JP3856580B2 - 食品の塩塗布装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばおむすびを機械にて自動的に製造する際、飯体の成形と同時に、おむすび下面に塩を適量、塗布するための自動化された塩塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
米飯の旨味が増すことから、おむすびを握る際、適量の塩を塗布することは周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、手作業で飯体に塩を塗布するのでは定量塗布及び均一塗布が難しく、特に、おむすび等の製造装置においては、製造スピードが速いため、定量、均一塗布が困難であるだけでなく、当該製造装置では、飯体の上面に具材を載せる関係上、飯体上面に塩を塗布することはできず、おむすび製造後に塩塗布を行わなければならず、作業が煩雑で手間がかかり製造効率が低下する問題がある。
【0004】
【目的】
本発明は、上記した従来技術の有するこのような問題点に鑑みてされたもので、予め飯体下面に塩を塗布し、これを一定の形状、固さに成形するよう構成することにより、塩を塗布したおむすび等を効率良く成形できる自動化されたおむすびその他食品の塩塗布装置を提供することを目的とする。
【0005】
【作用】
スタートボタンをONするとモータが始動し、塩散布機構における塩収容室内の攪拌翼が回転し、塩は攪拌によりほぐされて下方の第1ターンテーブルの1個の被塩散布台上面に均一に散布される。該被塩散布台上面に塩が一定量散布されると、第1ターンテーブルが所定角度だけ間欠回転し、第2ターンテーブルの1個の成形型と一致して、その下部に停止する。
【0006】
一方、食品搬送機構上に載せられた飯体等は、同機構の回転によって所定方向へ搬送されてゆき、該食品搬送機構の上部に、同機構と略直角に配置されて停止バーに当接して停止する。
【0007】
次いで、食品供給機構が前進動作し、その押出バー先端の食品移動用板にて、飯体を、上記搬送機構上から第2ターンテーブルの上記した1個の成形型上に移動させ、該飯体は上記成形型内に落動により供給され、次いで、プレスヘッドが下降して、飯体を成形型内にて所定の形状、固さに圧縮する。この時、上記した被塩散布台上面に散布されている塩は飯体下面に均一に塗布される。また、上記被塩散布台は、飯体圧縮成形時、下型として機能する。
【0008】
次いで、第1、第2両ターンテーブルは所定方向へ一定角度回転して停止し、上記したようにして上面に塩が散布された他の1個の被塩散布台と、他の1個の成形型とが一致し、食品供給機構によって搬送機構上の飯体を上記成形型間に移動供給し、これをプレスヘッドで圧縮する。先に圧縮成形された飯体は成形型内に保持されたまま次工程の具材供給機構下部に移送され、上面に具材が供給され、おむすびが製造される。
【0009】
次いで、第2ターンテーブルは回転されて停止し、下型が上昇しておむすびを上方へ脱型する。
以上の動作を繰り返して塩付きおむすびは間欠的に自動製造される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る食品の塩塗布装置の実施形態につき図面を参照して説明する。
図1は、上記塩塗布装置の一実施形態を一部断面した正面図を示し、図2は同上装置の一部切欠した平面図を示し、図3は同上装置における塩散布機構の拡大縦断面図を示す。
【0011】
図1に示したように、水平な基板1上面には、一定の間隔をおいて2本の回転軸2、3が軸受4、5を介在して上下方向に貫通して支承され、一方の回転軸2の上端に小径の第1ターンテーブル6を、他方の回転軸3の上端に大径の第2ターンテーブル7を各々水平に固定させてある。
【0012】
図1及び図2に示したように第1ターンテーブル6には、成形するおむすび等の形状、例えば三角形、円形等とした複数の被塩散布台挿入用孔8、8…を、同一円周線上に、かつ周方向へ一定の間隔をおいて上下方向へ貫通して形成させてある。この各孔8、8…は図1に示したように、上部を大孔8aに、下部を小孔8bに形成することで、大、小両孔8a、8b間に上向きの段差8cを設けてあり、これによって、軸部9aの上端に平板部9bを設けてなる被塩散布台9は下方へ脱落することなく、かつ上記第1ターンテーブル6上面に対し、平板部9b上面が面一、または僅かに低い状態にして昇降動可能に挿入保持されている。
【0013】
上記第2ターンテーブル7には、同一円周線上に、かつ周方向へ一定の間隔をおいて複数の成形型10、10…を上下方向へ貫通して形成させてある。この各成形型10、10…は、上記した第1ターンテーブル6の各被塩散布台9及び、その挿入用孔8…と同一形状に形成させてあり、当該第2ターンテーブル7の上部に配置される図示しない具材供給機構及び成形された図示しないおむすび等を脱型する位置と一致する成形型10の下方部位には図示しない下型が配置されている。
【0014】
上記第1ターンテーブル6の少なくとも1個の被塩散布台9と、第2ターンテーブル7の少なくとも1個の成形型10とが上下方向へ互いに一致するよう第2、第1両ターンテーブル7、6は上下配置に軸支させてあり、1個の被塩散布台9と一致する1個の成形型10の上部には図1に示したように成形用プレスヘッド11を昇降動自在に配置させてある。
【0015】
第1ターンテーブル6における他の1個の被塩散布台9の上部には図1に示した如く、塩散布機構12を配置させてある。この塩散布機構12は図3に示したように、略円筒形状とした本体12aと、該本体12aの上部に嵌合固定した塩aの投入用ホッパー12bと、本体12aの蓋板12cに軸受12dを介在して回転自在に本体12a内部の塩収容室12e内中心に垂下支承した回転軸12fと、該回転軸12fと歯車伝動機構12gを介して連動連結したモータ12hと、上記回転軸12fの下部に固定した攪拌翼12iと、同回転軸12fの下端軸心に固定した回転体12jと、本体12aの底壁12k中心に形成した貫通孔12l内に嵌合し、本体12aにねじ12mにて固定された塩散布量調整体12nと、上記回転体12jの下端中心から下方へ垂設した軸12oにねじ12pにて固定した塩攪散用羽根12qと、本体12a下端に固定して下方へ垂設した塩飛散防止用筒12rとで構成され、既述基板1上に立設した主柱17によって支持されている。
【0016】
上記攪拌翼12iは略つの字形状に形成され、上記塩収容室12e下部のテーパ面12sに沿って回転することで塩aを攪散する。
また、上記回転体12jは略截頭円錐形に形成されて、その周面には複数の凹溝12t…を周方向へ一定の間隔をおいて、上端から下端近傍まで縦設させている。
【0017】
上記塩散布量調整体12nの中心には、塩散布用孔12uを上下方向へ貫通して形成させてある。この塩散布用孔12uは、上下方向の略中間部を小径に、これより上端部と下端部は徐々に大径とした略鼓形状に形成されていて、その内壁の中心部から下端に複数の凹溝12vを周方向へ一定の間隔をおいて縦設させてある、また、上記塩散布用孔12uの下半に上記した回転体12jを回転自在に嵌合させてあることで、塩収容室12e内の塩aは上記各凹溝12t…、12v…を通して下方へ落下する。
【0018】
上記塩攪散用羽根12qは、複数の塩攪散羽根12w…を周方向へ一定の間隔をおいて半径方向へ突出することで形成され、該各塩攪散羽根12w…によって上部から落下する塩aを攪散し、記述被塩散布台9の上面に対し、塩aを均一に散布する。
【0019】
図1及び図2に示したように飯体b等の搬送機構13は、既述第2ターンテーブル7と、塩散布機構12との間にあって、前後方向(図2において上下方向)へ長く、かつ第2ターンテーブル7と同一高さ、または、それよりも僅かに高く配置されている。
【0020】
上記搬送機構13は図示例では、駆動ローラ13aと従動ローラ13bに無端コンベアベルト13cを巻装してなるベルトコンベアを示したが、これに限ることはなく、図示しない間欠回転するターンテーブル、その他公知の機構とすることができる。
図示したベルトコンベアは、図2に示したように、駆動ローラ軸13aと、モータ14の駆動軸14aを歯車伝動機構15にて連動連結することで、図2に矢印cで示した後方へ回転される。
【0021】
図2に示した如く、上記搬送機構13の後部上方、つまり、既述第2ターンテーブル7の被塩散布台9と一致する成形型10と対応する位置には、飯体b等の停止用バー16を、上記搬送機構13と略直角に配置させてある。
【0022】
さらに、上記した停止用バー16の図1及び図2において左側には、搬送機構13上の停止用バー16に当接して停止した飯体b等を、第2ターンテーブル7の1個の成形型10上部へ押圧移動する供給機構18を配置させてある。
この供給機構18は、次のように構成されている。基板1上面に立設した支柱19…にて水平に固設した補助基盤20上面にガイドレール21を左右方向へ長く敷設し、該ガイドレール21に左右方向へ摺動自在に係嵌した摺動体18aから右方向へ飯体b等の押出しバー18bを水平に突設して先端に飯体b等の移動体18cを固定して形成させてある。
【0023】
上記供給機構18の摺動体18aは図示例では図1に示したように、リンク機構22を介して図示しないモータ軸と連動連結されることにより、左右方向へ往復動するよう形成させてあるが、これに限ることはなく、図示しないクランク機構等とすることもできる。
【0024】
上記供給機構18によるときは、図示しないモータの回転により、リンク機構22を介して摺動体18aが押出バー18を伴って前進(図1、図2において右方向)し、移動板18cが搬送機構13上に停止している飯体bを側面から右方向へ押圧し、図1に二点鎖線で示したように、第2ターンテーブルの1個の成形型10上部へ移動する。飯体bは自重により上記成形型10に落動して供給される。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、従来、飯体等への塩塗布に手間や時間がかかっていたものが、自動化により容易に、かつ塗布量を均一に、しかも効率良く行うことができると共に、飯体等の下面に塩を塗布するので、例えば飯体上面に具材を載せておむすびを製造する場合でも、具材に塩が付かず、旨味、食感上理想的なおむすびを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食品の塩塗布装置の一実施形態を一部断面して示す正面図である。
【図2】同上装置を示す平面図である。
【図3】同上装置における塩散布機構を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
6 第1ターンテーブル
7 第2ターンテーブル
9 被塩散布台
10 成形型
12 塩散布機構
13 食品搬送機構
18 食品供給機構
a 塩
b 食品(飯体等)
Claims (1)
- 周方向へ一定の間隔をおいて所要数の被塩散布台が昇降動自在に設けられて間欠回転する第1ターンテーブルと、周方向へ一定の間隔をおいて複数の成形型が設けられて間欠回転する第2ターンテーブルと、塩を攪拌しつつ第1ターンテーブルの1個の被塩散布台上面に散布する塩散布機構と、食品を所定位置に間欠搬送する食品搬送機構と、食品をその搬送機構上から前記第2ターンテーブルの1個の成形型に移動供給する食品供給機構とからなり、食品が供給される1個の成形型と、塩が散布された1個の被塩散布台とが上下方向へ互いに一致するよう前記第2ターンテーブルと第1ターンテーブルとを上下配置にて軸支してなることを特徴とする食品の塩塗布装置。
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