JP3856589B2 - 燃焼設備 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃焼設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に燃焼設備は、燃焼炉(焼却炉やガス化溶融炉など)の下手側に所定数の各種の排ガス処理装置を設けるとともに、所定数の排ガス処理装置の下手側に、燃焼ガスを誘引する誘引通風機を設けて構成してある。
【0003】
そして前記排ガス処理装置は、排ガス処理部と、この排ガス処理部に対するバイパス管路とを設け、排ガスを排ガス処理部に通す排ガス処理状態と、バイパス管路に通す排ガス非処理状態とに切り換える切り換え機構を設け、排ガス処理部の上手側の排ガスの状態、例えば排ガスの温度や圧力を検出する排ガス状態検出手段を設け、その検出結果に基づいて切り換え機構を制御する切り換え機構制御手段を設けて、前記温度や圧力が設定範囲外になったことを排ガス状態検出手段が検出すると、切り換え機構制御手段による切り換え機構の切り換え制御で排ガス非処理状態に設定可能に構成してある。
【0004】
これにより、設定範囲外の温度や圧力の排ガスが排ガス処理部に入り込むことに起因する排ガス処理部の故障等を回避している。
【0005】
なお、排ガス処理装置を複数設けてある場合は、全ての排ガス処理装置が排ガス非処理状態になることもあれば、そのうちの所定数の排ガス処理装置だけが排ガス非処理状態になることもある。
【0006】
ところで、上記の燃焼設備では誘引通風機で燃焼ガスを誘引して、炉内から誘引通風機までの間を誘引通風機側ほど大きな負圧にしている。
【0007】
このような圧力分布状態になる構造において、バイパス管路等を単なる排ガス流通路に形成しただけでは、排ガスがバイパス管路を流通する排ガス非処理状態になったときに圧力損失がなくなって、バイパス管路やこれに連なる管路内の負圧が急激に増大するとともに炉内の負圧が急激に増大し、バイパス管路等を形成するダクトが凹まされそうになったり、燃焼状態が不安定になったりするという問題がある。
【0008】
そこで、排ガス非処理状態に切り換えられたときに、排ガス処理部側の管路に設けた油圧駆動式の炉圧制御ダンパを所定の開度になるよう閉じ作動させ、誘引通風機の回転数を低下させて、バイパス管路等内の負圧を小さくしているが、炉圧制御ダンパや誘引通風機が所定の開度・回転数になるまでに時間がかかることから、排ガス非処理状態に切り換えた当初にバイパス管路等に大きな負圧がかかることや、炉内の負圧が大きくなることを回避できない。
【0009】
前記炉圧制御ダンパや誘引通風機を、上記の作動を急速に行う構造に構成することも考えられるが、この種の燃焼設備でそのように構成することは、炉圧制御ダンパが炉内圧力の制御を目的にして構成されていることや、誘引通風機の可動部の慣性が大きいこと等から困難である。
【0010】
以上の点に鑑みて、従来では、排ガス非処理状態での前記ダクトの凹みや損傷を回避できるように、ダクトをかなり強固な構造に構成し、さらに、バイパス管路に連なる管路に挿入する排ガス分析計等も強固な構造に構成してあった。
【0011】
また、排ガス非処理状態に切り換えた当初の燃焼状態の不安定化は回避できず、炉圧制御ダンパの開度の制御や誘引通風機の回転数の制御で燃焼状態が安定するまで時間をかけて待つしかなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によれば、バイパス管路等を形成するダクトや排ガス分析計をかなり強固な構造に構成してあったために製作コストが高くなっていた。
【0013】
そして、排ガス非処理状態に切り換えた当初の燃焼状態の不安定化を回避できなかったために、例えばボイラ発電設備の発電効率が低下する等の種々の問題が生じていた。
【0014】
本発明の目的は、バイパス管路等や排ガス分析計等を過度に強固な構造に構成する必要がなくなるようにして製作コストの低廉化を図るとともに、燃焼炉の燃焼状態の不安定化を抑制して、燃焼状態の不安定化に起因する不具合(例えばボイラ発電設備の発電効率が低下する不具合)を回避することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0016】
[構成]
燃焼炉の下手側に所定数の各種の排ガス処理装置を設けるとともに、前記所定数の排ガス処理装置の下手側に、燃焼ガスを誘引する誘引通風機を設け、前記排ガス処理装置は、排ガス処理部と、この排ガス処理部に対するバイパス管路とを設け、排ガスを前記排ガス処理部に通す排ガス処理状態と、前記バイパス管路に通す排ガス非処理状態とに切り換える切り換え機構を設け、前記排ガス処理部の上手側の排ガスの状態を検出する排ガス状態検出手段を設け、その検出結果に基づいて前記切り換え機構を制御する切り換え機構制御手段を設けて、排ガスが前記排ガス処理部に対応する所定外の状態になったことを前記排ガス状態検出手段が検出すると、前記切り換え機構制御手段による前記切り換え機構の切り換え制御で前記排ガス非処理状態に設定可能に構成し、前記バイパス管路内で排ガスに流通抵抗を与える排ガス流通抵抗機構を、その流通抵抗の大きさを変更調節可能に設けてある。
【0017】
[作用]
[イ]排ガスの温度や圧力などが排ガス処理装置の排ガス処理部に対して設定範囲内にあるときは排ガス処理状態に設定し、排ガスを排ガス処理部に通して処理する。
【0018】
そして排ガスが、前記排ガス処理部に対応する所定外の状態になったこと、例えば排ガスの温度や圧力が設定範囲外になったことを排ガス状態検出手段が検出すると、切り換え機構制御手段による切り換え機構の制御で排ガス非処理状態に設定し、排ガスをバイパス管路に通す。
【0019】
これにより、設定範囲外の温度や圧力の排ガスが排ガス処理部に入り込むことに起因する排ガス処理部の故障等を回避することができる。
【0020】
なお、排ガス処理装置を複数設けてある場合は、全ての排ガス処理装置が排ガス非処理状態になることもあれば、いくつかの排ガス処理装置だけが排ガス非処理状態になることもある。
【0021】
[ロ]ところで、この種の燃焼設備では誘引通風機で燃焼ガスを誘引して、炉内から誘引通風機までの間を誘引通風機側ほど大きな負圧にしている。
【0022】
このような圧力分布状態になる構造において、バイパス管路等を単なる排ガス流通路に形成しただけでは、排ガスがバイパス管路を流通する排ガス非処理状態になったときに前記圧力損失がなくなって、バイパス管路やこれに連なる管路内の負圧が急激に増大するとともに炉内の負圧が急激に増大し、バイパス管路等を形成するダクトが凹まされそうになったり、燃焼状態が不安定になったりするという問題がある。
【0023】
これに対して、請求項1の構成では前記排ガス流通抵抗機構を設けてあるから、バイパス管路内で排ガスの圧力損失を生じさせることができ、これにより、バイパス管路等内の負圧が急激に増大するのを抑制できるとともに、炉内の負圧が急激に増大するのを抑制することができる。
【0024】
その結果、バイパス管路等を形成するダクトや排ガス分析計等を過度に強固な構造に構成する必要がなくなり、さらに、燃焼炉の燃焼状態の不安定化も抑制することができる。
【0025】
[ハ]排ガス非処理状態で誘引通風機を停止させた場合、その停止の後も、煙突側が排ガスを引っ張って煙突から排出させようとする煙突効果があるが、上記のように、排ガス非処理状態で誘引通風機を停止させた場合は、流通抵抗機構による排ガスの流通抵抗を小さく又はほぼゼロにすることで、煙突効果を妨げることがなくなる。
【0026】
[効果]
従って、バイパス管路等や排ガス分析計等を過度に強固な構造に構成する必要がなくなって、製作コストの低廉化を図ることができ、さらに、燃焼状態の不安定化を抑制することができて、燃焼状態の不安定化に起因する不具合(例えばボイラ発電設備の発電効率が低下する不具合)を回避することができ、排ガス非処理状態で誘引通風機が停止しても煙突効果を妨げることがなくなって、バイパス管路内及びその上手側に排ガスが充満する不具合を回避することができた。
【0027】
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0028】
[構成]
請求項1による発明の構成において、前記排ガス流通抵抗機構は前記バイパス管路にダンパを設けて構成し、前記排ガス処理部での排ガスの圧力損失を検出する圧力損失検出手段を設け、その検出結果に基づいて、前記バイパス管路側のダンパの開度を変更調節制御するバイパス管路側ダンパ制御手段を設け、前記バイパス管路側ダンパ制御手段は、前記バイパス管路側のダンパの開度を、前記圧力損失検出手段の検出結果に対応した開度に設定するよう構成して、前記排ガス非処理状態に切り換わったときに、前記バイパス管路での排ガスの圧力損失が、前記排ガス非処理状態への切り換え前における前記排ガス処理部での排ガスの圧力損失と同一又はほぼ同一の値になるように構成してある。
【0029】
[作用]
[ニ]請求項1の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0030】
バイパス管路側ダンパ制御手段はバイパス管路側のダンパを制御して、バイパス管路側のダンパの開度を、圧力損失検出手段の検出結果に対応した開度に設定する。
【0031】
排ガス非処理状態に切り換わると、上記のように開度を設定されたバイパス管路側のダンパにより、バイパス管路での排ガスの圧力損失が、排ガス非処理状態への切り換え前における排ガス処理部での排ガスの圧力損失と同一又はほぼ同一の値になる。
【0032】
これにより、排ガス非処理状態において、排ガス処理部及びバイパス管路の入口側から誘引通風機側にわたる排ガスの圧力分布状態を、排ガス処理状態での圧力分布状態と同様な分布状態に、より正確に設定することができる。
【0033】
[効果]
従って、請求項1の構成による効果と同様の効果をより得やすくなった。
【0034】
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0035】
[構成]
燃焼炉の下手側に所定数の各種の排ガス処理装置を設けるとともに、前記所定数の排ガス処理装置の下手側に、燃焼ガスを誘引する誘引通風機を設け、前記誘引通風機に対して排ガスを通す状態と遮断する状態とに切り換える誘引通風機入口側ダンパを設け、前記排ガス処理装置は、排ガス処理部と、この排ガス処理部に対するバイパス管路とを設け、排ガスを前記排ガス処理部に通す排ガス処理状態と、前記バイパス管路に通す排ガス非処理状態とに切り換える切り換え機構を設け、前記排ガス処理部の上手側の排ガスの状態を検出する排ガス状態検出手段を設け、その検出結果に基づいて前記切り換え機構を制御する切り換え機構制御手段を設けて、排ガスが前記排ガス処理部に対応する所定外の状態になったことを前記排ガス状態検出手段が検出すると、前記切り換え機構制御手段による前記切り換え機構の切り換え制御で前記排ガス非処理状態に設定可能に構成し、前記誘引通風機入口側ダンパは、前記排ガス非処理状態側への切り換えに伴って、所定の開度になる状態に急速に閉じ側に作動可能に構成してある。
【0036】
[作用]
[ホ]請求項3の構成によれば、請求項1の構成による前記作用[イ]と同様の作用を奏することができる。
【0037】
誘引通風機入口側ダンパは、設備の立ち上がり時に誘引通風機に対して排ガスを遮断する状態に設定し、設備の立ち上がり後に排ガスを通す状態に設定する。
【0038】
これにより、立ち上がり当初の燃焼用空気の吸い込み過ぎを回避できて、設備を円滑に立ち上げることができる。
【0039】
[ヘ]ところで、この種の燃焼設備では誘引通風機で燃焼ガスを誘引して、炉内から誘引通風機までの間を誘引通風機側ほど大きな負圧にしている。
【0040】
このような圧力分布状態になる構造において、バイパス管路等を単なる排ガス流通路に形成しただけでは、排ガスがバイパス管路を流通する排ガス非処理状態になったときに前記圧力損失がなくなって、バイパス管路やこれに連なる管路内の負圧が急激に増大するとともに炉内の負圧が急激に増大し、バイパス管路等を形成するダクトが凹まされそうになったり、燃焼状態が不安定になったりするという問題がある。
【0041】
これに対して請求項3の構成では、誘引通風機入口側ダンパは、排ガス非処理状態側への切り換えに伴って、所定の開度になる状態に急速に閉じ側に作動させることができるから、誘引通風機入口側ダンパで排ガスの圧力損失を生じさせることができ、これにより、バイパス管路等内の負圧が急激に増大するのを抑制できるとともに、炉内の負圧が急激に増大するのを抑制することができる。
【0042】
その結果、バイパス管路等を形成するダクトや排ガス分析計等を過度に強固な構造に構成する必要がなくなり、さらに、燃焼炉の燃焼状態の不安定化も抑制することができる。
【0043】
[ト]上記のように排ガス非処理状態で誘引通風機を停止させた場合は、誘引通風機入口側ダンパを開放(例えば全開)することで、請求項1の構成による前記作用[ハ]と同様の作用を奏することができる。
【0044】
[チ]誘引通風機入口側ダンパは既設のものを改造して上記のように構成することができるから、例えば、排ガスに圧力損失を生じさせるためのダンパを新たに設ける場合に比べると、安価に製作することができる。
【0045】
[効果]
従って、バイパス管路等や排ガス分析計等を過度に強固な構造に構成する必要がなくなるとともに、排ガスの圧力損失を生じさせる機構を安価に製作することができて(上記作用[チ])、製作コストの低廉化を図ることができ、さらに、燃焼状態の不安定化を抑制することができて、燃焼状態の不安定化に起因する不具合(例えばボイラ発電設備の発電効率が低下する不具合)を回避することができ、排ガス非処理状態で誘引通風機が停止しても煙突効果を妨げることがなくなって、バイパス管路内及びその上手側に排ガスが充満する不具合を回避することができた。
【0046】
請求項4による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0047】
[構成]
請求項3による発明の構成において、前記誘引通風機入口側ダンパを制御する誘引通風機入口側ダンパ制御手段を設け、この誘引通風機入口側ダンパ制御手段は、前記誘引通風機入口側ダンパに前記排ガス非処理状態で排ガスの圧力損失を生じさせた後、その誘引通風機入口側ダンパを徐々に開き側に復帰作動させるよう構成してある。
【0048】
[作用]
[ル]請求項3の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0049】
誘引通風機入口側ダンパ制御手段は、排ガス非処理状態で誘引通風機入口側ダンパにより排ガスの圧力損失を生じさせた後、誘引通風機入口側ダンパを徐々に開き側に復帰作動させるから、燃焼炉の炉内圧力の大きな変動を抑制できる。
【0050】
[効果]
従って、請求項3の構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、燃焼炉の燃焼状態をより安定化させることができて、燃焼状態の不安定化に起因する不具合(例えばボイラ発電設備の発電効率が低下する不具合)をより回避しやすくなった。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0052】
[第1実施形態]
図1に、燃焼設備の一例であるごみ焼却プラントを示してある。
【0053】
前記ごみ焼却プラントは、ごみピット1・ごみ焼却炉2・ボイラ発電設備3・排ガス処理設備4から成る。
【0054】
次に各部の構造と各部でのごみの処理とについて説明する。
【0055】
[ごみピット1]
ごみピット1内にごみクレーン5を設けてあり、このごみクレーン5でごみをごみ焼却炉2に搬送供給する。
【0056】
[ごみ焼却炉2]
ごみ焼却炉2は、ごみクレーン5からのごみを受け入れるホッパー6を炉本体7に設け、ホッパー6からのごみを燃焼させるストーカ8を炉本体7内に設けるとともに、ストーカ8の上方に燃焼室9を形成し、燃焼用空気としての一次燃焼空気をストーカ8を通して燃焼室9内に供給する一次燃焼空気供給装置10と、炉本体7の側壁に形成した送風口を通して燃焼室9に二次燃焼空気を供給する二次燃焼空気供給装置11と、燃焼後の焼却灰を取り出す灰排出口12とを設けて構成してある。
【0057】
前記ストーカ8は、乾燥ストーカ8Aと燃焼ストーカ8Bと後燃焼ストーカ8Cとから成り、前記一次燃焼空気供給装置10の押込送風機13からの一次燃焼空気を通す一次空気ダクト14を、各ストーカ8A,8B,8Cの下端側に連通接続してある。
【0058】
また、二次燃焼空気供給装置11の送風機15からの二次燃焼空気を通す複数の二次空気ダクト16を炉本体7の側壁に連通接続してある。
【0059】
上記の構造により、ホッパー6に投入されたごみは、乾燥ストーカ8A・燃焼ストーカ8B・後燃焼ストーカ8Cの順に送られながら一次燃焼空気によって一次燃焼する。
【0060】
前記乾燥ストーカ8Aでは、後段の燃焼ストーカ8B・後燃焼ストーカ8Cでの燃焼により生じる高温燃焼ガスによって主としてごみが乾燥し、一部燃焼が始まる。
【0061】
前記燃焼ストーカ8Bでは、一次燃焼空気により主としてごみが燃焼する。乾燥ストーカ8A及び燃焼ストーカ8Bの上方の一次燃焼領域における燃焼ガスは1000°C以上の高温に達する。
【0062】
前記後燃焼ストーカ8Cでは、乾燥ストーカ8A及び燃焼ストーカ8Bに比べて比較的大きな空燃比になる状態に一次燃焼空気を供給して、焼却灰中に多量の未燃固形物もしくは不完全燃焼固形物が残存するのを防止してある。
【0063】
[ボイラ発電設備3]
排ガスはボイラ輻射ゾーンで冷却し、蒸発管群で均一な温度にした後、節炭器17を通して、排ガス処理設備4に送る。図中50はボイラ,51は蒸気タービンである。
【0064】
[排ガス処理設備4]
ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54(それぞれ排ガス処理装置に相当)とを設け、脱硝装置54の下手側に、燃焼ガスを誘引する誘引通風機20を設け、この誘引通風機20の回転数を検出する回転数検出器39(図3参照)を設け、誘引通風機20に対して排ガスを通す状態と遮断する状態とに切り換える誘引通風機入口側ダンパ38(図2(ニ)参照、エアーシリンダで駆動する)を設け、煙突37を設けて構成してある。
【0065】
前記ばいじん処理装置52は、左右の減温塔18を設け、両減温塔18の下手側にろ過集じん器21(排ガス処理部に相当)と、このろ過集じん器21に対する第1バイパス管路28とを設け、前記ろ過集じん器21の上手側の排ガスの状態、すなわち排ガスの温度と圧力とを各別に検出する温度センサ31と第1圧力センサ32と(以上、排ガス状態検出手段に相当、図2(イ)参照)を前記上手側の管路33に設け、前記上手側の排ガスをろ過集じん器21に通す排ガス処理状態と、第1バイパス管路28側に通す排ガス非処理状態とに切り換える第1ダンパ44を設けて構成してある(図2(イ),(ヘ)参照)。
【0066】
前記第1ダンパ44は、図2(イ)に示すように、一対の第1上手側ダンパ44A(切り換え機構に相当)を、ろ過集じん器21と第1バイパス管路28との上手側の分岐管路部55に設けるとともに、図2(ヘ)に示すように、一対の第1下手側ダンパ44B(切り換え機構に相当)を、ろ過集じん器21と第1バイパス管路28との下手側の合流管路部56に設けて構成してある。
【0067】
また、前記ろ過集じん器21の下手側の管路に排ガス分析計47を設けてある(図1参照)。この排ガス分析計47は、CO・O2 ・NOX ・煤塵を検出して排ガスを分析する。
【0068】
排ガス分析計47の下手側の管路に、排ガスの圧力を検出する第2圧力センサ57(排ガス状態検出手段に相当)を設けてある。
【0069】
前記湿式処理装置53は、急冷洗浄塔22・吸収減温塔23・排ガス混合器24・蒸気式ガス加熱器25(以上、排ガス処理部に相当)を設け、これらに対する第2バイパス管路29を設け、排ガスを急冷洗浄塔22等に通す排ガス処理状態と、第2バイパス管路29側に通す排ガス非処理状態とに切り換える第2ダンパ45を設けて構成してある(図2(ロ),(ト)参照)。
【0070】
前記第2ダンパ45は、図2(ロ)に示すように、一対の第2上手側ダンパ45A(切り換え機構に相当)を、急冷洗浄塔22と第2バイパス管路29との上手側の分岐管路部58に設けるとともに、図2(ト)に示すように、3個の第2下手側ダンパ45B(切り換え機構に相当)を、蒸気式ガス加熱器25と第2バイパス管路29との下手側の合流管路部59に設けて構成してある。
【0071】
前記蒸気式ガス加熱器25の下手側の管路に排ガスの圧力を検出する第3圧力センサ60(排ガス状態検出手段に相当)を設けてある(図1参照)。
【0072】
前記脱硝装置54は、アンモニア注入器26・脱硝反応塔27(以上、排ガス処理部に相当)を設け、これらに対する第3バイパス管路30を設け、排ガスをアンモニア注入器26・脱硝反応塔27に通す排ガス処理状態と、第3バイパス管路30側に通す排ガス非処理状態とに切り換える第3ダンパ46を設けて構成してある(図2(ハ)参照)。
【0073】
前記第3ダンパ46は、図2(ハ)に示すように、一対の第3上手側ダンパ46A(切り換え機構に相当)を、アンモニア注入器26と第3バイパス管路30との上手側の分岐管路部62に設けて構成してある。
【0074】
前記湿式処理装置53における前記第2下手側ダンパ45Bは、前記第3上手側ダンパ46Aに対応する下手側ダンパとしても機能する。
【0075】
図2(ニ)に示すように、誘引通風機20の上手側に、湿式処理装置53や脱硝装置54からの排ガスの圧力を検出する第4圧力センサ61(排ガス状態検出手段に相当)を設けてある。
【0076】
そして、前記温度センサ31と第1〜第4圧力センサ32,57,60,61の検出結果に基づいて、前記第1,第2,第3ダンパ44,45,46を切り変え制御する制御装置35を設けてある(図3参照)。
【0077】
前記制御装置35は、ろ過集じん器21の上手側の排ガスの温度や圧力などが設定範囲内にあるときは排ガス処理状態になるように、第1ダンパ44を切り換え、急冷洗浄塔22の上手側の排ガスの圧力が設定範囲内にあるときは排ガス処理状態になるように第2ダンパ45を切り換え、アンモニア注入器26の上手側の排ガスの圧力が設定範囲内にあるときは排ガス処理状態になるように第3ダパ46を切り変える。
【0078】
そして、ろ過集じん器21の上手側の排ガスが設定範囲外の温度になるか、あるいは設定範囲外の圧力になったこと(つまり、排ガス処理部に対応する所定外の状態になったこと)を温度センサ31又は第1圧力センサ32が検出すると、排ガス非処理状態になるように第1ダンパ44を切り換え、急冷洗浄塔22の上手側の排ガスの圧力が設定範囲外にあることを第2圧力センサ57が検出すると、排ガス非処理状態になるように第2ダンパ45を切り換え、アンモニア注入器26の上手側の排ガスの圧力が設定範囲外にあることを第3圧力センサ60が検出すると、排ガス非処理状態になるように第3ダンパ46と、第2ダンパ45の第2下手側ダンパ45Bとを切り換える。
【0079】
前記ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54との全ての装置が排ガス非処理状態になることもあれば、いくつかの装置だけが排ガス非処理状態になることもある。
【0080】
これにより、設定範囲外の温度や圧力の排ガスがろ過集じん器21等に入り込むことに起因するろ過集じん器21等の故障を回避することができる。
【0081】
前記設定範囲は、ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54とに対して各別に定めてある。
【0082】
ところで、この種のプラントにおいては誘引通風機20で燃焼ガスを誘引することで、ごみ焼却炉2の炉内から誘引通風機20までの間を誘引通風機20側ほど大きな負圧にしている。
【0083】
このような圧力分布状態になる構造において、第1,第2,第3バイパス管路28,29,30等を単なる排ガス流通路に形成しただけでは、排ガスが第1〜第3バイパス管路28,29,30等を流通する排ガス非処理状態になったときに前記圧力損失がなくなって、第1,第2,第3バイパス管路28,29,30やこれに連なる管路内の負圧が急激に増大するとともにごみ焼却炉2の炉内の負圧が急激に増大し、バイパス管路等を形成するダクトが凹まされそうになったり、燃焼状態が不安定になったりするという問題がある。
【0084】
そこで、第1,第2,第3バイパス管路28,29,30内で排ガスに流通抵抗を各別に与える第4,第5,第6ダンパ41,42,43(排ガス流通抵抗機構に相当する)を、それらの開度を変更調節可能(つまり、それらの流通抵抗の大きさを変更調節可能)に設けてある(図1,図2(ホ)参照)。
【0085】
前記第1〜第4圧力センサ32,57,60,61は、ろ過集じん器21・急冷洗浄塔22等・脱硝反応塔27等での排ガスの圧力損失を各別に検出する圧力損失検出手段にも相当しており、これらの検出結果に基づいて、前記制御装置35により第4,第5,第6ダンパ41,42,43の開度(すなわち排ガスが流れたときの流通抵抗の大きさ)を変更調節制御可能に構成してある(図3参照)。
【0086】
前記制御装置35は、排ガス処理状態で第4,第5,第6ダンパ41,42,43を制御して、それらの開度を前記第1〜第4圧力センサ32,57,60,61の検出結果に対応した開度に設定する。
【0087】
例えば、ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54との全てが排ガス非処理状態に切り換わると、上記のように開度を設定された第4,第5,第6ダンパ41,42,43により、第1,第2,第3バイパス管路28,29,30での排ガスの圧力損失を、排ガス非処理状態への切り換え前におけるろ過集じん器21・急冷洗浄塔22等・脱硝反応塔27等での排ガスの圧力損失と各別に同一又はほぼ同一の値にする。
【0088】
これにより、ろ過集じん器21の入口側から誘引通風機20側にわたる排ガスの圧力分布状態を、排ガス処理状態での圧力分布状態と同様な分布状態に正確に設定することができる。
【0089】
前記ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54とのうち、いくつかの装置だけが排ガス非処理状態に切り換わると、第4,第5,第6ダンパ41,42,43のうち、切り換わった装置に対応するダンパにより上記のようにして圧力損失を生じさせる。
【0090】
この種のごみ焼却プランントにおいては、排ガス非処理状態で誘引通風機20を停止させた場合、その停止の後も、煙突37側が排ガスを引っ張って煙突37から排出させようとする煙突効果がある。
【0091】
そこで、排ガス非処理状態で誘引通風機20が停止した場合、又は、誘引通風機20の回転数検出器39の検出結果が、予め設定された回転数以下になった場合は、第4,第5,第6ダンパ41,42,43を全開にするように構成してある。
【0092】
これにより、第4,第5,第6ダンパ41,42,43による排ガスの流通抵抗が小さく又はほぼゼロになって、煙突効果が妨げられるのを回避することができる。
【0093】
前記ろ過集じん器21と急冷洗浄塔22との間の管路に油圧駆動式の炉圧制御ダンパ48(図2(ロ),図3参照)を設けて、炉本体7に設けた第5圧力センサ49(図1参照)の検出結果に基づいて、前記制御装置35で炉圧制御ダンパ48及び誘引通風機20を制御して、ごみ焼却炉2の炉内圧力を設定するよう構成してある。
【0094】
前記誘引通風機入口側ダンパ38は、設備の立ち上がり時に誘引通風機20に対して排ガスを遮断する全閉状態になり、立ち上がり後に排ガスを通す全開状態になるように、前記制御装置35で制御する。
【0095】
これにより、立ち上がり当初の燃焼用空気の吸い込み過ぎを回避して、設備を円滑に立ち上げることができる。
【0096】
上記の実施形態において、前記制御装置35は切り換え機構制御手段とバイパス管路側ダンパ制御手段と誘引通風機入口側ダンパ制御手段とに相当する。
【0097】
前記切り換え機構制御手段とバイパス管路側ダンパ制御手段と誘引通風機入口側ダンパ制御手段とを別個に設けてあってもよい。
【0098】
[第2実施形態]
第2実施形態の構造は次の点で第1実施形態と異なり、その他の構造はほぼ同一である。
【0099】
1) 第1実施形態における第4,第5,第6ダンパ41,42,43を設けてない。
【0100】
2) 前記誘引通風機入口側ダンパ38を第1実施形態におけるものとは異なった構造に構成してある。
【0101】
次に、第1実施形態とは異なる点について説明する。
【0102】
排ガスが設定範囲外の温度になるか、あるいは設定範囲外の圧力になったこと(つまり、排ガス処理部に対応する所定外の状態になったこと)を温度センサ31・第1〜第4圧力センサ32,57,60,61が検出すると、前記制御装置35は、排ガス非処理状態になるように第1,第2,第3ダンパ44,45,46を各別に切り換えるとともに、誘引通風機入口側ダンパ38を制御して、その誘引通風機入口側ダンパ38を急速に閉じ側に作動させ、そのダンパ開度を、第1〜第4圧力センサ32,57,60,61の検出結果に対応した開度に設定する。
【0103】
例えば、ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54との全てが排ガス非処理状態に切り換わると、第1,第2,第3バイパス管路28,29,30での排ガスの圧力損失を、排ガス非処理状態への切り換え前におけるろ過集じん器21・急冷洗浄塔22等・脱硝反応塔27等での排ガスの圧力損失と各別に同一又はほぼ同一の値になるように、誘引通風機入口側ダンパ38の開度を設定する。
【0104】
前記ばいじん処理装置52と湿式処理装置53と脱硝装置54とのうち、いくつかの装置だけが排ガス非処理状態に切り換わると、切り換わった装置に対応するバイパス管路での排ガスの圧力損失が、排ガス非処理状態への切り換え前におけるろ過集じん器21・急冷洗浄塔22等・脱硝反応塔27等での排ガスの圧力損失と各別に同一又はほぼ同一の値になるように、誘引通風機入口側ダンパ38の開度を設定する。
【0105】
そして前記制御装置35は、排ガス非処理状態で誘引通風機入口側ダンパ38により排ガスの圧力損失を生じさせた後、誘引通風機入口側ダンパ38を徐々に開き側に復帰作動させて全開にする。
【0106】
このように、誘引通風機入口側ダンパ38を徐々に開き側に復帰作動させるから、ごみ焼却炉2の炉内圧力の大きな変動を抑制できる。
【0107】
[別実施形態]
前記排ガス処理設備4に湿式装置53や脱硝装置54を設けてない場合であっても本発明は適用することができる。
【0108】
つまり、排ガス処理部とバイパス管路との数は上記の実施形態の数に限られるものではなく、それぞれ一つづつ、あるいは4個づつ以上の構造に構成してあってもよい。
【0109】
前記排ガス流通抵抗機構をダンパ以外の機構で構成してあってもよい。
【0110】
前記排ガス状態検出手段は排ガスの温度や圧力以外のものを検出するものであってもよい。
【0111】
本発明は、産業廃棄物や一般廃棄物をガス化溶融炉で処理する廃棄物の処理プラントにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ごみ焼却プラントの概略図
【図2】排ガス処理設備の概略図
【図3】制御系を示す図
【符号の説明】
2 燃焼炉
4 排ガス処理設備
20 誘引通風機
21 ろ過集じん器
28,29,30 バイパス管路
31,32,57,60,61 排ガス状態検出手段
35 制御手段
41,42,43 排ガス流通抵抗機構
44,45,46 切り換え機構
52 ばいじん処理装置
53 湿式処理装置
54 脱硝装置

Claims (4)

  1. 燃焼炉の下手側に所定数の各種の排ガス処理装置を設けるとともに、前記所定数の排ガス処理装置の下手側に、燃焼ガスを誘引する誘引通風機を設け、
    前記排ガス処理装置は、
    排ガス処理部と、
    この排ガス処理部に対するバイパス管路とを設け、
    排ガスを前記排ガス処理部に通す排ガス処理状態と、前記バイパス管路に通す排ガス非処理状態とに切り換える切り換え機構を設け、
    前記排ガス処理部の上手側の排ガスの状態を検出する排ガス状態検出手段を設け、
    その検出結果に基づいて前記切り換え機構を制御する切り換え機構制御手段を設けて、
    排ガスが前記排ガス処理部に対応する所定外の状態になったことを前記排ガス状態検出手段が検出すると、前記切り換え機構制御手段による前記切り換え機構の切り換え制御で前記排ガス非処理状態に設定可能に構成し、
    前記バイパス管路内で排ガスに流通抵抗を与える排ガス流通抵抗機構を、その流通抵抗の大きさを変更調節可能に設けてある燃焼設備。
  2. 前記排ガス流通抵抗機構は前記バイパス管路にダンパを設けて構成し、
    前記排ガス処理部での排ガスの圧力損失を検出する圧力損失検出手段を設け、
    その検出結果に基づいて、前記バイパス管路側のダンパの開度を変更調節制御するバイパス管路側ダンパ制御手段を設け、
    前記バイパス管路側ダンパ制御手段は、前記バイパス管路側のダンパの開度を、前記圧力損失検出手段の検出結果に対応した開度に設定するよう構成して、
    前記排ガス非処理状態に切り換わったときに、前記バイパス管路での排ガスの圧力損失が、前記排ガス非処理状態への切り換え前における前記排ガス処理部での排ガスの圧力損失と同一又はほぼ同一の値になるように構成してある
    請求項1記載の燃焼設備。
  3. 燃焼炉の下手側に所定数の各種の排ガス処理装置を設けるとともに、前記所定数の排ガス処理装置の下手側に、燃焼ガスを誘引する誘引通風機を設け、
    前記誘引通風機に対して排ガスを通す状態と遮断する状態とに切り換える誘引通風機入口側ダンパを設け、
    前記排ガス処理装置は、排ガス処理部と、
    この排ガス処理部に対するバイパス管路とを設け、
    排ガスを前記排ガス処理部に通す排ガス処理状態と、前記バイパス管路に通す排ガス非処理状態とに切り換える切り換え機構を設け、
    前記排ガス処理部の上手側の排ガスの状態を検出する排ガス状態検出手段を設け、
    その検出結果に基づいて前記切り換え機構を制御する切り換え機構制御手段を設けて、
    排ガスが前記排ガス処理部に対応する所定外の状態になったことを前記排ガス状態検出手段が検出すると、
    前記切り換え機構制御手段による前記切り換え機構の切り換え制御で前記排ガス非処理状態に設定可能に構成し、
    前記誘引通風機入口側ダンパは、前記排ガス非処理状態側への切り換えに伴って、所定の開度になる状態に急速に閉じ側に作動可能に構成し
    前記排ガス処理部での排ガスの圧力損失を検出する圧力損失検出手段を設け、
    その検出結果に基づいて、前記誘引通風機入口側ダンパの開度を変更調節制御する誘引通風機入口側ダンパ制御手段を設け、
    この誘引通風機入口側ダンパ制御手段は、前記誘引通風機入口側ダンパの開度を、前記圧力損失検出手段の検出結果に対応した開度に設定するよう構成して、
    前記排ガス非処理状態に切り換わったときに、前記バイパス管路での排ガスの圧力損失が 、前記排ガス非処理状態への切り換え前における前記排ガス処理部での排ガスの圧力損失と同一又はほぼ同一の値になるように構成してある燃焼設備。
  4. 前記誘引通風機入口側ダンパを制御する誘引通風機入口側ダンパ制御手段を設け、
    この誘引通風機入口側ダンパ制御手段は、
    前記誘引通風機入口側ダンパに前記排ガス非処理状態で排ガスの圧力損失を生じさせた後、その誘引通風機入口側ダンパを徐々に開き側に復帰作動させるよう構成してある
    請求項3記載の燃焼設備。
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