通信を行うことができるネットワークファクシミリ装
置及びその制御方法、並びに、ネットワークファクシミ
リ通信システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のネット
ワークファクシミリ装置は、パケット網を介して相手先
装置との間でITU−T勧告T.38に基づいてパケッ
ト化されたT.30信号をやりとりしてリアルタイムネ
ットワークファクシミリ通信を行うパケット網直結型の
ネットワークファクシミリ装置において、前記相手先装
置からパケット化T.30信号を受信してからその受信
した信号に応じたパケット化T.30信号を送信するま
での待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケット化
T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット
化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手
先装置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結
型ネットワークファクシミリ装置である場合には、第1
の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告
T.38準拠のパケット網直結型ネットワークファクシ
ミリ装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第
2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手
先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その
受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定
された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパ
ケット化T.30信号を送信する一方、前記相手先装置
に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送
信した信号について前記待ち時間設定手段により設定さ
れた待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じ
たパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御
手段とを備えたことをことを特徴とする。
【0013】請求項2に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、パケット網を介して相手先装置との間でIT
U−T勧告T.38に基づいてパケット化されたT.3
0信号をやりとりしてリアルタイムネットワークファク
シミリ通信を行うパケット網直結型のネットワークファ
クシミリ装置において、前記相手先装置からパケット化
T.30信号を受信してからその受信した信号に応じた
パケット化T.30信号を送信するまでの待ち時間及
び、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を
送信してからその信号に応じたパケット化T.30信号
を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU
−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に
前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装
置との間でモデム信号化されたT.30信号をやりとり
するために生じる遅延を考慮した時間に設定する待ち時
間設定手段と、前記相手先装置からパケット化T.30
信号を受信すると、その受信した信号について前記待ち
時間設定手段により設定された待ち時間待った後、当該
受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信す
る一方、前記相手先装置に対してパケット化T.30信
号を送信した後、当該送信した信号について前記待ち時
間設定手段により設定された待ち時間が経過するまで、
当該送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受
信を待つ信号送受信制御手段とを備えたことをことを特
徴とする。
【0014】請求項3に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、前記待ち時間設定手
段は、前記相手先装置との間でやりとりされる各T.3
0信号ごとに前記待ち時間を設定することを特徴とす
る。
【0015】請求項4に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、前記待ち時間設定手
段は、前記待ち時間を送信時と受信時のそれぞれについ
て設定することを特徴とする。
【0016】請求項5に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、各相手先毎の待ち時
間を予め記憶した相手先別待ち時間設定テーブルを更に
備え、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間を、現在
通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テ
ーブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴
とする。
【0017】請求項6に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、前記待ち時間設定手
段は、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となっ
た場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長
めに設定変更することを特徴とする。
【0018】請求項7に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、前記待ち時間設定手
段は、パケット化されたディジタル送信命令信号DCS
を送信してから受信準備確認信号CFRを受信するまで
の待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.3
8準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置
が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号
化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、そ
れに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号化
された受信準備確認信号CFRを受信するために生じる
遅延を考慮した時間に設定するものであることを特徴と
する。
【0019】請求項8に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、前記待ち時間設定手
段は、前記相手先装置からパケット化されたディジタル
送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号C
FRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がI
TU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場
合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミ
リ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック信
号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間に
設定するものであることを特徴とする。
【0020】請求項9に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、切断命令信号DCN
を送信してから、前記パケット網を介した通信のセッシ
ョンをクローズするまでの待ち時間を、前記相手先装置
がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置であ
る場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファク
シミリ装置にモデム信号化された切断命令信号DCNを
送信するために要する時間を考慮した時間に設定する通
信クローズ待ち時間設定手段と、前記切断命令信号DC
Nを前記相手先装置に送信してから前記クローズ待ち時
間設定手段により設定された待ち時間待った後に、前記
相手先装置との間の通信のセッションをクローズする通
信クローズ制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0021】請求項10に記載のネットワークファクシ
ミリ装置、請求項1または2のいずれかに記載のネット
ワークファクシミリ装置において、前記待ち時間設定手
段は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受
信してからその受信した信号に応じたパケット化T.3
0信号を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置
に対してパケット化T.30信号を送信してからその信
号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待
ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準
拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装置
がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話
回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化され
たT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮
した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−T
勧告T.38準拠のパケット網直結型ネットワークファ
クシミリ装置である場合には、前記相手先装置がITU
−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に
前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装
置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりするた
めに生じる遅延を考慮しない時間に設定するものである
ことを特徴とする。
【0022】請求項11に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、パケット網を介して相手先装置
との間でITU−T勧告T.38に基づいてパケット化
されたT.30信号をやりとりしてリアルタイムネット
ワークファクシミリ通信を行うパケット網直結型のネッ
トワークファクシミリ装置の制御方法において、前記相
手先装置からパケット化T.30信号を受信してからそ
の受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信
するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケ
ット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパ
ケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前
記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のパケット
網直結型ネットワークファクシミリ装置である場合に
は、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU
−T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネットワーク
ファクシミリ装置でない場合には前記第1の待ち時間よ
り長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、
前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信する
と、その受信した信号について前記待ち時間設定手段に
より設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に
応じたパケット化T.30信号を送信する一方、前記相
手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した
後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段に
より設定された待ち時間が経過するまで、当該送信した
信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号
送受信制御手段とを備えたことをことを特徴とする。
【0023】請求項12に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、パケット網を介して相手先装置
との間でITU−T勧告T.38に基づいてパケット化
されたT.30信号をやりとりしてリアルタイムネット
ワークファクシミリ通信を行うパケット網直結型のネッ
トワークファクシミリ装置の制御方法において、前記相
手先装置からパケット化T.30信号を受信してからそ
の受信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信
するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケ
ット化T.30信号を送信してからその信号に応じたパ
ケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前
記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウ
ェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介し
てG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化された
T.30信号をやりとりするために生じる遅延を考慮し
た時間に設定する一方、前記相手先装置からパケット化
T.30信号を受信すると、その受信した信号について
前記設定された待ち時間待った後、当該受信した信号に
応じたパケット化T.30信号を送信する一方、前記相
手先装置に対してパケット化T.30信号を送信した
後、当該送信した信号について前記設定された待ち時間
が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化
T.30信号の受信を待つことを特徴とする。
【0024】請求項13に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、前記待ち時間を、前記相手先装置との間でやり
とりされる各T.30信号ごとに設定することを特徴と
する。
【0025】請求項14に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、前記待ち時間を、送信時と受信時のそれぞれに
ついて設定することを特徴とする。
【0026】請求項15に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相手先別
待ち時間設定テーブルを有し、前記待ち時間を、現在通
信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時間設定テー
ブルに記憶されている待ち時間に設定することを特徴と
する。
【0027】請求項16に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、前記相手先装置との間の通信途中に通信断とな
った場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも
長めに設定変更することを特徴とする。
【0028】請求項17に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、パケット化されたディジタル送信命令信号DC
Sを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するま
での待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.
38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装
置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信
号化されたトレーニングチェック信号TCFを送信し、
それに対して前記G3ファクシミリ装置からモデム信号
化された受信準備確認信号CFRを受信するために生じ
る遅延を考慮した時間に設定することを特徴とする。
【0029】請求項18に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、前記相手先装置からパケット化されたディジタ
ル送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号
CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手先装置が
ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である
場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシ
ミリ装置からモデム信号化されたトレーニングチェック
信号TCFを受信するために要する時間を考慮した時間
に設定することを特徴とする。
【0030】請求項19に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケ
ット網を介した通信のセッションをクローズするまでの
待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38
準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が
電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化
された切断命令信号DCNを送信するために要する時間
を考慮した時間に設定する一方、前記切断命令信号DC
Nを前記相手先装置に送信してから前記設定された、切
断命令信号DCNを送信してから、前記パケット網を介
した通信のセッションをクローズするまでの待ち時間待
った後に、前記相手先装置との間の通信のセッションを
クローズするこを特徴とする。
【0031】請求項20に記載のネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法は、請求項11または12のいずれ
かに記載のネットワークファクシミリ装置の制御方法に
おいて、前記相手先装置からパケット化T.30信号を
受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.
30信号を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装
置に対してパケット化T.30信号を送信してからその
信号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの
待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38
準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記相手先装
置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電
話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化さ
れたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考
慮した時間に設定する一方、前記相手先装置がITU−
T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネットワークフ
ァクシミリ装置である場合には、前記相手先装置がIT
U−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合
に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ
装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりする
ために生じる遅延を考慮しない時間に設定することを特
徴とする。
【0032】請求項21に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、相手先装置とパケット網直結型の
ネットワークファクシミリ装置とがパケット網を介して
ITU−T勧告T.38に基づいてパケット化された
T.30信号をやりとりしてリアルタイムネットワーク
ファクシミリ通信を行うネットワークファクシミリ通信
システムにおいて、前記ネットワークファクシミリ装置
は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信
してからその受信した信号に応じたパケット化T.30
信号を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に
対してパケット化T.30信号を送信してからその信号
に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち
時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
のパケット網直結型ネットワークファクシミリ装置であ
る場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置
がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネッ
トワークファクシミリ装置でない場合には前記第1の待
ち時間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定
手段と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を
受信すると、その受信した信号について前記待ち時間設
定手段により設定された待ち時間待った後、当該受信し
た信号に応じたパケット化T.30信号を送信する一
方、前記相手先装置に対してパケット化T.30信号を
送信した後、当該送信した信号について前記待ち時間設
定手段により設定された待ち時間が経過するまで、当該
送信した信号に応じたパケット化T.30信号の受信を
待つ信号送受信制御手段とを備えたことをことを特徴と
する。
【0033】請求項22に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、相手先装置とパケット網直結型の
ネットワークファクシミリ装置とがパケット網を介して
ITU−T勧告T.38に基づいてパケット化された
T.30信号をやりとりしてリアルタイムネットワーク
ファクシミリ通信を行うネットワークファクシミリ通信
システムにおいて、前記ネットワークファクシミリ装置
は、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信
してからその受信した信号に応じたパケット化T.30
信号を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に
対してパケット化T.30信号を送信してからその信号
に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち
時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話
回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号
化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延
を考慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相
手先装置からパケット化T.30信号を受信すると、そ
の受信した信号について前記待ち時間設定手段により設
定された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じた
パケット化T.30信号を送信する一方、前記相手先装
置に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該
送信した信号について前記待ち時間設定手段により設定
された待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応
じたパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制
御手段とを備えたことをことを特徴とする。
【0034】請求項23に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
に記載のネットワークファクシミリ通信システムにおい
て、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置との間で
やりとりされる各T.30信号ごとに前記待ち時間を設
定することを特徴とする。
【0035】請求項24に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
のいずれかに記載のネットワークファクシミリ通信シス
テムにおいて、前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間
を送信時と受信時のそれぞれについて設定することを特
徴とする。
【0036】請求項25に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
のいずれかに記載のネットワークファクシミリ通信シス
テムにおいて、各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相
手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時間
設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対
応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されて
いる待ち時間に設定することを特徴とする。
【0037】請求項26に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
のいずれかに記載のネットワークファクシミリ通信シス
テムにおいて、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装
置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち
時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更するこ
とを特徴とする。
【0038】請求項27に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
に記載のネットワークファクシミリ通信システムにおい
て、前記待ち時間設定手段は、パケット化されたディジ
タル送信命令信号DCSを送信してから受信準備確認信
号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置
がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置であ
る場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファク
シミリ装置にモデム信号化されたトレーニングチェック
信号TCFを送信し、それに対して前記G3ファクシミ
リ装置からモデム信号化された受信準備確認信号CFR
を受信するために生じる遅延を考慮した時間に設定する
ものであることを特徴とする。
【0039】請求項28に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
に記載のネットワークファクシミリ通信システムにおい
て、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケ
ット化されたディジタル送信命令信号DCSを受信して
から受信準備確認信号CFRを送信するまでの待ち時間
を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲ
ートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線
を介してG3ファクシミリ装置からモデム信号化された
トレーニングチェック信号TCFを受信するために要す
る時間を考慮した時間に設定するものであることを特徴
とする。
【0040】請求項29に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
に記載のネットワークファクシミリ通信システムにおい
て、前記ネットワークファクシミリ装置は、切断命令信
号DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信
のセッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相
手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ
装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG
3ファクシミリ装置にモデム信号化された切断命令信号
DCNを送信するために要する時間を考慮した時間に設
定する通信クローズ待ち時間設定手段と、前記切断命令
信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記クロー
ズ待ち時間設定手段により設定された待ち時間待った後
に、前記相手先装置との間の通信のセッションをクロー
ズする通信クローズ制御手段とを更に備えたことを特徴
とする。
【0041】請求項30に記載のネットワークファクシ
ミリ通信システムは、請求項21または22のいずれか
に記載のネットワークファクシミリ通信システムにおい
て、前記待ち時間設定手段は、前記相手先装置からパケ
ット化T.30信号を受信してからその受信した信号に
応じたパケット化T.30信号を送信するまでの待ち時
間及び、前記相手先装置に対してパケット化T.30信
号を送信してからその信号に応じたパケット化T.30
信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がI
TU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場
合には、前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合
に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ
装置とモデム信号化されたT.30信号をやりとりする
ために生じる遅延を考慮した時間に設定する一方、前記
相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網
直結型ネットワークファクシミリ装置である場合には、
前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲート
ウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介
してG3ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.3
0信号をやりとりするために生じる遅延を考慮しない時
間に設定するものであることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0043】先ず、図1に、本発明の実施の形態に係る
ネットワークファクシミリ装置(IAF)1を含むネッ
トワークファクシミリ通信システムの接続形態について
示す。
【0044】同図において、IAF1は、ITU−T勧
告T.38準拠のパケット網直結型のネットワークファ
クシミリ装置で、パケット網であるインターネット等の
IPネットワーク50を介して相手先装置との間でリア
ルタイムネットワークファクシミリ通信を行う。
【0045】IAF1とリアルタイムネットワークファ
クシミリ通信を行う相手先装置としては、IAF1と同
様のITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型の
ネットワークファクシミリ装置(IAF)30、また
は、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置と
がある。
【0046】ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェ
イ装置としては、専用の電話回線Lsを介してG3ファ
クシミリ装置40aと接続されるターミナルアダプタ
(TA)タイプのゲートウェイ装置であるTA20a
と、電話網60を介してG3ファクシミリ装置40bと
接続される通常のゲートウェイ装置であるGW20bと
の2つの形態があるが、IAF1からみれば、いずれ
も、ITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置と
みることができる。
【0047】図2にIAF1のブロック構成を示す。
【0048】同図において、IAF1は、システム制御
部2、ROM3、RAM4、受信バッファメモリ5、ス
キャナ6、プロッタ7、LANコントローラ8、及び、
システムバス9により構成されている。
【0049】システム制御部2は、ROM3に書き込ま
れた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域とし
て使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュ
ータである。
【0050】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。
【0051】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リである。
【0052】受信バッファメモリ5は、受信データを処
理完了までバッファリングするためのメモリである。
【0053】スキャナ6は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画像データを得るためのもので
ある。
【0054】プロッタ7は、受信した画像データを、そ
の線密度に応じて記録出力したり、スキャナ6で読み取
った文書データを、その線密度に応じて記録出力(コピ
ー動作)するためのものである。
【0055】LANコントローラ8は、IPネットワー
クに接続され、LANプロトコルを制御して、ネットワ
ークから受信したデータのデコード、またネットワーク
へ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレー
ムや受信フレームのバッファリングを行い、そのLAN
プロトコル上でシステム制御部2がTCP/IPプロト
コルを制御して、ITU−T勧告T.38に基づいたリ
アルタイムネットワーシステムバス9は、上記各部がデ
ータをやり取りするための信号ラインである。
【0056】図3に、図1に示すTA20aまたはGW
20bとなるゲートウェイ装置20のブロック構成につ
いて示す。
【0057】同図において、ゲートウェイ装置20は、
システム制御部21、RAM22、ROM23、受信バ
ッファメモリ24、LANコントローラ25、ファクス
モデム26、及び、システムバス27により構成されて
いる。
【0058】システム制御部21は、ROM23に書き
込まれた制御プログラムに従って、RAM22を作業領
域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコ
ンピュータである。
【0059】RAM22は、前述したようにシステム制
御部21の作業領域として使用されるランダムアクセス
メモリである。
【0060】ROM23は、前述したように、システム
制御部21が上記装置各部を制御するための制御プログ
ラムが記憶されているリードオンリメモリである。
【0061】受信バッファメモリ24は、受信データを
処理完了までバッファリングするためのメモリである。
【0062】LANコントローラ25は、IPネットワ
ークに接続され、LANプロトコルを制御して、ネット
ワークから受信したデータのデコード、またネットワー
クへ送信するデータのエンコードを行ったり、送信フレ
ームや受信フレームのバッファリングを行い、そのLA
Nプロトコル上でシステム制御部21がTCP/IPプ
ロトコルを制御して、ITU−T勧告T.38に基づい
たリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行える
ようにするためのものである。
【0063】ファクスモデム26は、G3ファクシミリ
モデムで、接続される電話回線に送信するデータを変調
する一方、網制御部13を介して電話網から受信した信
号を復調するものである。また、モデム12は、相手先
番号に対応するDTMF信号の送出も行う。また、ファ
クスモデム20は、網制御機能も備え、回線との接続制
御を行う。システムバス27は、上記各部がデータをや
り取りするための信号ラインである。
【0064】図4に、パケット網直結型のネットワーク
ファクシミリ装置(IAF)と電話回線に接続されたG
3ファクシミリ装置(図1におけるG3ファクシミリ装
置40a、40b等)が、ゲートウェイ装置(図1のT
A20a、GW20b等)を介して行うリアルタイムネ
ットワークファクシミリ通信のシーケンスについて示
す。
【0065】同図において、発信側のIAFがITU−
T勧告T.38に基づいた「SETUP」メッセージの
パケットをゲートウェイ装置に送信すると(フェーズF
1a)、そのSETUPメッセージを受信したゲートウ
ェイ装置は、「SETUP」メッセージ中の「destinat
ionAddress」により通知された宛先電話番号に電話回線
を介して発呼する(フェーズF1b)。
【0066】そのフェーズF1bに応答したG3FAX
はモデム信号により被呼局識別信号CEDを送出し、ゲ
ートウェイ装置が受信する(フェーズF3b)。そのゲ
ートウェイ装置は、モデム信号により受信した被呼局識
別信号CEDの内容をIPパケット化して発信元のIA
Fに送信する(フェーズF3a)。
【0067】同様に、G3FAXが送信したディジタル
識別信号DISがゲートウェイ装置を介してIAFに送
信される(フェーズF4b、F4a)。
【0068】フェーズF4aでディジタル識別信号DI
Sを受信したIAFは、ディジタル送信命令信号DCS
を送信し(フェーズF5a)、ゲートウェイ装置を介し
てG3FAXにより受信される(フェーズF5b)。フ
ェーズF4、F5のやりとりにより互いの通信パラメー
タが設定されると、IAFがトレーニングチェック信号
TCFを送信し(フェーズF6a)、ゲートウェイ装置
を介してG3FAXにより受信される(フェーズF7
b)。
【0069】なお、トレーニングチェック信号TCF
は、アナログ信号で情報をやりとりするモデムのトレー
ニングのための信号であるため、デジタルデータである
パケットにより情報がやりとりされるIPネットワーク
において、トレーニングチェック信号TCFを送信して
も実質的には意味がなく、フェーズF6aのTCFの送
信は省かれるケースがあり、本実施の形態に係るIAF
1も、フェーズF6aのTCFの送信は省く。しかし、
IAF1のIPネットワークを介したT.38準拠のリ
アルタイムネットワークファクシミリ通信の相手先装置
がゲートウェイ装置の場合、G3FAXとの電話回線を
介した通信が不可欠なため、フェーズF6bのTCFの
送信は省くことはできない。
【0070】G3FAXは、フェーズF6bにより受信
したトレーニング信号により画データ受信のための高速
モデムの調整をして、調整が完了すると受信準備確認信
号CFRを送信し(フェーズF7b)、ゲートウェイ装
置を介してIAFに送信される(フェーズF7a)。
【0071】フェーズF7aで受信準備確認信号CFR
を受信した発信元のIAFは、送信画像データをパケッ
ト化して送信し(フェーズF8a)、それを受信したゲ
ートウェイ装置が、パケット化された画像データをモデ
ム信号に変換してG3FAXに送信する(フェーズF8
b)。
【0072】発信元のIAFは、画像データの送信が終
了すると、手順終了信号EOPをゲートウェイ装置を介
してG3FAXに送信する(フェーズF9a、F9
b)。なお、フェーズF9aは、送信画像データに応じ
てマルチページ信号MPSやメッセージ終了信号EOM
となる場合もある。
【0073】一方、G3FAXは、メッセージ確認信号
MCFをゲートウェイ装置を介してIAFに送信する
(フェーズF10b、F10a)。
【0074】それを受けてIAFは、切断命令信号DC
Nをゲートウェイ装置を介してG3FAXに送信する
(フェーズF11a、F11b)。
【0075】更にIAFは、「Release complete」メッ
セージをゲートウェイ装置に送信して通信セッションを
クローズする(フェーズF12a)、それを受けてゲー
トウェイ装置は、G3FAXとの間の回線を切断する
(フェーズF12b)。
【0076】このような通信シーケンスにより、IAF
1がゲートウェイ装置を介してG3ファクシミリ装置と
の間でリアルタイムネットワークファクシミリ通信を行
える。
【0077】また、IAF1が直接相手先のIAFとリ
アルタイムネットワークファクシミリ通信を行う場合の
通信シーケンスは、図4の通信シーケンスにおけるIT
U−Tとゲートウェイ装置との間のシーケンスのみで、
ゲートウェイ装置とG3FAXとの間の電話回線を介し
たシステムバスは不要となる。
【0078】IAF1は、通信相手先がIAFであれ
ば、IPネットワークを介したパケットの交換速度程度
の高速な通信が可能で、フェーズF1aないしフェーズ
F12aの各信号のやりとりの際の待ち時間は全く不要
かまたは極短時間でよい。
【0079】しかし、通信相手先がIAFであることを
前提とした待ち時間で図4の通信シーケンスを実行した
のでは、もし通信相手先がゲートウェイ装置を介したG
3ファクシミリ装置となった場合に、ゲートウェイ装置
とG3ファクシミリ装置との間のT.30信号のやりと
りの際に生じる信号の遅れに対応できずに、通信エラー
となってしまうおそれがある。
【0080】IAF1におけるパケット化されたT.3
0信号の送受信に関する待ち時間としては2種類ある。
【0081】1つは、例えば、フェーズF9aで手順終
了信号EOPやマルチページ信号MPSやメッセージ終
了信号EOMを送信してから、それらの信号に対応する
応答信号であるメッセージ確認信号MCFの受信を待つ
際の待ち時間や、ディジタル送信命令信号DCSを送信
してから(TCFは送信されない)、その信号に対応す
る受信準備確認信号CFRの受信を待つ際の待ち時間で
ある。
【0082】もう1つは、例えば、IAF1が着信側と
なった場合に、ディジタル送信命令信号DCSを受信し
てから(TCFは受信されない)、受信準備確認信号C
FRを送信するまでに待つ時間である。
【0083】それらの2種類の待ち時間は、IAF1の
通信相手先がIAFであれば、ゼロか極時間でよいが、
IAF1の通信相手先がゲートウェイ装置の場合には、
そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間の
電話回線を介したモデム信号によるT.30信号のやり
とりにより生じる遅延を考慮しなければならない。
【0084】そのため、IAF1は、図4に示したシー
ケンスでリアルタイムネットワークファクシミリ通信
を、IPネットワークを介して、ゲートウェイ装置また
はIAFを相手先装置として行う場合におけるパケット
化T.30信号のやりとりの際に、以下説明する信号送
受信制御処理を行う。
【0085】先ず、IAF1がパケット化T.30信号
を送信してから、その送信した信号に応じたパケット化
T.30信号を受信する場合の制御処理手順について、
手順終了信号EOPを送信してから、その送信したEO
Pに応じた信号であるメッセージ確認信号MCFを受信
する場合を例に、図5を参照して説明する。
【0086】図5において、通信相手がIAFが否(ゲ
ートウェイ装置)かを判断する(判断101)。なお、
判断101における通信相手がIAFか否かの判断は、
図4のフェーズF4aのディジタル識別信号DISによ
り、自端末能力の1つとして、端末の種別がIAFか否
かの通知を受けたり、IAF1において、予め各通信相
手先のIPアドレスごとに端末種別を登録しておくこと
で、現在通信中の通信相手先装置の端末種別を特定する
こと等により行え、相手端末の種別の判断方法により本
発明は限定されるものではない。
【0087】さて、判断101において、通信相手がI
AFである場合には(判断101のYes)、タイマT
waitに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち
時間Wiafを設定して(処理102)、処理104に
移行する。
【0088】判断101において、通信相手がIAFで
はなくゲートウェイ装置である場合には(判断101の
No)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記
憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Wgwを加
算した値を設定して(処理103)、処理104に移行
する。
【0089】処理102、103における待ち時間Wi
afとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズ
F9aとF10aとによるIPネットワークを介したE
OPとMCFのやりとりだけを考慮した、ゼロまたは極
短時間が設定される。
【0090】また、処理103における待ち時間Wgw
としては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズF9
bとF10bとによる電話回線を介したEOPとMCF
のやりとりによる遅延を考慮した、つまり、少なくと
も、その遅延時間(例えば数百ミリ秒)以上の長さの時
間が設定される。もっとも、処理103において、タイ
マTwaitに設定する時間として、最初から(Wia
f+Wgw)に相当する時間を予めROM3に設定・記
憶しておいて、処理103でタイマTwaitに設定す
るようにしてもよいのはいうまでもない。
【0091】処理103または処理104により、通信
相手の端末種別に応じた時間をタイマTwaitに設定
した上で、図4のフェーズF9aに対応した手順終了信
号EOPを送信すると共に(処理104)、タイマTw
aitの計時を開始する(処理105)。
【0092】そして、メッセージ確認信号MCFを受信
するか、または、タイマTwaitがタイムアウトする
かを監視し(判断106のNo、判断107のNoのル
ープ)、メッセージ確認信号MCFを受信する前に、タ
イマTwaitがタイムアウトした場合には(判断10
7のYes)、処理104に戻って手順終了信号EOP
の再送信を行うが、タイマTwaitがタイムアウトす
る前に、メッセージ確認信号MCFを受信した場合には
(判断106のYes)、図4のフェーズ10a以降の
次の処理に移行する。
【0093】このように、手順終了信号EOPを送信し
てからメッセージ確認信号MCFを受信までの待ち時間
(タイマTwait)を、通信相手がゲートウェイ装置
で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシミリ装置との
間の手順終了信号EOP及びメッセージ確認信号MCF
のやりとりによる遅延が生じてしまう場合には、その遅
延分を考慮した長さに設定するようにしたため、判断1
07がYesとなって、手順終了信号EOPの再送信が
繰り返されて、結果的に通信エラーとなってしまうよう
なことがなくなる。
【0094】次に、IAF1がパケット化T.30信号
を送信してから、その送信した信号に応じたパケット化
T.30信号を受信する場合の制御処理手順について、
ディジタル送信命令信号DCSを送信してから、その送
信したディジタル送信命令信号DCSに応じた信号であ
る受信準備確認信号CFRを受信する場合を例に、図6
を参照して説明する。
【0095】図6において、通信相手がIAFが否(ゲ
ートウェイ装置)かを判断する(判断201)。
【0096】判断201において、通信相手がIAFで
ある場合には(判断201のYes)、タイマTwai
tに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間W
iafを設定して(処理202)、処理204に移行す
る。
【0097】判断201において、通信相手がIAFで
はなくゲートウェイ装置である場合には(判断201の
No)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記
憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Ttcfを
加算した値を設定して(処理203)、処理204に移
行する。
【0098】処理202、203における待ち時間Wi
afとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズ
F5aとF7aとによるIPネットワークを介したDC
S(フェーズF6aのTCFは省略される)とCFRの
やりとりだけを考慮した、ゼロまたは極短時間が設定さ
れる。
【0099】また、処理203における待ち時間待ち時
間Ttcfとしては、図4の通信シーケンスにおけるフ
ェーズF6bによる電話回線を介したトレーニングチェ
ック信号TCFの送信に要する遅延を考慮した、つま
り、少なくとも、その遅延時間(例えば約1500ミリ
秒)以上の長さの時間が設定される。もっとも、処理2
03において、タイマTwaitに設定する時間とし
て、最初から(Wiaf+Ttcf)に相当する時間を
予めROM3に設定・記憶しておいて、処理203でタ
イマTwaitに設定するようにしてもよいのはいうま
でもない。
【0100】処理203または処理204により、通信
相手の端末種別に応じた時間をタイマTwaitに設定
した上で、図4のフェーズF5aに対応したディジタル
送信命令信号DCSを送信すると共に(処理204)、
タイマTwaitの計時を開始する(処理205)。
【0101】そして、受信準備確認信号CFRを受信す
るか、または、タイマTwaitがタイムアウトするか
を監視し(判断206のNo、判断207のNoのルー
プ)、受信準備確認信号CFRを受信する前に、タイマ
Twaitがタイムアウトした場合には(判断207の
Yes)、処理204に戻ってディジタル送信命令信号
DCSの再送信を行うが、タイマTwaitがタイムア
ウトする前に、受信準備確認信号CFRを受信した場合
には(判断206のYes)、図4のフェーズ8a以降
の次の処理に移行する。
【0102】このように、ディジタル送信命令信号DC
Sを送信してから受信準備確認信号CFRを受信するま
での待ち時間(タイマTwait)を、通信相手がゲー
トウェイ装置で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシ
ミリ装置との間のトレーニングチェック信号TCFの送
信による遅延が生じてしまう場合には、その遅延分を考
慮した長さに設定するようにしたため、判断207がY
esとなって、ディジタル送信命令信号DCSの再送信
が繰り返されて、結果的に通信エラーとなってしまうよ
うなことがなくなる。
【0103】次に、IAF1がパケット化T.30信号
を受信してから、その受信した信号に応じたパケット化
T.30信号を送信する場合の制御処理手順について、
IAF1がゲートウェイ装置またはIAFを相手先装置
として着信側となる場合に、ディジタル送信命令信号D
CSを受信してから、その受信したディジタル送信命令
信号DCSに応じた信号である受信準備確認信号CFR
を送信する場合を例に、図7を参照して説明する。
【0104】図7において、ディジタル送信命令信号D
CSの受信を監視し(判断301のNoのループ)、デ
ィジタル送信命令信号DCSを受信すると(判断301
のYes)、通信相手がIAFが否(ゲートウェイ装
置)かを判断する(判断302)。
【0105】判断302において、通信相手がIAFで
ある場合には(判断302のYes)、タイマTwai
tに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間W
iafを設定して(処理303)、処理305に移行す
る。
【0106】判断302において、通信相手がIAFで
はなくゲートウェイ装置である場合には(判断302の
No)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記
憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Ttcfを
加算した値を設定して(処理304)、処理305に移
行する。
【0107】処理303、304における待ち時間Wi
afとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズ
F5aとF7aとによるIPネットワークを介したDC
S(フェーズF6aのTCFは省略される)とCFRの
やりとり(ただしこの場合DCSの受信及びCFRの送
信はIAF1が行う)だけを考慮した、ゼロまたは極短
時間が設定される。
【0108】また、処理304における待ち時間待ち時
間Ttcfとしては、図4の通信シーケンスにおけるフ
ェーズF6bに相当する、電話回線を介したトレーニン
グチェック信号TCFの送信(この場合G3ファクシミ
リ装置からゲートウェイ装置に送信)に要する遅延を考
慮した、つまり、少なくとも、その遅延時間(例えば約
1500ミリ秒)以上の長さの時間が設定される。もっ
とも、処理304において、タイマTwaitに設定す
る時間として、最初から(Wiaf+Ttcf)に相当
する時間を予めROM3に設定・記憶しておいて、処理
304でタイマTwaitに設定するようにしてもよい
のはいうまでもない。
【0109】そして、処理303または処理304によ
り、通信相手の端末種別に応じた時間をタイマTwai
tに設定した上で、タイマTwaitの計時を開始する
(処理305)。
【0110】そして、タイマTwaitがタイムアウト
するまで待ち(判断306のNoのループ)、タイマT
waitがタイムアウトすると(判断306のYe
s)、受信準備確認信号CFRを送信し(処理30
7)、次の処理に移行する。
【0111】このように、ディジタル送信命令信号DC
Sを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するま
での待ち時間(タイマTwait)を、通信相手がゲー
トウェイ装置で、そのゲートウェイ装置とG3ファクシ
ミリ装置との間のトレーニングチェック信号TCFの送
信による遅延が生じてしまう場合には、その遅延分を考
慮した長さに設定するようにしたため、処理307で送
信するCFRと、発信元のG3ファクシミリ装置からの
TCFが衝突してしまうことがなく、通信エラーの発生
を防止することができる。
【0112】次に、IAF1が図4に示した通信シーケ
ンスのリアルタイムファクシミリ通信の終了時にフェー
ズF11aで切断命令信号DCNを送信してから、「Re
lease complete」メッセージを送信して通信セッション
のクローズを行う場合の制御処理手順について、図8を
参照して説明する。
【0113】図8において、先ず、通信相手がIAFが
否(ゲートウェイ装置)かを判断する(判断401)。
【0114】判断401において、通信相手がIAFで
ある場合には(判断401のYes)、タイマTwai
tに、予めROM3に設定・記憶していた、待ち時間W
iafを設定して(処理402)、処理404に移行す
る。
【0115】判断401において、通信相手がIAFで
はなくゲートウェイ装置である場合には(判断401の
No)、タイマTwaitに、予めROM3に設定・記
憶していた、待ち時間Wiafに、待ち時間Tdcnを
加算した値を設定して(処理403)、処理404に移
行する。
【0116】処理402、403における待ち時間Wi
afとしては、図4の通信シーケンスにおけるフェーズ
F11a及びF12aのIPネットワークを介した切断
命令信号DCN及び「Release complete」メッセージの
送信だけを考慮した、ゼロまたは極短時間が設定され
る。
【0117】また、処理403における待ち時間待ち時
間Tdcnとしては、図4の通信シーケンスにおけるフ
ェーズF11bに相当する、電話回線を介した切断命令
信号DCNの送信(ゲートウェイ装置からG3ファクシ
ミリ装置)に要する遅延を考慮した、つまり、少なくと
も、その遅延時間以上の長さの時間が設定される。もっ
とも、処理403において、タイマTwaitに設定す
る時間として、最初から(Wiaf+Tdcn)に相当
する時間を予めROM3に設定・記憶しておいて、処理
403でタイマTwaitに設定するようにしてもよい
のはいうまでもない。
【0118】そして、処理402または処理403によ
り、通信相手の端末種別に応じた時間をタイマTwai
tに設定した上で、切断命令信号DCNを送信すると共
に(処理404)、タイマTwaitの計時を開始する
(処理405)。
【0119】そして、タイマTwaitがタイムアウト
するまで待ち(判断406のNoのループ)、タイマT
waitがタイムアウトすると(判断406のYe
s)、「Release complete」メッセージを送信して通信
セッションをクローズする。
【0120】このように、切断命令信号DCNを送信し
てから「Release complete」メッセージを送信して通信
セッションをクローズするまでの待ち時間(タイマTw
ait)を、通信相手がゲートウェイ装置で、そのゲー
トウェイ装置とG3ファクシミリ装置との間の切断命令
信号DCNの送信による遅延が生じてしまう場合には、
その遅延分を考慮した長さに設定するようにしたため、
相手先のゲートウェイ装置が図4のフェーズF11bの
切断命令信号DCNを送出中なのに、IAF1が処理4
04に対応する図4のフェーズF12aの「Release co
mplete」メッセージを送信してしてしまって、相手先の
ゲートウェイ装置が「Release complete」メッセージを
正常に認識できないような自体が生じることがなく、通
信エラーの発生を防止することができる。
【0121】なお、パケット化T.30信号を送信して
から、対応するパケット化T.30信号を受信するまで
の待ち時間や、パケット化T.30信号を受信してか
ら、対応するパケット化T.30信号を送信するまでの
待ち時間は、各T.30信号ごとに個別に、各T.30
信号について最適な待ち時間に設定して、無駄な待ち時
間を少なくするようにできるのはいうまでもない。ま
た、それらの待ち時間を、送信時と受信時のそれぞれに
ついて最適な待ち時間に設定して、無駄な待ち時間を少
なくするようにできるのはいうまでもない。また、各相
手先(IPアドレス)別の最適な待ち時間を予め相手先
別の待ち時間設定テーブルとして記憶しておき、現在通
信中の相手先に当該テーブルにおいて対応して記憶され
た待ち時間を設定するようにすることも考えられ、その
場合、通信エラーの発生防止や、無駄な待ち時間を少な
くすることができる。また、相手先装置との間の通信途
中に通信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの
設定時間よりも長めに設定変更するようにすることも考
えられ、その場合、実際の通信状況に適応的に対応して
最適な待ち時間の設定ができるようになり、以後の通信
における通信エラーの発生を防止することができると同
時に、無駄な待ち時間を少なくすることができるように
なる。
【0122】以上説明したように本実施の形態により、
通信相手先装置がゲートウェイ装置となる場合でも、通
信相手先装置がパケット網直結型のネットワークファク
シミリ装置である場合と同様な、パケット化されたT.
30信号の受信ミスや送信ミスが生じない正常な通信が
できるようになる。
【0123】
【発明の効果】請求項1、11または21に係る発明に
よれば、前記相手先装置からパケット化T.30信号を
受信してからその受信した信号に応じたパケット化T.
30信号を送信するまでの待ち時間や、前記相手先装置
に対してパケット化T.30信号を送信してからその信
号に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待
ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準
拠のパケット網直結型ネットワークファクシミリ装置で
ある場合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装
置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネ
ットワークファクシミリ装置でない場合には前記第1の
待ち時間より長い第2の待ち時間に設定するようにした
ため、前記相手先装置が、ITU−T勧告T.38準拠
のネットワークファクシミリ装置である場合はいうまで
もなく、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
のネットワークファクシミリ装置でない場合でも、前記
相手先装置に送信したパケット化T.30信号が前記相
手先装置から送信されてくるパケット化T.30信号と
衝突したり、前記相手先装置がら送信されてくるパケッ
ト化T.30信号を待ち足らずに受信できず、通信が切
断されてしまうようなことがなくなり、パケット網を介
したリアルタイムネットワークファクシミリ通信の相手
先装置が、ITU−T勧告T.38準拠のネットワーク
ファクシミリ装置でない場合でも、相手先装置がITU
−T勧告T.38準拠のネットワークファクシミリ装置
である場合と同様な正常な通信を行うことが可能となる
効果が得られる。
【0124】請求項2、12または22に係る発明によ
れば、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受
信してからその受信した信号に応じたパケット化T.3
0信号を送信するまでの待ち時間や、前記相手先装置に
対してパケット化T.30信号を送信してからその信号
に応じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち
時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話
回線を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号
化されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延
を考慮した時間に設定するようにしたため、前記相手先
装置が、ITU−T勧告T.38準拠のネットワークフ
ァクシミリ装置である場合はいうまでもなく、前記相手
先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装
置となった場合でも、前記相手先装置に送信したパケッ
ト化T.30信号が前記相手先装置から送信されてくる
パケット化T.30信号と衝突したり、前記相手先装置
がら送信されてくるパケット化T.30信号を待ち足ら
ずに受信できず、通信が切断されてしまうようなことが
なくなり、パケット網を介したリアルタイムネットワー
クファクシミリ通信の相手先装置が、ITU−T勧告
T.38準拠のゲートウェイ装置となった場合でも、相
手先装置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直
結型のネットワークファクシミリ装置である場合と同様
な正常な通信を行うことが可能となる効果が得られる。
【0125】請求項3、13または23に係る発明によ
れば、前記待ち時間を各T.30信号ごとに設定するよ
うにしたため、各T.30信号について最適な待ち時間
にすることができ、無駄な待ち時間を少なくすることが
可能となる効果が得られる。
【0126】請求項4、14または24に係る発明によ
れば、前記待ち時間を送信時と受信時のそれぞれについ
て設定するようにしたため、送信時または受信時のそれ
ぞれに最適な待ち時間にすることができ、無駄な待ち時
間を少なくすることが可能となる効果が得られる。
【0127】請求項5、15または25に係る発明によ
れば、前記待ち時間を相手先毎に設定するようにしたた
め、各相手先に最適な待ち時間にすることができ、通信
エラーの発生防止や、無駄な待ち時間を少なくすること
が可能となる効果が得られる。
【0128】請求項6、16または26に係る発明によ
れば、前記相手先装置との間の通信途中に通信断となっ
た場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時間よりも長
めに設定変更するようにしたため、以後の通信における
通信エラーの発生を防止することができると同時に、無
駄な待ち時間を少なくすることが可能となる効果が得ら
れる。
【0129】請求項7、17または27に係る発明によ
れば、前記相手先装置にパケット化されたディジタル送
信命令信号DCSを送信後にパケット化された受信準備
確認信号CFRを前記相手先装置から受信するまで待つ
際の待ち時間を、本来電話回線を介したファクシミリ通
信におけるモデムの調整の為の信号で、モデム調整の不
要な、パケット網を介したリアルタイムファクシミリ通
信では必須ではないトレーニングチェック信号TCF及
び受信準備確認信号CFRのやりとりが、前記相手先装
置がゲートウェイ装置であるために、前記相手先装置と
G3ファクシミリ装置との間で電話回線を介して行われ
るのに要する時間を加算して設定するようにしたため、
前記相手先装置がゲートウェイ装置である場合でも、前
記相手先装置からのパケット化された受信準備確認信号
CFRを確実に受信して正常な通信を行うことが可能と
なる効果が得られる。
【0130】請求項8、18または28に係る発明によ
れば、前記相手先装置からパケット化されたディジタル
送信命令信号DCSを受信してから受信準備確認信号C
FRを送信するまでの待ち時間を、本来電話回線を介し
たファクシミリ通信におけるモデムの調整の為の信号
で、モデム調整の不要な、パケット網を介したリアルタ
イムファクシミリ通信では必須ではないトレーニングチ
ェック信号TCFの送信が、前記相手先装置がゲートウ
ェイ装置であるために、前記相手先装置とG3ファクシ
ミリ装置との間で電話回線を介して行われるのに要する
時間を加算して設定するようにしたため、送信した受信
準備確認信号CFRが送信されてくるトレーニングチェ
ック信号TCFと衝突することなく、相手先に届き、正
常な通信が行うことが可能なる効果が得られる。
【0131】請求項9、19または29に係る発明によ
れば、前記相手先装置にパケット化された切断命令信号
DCNを送信してから、前記パケット網を介した通信の
セッションをクローズするまでの待ち時間を、前記相手
先装置がゲートウェイ装置であるために、前記相手先装
置とG3ファクシミリ装置との間で電話回線を介して行
われるの切断命令信号DCNの送信に要する時間を加算
して設定するようにしたため、前記相手先装置がゲート
ウェイ装置である場合でも、前記相手先装置との間の通
信セッションのクローズを確実に行うことが可能となる
効果が得られる。
【0132】請求項10、20または30に係る発明に
よれば、実際に通信を行う前記相手先装置が前記ゲート
ウェイ装置である場合には、電話回線を介したT.30
信号のやりとりにより生じる遅延を加算した前記待ち時
間や待ち時間を設定するが、実際に通信を行う前記相手
先装置が、パケット網直結型のネットワークファクシミ
リ装置である場合には、そのような遅延を加算しないず
っと短時間の前記待ち時間及や待ち時間を設定するよう
にしたため、パケット網を介したリアルタイムネットワ
ークファクシミリ通信の相手先装置が、前記ゲートウェ
イ装置となった場合でも、相手先装置がパケット網直結
型のネットワークファクシミリ装置である場合と同様な
正常な通信を行うことが可能となるばかりでなく、前記
相手先装置がパケット網直結型のネットワークファクシ
ミリ装置である場合には不要な遅延のない通信を行うこ
とが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置を含むネットワークファクシミリ通信システ
ムの接続形態について示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置(IAF)のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るゲートウェイ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図4】パケット網直結型のネットワークファクシミリ
装置(IAF)と電話回線に接続されたG3ファクシミ
リ装置とが、ゲートウェイ装置を介して行うリアルタイ
ムネットワークファクシミリ通信のシーケンスについて
示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置におけるEOP送信・MCF受信処理手順に
ついて示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置におけるDCS送信・CFR受信処理手順に
ついて示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置におけるDCS受信・CFR送信処理手順に
ついて示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置におけるDCN送信・セッションクローズ処
理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワークファクシミリ装置(IAF) 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 受信バッファメモリ 6 スキャナ 7 プロッタ 8 LANコントローラ 9 システムバス 20 ゲートウェイ装置 20a ターミナルアダプタ装置(TA) 20b ゲートウェイ装置(GW) 21 システム制御部 22 RAM 23 ROM 24 受信バッファメモリ 25 LANコントローラ 26 ファクスモデム 27 システムバス 30 ネットワークファクシミリ装置(IAF) 40a、40b G3ファクシミリ装置 50 IPネットワーク 60 電話網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 H04L 11/20 101C 102Z

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット網を介して相手先装置との間で
    ITU−T勧告T.38に基づいてパケット化された
    T.30信号をやりとりしてリアルタイムネットワーク
    ファクシミリ通信を行うパケット網直結型のネットワー
    クファクシミリ装置において、 前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信して
    からその受信した信号に応じたパケット化T.30信号
    を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に対し
    てパケット化T.30信号を送信してからその信号に応
    じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間
    を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のパ
    ケット網直結型ネットワークファクシミリ装置である場
    合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がI
    TU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネットワ
    ークファクシミリ装置でない場合には前記第1の待ち時
    間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段
    と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信
    すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手
    段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信
    号に応じたパケット化T.30信号を送信する一方、前
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信し
    た後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段
    により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信し
    た信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信
    号送受信制御手段とを備えたことをことを特徴とするネ
    ットワークファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 パケット網を介して相手先装置との間で
    ITU−T勧告T.38に基づいてパケット化された
    T.30信号をやりとりしてリアルタイムネットワーク
    ファクシミリ通信を行うパケット網直結型のネットワー
    クファクシミリ装置において、 前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信して
    からその受信した信号に応じたパケット化T.30信号
    を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に対し
    てパケット化T.30信号を送信してからその信号に応
    じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間
    を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲ
    ートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線
    を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化さ
    れたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考
    慮した時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手先
    装置からパケット化T.30信号を受信すると、その受
    信した信号について前記待ち時間設定手段により設定さ
    れた待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパケ
    ット化T.30信号を送信する一方、前記相手先装置に
    対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送信
    した信号について前記待ち時間設定手段により設定され
    た待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じた
    パケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手
    段とを備えたことをことを特徴とするネットワークファ
    クシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装
    置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに前記待
    ち時間を設定することを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記待ち時間設定手段は、前記待ち時間
    を送信時と受信時のそれぞれについて設定することを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載のネットワ
    ークファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 各相手先毎の待ち時間を予め記憶した相
    手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時間
    設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に対
    応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶されて
    いる待ち時間に設定することを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装
    置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待ち
    時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更するこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のネ
    ットワークファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記待ち時間設定手段は、パケット化さ
    れたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受信
    準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前記
    相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェ
    イ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介して
    G3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニン
    グチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G3
    ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確認
    信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時間
    に設定するものであることを特徴とする請求項1または
    2のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先装
    置からパケット化されたディジタル送信命令信号DCS
    を受信してから受信準備確認信号CFRを送信するまで
    の待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.3
    8準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置
    が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム信
    号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信する
    ために要する時間を考慮した時間に設定するものである
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    ネットワークファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 切断命令信号DCNを送信してから、前
    記パケット網を介した通信のセッションをクローズする
    までの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告
    T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手
    先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデ
    ム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要
    する時間を考慮した時間に設定する通信クローズ待ち時
    間設定手段と、前記切断命令信号DCNを前記相手先装
    置に送信してから前記クローズ待ち時間設定手段により
    設定された待ち時間待った後に、前記相手先装置との間
    の通信のセッションをクローズする通信クローズ制御手
    段とを更に備えたことを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先
    装置からパケット化T.30信号を受信してからその受
    信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する
    までの待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケット
    化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケッ
    ト化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相
    手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ
    装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装
    置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3
    ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号を
    やりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定す
    る一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
    のパケット網直結型ネットワークファクシミリ装置であ
    る場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38
    準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が
    電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化
    されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を
    考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする
    請求項1または2のいずれかに記載のネットワークファ
    クシミリ装置。
  11. 【請求項11】 パケット網を介して相手先装置との間
    でITU−T勧告T.38に基づいてパケット化された
    T.30信号をやりとりしてリアルタイムネットワーク
    ファクシミリ通信を行うパケット網直結型のネットワー
    クファクシミリ装置の制御方法において、 前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信して
    からその受信した信号に応じたパケット化T.30信号
    を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に対し
    てパケット化T.30信号を送信してからその信号に応
    じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間
    を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のパ
    ケット網直結型ネットワークファクシミリ装置である場
    合には、第1の待ち時間に設定し、前記相手先装置がI
    TU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネットワ
    ークファクシミリ装置でない場合には前記第1の待ち時
    間より長い第2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段
    と、前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信
    すると、その受信した信号について前記待ち時間設定手
    段により設定された待ち時間待った後、当該受信した信
    号に応じたパケット化T.30信号を送信する一方、前
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信し
    た後、当該送信した信号について前記待ち時間設定手段
    により設定された待ち時間が経過するまで、当該送信し
    た信号に応じたパケット化T.30信号の受信を待つ信
    号送受信制御手段とを備えたことをことを特徴とするネ
    ットワークファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 パケット網を介して相手先装置との間
    でITU−T勧告T.38に基づいてパケット化された
    T.30信号をやりとりしてリアルタイムネットワーク
    ファクシミリ通信を行うパケット網直結型のネットワー
    クファクシミリ装置の制御方法において、 前記相手先装置からパケット化T.30信号を受信して
    からその受信した信号に応じたパケット化T.30信号
    を送信するまでの待ち時間及び、前記相手先装置に対し
    てパケット化T.30信号を送信してからその信号に応
    じたパケット化T.30信号を受信するまでの待ち時間
    を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲ
    ートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線
    を介してG3ファクシミリ装置との間でモデム信号化さ
    れたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を考
    慮した時間に設定する一方、前記相手先装置からパケッ
    ト化T.30信号を受信すると、その受信した信号につ
    いて前記設定された待ち時間待った後、当該受信した信
    号に応じたパケット化T.30信号を送信する一方、前
    記相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信し
    た後、当該送信した信号について前記設定された待ち時
    間が経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット
    化T.30信号の受信を待つことを特徴とするネットワ
    ークファクシミリ装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記待ち時間を、前記相手先装置との
    間でやりとりされる各T.30信号ごとに設定すること
    を特徴とする請求項11または12のいずれかに記載の
    ネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記待ち時間を、送信時と受信時のそ
    れぞれについて設定することを特徴とする請求項11ま
    たは12のいずれかに記載のネットワークファクシミリ
    装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 各相手先毎の待ち時間を予め記憶した
    相手先別待ち時間設定テーブルを有し、前記待ち時間
    を、現在通信中の相手先に対応して前記相手先別待ち時
    間設定テーブルに記憶されている待ち時間に設定するこ
    とを特徴とする請求項11または12のいずれかに記載
    のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記相手先装置との間の通信途中に通
    信断となった場合に、前記待ち時間をそれまでの設定時
    間よりも長めに設定変更することを特徴とする請求項1
    1または12のいずれかに記載のネットワークファクシ
    ミリ装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 パケット化されたディジタル送信命令
    信号DCSを送信してから受信準備確認信号CFRを受
    信するまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T
    勧告T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記
    相手先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置に
    モデム信号化されたトレーニングチェック信号TCFを
    送信し、それに対して前記G3ファクシミリ装置からモ
    デム信号化された受信準備確認信号CFRを受信するた
    めに生じる遅延を考慮した時間に設定することを特徴と
    する請求項11または12のいずれかに記載のネットワ
    ークファクシミリ装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記相手先装置からパケット化された
    ディジタル送信命令信号DCSを受信してから受信準備
    確認信号CFRを送信するまでの待ち時間を、前記相手
    先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装
    置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3
    ファクシミリ装置からモデム信号化されたトレーニング
    チェック信号TCFを受信するために要する時間を考慮
    した時間に設定することを特徴とする請求項11または
    12のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装置
    の制御方法。
  19. 【請求項19】 切断命令信号DCNを送信してから、
    前記パケット網を介した通信のセッションをクローズす
    るまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告
    T.38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手
    先装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置にモデ
    ム信号化された切断命令信号DCNを送信するために要
    する時間を考慮した時間に設定する一方、前記切断命令
    信号DCNを前記相手先装置に送信してから前記設定さ
    れた、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケッ
    ト網を介した通信のセッションをクローズするまでの待
    ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセッ
    ションをクローズするこを特徴とする請求項11または
    12のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装置
    の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記相手先装置からパケット化T.3
    0信号を受信してからその受信した信号に応じたパケッ
    ト化T.30信号を送信するまでの待ち時間及び、前記
    相手先装置に対してパケット化T.30信号を送信して
    からその信号に応じたパケット化T.30信号を受信す
    るまでの待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告
    T.38準拠のゲートウェイ装置である場合には、前記
    相手先装置がゲートウェイ装置である場合に前記相手先
    装置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム
    信号化されたT.30信号をやりとりするために生じる
    遅延を考慮した時間に設定する一方、前記相手先装置が
    ITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結型ネット
    ワークファクシミリ装置である場合には、前記相手先装
    置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装置で
    ある場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3ファ
    クシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号をやり
    とりするために生じる遅延を考慮しない時間に設定する
    ことを特徴とする請求項11または12のいずれかに記
    載のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 相手先装置とパケット網直結型のネッ
    トワークファクシミリ装置とがパケット網を介してIT
    U−T勧告T.38に基づいてパケット化されたT.3
    0信号をやりとりしてリアルタイムネットワークファク
    シミリ通信を行うネットワークファクシミリ通信システ
    ムにおいて、 前記ネットワークファクシミリ装置は、前記相手先装置
    からパケット化T.30信号を受信してからその受信し
    た信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまで
    の待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケット化
    T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット
    化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手
    先装置がITU−T勧告T.38準拠のパケット網直結
    型ネットワークファクシミリ装置である場合には、第1
    の待ち時間に設定し、前記相手先装置がITU−T勧告
    T.38準拠のパケット網直結型ネットワークファクシ
    ミリ装置でない場合には前記第1の待ち時間より長い第
    2の待ち時間に設定する待ち時間設定手段と、前記相手
    先装置からパケット化T.30信号を受信すると、その
    受信した信号について前記待ち時間設定手段により設定
    された待ち時間待った後、当該受信した信号に応じたパ
    ケット化T.30信号を送信する一方、前記相手先装置
    に対してパケット化T.30信号を送信した後、当該送
    信した信号について前記待ち時間設定手段により設定さ
    れた待ち時間が経過するまで、当該送信した信号に応じ
    たパケット化T.30信号の受信を待つ信号送受信制御
    手段とを備えたことをことを特徴とするネットワークフ
    ァクシミリ装置。
  22. 【請求項22】 相手先装置とパケット網直結型のネッ
    トワークファクシミリ装置とがパケット網を介してIT
    U−T勧告T.38に基づいてパケット化されたT.3
    0信号をやりとりしてリアルタイムネットワークファク
    シミリ通信を行うネットワークファクシミリ通信システ
    ムにおいて、 前記ネットワークファクシミリ装置は、前記相手先装置
    からパケット化T.30信号を受信してからその受信し
    た信号に応じたパケット化T.30信号を送信するまで
    の待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケット化
    T.30信号を送信してからその信号に応じたパケット
    化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相手
    先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ装
    置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3
    ファクシミリ装置との間でモデム信号化されたT.30
    信号をやりとりするために生じる遅延を考慮した時間に
    設定する待ち時間設定手段と、前記相手先装置からパケ
    ット化T.30信号を受信すると、その受信した信号に
    ついて前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間
    待った後、当該受信した信号に応じたパケット化T.3
    0信号を送信する一方、前記相手先装置に対してパケッ
    ト化T.30信号を送信した後、当該送信した信号につ
    いて前記待ち時間設定手段により設定された待ち時間が
    経過するまで、当該送信した信号に応じたパケット化
    T.30信号の受信を待つ信号送受信制御手段とを備え
    たことをことを特徴とするネットワークファクシミリ通
    信システム。
  23. 【請求項23】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先
    装置との間でやりとりされる各T.30信号ごとに前記
    待ち時間を設定することを特徴とする請求項21または
    22のいずれかに記載のネットワークファクシミリ通信
    システム。
  24. 【請求項24】 前記待ち時間設定手段は、前記待ち時
    間を送信時と受信時のそれぞれについて設定することを
    特徴とする請求項21または22のいずれかのいずれか
    に記載のネットワークファクシミリ通信システム。
  25. 【請求項25】 各相手先毎の待ち時間を予め記憶した
    相手先別待ち時間設定テーブルを更に備え、前記待ち時
    間設定手段は、前記待ち時間を、現在通信中の相手先に
    対応して前記相手先別待ち時間設定テーブルに記憶され
    ている待ち時間に設定することを特徴とする請求項21
    または22のいずれかのいずれかに記載のネットワーク
    ファクシミリ通信システム。
  26. 【請求項26】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先
    装置との間の通信途中に通信断となった場合に、前記待
    ち時間をそれまでの設定時間よりも長めに設定変更する
    ことを特徴とする請求項21または22のいずれかのい
    ずれかに記載のネットワークファクシミリ通信システ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記待ち時間設定手段は、パケット化
    されたディジタル送信命令信号DCSを送信してから受
    信準備確認信号CFRを受信するまでの待ち時間を、前
    記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウ
    ェイ装置である場合に前記相手先装置が電話回線を介し
    てG3ファクシミリ装置にモデム信号化されたトレーニ
    ングチェック信号TCFを送信し、それに対して前記G
    3ファクシミリ装置からモデム信号化された受信準備確
    認信号CFRを受信するために生じる遅延を考慮した時
    間に設定するものであることを特徴とする請求項21ま
    たは22のいずれかに記載のネットワークファクシミリ
    通信システム。
  28. 【請求項28】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先
    装置からパケット化されたディジタル送信命令信号DC
    Sを受信してから受信準備確認信号CFRを送信するま
    での待ち時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.
    38準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装
    置が電話回線を介してG3ファクシミリ装置からモデム
    信号化されたトレーニングチェック信号TCFを受信す
    るために要する時間を考慮した時間に設定するものであ
    ることを特徴とする請求項21または22のいずれかに
    記載のネットワークファクシミリ通信システム。
  29. 【請求項29】 前記ネットワークファクシミリ装置
    は、切断命令信号DCNを送信してから、前記パケット
    網を介した通信のセッションをクローズするまでの待ち
    時間を、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
    のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が電話
    回線を介してG3ファクシミリ装置にモデム信号化され
    た切断命令信号DCNを送信するために要する時間を考
    慮した時間に設定する通信クローズ待ち時間設定手段
    と、前記切断命令信号DCNを前記相手先装置に送信し
    てから前記クローズ待ち時間設定手段により設定された
    待ち時間待った後に、前記相手先装置との間の通信のセ
    ッションをクローズする通信クローズ制御手段とを更に
    備えたことを特徴とする請求項21または22のいずれ
    かに記載のネットワークファクシミリ通信システム。
  30. 【請求項30】 前記待ち時間設定手段は、前記相手先
    装置からパケット化T.30信号を受信してからその受
    信した信号に応じたパケット化T.30信号を送信する
    までの待ち時間及び、前記相手先装置に対してパケット
    化T.30信号を送信してからその信号に応じたパケッ
    ト化T.30信号を受信するまでの待ち時間を、前記相
    手先装置がITU−T勧告T.38準拠のゲートウェイ
    装置である場合には、前記相手先装置がゲートウェイ装
    置である場合に前記相手先装置が電話回線を介してG3
    ファクシミリ装置とモデム信号化されたT.30信号を
    やりとりするために生じる遅延を考慮した時間に設定す
    る一方、前記相手先装置がITU−T勧告T.38準拠
    のパケット網直結型ネットワークファクシミリ装置であ
    る場合には、前記相手先装置がITU−T勧告T.38
    準拠のゲートウェイ装置である場合に前記相手先装置が
    電話回線を介してG3ファクシミリ装置とモデム信号化
    されたT.30信号をやりとりするために生じる遅延を
    考慮しない時間に設定するものであることを特徴とする
    請求項21または22のいずれかに記載のネットワーク
    ファクシミリ通信システム。
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