JP3854853B2 - 枕木運搬車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枕木運搬車に関し、枕木交換作業の効率化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、鉄道軌道を構成する枕木としては、コンクリート製の枕木であるPC枕木が使用されるのが一般的である。PC枕木は、木製の枕木に比べると耐用年数が長く、単位体積あたりの重量が大きく安定性がよい。
【0003】
このようなPC枕木とレールとを締結する方式には、板バネ式や線バネ式と呼ばれるものがある。前者は、板バネの圧力を利用して線路を固定するものであり、ちょうどスプリングワッシャをネジの箇所に取り付けるのと同じように板バネの力を利用してレールを枕木に固定し、ボルトをはずれにくくするものである。一方後者は、パンドロールに代表される硬鋼棒を使用したものであり、鋳鉄製の部品に“の”の字のような線バネを固定してその線バネの力でレールを固定するものである。この線バネ式は、構造がシンプルであって保守が容易であると共に、取り付けが簡単な割に固定力が大きくなって緩みにくいことが知られており、近年、線路交換時期に合わせてこの方式に置き換えることが多くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、線バネ式の場合にはPC枕木に線バネを固定するための部品が取り付けられることになり、この部品はPC枕木上面の突起物であるため、このようなPC枕木は、直に積み重ねて運搬することができない。
【0005】
一方、枕木交換作業における枕木の交換本数は膨大な量になる。したがって、集積基地より交換現場へ一度に多数の枕木を運搬できることが望まれる。
しかしながら、上述したように線バネ式のPC枕木は積み重ねることができず、車両の長さにも制限があるため、多数の枕木を一度に運搬できないという問題があり、その結果、枕木の交換作業に多大な時間を要することになっている。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、一度に多数の枕木を運搬可能で、しかも、枕木の取り卸しが容易な枕木運搬車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した課題を解決するためになされた本発明の枕木運搬車は、枕木の運搬及び取り卸し作業を行うための鉄道車両として実現されており、搬送部と、リフト部とを備えている。
【0008】
ここで、搬送部は、上下方向に複数段設けられており、前後方向に配置される複数枚のパレットを当該前後方向へ搬送可能である。一方、リフト部は、搬送部の前後方向における両側に設けられており、搬送部より押し出されたパレットを昇降させて、搬送部間でのパレットの移動を実現する。
また、リフト部の少なくとも一方は、パレット上の枕木を取り出すための枕木取出部として利用され、さらに、枕木取出部の前後方向の外側に設けられた、枕木を車両から取り卸すための取り卸し部を備えている。
この取り卸し部は、2本のレールを跨ぐように形成され、長手方向における端部が地面に近づくように傾斜したガイド部を備えており、ガイド部に枕木を載置することによって、枕木が自重でガイド部上を摺動しレール脇へ落下するようにされている。
【0009】
線バネ式でレールと締結されるPC枕木は、そのための部品を上面に備えているため、積み重ねることができず、そのため、車両の荷台に横に並べて積載されていた。したがって従来は、一度に多数の枕木を運搬することができなかった。
これに対して本発明では、この荷台に相当する搬送部を複数段用意した。つまり、枕木同士を積み重ねることができないため、搬送部を複数段用意することにより、上下方向にも枕木を積載できるようにしたのである。これによって、一度に多数の枕木を運搬することができる。
【0010】
そして、搬送部を複数段用意することは、搬送部の前後方向の両側にリフト部を設けたことと相俟って、パレットの位置変更を可能とする。パレットの位置変更が可能となれば、枕木の載置されたパレットを適当な位置まで移動させることができる。しかも、リフト部の少なくとも一方が枕木取出部として利用され、その外側には専用の取り卸し部が設けられている。そのため、枕木の取り卸し作業が容易になる。
加えて、取り卸し部にはガイド部が備えられているため、取り卸し作業がさらに容易になる。ガイド部には、長手方向に複数のローラを設けるなどの工夫をすることが考えられる。比較的重量のあるPC枕木を確実に摺動させることができるからである。
【0011】
なお、このとき、最も上段に位置する搬送部のパレット上へ上方から枕木を載置可能にしておくとよい。このようにすれば、例えばクレーンなどを用いて、枕木を積載することができる。すなわち、最も上段の搬送部のパレットが全て枕木で埋まったときに下方に空のパレットが存在する場合、枕木が載置されたパレットと空のパレットとを搬送部及びリフト部によって入れ替え、同様の載置作業を繰り返せば、全てのパレットに枕木を載置することができる。
【0012】
また、具体的な構成として、搬送部を上下方向に2段設けることが考えられる。このときは、例えば上方の搬送部→一方のリフト部→下方の搬送部→他方のリフト部という順序でパレットを回転させることが考えられ、パレットの位置変更の制御が簡単になる。
【0013】
また、上述した搬送部は、個々のパレットを個別に移動する構成としてもよいが、次のような構成を採用するとよい。
すなわち、各搬送部に配置される複数枚のパレットが相互に連結されるようにし、搬送部は、所定位置のパレットを移動させることにより、複数枚のパレットを連動させて搬送するようにするとよい。このようにすれば、搬送機構が簡単になるという点で有利である。このとき、所定位置のパレットの移動には、比較的大きな力が必要になるので、油圧シリンダを用いることが考えられる。
【0016】
また例えば、ガイド部への枕木の移動を容易にするために、取り卸し部は、さらに、左右方向に枕木を傾斜させることが可能な傾斜部を備えるようにするとよい。このとき、傾斜部の傾斜によって、ガイド部に枕木が自重で移動するようにする。この傾斜部は、手動で傾斜させられる構造とすることが考えられる。もちろん、油圧シリンダを用いて自動で傾斜する構造としてもよい。このようにすれば、ガイド部への枕木の移動も容易になり、さらに取り卸し作業が容易になる。
【0017】
取り卸し作業を容易にするという観点からは、パレット上の枕木を取り卸し部へ容易に移動できるようにすることも重要である。
そこで、上述した枕木取出部が、パレット上に載置された枕木の両端部分を下方より支持し、枕木をパレットの上方へ持ち上げる枕木支持部を有する構成にするとよい。このようにすれば、枕木は両端部分で支持されてパレット上方へ持ち上げられるため、パレットとの摩擦をなくし、枕木取出部から取り卸し部への枕木の移動をスムーズにすることができる。なおこのとき、枕木支持部が、車両の前後方向における枕木の移動を可能にするローラを有する構造とすることが望ましい。さらに、枕木の移動がスムーズになるからである。
【0019】
作業時の安全面を考慮する場合、さらに、次のような工夫を施すとよい。
例えば、リフト部が、リフト動作に先立って搬送部から押し出されたパレットに係合して、当該パレットの逸走を規制するリフト側ロック機構を有するようにすることが考えられる。また例えば、搬送部が、搬送動作の停止時に搬送部のパレットに係合して、リフト部へのパレットの逸走を規制する搬送側ロック機構を有するようにすることが考えられる。このようにすれば、鉄道軌道にカントや勾配があっても、パレットの逸走を防止することができ、安全な取り卸し作業が実現できる。
【0020】
なお、鉄道軌道のカントや勾配などの影響で、パレット上の枕木が車両の左右方向にずれると、搬送時にフレームに引っ掛かってしまうことが考えられる。そこで、搬送部が、さらに、パレットの中央部に枕木を位置せしめるため規制壁を、左右方向における両側に有している構成とすることも有効である。このような規制壁は、搬送方向に向かって狭くなるように角度を付けて設けておけばよい。また、枕木との当接面にはローラを設けておき、枕木との摩擦を抑えるようにしてもよい。このようにすれば、枕木が車両の左右方向にずれても、確実な搬送が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、実施例の枕木運搬車1の概略側面図である。図2は、枕木運搬車1の概略平面図である。
【0022】
枕木運搬車1は、鉄道車両であり、車両前後方向における中央部に設けられた「搬送部」としての搬送部10と、搬送部10の両側に位置する「リフト部」としてのリフト部20と、一方のリフト部20のさらに外側に位置する「取り卸し部」としての取り卸し部30と、油圧ユニット41と、制御盤42と、発電機43とを備えている。
【0023】
搬送部10は、車両の上下方向に2段設けられており、上段に位置する搬送部10は、複数本の支柱44で車体に固定されている。この搬送部10は、パレット11、パレット11下方のガイドレール12、ガイドレール12の取り付けられたフレーム13を有している。
【0024】
パレット11は、長方形形状であり、長手方向(幅方向)が車両の左右方向となるように配置される。枕木は、長手方向をこのパレット11の幅方向として載置される。パレット11の短手方向の長さは枕木の約4本分となっており、図1及び図2に二点鎖線で示す如く、一枚のパレット11に、4本の枕木が載置される。枕木運搬車1への枕木の積載は、集積基地においてクレーンを用いて行われる。上段の搬送部10のパレット11上にクレーンを用いて枕木を載置できるように、上段の搬送部10の上方は開放された構成になっている。
【0025】
図2に示すように、搬送部10のガイドレール12は、車両の前後方向に直線状に配置されている。具体的には、パレット11の幅方向に2本のガイドレール12が配置され、パレット11の幅方向における両側下面を支持するようになっている。一本のガイドレール12は、パレット11の短手方向に対応する長さで構成されており、パレット11の配置間隔に合わせてフレーム13に固定されている。一本のガイドレール12には、長手方向に等間隔で計5つのローラ12aが設けられている。ローラ12aは、一部をガイドレール12の上面から突出させるように設けられており、回動可能に支持されている。したがって、ガイドレール12上のパレット11は、ローラ12aの回転方向である車両の前後方向にスムーズに移動させることができる。
【0026】
図2に示したように、パレット11の前後方向の搬送を実現するため搬送部10はさらに、ガイドレール12の間に、搬送用シリンダ14、搬送軸15、搬送軸回転用シリンダ16を有している。図2には、搬送用シリンダ14、搬送軸15、搬送軸回転用シリンダ16をそれぞれ2つずつ示したが、向かって左側の構成は上段に位置する搬送部10に取り付けられており、一方、向かって右側の構成は下段に位置する搬送部10に取り付けられている。
【0027】
また、搬送部10は、パレット11のリフト部20への逸走を規制するための「搬送側ロック機構」を構成するストッパシリンダ17を有している。さらに、上段の搬送部10は、パレット11上に載置された枕木をパレット11の幅方向の中央に位置せしめるための「規制壁」としてのローラ付ガイド18を有している。
【0028】
リフト部20は、昇降台21を上下に移動させる構成となっており、搬送部10から押し出されたパレット11を昇降させて、搬送部10間におけるパレット11の移動を実現する。昇降台21には、搬送部10からリフト部20へのパレット11の移動をスムーズにするように、搬送部10と同じ幅でガイドレール12が配置されている。図2に示す如くである。なお、以下では2つのリフト部20を区別するために、必要に応じて、車両前方側のリフト部20を「第1リフト部20」と示し、車両後方側のリフト部20を「第2リフト部20」と示すことにする。
【0029】
車両後方側の第2リフト部20は、左右方向の両側に、上述したガイドレール12に構造が類似する「枕木支持部」としての枕木支持部51を有している。この枕木支持部51は、後述するように、パレット11上に載置された枕木の両端部分を下方より支持可能な位置に配置されており、枕木をパレットの上方へ持ち上げて枕木のパレット11からの取り出し作業を容易にする。したがって、この第2リフト部20が「枕木取出部」に相当する。
【0030】
取り卸し部30は、「ガイド部」としてのガイド部31と、「傾斜部」としての傾斜部32とを有している。ガイド部31は、鉄道軌道を構成する2本のレールを跨ぐように形成され、長手方向における端部が地面に近づくように傾斜している。そしてガイド部31は、長手方向に複数のローラ31aを備えている。一方、傾斜部32は、左右両側に傾斜したガイド部31の間に位置している。傾斜部32には、左右方向の端部にローラ32aが設けられ、また、左右方向中央の端縁部から上方へレバー32bが延設されている。この傾斜部32は、このレバー32bを作業者が左右へ倒すことによって、左右のいずれかのガイド部31と連続する傾斜面を形成するようになっている。
【0031】
油圧ユニット41は、各部に設けられた油圧シリンダの油圧管理を行うためのものである。制御盤42は、パレット11の移動制御を行うための操作ボタンを備え、搬送部10及びリフト部20によるパレット11の移動は、制御盤42を介した作業者の指示によって、搭載されたコンピュータシステムにより油圧シリンダの弁を制御することにより行われる。したがって、各部の油圧シリンダは、電動シリンダである。発電機43は、制御系統のみならず、図示しない投光器、前照灯、パトライトを点灯させるためにも用いられる。
【0032】
以上、枕木運搬車1の概略構成を説明した。次に、枕木運搬車1の動作を説明する。
上述したパレット11は、図3に示すように、短手方向における端部に嵌合部11aと、嵌合部11aに対応する被嵌合部11bとを有している。この嵌合部11aと被嵌合部11bとの嵌合によって、搬送部10に配置されたパレット11は相互に連結される。嵌合部11aと被嵌合部11bとは、上下方向(パレット11の面に垂直な方向)から嵌合する構造となっている。
【0033】
このようなパレット11の構造を踏まえて、ここで枕木運搬車1におけるパレット11の位置変更について説明する。なお、図1中に記号P1,P2,P3,P4を付して示したパレット11を「パレット11(P1)」,「パレット11(P2)」,「パレット11(P3)」,「パレット11(P4)」と示すことにする。
【0034】
行程▲1▼:まず、第1リフト部20によってパレット11(P1)が上昇させられる。矢印Aで示す如くである。これにより、下段の搬送部10から上段の搬送部10へパレット11(P1)が移動することになる。このとき、パレット11(P1)は、下段のパレット11(P2)から切り離されて、上段のパレット11(P3)に連結される。
【0035】
行程▲2▼:続いて上段の搬送部10は、パレット11(P1)を含む7枚のパレット11を連動させて、車両後方へ搬送する。矢印Bで示す如くである。これにより、パレット11(P4)が第2リフト部20へ押し出される。なお、このとき、枕木がパレット11の幅方向にずれていても、ローラ付ガイド18に当接してパレット11の中央に位置せしめられる。
【0036】
行程▲3▼:次に、第2リフト部20によってパレット11(P4)が下降させられる。矢印Cで示す如くである。これにより、上段の搬送部10から下段の搬送部10へパレット11(P4)が移動することになる。
行程▲4▼:続いて下段の搬送部10は、パレット11(P4)を含む7枚のパレット11を連動させて、車両前方へ搬送する。矢印Dで示す如くである。これにより、次のパレット11(P2)が第1リフト部20へ押し出される。
【0037】
このような行程▲1▼〜▲4▼の繰り返しによってパレット11は、枕木運搬車1において、第1リフト部20→上段の搬送部10→第2リフト部20→下段の搬送部10→第1リフト部20→・・・という順序で移動する。このパレット11の移動により、作業現場でパレット11から順に枕木を取り卸すことはもちろん、集積基地において、上段の搬送部10より、クレーンを用いて枕木を積載することができる。
【0038】
次に搬送部10によるパレット11の搬送について説明する。なお、ここでは下段の搬送部10による車両前方へのパレット11の搬送を、例に挙げて説明する。
上述したように、パレット11の搬送は、搬送用シリンダ14、搬送軸15、及び、搬送軸回転用シリンダ16によって実現される。
【0039】
図2に示すように、搬送軸15は、長手方向にスライド可能に、また、長手方向を軸にして回動可能に、中央部分と一方の端部とを固定部材15bにて支持されている。また、他方の端部には、長手方向に対し垂直に突出する凸部15aが設けられている。
【0040】
そして、中央部分の固定部材15bと凸部15aとのおよそ中間部分が、搬送用シリンダ14のプランジャ14aの先端と、連結部材14bによって連結されている。これによって搬送用シリンダ14のプランジャ14aに連動して、搬送軸15は、車両の前後方向にスライドする。
【0041】
また、搬送軸回転用シリンダ16のプランジャの先端は、搬送軸15の下端部に揺動可能に支持されている。これにより、搬送軸15は、搬送軸回転用シリンダ16のプランジャに連動して45度の範囲で回転し、これにより凸部15aは、水平位置と水平位置から下方45度の位置との間を移動する。
【0042】
一方、パレット11の下面中央部には、上述した搬送軸15の凸部15aに対応する断面コの字形の凹部11cが設けられている。
これにより、搬送軸回転用シリンダ16によって、搬送軸15を回動させ、凸部15を水平位置まで起こし、第2リフト部20に位置するパレット11の凹部11cに嵌合させる。そしてその後、搬送用シリンダ14によって、搬送軸15を車両前方へスライドさせ、パレット11を一枚分だけ移動させる。これによって、連結された7枚のパレットが連動して車両前方へ搬送されることになる。
【0043】
なお、下段の搬送部10の動作を説明したが、上段の搬送部10も、同様の構成を備えており、同様の方法で連結されたパレット11を車両後方へ搬送する。ところで、このような搬送部10の搬送動作が終了すると、リフト部20によるリフト動作に先だって、図1に示したストッパシリンダ17を用いたロック機構によって、搬送部10のパレット11をロックする。これはリフト部20によって搬送部10からパレット11が切り離された後、パレット11が逸走することを防止するためである。
【0044】
図4に示すように、ストッパシリンダ17の底部は、搬送部10のフレーム13に設けられたシリンダ支持軸96に揺動可能に支持されている。ストッパシリンダ17のプランジャの先端91は、係合部92に設けられたプランジャ支持軸95に揺動可能に支持されている。一方、係合部92の他端は、フレームに固定された支持部材93の支持軸94に回動可能に支持されている。
【0045】
このストッパシリンダ17のプランジャが突出した状態では、図4中に二点鎖線で示したように、パレット11の下面に設けられた被係合部11dの前面に係合部92が係合する。したがって、パレット11がリフト部20側へ逸走する事態を適切に防止できる。
【0046】
また、リフト部20は、リフト動作に先立って、パレット11を昇降台21にロックする。この構成が「リフト側ロック機構」に相当する。ここでは第1リフト部20を例に挙げて説明する。
図5に示すように、昇降台21の中央部分に直方体形状の支持台部25が設けられ、支持台部25の一端の支持軸26に、フック状に形成された係合部24が回動可能に支持されている。また、昇降台21には、ストッパシリンダ22が設けられており、左右方向に突出するプランジャの先端23が係合部24のプランジャ支持軸27に揺動可能に支持されている。
【0047】
このストッパシリンダ22のプランジャが突出すると、図5に二点鎖線で示したように係合部24が支持軸26を軸として回動し、パレット11の下面に設けられた被係合部11eの側面凹部11fに係合部24の先端部分が係合する。これによって、車両前方及び左右方向へのパレット11の逸走を規制できる。
【0048】
なお、ここでは第1リフト部20を例に挙げて説明したが、第2リフト部20にあっても同様である。
次に、枕木の取り卸し作業について説明する。枕木の取り卸し作業は、上述の第2リフト部20から行う。上述した行程▲1▼〜▲4▼で言えば、行程▲3▼と▲4▼との間で行われることになる。
【0049】
第2リフト部20の左右両側に枕木支持部51が設けられていることは既に述べた。
ここで枕木支持部51について説明する。
枕木支持部51は、枕木の長さに対応する間隔で配置されており、枕木の両端下面を支持してパレット11の上方に枕木を持ち上げるためのものである(図2参照)。
【0050】
図6に示すように、枕木支持部51は、長手方向を車両前後方向として配置されるフレーム52と、フレーム52上にボルト固定されたガイドレール53とを備えている。ガイドレール53には、複数のローラ53aが設けられている。このガイドレール53は、枕木の移動に用いられるため、パレット11を搬送するためのガイドレール12よりも、ローラ53aが配置される間隔は狭い。枕木の幅が、パレット11の長さの約1/4となっているからである。
【0051】
車体には、断面が略T字形の支持台60がボルト固定されており、この支持台60に設けられた車体側支持軸62に、支持板61が揺動可能に支持されている。そしてフレーム52の側面に設けられたフレーム側支持軸63に、支持板61の上方端部が揺動可能に支持されている。
【0052】
また、車体側にボルト固定されたシリンダ支持台59に設けられたシリンダ支持軸55に、シリンダ54の底部が揺動可能に支持されている。また、フレーム52の下面にはプランジャ支持台58が固定されており、このプランジャ支持台58に設けられたプランジャ支持軸57に、プランジャ56の先端56aが揺動可能に支持されている。
【0053】
図6には、プランジャ56が没入している状態を実線で示したが、プランジャ56が突出した状態では、支持台60に支持される支持板61が車体側支持軸62を軸にして向かって左へ回動するため、フレーム52が左側下方へ移動し、ガイドレール53も、その分だけ下方へ移動する。すなわち、シリンダ54を制御することにより、ガイドレール53を上下方向に移動させることができる。
【0054】
ガイドレール53が下方に移動した状態では、ローラ53aは、枕木の下面に当接しない。一方、ガイドレール53が上方に移動した状態では、ローラ53aは枕木の下面に当接してパレット11の上方に枕木を支持する。
したがって、行程▲3▼として示した第2リフト部20によるパレット11の下降動作の後、行程▲4▼として示した下段の搬送部10による搬送動作の前に、この枕木支持部51を動作させて枕木をパレット上方に支持し、作業者は、取り卸し部30へ一本ずつ枕木を移動させて、取り卸し作業を行う。取り卸し部30の傾斜部32は、ガイドレール53の上面よりも僅かに低くなっており、ガイドレール53に支持された枕木を、容易に傾斜部32に移動することができる。
【0055】
次に作業者は、傾斜部32のレバー32bを左右いずれかに倒す。これによって、傾斜部32の上面がガイド部31と同じ角度となり、傾斜部32及びガイド部31に設けられたローラ32a,31aによって、傾斜部32からガイド部31を介して地上へ、枕木を自重で移動させることができる。
【0056】
ところで、取り卸し部30は車両最後部に設けられており、この部分には車輪が存在しない(図1参照)。しかし、比較的重量のある枕木の取り卸し作業では、車両の左右方向に相当の荷重が作用し、作業時に車体に揺れを生じる可能性が高くなる。
【0057】
そこで、本実施例では、図7に示すような補助輪71を設けた。補助輪71は、車輪支持部72に取り付けられている。車輪支持部72は、補助輪71を挟み込むように支持しており、補助輪71とは反対側の端部が、車体に設けられた跳ね上げ軸73に揺動可能に支持されている。車輪支持部72の側端部の略中央には、プランジャ支持部74がボルト固定されて、車両後方に突出している。
【0058】
車輪収納用シリンダ75は、車輪支持部72よりも後方に配置され、底部がシリンダ支持軸70に揺動可能に支持され、プランジャ76の先端76aが、プランジャ支持部74に設けられたプランジャ支持軸77に揺動可能に支持されている。
【0059】
車輪収納用シリンダ75のプランジャ76が没入した状態においては、補助輪71が跳ね上げ軸73の鉛直下方に位置することになり、レール上に配置される。そして、プランジャ76が突出した状態では、車輪支持部72が跳ね上げ軸73を軸として回動し、図7中に二点鎖線で示すように補助輪71が収納される。
【0060】
補助輪71に対し車輪収納用シリンダ75の反対側には、ロック用シリンダ81が設けられている。ロック用シリンダ81の底部は、車体下方に取り付けられたシリンダ支持部78のシリンダ支持軸79に揺動可能に支持されている。また、ロック用シリンダ81のプランジャ80の先端80aが、車両前後方向に回動可能に取り付けられたロック板82のプランジャ支持軸83に、揺動可能に支持されている。このような構成により、補助輪71の収納状態において、ロック用シリンダ81のプランジャ80が突出すると、ロック板82が車両後方に移動し、ロック板82のフックが、上述した車輪支持部72の内側に突設された固定軸84に引っかかる。これにより、補助輪71の収納状態が保持される。
【0061】
次に、本実施例の枕木運搬車1の発揮する効果を説明する。
本実施例の枕木運搬車1では、パレット11が配置される搬送部10を上下方向に2段備えている。枕木同士を積み重ねることができないため、搬送部10を上下に用意することにより、上下方向にも枕木を積載できるようにしたのである。これによって、一度に多数の枕木を運搬することができる。
【0062】
そして、搬送部10の前後方向の両側にリフト部20を設けたことと相俟って、パレット11の位置変更を可能としている。これにより、枕木取出部として機能する第2リフト部20までパレット11を移動させることができ、枕木の取り卸し作業も容易になる。
【0063】
また、上段の搬送部10の上方部分は開放されており、集積基地において、クレーンを用いて枕木を積載可能となっている。これによって、枕木の積載作業も容易になる。
さらにまた、本実施例の枕木運搬車1では、パレット11に嵌合部11a及び被嵌合部11bを設けることによって、複数枚のパレット11が相互に連結されるようにした。そして、搬送部10は、リフト部20に位置するパレット11を搬送用シリンダ14によって移動させ、連結された7枚のパレットを連動させて搬送する。したがって、搬送機構が簡単になっている。
【0064】
このとき、搬送軸回転用シリンダ16により搬送軸15を回動させ、先端部に設けられた凸部15aをパレット11の凹部11cに嵌合させ、電動式の油圧シリンダである搬送用シリンダ14を用いてパレット11を移動させるため、確実にパレット11の搬送が実現される。
【0065】
また、本実施例の枕木運搬車1では、車両後方の第2リフト部から枕木を取り出す構成を採っており、第2リフト部20の外側に取り卸し部30を設けた。
そしてこの取り卸し部30にはガイド部31及び傾斜部32を設け、傾斜部32に載置された枕木は、傾斜部32を傾斜させることにより、自重でガイド部31へ移動し、さらに、ガイド部31上を移動して地上へ落下する。これによって、枕木の取り卸しが容易になっている。
【0066】
さらに、第2リフト部20から取り卸し部30への枕木の移動を容易にするため、枕木支持部51を設けた。枕木支持部51は、ガイドレール53部分をパレット11の下面に当接させて、枕木をパレット11の上方へ持ち上げる。ガイドレール53には、車両の前後方向における枕木の移動を可能にするローラ53aを設けた。したがって、作業者は、第2リフト部20から容易に、取り卸し部30への枕木の移動を行うことができる。
【0067】
また、本実施例の枕木運搬車1では、搬送部10にストッパシリンダ17によるパレット11のロック機構を設けた。また、リフト部20にもストッパシリンダ22を用いたロック機構を設けた。したがって、鉄道軌道にカントや勾配があっても、パレットの逸走を防止することができ、安全な取り卸し作業が実現できる。
【0068】
加えて、補助輪71を取り卸し部30に取り付けたため、作業時における車体の揺れを抑えることができ、安定した足場を確保することができ、作業者の安全に寄与する。この補助輪71は、車輪収納用シリンダ75のプランジャ76が突出した状態では、上方へ跳ね上げられて収納される。したがって、鉄道軌道が曲線を描くときにも走行を妨げることがない。
【0069】
さらにまた、上段の搬送部10には、ローラ付ガイド18を配置して、枕木をパレットの中央に位置せしめるようにしたので、枕木がフレームに引っ掛かって搬送が阻害されるという事態を回避できる可能性が高い。これにより、鉄道軌道にカントや勾配がある場合にも、確実なパレット11の搬送が可能となる。
【0070】
以上、本発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る。
例えば、上記実施例では、上段の搬送部10にローラ付ガイド18を設けたが、これに加えあるいは代え、下段の搬送部10にローラ付ガイド18を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の枕木運搬車の概略側面図である。
【図2】実施例の枕木運搬車の概略平面図である。
【図3】パレットに形成された嵌合部と被嵌合部とを示す説明図である。
【図4】パレットに対する搬送部のロック機構を示す説明図である。
【図5】パレットに対するリフト部のロック機構を示す説明図である。
【図6】枕木支持部の構成を示す説明図である。
【図7】補助輪の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…枕木運搬車
10…搬送部
11…パレット
11a…嵌合部
11b…被嵌合部
11c…凹部
11d…被係合部
11e…被係合部
11f…側面凹部
12…ガイドレール
12a…ローラ
13…フレーム
14…搬送用シリンダ
14a…プランジャ
14b…連結部材
15…凸部
15…搬送軸
15a…凸部
15b…固定部材
16…搬送軸回転用シリンダ
17…ストッパシリンダ
18…ローラ付ガイド
20…リフト部
21…昇降台
22…ストッパシリンダ
23…先端
24…係合部
25…支持台部
26…支持軸
27…プランジャ支持軸
30…取り卸し部
31…ガイド部
31a…ローラ
32…傾斜部
32a…ローラ
32b…レバー
41…油圧ユニット
42…制御盤
43…発電機
44…支柱
51…枕木支持部
52…フレーム
53…ガイドレール
53a…ローラ
54…シリンダ
55…シリンダ支持軸
56…プランジャ
56a…先端
57…プランジャ支持軸
58…プランジャ支持台
59…シリンダ支持台
60…支持台
61…支持板
62…車体側支持軸
63…フレーム側支持軸
70…シリンダ支持軸
71…補助輪
72…車輪支持部
73…上げ軸
74…プランジャ支持部
75…車輪収納用シリンダ
76…プランジャ
76a…先端
77…プランジャ支持軸
78…シリンダ支持部
79…シリンダ支持軸
80…プランジャ
80a…先端
81…ロック用シリンダ
82…ロック板
83…プランジャ支持軸
84…固定軸
91…先端
92…係合部
93…支持部材
94…支持軸
95…プランジャ支持軸
96…シリンダ支持軸

Claims (7)

  1. 枕木の運搬及び取り卸し作業を行うための鉄道車両であって、
    車両の上下方向に複数段設けられ、車両の前後方向に配置される複数枚のパレットを当該前後方向へ搬送可能な搬送部と、
    該搬送部の前後方向における両側に設けられ、前記搬送部より押し出されたパレットを昇降させて、前記搬送部間での前記パレットの移動を実現するリフト部と
    を備え、
    前記リフト部の少なくとも一方は、パレット上の枕木を取り出すための枕木取出部として利用され、
    さらに、前記枕木取出部の前後方向の外側に設けられ、枕木を車両から取り卸すための取り卸し部を備え、
    前記取り卸し部は、
    2本のレールを跨ぐように形成され、長手方向における端部が地面に近づくように傾斜したガイド部を備えており、前記ガイド部に枕木を載置することによって、枕木が自重でガイド部上を摺動しレール脇へ落下するようにしたこと
    を特徴とする枕木運搬車。
  2. 請求項に記載の枕木運搬車において、
    前記取り卸し部は、さらに、車両の左右方向に枕木を傾斜させることが可能な傾斜部を備え、
    前記傾斜部の傾斜によって、枕木の自重で前記ガイド部へ枕木が移動するようにしたこと
    を特徴とする枕木運搬車。
  3. 請求項1又は2記載の枕木運搬車において、
    前記枕木取出部は、パレット上に載置された枕木の両端部分を下方より支持し、枕木をパレットの上方へ持ち上げる枕木支持部を有していること
    を特徴とする枕木運搬車。
  4. 請求項に記載の枕木運搬車において、
    前記枕木支持部は、前後方向の枕木の移動を可能にするローラを有していること
    を特徴とする枕木運搬車。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の枕木運搬車において、
    前記リフト部は、リフト動作に先立って前記搬送部から押し出されたパレットに係合して、当該パレットの逸走を規制するリフト側ロック機構を有していること
    を特徴とする枕木運搬車。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の枕木運搬車において、
    前記搬送部は、搬送動作の停止時に搬送部のパレットに係合して、前記リフト部へのパレットの逸走を規制する搬送側ロック機構を有していること
    を特徴とする枕木運搬車。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の枕木運搬車において、
    前記搬送部は、さらに、パレットの中央部に枕木を位置せしめるため規制壁を、車両の左右方向における両側に有していること
    を特徴とする枕木運搬車。
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