JP3848177B2 - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えることが可能なカラー印刷装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
事務処理に於けるOA化が進み、ホストコンピュータから印刷装置へデータを転送して文書や図面等を印刷する機会が増加している。さらに、近年では、文書や図面をカラーで作成することも一般的となってきており、印刷装置においてもより高速な印字が行える印刷装置やカラーの印刷が行える印刷装置も増えて来ている。
【0003】
カラー印刷装置は、主目的がカラー文書の印刷であっても、必ずしもカラー文書のみの印刷に利用されるわけではなく、モノクロの文書の印刷にも多く利用されている。カラーのページとモノクロのページが混在する文書の印刷や、ネットワーク上の複数のユーザからの指示による印刷に利用されることによって、カラーの文書とモノクロの文書が混在する傾向は更に強くなってきている。
【0004】
カラー印刷装置の中には、カラー印刷の高速化のために4つの感光体ドラム(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色にそれぞれ対応する感光体ドラム)を有し、4つの現像器によって転写材に画像を転写するような機構を持つタンデム方式のカラー印刷装置が存在する。
【0005】
このようなタンデム方式の印刷装置の中には、モノクロの印刷時にも、印字には利用しないイエロー、シアン、マゼンタの各ユニットを稼動させておくような機構(例えば、感光体ドラムを空転させる)を持つものが存在する。しかしながら、このような感光体ドラムの空転は、イエロー、シアン、マゼンタの感光体ドラム等のユニットの寿命を必要以上に短くする原因となる。
【0006】
従って、この種のカラー印刷装置では、トナーの消費や各ユニットの磨耗を低減するために、カラーの印字処理と、モノクロの印字処理の動作を切り替えるようにし、モノクロ文書を印字する際には、ブラック以外のイエロー、シアン、マゼンタの現像器を静電搬送ベルトから離間させ、ブラック以外の印字が行われないような制御を行っているものが存在する。
【0007】
即ち、イエロー、シアン、マゼンタの各ユニットの寿命が短くならないように、送られてきたデータの内容に従って、カラー用印刷動作と、イエロー、シアン、マゼンタの現像器を退避させたモノクロ用印刷動作を切り替えるカラー印刷装置が提案されている。この場合、送られてきたデータにモノクロのデータしかない場合には、自動的に、モノクロ用印刷動作に切り替えて印刷が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなモノクロ用印刷動作と、カラー用印刷動作の違いにより、モノクロ印刷動作からカラー印刷動作へ移行させる際、或いはその逆の移行を行なう際には、現像機の退避・復帰等の動作が必要となる。このため、これら印刷動作の移行が発生すると、連続して印字することができず、切替に時間を要することになる。
【0009】
このように、従来の印刷装置においては、カラー印刷動作とモノクロ印刷動作との間の切り替えに時間がかかってしまう。このため、カラーページとモノクロページが混在する文書を印刷する場合に、所定の条件下では印刷動作の切り替えを行わずに、そのままモノクロのデータをカラーで印刷してスループットを稼ごうとするものが提案されている。
【0010】
例えば、特開平11−34438号公報においては、スループットの観点から印刷動作を切り替えることが記載されている。すなわち、カラー印刷モードでの動作中に、次に印字するべき画像としてモノクロ画像が来た場合に、これをそのままカラー印刷モードで印刷する場合と、モノクロ印刷モードに切り替えて印刷する場合との印字時間を比較し、カラー印刷モードで印刷した方が印字時間が短い場合には、そのままカラー印刷モードで印字するような印刷装置が提案されている。しかし、この提案の手法によれば、カラー印刷モードからモノクロ印刷モードへの切り替えに非常に時間がかかり、カラー印刷モードのままで切り替えない方が必ず早く印字できるようなエンジンの場合には、一旦カラー印刷モードでモノクロデータを印字すると、そのままずっとモノクロデータをカラー印刷モードで印字してしまうことになる。よって、タンデム方式の印刷装置などでは、著しく感光体ドラム等のユニットの寿命が短くなってしまうという課題がある。
【0011】
それに対して、特開2000−29266号公報に提案された方法では、トナーの消耗や各部品の寿命という観点から印刷モードの切り替えが行われる。すなわち、モノクロデータをカラー印刷モードで印字する際に起きる不利益と、モノクロ印刷モードに切り替える際に生じる不利益とを算出し、両者の不利益を比較してモードを切り替えるか否かを決定するというアプローチをとる。しかしながら、正確に不利益の算出を行うのは困難であり、また、この不利益に基づいて選択された印刷モードに切り替える方がいいと判断されるような場合には、スループットが犠牲になる可能性があるという課題が存在する。
【0012】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユニットの寿命と印刷処理のスループットを巧みに両立させる印刷モードの切り替え処理を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の印刷装置は以下の構成を備える。すなわち、
モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置であって、
画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定手段と、
前記判定手段によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定手段と、
前記判定手段によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定手段とを有し、
前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によりモノクロページと判定され、前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定手段により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定する
【0014】
また本発明の他の態様による印刷装置は、
モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置であって、
画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定手段と、
前記判定手段によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定手段と、
前記判定手段によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定手段と、
対象ページの印刷モードを設定可能な限界時間を取得する取得手段とを有し、
前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によりモノクロページと判定された場合、前記取得手段により取得された限界時間まで前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定が完了するのを待ち、前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定手段により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定する。
【0015】
また、本発明の他の態様による印刷装置は、
モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置であって、
画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定手段と、
前記判定手段によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定手段と、
前記判定手段によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定手段とを有し、
前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが存在せず、該対象ページの前のページが存在する場合に、前記対象ページの前のページに設定された印刷モードを当該対象ページに設定する。
【0016】
また、上記の目的を達成するための本発明による印刷装置の制御方法は、
モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置の制御方法であって、
画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定工程と、
前記判定工程によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定工程と、
前記判定工程によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定工程とを有し、
前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によりモノクロページと判定され、前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定工程により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定する。
【0017】
また、本発明の他の態様による印刷装置の制御方法は、
モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置の制御方法であって、
画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定工程と、
前記判定工程によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定工程と、
前記判定工程によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定工程と、
対象ページの印刷モードを設定可能な限界時間を取得する取得工程とを有し、
前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によりモノクロページと判定された場合、前記取得工程により取得された限界時間まで前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定が完了するのを待ち、前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定工程により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定する。
【0018】
また、本発明の他の態様による印刷装置の制御方法は、
モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置の制御方法であって、
画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定工程と、
前記判定工程によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定工程と、
前記判定工程によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定工程とを有し、
前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが存在せず、該対象ページの前のページが存在する場合に、前記対象ページの前のページに設定された印刷モードを当該対象ページに設定する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
【0020】
<第1実施形態>
まず、本発明を適用可能な出力装置の一例としてカラーレーザビームプリンタの構成例を説明する。
【0021】
図1は、本実施形態を適用した印刷システムの図であり、ホストコンピュータ1001とカラーレーザビームプリンタ1030、それらの機器が繋がっているネットワーク1002と、ネットワーク1002に接続するための通信線1003、1004から構成されるシステム構成を示した図である。
【0022】
カラーレーザビームプリンタ1030において、1031はレーザビームプリンタ制御ユニット(以下、制御ユニット)であり、プリンタ1030全体の動作を司る。
【0023】
制御ユニット1031において、1032は入出力部であり、ネットワーク1002と繋がる通信線1004介してデータの入出力を行なう機能を有する。入出力ユニット1032及び通信線1004、1002を介して各端末装置との通信が行われる。また、1033は入出力バッファであり、印字のための制御コードや、サーバ端末への各種情報を登録するための制御コード、各通信手段からデータ等の送受信を行うためのバッファである。1034はCPUであり、制御ユニット全体の動作を制御する。1035はプログラムROMでありCPU1034の動作を記述するプログラムが格納される。1036はRAMであり、制御コード、データの解釈や印刷に必要な計算、印字データの処理のためのワークメモリに利用される。1048は不揮発性RAM(NVRAM)であり、印刷装置の電源が遮断されても保持しておく必要のあるデータを格納する。
【0024】
プログラムROM1035は、画像情報生成部1037、カラー/モノクロモード設定部1060、印字実行部1061、印刷モード決定部1062、排紙完了監視部1063のプログラムを含む。画像情報生成部1037は、ホストコンピュータ1001から受信したデータの設定より各種の画像オブジェクトを生成する。カラー/モノクロモード設定部1060は、ホストコンピュータ1001から送られてきたカラー文書、モノクロ文書のページのカラー情報と印字の設定によって、カラー/モノクロ印字の切り替えを指示する。印字実行部1061は、、生成され、印字可能となった画像オブジェクトをエンジン部に送り出す処理を行う。印刷モード決定部1062は、状況に応じて、印刷しようとするページをエンジンに対して、カラー印刷モードを指定するか、モノクロ印刷モードを指定するかを決定する。排紙完了監視部1063は、印字実行されたページがジャム等のエラー無しに排紙が完了したかを監視する。
【0025】
1038はビットマップ画像展開/転送部であり、ビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像を印刷装置エンジン部1039に転送する。1040はエンジンI/F部であり、実際に紙に印刷を行う印刷装置エンジン部1039と制御ユニット1031とを繋ぐ。1042はパネルI/F部であり、制御ユニット1031と操作パネル部1041を繋ぐ。1044はメモリI/F部であり、外部メモリ1043と制御ユニット1031とを繋ぐ。1045はシステムバスであり、上述した制御ユニット1031内の各ユニットをつなぐ。
【0026】
1041は印刷装置の操作を行う操作パネルである。1043は外部メモリであり、印字データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される。
【0027】
1039は印刷装置エンジン部(以下、エンジン部という)であり、実際に記録紙上への印刷を行なう。エンジン部1039は、紙の給紙から印字、排出までの印刷の制御を行うエンジン制御部1046と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のカラーの印刷時の処理を行うカラー印刷モードと、Kのみを利用してモノクロの印刷時の処理を行うモノクロ印刷モードを切り替えるカラー/モノクロ印字制御部1047とを具備する。
【0028】
ここで、画像情報生成時に生成画像がカラーで印字されるかモノクロで印字されるかをデータの内容から判断した結果をカラーモードおよびモノクロモードと称する。本実施形態では、カラーモードとはカラーの画像オブジェクトを含むページ(すなわち、カラーページ)であり、モノクロモードとはカラーの画像オブジェクトを含まないページ(すなわちモノクロページ)である。また、実際にエンジン制御部1046によって、Y、M、C、Kの機構を利用したカラー印刷動作を行なうモードをカラー印刷モードと称し、Kのみを利用したモノクロの印刷動作を行なうモードをモノクロ印刷モードと称して区別することにする。
【0029】
図2はカラーレーザビームプリンタ1030のエンジン部1039の構成を示す図である。カラーレーザビームプリンタ1030は、図2に示すように、筐体3001を備える。筐体3001には、エンジン部1039を構成するための各機構と、その各機構による各印字プロセス処理に関する制御を行うエンジン制御部1046及びプリンタコントローラ1031(図1に示す)を収納する制御ボード収納部3003とが内臓されている。
【0030】
このカラーレーザビームプリンタ1030には、垂直方向に併設された4個の像担持体としての感光体ドラム3010(3010K,3010M,3010C,3010Y)を備えている。この感光体ドラム3010は、駆動手段(不図示)によって、図1において逆時計回りの方向に回転駆動される。感光体ドラム3010の周囲には、その回転方向に従って、順に、感光体ドラム3010の表面を均一に帯電する帯電装置3011(3011K,3011M,3011C,3011Y)、画像情報に基いてレーザビームを照射し、感光体ドラム3010上の静電潜像を形成するスキャナ部3012(3012K,3012M,3012C,3012Y)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置3013(3013K,3013M,3013C,3013Y)、感光体ドラム3010上のトナー像を転写材に転写させる静電搬送転写装置3014、転写後の感光体ドラム3010表面に残った転写後トナーを除去するクリーニング装置3015(3015K,3015M,3015C,3015Y)が設けられる。なお、感光体ドラム3010、帯電装置3011、現像装置3013、クリーニング装置3015は一体的にカートリッジ化され、ドラム一体型のプロセスカートリッジ3016(3016K,3016M,3016C,3016Y)を形成し、筐体3001に着脱可能なものとなっている。
【0031】
次に各部の構成について順次説明する。感光体ドラム3010は、有機光伝導体層(OPC感光体)を流布して構成したものである。感光体ドラム3010は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図中反時計回りに回転駆動される。
【0032】
各帯電装置3011は、ローラ状に形成された導電性ローラで、このローラを感光体ドラム3010表面に当接させるとともに、このローラに電源(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム3010表面を一様に帯電させるものである。
【0033】
スキャナ部3012は、感光体ドラム3010の水平方向に配置され、レーザダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光がスキャナモータによって高速回転されるポリゴンミラー3028(3028K,3028M,3028C,3028Y)に照射される。ポリゴンミラーに反射した画像光は、結像レンズ3017(3017K,3017M,3017C,3017Y)を介して帯電済みの感光体ドラム3010の表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成している。
【0034】
現像装置3013(3013K,3013M,3013C,3013Y)はそれぞれ転写材の搬送方向上流側(図中の下側)から順に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーをそれぞれ収納した現像器から構成される。感光体ドラム3010上の静電潜像の現像時には、対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ3013k1,3013m1,3013c1,3013y1に送りこみ、回転する現像ローラ3013k2,3013m2,3013c2,3013y2の外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電化を付与(摩擦帯電)する。この現像ローラと、静電潜像が形成された感光体ドラム3010との間に現像バイアスを印加することにより、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像するものである。
【0035】
クリーニング装置3015は、現像装置3013によって感光体ドラム3010上に現像されたトナーが転写材に転写された後、転写されないで感光体ドラム3010表面に残ったいわゆる転写残トナーを除去するものである。
【0036】
ベルト部材としての静電搬送ベルト3008が、全ての感光体ドラム3010K,3010M,3010C,3010Yに対向し、接しながら循環移動するように配設されている。この静電搬送ベルト3008は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中左側の外周面に転写材を静電吸着して、上記感光体ドラム3010に転写材を接触させるべく循環移動する。また、静電搬送ベルト3008の転写材搬送方向上流(図中下側)には吸着ローラ3009が当接している。転写材の搬送に際しては、この吸着ローラ3009にバイアス電圧を印加することで、接地されたローラ3018aとの間に電界を形成し、静電搬送ベルト3008および転写材の間に誘電分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせることができるようになっている。
【0037】
これにより、転写材は静電搬送ベルト3008により転写位置まで搬送され、感光体ドラム3010上のトナー像が順次転写される。前記静電搬送ベルト3008の内側(裏面側)に当接し、4個の感光体ドラム3010K,3010M,3010C,3010Yに対応して転写部材としての転写ローラ3019(3019K,3019M,3019C,3019Y)が併設されている。これら転写ローラ3019には転写バイアス用電源(不図示)が接続されている。これら転写ローラ3019は、感光体ドラム3010と対向し、転写部を形成する。これら転写ローラ3019から正極性の電荷が静電搬送ベルト3008を介して転写材に印加され、この電荷による電界により、感光体ドラム3010に接触中の転写材に、感光体ドラム3010上の負極性のトナー像が転写される。
【0038】
静電搬送ベルト3008は、駆動ローラ3020、従動ローラ3018a、3018b、テンションローラ3021の4本のローラにより掛け渡され、図の時計回りの方向に回転する。これにより、上述した静電搬送ベルト3008が循環移動して転写材が従動ローラ3018a側から駆動ローラ3020側へ搬送される間に感光体ドラム上のトナー像が転写される。
【0039】
給送部3022は、画像形成部に転写材を給送するものであり、複数枚の転写材3004が給送カセット3005に収納されている。画像形成時には、給送ローラ3006(半月ローラ)、レジストローラ対3007が画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット3005内の転写材を1枚ずつ分離給送するとともに、転写材先端は、レジストローラ対3007に突き当たり、一旦停止し、ループを形成した後、静電搬送ベルト3008へと再給送されていく。
【0040】
定着部3023は、転写材に転写された複数のトナー画像を定着させるものであり、駆動回転する加熱ローラ3024とこれに圧接して転写材に熱及び圧力を印加する加圧ローラ3025とからなる。
【0041】
すなわち、感光体ドラム3010上のトナー像を転写した転写材は定着部3023を通過する際に定着ローラ対で搬送されると共に、定着ローラ対3024、3025によって熱及び圧力が印加される。これによって複数色のトナー像が転写材表面に定着される。
【0042】
また、イエロー、マゼンタ、シアンのプロセスカートリッジ3016Y,3016M,3016Cは図示しない昇降機構によって感光体ドラム3010Y,3010M,3010Cが静電搬送ベルト3008に当接した状態から左方へ移動し、静電搬送ベルト3008から離間した位置へ移動可能に構成されている。そして、選択された印刷モードに応じて前記昇降機構が動作するようになっている。すなわち、前述のエンジン制御部1046におけるカラー/モノクロ印字制御部1047において、カラー印刷モードを指定した場合には、感光体ドラム3010Y,3010M,3010Cが静電搬送ベルト3008に当接した状態となり、各転写ローラ3019Y,3019M,3019C,3019Kからの電圧印加により、感光体ドラム3010のトナー像がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で順次転写される。
【0043】
一方、モノクロ印刷モードを指定した場合には、前記昇降機構によって、感光体ドラム3010Y,3010M,3010Cを静電搬送ベルト3008から離間させることによって、感光体ドラム3010Kのみが静電搬送ベルト3008に当接した状態となり、転写ローラ3019Kからの電圧の印加により、感光体ドラム3010Kのトナー像がブラックのみで転写されることになる。カラー印刷モードは、必ずしもカラー文書を印字するものではなく、モノクロ文書をカラー印刷モードで印字すれば、トナー像がブラックにのみ形成される違いのみでカラー印刷モードと同じ動作で印字を行うことが可能である。但し、モノクロ印刷モードではC、M、Yのドラム位置を高速に素通りさせて、高速な処理を行なえるようにしてもよい。
【0044】
このようにして、トナー像を転写された転写材3004は、駆動ローラ3020で静電搬送ベルト3008から分離され、定着器3023に至る。そして、転写材3004は、上記トナー像が熱定着された後、排出ローラ対3026によって排出部FDに排出されることになる。
【0045】
筐体3001には、操作パネル部1041を構成するための操作パネル3002が取り付けられている。操作パネル3002には、指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器、LCD表示器が設けられている。また、プリンタコントローラにより印字データ等の記憶に利用される外部メモリ部1043を構成するための外部メモリユニット3027が取り付けられている。
【0046】
上述のように、本カラーレーザビームプリンタ1030は、モノクロ印刷モードでも動作し、この場合は、イエロー、シアン、マゼンタ感光体ドラムが静電搬送ベルトから離間している。このため、搬送ベルトへの接触が低減し、イエロー、シアン、マゼンタ感光体ドラムの寿命を伸ばすことができる。また、トナー消費量も抑えられるというメリットもある。但し、モータが回転することによって、接触している部分は消耗する。カラー印刷モードでモノクロ印刷を行なう場合は、カラー印刷モードでの動作時と同じように動作し、イエロー、シアン、マゼンタ感光体ドラムは印字しないで回転(空回転)することになる。このため、現像装置との接触部の摩擦や、無駄なトナーの除去等により、空回転に伴いイエロー、シアン、マゼンタ感光体ドラムも消耗してしまうことになる。
【0047】
次に、上述したシステム構成でのプリンタコントローラでの動作について以下に説明する。
【0048】
ホストコンピュータ1001において、ユーザから印刷実行が指示されると、当該指示において指定された印刷装置(ここではカラーレーザビームプリンタ1030)に、ネットワーク1002及び通信線1003を介して制御コード、データが送られる。、プリンタ1030では、入出力部1032により送られてきたデータを受信して入力バッファ1033に一時的に保持させ、その後RAM1036に受信データを蓄える。
【0049】
CPU1034は、プログラムROM1035に記述されたプログラムに従って受信データを処理する。即ち、画像情報生成部1037においてデータの処理を行ない、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ(画像オブジェクト)についての画像情報を生成する。印字を行う1ページ内の全ての画像オブジェクトの画像情報を生成後、カラー/モノクロモード設定部1060は、ホストコンピュータからのカラーモードの指定と、カラーの画像オブジェクトが存在するかしないかの判断とに基づいて、当該ページに対してカラーモードかモノクロモードの何れかを設定する。そして、1ページ分の生成が終了したところで、画像情報を印字実行部1061の処理に引き渡す。
【0050】
印字実行部1061では、画像情報生成部1037とカラー/モノクロモード設定部1060で生成されたページを監視し、ページが印字可能状態になったかどうかを判定する。印字可能状態となったならば、まず、印刷モード決定部1062を起動し、カラー/モノクロモード設定部1060による設定内容とプリンタ1030の印字状態に基づいて、実際にエンジン部1039をカラー印刷モードで動かすか、モノクロ印刷モードで動かすかを決定させる。印刷モード決定部1062の決定内容は、エンジンI/F部1040を通して、エンジン制御部1046内のカラー/モノクロ印字制御部1047に設定される。
【0051】
また、印刷する画像情報は、印字実行部1061よりビットマップ画像展開/転送部1038へ供給され、ビットマップ画像に展開される。ビットマップ画像は、エンジンI/F部1040を通して、印刷装置エンジン部1039に送られる。印刷装置エンジン部1039では、指定された印刷モードによって、供給されたビットマップ画像を転写材に印刷する。転写材は指定された排紙口より排紙される。
【0052】
次に、上述した画像情報生成部1037、カラー/モノクロモード設定部1060、印字実行部1061、印刷モード決定部1062の処理について更に詳述する。
【0053】
画像情報生成部1037、カラー/モノクロモード設定部1060での処理フローを図3に示す。データを受信し、画像情報生成部1037で画像情報の生成が開始されると、まず全てのページの画像情報生成が終了したかをチェックする(ステップS2001)。生成し終わっていない場合(ステップS2001でNOの場合)は、パネルやホストコンピュータからの指定によるページのカラーモード、解像度、階調、用紙サイズ、給紙段等のページ毎の設定情報をこれから生成するページの属性として保存しておく(ステップS2002)。そして、ページの生成が終了したかをチェックする(ステップS2003)。ページの生成が終わっていない場合には(ステップS2003でNOの場合)、PDL(ページ記述言語)等で送られているデータの解析を行い(ステップS2004)、印字する位置や形を指定する中間データ形式の画像オブジェクトを生成する(ステップS2005)。
【0054】
そして、ホストコンピュータ1001より送られてきたデータのカラー/モノクロモードの指定をチェックし(ステップS2006)、データの指定がモノクロモードでない場合(ステップS2006でNOの場合)には、生成されているオブジェクトがカラーデータを含んだオブジェクトかどうかをチェックしておく(ステップS2007)。一方、データの指定がモノクロモードの場合(ステップS2006でYESの場合)には、そのままステップS2003へ戻る。以上のステップS2004〜S2007の処理をページの生成処理が終了するまで繰り返す。
【0055】
ページの生成が終了すると(ステップS2003でYESの場合)、そのページにカラーオブジェクトが存在するか否かをチェックする(ステップS2008)。このチェックは、ステップS2007にうおいてカラーオブジェクトと判定されたオブジェクトが存在したかどうかをチェックするものである。
【0056】
ステップS2007でカラーオブジェクトと判定されたものが存在しない場合、或いはステップS2007でのチェックが行われなかったモノクロモードの場合は、ステップS2008からステップS2010へ進み、ページの情報をモノクロモードに設定する。そして、印字実行部1061に制御を移すため、ページキューにページの登録を行う(ステップS2011)。一方、ステップS2008においてカラーオブジェクトが存在すると判定された場合にはステップS2009へ進む。この場合は、カラー印刷モードで印刷する必要があるため、印刷装置エンジン部1039をカラーモードに設定し(ステップS2009)、ページキューにページの登録を行う(ステップS2011)。
【0057】
以上の処理を、全ての画像情報生成が終了するまで(ステップS2001でNOの間)繰り返す。こうして図3に示す処理が終了すると、印刷を行うのにカラーで印刷するかモノクロで印刷するかを表すカラーモード/モノクロモードの設定が行われることになる。なお、このモードの設定は、画像情報から判断されたものである。
【0058】
次に、印字実行部1061での処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0059】
まず、画像情報の生成の終了したページが存在するかどうかをページキューを参照してチェックする(ステップS4001)。ページキューにページが存在しない場合には(ステップS4001でNOの場合)、ページの生成を待つためステップS4001のチェックを繰り返す。ページキューにページが存在する場合には(ステップS4001でYES)、ページキューより次に印刷するページを選択し(ステップS4002)、印刷モードの決定、設定処理(ステップS4003)へ移る。このステップS4003における処理は、印刷モード決定部1062の処理である。
【0060】
ここで、印刷モード決定部1062での処理を図5のフローチャートを参照して説明する。第1実施形態においては、既に画像情報の生成が終了し印字の開始を待っている後続の1ページの情報を参照して、カラー印刷モードか、モノクロ印刷モードかを決定するアルゴリズムを用いる。
【0061】
印刷モードの決定/設定処理が開始されると、まず、選択されているページが画像情報生成時にカラーモードかモノクロモードのどちらに設定されているかを参照し(ステップS5001)、カラーモードである場合には(ステップS5002でYESの場合)、カラー印刷モードでしか印字できないため、エンジンI/F部1040を介して、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定する(ステップS5003)。そして、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0062】
一方、モノクロモードである場合には(ステップS5002でNOの場合)、選択されているページの次のページの画像情報の生成が終了しているかをページキューを参照してチェックする(ステップS5004)。ページキューに次のページが存在しない場合(ステップS5004でNOの場合)には、モノクロ印刷モードをエンジンI/F部1040を介してエンジン部1039に設定して(ステップS5005)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0063】
ページキューに次のページが存在する場合には(ステップS5004でYES)、カラー/モノクロモード設定部1060によって次のページが画像情報生成時にカラー/モノクロモードのどちらに設定されているかをチェックする(ステップS5006)。カラーモードが設定されている場合には(ステップS5007でYES)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS5008)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。モノクロモードが設定されている場合には(ステップS5007でNO)、モノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定してステップS5005印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0064】
引き続き、図4の処理に戻り、エンジン部1039に対して給紙段の設定等の各種の設定を行う(ステップS4004)。そして、ステップS4003においてカラー印刷モードが指定されて印刷を行う場合には(ステップS4005でNO)、Y,C,M,Kの各タイミングにあわせて存在する各色の画像を展開してこれらをエンジン部1039に転送する(ステップS4006,ステップS4007,ステップS4008,ステップS4009)。なお、このとき、その直前のページがモノクロ印刷モードで印刷されていた場合には、カラー印刷モードへの切り替えが行われる(ステップS4005a)。
【0065】
なお、画像情報がモノクロの場合には、Y,C,Mのオブジェクトは存在しないため、Y,C,Mのタイミングでは何も展開/転送されない。従って、モノクロ印刷モードが指定されて印刷が行われる場合には(ステップS4005でYES)、Kのタイミングにあわせてモノクロ画像のみを展開してエンジン部1039に転送する(ステップS4009)。なお、このとき、その直前のページがカラー印刷モードで印刷されていた場合には、モノクロ印刷モードへの切り替えが行われる(ステップS4005b)。
【0066】
エラー無しに排紙が完了するかを監視するため、排紙待ちキューに当該ページを登録して(ステップS4010)、次のページの処理を行うべく、ステップS4001からの処理に戻る。
なお、図示していないが、画像をエンジンに転送するタイミングが存在するため、ステップS4006からS4009までの間は、ある程度の時間を要する。その結果、図4の各ページに対するステップS4003のタイミングに時間が空くので、ステップS4003で設定を行うタイミングで、ページキューに溜まっている次のページをチェックすることになる。
【0067】
以上説明した第1実施形態による印刷モードの設定例について、図6を参照して説明する。図6では、それぞれの四角が1ページを示し、各四角の中には、各画像情報生成時点でカラー/モノクロモード設定部1060によって決定されたモードが示されている。Page1を印字しようとした時点で、図6に示すようにPage6までの画像情報が生成終了し、ページキューに登録されているとする。この場合、印刷モード決定部1062は、次のページPage2がカラーモードで指定されているため、Page1はカラー印刷モードで指定することになる。結果として、各ページは、図7の各ページ枠の下に示されるように印刷モードが指定されて印字されることになる。排紙が完了した場合には、エンジン部1039からのページ毎の終了通知に従って、排紙待ちキューからページが削除されて行く。上述した処理に従い、図7に示されるように、Page4とPage5の間で印刷モードの切り替え処理が発生している。
【0068】
なお、エラーが発生した場合に、レーザプリンタなどの印刷装置においては、スキャナモータを連続で駆動しつづけたり、定着機の温度を高温に保ち続けると部品を劣化させることになる。このため、連続印字を行うための規定時間が存在し、例えば次のページのための設定を行なう動作がその規定時間を経過すると、エンジン部1039は一度停止動作に入る。画像情報の生成に時間がかかるような場合には、ページの作成が遅れ、連続印字が行えるタイミングまでに印字を実行できない場合がある。この場合にも、エンジン部1039は停止動作に入る。
【0069】
このようなエンジン部の停止に対応するために、本実施形態の印刷装置は排紙完了を監視して、エンジン停止前に出力済みとなったページとそうでないページとを検出し、未出力のページについては再度印刷モードの設定から処理をやりなおす。以下、排紙完了監視部1063での処理を図12のフローチャートを参照して説明する。
【0070】
電源投入と同時に、排紙完了監視が開始されると、プリンタのエラー状態をチェックし(ステップS12001)、エラーが発生していない場合(ステップS12001でNO)は、引き続きエラーを監視するべく、ステップS12001の処理を繰り返す。選択給紙段の紙無し、ジャム、トナー切れ、ドラムの寿命、排紙口の用紙の満載による排紙が行えない状態等のエラーが発生した場合には(ステップS12001でYES)、排紙待ちキューに残っているページが存在するかどうかをチェックする(ステップS12002)。
【0071】
排紙待ちキューにページが残っている場合には(ステップS12002でYES)、排紙待ちキューに登録されているページを新しい順に取り出して選択し(ステップS12003)、ページキューに再設定して(ステップS12004)、ステップS12002に戻り、排紙待ちキューに残っているページ全てをページキューに戻す処理を行う。そして、排紙待ちキューのページが無くなったところで(ステップS12002でNO)、印字処理を再起動し(ステップS12005)、ステップS12001の処理に再び戻る。この場合、印字処理はS4001からS4010の途中で中断されてしまい、一度エンジン部1039が止まることになるため、印字処理からやり直し、ページキューに残っているページの処理をやり直し、S4001からの処理を行い、印刷モードの設定S4003もやり直すことになる。
【0072】
以上説明したように、第1実施形態によれば、後続のページの画像情報を参照して、印刷モードを決定することによって、カラー印刷モードと、モノクロ印刷モードの切り替えが頻繁に起きるのを防止するとともに、高いスループットを維持することができる。また、連続して同じ印刷モードが続くような場合には、適当な印刷モードを決定して印字を行うことにより、エンジン各部品の劣化をできるだけ抑えることが可能となる。
【0073】
また、エラーによって、エンジン部1039が一度停止してしまった場合には、再度、印刷モードを設定し直すことによって、一度、モノクロモードであったものが、カラー印字モードで設定されたような状態で一度停止してしまったような場合に、そのまま以前に設定された印刷モードで印字されてしまうことによって、続くページの設定で不必要な印刷モードの切り替えが起きてしまうのを防ぐことが可能となる。
【0074】
<第2実施形態>
上記の第1実施形態においては、カラー印刷モードを決定する際にタイミングを考慮せずにページキューに溜まっているページを参照していたが、連続印字中にカラー印刷モードとモノクロ印刷モードの切り替えを最短時間で行うための印刷モード決定の限界時間(印刷モードの切り替えの開始タイミングがスループットに影響を与えない範囲の限界時間)を計算し、その時間までページキューへのページの溜まるのを待って、印刷モードを決定するようにしてもよい。
【0075】
第2実施形態によるカラーレーザビームプリンタの構成、プリンタコントローラでの動作は第1実施形態とほぼ同じであるが、図4の印刷モードの決定/設定処理(ステップS4003)が異なることになる。
【0076】
第2実施形態による印刷モード決定部1062の処理フローを図8に示す。なお、第2実施形態においても、既に画像情報の生成が終了し印字の開始を待っている後続の1ページの情報を参照して、カラー印刷モードか、モノクロ印刷モードかを決定するアルゴリズムを用いることにする。
【0077】
印刷モードの決定/設定処理が開始されると、まず、選択されているページが画像情報生成時にカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかを参照し(ステップS8001)、カラーモードである場合には(ステップS8002でYES)、カラー印刷モードでしか印字できないため、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS8003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0078】
モノクロモードである場合には(ステップS8002でNO)、印刷モード設定が可能な時間を計算するため、前のページの紙の給紙タイミングや現在の動作状況等のエンジン部1039の各種情報を取得し、取得された情報から印刷モードが設定可能な限界時間を計算する(ステップS8004)。そしてその限界時間まで待機する(ステップS8005)。その後、選択されているページの次のページの画像情報の生成が終了しているかをページキューを参照して判定する(ステップS8006)。なお、図8では印刷モード設定が可能な限界時間をモノクロモードのページが検出される毎に計算するが、限界時間の算出は最初の1回だけとし、以降はこの算出結果を流用するようにしてもよい。また、ステップS8004の処理に到達する時間によって、あるいは、用紙サイズ等によってエンジン動作が変化する場合に、その度毎に限界時間を計算するようにしてもよい。
【0079】
次のページが存在しない場合には(ステップS8006でNO)、モノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS8007)印刷モードの決定/設定処理を終了する。ページキューに次のページが存在する場合には(ステップS8006でYES)、当該次のページに、カラー/モノクロモード設定部1060によってカラー/モノクロモードの何れが設定されたかをチェックする(ステップS8008)。カラーモードである場合には(ステップS8009でYES)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS8010)印刷モードの決定/設定処理を終了する。モノクロモードである場合には(ステップS8009でNO)、モノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS8007)印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0080】
そして、図4の処理に戻り、第1実施形態と同様の処理を引き続き行うことになる。カラー印字モードからモノクロ印字モードへの切り替えは、それが必要と判断された場合にのみ発生することになるが、印刷モード設定の限界時間までの間の指定であれば、切り替えに必要な動作を最短時間で行うことができる。このため、待たせた時間分だけ、後続のページの画像情報生成が行えることになり、後続のページの処理に時間のかかるようなデータが来た場合にも対応が可能となる。
【0081】
以上のように、第2実施形態によれば、印刷モードを切り替えることが可能な以降のページの画像オブジェクトの印刷モード切り替え限界時間までカラーモードが決定するのを待つことによって、より確実にスループットを落とさずに、後続のページの画像情報生成処理に時間のかかるような場合にも、正確な印刷モードの切り替えを行うことが可能となる。
【0082】
<第3実施形態>
上記の第1実施形態においては、カラー印刷モードの決定に後続のページのカラー/モノクロモードを参照して、印刷モードの決定を行っている。しかしながら、以前に印字の終了したページの印刷モード、及び/又は、カラー/モノクロモードを参照することによって、印刷モードを決定することも可能であり、第3の実施形態ではこのような印刷モードの決定方法について説明する。
【0083】
第3実施形態においても、カラーレーザビームプリンタの構成、プリンタコントローラでの動作は第1の実施形態ほぼ同じであり、図4の印刷モードの決定/設定処理が異なる。
【0084】
図9に第3実施形態による印刷モード決定部での処理フローを示す。第3実施形態においては、既に印刷モードの設定が終了し、印字が終了しているあるいは印字中の以前のページ3ページ分の情報を参照して、そのページのモノクロ印刷モードの比率を算出し、この算出結果を用いてカラー印刷モードかモノクロ印刷モードかを決定するアルゴリズムを用いる。なお、以下では、既に印刷モードが決定された以前のページの印刷モードを参照して当該ページの印刷モードを決定するが、以前のページに対して判定されたカラー/モノクロモードを参照してもよいし、印刷モート及びカラー/モノクロモードを組み合わせて参照するようにしてもよい。
【0085】
印刷モードの決定/設定処理が開始されると、まず、選択されているページが画像情報生成時にカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかを参照し(ステップS9001)、カラーモードである場合には(ステップS9002でYES)、カラー印刷モードでしか印字できないため、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS9003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0086】
一方、モノクロモードである場合には(ステップS9002でNO)、既に印刷モードの設定が終了し、印字が終了しているあるいは印字中のページが存在するかどうかをチェックする(ステップS9004)。存在しない場合には(ステップS9004でNO)、そのまま画像情報生成時に設定されていたモノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS9005)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0087】
ステップS9004で印字が終了したページが存在した場合は(ステップS9004でYES)、3ページ分の印刷モードを参照してモノクロ印刷モードの比率を計算する(ステップS9006)。そして、モノクロ印刷モードの比率が例えば30%より小さい場合には(ステップS9007でNO)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS9008)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。30%以上である場合には(ステップS9007でYES)、モノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS9005)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0088】
その後、図4の処理に戻り、第1実施形態と同様に、引き続き処理を行うことになる。
【0089】
例えば、図10において、Page5の印刷モードを決定しようとした場合に、既にPage4までの印刷モードの設定が終了し、印字が終了しているとする。なお、図10において、それぞれの四角は1ページを示し、枠内に各画像情報生成時点で決定されたモードが示されている。また、枠外には実際に決定された印刷モードが示されている。
【0090】
前の3ページであるPage2、Page3、Page4の印刷モードを参照すると、モノクロ印刷は1/3であるため、30%以上となり、Page5はモノクロ印刷モードで指定することになる。結果として、各ページは、図11の各ページ枠の下に示されるように印刷モードが指定されて、印字されることになる。
【0091】
以上説明したように、第3実施形態によれば、既に印字の終了したページを参照することによって、実際のエンジン部1039の動作状況を知ることができ、多く利用されている印字モードになるべく設定するなど、印刷装置の利用状況に合わせて、利用されるモードを予測して切り替えが頻繁に起きないようにするなどの処理を行うことが可能となる。
【0092】
また、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードの比率を利用することによって、定量的に切り替え決定の基準を数値化し、製品を出す前に、事前のテストによってエンジン部1039の特性等から、消耗の度合いや切り替えによる影響を考慮し、切り替えが適切な比率で行えるように設定する等の細かい設定を行うことが可能である。
【0093】
なお、第3実施形態においては、過去3ページ分の印刷モードの情報を利用したが、カートリッジ交換後や、電源を初めて起動した時からの情報を保持しておいて、利用することなどが可能であることは、明白である。
また、第3実施形態では印刷モードを参照したが、以前のページのカラー/モノクロモードの比率を参照して対象ページの印刷モードを決定してもよいし、以前のページの印刷モードの比率とカラー/モノクロモードの比率を組み合わせて参照し、対象ページの印刷モードを決定するようにしてもよい。
【0094】
また、本実施形態においては、印刷モードの比率を、既に印刷を終了したページに適用したが、ページキューに溜まっているページのカラーモード/モノクロモードに適用することによって、先の印字状況を予測に利用することも可能である。
【0095】
以上説明したように、第3実施形態によれば、既に印字の終了したページを参照することによって、実際に動作させてエンジンの状態を知ることができ、多く利用されている印字モードになるべく設定するなど、印刷装置の利用状況に合わせて、利用されるモードを予測し、切り替えが頻繁に起きないようにすることができる。
【0096】
また、モノクロ印刷モード、カラー印刷モードの比率を利用することによって、定量的に切り替え決定の基準を数値化し、前もって、エンジンの特性等から値を計算しておく等により、細かい設定を行うことができる。
【0097】
<第4実施形態>
上記の第1実施形態においては、後続のページのカラー/モノクロモードを参照して現ページの印刷モードの決定を行ったが、現ページの印刷モードの決定と共に、後続ページの印刷モードを決定するようにしてもよい。第4の実施形態では、このような手法を説明する。
【0098】
第4の実施形態においても、カラーレーザビームプリンタの構成、プリンタコントローラでの動作は第1の実施形態とほぼ同じであるが、図4の印刷モードの決定/設定処理が異なる。
【0099】
図13は第4実施形態による印刷モード決定部での処理フローを示す。第4実施形態においては、上記第1実施形態と同様に、既に画像情報の生成が終了し、印字の開始を待っている後続の1ページの情報を参照して、カラー印刷モードか、モノクロ印刷モードかを決定するアルゴリズムを用いることにする。さらに、参照したページについても、状況に応じて、印刷モードを先行して決定させるアルゴリズムを適用する。
【0100】
印刷モードの決定/設定処理が開始されると、まず、選択されているページが画像情報生成時にカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかを参照する(ステップS13001)。カラーモードが設定されている場合には(ステップS13002でYES)、カラー印刷モードでしか印字できないため、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS13003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0101】
一方、モノクロモードである場合には(ステップS13002でNO)、選択されているページの印刷モードが既に決定していないかどうかをチェックする(ステップS13004)。既に印刷モードが決定されていれば(ステップS13004でYES)、その設定されている印刷モードをエンジン部1039に設定する(ステップS13010)。選択されているページの印刷モードがまだ決定されていなければ、(ステップS13004でNO)、選択されているページの次のページの画像情報の生成が終了しているかをページキューを参照してチェックする(ステップS13005)。
【0102】
次のページの画像情報の生成が終了していなければ(ステップS13005でNO)、そのまま画像情報生成時に設定されていたモノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS13006)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。次のページの画像情報が存在する場合には(ステップS13005でYES)、次のページにカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかをチェックする(ステップS13007)。そして、次のページがカラーモードであった場合には(ステップS13008でYES)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS13003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。一方、モノクロモードである場合には(ステップS13008でNO)、次のページの印刷モードもモノクロ印刷モードに決定すると共に、現在のページの印刷モードとしてモノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS13009)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0103】
例えば、第1実施形態と同様に、図6のようにPage1を印字しようとした場合に、既にページキューにPage6までの画像情報が生成終了しているとすれば、次のページPage2がカラーモードで指定されているため、Page1はカラー印刷モードで指定することになる。ところが、Page4のモノクロ印刷モードの決定時においては、次のページのPage5の印刷モードもモノクロ印刷モードと決定されるため、結果として、各ページの印刷モードは、図14の各ページ枠の下に示されるように決定されて、印字されることになる。
【0104】
上記のように、現ページの印刷モードの設定と後続ページのカラー/モノクロモードの一定の組み合わせで、次の印字モードを固定的に決めておくことによって、組み合わせに従ったより細かい印刷モードの指定可能となる。
【0105】
<第5実施形態>
上記の第1実施形態においては、カラー印刷モードの決定に後続のページのカラー/モノクロモードを参照して、印刷モードの決定を行っていたが、後続ページの画像情報が生成されていない場合に、以前に印字の終了したページの印刷モードを参照することによって、印刷モードを決定することも可能である。第5の実施形態では、このような手法を採用する。
【0106】
第5の実施形態において、カラーレーザビームプリンタの構成、プリンタコントローラでの動作は第1実施形態とほぼ同じであるが、図4における印刷モードの決定/設定処理が異なる。
【0107】
図15は、第5実施形態による印刷モード決定部での処理フローを示す。第5実施形態においては、上記第1実施形態と同様に既に画像情報の生成が終了し印字の開始を待っている後続の1ページの情報を参照して、カラー印刷モードか、モノクロ印刷モードかを決定するアルゴリズムを用いることにする。さらに、後続ページの画像情報が未だ生成されていない場合に、以前に印字の終了したページの印刷モードを参照することによって、印刷モードを決定するアルゴリズムを適用する。
【0108】
印刷モードの決定/設定処理が開始されると、まず、選択されているページが画像情報生成時にカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかを参照する(ステップS15001)。カラーモードが設定されている場合には(ステップS15002でYES)、カラー印刷モードでしか印字できないため、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS15003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0109】
モノクロモードである場合には(ステップS15002でNO)、選択されているページの次のページの画像情報の生成が終了しているかをページキューを参照してチェックする(ステップS15004)。次のページの画像情報が存在する場合には(ステップS15004でYES)、当該次のページに対してカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかを調べる(ステップS15005)。カラーモードである場合には(ステップS15006でYES)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS15007)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。また、モノクロモードであった場合には、画像情報生成時に設定されていたモノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS15010)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0110】
一方、次のページが存在しない場合には(ステップS15004でNO)、印刷モードの設定が終了し、印字が終了しているあるいは印字中のページが存在するかどうかをチェックする(ステップS15008)。そのようなページが存在しない場合には(ステップS15008でNO)、そのまま画像情報生成時に設定されていたモノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS15010)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。存在する場合には(ステップS15008でYES)、1ページ前に印刷された印刷モードがカラー印刷モードかどうかをチェックし(ステップS15009でYES)、カラー印刷モードの場合(ステップS15009でYES)には、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS15003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。ここで、モノクロ印刷モードであった場合には(ステップS15009でNO)、モノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS15010)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0111】
上記のように、第5実施形態によれば、後続ページの画像情報が生成されていない場合に、以前に印字の終了したページの印刷モードを参照することによって、後続ページの情報と、既に印字したページの情報を組み合わせることによって、最終ページがモノクロ印字のような場合に、印刷モードの切り替えを行わないで印刷することが可能となり、スループットを落とさずに印字を行うことが可能となる。
【0112】
<第6実施形態>
上記の第5実施形態においては、カラー印刷モードの決定に後続のページのカラー/モノクロモードを参照し、更に状況に応じて、既に印字の終了したページの印刷モードを同時に参照することによって、印刷モードを決定していたが、あらかじめ印刷モードの切り替えパターンを設定し、そのパターンに従って印刷モードの指定を行うことも可能である。第6実施形態では、このような実施形態を説明する。
【0113】
第6の実施形態によるカラーレーザビームプリンタの構成、プリンタコントローラでの動作は第5の実施形態とほぼ同じであるが、図15における印刷モードの決定/設定処理が異なる。
【0114】
図16は第5実施形態による印刷モード決定部の処理フローを示す。第6実施形態においては、第5実施形態のアルゴリズムに加えて、既に画像情報の生成が終了し印字の開始を待っている後続のページと以前に印字の終了したページが存在する場合に、そのパターンをあらかじめ設定しておき、パターンに従って、印刷モードを決定するアルゴリズムを適用する。
【0115】
印刷モードの決定/設定処理が開始されると、まず、選択されているページが画像情報生成時にカラー/モノクロモードのどちらが設定されているかをチェックする(ステップS16001)。カラーモードである場合には(ステップS16002でYES)、カラー印刷モードでしか印字できないため、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS16003)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0116】
モノクロモードである場合には(ステップS16002でNO)、選択されているページの次のページの画像情報の生成が終了しているかをページキューを参照してチェックする(ステップS16004)次のページの画像情報が存在しない場合には(ステップS16004でNO)、印刷モードの設定が終了し、印字が終了しているあるいは印字中のページが存在するかどうかをチェックする(ステップS16005)そのようなページも存在しない場合には(ステップS16005でNO)、そのまま画像情報生成時に設定されていたモノクロ印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS16007)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0117】
当該ページよりも前のページであって、印刷モードの設定が終了しているページが存在する場合には(ステップS16005でYES)、1ページ前に印刷された印刷モードがカラー印刷モードかどうかをチェックする(ステップS16006)。カラー印刷モードの場合(ステップS16006でYES)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定してステップS16003、印刷モードの決定/設定処理を終了する。ここで、モノクロ印刷モードである場合には(ステップS16006でNO)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS16007)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0118】
さて、ステップS16004で、次のページの画像情報の生成が終了しているかをページキューを参照してチェックし、終了していると判定した場合には(ステップS16004でYES)、印刷モードの設定が終了し、印字が終了している、あるいは印字中のページが存在するかどうかをチェックする(ステップS16008)。そして、存在しない場合には(ステップS16008でNO)、カラー/モノクロモードのどちらが次のページに設定されているかをチェックする(ステップS16010)。カラーモードが設定されている場合には(ステップS16010でYES)、カラー印刷モードをエンジン部1039に設定して(ステップS16011)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。カラーモードでない場合には(ステップS16010でNO)、モノクロ印字モードをエンジン部1039に設定して(ステップS16007)、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0119】
そして、ステップS16008で、印字の終了したページが存在する場合には、図17に示すような後続の1ページのカラーモード/モノクロモードの指定と、印字が終了した1ページ前に印刷された印刷モードおよび元の画像情報にたいして判定されたカラーモード/モノクロモードを参照して、パターンの中から同じものを検索しステップS16012、その結果に従って(図中右の指定)、印刷モードをエンジン部1039に設定して、印刷モードの決定/設定処理を終了する。
【0120】
上記のように、第6実施形態によれば、あらかじめ想定される印刷モードの切り替えパターンを設定しておき、そのパターンに従って印刷モードの指定を行う。このため、製品を出す前に、事前のテストによってエンジン部1039の特性等から、消耗の度合いや切り替えによる影響を切り替えパターンに従って調査し、切り替えが適切に行えるように、それぞれのパターン毎の設定を埋め込むことにより、より細かい設定を行うことが可能となる。
【0121】
上記の第1〜第6実施形態のように制御することによって、スループットを重視した設定や、部品の消耗を抑える設定、更に、両方のバランスを取ったフレキシブルな設定が可能となり、より細かい印字モードの指定を行うことが可能となる。たとえば、実施形態3の過去の印刷モードを参照することによって印刷モードの設定を動的に変化させることができる点や、実施形態4の現ページの印刷モードと共に後続ページの印刷モードも同時に決定できる点、実施形態6の印刷モードとカラー/モノクロモードの組み合わせを予めパターン化しておくことによって、より様々な組み合わせに対応出来る点、または、その組み合わせで印字しながらパターンマッチングを行うなどにより、フレキシブルでより細かい印刷モードの指定が行なえる。
更に、第3実施形態の比率値や過去何頁分を参照するかの設定/登録、第5実施形態における次ページの印刷モードを決定するための組み合わせパターンの設定/登録、第6実施形態における切り替えパターン等の設定/登録をユーザが行なえるように構成してもよい。
【0122】
また、第1の実施形態で図12を参照して説明した排紙完了監視処理は第2から第6実施形態の各々に適用できることは明らかである。このように、印字中のページに設定された印刷モードがそのままエンジン停止後も引き継がれてしまうのを防ぐことにより、不要な切り替えの発生を抑えることができる場合があり、メリットが生じる。
【0123】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0124】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0125】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0126】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0127】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユニットの寿命と印刷処理のスループットを巧みに両立させる印刷モードの切り替え処理が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態によるカラーレーザビームプリンタのシステム構成を示した図である。
【図2】実施形態によるカラーレーザビームプリンタのエンジン部を説明する図である。
【図3】本実施形態によるカラーレーザビームプリンタの画像情報生成部、カラー/モノクロモード設定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図4】実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印字実行部での処理過程を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での動作を説明するための図である。
【図7】第1実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での動作を説明するための図である。
【図8】第2実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図9】第3実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図10】第3実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での動作を説明するための図である。
【図11】第3実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での動作を説明するための図である。
【図12】実施形態によるカラーレーザビームプリンタの排紙完了監視部での動作を説明するフローチャートである。
【図13】第4実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図14】第4実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での動作を説明するための図である。
【図15】第5実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図16】第6実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部での処理過程を示すフローチャートである。
【図17】第6実施形態によるカラーレーザビームプリンタの印刷モード決定部でのパターンマッチング動作を説明するための図である。

Claims (14)

  1. モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置であって、
    画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定手段と、
    前記判定手段によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定手段とを有し、
    前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によりモノクロページと判定され、前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定手段により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが前記判定手段によってモノクロページと判定されている場合に、該対象ページの印刷モードをモノクロ印刷モードに設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第2設定手段は、前記判定手段による前記次のページに対する判定が完了するのを、印刷モードの切り替えの開始タイミングがスループットに影響を与えない範囲で待つことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置であって、
    画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定手段と、
    前記判定手段によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定手段と、
    対象ページの印刷モードを設定可能な限界時間を取得する取得手段とを有し、
    前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によりモノクロページと判定された場合、前記取得手段により取得された限界時間まで前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定が完了するのを待ち、前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定手段により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置。
  5. 前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが前記判定手段によってモノクロページと判定されている場合に、該対象ページの印刷モードをモノクロ印刷モードに設定することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置であって、
    画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定手段と、
    前記判定手段によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定手段とを有し、
    前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが存在せず、該対象ページの前のページが存在する場合に、前記対象ページの前のページに設定された印刷モードを当該対象ページに設定することを特徴とする印刷装置。
  7. 前記第2設定手段は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定手段によりモノクロページと判定され、前記判定手段による該対象ページの次のページに対する判定がモノクロページと判定される場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定手段により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定することを特徴とする請求項6記載の印刷装置。
  8. モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置の制御方法であって、
    画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定工程と、
    前記判定工程によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定工程と、
    前記判定工程によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定工程とを有し、
    前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によりモノクロページと判定され、前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定工程により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. 前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが前記判定工程によってモノクロページと判定されている場合に、該対象ページの印刷モードをモノクロ印刷モードに設定することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置の制御方法。
  10. 前記第2設定工程は、前記判定工程による前記次のページに対する判定が完了するのを、印刷モードの切り替えの開始タイミングがスループットに影響を与えない範囲で待つことを特徴とする請求項8または9に記載の印刷装置の制御方法。
  11. モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置の制御方法であって、
    画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定工程と、
    前記判定工程によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定工程と、
    前記判定工程によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定工程と、
    対象ページの印刷モードを設定可能な限界時間を取得する取得工程とを有し、
    前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によりモノクロページと判定された場合、前記取得工程により取得された限界時間まで前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定が完了するのを待ち、前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定が未完了の場合、前記対象ページに対してモノクロ 印刷モードを設定し、一方、前記判定工程により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  12. 前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが前記判定工程によってモノクロページと判定されている場合に、該対象ページの印刷モードをモノクロ印刷モードに設定することを特徴とする請求項11に記載の印刷装置の制御方法。
  13. モノクロ印刷モードとカラー印刷モードを切り替えて動作が可能な印刷装置の制御方法であって、
    画像情報に基づいて各ページがカラーページかモノクロページかを判定する判定工程と、
    前記判定工程によりカラーページと判定されたページに対しては前記カラー印刷モードを設定する第1設定工程と、
    前記判定工程によりモノクロページと判定されたページに対して、前記カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードのいずれかの印刷モードを設定する第2設定工程とを有し、
    前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によってモノクロページと判定され、該対象ページの次のページが存在せず、該対象ページの前のページが存在する場合に、前記対象ページの前のページに設定された印刷モードを当該対象ページに設定することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  14. 前記第2設定工程は、印刷モードを決定すべき対象ページが前記判定工程によりモノクロページと判定され、前記判定工程による該対象ページの次のページに対する判定がモノクロページと判定される場合、前記対象ページに対してモノクロ印刷モードを設定し、一方、前記判定工程により該対象ページの次のページに対する判定がカラーページと判定される場合、前記対象ページに対してカラー印刷モードを設定することを特徴とする請求項13記載の印刷装置の制御方法。
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