JP3853645B2 - ロボットアーム - Google Patents

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屈曲することによって伸縮するロボットアームに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屈曲することによって伸縮するロボットアームは、例えば半導体ウエハや精密部品等のワーク(被処理物)をその製造工程に従って移送したり、所定の作業台上にローディングしたりするために使用されている。
【0003】
この種のロボットアームの例として、以下に述べるように、特開2000−208588号公報に開示されたロボットアームが知られている。
【0004】
図20において、従来のロボットアーム900は、互いに略平行な一対の第1のリンク911、912と、互いに略平行な一対の第2のリンク913、914とを有する四節回転連鎖からなる第1のアーム910を備えている。
【0005】
また、ロボットアーム900は、互いに略平行な一対の第1のリンク921、922と、互いに略平行な一対の第2のリンク923、924とを有する四節回転連鎖からなり、第1のアーム910の一端側で第1のアーム910に回転可能に連結される第2のアーム920を備えている。
【0006】
ここで、第1のリンク921、922は、第1のリンク911、912と等長である。また、第2のリンク923は、第2のリンク913と等長であり、第2のリンク913に一体に形成されて固定されている。
【0007】
また、ロボットアーム900は、所定の基準軸900aに対して第1のリンク911、912が傾くように、第1のアーム910の他端側で第1のアーム910を回転可能に支持する支持部930を備えている。
【0008】
また、ロボットアーム900は、互いに略等長である一対の第1のリンク941、942と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク943、944とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク945、946と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク947、948とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸900aに対する第1のアーム910及び第2のアーム920の角度θ901、θ902が互いに略同一となるように、第1のアーム910及び第2のアーム920を連動させる連動部940を備えている。
【0009】
ここで、第1のリンク941及び第4のリンク947は、それぞれ第1のリンク921及び第1のリンク911に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク943及び第3のリンク945は、互いに等長であり、第2のリンク913及び第2のリンク923に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク942及び第4のリンク948は、互いに一体に形成されて固定されている。
【0010】
また、ロボットアーム900は、一端側が第2のリンク924に一体に形成されるアーム951と、アーム951の他端側に装着され、ワークを載置するハンド952とを備えている。
【0011】
そして、ロボットアーム900は、第1のアーム910及び第2のアーム920が屈曲することによって伸縮することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のロボットアーム900においては、図20に示すように、第1のアーム910及び第2のアーム920が伸長しているときに、第1のアーム910の四節回転連鎖や、第2のアーム920の四節回転連鎖や、連動部940の四節回転連鎖が潰れた形状になり、潰れた形状でない場合と比較して変形し易かったため、以下の問題があった。
【0013】
ロボットアーム900は、第1のアーム910及び第2のアーム920が伸長しているときに、例えば外部の温度変化によって、各リンクが伸縮して第1のアーム910、第2のアーム920及び連動部940が変形してしまうので、第1のアーム910及び第2のアーム920が伸長しているときにハンド952の位置が定まらないという問題があった。
【0014】
また、ロボットアーム900は、第1のアーム910及び第2のアーム920が伸長しているときに、外力によって、第1のアーム910、第2のアーム920及び連動部940が変形してしまうので、第1のアーム910及び第2のアーム920が伸長しているときにハンド952の位置が外力によって変化し易いという問題があった。
【0015】
そこで、本発明は、従来と比較して、伸長しているときの位置決め精度を向上することができるロボットアームを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のロボットアームは、互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなる第1のアームと、互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなり、前記第1のアームの一端側回転可能に連結され第2のアームと、前記第1のアームの他端側を回転可能に支持する支持部と、を備え、前記第1のアーム及び第2のアームの回転により、所定の基準軸の方向に伸長した伸長状態及び前記基準軸の方向に収縮した収縮状態に変化するロボットアームであって、前記第1のアーム及び前記第2のアームの間に、前記基準軸に対して前記第1のアームの第1のリンクがなす角度(θ 101 )と前記基準軸に対して前記第2のアームの第1のリンクがなす角度(θ 102 )とを常に同一にするように、前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記伸長及び収縮の方向に連動して回転させる連動部が介在し、前記第1のアームの前記第1のリンクは、前記第1のアーム及び前記第2のアームが前記収縮状態から前記伸長状態に変化するとき、前記基準軸に接近するよう回転方向の一方側に回転する一方、前記第1のアームの第2のリンクは、前記基準軸に対して前記回転方向の一方側に傾けられている構成を有している。
【0017】
この構成により、本発明のロボットアームの第1のアームは、従来のロボットアームの第1のアームと比較して、第2のアームとともに伸長するときに、四節回転連鎖が潰れた形状となり難く、外力によって変形し難い。
【0018】
また、本発明のロボットアームの第1のアームは、第2のリンクが基準軸に対して傾けられているので、第2のアームとともに伸長するときに、従来のロボットアームの第1のアームと比較して、外部の温度変化によるリンクの伸縮、各リンクなど部品の加工誤差、又は、各部品の組立誤差が基準軸に略平行又は略直交する方向以外の方向に分散される。
【0019】
したがって、本発明のロボットアームは、従来のロボットアームと比較して、伸長しているときの位置決め精度を向上することができる。
【0020】
また、本発明のロボットアームは、互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなる第1のアームと、互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなり、前記第1のアームの一端側に回転可能に連結された第2のアームと、前記第1のアームの他端側を回転可能に支持する支持部と、を備え、前記第1のアーム及び第2のアームの回転により、所定の基準軸の方向に伸長した伸長状態及び前記基準軸の方向に収縮した収縮状態に変化するロボットアームであって、前記第1のアーム及び前記第2のアームの間に、前記基準軸に対して前記第1のアームの第1のリンクがなす角度と前記基準軸に対して前記第2のアームの第1のリンクがなす角度とを常に同一にするように、前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記伸長及び収縮の方向に連動して回転させる連動部が介在し、前記第2のアームの第1のリンクは、前記第1のアーム及び前記第2のアームが前記収縮状態から前記伸長状態に変化するとき、前記基準軸に接近するよう回転方向の一方側に回転する一方、前記第2のアームの第2のリンクは、前記基準軸に対して前記回転方向の一方側に傾けられている構成を有している。
【0021】
この構成により、本発明のロボットアームの第2のアームは、従来のロボットアームの第2のアームと比較して、第1のアームとともに伸長するときに、四節回転連鎖が潰れた形状となり難く、外力によって変形し難い。
【0022】
また、本発明のロボットアームの第2のアームは、第のリンクが基準軸に対して傾けられているので、第1のアームとともに伸長するときに、従来のロボットアームの第2のアームと比較して、外部の温度変化によるリンクの伸縮、各リンクなど部品の加工誤差、又は、各部品の組立誤差が基準軸に略平行又は略直交する方向以外の方向に分散される。
【0023】
したがって、本発明のロボットアームは、従来のロボットアームと比較して、伸長しているときの位置決め精度を向上することができる。
【0024】
また、本発明のロボットアームは、 互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなる第1のアームと、互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなり、前記第1のアームの一端側回転可能に連結された第2のアームと、前記第1のアームの他 端側を回転可能に支持する支持部と、を備え、前記第1のアーム及び第2のアームの回転により、所定の基準軸の方向に伸長した伸長状態及び前記基準軸の方向に収縮した収縮状態に変化するロボットアームであって、前記第1のアーム及び前記第2のアームの間に、前記基準軸に対して前記第1のアームの第1のリンクがなす角度と前記基準軸に対して前記第2のアームの第1のリンクがなす角度とを常に同一にするように、前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記伸長及び収縮の方向に連動して回転させる連動部が介在し、前記連動部は、一方が前記第2又は第1のアームの一対の第1のリンクのうち片方に固定され、互いに等長である一対の第1の連動リンクと、一方が前記第2又は第1のアームの一対の第2のリンクのうち片方に固定され、互いに等長であり軸線が交差する一対の第2の連動リンクとを有する四節回転連鎖と、一方が前記第2の連動リンクの片方に固定され、互いに等長である一対の第3の連動リンクと、一方が前記第1又は第2のアームの一対の第1のリンクのうち片方に固定され、他方が前記第1の連動リンクのうち他方の連動リンクに固定され、互いに等長であり軸線が交差する一対の第4の連動リンクとを有する四節回転連鎖とからなり、前記一方の第1の連動リンク又は前記一方の第4の連動リンクは、前記第1のアーム及び前記第2のアームが前記収縮状態から前記伸長状態に変化するとき、該第1の連動リンク又は第4の連動リンクの回転方向の一方側に回転する一方、前記一方の第1の連動リンク又は前記一方の第4の連動リンクは、前記第2又は第1のアームの一対の第1のリンクのうち片方に対し前記回転方向の他方側に所定の傾き角度だけ傾けて固定されている構成を有している。
【0025】
この構成により、本発明のロボットアームの連動部は、従来のロボットアームの連動部と比較して、第1のアーム及び第2のアームが伸長するときに、四節回転連鎖が潰れた形状となり難く、外力によって変形し難い。
【0026】
したがって、本発明のロボットアームは、従来のロボットアームと比較して、伸長しているときの位置決め精度を向上することができる。
【0027】
本発明のロボットアームにおいては、前記第1のアームの第2のリンクが前記基準軸に対してなす傾きの方向及び角度の双方が、前記第2のアームの第2のリンクが前記基準軸に対してなす傾きの方向及び角度とは一致しないように、前記第1のアームの第2のリンクの一方と前記第2のアームの第2のリンクの一方とが所定角度をなして連結されたているのが好ましい。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0028】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係るロボットアームの構成について説明する。
【0029】
図1において、本実施の形態に係るロボットアーム100は、互いに略平行な一対の第1のリンク111、112と、互いに略平行な一対の第2のリンク113、114とを有する四節回転連鎖からなる第1のアーム110を備えている。
【0030】
また、ロボットアーム100は、互いに略平行な一対の第1のリンク121、122と、互いに略平行な一対の第2のリンク123、124とを有する四節回転連鎖からなり、第1のアーム110の一端側で第1のアーム110に回転可能に連結される第2のアーム120を備えている。
【0031】
ここで、第1のリンク121、122は、第1のリンク111、112と等長である。また、第2のリンク123は、第2のリンク113に対し図1、図3に示すように所定角度をなして一体に形成されて固定されている。
【0032】
また、ロボットアーム100は、第1のリンク111を矢印130a或いは矢印130bの示す方向に回転させる駆動軸部131と、第2のリンク114を矢印130a或いは矢印130bの示す方向に回転させる駆動軸部132とを有し、所定の基準軸100aに対して第1のリンク111、112が傾くように、第1のアーム110の他端側で第1のアーム110を回転可能に支持する支持部130を備えている。
【0033】
また、ロボットアーム100は、互いに略等長である一対の第1のリンク141、142(第1の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク143、144(第2の連動リンク)とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク145、146(第3の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク147、148(第4の連動リンク)とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸100aに対する第1のアーム110及び第2のアーム120の角度θ101、θ102が互いに略同一となるように、第1のアーム110及び第2のアーム120を連動させる連動部140を備えている。
【0034】
ここで、第1のリンク141及び第4のリンク147は、それぞれ第1のリンク121及び第1のリンク111に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク143及び第3のリンク145は、互いに等長であり、第2のリンク113及び第2のリンク123に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク142及び第4のリンク148は、互いに一体に形成されて固定されている。
【0035】
また、ロボットアーム100は、一端側が第2のリンク124に一体に形成されるアーム151と、アーム151の他端側に装着され、ワークを載置するハンド152とを備えている。
【0036】
なお、ハンド152は、本実施の形態において、ワークを載置するタイプのものであるが、本発明によれば、ワークを把持するタイプのものなど、その作業内容に応じて公知の各種タイプのものが任意に使用されることが可能である。
【0037】
また、ロボットアーム100は、図2に示すように、第1のアーム110が伸長するときに回転する方向(矢印130aの示す方向)の基準軸100aに対する第2のリンク114の軸線114aの角度θ103(但し、0°以上180°未満の角度である。)が、第1のアーム110が伸長するときに回転する方向(矢印130aの示す方向、回転方向の一方側での基準軸100aに対する第1のリンク111の軸線111aの角度θ101(但し、0°以上180°未満の角度である。)より大きくなるように、常に第2のリンク114が支持部130の駆動軸部132によって基準軸100aに対して回転方向130a(回転方向の一方側)に傾けられている。
【0038】
次に、本実施の形態に係るロボットアームの動作について説明する。
【0039】
第1のリンク111が、駆動軸部131によって、角度θ101が変化するように第2のリンク114に対して矢印130a或いは矢印130bの示す方向に回転させられると、ロボットアーム100は、第1のアーム110及び第2のアーム120が屈曲し、図1に示す伸長状態から図3に示す収縮状態までの間の状態に変化することができる。また、図3に示す収縮状態からさらに収縮させることも可能である。
【0040】
また、第1のリンク111及び第2のリンク114が、駆動軸部131及び駆動軸部132によって矢印130a或いは矢印130bの示す同一の方向に同量回転することによって、ロボットアーム100は、旋回することができる。
【0041】
ここで、ロボットアーム100の第1のアーム110は、上述したように、角度θ103(図2参照)が角度θ101より大きくなるように、常に第2のリンク114が支持部130の駆動軸部132によって基準軸100aに対して傾けられているので、従来のロボットアーム900(図20参照)の第1のアーム910(図20参照)と比較して、第2のアーム920とともに伸長するときに、図1に示すように、四節回転連鎖が潰れた形状となり難い。
【0042】
仮に第1のアーム110が、図4(a)に示すように、従来のロボットアーム900(図20参照)の第1のアーム910(図20参照)と同様に角度θ103(図2参照)が角度θ101以下の0°である場合、第1のアーム110は、伸長しているときに基準軸100aに略直交する方向の力F101が加えられると、第1のリンク111及び第2のリンク113に、それぞれ力F101の分力である力F102及び力F103が加えられる。
【0043】
しかしながら、本実施の形態に係る第1のアーム110は、図4(b)に示すように、角度θ103が角度θ101よりも大きいので、図4(a)に示す場合と同様に伸長しているときに基準軸100aに略直交する方向の力F101が加えられると、第1のリンク111に力F101の分力であり、図4(a)に示す力F102より小さい力F104が加えられ、第2のリンク113に力F101の分力であり、図4(a)に示す力F103より小さい力F105が加えられる。
【0044】
なお、以上においては、伸長している第1のアーム110に、基準軸100aに略直交する方向の力F101が加えられる場合について説明したが、伸長している第1のアーム110に、基準軸100aに略平行な方向の力が加えられる場合も同様に、第1のアーム110は、従来のロボットアーム900(図20参照)の第1のアーム910(図20参照)と比較して、各リンクに加えられる力が小さくなる。
【0045】
以上説明したように、ロボットアーム100の第1のアーム110は、従来のロボットアーム900(図20参照)の第1のアーム910(図20参照)と比較して、第2のアーム120とともに伸長するときに各リンクに加えられる力が小さいので、外力によって変形し難い。
【0046】
また、ロボットアーム100の第1のアーム110は、第2のリンク113、114が基準軸100aに対して傾けられているので、第2のアーム120とともに伸長するときに、従来のロボットアーム900(図20参照)の第1のアーム910(図20参照)と比較して、外部の温度変化によるリンクの伸縮、各リンクなど部品の加工誤差、又は、各部品の組立誤差が基準軸100aに略平行又は略直交する方向以外の方向に分散される。
【0047】
したがって、ロボットアーム100は、従来のロボットアーム900(図20参照)と比較して、伸長しているときのハンド152の位置決め精度を向上することができる。
【0048】
なお、ロボットアーム100は、角度θ103(図2参照)として、角度θ101より大きい任意の角度を設定することができる。
【0049】
例えば、ロボットアーム100は、第1のアーム110及び第2のアーム120が最も伸長するときに、第1のリンク111及び第2のリンク114が互いに略直交するように角度θ103(図2参照)が設定されても良い。
【0050】
ところで、長さの異なる2本のリンクにおいて、加工誤差の長さが同一である場合、長いリンクの方が短いリンクよりも全長に占める加工誤差の割合が小さい。
【0051】
したがって、ロボットアーム100は、図5に示すように、第2のリンク113、114(図1参照)に代えて、第2のリンク113、114よりも長く互いに略平行な第2のリンク115、116を有する場合、図1に示す場合と比較して、第2のリンク115、116の加工誤差に起因する第1のアーム110の変形が小さく、第1のアーム110及び第2のアーム120が伸長しているときにハンド152が基準軸100aに沿ってより直線的に移動することができる。
【0052】
また、ロボットアーム100は、図5に示すように、第2のリンク113、114(図1参照)に代えて、第2のリンク113、114よりも長く互いに略平行な第2のリンク115、116を有する場合、図1に示す場合と比較して、第1のアーム110の各リンクが太くされるための空間が確保できるので、駆動軸部131及び駆動軸部132の回転軸の延在方向の厚みが増やされることなく、第1のアーム110のリンクが太くされることによって、第1のアーム110の変形がより小さくされ、第1のアーム110及び第2のアーム120が伸長しているときにハンド152の駆動軸部131及び駆動軸部132の回転軸の延在方向の剛性を向上させることができる。
【0053】
なお、連動部140は、本実施の形態において、2つの四節回転連鎖から構成されていたが、本発明によれば、基準軸100aに対する第1のアーム110及び第2のアーム120の角度θ101、θ102が互いに略同一となるように、第1のアーム110及び第2のアーム120を連動させる機構であれば、本実施の形態において示した連動部以外の2つの四節回転連鎖による機構や、同期歯車を使用した機構や、ベルト及びプーリを使用した機構など、他の公知の機構から構成されていても良い。
【0054】
(第2の実施の形態)
まず、第2の実施の形態に係るロボットアームの構成について説明する。
【0055】
図6において、本実施の形態に係るロボットアーム200は、互いに略平行な一対の第1のリンク211、212と、互いに略平行な一対の第2のリンク213、214とを有する四節回転連鎖からなる第1のアーム210を備えている。
【0056】
また、ロボットアーム200は、互いに略平行な一対の第1のリンク221、222と、互いに略平行な一対の第2のリンク223、224とを有する四節回転連鎖からなり、第1のアーム210の一端側で第1のアーム210に回転可能に連結される第2のアーム220を備えている。
【0057】
ここで、第1のリンク221、222は、第1のリンク211、212と等長である。また、第2のリンク223は、第2のリンク213に一体に形成されて固定されている。
【0058】
また、ロボットアーム200は、第1のリンク211を矢印230a或いは矢印230bの示す方向に回転させる駆動軸部231と、第2のリンク214を矢印230a或いは矢印230bの示す方向に回転させる駆動軸部232とを有し、所定の基準軸200aに対して第1のリンク211、212が傾くように、第1のアーム210の他端側で第1のアーム210を回転可能に支持する支持部230を備えている。
【0059】
また、ロボットアーム200は、互いに略等長である一対の第1のリンク241、242(第1の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク243、244(第2の連動リンク)とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク245、246(第3の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク247、248(第4の連動リンク)とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸200aに対する第1のアーム210及び第2のアーム220の角度θ201、θ202が互いに略同一となるように、第1のアーム210及び第2のアーム220を連動させる連動部240を備えている。
【0060】
ここで、第1のリンク241及び第4のリンク247は、それぞれ第1のリンク221及び第1のリンク211に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク243及び第3のリンク245は、互いに等長であり、第2のリンク213及び第2のリンク223に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク242及び第4のリンク248は、互いに一体に形成されて固定されている。
【0061】
また、ロボットアーム200は、一端側が第のリンク224に一体に形成されるアーム251と、アーム251の他端側に装着され、ワークを載置するハンド252とを備えている。
【0062】
なお、ハンド252は、本実施の形態において、ワークを載置するタイプのものであるが、本発明によれば、ワークを把持するタイプのものなど、その作業内容に応じて公知の各種タイプのものが任意に使用されることが可能である。
【0063】
また、ロボットアーム200は、図7に示すように、第2のアーム220が伸長するときに回転する方向(矢印230bの示す方向、回転方向の一方側での基準軸200aに対する第2のリンク224の軸線224aの角度θ203(但し、0°以上180°未満の角度である。)が、第2のアーム220が伸長するときに回転する方向(矢印230bの示す方向)の基準軸200aに対する第1のリンク221の軸線221aの角度θ202(但し、0°以上180°未満の角度である。)より大きくなるように、常に第2のリンク224が基準軸200aに対して回転方向230b(回転方向の一方側)に傾けられている。
【0064】
次に、本実施の形態に係るロボットアームの動作について説明する。
【0065】
第1のリンク211が、駆動軸部231によって、角度θ201が変化するように第2のリンク214に対して矢印230a或いは矢印230bの示す方向に回転させられると、ロボットアーム200は、第1のアーム210及び第2のアーム220が屈曲し、図6に示す伸長状態から図8に示す収縮状態までの間の状態に変化することができる。また、図8に示す収縮状態からさらに収縮させることも可能である。
【0066】
また、第1のリンク211及び第2のリンク214が、駆動軸部231及び駆動軸部232によって矢印230a或いは矢印230bの示す同一の方向に同量回転することによって、ロボットアーム200は、旋回することができる。
【0067】
ここで、ロボットアーム200の第2のアーム220は、上述したように、角度θ203(図7参照)が角度θ202より大きくなるように、常に第のリンク224が基準軸200aに対して傾けられているので、従来のロボットアーム900(図20参照)の第2のアーム920(図20参照)と比較して、第1のアーム910とともに伸長するときに、図6に示すように、四節回転連鎖が潰れた形状となり難い。
【0068】
仮に第2のアーム220が、図9(a)に示すように、従来のロボットアーム900(図20参照)の第2のアーム920(図20参照)と同様に角度θ203(図7参照)が角度θ202以下の0°である場合、第2のアーム220は、伸長しているときに基準軸200aに略直交する方向の力F201が加えられると、第1のリンク221及び第2のリンク224に、それぞれ力F201の分力である力F202及び力F203が加えられる。
【0069】
しかしながら、本実施の形態に係る第2のアーム220は、図9(b)に示すように、角度θ203が角度θ202よりも大きいので、図9(a)に示す場合と同様に伸長しているときに基準軸200aに略直交する方向の力F201が加えられると、第1のリンク221に力F201の分力であり、図9(a)に示す力F202より小さい力F204が加えられ、第2のリンク224に力F201の分力であり、図9(a)に示す力F203より小さい力F205が加えられる。
【0070】
なお、以上においては、伸長している第2のアーム220に、基準軸200aに略直交する方向の力F201が加えられる場合について説明したが、伸長している第2のアーム220に、基準軸200aに略平行な方向の力が加えられる場合も同様に、第2のアーム220は、従来のロボットアーム900(図20参照)の第2のアーム920(図20参照)と比較して、各リンクに加えられる力が小さくなる。
【0071】
以上説明したように、ロボットアーム200の第2のアーム220は、従来のロボットアーム900(図20参照)の第2のアーム920(図20参照)と比較して、第1のアーム210とともに伸長するときに各リンクに加えられる力が小さいので、外力によって変形し難い。
【0072】
また、ロボットアーム200の第2のアーム220は、第のリンク223、224が基準軸200aに対して傾けられているので、第1のアーム210とともに伸長するときに、従来のロボットアーム900(図20参照)の第2のアーム920(図20参照)と比較して、外部の温度変化によるリンクの伸縮、各リンクなど部品の加工誤差、又は、各部品の組立誤差が基準軸200aに略平行又は略直交する方向以外の方向に分散される。
【0073】
したがって、ロボットアーム200は、従来のロボットアーム900(図20参照)と比較して、伸長しているときのハンド252の位置決め精度を向上することができる。
【0074】
なお、ロボットアーム200は、角度θ203(図7参照)として、角度θ202より大きい任意の角度を設定することができる。
【0075】
例えば、ロボットアーム200は、第1のアーム210及び第2のアーム220が最も伸長するときに、第のリンク221及び第のリンク224が互いに略直交するように角度θ203(図7参照)が設定されても良い。
【0076】
ところで、長さの異なる2本のリンクにおいて、加工誤差の長さが同一である場合、長いリンクの方が短いリンクよりも全長に占める加工誤差の割合が小さい。
【0077】
したがって、ロボットアーム200は、図10に示すように、第2のリンク223、224(図6参照)に代えて、第2のリンク223、224よりも長く互いに略平行な第2のリンク225、226を有する場合、図6に示す場合と比較して、第2のリンク225、226の加工誤差に起因する第2のアーム220の変形が小さく、第1のアーム210及び第2のアーム220が伸長しているときにハンド252が基準軸200aに沿ってより直線的に移動することができる。
【0078】
また、ロボットアーム200は、図10に示すように、第2のリンク223、224(図6参照)に代えて、第2のリンク223、224よりも長く互いに略平行な第2のリンク225、226を有する場合、図6に示す場合と比較して、第2のアーム220の各リンクが太くされるための空間が確保できるので、駆動軸部231及び駆動軸部232の回転軸の延在方向の厚みが増やされることなく、第2のアーム220のリンクが太くされることによって、第2のアーム220の変形がより小さくされ、第1のアーム210及び第2のアーム220が伸長しているときにハンド252の駆動軸部231及び駆動軸部232の回転軸の延在方向の剛性を向上させることができる。
【0079】
なお、連動部240は、本実施の形態において、2つの四節回転連鎖から構成されていたが、本発明によれば、基準軸200aに対する第1のアーム210及び第2のアーム220の角度θ201、θ202が互いに略同一となるように、第1のアーム210及び第2のアーム220を連動させる機構であれば、本実施の形態において示した連動部以外の2つの四節回転連鎖による機構や、同期歯車を使用した機構や、ベルト及びプーリを使用した機構など、他の公知の機構から構成されていても良い。
【0080】
(第3の実施の形態)
まず、第3の実施の形態に係るロボットアームの構成について説明する。
【0081】
図11において、本実施の形態に係るロボットアーム300は、互いに略平行な一対の第1のリンク311、312と、互いに略平行な一対の第2のリンク313、314とを有する四節回転連鎖からなる第1のアーム310を備えている。
【0082】
また、ロボットアーム300は、互いに略平行な一対の第1のリンク321、322と、互いに略平行な一対の第2のリンク323、324とを有する四節回転連鎖からなり、第1のアーム310の一端側で第1のアーム310に回転可能に連結される第2のアーム320を備えている。
【0083】
ここで、第1のリンク321、322は、第1のリンク311、312と等長である。また、第2のリンク323は、第2のリンク313に一体に形成されて固定されている。
【0084】
また、ロボットアーム300は、第1のリンク311を矢印330a或いは矢印330bの示す方向に回転させる駆動軸部331と、第2のリンク314を矢印330a或いは矢印330bの示す方向に回転させる駆動軸部332とを有し、所定の基準軸300aに対して第1のリンク311、312が傾くように、第1のアーム310の他端側で第1のアーム310を回転可能に支持する支持部330を備えている。
【0085】
また、ロボットアーム300は、互いに略等長である一対の第1のリンク341、342(第1の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク343、344(第2の連動リンク)とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク345、346(第3の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク347、348(第4の連動リンク)とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸300aに対する第1のアーム310及び第2のアーム320の角度θ301、θ302が互いに略同一となるように、第1のアーム310及び第2のアーム320を連動させる連動部340を備えている。
【0086】
ここで、第1のリンク341(一方の第1の連動リンク)及び第4のリンク347(一方の第4の連動リンク)は、それぞれ第2のアーム320の片方の第1のリンク321及び第1のアーム310の片方の第1のリンク311に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク343(一方の第2の連動リンク)及び第3のリンク345(一方の第3の連動リンク)は、互いに等長であり、第2のリンク313及び第2のリンク323に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク342及び第4のリンク348は、互いに一体に形成されて固定されている。
【0087】
また、ロボットアーム300は、一端側が第2のリンク324に一体に形成されるアーム351と、アーム351の他端側に装着され、ワークを載置するハンド352とを備えている。
【0088】
なお、ハンド352は、本実施の形態において、ワークを載置するタイプのものであるが、本発明によれば、ワークを把持するタイプのものなど、その作業内容に応じて公知の各種タイプのものが任意に使用されることが可能である。
【0089】
仮に、図12(a)に示すように、第1のリンク341の軸線341aと、第1のリンク321の軸線321aとが略同一であり、第4のリンク347の軸線347aと、第1のリンク311の軸線311aとが略同一であるように、第1のリンク341及び第4のリンク347が配置されているとすると、第1のリンク341は第2のリンク343に対して角度θ303傾けられる。
【0090】
しかしながら、本実施の形態に係る第1のリンク341は、図12(b)に示すように、第2のリンク343に対して角度θ303及び角度θ304を合計した角度傾いている。
【0091】
ここで、第1のリンク341は、第2のリンク343に対して、第1のアーム310及び第2のアーム320が収縮するときに矢印330aの示す方向に回転するようになっている。
【0092】
以上に説明したことを換言すると、図12(b)に示す第1のリンク341は、図12(a)に示す場合と比較して、第2のリンク343に対して第1のアーム310及び第2のアーム320の収縮時に回転する方向(矢印330aの示す方向、回動方向の他方側)に角度θ304 だけ傾けられている。
【0093】
次に、本実施の形態に係るロボットアームの動作について説明する。
【0094】
第1のリンク311が、駆動軸部331によって、角度θ301が変化するように第2のリンク314に対して矢印330a或いは矢印330bの示す方向に回転させられると、ロボットアーム300は、第1のアーム310及び第2のアーム320が屈曲し、図11に示す伸長状態から図13に示す収縮状態までの間の状態に変化することができる。また、図13に示す収縮状態からさらに収縮させることも可能である。
【0095】
また、第1のリンク311及び第2のリンク314が、駆動軸部331及び駆動軸部332によって矢印330a或いは矢印330bの示す同一の方向に同量回転することによって、ロボットアーム300は、旋回することができる。
【0096】
ここで、ロボットアーム300の連動部340は、上述したように、第1のリンク341が、図12(b)に示すように、図12(a)に示す場合と比較して、第2のリンク343に対して第1のアーム310及び第2のアーム320の収縮時に回転する方向(矢印330aの示す方向)に角度θ304傾けられているので、従来のロボットアーム900(図20参照)の連動部940(図20参照)と比較して、第1のアーム310及び第2のアーム320が伸長するときに、図11に示すように、四節回転連鎖が潰れた形状となり難い。
【0097】
仮に連動部340が、図12(a)に示すように、従来のロボットアーム900(図20参照)の連動部940(図20参照)と同様に、第1のリンク341の軸線341aと、第1のリンク321の軸線321aとが略同一であり、第4のリンク347の軸線347aと、第1のリンク311の軸線311aとが略同一であるように、第1のリンク341及び第4のリンク347が配置されている場合、連動部340は、伸長しているときに図14(a)に示すように基準軸300aに略直交する方向の力F301が加えられると、第1のリンク341及び第2のリンク344に、それぞれ力F301の分力である力F302及び力F303が加えられる。
【0098】
しかしながら、本実施の形態に係る連動部340は、第1のリンク341が、図12(b)に示すように、図12(a)に示す場合と比較して矢印330aの示す方向に角度θ304傾けられているので、図14(a)に示す場合と同様に伸長しているときに基準軸300aに略直交する方向の力F301が加えられると、図14(b)に示すように、第1のリンク341に力F301の分力であり、図14(a)に示す力F302より小さい力F304が加えられ、第2のリンク344に力F301の分力であり、図14(a)に示す力F303より小さい力F305が加えられる。
【0099】
なお、以上においては、第1のアーム310及び第2のアーム320が伸長しているときの連動部340に、基準軸300aに略直交する方向の力F301が加えられる場合について説明したが、第1のアーム310及び第2のアーム320が伸長しているときの連動部340に、基準軸300aに略平行な方向の力が加えられる場合も同様に、連動部340は、従来のロボットアーム900(図20参照)の連動部940(図20参照)と比較して、各リンクに加えられる力が小さくなる。
【0100】
以上説明したように、ロボットアーム300の連動部340は、従来のロボットアーム900(図20参照)の連動部940(図20参照)と比較して、第1のアーム310及び第2のアーム320が伸長するときに各リンクに加えられる力が小さいので、外力によって変形し難い。
【0101】
したがって、ロボットアーム300は、従来のロボットアーム900(図20参照)と比較して、伸長しているときのハンド352の位置決め精度を向上することができる。
【0102】
なお、ロボットアーム300は、角度θ304(図12参照)として、任意の角度が設定されることができる。
【0103】
例えば、ロボットアーム300は、第1のアーム310及び第2のアーム320が最も伸長するときに、第1のリンク341、342の双方が互いに略平行であるように角度θ304が設定されても良い。
【0104】
また、図12(b)に示す連動部340は、第2のリンク313の軸線313aと、第2のリンク343の軸線343aとが略同一であるように、第1のアーム310及び第2のアーム320に取り付けられていたが、ロボットアーム300は、連動部340の第1のアーム310及び第2のアーム320への取り付けられ方として、図12(b)に示す取り付けられ方以外にも様々な取り付けられ方が設定されることができる。
【0105】
例えば、連動部340は、図15(a)に示すように、第1のリンク321の軸線321aと、第1のリンク341の軸線341aとが略同一であるように、第1のアーム310及び第2のアーム320に取り付けられても良いし、図15(b)に示すように、第1のリンク311の軸線311aと、第4のリンク347の軸線347aとが略同一であるように、第1のアーム310及び第2のアーム320に取り付けられても良い。
【0106】
また、ロボットアーム300は、本実施の形態において、連動部340を備えていたが、本発明によれば、連動部340以外にも、例えば、図16(a)に示すような連動部360や、図17(a)に示すような連動部370など、2つの四節回転連鎖から構成されている連動部を備えていても良い。
【0107】
図16(a)に示す連動部360について説明する。
【0108】
図16(a)において、連動部360は、互いに略等長である一対の第1のリンク361、362(第1の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク363、364(第2の連動リンク)とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク365、366(第3の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク367、368(第4の連動リンク)とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸300aに対する第1のアーム310(図11参照)及び第2のアーム320(図11参照)の角度θ301、θ302(図11参照)が互いに略同一となるように、第1のアーム310及び第2のアーム320を連動させるようになっている。
【0109】
ここで、第1のリンク361(一方の第1の連動リンク)及び第4のリンク367(一方の第4の連動リンク)は、それぞれ第1のアーム310の片方の第1のリンク311及び第2のアーム320の片方の第1のリンク322に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク363(一方の第2の連動リンク)及び第3のリンク365(一方の第3の連動リンク)は、第1のアーム310の片方の第2のリンク313及び第2のアーム320の片方の第2のリンク323に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク362及び第4のリンク368は、互いに等長であり、一体に形成されて固定されている。
【0110】
仮に、図16(b)に示すように、第1のリンク361の軸線361aと、第1のリンク311の軸線311aとが略同一であり、第4のリンク367の軸線367aと、第1のリンク322の軸線322aとが略同一であるように、第1のリンク361及び第4のリンク367が配置されているとすると、第1のリンク361は第2のリンク363に対して角度θ305 だけ傾けられる。
【0111】
しかしながら、図16(a)に示す第1のリンク361は、第2のリンク363に対して角度θ305から角度θ306を差し引いた角度傾いている。
【0112】
ここで、第1のリンク361は、第2のリンク363に対して、第1のアーム310(図11参照)及び第2のアーム320(図11参照)が収縮するときに矢印330bの示す方向に回転するようになっている。
【0113】
以上に説明したことを換言すると、図16(a)に示す第1のリンク361は、図16(b)に示す場合と比較して、第2のリンク363に対して第1のアーム310(図11参照)及び第2のアーム320(図11参照)の収縮時に回転する方向(矢印330bの示す方向、回転方向の他方側)に角度θ306傾けられている。
【0114】
図17(a)に示す連動部370について説明する。
【0115】
図17(a)において、連動部370は、互いに略等長である一対の第1のリンク371、372(第1の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク373、374(第2の連動リンク)とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク375、376(第3の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク377、378(第4の連動リンク)とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸300aに対する第1のアーム310(図11参照)及び第2のアーム320(図11参照)の角度θ301、θ302(図11参照)が互いに略同一となるように、第1のアーム310及び第2のアーム320を連動させるようになっている。
【0116】
ここで、第1のリンク371(一方の第1の連動リンク)及び第4のリンク377(一方の第4の連動リンク)は、それぞれ第2のアーム320の片方の第1のリンク322及び第1のアーム310の片方の第1のリンク311に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク373(一方の第2の連動リンク)及び第3のリンク375(一方の第3の連動リンク)は、第1のアーム310の片方の第2のリンク313及び第2のアーム320の片方の第2のリンク323に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク372及び第4のリンク378は、一体に形成されて固定されている。
【0117】
仮に、図17(b)に示すように、第1のリンク371の軸線371aと、第1のリンク322の軸線322aとが略同一であり、第4のリンク377の軸線377aと、第1のリンク311の軸線311aとが略同一であるように、第1のリンク371及び第4のリンク377が配置されているとすると、第1のリンク371は第2のリンク373に対して角度θ307傾けられる。
【0118】
しかしながら、図17(a)に示す第1のリンク371は、第2のリンク373に対して角度θ307から角度θ308を差し引いた角度傾いている。
【0119】
ここで、第1のリンク371は、第2のリンク373に対して、第1のアーム310(図11参照)及び第2のアーム320(図11参照)が収縮するときに矢印330aの示す方向に回転するようになっている。
【0120】
以上に説明したことを換言すると、図17(a)に示す第1のリンク371は、図17(b)に示す場合と比較して、第2のリンク373に対して第1のアーム310(図11参照)及び第2のアーム320(図11参照)の収縮時に回転する方向(矢印330aの示す方向、回動方向の他方側)に角度θ308傾けられている。
【0121】
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係るロボットアームの構成について説明する。
【0122】
図18及び図19において、本実施の形態に係るロボットアーム400は、互いに略平行な一対の第1のリンク411、412と、互いに略平行な一対の第2のリンク413、414とを有する四節回転連鎖からなる第1のアーム410を備えている。
【0123】
また、ロボットアーム400は、互いに略平行な一対の第1のリンク421、422と、互いに略平行な一対の第2のリンク423、424とを有する四節回転連鎖からなり、第1のアーム410の一端側で第1のアーム410に回転可能に連結される第2のアーム420を備えている。
【0124】
ここで、第1のリンク421、422は、第1のリンク411、412と等長である。また、第2のリンク423は、第2のリンク413に一体に形成されて固定されている。
【0125】
また、ロボットアーム400は、第1のリンク411を矢印430a或いは矢印430bの示す方向に回転させる駆動軸部431と、第2のリンク414を矢印430a或いは矢印430bの示す方向に回転させる駆動軸部432とを有し、所定の基準軸400aに対して第1のリンク411、412が傾くように、第1のアーム410の他端側で第1のアーム410を回転可能に支持する支持部430を備えている。
【0126】
また、ロボットアーム400は、互いに略等長である一対の第1のリンク441、442(第1の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第2のリンク443、444(第2の連動リンク)とを有する四節回転連鎖と、互いに略等長である一対の第3のリンク445、446(第3の連動リンク)と、互いに略等長であり交差する一対の第4のリンク447、448(第4の連動リンク)とを有する四節回転連鎖とからなり、基準軸400aに対する第1のアーム410及び第2のアーム420の角度θ401、θ402が互いに略同一となるように、第1のアーム410及び第2のアーム420を連動させる連動部440を備えている。
【0127】
ここで、第1のリンク441(一方の第1の連動リンク)及び第4のリンク447(一方の第4の連動リンク)は、それぞれ第2のアーム420の片方の第1のリンク421及び第1のアーム410の片方の第1のリンク411に一体に形成されて固定されている。また、第2のリンク443(一方の第2の連動リンク)及び第3のリンク445(一方の第3の連動リンク)は、互いに等長であり、第2のリンク413及び第2のリンク423に一体に形成されて固定されている。また、第1のリンク442及び第4のリンク448は、互いに一体に形成されて固定されている。
【0128】
また、ロボットアーム400は、一端側が第2のリンク424に一体に形成されるアーム451と、アーム451の他端側に装着され、ワークを載置するハンド452とを備えている。
【0129】
なお、ハンド452は、本実施の形態において、ワークを載置するタイプのものであるが、本発明によれば、ワークを把持するタイプのものなど、その作業内容に応じて公知の各種タイプのものが任意に使用されることが可能である。
【0130】
また、ロボットアーム400は、以下の3つの特徴を兼ね備えている。
【0131】
(特徴1)ロボットアーム400は、第1の実施の形態に係るロボットアーム100(図1参照)と同様に、第1のアーム410が伸長するときに回転する方向(矢印430aの示す方向)の基準軸400aに対する第2のリンク414の軸線414aの角度θ403(但し、0°以上180°未満の角度である。)が、第1のアーム410が伸長するときに回転する方向(矢印430aの示す方向)の基準軸400aに対する第1のリンク411の軸線411aの角度θ401(但し、0°以上180°未満の角度である。)より大きくなるように、常に第2のリンク414が支持部430の駆動軸部432によって基準軸400aに対して傾けられている。
【0132】
(特徴2)ロボットアーム400は、第2の実施の形態に係るロボットアーム200(図6参照)と同様に、第2のアーム420が伸長するときに回転する方向(矢印430bの示す方向)の基準軸400aに対する第2のリンク424の軸線424aの角度θ404(但し、0°以上180°未満の角度である。)が、第2のアーム420が伸長するときに回転する方向(矢印430bの示す方向)の基準軸400aに対する第1のリンク421の軸線421aの角度θ402(但し、0°以上180°未満の角度である。)より大きくなるように、常に第2のリンク424が基準軸400aに対して傾けられている。
【0133】
(特徴3)ロボットアーム400は、第3の実施の形態に係るロボットアーム300(図11参照)と同様に、第1のリンク441及び第4のリンク447が、それぞれ第1のリンク421及び第1のリンク411と軸線が略同一になるように配置されている場合と比較して、第1のリンク441が、第2のリンク443に対して、第1のアーム410及び第2のアーム420の収縮時に回転する方向(矢印430aの示す方向)に角度θ405傾けられている。
【0134】
以上の構成により、ロボットアーム400は、第1の実施の形態に係るロボットアーム100(図1参照)や、第2の実施の形態に係るロボットアーム200(図6参照)や、第3の実施の形態に係るロボットアーム300(図11参照)と同様に動作を行うことができ、第1の実施の形態に係るロボットアーム100(図1参照)や、第2の実施の形態に係るロボットアーム200(図6参照)や、第3の実施の形態に係るロボットアーム300(図11参照)と同様な効果を得ることができる。
【0135】
なお、ロボットアーム400は、本実施の形態において、特徴1、2、3の3つを兼ね備えていたが、本発明によれば、特徴1、2、3のうち何れか2つを兼ね備えているだけでも良い。
【0136】
特に、ロボットアーム400が、特徴1、2、3のうち特徴1、2だけを兼ね備えている場合、連動部440は、基準軸400aに対する第1のアーム410及び第2のアーム420の角度θ401、θ402が互いに略同一となるように、第1のアーム410及び第2のアーム420を連動させる機構であれば、本実施の形態において示した連動部以外の2つの四節回転連鎖による機構や、同期歯車を使用した機構や、ベルト及びプーリを使用した機構など、他の公知の機構から構成されていても良い。
【0137】
【発明の効果】
本発明によれば、従来と比較して、伸長しているときの位置決め精度を向上することができるロボットアームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【図2】 図1に示すロボットアームの支持部の周辺の概略構成図である。
【図3】 図1に示すロボットアームの収縮状態での概略構成図である。
【図4】 (a)従来のロボットアームと同様な状態で第1のアームが設けられているときに、基準軸に略直交する方向の力が加えられる場合の、図1に示すロボットアームの第1のアームの周辺の概略構成図である。
(b)基準軸に略直交する方向の力が加えられる場合の、図1に示すロボットアームの第1のアームの周辺の概略構成図である。
【図5】 第2のリンクの長さが図1に示す長さよりも長い状態での図1に示すロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係るロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【図7】 図6に示すロボットアームの第2のアームとハンドとの連結部の周辺の概略構成図である。
【図8】 図6に示すロボットアームの収縮状態での概略構成図である。
【図9】 (a)従来のロボットアームと同様な状態で第2のアームが設けられているときに、基準軸に略直交する方向の力が加えられる場合の、図6に示すロボットアームの第2のアームの周辺の概略構成図である。
(b)基準軸に略直交する方向の力が加えられる場合の、図6に示すロボットアームの第2のアームの周辺の概略構成図である。
【図10】 第2のリンクの長さが図6に示す長さよりも長い状態での図6に示すロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態に係るロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【図12】 (a)従来のロボットアームと同様な状態で設けられる場合の、図11に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
(b)図11に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
【図13】 図11に示すロボットアームの収縮状態での概略構成図である。
【図14】 (a)従来のロボットアームと同様な状態で連動部が設けられているときに、基準軸に略直交する方向の力が加えられる場合の、図11に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
(b)基準軸に略直交する方向の力が加えられる場合の、図11に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
【図15】 (a)連動部が図12(b)に示す取り付けられ方以外の取り付けられ方で第1のアーム及び第2のアームに取り付けられる場合の、図11に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
(b)連動部が図12(b)及び図15(a)に示す取り付けられ方以外の取り付けられ方で第1のアーム及び第2のアームに取り付けられる場合の、図11に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
【図16】 (a)2つの四節回転連鎖から構成されており、図12(b)に示す連動部とは異なる連動部を備えるロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
(b)連動部が従来のロボットアームと同様な状態で設けられる場合の、図16(a)に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
【図17】 (a)2つの四節回転連鎖から構成されており、図12(b)及び図16(a)に示す連動部とは異なる連動部を備えるロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
(b)連動部が従来のロボットアームと同様な状態で設けられる場合の、図17(a)に示すロボットアームの連動部の周辺の概略構成図である。
【図18】 本発明の第4の実施の形態に係るロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【図19】 図18に示すロボットアームの収縮状態での概略構成図である。
【図20】 従来のロボットアームの伸長状態での概略構成図である。
【符号の説明】
100 ロボットアーム
100a 基準軸
110 第1のアーム
111、112 第1のリンク(第1のアームの第1のリンク)
111a 軸線
113、114 第2のリンク(第1のアームの第2のリンク)
114a 軸線
115、116 第2のリンク(第1のアームの第2のリンク)
120 第2のアーム
121、122 第1のリンク(第2のアームの第1のリンク)
123、124 第2のリンク(第2のアームの第2のリンク)
130 支持部
140 連動部
200 ロボットアーム
200a 基準軸
210 第1のアーム
211、212 第1のリンク(第1のアームの第1のリンク)
213、214 第2のリンク(第1のアームの第2のリンク)
220 第2のアーム
221、222 第1のリンク(第2のアームの第1のリンク)
221a 軸線
223、224 第2のリンク(第2のアームの第2のリンク)
224a 軸線
225、226 第2のリンク(第2のアームの第2のリンク)
230 支持部
240 連動部
300 ロボットアーム
300a 基準軸
310 第1のアーム
311、312 第1のリンク(第1のアームの第1のリンク)
311a 軸線
313、314 第2のリンク(第1のアームの第2のリンク)
313a 軸線
320 第2のアーム
321、322 第1のリンク(第2のアームの第1のリンク)
321a 軸線
322a 軸線
323、324 第2のリンク(第2のアームの第2のリンク)
330 支持部
340 連動部
341、342 第1のリンク(第1の連動リンク)
341a 軸線
343、344 第2のリンク(第2の連動リンク)
343a 軸線
345、346 第3のリンク(第3の連動リンク)
347、348 第4のリンク(第4の連動リンク)
347a 軸線
360 連動部
361、362 第1のリンク(第1の連動リンク)
361a 軸線
363、364 第2のリンク(第2の連動リンク)
365、366 第3のリンク(第3の連動リンク)
367、368 第4のリンク(第4の連動リンク)
367a 軸線
370 連動部
371、372 第1のリンク(第1の連動リンク)
371a 軸線
373、374 第2のリンク(第2の連動リンク)
375、376 第3のリンク(第3の連動リンク)
377、378 第4のリンク(第4の連動リンク)
377a 軸線
400 ロボットアーム
400a 基準軸
410 第1のアーム
411、412 第1のリンク(第1のアームの第1のリンク)
411a 軸線
413、414 第2のリンク(第1のアームの第2のリンク)
414a 軸線
420 第2のアーム
421、422 第1のリンク(第2のアームの第1のリンク)
421a 軸線
423、424 第2のリンク(第2のアームの第2のリンク)
424a 軸線
430 支持部
440 連動部
441、442 第1のリンク(第1の連動リンク)
443、444 第2のリンク(第2の連動リンク)
445、446 第3のリンク(第3の連動リンク)
447、448 第4のリンク(第4の連動リンク)

Claims (4)

  1. 互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなる第1のアームと、
    互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなり、前記第1のアームの一端側回転可能に連結され第2のアームと、
    前記第1のアームの他端側を回転可能に支持する支持部と、を備え、
    前記第1のアーム及び第2のアームの回転により、所定の基準軸の方向に伸長した伸長状態及び前記基準軸の方向に収縮した収縮状態に変化するロボットアームであって、
    前記第1のアーム及び前記第2のアームの間に、前記基準軸に対して前記第1のアームの第1のリンクがなす角度と前記基準軸に対して前記第2のアームの第1のリンクがなす角度とを常に同一にするように、前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記伸長及び収縮の方向に連動して回転させる連動部が介在し、
    前記第1のアームの前記第1のリンクは、前記第1のアーム及び前記第2のアームが前記収縮状態から前記伸長状態に変化するとき、前記基準軸に接近するよう回転方向の一方側に回転する一方、
    前記第1のアームの第2のリンクは、前記基準軸に対して前記回転方向の一方側に傾けられていることを特徴とするロボットアーム。
  2. 互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなる第1のアームと、
    互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなり、前記第1のアームの一端側に回転可能に連結された第2のアームと、
    前記第1のアームの他端側を回転可能に支持する支持部と、を備え、
    前記第1のアーム及び第2のアームの回転により、所定の基準軸の方向に伸長した伸長状態及び前記基準軸の方向に収縮した収縮状態に変化するロボットアームであって、
    前記第1のアーム及び前記第2のアームの間に、前記基準軸に対して前記第1のアームの第1のリンクがなす角度と前記基準軸に対して前記第2のアームの第1のリンクがなす角度とを常に同一にするように、前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記伸長及び収縮の方向に連動して回転させる連動部が介在し、
    前記第2のアームの第1のリンクは、前記第1のアーム及び前記第2のアームが前記収縮状態から前記伸長状態に変化するとき、前記基準軸に接近するよう回転方向の一方側に回転する一方、
    前記第2のアームの第2のリンクは、前記基準軸に対して前記回転方向の一方側に傾けられていることを特徴とするロボットアーム。
  3. 互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなる第1のアームと、
    互いに平行な一対の第1のリンクと互いに平行な一対の第2のリンクとを有する四節回転連鎖からなり、前記第1のアームの一端側回転可能に連結された第2のアームと、
    前記第1のアームの他端側を回転可能に支持する支持部と、を備え、
    前記第1のアーム及び第2のアームの回転により、所定の基準軸の方向に伸長した伸長状態及び前記基準軸の方向に収縮した収縮状態に変化するロボットアームであって、
    前記第1のアーム及び前記第2のアームの間に、前記基準軸に対して前記第1のアームの第1のリンクがなす角度と前記基準軸に対して前記第2のアームの第1のリンクがなす角度とを常に同一にするように、前記第1のアーム及び前記第2のアームを前記伸長及び収縮の方向に連動して回転させる連動部が介在し、
    前記連動部は、一方が前記第2又は第1のアームの一対の第1のリンクのうち片方に固 定され、互いに等長である一対の第1の連動リンクと、一方が前記第2又は第1のアームの一対の第2のリンクのうち片方に固定され、互いに等長であり軸線が交差する一対の第2の連動リンクとを有する四節回転連鎖と、一方が前記第2の連動リンクの片方に固定され、互いに等長である一対の第3の連動リンクと、一方が前記第1又は第2のアームの一対の第1のリンクのうち片方に固定され、他方が前記第1の連動リンクのうち他方の連動リンクに固定され、互いに等長であり軸線が交差する一対の第4の連動リンクとを有する四節回転連鎖とからなり、
    前記一方の第1の連動リンク又は前記一方の第4の連動リンクは、前記第1のアーム及び前記第2のアームが前記収縮状態から前記伸長状態に変化するとき、該第1の連動リンク又は第4の連動リンクの回転方向の一方側に回転する一方、
    前記一方の第1の連動リンク又は前記一方の第4の連動リンクは、前記第2又は第1のアームの一対の第1のリンクのうち片方に対し前記回転方向の他方側に所定の傾き角度だけ傾けて固定されていることを特徴とするロボットアーム。
  4. 前記第1のアームの第2のリンクが前記基準軸に対してなす傾きの方向及び角度の双方が、前記第2のアームの第2のリンクが前記基準軸に対してなす傾きの方向及び角度とは一致しないように、前記第1のアームの第2のリンクの一方と前記第2のアームの第2のリンクの一方とが所定角度をなして連結されたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のロボットアーム。
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