JP3856522B2 - 折り畳まれたフィルムの巻取方法および折り畳まれたフィルムの巻取装置 - Google Patents

折り畳まれたフィルムの巻取方法および折り畳まれたフィルムの巻取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルム、たとえば、農業用ポリ塩化ビニルフィルム、農業用ポリオレフィン系フィルムの表と裏を交互にして積層状態に折り畳んだ後に巻き取る、折り畳まれたフィルムの巻取方法、および折り畳まれたフィルムの巻取装置に関するものである。
特に、本発明は、上記農業用フィルムを所定の幅に溶着する溶着装置、折り畳み装置、搬送装置、巻取装置、および梱包を人力を介さずに連続的に行える、折り畳まれたフィルムの巻取方法、および折り畳まれたフィルムの巻取装置に関するものである。
なお、本明細書において記載されている「フィルム」なる用語は、一般に使用されている「シートまたはシート状のもの」も含まれる。
【0002】
【従来の技術】
図7は農業用ハウスの外形を説明するための概略図である。
図7において、農業用ハウス71は、図示されていない骨組が設けられた後、カマボコ形に農業用フィルム72によって覆われる。そして、農業用ハウス71の大きさは、一般に、周方向の長さが4.5mないし10m、長さ方向の長さが20mないし100mのものがあり、その地方あるいは農作物の種類等によって多少異なっている。
農業用ハウス71に使用される農業用フィルム72は、公知の手段によって所定の厚みと幅で成形される。
【0003】
その後、農業用フィルム72は、心棒に巻回されて長さが100mないし500mのロールになる。
農業用ハウス71は、上記ロールとして販売される農業用フィルム72を長さ方向に溶着して所定の円周方向の幅を得ている。たとえば、円周方向の長さが10mで長さ方向の長さが100mの農業用ハウスに使用される農業用フィルム72は、農業用ポリオレフィン系フィルムの場合、幅10mのものがあるが、農業用ポリ塩化ビニルフィルムは、4m位であるため、複数枚の農業用フィルム72を長さ方向に溶着し、100m毎に切断される。そして、上記10mの幅の農業用フィルム72は、溶着機によって溶着されると同時に、折り畳み装置によって折り畳まれる。すなわち、農業用ハウス71に使用される農業ハウス用フィルム72は、予め使用される農業用ハウス71の寸法に合わせて溶着および切断されている。
【0004】
農業用フィルム72の折り畳み装置は、溶着された農業ハウス用フィルムの長さ方向を、たとえば、約0.5mないし1mの幅で左右に、振り分けることによって、農業用フィルム72の表と裏が交互に上部に来るように積層状態に折り畳まれる。
たとえば、特開平5−294552号公報に記載されているフィルム折畳装置は、折込手段と折込ロールとによって経文折りにしている。
また、特開平6−199470号公報に記載されたビニールシート包装機は、綾振り機構によって上記ビニールシートを綾振り状に折り畳んでいる。
さらに、実開平4−49162号公報に記載されているフィルム空気抜きローラー装置は、折り畳まれたフィルムが上下一対の空気抜きローラー間を通過した後、折り畳むようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、農業用ハウスに使用されるフィルムは、長さ方向に溶着されながら表と裏が交互に上部に来るように積層状態に折り畳まれる。
しかし、農業用ハウスに使用されるフィルムは、図7からも判るように、周方向の長さが4.5mないし10mもあり、折り畳まれたフィルムをさらに幅方向に折り畳まないと、現地への搬送、あるいは倉庫に収納する際に不都合である。そのため、農業用ハウスに使用されるフィルムは、折り畳み装置によって折り畳まれたものを、さらに人力によって折り畳んでいた。そして、上記二度目の折り畳みは、厚みがあるため、空気が入り込んでしまい、人力で容易に行うことができなかった。
【0006】
また、このような農業用フィルムは、上記二度目の折り畳みを行った後、梱包する必要があり、この梱包作業も容易ではなかった。
さらに、上記農業用フィルムを所定の幅に溶着する溶着装置、これを折り畳む折り畳み装置、折り畳まれたフィルムを搬送する搬送装置、および梱包装置は、連動されておらず、装置間に人力が介在しているため、各装置の稼働効率が悪いという欠点を有していた。
【0007】
以上のような課題を解決するために、本発明は、折り畳まれたフィルムから空気を抜きながら巻き取ると同時に、巻き取ったフィルムを自動的に台車に積み込んだり、あるいは箱に入れることができる折り畳まれたフィルムの巻取方法および折り畳まれたフィルムの巻取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)
第1発明の折り畳まれたフィルムの巻取方法は、前記目的を達成するために、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に巻き取る方法であり、搬送装置によって搬送された、上記折り畳まれたフィルムの端部を少なくとも二つの半割状からなる巻取ローラーに挟み込み、上記巻取ローラーを回転させながら、上記折り畳まれたフィルムを巻き取り、上記折り畳まれたフィルムが上記巻取ローラーに巻き取られている間に加圧して内部の空気を除去し、上記折り畳まれたフィルムが巻き取り完了後、上記巻取ローラーの挟み込みの開放および上記巻き取りローラーを縮径することにより、抜き取り可能にすることを特徴とする。
【0010】
(第発明)
第2発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に搬送装置によって搬送され、前記折り畳まれたフィルムを巻き取る巻取ローラーを備えており、上記折り畳まれたフィルムの端部を挟み込みおよび開放する機構と、巻き取るための回転機構と、巻き取り完了後、縮径する機構とを備えた少なくとも二つの半割状巻取ローラーと、上記折り畳まれたフィルムの内部の空気を除去するため、上記折り畳まれたフィルムを上記巻取ローラーに巻き付けながら加圧する加圧ローラーとから構成されていることを特徴とする。
【0011】
(第発明)
第3発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に搬送装置によって搬送され、前記折り畳まれたフィルムを巻き取る巻取ローラーを備えており、基台と、上記基台上を移動可能に取り付けられた可動台と、上記可動台に取り付けられ、上記折り畳まれたフィルムの端部を挟み込みおよび開放する機構と、巻き取るための回転機構と、巻き取り完了後、縮径する機構とを備えた少なくとも二つの半割状巻取ローラーと、上記可動台または基台に取り付けられ、上記折り畳まれたフィルムの内部の空気を除去するため、上記折り畳まれたフィルムを上記巻取ローラーに巻き付けながら加圧する加圧ローラーとから構成されていることを特徴とする。
【0012】
(第発明)
第4発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、第3発明の基台に取り付けられていると共に、上記折り畳まれたフィルムの巻き取りの案内兼抜き取り用ストッパーとなる案内板を備えていることを特徴とする。
【0014】
(第発明)
第5発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、第2発明から第4発明の巻取ローラー半割状で、その半割の内部に折り畳まれたフィルムの端部を挟み込みおよび開放する機構となる噛込板が設けられていると共に、噛込板が揺動自在に構成されていることを特徴とする。
【0015】
(第発明)
第6発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、第2発明から第5発明の巻取ローラーに折り畳まれたフィルムの端部が所定位置に入ったことを検知するセンサーが内蔵されていることを特徴とする。
【0016】
(第発明)
第7発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、第2発明から第6発明の巻取ローラーに巻き付いた上記折り畳まれたフィルムを離すために、エアー吹き出し孔が設けられていることを特徴とする。
【0017】
(第発明)
第8発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、第2発明から第7発明の基台に取り付けられた案内板可動台に取り付けられた巻取ローラーが回転および移動できる開口部設けていることを特徴とする。
【0018】
(第発明)
第9発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、第2発明から第8発明の加圧ローラー上方に支持点を設け、支持点より振り子状に可動状態で、巻取ローラーに対して加圧できることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1発明)
第1発明の折り畳まれたフィルムの巻取方法は、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に巻き取るものであり、たとえば、高周波溶着機によって、幅方向に溶着され、自動折畳機械により折り畳まれたフィルム搬送装置、たとえば、ローラーコンベアを介して巻取装置の近傍まで搬送される。その後、折り畳まれたフィルムの端部は、少なくとも二つの半割状からなる巻取ローラーの間に挟み込まれる。
折り畳まれたフィルムは、その端部が上記巻取ローラーに挟み込まれると、上記巻取ローラーが回転することによって、当該巻取ローラーの周囲に巻き付けられる。上記折り畳まれたフィルムは、上記巻取ローラーに巻き取り中に、折り畳まれたフィルムの内部に巻き込まれている空気を除去するため、加圧ローラーによって上記折り畳まれたフィルムが加圧される。
上記折り畳まれたフィルムは、巻き取り完了後、挟み込みを開放し、上記巻取ローラーが縮径されることにより、上記巻取ローラーから抜き取られる。この結果、巻き取られた折り畳まれたフィルムは、下方に落下すると共に、たとえば、台車や箱等に自動的に載置することが容易になった。
【0020】
(第2発明)
第2発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に巻き取るものである。折り畳まれたフィルムの端部は、少なくとも二つの半割状巻取ローラーに設けられている挟み込みおよび開放する機構に挟み込まれる。上記巻取ローラーは、回転機構によって回転し、折り畳まれたフィルムがその周囲に巻き付けられる。上記折り畳まれたフィルムの巻き取りが完了した後、挟み込みを開放する機構および縮径する機構によって巻回された、上記折り畳まれたフィルムが抜き易くなる。上記巻取ローラーは、折り畳まれたフィルムの端部を挟み込むために、二つ割り、たとえば、半割状で、少なくとも一方が半径方向に縮径できるような構成となっている。また、上記巻取ローラーは、半径方向に多数分割して、チャック形式によって、折り畳まれたフィルムの端部を挟み込み、および縮径ができる。
【0021】
上記折り畳まれたフィルムは、巻取ローラーによって巻き取られている間、折り畳まれたフィルムの内部にある空気を除去するために、加圧ローラーで加圧される。上記折り畳まれたフィルムは、上記巻取ローラーに巻き付けながら、内部の空気が除去されるため、小型に巻回される。
【0022】
(第発明)
第3発明の折り畳まれたフィルムの巻取装置は、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に巻き取るものである。上記折り畳まれたフィルムの巻取装置は、下部に固定された基台がある。上記基台上には、可動台が水平に移動できるように、たとえば、レールが取り付けられている。上記可動台には、モータのような回転装置、および油圧または空気圧による加圧装置が移動可能な状態で取り付けられている。また、上記可動台には、少なくとも二つの半割状からなる巻取ローラーが前記モータによって回転できるように取り付けられている。モータの回転は、歯車およびチェーン等によって上記巻取ローラーが所定の回転速度になるようにする。
上記可動台には、上記加圧装置の加圧により、上記折り畳まれたフィルムの内部に巻き込まれている空気を除去するための加圧ローラーが取り付けられている。また、上記加圧装置は、基台に取り付けて固定することも可能である。
【0023】
(第発明)
上記基台には、折り畳まれたフィルムの巻き取りを案内する案内板が取り付けられている。また、上記案内板は、折り畳まれたフィルムの巻き取りを案内すると同時に、折り畳まれたフィルムを巻取ローラーから抜き取る際のストッパーの役目をする。上記基台に取り付けられた案内板は、二分割されており、一方が垂直方向に移動できるような構成とすることができる。このような案内板の構成は、長い折り畳まれたフィルムが巻取ローラーに巻回されて巻き厚が大きくなっても、案内板を上方へ移動させることによって解決できる。
また、案内板は、可動台に取り付けられた巻取ローラーが回転および移動できる開口部が設けられている。案内板は、基台に固定されているため、巻取ローラーを可動台と共に移動すると、折り畳まれたフィルムが案内板に当接してストッパーの役目をする。その結果、折り畳まれたフィルムは、巻取ローラーが移動することにより、巻取ローラーから外れ下方に落下する。
巻取ローラーの下方には、たとえば、台車や箱を配置すれば、折り畳まれたフィルムの巻き取りから、台車への載置まで、自動的に行うことができる。
【0025】
(第発明)
上記巻取ローラーは、半割状で、その半割状の内部に折り畳まれたフィルムの端部を噛み込みおよび開放する噛込板が取り付けられている。折り畳まれたフィルムの端部は、噛込板によって噛み込まれるが、噛込板の奥深い部分に入り込めない場合がある。そのため、上記噛込板は、傾斜できるように、揺動自在な機構を備えておくと都合が良い。
【0026】
(第発明)
上記巻取ローラーの内部には、折り畳まれたフィルムの端部が所定位置に入ったことを検知するセンサーが内蔵されている。センサーは、たとえば、上方に発光素子を、下方に受光素子を配置し、折り畳まれたフィルムの端部が挿入されると、発光素子からの光が遮られるため、噛込板によって挟み込むようにエアシリンダに空気を送るように、制御回路に指令を出す。このようにすることにより、折り畳まれたフィルムは、折り畳みから、搬送、そして、巻取装置、台車への載置、あるいは箱への詰め込みまでが自動化できるようになった。
【0027】
(第発明)
折り畳まれたフィルムは、内部の空気を抜きながら巻取ローラーに強く巻き取られるため、巻取ローラーから離脱するのが困難になる。そこで、巻取ローラーには、抜き取りの際に、折り畳まれたフィルムに対して、エアーを吹き出す機構を設けておくと都合が良い。
【0028】
(第発明)
巻取ローラーは、固定させ、その代わりに上記案内板を、たとえば、可動台に取り付けて、水平方向に移動させることができる。すなわち、上記案内板は、巻き取られた折り畳まれたフィルムを巻取ローラーから取り外す方向に移動させ、案内兼取り外し装置とする。
【0029】
(第発明)
折り畳まれたフィルムの内部に巻き込んだ空気を追い出す加圧ローラーは、折り畳まれたフィルムの巻きを緩めない方向に加圧すると共に、巻き径が大きくなっても容易に加圧できる。。すなわち、加圧ローラーは、上方に加圧ローラーの支持点が設けられているため、この支持点より振り子状に可動して、折り畳まれたフィルムが巻取ローラーに対して強く巻かれるようにすると共に、巻き径が大きくなれば、斜め上方へ動きながら加圧できるので、加圧シリンダーは、小さいものでも使用可能となる。
【0030】
【実 施 例】
図1は本発明の一実施例で、折り畳まれたフィルムの溶着、折り畳み、搬送、および巻き付けの原理を説明するための概略上面図である。
図1において、農業用フィルム、たとえば、農業用ポリ塩化ビニルフィルム、農業用ポリオレフィン系フィルムは、自動折畳機11によって、所定の幅に溶着された後、折り畳まれて支持台12の上に積層状態に積まれる。支持台12は、等間隔を置いて配置されていると共に、一端で取付部122に取り付けられているT字型支持部材121から構成されている。ローラーコンベア13は、軸受部132および133によって回転自在に固定されていると共に、上記支持台12の間に横方向からスライド状態で出入りできるように構成されている。
【0031】
図1に示すローラーコンベア13は、折り畳まれたフィルムを載置して支持台12から横方向(図の右方向)へスライドした状態を2点鎖線によって示されている。ローラーコンベア13に載置されている折り畳まれたフィルムは、自動的または手動で次のローラーコンベア15を介して、巻取装置14の近傍に接近する。巻取装置14は、基台141と、可動台142と、レール143、143′と、案内板144と、移動および回転・加圧機構145と、半割状巻取ローラー146と、加圧ローラー147と、加圧部148と、案内板および加圧部支持部材149(図3参照)とから構成されている。
【0032】
図2(イ)ないし(ハ)は本発明の一実施例で、(イ)は折り畳み機から折り畳まれたフィルムが積層状態に折り畳まれて、支持台に載置されている状態を示す図、(ロ)はローラーコンベアが上に移動して、ローラーコンベアによって折り畳まれたフィルムが支持されている状態を示す図、(ハ)はローラーコンベアの上下動およびスライド状態を説明するための図である。
図2(イ)において、図示されていない折畳機によって、折り畳まれたフィルム21は、所定の間隔をおいて配置されたT字型支持部材121上に積層状に載置される。
【0033】
ローラーコンベア13は、フィルムが折り畳まれている間、支持台12を構成するT字型支持部材121の間に埋設された状態になっている。また、上記ローラーコンベア13は、上下方向およびスライド方向に移動できるようにローラーコンベアスライド機構124とローラーコンベア上下機構125を介して支持基台123に取り付けられている。ローラーコンベアスライド機構124は、図2(イ)および(ロ)おいて、符号の付けられていないレール上を紙面に対して前後方向にスライドできるようになっている。
【0034】
図2(ロ)において、フィルムが所定の長さ折り畳まれた後、ローラーコンベア13は、ローラーコンベア上下機構125によって上方に持ち上げられる。すなわち、折り畳まれたフィルム21は、支持台12に載置されていたものが、ローラーコンベア13のローラー131上に載置されるようになる。その後、ローラーコンベアスライド機構124は、ローラーコンベア13をスライドさせる。すなわち、ローラーコンベア13は、図1に示す2点鎖線の位置に移動する。
【0035】
図2(ハ)から判るように、ローラーコンベア13におけるローラー131は、支持台12の内部に埋設されており、この状態の時、図示されていない折り畳機によって、支持台12上に折り畳み続けている。この状態は、図2(ハ)の131−1である。次に、ローラーコンベア13が上昇して、支持台12上に載置されている折り畳まれたフィルム21は、ローラーコンベア13に乗り移る状態が131−2である。その後、ローラーコンベア13は、折り畳まれたフィルム21を載置した状態でスライドして131−3の状態になる(図1に示す2点鎖線の状態)。
ローラーコンベア13に載置された、折り畳まれたフィルム21が次のローラーコンベア15に移動した後、ローラーコンベア13は、下方に降下して131−4の状態になる。次に、ローラーコンベア13は、元の位置131−1に戻る。図示されていない折り畳機は、ローラーコンベア13のローラー131が131−2、131−3、131−4、131−1のどの位置にある時も、折り畳みを続けることができる。
【0036】
図3は自動折畳機、搬送装置、巻取装置の原理を説明するための斜視図である。巻取装置14は、基台141と、当該基台141上に設けられたレール143、143′によって移動が可能な可動台142と、折り畳まれたフィルム21を巻回する際に案内および半割状巻取ローラー146を抜く際のストッパーとなる案内板144、144′と、上記可動台142に設けられた移動および回転・加圧機構145と、折り畳まれたフィルム21の端部を噛み込むための半割状巻取ローラー146と、折り畳まれたフィルム21の内部にある空気を抜く加圧ローラー147と、当該加圧ローラー147が折り畳まれたフィルム21を介して半割状巻取ローラー146に押し付けるように加圧する加圧部148と、上記案内板144、144′を基台に固定する案内板固定部149とから構成されている。図3において、加圧ローラー147と加圧部148は、案内板固定部149に固定されているが、可動台142に取り付けることも可能である。
【0037】
基台141には、案内板固定部149を介して二つ割りにした案内板144と144′とが固定されている。半割状巻取ローラー146は、移動および回転・加圧機構145に接続されて回転すると共に、可動台142の移動によって、案内板144、144′の開口部から図3の左側に移動する。加圧ローラー147は、折り畳まれたフィルム21の巻き厚によって上方に移動できるように構成されている。また、同様に、二つ割りにされた案内板144′は、折り畳まれたフィルム21の巻き厚によって上部に移動できる構成にすることができる。
【0038】
ローラーコンベア13と巻取装置14との間には、ローラーコンベア15があり、ローラーコンベア13に積み代えられた、折り畳まれたフィルム21の端部を半割状巻取ローラー146に噛み込ませるように搬送する。折り畳まれたフィルム21は、ローラーコンベア15によって搬送され、その端部が半割状巻取ローラー146に噛み込み易くするために案内ローラー32が図示されていない支持機構によって設けられている。
図3において、ローラーコンベア15の配置は、折り畳まれたフィルム21の端部を人手によって、半割状巻取ローラー146に挟み込む。しかし、ローラーコンベア15は、半割状巻取ローラー146の噛み込み易い位置に配置されると共に、必要に応じて、ローラーを駆動することで、自動的に処理することができる。
【0039】
図3において、加圧ローラー147は、真上から加圧しているが、巻取ローラーに巻回された折り畳まれたフィルム21に対し、上方に加圧ローラーの支持点を設け、支持点より振り子状に可動状態で、横方向にエアシリンダーで加圧することにより、巻き径が大きくなっても、斜め上方へ動きながら加圧できるので、エアシリンダーを小さいもので使用可能という利点がある。
【0040】
図4(イ)は本発明の一実施例で、半割状巻取ローラーに折り畳まれたフィルムを挟んだ状態を説明するための図で、(ロ)は半割状巻取ローラーに折り畳まれたフィルムを噛み込んだ状態を説明するための図で、(ハ)は半割状巻取ローラーに折り畳まれたフィルムの噛み込み、および縮径を説明するための図である。図4(イ)において、半割状巻取ローラー146は、下部半割状回転軸41と、上部半割状回転軸42とから構成されている。下部半割状回転軸41には、たとえば、受光素子46が埋め込まれている。
【0041】
上部半割状回転軸42には、エアシリンダ44が固定されており、このエアシリンダに噛込板43が取り付けられている。また、上部半割状回転軸42には、折り畳まれたフィルム21の端部が挿入されたことを検知するための、たとえば、発光素子45が設けられている。そして、上記噛込板43には、上記発光素子45の光が受光素子46に到達するように開口47が開けられている。したがって、折り畳まれたフィルム21が噛込板43によって噛み込まれた場合、受光素子46は、発光素子45からの光が遮られるため、これにより図示されていない制御回路からの指令により噛込板43をエアシリンダ44によって下げるようにする。
また、半割状巻取ローラー146は、下部半割状回転軸41と上部半割状回転軸42とで折り畳まれたフィルム21を噛み込んでいる状態で略円形にする。さらに、噛込板43は、折り畳まれたフィルム21に対して摩擦の多い部材を採用することで、強い力で巻き込むことができる。折り畳まれたフィルム21の強い巻き込みは、内部の空気を多く追い出すことができると共に、外形寸法を小さくすることができる。
【0042】
図4(ロ)が上記折り畳まれたフィルム21を噛込板43で噛み込んでいる状態である。そして、この状態で、折り畳まれたフィルム21は、半割状巻取ローラー146が回転すると、半割状巻取ローラー146の周囲に巻き込まれる。
半割状巻取ローラー146に巻き込まれた、折り畳まれたフィルム21は、図3に示す加圧ローラー147によって加圧され、折り畳まれたフィルム21の中に巻き込まれている空気を追い出す。そのため、折り畳まれたフィルム21は、巻き込みが終了した後、半割状巻取ローラー146から抜き難くなるため、図4(ハ)に示すように、エアシリンダ44によって上部半割状回転軸42を縮径すると共に、噛込板43を開放する。
さらに、図示されていないが、下部半割状回転軸41および上部半割状回転軸42には、エアシリンダ44から空気を吹き出すような孔を設けることができる。このような孔を有する半割状巻取ローラー146は、巻回された、折り畳まれたフィルム21を容易に噛込板43から離すことができる。この時、吹き出された空気が直接、折り畳まれたフィルム21に当たるように噛込板43にも開口を設ける必要がある。
【0043】
図5(イ)および(ロ)は本発明の一実施例で、半割状巻取ローラーを説明するための図である。
図5(イ)および(ロ)において、半割状巻取ローラー146は、たとえば、回転軸51と、図示されていないモータの回転をチェーンによって伝達する駆動ギア52と、半割状巻取ローラー支持部材53と、当該半割状巻取ローラー支持部材53に一方が取り付けられた片持梁54と、当該片持梁54に上下に取り付けられた二組の第1可動エアシリンダ441、441′(図6参照)、および第2可動エアシリンダ442、442′と、第1可動エアシリンダ441、441′に取り付けられた噛込板43、43′とから構成されている。
【0044】
また、半割状巻取ローラー支持部材53は、第1フランジ521と第2フランジ522との間に二つの溝523、524が設けられており、当該溝523、524に第1可動エアシリンダ用空気孔525と、第2可動エアシリンダ用空気孔526とが設けられている。そして、上記溝523、524には、摺動自在な摺動部材55が取り付けられていると共に、当該摺動部材55にエアシリンダ用の圧縮空気挿入する第1ノズル56、および第2ノズル57が取り付けられている。なお、上部半割状回転軸42は、第2可動エアシリンダ442、442′のシリンダに取り付けられている。
さらに、下部半割状回転軸41に取り付けられた噛込板43′は、必要により設けることができる。
【0045】
図6は本発明の一実施例で、半割状巻取ローラーに設けられた噛込板を説明するための図である。
図6において、第1可動エアシリンダ441、441′は、下部に二股部445、445′が設けられている。一方、噛込板43の上部には、係合突起部443、443′が設けられている。そして、二股部445、445′は、軸部材444、444′を介して係合突起部443、443′と結合されている。したがって、噛込板43は、二股部445、445′と係合突起部443、443′とによって、折り畳まれたフィルム21の進行方向に揺動自在となる。したがって、噛込板43は、折り畳まれたフィルム21が一部までしか挿入されない場合、第1可動エアシリンダ441、441′の加圧により傾斜できるので、折り畳まれたフィルム21の噛み込みを堅固にすることができる。
【0046】
次に、図1から図6を使用して、本発明の折り畳まれたフィルムの巻取方法を説明する。
まず、図1および図3から判るように、広幅の農業用フィルム単独、あるいは複数のフィルムが溶着された農業用フィルムが自動折畳機11によって交互に表と裏を上部に向けて積層状に折り畳まれた状態になる。
すなわち、折り畳まれたフィルム21は、図3に示すように継ぎ目33が溶着されており、支持台12に載置される。
【0047】
支持台12に載置された折り畳まれたフィルム21は、所定の長さで切断された後、支持台12の下部に埋め込まれた状態に配置されていたローラーコンベア13が図2に示されているローラーコンベア上下機構125によって上昇して、ローラーコンベア13に乗り移る。折り畳まれたフィルム21を載せたローラーコンベア13は、ローラーコンベアスライド機構124によって図1に示す2点鎖線の位置にスライドする。ローラーコンベア13が図1に示す2点鎖線の位置に移動した後、支持台12は、移動しないため、高周波溶着機や自動折畳機11は、連続で作業が継続できる。
【0048】
次に、ローラーコンベア13に載置された折り畳まれたフィルム21は、手動または図示されていないモータによってローラー131を駆動することで、次のローラーコンベア15に移動させる。ローラーコンベア15に積み代えられた、折り畳まれたフィルム21は、その端部が図3に示す案内ローラー32等によって半割状巻取ローラー146に設けられた噛込板43、43′(図5参照)の間に案内される。折り畳まれたフィルム21の端部が噛込板43に噛み込まれたことは、発光素子45と受光素子46によって検知される。
【0049】
この信号は、図示されていない制御回路を動作させて、第1可動エアシリンダ441、441′を降下させることによって、折り畳まれたフィルム21が噛込板43に噛み込まれる(図4(ロ)、図6参照)。その後、移動および回転・加圧機構145に取り付けられている図示されていないモータは、回転を開始する。モータの回転は、同じく図示されていないチェーンを介して、図5に示す駆動ギア52に伝達される。この結果、回転軸51は、半割状巻取ローラー支持部材53と共に回転して、下部半割状回転軸41と上部半割状回転軸42とで円形に構成される半割状巻取ローラー146の周囲に折り畳まれたフィルム21を巻き付ける。
【0050】
折り畳まれたフィルム21は、図3に示すように、半割状巻取ローラー146に巻き付けながら、加圧ローラー147によって加圧する。加圧ローラー147の折り畳まれたフィルム21に対する加圧は、折り畳まれた時および巻取装置14に巻かれる際に入った空気を追い出すことができる。また、折り畳まれたフィルム21は、半割状巻取ローラー146に巻かれる際に、案内板144、144′が案内する。
【0051】
折り畳まれたフィルム21は、長さが長い場合、半割状巻取ローラー146に巻かれる厚さが厚くなる。この場合のために、案内板144′および加圧ローラー147は、上下に移動可能にしておくと便利である。
その他に、案内板144および半割状巻取ローラー146も上下方向に移動できるようにすることもできる。加圧ローラー147および加圧部148は、基台141または可動台142のいずれにも固定することができる。
【0052】
折り畳まれたフィルム21は、巻回された後、半割状巻取ローラー146から抜き取る必要がある。そこで、上部半割状回転軸42に設けられている第2可動エアシリンダ442、442′に供給されている空気を除去すると、当該第2可動エアシリンダ442、442′のシリンダに接合されている上部半割状回転軸42が内方向に移動して縮径すると共に、第1可動エアシリンダー441、441′を上昇させ噛込板43を開放する。このため、折り畳まれたフィルム21は、半割状巻取ローラー146から抜き易くなる。その後、半割状巻取ローラー146は、可動台142が図3の左方向に移動すると、当該可動台142と共に移動する。しかし、半割状巻取ローラー146に巻回された折り畳まれたフィルム21は、半割状巻取ローラー146が移動しても、案内板固定部149と基台141とによって固定されている案内板144、144′のため移動が阻まれる。
【0053】
さらに、可動台142の移動により半割状巻取ローラー146が移動すると、当該半割状巻取ローラー146に巻回されていた折り畳まれたフィルム21は、落下する。半割状巻取ローラー146の下部には、台車または箱を置いておくと、自動的に台車に積まれたり、箱に挿入される。
【0054】
第二実施例は、図1および図3における可動台142を固定する。そして、第一実施例において、固定されていた案内板固定部149を図示されていない方法により図1および図3の右方向に移動できるようにする。案内板固定部149の移動は、案内板144、144′も同じ方向に移動する。半割状巻取ローラー146は、移動しないが、案内板144、144′の移動により、折り畳まれたフィルム21が移動して、半割状巻取ローラー146の先端部近傍に落下する。
【0055】
半割状巻取ローラー146は、巻き取り部分が二つ割りに構成されているが、半径方向に多数分割することもできる。たとえば、巻取ローラーは、折り畳まれたフィルムを挟持する部分を有すると共に、複数個の半径方向に連動するチャック(CHUCK)から構成される。
【0056】
以上、本実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行なうことが可能である。
たとえば、移動および回転・加圧機構は、ブラックボックスとして詳細な記載がなされていない。しかし、移動および回転・加圧機構は、周知および公知の如何なる手段も採用することができるため、記載が省略されている。また、半割状巻取ローラーおよび加圧ローラーの上下機構は、詳述されていないが、上記同様に周知および公知のいかなる手段をも採用できる。
また、本実施例の移動する部分は、空気圧とモータによって行っているが、油圧あるいは電気機械的駆動により行うことも可能である。
さらに、本実施例は、空気圧制御および電気的制御について詳述されていないが、制御回路そのものに発明がなく、周知または公知の手段を採用することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に巻き取る折り畳まれたフィルムであり、従来上記大型の折り畳まれたフィルムを人力によってさらに折り畳んだり、あるいは箱詰め等を行っていたものを、搬送装置から自動的に巻取ローラーに巻き取ることができるようになった。また、上記巻取ローラーは、少なくとも二つの半割状にし、その間に上記折り畳まれたフィルムの端部を挟むことにより、巻き付けを容易にしている。
本発明によれば、折り畳まれたフィルム内部の空気抜きが巻取ローラーに巻き付けながら行うため、単に加圧するより効果的に行うことができるようになった。
本発明によれば、折り畳まれたフィルムの巻き付け工程と空気抜き工程が同時に行われるため、作業時間を短縮することができるようになった。
本発明によれば、折り畳まれたフィルムが円柱状になっているため、運搬あるいは保管に都合がよいだけでなく、農業用ハウスを作製する際にも作業が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、農業用フィルムの折り畳み、搬送、および巻き付けの原理を説明するための概略上面図である。
【図2】(イ)ないし(ハ)は本発明の一実施例で、(イ)は折り畳み機から折り畳まれたフィルムが積層状態に折り畳まれて、支持台に載置されている状態を示す図、(ロ)はローラーコンベアが上に移動して、ローラーコンベアによって折り畳まれたフィルムが支持されている状態を示す図、(ハ)はローラーコンベアの上下動およびスライド状態を説明するための図である。
【図3】自動折畳機、搬送装置、巻取装置の原理を説明するための斜視図である。
【図4】(イ)は本発明の一実施例で、半割状巻取ローラーに折り畳まれたフィルムを挟み込んだ状態を説明するための図で、(ロ)は半割状巻取ローラーに折り畳まれたフィルムを噛み込んだ状態を説明するための図で、(ハ)は半割状巻取ローラーに折り畳まれたフィルムの噛み込み、および縮径を説明するための図である。
【図5】(イ)および(ロ)は本発明の一実施例で、半割状巻取ローラーを説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例で、半割状巻取ローラーに設けられた噛込板を説明するための図である。
【図7】農業用ハウスの外形を説明するための概略図である。
【符号の説明】
11・・・自動折畳機
12・・・支持台
121・・T字型支持部材
122・・取付部
123・・支持基台
124・・ローラーコンベアスライド機構
125・・ローラーコンベア上下機構
13・・・ローラーコンベア
131・・ローラー
132、133・・・軸受部
14・・・巻取装置
141・・基台
142・・可動台
143、143′・・・レール
144、144′・・・案内板
145・・移動および回転・加圧機構
146・・半割状巻取ローラー
147・・加圧ローラー
148・・加圧部
149・・案内板および加圧部支持部材
15・・・ローラーコンベア
21・・・折り畳まれたフィルム
32・・・案内ローラー
33・・・継ぎ目
41・・・下部半割状回転軸
42・・・上部半割状回転軸
43、43′・・・噛込板
44・・・エアシリンダ
441、441′・・・第1可動エアシリンダ
442、442′・・・第2可動エアシリンダ
45・・・発光素子
46・・・受光素子
47・・・開口
51・・・回転軸
52・・・駆動ギア
521・・第1フランジ
522・・第2フランジ
523、524・・・溝
525・・第1可動エアシリンダ用空気孔
526・・第2可動エアシリンダ用空気孔
53・・・半割状巻取ローラー支持部材
54・・・片持梁
55・・・摺動部材
56・・・第1ノズル
57・・・第2ノズル

Claims (9)

  1. 農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に巻き取る折り畳まれたフィルムの巻取方法において、
    搬送装置によって搬送された、上記折り畳まれたフィルムの端部を少なくとも二つの半割状からなる巻取ローラーに挟み込み、
    上記巻取ローラーを回転させながら、上記折り畳まれたフィルムを巻き取り、 上記折り畳まれたフィルムが上記巻取ローラーに巻き取られている間に加圧して内部の空気を除去し、
    上記折り畳まれたフィルムが巻き取り完了後、上記巻取ローラーの挟み込みの開放および上記巻き取りローラーを縮径することにより、抜き取り可能にすることを特徴とする折り畳まれたフィルムの巻取方法。
  2. 農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に搬送装置によって搬送され、前記折り畳まれたフィルムを巻き取る巻取ローラーを備えた巻取装置において、
    上記折り畳まれたフィルムの端部を挟み込みおよび開放する機構と、巻き取るための回転機構と、巻き取り完了後、縮径する機構とを備えた少なくとも二つの半割状巻取ローラーと、
    上記折り畳まれたフィルムの内部の空気を除去するため、上記折り畳まれたフィルムを上記巻取ローラーに巻き付けながら加圧する加圧ローラーと、
    から構成されていることを特徴とする折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  3. 農業用ハウスに使用される長尺の農業用フィルムの表と裏を交互に積層状にして折り畳んだ後に搬送装置によって搬送され、前記折り畳まれたフィルムを巻き取る巻取ローラーを備えた巻取装置において、
    基台と、
    上記基台上を移動可能に取り付けられた可動台と、
    上記可動台に取り付けられ、上記折り畳まれたフィルムの端部を挟み込みおよび開放する機構と、巻き取るための回転機構と、巻き取り完了後、縮径する機構とを備えた少なくとも二つの半割状巻取ローラーと、
    上記可動台または基台に取り付けられ、上記折り畳まれたフィルムの内部の空気を除去するため、上記折り畳まれたフィルムを上記巻取ローラーに巻き付けながら加圧する加圧ローラーと、
    から構成されていることを特徴とする折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  4. 上記基台に取り付けられていると共に、上記折り畳まれたフィルムの巻き取りの案内兼抜き取り用ストッパーとなる案内板を備えていることを特徴とする請求項記載の折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  5. 上記巻取ローラーは、半割状で、その半割の内部に折り畳まれたフィルムの端部を挟み込みおよび開放する機構となる噛込板が設けられていると共に、噛込板が揺動自在に構成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1に記載の折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  6. 上記巻取ローラーには、折り畳まれたフィルムの端部が所定位置に入ったことを検知するセンサーが内蔵されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5記載のいずれか1に記載の折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  7. 上記巻取ローラーには、当該巻取ローラーに巻き付いた上記折り畳まれたフィルムを離すために、エアー吹き出し孔が設けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項6記載のいずれか1に記載の折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  8. 上記基台に取り付けられた案内板は、可動台に取り付けられた巻取ローラーが回転および移動できる開口部が設けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1に記載の折り畳まれたフィルムの巻取装置。
  9. 上記加圧ローラーは、上方に加圧ローラーの支持点を設け、支持点より振り子状に可動状態で、巻取ローラーに対して加圧できることを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれか1に記載の折り畳まれたフィルムの巻取装置。
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