JP3849161B2 - 仮名漢字変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、仮名漢字変換装置に関し、詳しくは、入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の仮名漢字変換装置としては、キーボードに割り当てられた全角ひらがな変換や全角カタカナ変換,全角英数変換,半角カタカナ変換,半角英数変換等の変換キーを操作することにより入力された仮名文字列を所望の変換にするものや、画面の上端や下端あるいは左端や右端に表示されるメニューバーやパレットをマウスやキーボードによって操作して上記の変換をメニューとして表示させ、このメニューから所望の変換を選択して変換するものが知られている。
【0003】
また、入力された仮名文字列を文節分かち書き処理して得られる文節に対し、文節を指定してキーボードに割り当てられた変換や表示に関する機能キーを操作することにより、または、上述のメニューバーあるいはパレットをマウスやキーボードによって操作して変換あるいは表示に関する命令を複数備えたメニューを表示させ、このメニューから所望の命令を選択することにより、指定された文節の長さを変更したり、指定された文節に対応する変換候補を画面の下部や右部にウインドウを開いて一覧表示したりするものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キーボードの変換キーを操作することによって変換の種類を変更する装置では、変換が複数種であることから、変換の度に所望の変換が割り当てられた変換キーのキーボード上の位置を確認する必要があり、視線をCRT上の変換しようとしている仮名文字列からキーボード上の変換キーに移さなければならないという問題があった。キーボードに割り当てられた変換キーは、熟練により視線の移動なしに操作することもできるが、この場合、操作ミスも多く生じ、この操作ミスを解消するための別のキー操作が必要となる。
【0005】
こうした視線を変換しようとしている仮名文字列から移動させなければならないといった問題は、メニューバーやパレットを操作することにより変換をメニューとして表示する装置や、文節分かち書き処理して得られる文節の1つを指定し、指定された文節に対して変換あるいは表示に関する命令の一覧をメニューとして表示する装置、文節分かち書き処理して得られる文節に複数の変換候補が検索されているときにCRT上の所定の位置にウインドウを設定して一覧表示する装置でも、同様に生じる。
【0006】
本発明の仮名漢字変換装置は、こうした問題を解決し、CRT上の入力位置や着目している文節から視線を移動させることなくスムースな変換処理を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の第1の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
前記仮名文字列の対応する漢字混じり文字列への変換過程に生じる複数の変換状態に対し、適用可能な変換操作に関する命令の一覧を前記複数の変換状態毎に関連して記憶する命令記憶手段と、
予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により指示がなされたとき、前記命令記憶手段に記憶された複数の変換操作に関する命令の一覧のうち、該指示がなされたときの前記変換状態に対応する変換操作に関する一覧を、選択して前記変換領域に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0008】
この第1の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示し、命令記憶手段が、仮名文字列の対応する漢字混じり文字列への変換過程に生じる複数の変換状態に対し、適用可能な変換操作に関する命令の一覧を複数の変換状態毎に関連して記憶する。変換命令表示手段は、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により指示がなされたとき、命令記憶手段に記憶された複数の変換操作に関する命令の一覧のうち、所定の指示がなされたときの変換状態に対応する変換操作に関する一覧を、選択して前記変換領域に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に表示し、命令実行手段は、この一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する。
【0009】
ここで、変換領域には、入力された文字列のうち未確定の仮名文字列を表示する領域や未確定の漢字混じり文字列を表示する領域、変換操作に関する命令などの変換に関するガイダンスを表示する領域およびこれらの周辺の若干の領域を含む。また、変換操作に関する命令には、例えば、全角ひらがな変換や全角カタカナ変換,全角英数変換,半角カタカナ変換,半角英数変換などの変換命令、入力カーソルの移動命令、全角あるいは半角の空白の入力命令、単漢字変換命令、文節長の変更命令や指定された文節の確定命令、指定文節の変更命令、変換候補の変更命令、変換候補の一覧表示命令なども含まれる。なお、「変換領域」および「変換操作に関する命令」の解釈は、以下に説明する第2以降の仮名漢字変換装置においても同様である。
【0010】
この第1の仮名漢字変換装置によれば、変換状態に応じた変換操作に関する命令の一覧を表示することができる。この結果、操作者は、スムースな変換操作が可能になる。
【0011】
こうした第1の仮名漢字変換装置において、
前記仮名文字列の対応する漢字混じり文字列への変換過程に生じる複数の変換状態のうちの1つを指定する変換状態指定手段と、
該指定された変換状態に対応する変換操作に関する命令の一覧を設定または変更する命令一覧設定変更手段と
を備え、
前記命令記憶手段は、前記命令一覧設定変更手段により設定または変更された変換操作に関する命令の一覧を前記指定された変換状態に関連して記憶する手段であるものとすることもできる。
【0012】
この態様の第1の仮名漢字変換装置は、命令一覧設定変更手段が、変換状態指定手段により仮名文字列の対応する漢字混じり文字列への変換過程に生じる複数の変換状態のうちの1つとして指定された変換状態に対応する変換操作に関する命令の一覧を設定または変更する。そして、命令記憶手段は、命令一覧設定変更手段により設定または変更された変換操作に関する命令の一覧を指定された変換状態に関連して記憶する。この態様とすれば、変換状態に応じた変換操作の一覧を自由に設定または変更することができる。
【0013】
これら第1の仮名漢字変換装置において、前記命令一覧設定変更手段は、前記指定された変換状態に適用可能な変換操作に関する命令の一覧から少なくとも1つを選択することにより設定または変更する手段であるものとすることもできる。こうすれば、設定または変更を容易に行なうことができる。
【0014】
また、第1の仮名漢字変換装置において、前記変換命令表示手段は、前記変換状態に対応する変換操作に関する命令の一覧を前記変換領域の近傍に表示する手段であるものとすることもできる。
【0015】
この態様とすれば、仮名文字列に対する変換操作に関する命令を変換領域の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく入力された仮名文字列と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。ここで、近傍には、変換領域の外縁に接する上下左右の位置や変換領域から所定の間隔(例えば、1ないし5文字程度の間隔や1なしい5行程度の間隔等)を有する上下左右の位置の他、変換領域の少なくとも一部が重なった状態も含まれる。なお、この「近傍」の解釈は、以下に説明する第2以降の仮名漢字変換装置においても同様である。
【0016】
第1の仮名漢字変換装置において、前記複数の変換状態は、前記仮名文字列が入力された状態を含むものとすることや、前記仮名文字列の少なくとも一部の文字列に対して変換候補が前記変換領域表示手段により前記変換領域に表示された状態を含むものとすること、あるいは、前記仮名文字列の少なくとも一部の文字列に対する変換候補の一覧を表示している状態を含むものとすることも可能である。
【0017】
本発明の第2の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
操作者により、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、前記仮名文字列に対する変換操作に関する命令を、前記変換領域に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0018】
この第2の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示し、変換命令表示手段が、操作者により、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、仮名文字列に対する変換操作に関する命令を、変換領域に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。そして、命令実行手段は、一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する。
【0019】
この第2の仮名漢字変換装置によれば、仮名文字列に対する変換操作に関する命令を変換領域の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく入力された仮名文字列と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。
【0021】
本発明の第3の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
変換の指示がなされたとき、前記仮名文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する文節処理手段と、
該文節分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のいずれかを指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該指定された文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該指定された文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0022】
この第3の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示し、文節処理手段が、変換の指示がなされたとき、仮名文字列に対して辞書を参照して文節分かち書き処理する。変換命令表示手段は、文節分かち書き処理により変換領域に表示された文節のいずれかを指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、指定された文節を対象として変換操作に関する命令を、変換領域における指定された文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。そして、命令実行手段は、この一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する。
【0023】
こうした第3の仮名漢字変換装置によれば、指定された文節に対する変換操作に関する命令を変換領域における指定された文節の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく指定された文節と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。
【0024】
ここで、前記第3の仮名漢字変換装置において、前記文節処理手段は、前記変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して変換の指示がなされたとき、該仮名文字列の先頭文字から該指定された文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、仮名文字列のうち先頭から所望の文字列だけ仮名漢字変換することができる。また、文節の区切りを指定することになるから、より正確に文節分かち書きすることができ、仮名漢字変換の効率を高くすることができる。これらの結果、大量の仮名文字列を入力した際には、先頭から所望の文字列ずつ順次仮名漢字変換するといった操作も可能になる。
【0025】
また、前記第3の仮名漢字変換装置において、前記文節処理手段は、前記変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して変換の指示がなされたとき、該指定された文字を文節の区切りとして該仮名文字列を文節分かち書き処理する手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、より正確に文節分かち書きすることができ仮名漢字変換の効率を高くすることができる。
【0026】
あるいは、前記第3の仮名漢字変換装置において、前記文節処理手段は、前記変換領域に表示された前記仮名文字列を2つに区切る区切り位置を指定して変換の指示がなされたとき、該仮名文字列のうち先頭文字から該指定された区切り位置の前の文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、仮名文字列のうち先頭から所望の文字列だけ仮名漢字変換することができる。また、文節の区切りを指定することになるから、より正確に文節分かち書きすることができ、仮名漢字変換の効率を高くすることができる。これらの結果、大量の仮名文字列を入力した際には、先頭から所望の文字列ずつ順次仮名漢字変換するといった操作も可能になる。
【0029】
本発明の第4の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
該変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該仮名文字列の先頭文字から該指定された文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理すると共に、該分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0030】
この第4の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する。変換命令表示手段は、この変換領域に表示された仮名文字列のいずれかの文字を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、仮名文字列の先頭文字から指定された文字までの文字列に対して辞書を参照して文節分かち書き処理すると共に、この分かち書き処理により変換領域に表示された文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を、変換領域におけるこの対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。そして、命令実行手段は、この一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する。
【0031】
こうした第4の仮名漢字変換装置によれば、仮名文字列のうち先頭から所望の文字列だけを仮名漢字変換することができ、より正確に文節分かち書きすることができる。しかも、分かち書きされた文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を変換領域におけるこの対象とされた文節の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく対象とされた文節と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。
【0032】
本発明の第5の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
該変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該指定された文字を文節の区切りとして該仮名文字列を文節分かち書き処理すると共に、該分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のうち前記指定された文字を含む文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0033】
この第5の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する。変換命令一覧表示手段は、この変換領域に表示された仮名文字列のいずれかの文字を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、指定された文字を文節の区切りとして仮名文字列を文節分かち書き処理すると共に、この分かち書き処理により変換領域に表示された文節のうち指定された文字を含む文節を対象として変換操作に関する命令を、変換領域におけるこの対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。そして、命令実行手段は、この一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する。
【0034】
こうした第5の仮名漢字変換装置によれば、文節区切りを指定するから、より正確に文節分かち書きすることができる。しかも、分かち書きされた文節のうち指定された文字を含む文節を対象として変換操作に関する命令を変換領域におけるこの対象とされた文節の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく対象とされた文節と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。
【0036】
本発明の第6の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
該変換領域に表示された前記仮名文字列を2つに区切る区切り位置を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該仮名文字列のうち先頭文字から該指定された区切り位置の前の文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理すると共に、該分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0037】
この第6の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する。変換命令表示手段は、この変換領域に表示された仮名文字列を2つに区切る区切り位置を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、仮名文字列のうち先頭文字から指定された区切り位置の前の文字までの文字列に対して辞書を参照して文節分かち書き処理すると共に、この分かち書き処理により変換領域に表示された文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を、変換領域におけるこの対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。そして、命令実行手段は、この一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する。
【0038】
こうした第6の仮名漢字変換装置によれば、仮名文字列のうち先頭から所望の文字列だけを仮名漢字変換することができ、より正確に文節分かち書きすることができる。しかも、分かち書きされた文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を変換領域におけるこの対象とされた文節の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく対象とされた文節と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。
【0040】
また、第3ないし第6の仮名漢字変換装置のいずれかにおいて、前記変換命令表示手段は、前記変換操作に関する命令の一つとして、前記変換操作の対象とされた文節に対して単漢字変換処理を行なう命令を含む手段である構成とすることもできる。この態様とすれば、対象とされた文節を単漢字変換により仮名漢字変換することができる。
【0041】
こうした変換操作に関する命令の一つとして単漢字変換処理を行なう命令を含む第3ないし第6の名漢字変換装置のいずれかにおいて、前記変換命令表示手段により一覧表示された前記変換操作に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記対象とされた文節の単漢字変換処理がなされたとき、該対象とされた文節に対応する変換を変換候補とし、該対象とされた文節に対応する仮名文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える態様とすることもできる。この態様とすれば、単漢字変換処理により得られた変換を、語句の登録のための入力を省略して、辞書に登録することができる。
【0042】
また、変換操作に関する命令の一つとして単漢字変換処理を行なう命令を含む第3ないし第6の名漢字変換装置のいずれかにおいて、前記変換命令表示手段により一覧表示された前記変換操作に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記対象とされた文節の単漢字変換処理がなされたとき、該対象とされた文節に対応する変換と、該対象とされた文節に連接する前の文節に対応する変換および/または後の文節に対応する変換とを連接して変換候補とし、該変換候補に対応する仮名文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える態様とすることもできる。この態様とすれば、単漢字変換処理により得られた変換を、直前および/または直後の文節と連接して語句登録することができる。しかも、語句の登録のための入力を省略することができる。
【0043】
本発明の第7の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列の少なくとも一部の文字列に対して前記辞書を参照することにより発生する変換候補を、候補表示領域を設定して一覧表示する候補表示領域表示手段と、
該候補表示領域に前記変換候補が一覧表示されている際に、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、前記変換候補の表示に関する命令および/または前記参照する辞書に関する命令を、前記候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する候補命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0044】
この第7の仮名漢字変換装置は、候補表示領域表示手段が、仮名文字列に対して辞書を参照することにより発生する変換候補を、候補表示領域を設定して一覧表示する。候補命令表示手段は、この候補表示領域に変換候補が一覧表示されている際に、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、変換候補の表示に関する命令および/または参照する辞書に関する命令を、候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。そして、命令実行手段は、この一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、選択された命令を実行する
こうした第7の仮名漢字変換装置によれば、変換候補の表示に関する命令および/または参照する辞書に関する命令を、候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示するから、視線の移動させることなく所望の命令を選択することができる。
【0045】
この第7の仮名漢字変換装置において、前記候補命令表示手段は、前記変換候補の表示に関する命令の一つとして、前記候補表示領域の変換候補のうちの一つを指定して拡大表示する命令を含む手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、指定された変換候補が拡大表示されるから、変換候補を確定する前に確認することができる。
【0046】
また、第7の仮名漢字変換装置において、前記候補命令表示手段は、前記変換候補の表示に関する命令の一つとして、前記候補表示領域のサイズを変更する命令を含む手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、検索された変換候補の数に応じて候補表示領域のサイズを変更することができる。
【0047】
これら第7の仮名漢字変換装置において、前記候補命令表示手段は、前記参照する辞書に関する命令の一つとして、該仮名漢字変換装置が複数の辞書を有するとき、前記参照する辞書とは別の辞書を参照することにより発生する変換候補を前記候補表示領域に一覧表示する辞書切換変換表示命令を含む手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、対象とされる文節に対して参照される辞書を別の辞書に代えることができ、この別の辞書を参照することによって生じる変換候補を候補表示領域に表示することができる。
【0048】
あるいは、第7の仮名漢字変換装置において、前記候補命令表示手段は、前記参照する辞書に関する命令の一つとして、該仮名漢字変換装置が複数の辞書を有するとき、前記参照する辞書とは別の辞書を参照することにより発生する変換候補を前記候補表示領域とは別の第2の候補表示領域を設定して一覧表示する辞書切換変換表示命令を含む手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、対象とされる文節に対して参照される辞書を別の辞書に代えることができ、この別の辞書を参照することによって生じる変換候補を異なる候補表示領域を設定して表示することができる。
【0049】
これら辞書に関する命令の一つとして辞書切換変換表示命令を含む第7の仮名漢字変換装置において、前記候補命令表示手段により一覧表示された前記参照する辞書に関する命令のうち辞書切換変換命令が選択されたとき、該仮名漢字変換装置が有する複数の辞書のうち前記参照に供される辞書を指定する辞書指定手段を備える態様とすることもできる。この態様とすれば、操作者は、所望の辞書を参照して対象とされる文節を仮名漢字変換することができる。
【0050】
これらの第7の仮名漢字変換装置において、前記候補命令表示手段は、前記変換候補の表示に関する命令の一つとして、前記候補表示領域に表示されている変換候補に対応する文字列に対し単漢字変換処理を行なう命令を含む手段である態様とすることもできる。この態様とすれば、変換候補に対応する文字列に対して単漢字変換により漢字入力することができる。
【0051】
こうした変換操作に関する命令の一つとして単漢字変換処理を行なう命令を含む第7の名漢字変換装置のいずれかにおいて、前記候補命令表示手段により一覧表示された前記変換候補の表示に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記変換候補に対応する文字列に対し単漢字変換処理がなされたとき、該文字列に対してなされた変換を変換候補とし、該文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える態様とすることもできる。この態様とすれば、単漢字変換処理により得られた変換を、語句の登録のための入力を省略して、辞書に登録することができる。
【0052】
また、変換操作に関する命令の一つとして単漢字変換処理を行なう命令を含む第3ないし第6の名漢字変換装置のいずれかにおいて、前記変換命令表示手段により一覧表示された前記変換候補の表示に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記変換候補に対応する文字列に対し単漢字変換処理がなされたとき、該文字列に対してなされた変換と該文字列より前の文字列に対応する変換および/または該文字列より後の文字列に対応する変換とを連接して変換候補とし、該変換候補に対応する仮名文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える態様とすることもできる。この態様とすれば、単漢字変換処理により得られた変換を、直前および/または直後の文字列と連接して語句登録することができる。しかも、語句の登録のための入力を省略することができる。
【0053】
本発明の第8の仮名漢字変換装置は、
キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
変換の指示がなされたとき、前記仮名文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する文節処理手段と、
該文節分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のいずれかを指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により第1の指示がなされたとき、該指定された文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された変換操作に関する命令のうち変換候補の一覧表示の命令を選択したとき、前記指定された文節に対応する変換候補を、候補表示領域を設定して一覧表示する候補表示領域表示手段と、
該候補表示領域に前記変換候補が一覧表示されている際に、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により第2の指示がなされたとき、前記変換候補の表示に関する命令および/または前記参照する辞書に関する命令を、前記候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する候補命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する候補命令実行手段と
を備えることを要旨とする。
【0054】
この第8の仮名漢字変換装置は、変換領域表示手段が、仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示し、文節処理手段が、変換の指示がなされたとき、仮名文字列に対して辞書を参照して文節分かち書き処理する。変換命令表示手段は、この文節分かち書き処理により変換領域に表示された文節のいずれかを指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により第1の指示がなされたとき、指定された文節を対象として変換操作に関する命令を、変換領域における対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。候補表示領域表示手段は、この一覧表示された変換操作に関する命令のうち変換候補の一覧表示の命令を選択したとき、指定された文節に対応する変換候補を、候補表示領域を設定して一覧表示する。候補命令表示手段は、この候補表示領域に変換候補が一覧表示されている際に、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により第2の指示がなされたとき、変換候補の表示に関する命令および/または参照する辞書に関する命令を、候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する。
【0055】
こうした第8の仮名漢字変換装置によれば、指定された文節に対する変換操作に関する命令を変換領域における指定された文節の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく指定された文節と変換操作に関する命令の一覧とを見ながら所望の命令を選択することができる。また、変換候補の表示に関する命令または参照する辞書に関する命令を候補表示領域の近傍に一覧表示するから、視線の移動させることなく所望の命令を選択することができる。
【0056】
【発明の他の態様】
本発明は、以下のような他の態様をとることも可能である。
【0057】
本発明の他の態様として、仮名文字列を入力可能なコンピュータに読み込まれたとき、該コンピュータを前記第1ないし第8のいずれかの仮名漢字変換装置として動作させるプログラムを記憶した記憶媒体とすることもできる。この態様では、記憶媒体に記憶したプログラムを、仮名文字列を入力可能なコンピュータに読み込ませれば、前述した第1ないし第8のいずれかの仮名漢字変換装置として動作させることができる。
【0058】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は本発明の一実施例である仮名漢字変換装置の概略構成図、図2はこの仮名漢字変換装置が実現されるコンピュータの概略構成図である。まず、説明の都合上、図2に従って、全体構成について説明する。
【0059】
図2に示すように、このコンピュータ10は、ローカルバス22に接続された演算処理部20、ローカルバス22を外部バスの一つであるPCIバス32に接続するPCIブリッジ30、PCIバス32を介して演算処理部20のCPU21等によりアクセスを受けるコントローラ部40、各種のI/O装置等を制御する機器が低速の外部バスであるISAバス42に接続されたI/O部60、および周辺機器であるキーボード72,スピーカ74,カラーCRT76などから構成されている。
【0060】
演算処理部20は、中央演算処理装置としてのCPU21(本実施例ではインテル社製PentiumTMを使用)、キャッシュメモリ23,そのキャッシュコントローラ24およびメインメモリ25から構成されている。PCIブリッジ30は、高速のPCIバス32を制御する機能を備えたコントローラである。CPU21が扱うメモリ空間は、CPU21の内部に用意された各種レジスタにより、実際の物理アドレスより広い論理アドレスに拡張されている。
【0061】
コントローラ部40は、モニタ(カラーCRT)76への画像の表示を司るグラフィックスコントローラ(以下、CRTCと呼ぶ)44、接続されるSCSI機器とのデータ転送を司るSCSIコントローラ46、PCIバス32と下位のISAバスとのインタフェースを司るPCI−ISAブリッジ48から構成されている。CRTC44は、カラーCRT76に対して、640×480ドット、16色表示が可能である。なお、表示用のフォントを記憶したキャラクタジェネレータや所定のコマンドを受け取って所定の図形を描画するグラフィックコントローラ、更には描画画像を記憶するビデオメモリ等は、このCRTC44に実装されているが、これらの構成は周知のものなので、図2では図示を省略した。
【0062】
PCI−ISAブリッジ48を介して接続されたISAバス42は、各種のI/O機器が接続される入出力制御用のバスであり、DMAコントローラ(以下単にDMAと呼ぶ)50、リアルタイムクロック(RTC)52、複合I/Oポート54、サウンドI/O56、キーボード72および2ボタンマウス73とのインタフェースを司るキーボードインタフェース(以下KEYと呼ぶ)64、優先順位を有する割り込み制御を行なう割り込みコントローラ(以下PICと呼ぶ)66、各種の時間カウントやビープ音を発生するタイマ68等から構成されている。なお、ISAバス42には、拡張ボードが実装可能なISAスロット62が接続されている。
【0063】
複合I/Oポート54には、パラレル出力,シリアル出力の他、フロッピディスク装置82やハードディスク84を制御する信号を入出力するポートが用意されている。また、パラレル入出力には、パラレルポート86を介してプリンタ88が、シリアル入出力には、シリアルポート90を介してモデム92が、各々接続されている。また、サウンドI/O56には、上述したスピーカ74の他、マイクロフォン96が接続可能とされている。
【0064】
このコンピュータ10のハードディスク84には、DOSおよびそのDOSに組み込まれる種々のデバイスドライバが記憶されており、コンピュータ10は、立ち上げ時にDOSを読み込み、更にDOSが参照するファイルの内容に従って、必要なデバイスドライバを組み込む。デバイスドライバとして、複合I/Oポート54を介してのプリンタ88への印字を可能にするプリンタドライバなどがある。
【0065】
ハードディスク84には、「WINDOWS」というGUIを備えたオペレーティングシステムが記憶されており(「WINDOWS」はマイクロソフト社の商標)、コンピュータ10は、このオペレーティングシステムを読み込み、その後アプリケーションプログラムを、このオペレーティングシステム上で動作するよう主記憶上に読み込んで実行する。
【0066】
次に、図1に従って本実施例の仮名漢字変換装置について説明する。この仮名漢字変換装置は、上述したコンピュータ10において、そのハードウェアとソフトウェアが一体となって実現するものであり、図1は、ソフトウェアにより実現される部分も含めてブロック図として表わしたものである。この仮名漢字変換装置は、制御部ECUを中心として、キーボード72や2ボタンマウス73からの入力をオペレーティングシステムを介して受け付ける入力部IPB、複数の辞書を保存すると共にこの仮名漢字変換装置を構成するのに必要なソフトウェアを保存するハードディスク84、入力部IPB等により入力された仮名文字列を対象に辞書を参照して文節分かち書き処理して漢字混じり文字列の変換候補を発生させる仮名漢字変換処理部KCM、入力部IPBにより入力される仮名文字列の仮名漢字変換の様子を表示するためのウインドウ(変換ウインドウ)を設定する変換ウインドウ設定部WCS、変換ウインドウに所定の操作を行なうことにより変換ウインドウ近傍に表示されるメニューを管理する変換ウインドウメニュー管理部MCC、仮名漢字変換処理部KCMにより発生した変換候補の一覧表示用の候補ウインドウを設定する候補ウインドウ設定部、候補ウインドウに所定の操作を行なうことにより候補ウインドウ近傍に表示されるメニューを管理する候補ウインドウメニュー管理部MEC、設定された変換ウインドウや候補ウインドウあるいはこれらの近傍に表示されるメニューをカラーCRT76に表示する表示部DPL、入力された仮名文字列に対し単漢字変換処理を行なう単漢字変換処理部SKM、漢字混じり文字列とその読みを変換候補と見出しとして登録する語句登録部WCMを備える。
【0067】
変換ウインドウメニュー管理部MCCは、変換ウインドウを用いて入力された文字列に対し仮名漢字変換操作を行なう前に所定の操作を行なうことにより変換ウインドウの近傍に表示される変換メニューや仮名漢字変換操作を行なった後に文節分かち書き処理されて変換ウインドウに表示される文節の一つを指定して所定の操作を行なうことにより指定された文節の近傍に表示される文節メニュー等の各メニューの内容を設定または変更するメニュー設定変更部C1と、メニュー設定変更部C1により設定または変更された変換メニューの内容を記憶する変換メニュー記憶部C2と、同じくメニュー設定変更部C1により設定または変更された文節メニューの内容を記憶する文節メニュー記憶部C3と、変換メニューや文節メニューに表示された命令のいずれかが選択されたときに選択された命令の実行を制御部ECUに指示する選択命令実行指示部C4とを備える。
【0068】
候補ウインドウメニュー管理部MECは、候補ウインドウに対して所定の操作を行なうことにより候補ウインドウの近傍に表示される候補メニューの内容を設定または変更するメニュー設定変更部E1と、メニュー設定変更部E1により設定または変更された候補メニューの内容を記憶する候補メニュー記憶部E2と、候補メニューに表示された命令のいずれかが選択されたときに選択された命令の実行を制御部ECUに指示する選択命令実行指示部E3とを備える。
【0069】
仮名漢字変換処理部KCMは、入力された文字列に対して切り出し可能な単語を辞書から検索する辞書検索部K1と、検索された単語の連接の適否を単語の文法情報から判断して文節を作成すると共に有り得る文節の組み合わせから確からしい文節の組み合わせを選択する文節分かち書き処理を行なう文節処理部K2と、文節処理部K2により選択された文節の変換候補を記憶する変換候補記憶部K3とを備える。
【0070】
図1に示した各ブロックは、既述したように、ハードウェアにより実現されている部分とソフトウェアにより実現されている部分とを含む。例えば、表示部DPLは、ハードウェアとしては図2に示したCRTC44が存在するが、現実には、入力された文字列のテキストの表示や変換候補の表示および変換操作のガイダンスの表示などを含めて、表示を制御するソフトウェアがあって初めて動作する。従って、図1における表示部DPLなどは、両者を含めたものである。
【0071】
なお、実施例の仮名漢字変換装置は、そのソフトウエア部分についてはハードディスク84に記憶されており、キーボード72等の入力部IPBからの起動の指示がなされると、上述のオペレーティングシステムにより主記憶に読み込まれて、インプットメソッドエディタIME(INPUT METHOD EDITOR)として動作し、入力された文字列を所望の漢字混じり文字列等に変換し、変換した文字列を起動の指示がなされた際に実行していたアプリケーションプログラムに対して出力することによりアプリケーションプログラムへの文字の入力を行なう。
【0072】
次に、こうして構成された実施例の仮名漢字変換装置がコンピュータ10によりインプットメソッドエディタIMEとして起動されたときの動作について説明する。実施例の仮名漢字変換装置は、コンピュータ10の所定の操作により、その主記憶にハードディスク84に記憶された実施例の仮名漢字変換装置の構成のうちのソフトウエア部分を読み込むことにより、インプットメソッドエディタIMEとして起動される。こうしてインプットメソッドエディタIMEとして起動された後は、アプリケーションプログラムあるいはオペレーションシステムに対して、キーボード72等の入力部IPBから文字が入力される毎に図3に例示する動作フローに基づく動作を行なう。
【0073】
キーボード72等から文字が入力されると(ステップS102)、コンピュータ10は、入力された文字およびその後に入力される文字を表示すると共にその仮名漢字変換等の様子を表示する変換ウインドウWCを表示して(ステップS103)、入力された文字を表示する。変換ウインドウWCは、実施例の仮名漢字変換装置がインプットメソッドエディタIMEとして起動される前に環境設定部ESMにより設定された環境(条件)に基づいて、図4に例示するように、オペレーティングシステムが操作画面として提供するデスクトップ画面DPの所定位置に開かれるか、図5に例示するように、入力操作をしようとしているアプリケーションプログラムについて開かれているウインドウ内のキャレットC1に合わせて開かれる。なお、変換ウインドウWCをアプリケーションプログラムについて開かれているウインドウに重ねて開く場合には、変換ウインドウWCの背景は透明とされる。したがって、この透明背景の変換ウインドウWCに文字を入力すると、アプリケーションプログラムのキャレットC1の位置に文字が入力されているように表示される。この透明背景の変換ウインドウWCは図示できないから、図5では破線の枠で示した。
【0074】
こうした文字の入力に伴って変換ウインドウWCが表示されると、コンピュータ10における入力処理は、アプリケーションプログラムからインプットメソッドエディタIMEに移り、文字または変換命令の入力待ち状態となる。キーボード72等の入力部IPBから所望の文字列を入力した後にキーボード72の所定のキーを操作する等して変換操作を行なうと、入力された文字列に対して仮名漢字変換等の変換処理がなされる(ステップS104)。変換処理では、全角カタカナ変換や全角英数変換等の文字種の変換や、仮名文字列に対して辞書を参照して文節分かち書き処理して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換を所定の処理に基づいて行ない(ステップS106)、変換により生じた変換候補のうち優先順位の高い候補を変換ウインドウWCに表示する(ステップS107)。そして、変換ウインドウWCに表示された変換候補や変換ウインドウWCに所定の操作を行なうことにより開かれる後述する候補ウインドウWE1等に表示される変換候補から所望の変換候補が選択されると、その変換候補の確定処理を行なって(ステップS108)、変換処理を終了する。
【0075】
入力された文字列に対応する変換候補についての確定がなされると、変換ウインドウWCを消去して(ステップS109)、確定した変換候補の文字列を、文字入力操作の対象のアプリケーションプログラムにおけるキャレットC1の位置に入力された文字として出力して(ステップS110)、本ルーチンを終了する。この状態で再び文字が入力されると、本ルーチンのステップS102が実行されたと判断して、再び変換ウインドウWCを開く処理を行なう(ステップS103)。
【0076】
次に、ステップS104の変換処理で全角カタカナ変換や全角英数変換等の文字種の変換を行なう場合について図6の文字種変換処理ルーチンに基づき説明する。文字種の変換は、変換ウインドウWCに文字列を入力した後、仮名漢字変換の操作を行なうことなく、変換ウインドウWCを2ボタンマウス73の左ボタンでクリック(以下、「左クリック」という)するか、文字種の変換処理としてキーボード72に割り当てられた所定のキーを操作することにより、図7に例示するように、変換操作に関する命令を一覧表示する変換メニューMC1を変換ウインドウWCの近傍に表示する(ステップS120)。変換ウインドウWCの近傍に変換メニューMC1を表示した状態の一例を図7に示す。変換メニューMC1は、通常、変換ウインドウWCの直下に表示されるが、変換ウインドウWCの直下に表示すると変換メニューMC1の全体をカラーCRT76の表示画面内に表示できないと判断したときには、変換ウインドウWCの直上に表示される。
【0077】
この変換メニューMC1には、全角ひらがな変換,全角カタカナ変換,全角英数変換,半角カタカナ変換および半角英数変換等の文字種の変換命令や、単漢字変換処理の命令、変換ウインドウWC内の入力位置を示すカーソルCSの移動に関する命令、空白の入力操作に関する命令が一覧表示される。この変換メニューMC1は、図8(a)および(b)に例示するプロパティP1およびメニュー編集ダイアログP2により設定する。すなわち、まず、図8(a)に例示するプロパティP1の変換ウインドウのページを表示させ、このページの右上方に位置する「メニュー設定」のボタンを操作する。すると、図8(b)に例示するメニュー編集ダイアログP2が表示されるから、メニュー編集ダイアログP2の「対象」から「変換メニュー」を選択し、変換操作等の命令が一覧表示される「機能一覧」から2ボタンマウス73によりメニュー項目を選択することにより変換メニューMC1を設定する。なお、変換メニューMC1には、変換操作に関する命令の一覧と共に、各命令を変換メニューMC1の表示に拘わらず実行するキーボード72の操作キーも表示される。
【0078】
こうした変換メニューMC1に表示された命令のいずれかに対応するキー操作を行なうか、変換メニューMC1に表示された命令のいずれかを2ボタンマウス73により左クリックするかによって命令を選択すると(ステップS122)、CPU21は、選択された命令を実行する(ステップS124)。命令の実行は、各命令に応じて用意された図示しない命令処理ルーチンを実行することにより行なう。選択された命令を実行すると、変換メニューMC1を閉じる処理を行なって(ステップS126)、本ルーチンを終了する。
【0079】
このように、実施例の仮名漢字変換装置では、変換ウインドウWCに対する所定の操作を行なうことにより、変換ウインドウWCに表示されている文字列に対して文字種の変換等の変換操作に関する命令を一覧表示する変換メニューMC1を表示する。しかも、変換メニューMC1は変換ウインドウWCの直下あるいは直上に表示されるから、操作者は、入力している文字列から視線を大きく移動させる必要がない。また、変換メニューMC1から命令を選択すればよいから、各変換操作に関する命令をキーボード72に割り当てられた各キーを操作して行なう場合に比して誤操作を少なくすることができ、各操作に対応するキーを憶えていない操作者でも、所望の変換操作を容易に行なうことができる。
【0080】
次に、ステップS104の変換処理において、入力された仮名文字列に対し辞書を参照して文節分かち書き処理し、漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換を行なう場合について図9の仮名漢字変換処理ルーチンに基づき説明する。本ルーチンは、変換ウインドウWCに仮名文字列が入力された後に、仮名漢字変換の操作としてキーボード72に割り当てられた所定のキーが操作されることにより起動され、まず、入力された文字列に対して切り出し可能な単語を辞書から検索し、検索された単語の連接の適否を単語の文法情報から判断して文節を作成すると共に有り得る文節の組み合わせから最も確からしい文節の組み合わせを選択する文節分かち書き処理を行なう(ステップS130)。そして、この文節分かち書き処理により選択された最も確からしい文節に対応する変換候補のうち優先順位の最も高い候補を変換ウインドウWCに表示する(ステップS132)。
【0081】
変換ウインドウWCに表示された文節や文節の変換候補が所望のものでないときには(ステップS134)、非所望の文節または非所望の変換候補の文節を2ボタンマウス73により左クリックすることによって文節を指定し(ステップS138)、指定された文節を再び2ボタンマウス73により左クリックすることにより、図10に例示するように、指定された文節を対象とした変換操作に関する命令を一覧表示する文節メニューMC2を変換ウインドウWCの指定された文節の近傍に表示する(ステップS140)。文節メニューMC2も変換メニューMC1と同様に、通常は、変換ウインドウWCの直下に表示されるが、変換ウインドウWCの直下に表示すると文節メニューMC2の全体をカラーCRT76の表示画面内に表示できないときには、変換ウインドウWCの直上に表示される。なお、図10では、変換ウインドウWC内で枠によって囲まれて表示(カラーCRT76上では反転表示)されている「紅葉の」が指定された文節に該当する。この文節メニューMC2には、文節カーソルの位置の変更に関する命令や文節長の変更命令、文節の確定命令、他の変換候補の表示命令が表示される。この文節メニューMC2に一覧表示される命令も変換メニューMC1と同様に、図8(a)および(b)に例示するプロパティP1およびメニュー編集ダイアログP2により設定できるようになっている。
【0082】
こうした文節メニューMC2に一覧表示された命令のいずれかに対応するキー操作を行なうか、文節メニューMC2に表示された命令のいずれかを2ボタンマウス73により左クリックするかによって命令を選択すると(ステップS142)、CPU21は、選択された命令を実行する(ステップS144)。文節メニューMC2における命令の実行も変換メニューMC1における命令の実行と同様に、各命令に応じて用意された図示しない命令処理ルーチンを実行することにより行なわれる。選択された命令を実行すると、変換メニューMC1を閉じる処理を行なって(ステップS146)、ステップS134に戻る。
【0083】
こうした変換操作により文節についての変換候補が所望の変換になったときに(ステップS134)、確定処理としてキーボード72に割り当てられた所定のキーを操作すると、変換候補の確定処理を行なって(ステップS148)、本ルーチンを終了する。
【0084】
このように、実施例の仮名漢字変換装置では、指定された文節に対して所定の操作を行なうことにより、指定された文節に対する変換操作に関する命令を一覧表示する文節メニューMC2を表示する。しかも、文節メニューMC2は変換ウインドウWCにおける指定された文節の直下あるいは直上に表示されるから、操作者は、指定された文節から視線を大きく移動させる必要がない。また、文節メニューMC2から命令を選択すればよいから、各変換操作に関する命令をキーボード72に割り当てられた各キーを操作して行なう場合に比して誤操作を少なくすることができ、各操作に対応するキーを憶えていない操作者でも、所望の変換操作を容易に行なうことができる。
【0085】
文節メニューMC2は、選択した命令によっては、更に異なるメニューが表示される。例えば、文節メニューMC2で文節長の変更命令を行なうと、指定された文節が一旦仮名文字列に戻され、文節の対象となる文字列が枠によって囲まれて表示(カラーCRT76上では反転表示)されると共に、図11に例示する文節長変更時メニューMC3が表示される。また、所定のキー操作を行なって指定された文節を一旦仮名文字列に戻し(図12参照)、仮名文字列の変更を行なった後に変更した文字を含む文節を2ボタンマウス73で左クリックすると、図13に例示する文節文字列変換メニューMC4が表示される。こうした文節長変更時メニューMC3や文節文字列変換メニューMC4も、変換メニューMC1や文節メニューMC2と同様に、図8(a)および(b)に例示するプロパティP1およびメニュー編集ダイアログP2により所望のメニューに設定することができる。
【0086】
このように実施例の仮名漢字変換装置では、文節メニューMC2に表示された変換操作に関する命令の実行すると共に指定された文節の変換操作等の状況に応じたメニューを表示する。しかも、各状況に応じて表示されるメニューの内容を自由に設定できるから、所望の変換操作を簡易に素早く行なうことができる。
【0087】
なお、実施例の仮名漢字変換装置では、文節メニューMC2や文節長の変更時の文節長変更メニューMC3,文節の仮名文字列の変更時の文節文字列変換メニューMC4を表示したが、この他のメニューを変換の状況に応じて表示するものとしてもよいことは勿論である。
【0088】
次に図10の文節メニューMC2で「候補一覧」の命令が選択されたときの動作について説明する。「候補一覧」が選択されると、図14に例示するように、指定された文節の変換候補を一覧表示する候補ウインドウWE1を指定された文節の近傍に表示する。この候補ウインドウWE1も文節メニューMC2と同様に、通常は、変換ウインドウWCの直下に表示されるが、変換ウインドウWCの直下に表示すると候補ウインドウWE1の全体をカラーCRT76の表示画面内に表示できないときには、変換ウインドウWCの直上に表示される。
【0089】
この候補ウインドウWE1の一覧表示覧の下部にはメニューボタンMBが設けられており、このメニューボタンMBの操作がなされると、図15に例示するように、候補ウインドウWE1における変換候補の表示等に関する命令や参照する辞書等に関する命令を候補メニューME1に一覧表示する。この候補メニューME1は、候補ウインドウWE1の近傍に表示される。なお、メニューボタンMBの操作がなされたときの動作については、図6の文字種変換ルーチンと同様の処理となるから、この動作のフローチャートは省略する。
【0090】
この候補メニューME1には、候補ウインドウWE1における変換候補の表示等に関する命令として、候補ウインドウWE1のサイズをワイドにして表示するワイド表示命令(図16参照)や候補ウインドウWE1に表示した変換候補のフォントを変更する変更命令、候補ウインドウWE1内の指定した変換候補を拡大表示する拡大表示命令(図17参照)等が一覧表示され、参照する辞書等に関する命令として、指定された文節に対して単漢字変換を行なう単漢字変換処理命令や指定された文節に対して参照する辞書を切り替えて再度変換候補の検索を行なう辞書切替命令、候補ウインドウWE1に表示された変換候補を参照した辞書から削除する削除命令等が一覧表示される。この文節メニューMC2に一覧表示される命令は、図8(a)のプロパティP1で候補ウインドウのページを選択し、このページの「メニュー設定」のボタンを操作することにより、図8(b)に例示したメニュー編集ダイアログP2と同様なダイアログ(図示せず)を用いて設定できるようになっている。
【0091】
こうした候補メニューME1に一覧表示された命令のいずれかがキーボード72あるいは2ボタンマウス73により選択されると、図6のステップS122ないしS126と同様に、選択された命令を実行した後、候補メニューME1を閉じる。例えば、候補ウインドウWE1からワイド表示命令が選択されたときには、現在表示している候補ウインドウWE1を閉じて、図16に示すように、変換候補を2次元配列とした候補ウインドウWE1Bを表示する。また、候補ウインドウWE1から拡大表示命令が選択されたときには、図17に示すように、拡大表示用のウインドウWHを設定して指定した変換候補を拡大表示する。
【0092】
また、辞書切替命令が選択されたときには、図18に例示する辞書切替処理ルーチンを起動して辞書切替処理を行なう。以下にこの辞書切替処理の動作について説明する。本ルーチンが実行されると、CPU21は、まず、図19に例示するように、切替可能な辞書を一覧表示する辞書一覧表ME2を候補メニューME1の辞書切替命令の表示位置に対応して表示する(ステップS150)。ここで、辞書一覧表ME2に表示される辞書は、ハードディスク84に記憶された辞書のうち図8(a)のプロパティP1の辞書のページ(図示せず)で切替可能な辞書として指定された辞書である。辞書一覧表ME2から参照する辞書を選択すると(ステップS152)、選択された辞書から文節の文字列に対応する変換候補を検索し(ステップS154)、検索された変換候補を候補ウインドウWE1に並べて新たな候補ウインドウWE2を設定して一覧表示し(ステップS156)、本ルーチンを終了する。例えば人名辞書を選択して変換候補を候補ウインドウWE2に一覧表示した状態を図20に示す。操作者は、こうした辞書切替処理により表示された新たな候補ウインドウWE2から所望の変換候補を選択することができる。
【0093】
このように、実施例の仮名漢字変換装置では、指定された文節に対して参照する辞書を切り替えて変換候補を検索することができる。しかも候補ウインドウWE1とは別に新たな候補ウインドウWE2を設定して検索した変換候補を一覧表示するから、操作者は、表示された2つの候補ウインドウWE1,WE2から所望の変換候補を選択することができる。
【0094】
なお、実施例の仮名漢字変換装置では、指定された文節に対して辞書を切り替えて検索したときには、検索した変換候補を新たな候補ウインドウWE2を設定して一覧表示したが、表示されている候補ウインドウWE1を消去してその位置に候補ウインドウWE2を設定して表示する構成や、表示されている候補ウインドウWE1の表示内容を検索した変換候補に変更して表示する構成、表示されている候補ウインドウWE1に変換候補を追加して表示する構成等としてもよい。図15に示す候補ウインドウWE1から単漢字変換処理命令が選択されたときには、図21に例示する単漢字変換処理ルーチンを起動して単漢字変換処理を行なう。以下に単漢字変換処理について説明する。本ルーチンが実行されると、CPU21は、まず、図22に例示する単漢字変換ダイアログDKをカラーCRT76に表示する処理を実行する(ステップS160)。この単漢字変換ダイアログDKでは、「読み」や「画数」,「部首」,「コード」の入力欄のいずれかにデータ(変換データ)を入力して(ステップS162)、「検索」のボタンを操作すると(ステップS164)、変換データに基づいて検索された漢字が「検索」のボタンの上部の表示覧に表示される(ステップS166)。なお、この単漢字変換ダイアログDKの「読み」の入力欄には、指定された文節の読みが自動的に入力される。したがって、操作者は、自動的に入力された読みを修正して漢字検索をすることになる。
【0095】
表示覧に表示された漢字が所望の漢字でないときには、再度「検索」のボタンを操作することにより、変換データに基づく漢字検索を実行させて、検索した漢字を表示覧に表示させる。こうした操作を所望の漢字が検索されるまで繰り返して漢字の選択を行い(ステップS168)、その後、「確定」のボタンを操作することにより漢字を確定させる。漢字が確定されると、確定された漢字は文節の読みに代えて変換ウインドウWCに表示され、単漢字変換ダイアログDKは変換データの入力待ち状態となる。指定された文節に対して更に単漢字変換を続けるときには(ステップS172)、ステップS162の単漢字変換ダイアログDKの変換データの入力からS170の処理を繰り返し行なう。
【0096】
こうして指定された文節に対応する漢字混じり文字列への変換を終了する場合には、単漢字変換ダイアログDKの「単語登録」のボタンか「閉じる」のボタンを操作する。「単語登録」のボタンの操作がなされると(ステップS174)、図23に例示する単語登録ダイアログDWをカラーCRT76に表示する処理を行ない(ステップS176)、単語登録ダイアログDWにおける登録データの入力待ち状態となる。単語登録ダイアログDWの「読み」の入力欄には指定された文節に対応する仮名文字列が自動的に入力され、「漢字」の入力欄には図22を用いて変換し変換ウインドウWCに表示した漢字混じり文字列が自動的に入力される。したがって、操作者は、登録データとして「読み」および「漢字」の入力欄に自動的に入力された文字を修正すると共に、品詞を入力すればよい(ステップS178)。登録データの入力が行なわれ、単語登録ダイアログDWの「登録」のボタンが操作されると、文節分かち書き処理に参照した辞書に「読み」と「漢字」の入力欄に入力された読みと漢字を見出しと変換候補として単語登録し(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
【0097】
なお、図22の単漢字変換ダイアログDKが表示されているときに、「閉じる」のボタンを操作すると、ステップS174で単語登録は行なわないと判断され、上述した単語登録処理を行なわずに本ルーチンを終了する。
【0098】
このように、実施例の仮名漢字変換装置では、入力した文字列のうち指定された文節を対象として単漢字変換により所望の漢字混じり文字列に変換することができる。しかも、単漢字変換に連動して単語登録を行なうことができる。この際、指定された文節の読みに該当する仮名文字列を「読み」の入力欄に、単漢字変換により変換された漢字混じり文字列を「漢字」の入力欄に自動的に入力するから、単語登録の際の登録データの入力の手間を省くことができる。
【0099】
こうした単語登録と連動した単漢字変換処理は、図15に例示した候補メニューME1に一覧表示された単漢字変換処理の命令を選択した場合に限られず、図7に例示した変換メニューMC1や図11に例示した文節長変更時メニューMC3,図13に例示した文節文字列変換メニューMC4に一覧表示される単漢字変換処理の命令を選択した場合にも実行される。
【0100】
なお、実施例の仮名漢字変換装置では、単漢字変換に連動して単語登録を起動する際、単語登録ダイアログDWの「読み」の入力欄に単漢字変換の対象となった文節(指定された文節)の読みに該当する仮名文字列を、「漢字」の入力欄に単漢字変換した漢字混じり文字列を自動的に入力するようにしたが、「読み」の入力欄に指定された文節と共に指定された文節より前または後の文節の読みに該当する仮名文字列を、「漢字」の入力欄に単漢字変換した漢字混じり文字列と共に指定された文節よりも前または後の文節の変換候補を自動的に入力するものとしてもよい。こうすれば、単語の登録に止まらず、広く語句の登録が可能となる。
【0101】
実施例の仮名漢字変換装置は、上述したように、変換ウインドウWCに仮名文字列が入力され変換操作がなされる前に変換ウインドウWCを2ボタンマウス73の左ボタンでクリックすると変換メニューMC1を変換ウインドウWCの近傍に表示するが、変換ウインドウWCに表示されているいずれかの文字にマウスカーソルMCを合わせて2ボタンマウス73の右ボタンでクリック(以下、「右クリック」という)すると、図3のステップS104およびS110に代えて図24に例示する部分変換処理ルーチンが起動され、変換ウインドウWCに表示された仮名文字列のうち先頭文字からクリックされた文字までの仮名文字列に対して仮名漢字変換処理が行なわれる。以下にこの様子について、部分変換処理ルーチンおよび図25の操作の様子を例示する説明図に基づき説明する。
【0102】
変換ウインドウWCに表示されているいずれかの文字が右クリックされると、部分変換処理ルーチンが起動される。本ルーチンが実行されると、CPU21、入力された文字列のうち先頭文字から右クリックされた文字までの文字列に対して辞書を参照して文節分かち書き処理を行ない(ステップS200)、選択された確からしい文節の組み合わせにかかる各文節の変換候補のうち優先順位の最も高い変換候補を変換ウインドウWCに表示すると共に(ステップS202)、先頭の文節を反転表示する(ステップS204)。変換した文字列が所望の変換でないときには(ステップS206)、図9の仮名漢字変換処理ルーチンのステップS138ないしステップS146の文節メニューMC2による命令の選択・実行処理を行なう(ステップS208)。なお、ステップS206により先頭文節が指定されているから、先頭文節を指定して文節メニューMC2を表示させるときには、図9におけるステップS138の文節の指定は不要となる。
【0103】
このように文節メニューMC2を表示させて所望の変換としたとき、あるいは初めから所望の変換のときには、未変換の文字列のいずれかの文字を2ボタンマウス73で右クリックすることにより変換が確定され(ステップS210)、確定された漢字混じり文字列がアプリケーションプログラムに出力され(ステップS212)、ステップS200に戻る。なお、キーボード72に割り当てられた確定キーを操作することによって確定処理をした場合や未変換文字列がない場合は(ステップS214)、ステップS200に戻らず、本ルーチンを終了して、図3のステップS112に戻る。
【0104】
以上の操作を図25の説明図に照らして説明すれば、図25(a)に示すように変換ウインドウWCに「あさゆうのひんやりしたくうきのさわやかさがここちよくかんじられるこうようのきせつになりました。」の文字列が入力された状態で、マウスカーソルMCを「が」に合わせて右クリックすると、上述のステップS200ないしS204の処理がなされて、図25(b)に示すように仮名漢字変換がなされ、先頭文節のみが反転表示(図中では枠でかこって表示)されて変換ウインドウWCに表示される。このとき仮名漢字変換の対象とならなかった文字列は入力された状態のまま変換された文字列の後に表示される。この状態で指定された文節である「朝夕の」のいずれかの文字を2ボタンマウス73で左クリックすると、図25(c)に示すように上述した文節メニューMC2が指定された文節の直下に表示され、命令の選択待ち状態となる。
【0105】
変換対象の文字列が所望の変換となったときに、未変換の文字列の「ここちよくかんじられるこうようのきせつになりました。」のいずれかの文字をマウスカーソルMCで右クリックすると(ここでは「る」を右クリック)、変換された漢字混じり文字列の「朝夕のひんやりした空気の爽やかさが」は、確定されてアプリケーションプログラムに出力されて変換ウインドウWCから除かれると共に、未変換の文字列は、図25(d)に示すように、ステップS200ないしS204の処理によって仮名漢字変換され、図25(b)と同様に、先頭文節のみが反転表示(図25中では枠でかこって表示)により変換ウインドウWCに表示される。
【0106】
なお、この部分変換処理ルーチンにより表示された文節メニューMC2から命令を選択する際、選択した命令によっては更に異なるメニュー(例えば、文節長変更時メニューMC3や文節文字列変換メニューMC4)、候補ウインドウWE1や候補メニューME1等が表示されるのは、上述の図9に例示した仮名漢字変換処理ルーチンの場合と同様である。
【0107】
以上説明した部分変換処理ルーチンによれば、入力された文字列のうち先頭文字から所望の範囲の文字列に対して仮名漢字変換することができ、これを繰り返すことにより入力された文字列を所望の範囲ずつ順次仮名漢字変換することができる。しかも、変換ウインドウWCに表示された文節の変換候補が所望の変換でないときには、指定された文節に対する変換操作に関する命令を一覧表示する文節メニューMC2を指定された文節の直下あるいは直上に表示されるから、操作者は、指定された文節から視線を大きく移動させずに指定された文節の変換操作を行なうことができる。
【0108】
なお、実施例の仮名漢字変換装置では、変換ウインドウWCの未変換の文字列のいずれかの文字を右クリックすると、先頭文字から右クリックした文字までの文字列を仮名漢字変換し、先頭文節を指定された文節として反転表示したが、最後尾の文節を指定された文節として反転表示するものとしてもよい。
【0109】
また、実施例の仮名漢字変換装置では、文節を指定し更に指定された文節を左クリックしたときに変換メニューMC1を表示したが、変換ウインドウWCの未変換の文字列のいずれかの文字を右クリックしたときに、先頭文字から右クリックした文字までの文字列を仮名漢字変換して変換ウインドウWCに表示すると同時に、先頭文節あるいは最後尾の文節を指定された文節として変換メニューMC1を表示するものとしてもよい。
【0110】
実施例の仮名漢字変換装置では、変換ウインドウWCの未変換の文字列のいずれかの文字を右クリックすると、先頭文字から右クリックした文字までの文字列を仮名漢字変換したが、クリックされた文字を文節の区切りとして未変換の文字列のすべてを仮名漢字変換するものとしてもよい。例えば、図26に例示するように、前述の仮名文字列のうちの「こうようの」の文字「の」にマウスカーソルMCを合わせて右クリックすることにより、文字「の」を文節の区切りとして認識し、この文節区切り情報に基づいて未変換のすべての文字列を変換する場合である。なお、図26では、クリックした文字を含む文節を指定された文節として反転表示すると共に、この文節を対象とした文節メニューMC2をこの文節の直下に表示したが、指定された文節を2ボタンマウス73で左クリックしなければ文節メニューMC2を表示しないものとしてもよい。また、クリックした文字を含む文節を指定された文節として反転表示したが、先頭文節または最後尾の文節を指定された文節として反転表示するものとしてもよい。
【0111】
実施例の仮名漢字変換装置では、変換ウインドウWCの未変換の文字列のいずれかの文字を右クリックすると、先頭文字から右クリックした文字までの文字列を仮名漢字変換したが、未変換の文字列の隣接する文字の間を右クリックすることによりクリックされた前の文字までの文字列を仮名漢字変換するものとしてもよい。この場合、指定された文節として先頭文節を反転表示してもよいし最後尾の文節を反転表示してもよい。また、未変換の文字列の隣接する文字の間を右クリックすると、クリックされた位置を文節の区切りとして未変換の文字列のすべてを仮名漢字変換するものとしてもよい。この場合もクリックして文節の区切りとした直前の文節や先頭文節あるいは最後尾の文節を指定された文節として反転表示してもよく、この反転表示と同時にこれらの文節に対する文節メニューMC2を文節の近傍に表示するものとしてもよい。
【0112】
実施例の仮名漢字変換装置では、キーボード72の所定のキーの操作により起動されたとき、所定のサイズの変換ウインドウWCを表示するものとしたが、キーボード72の所定のキーの操作により起動された後キーボード72から1文字入力されたときに1文字分のサイズの変換ウインドウを表示し、キーボード72から一文字入力される毎に、入力された文字が表示されるよう変換ウインドウのサイズを変更するものとしてもよい。
【0113】
また、実施例の仮名漢字変換装置では、変換メニューMC1や候補メニューME1を変換ウインドウWCや候補ウインドウWE1の直下に表示するとメニュー全体がカラーCRT76に表示されないときには、メニューをウインドウの直上に表示するものとしたが、メニュー全体が表示されるようスクロールするものとしてもよい。また、これらのメニューを変換ウインドウWCや候補ウインドウWE1の直上または直下に表示する場合に限られず、右横や左横でもよく、変換ウインドウWCや候補ウインドウWE1から所定の間隔をもって該当するウインドウまたは該当する文節の上下左右いずれかの位置に表示するものとしてもよい。あるいは、メニューを変換ウインドウWCや候補ウインドウWE1に重ねて表示するものとしてもかまわない。なお、変換メニューMC1を表示する位置としては、上述のように変換ウインドウWC等の近傍であればかまわないが、実施例のように変換ウインドウWC内の文字の入力位置を示すカーソルCSの直下または文節が指定されているときには指定された文節の直下に表示するのがより好ましく、これらの直下に表示できないときには、これらの直上に表示するのが好ましい。
【0114】
実施例の仮名漢字変換装置では、ポインティングデバイスとして2ボタンマウス73を用いて変換メニューMC1の表示操作や候補ウインドウWE1の表示操作を行なったが、ライトペン等の他のポインティングデバイスを用いて操作するものとしてもよい。
【0115】
実施例では、仮名漢字変換の変換領域としてアプリケーションプログラムとは別のウインドウである変換ウインドウWCを設定して仮名漢字変換の様子を表示したが、新たなウインドウを設定せず、アプリケーションプログラムのウインドウ内に変換領域を確保するものとしてもよい。
【0116】
実施例の仮名漢字変換装置では、前述したように、ハードウェアにより実現されている部分とソフトウェアにより実現されている部分とを含み、そのソフトウェアのうちハードウェアに依存しない部分についてはアプリケーションソフトとしてハードディスク84に記憶しており、必要に応じて読み込まれるが、記憶する媒体は、ハードディスク84に限られず、フレキシブルディスクや光磁気ディスク,CDROM等、コンピュータ10に接続可能な入出力機器に使用可能な記憶媒体であればいかなる記憶媒体であってもかまわない。この場合、記憶媒体に記憶されるアプリケーションソフトを、コンピュータ10が直接記憶媒体(CDROMやフレキシブルディスク等)から読み込むことができず、所定の方法によりハードディスク84にインストールした後にのみ読み込むことできるものとしてもよい。
【0117】
実施例の仮名漢字変換装置では、「WINDOWS」というオペレーションシステム上で動作するインプットメソッドエディタIMEとして説明したが、他のオペレーションシステムで動作するインプットメソッドエディタIMEとしてもよく、インプットメソッドエディタIMEとして動作しないワードプロセッサでもかまわないことは勿論である。
【0118】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である仮名漢字変換装置の概略構成図である。
【図2】実施例の仮名漢字変換装置が実現されるコンピュータの概略構成図である。
【図3】実施例の仮名漢字変換装置の動作の概略を例示するフローチャートである。
【図4】変換ウインドウWCがカラーCRT76の所定位置に表示された状態を例示する説明図である。
【図5】変換ウインドウWCが入力操作を行なっているアプリケーションプログラムのウインドウに重ねて表示された状態を例示する説明図である。
【図6】実施例の仮名漢字変換装置が実行する文字種変換ルーチンを例示するフローチャートである。
【図7】変換ウインドウWCの近傍に表示される変換メニューMC1を例示する説明図である。
【図8】各メニューを設定する際に用いられるプロパティP1およびメニュー編集ダイアログP2を例示する説明図である。
【図9】実施例の仮名漢字変換装置が実行する仮名漢字変換ルーチンを例示するフローチャートである。
【図10】変換ウインドウWCの指定された文節の近傍に表示される文節メニューMC2を例示する説明図である。
【図11】変換ウインドウWCの指定された文節の近傍に表示される文節長変更時メニューMC3を例示する説明図である。
【図12】指定された文節を仮名文字列に戻した状態を例示する説明図である。
【図13】変換ウインドウWCの指定された文節の近傍に表示される文節文字列変換メニューMC4を例示する説明図である。
【図14】変換ウインドウWCの指定された文節の近傍に表示される候補ウインドウWE1を例示する説明図である。
【図15】候補ウインドウWE1の近傍に表示される候補メニューME1を例示する説明図である。
【図16】候補メニューME1で候補ウインドウWE1のワイド表示命令が選択されたときに表示される候補ウインドウWE1Bを例示する説明図である。
【図17】候補メニューME1で変換候補の拡大表示命令が選択されたときに表示される拡大表示用のウインドウWHを例示する説明図である。
【図18】候補メニューME1で辞書切替命令が選択されたときに、実施例の仮名漢字変換装置が実行する辞書切替処理ルーチンを例示するフローチャートである。
【図19】切替可能な辞書の一覧表ME2を例示する説明図である。
【図20】辞書切替処理により候補ウインドウWE1と並んで表示される候補ウインドウWE2を例示する説明図である。
【図21】候補メニューME1で単漢字変換処理命令が選択されたときに、実施例の仮名漢字変換装置が実行する単漢字変換処理ルーチンを例示するフローチャートである。
【図22】単漢字変換処理ルーチンによりカラーCRT76に表示される単漢字変換ダイアログDKを例示する説明図である。
【図23】単漢字変換処理ルーチンによりカラーCRT76に表示される単語登録ダイアログDWを例示する説明図である。
【図24】実施例の仮名漢字変換装置が実行する部分変換処理ルーチンを例示するフローチャートである。
【図25】部分変換処理の様子を例示する説明図である。
【図26】実施例の仮名漢字変換装置の変換処理の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ
20…演算処理部
21…CPU
22…ローカルバス
23…キャッシュメモリ
24…キャッシュコントローラ
25…メインメモリ
30…PCIブリッジ
32…PCIバス
40…コントローラ部
42…ISAバス
44…CRTC
46…SCSIコントローラ
48…ISAブリッジ
54…複合I/Oポート
56…サウンドI/O
60…I/O部
62…ISAスロット
68…タイマ
72…キーボード
74…スピーカ
76…カラーCRT
82…フロッピディスク装置
84…ハードディスク
86…パラレルポート
88…プリンタ
90…シリアルポート
92…モデム
96…マイクロフォン
C1…メニュー設定変更部
C2…変換メニュー記憶部
C3…文節メニュー記憶部
C4…選択命令実行指示部
DPL…表示部
E1…メニュー設定変更部
E2…候補メニュー記憶部
E3…選択命令実行指示部
ECU…制御部
ESM…環境設定部
IPB…入力部
K1…辞書検索部
K2…文節処理部
K3…変換候補記憶部
KCM…仮名漢字変換処理部
MCC…変換ウインドウメニュー管理部
MEC…候補ウインドウメニュー管理部
SKM…単漢字変換処理部
WCM…語句登録部
WCS…変換ウインドウ設定部
Claims (29)
- キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
前記仮名文字列の対応する漢字混じり文字列への変換過程に生じる複数の変換状態に対し、適用可能な変換操作に関する命令の一覧を前記複数の変換状態毎に関連して記憶する命令記憶手段と、
予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により指示がなされたとき、前記命令記憶手段に記憶された複数の変換操作に関する命令の一覧のうち、該指示がなされたときの前記変換状態に対応する変換操作に関する一覧を選択して、前記変換領域に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - 請求項1記載の仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列の対応する漢字混じり文字列への変換過程に生じる複数の変換状態のうちの1つを指定する変換状態指定手段と、
該指定された変換状態に対応する変換操作に関する命令の一覧を設定または変更する命令一覧設定変更手段と
を備え、
前記命令記憶手段は、前記命令一覧設定変更手段により設定または変更された変換操作に関する命令の一覧を前記指定された変換状態に関連して記憶する手段である仮名漢字変換装置。 - 前記命令一覧設定変更手段は、前記指定された変換状態に適用可能な変換操作に関する命令の一覧から少なくとも1つを選択することにより設定または変更する手段である請求項2記載の仮名漢字変換装置。
- 前記複数の変換状態は、前記仮名文字列が入力された状態を含む請求項1ないし請求項3いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- 前記複数の変換状態は、前記仮名文字列の少なくとも一部の文字列に対して変換候補が前記変換領域表示手段により前記変換領域に表示された状態を含む請求項1なしい請求項4いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- 前記複数の変換状態は、前記仮名文字列の少なくとも一部の文字列に対する変換候補の一覧を表示している状態を含む請求項1ないし請求項5いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
操作者により、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、前記仮名文字列に対する変換操作に関する命令を、前記変換領域に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
変換の指示がなされたとき、前記仮名文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する文節処理手段と、
該文節分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のいずれかを指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該指定された文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該指定された文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - 前記文節処理手段は、前記変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して変換の指示がなされたとき、該仮名文字列の先頭文字から該指定された文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する手段である請求項8記載の仮名漢字変換装置。
- 前記文節処理手段は、前記変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して変換の指示がなされたとき、該指定された文字を文節の区切りとして該仮名文字列を文節分かち書き処理する手段である請求項8記載の仮名漢字変換装置。
- 前記文節処理手段は、前記変換領域に表示された前記仮名文字列を2つに区切る区切り位置を指定して変換の指示がなされたとき、該仮名文字列のうち先頭文字から該指定された区切り位置の前の文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する手段である請求項8記載の仮名漢字変換装置。
- キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
該変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該仮名文字列の先頭文字から該指定された文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理すると共に、該分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
該変換領域に表示された前記仮名文字列のいずれかの文字を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該指定された文字を文節の区切りとして該仮名文字列を文節分かち書き処理すると共に、該分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のうち前記指定された文字を含む文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
該変換領域に表示された前記仮名文字列を2つに区切る区切り位置を指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、該仮名文字列のうち先頭文字から該指定された区切り位置の前の文字までの文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理すると共に、該分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のうち先頭または最後尾の文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - 前記変換命令表示手段は、前記変換操作に関する命令の一つとして、前記変換操作の対象とされた文節に対して単漢字変換処理を行なう命令を含む手段である請求項8ないし請求項14いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- 前記変換命令表示手段により一覧表示された前記変換操作に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記対象とされた文節の単漢字変換処理がなされたとき、該対象とされた文節に対応する変換を変換候補とし、該対象とされた文節に対応する仮名文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える請求項15記載の仮名漢字変換装置。
- 前記変換命令表示手段により一覧表示された前記変換操作に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記対象とされた文節の単漢字変換処理がなされたとき、該対象とされた文節に対応する変換と、該対象とされた文節に連接する前の文節に対応する変換および/または後の文節に対応する変換とを連接して変換候補とし、該変換候補に対応する仮名文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える請求項15記載の仮名漢字変換装置。
- キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列の少なくとも一部の文字列に対して前記辞書を参照することにより発生する変換候補を、候補表示領域を設定して一覧表示する候補表示領域表示手段と、
該候補表示領域に前記変換候補が一覧表示されている際に、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーが操作されたとき、前記変換候補の表示に関する命令および/または前記参照する辞書に関する命令を、前記候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する候補命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - 前記候補命令表示手段は、前記変換候補の表示に関する命令の一つとして、前記候補表示領域の変換候補のうちの一つを指定して拡大表示する命令を含む手段である請求項18記載の仮名漢字変換装置。
- 前記候補命令表示手段は、前記変換候補の表示に関する命令の一つとして、前記候補表示領域のサイズを変更する命令を含む手段である請求項18または請求項19記載の仮名漢字変換装置。
- 前記候補命令表示手段は、前記参照する辞書に関する命令の一つとして、該仮名漢字変換装置が複数の辞書を有するとき、前記参照する辞書とは別の辞書を参照することにより発生する変換候補を前記候補表示領域に一覧表示する辞書切換変換表示命令を含む手段である請求項18ないし請求項20いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- 前記候補命令表示手段は、前記参照する辞書に関する命令の一つとして、該仮名漢字変換装置が複数の辞書を有するとき、前記参照する辞書とは別の辞書を参照することにより発生する変換候補を前記候補表示領域とは別の第2の候補表示領域を設定して一覧表示する辞書切換変換表示命令を含む手段である請求項18ないし請求項20いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- 前記候補命令表示手段により一覧表示された前記参照する辞書に関する命令のうち辞書切換変換命令が選択されたとき、該仮名漢字変換装置が有する複数の辞書のうち前記参照に供される辞書を指定する辞書指定手段を備える請求項21または請求項22記載の仮名漢字変換装置。
- 前記候補命令表示手段は、前記変換候補の表示に関する命令の一つとして、前記候補表示領域に表示されている変換候補に対応する文字列に対し単漢字変換処理を行なう命令を含む手段である請求項18ないし請求項23いずれか記載の仮名漢字変換装置。
- 前記候補命令表示手段により一覧表示された前記変換候補の表示に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記変換候補に対応する文字列に対し単漢字変換処理がなされたとき、該文字列に対してなされた変換を変換候補とし、該文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える請求項24記載の仮名漢字変換装置。
- 前記変換命令表示手段により一覧表示された前記変換候補の表示に関する命令のうち前記単漢字変換処理の命令が選択されて前記変換候補に対応する文字列に対し単漢字変換処理がなされたとき、該文字列に対してなされた変換と該文字列より前の文字列に対応する変換および/または該文字列より後の文字列に対応する変換とを連接して変換候補とし、該変換候補に対応する仮名文字列を見出しとして、前記辞書に語句登録する語句登録手段を備える請求項24記載の仮名漢字変換装置。
- キーボードから入力された仮名文字列を辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する仮名漢字変換装置であって、
前記仮名文字列を対応する漢字混じり文字列に変換する様子を、変換領域を設定して表示する変換領域表示手段と、
変換の指示がなされたとき、前記仮名文字列に対して前記辞書を参照して文節分かち書き処理する文節処理手段と、
該文節分かち書き処理により前記変換領域に表示された文節のいずれかを指定して、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により第1の指示がなされたとき、該指定された文節を対象として変換操作に関する命令を、該変換領域における該対象とされた文節に近接しかつ該変換領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する変換命令表示手段と、
該一覧表示された変換操作に関する命令のうち変換候補の一覧表示の命令を選択したとき、前記指定された文節に対応する変換候補を、候補表示領域を設定して一覧表示する候補表示領域表示手段と、
該候補表示領域に前記変換候補が一覧表示されている際に、予め前記キーボードのキーに割り当てられた所定のキーの操作により第2の指示がなされたとき、前記変換候補の表示に関する命令および/または前記参照する辞書に関する命令を、前記候補表示領域に近接しかつ該候補表示領域の位置に対応付けられた位置に配置された別領域に一覧表示する候補命令表示手段と、
該一覧表示された命令のいずれかが、予め対応付けられたキー操作により選択されたとき、該選択された命令を実行する候補命令実行手段と
を備える仮名漢字変換装置。 - 前記変換命令表示手段は、シフトキーまたはコントロールキーとキャラクタキーまたは矢印キーとの組合わせを、前記予めキーボードに割り当てられた所定のキーとして認識する請求項1ないし27に記載の仮名漢字変換装置。
- 前記変換命令表示手段は、ファンクションキーを、前記予めキーボードに割り当てられた所定のキーとして認識する請求項1ないし28に記載の仮名漢字変換装置。
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