JP2010243710A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明トナーを印刷する際、同じ記録材に対して複数回透明トナーを印刷した場合、トナーの載り量が多くなりすぎ、用紙が紙詰まりとなってしまったり、定着器に巻きついてしまったり、定着不良でトナーが剥がれ落ちるという問題点が存在した。
【解決手段】トナーの載り量を計算する計算して、計算された前記トナーの載り量を記録紙に記憶させ、再印刷時に記録紙より前記トナーの載り量を読み出して、予め設定されたトナーの載り量の限界値と、読み出されたトナーの載り量から再印刷時の載り量を計算し、計算結果と前記トナーの載り量の限界値とを比較して、限界値を超えていた場合に印刷を制限する。
【選択図】図6
【解決手段】トナーの載り量を計算する計算して、計算された前記トナーの載り量を記録紙に記憶させ、再印刷時に記録紙より前記トナーの載り量を読み出して、予め設定されたトナーの載り量の限界値と、読み出されたトナーの載り量から再印刷時の載り量を計算し、計算結果と前記トナーの載り量の限界値とを比較して、限界値を超えていた場合に印刷を制限する。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に記録材に光沢を持たせるための透明トナーを用いた画像処理装置及び画像処理方法に関する。
近年、フルカラーの電子写真画像形成装置に対する高画質化の要望が強くなってきている。一方、デジタルカメラの普及が一般的に促進されていることもあり、高画質な写真調の画像モードを、電子写真においても均一な濃度で一様性の高い画像を形成することが望まれている。
また、従来の有色トナーを用いた電子写真印刷によるフルカラー印刷だけではなく、さらに特殊なトナーを用いた多色の印刷方式が注目を集めている。特殊トナーの例として、光沢性やトナー画像の保護性を向上させる透明トナーや、ハイライト部のざらつきを押さえることができる淡トナー等が挙げられる。特殊トナーを使用することで通常のデジタル印刷とは異なる新たな付加価値が得られるようになり、デジタルプリンティングの世界をさらに拡大していくことが可能になる。このような透明トナーを用いた画像形成装置として、有彩色トナー画像形成後に、トナー画像表面の全面に透明トナーを形成する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以上の他に、白黒あるいはカラー画像の印刷面の全面あるいは局部的に選択して透明トナーを形成する装置が考案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
さらに、これらの透明トナーを形成する装置において、一度、白黒あるいはカラーで印刷を行って出力した記録媒体に対し、透明トナーのみを印刷する透明トナー印刷モード(2パスモード)を備える画像形成装置も考案されている。
ここで、トナーの載り量について説明する。図4のトナーを印刷したドット401は、1色につきトナーの濃度は8ビットで表現されることから、最大の255の濃度で1ドットを印刷した場合の図である。この時、トナーは厚さMで記録媒体の表面に印刷されており、この場合のトナーの載り量を100%と定義する。次に、トナーの濃度を8ビットで最大の2/3、すなわち、170の濃度で1ドットを印刷すると、図4のトナーを印刷したドット402のように高さが2/3×Mで66%の載り量で印刷されることになる。この結果、カラー印刷に加え、透明トナーも使用するような場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、透明トナー(CL)の各トナーが重なって全体のトナーの載り量が計算されることとなる。例えば、YMCK各色50%で、ある1ドットを印刷すると、図4のトナーを印刷したドット403のように高さが1/2×Mの4色分で、2Mとなり、トナーの載り量は200%となる。
上述の2パスモードを備えた画像形成装置の場合、このようにして一旦有彩色トナーを印刷した後で、透明トナー印刷モードによって、一律に透明トナーが載ることになり、YMCKCLの5種類のトナーが記録媒体に印刷されることになる。
このように透明トナーを重ねて印刷するようにすると、印刷するトナーの載り量が多くなりすぎ、搬送経路で紙詰まりとなったり、トナーがうまく定着せず、定着器に巻きついたりするおそれも出てくる。そこで、許容できるトナーの載り量の限界値を予め実験等から計算し、トナー載り量がその限界値を超えないように制御する必要がある。通常、YMCKは、トナーの載り量が一定値を超えないようにするため、各色トナーによって印刷されるドットが重ならないように制御される。一方、CLは、一般に一律の決まった濃度で、印刷された用紙に重ねて塗られる。
しかしながら、透明トナー印刷モードにより、何回も重ねて透明トナーを印刷することが可能であるため、透明トナーの載り量を制御しないとトナーの載り量の限界値を超えて印刷することになる。その結果、搬送経路で紙詰まりとなったり、トナーがうまく定着せず定着器に巻きついたりすることが多くなるという問題がある。
このような問題点を解決するため、本発明は、トナーの載り量を監視し、限界値を超えるような場合に透明トナーの印刷を制限することにより、紙詰まりや定着器への巻きつきを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は、画像処理装置は、画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を識別する載り量識別情報を記録材に記録する識別情報記録手段と、少なくとも1度印刷された前記記録材の上に更に特殊トナーを印刷する際、該記録材に既に印刷に用いられたトナーの載り量を識別する載り量識別情報を読み出す読出手段と、前記特殊トナーの載り量を算出する載り量算出手段と、前記読出手段より読み出された載り量識別情報に記録されたトナー載り量と、前記載り量算出手段により算出した特殊トナーの載り量との合計の載り量が予め定められたトナーの載り量の限界値を超えるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の結果、前記合計の載り量が前記載り量の限界値を超えた場合、前記特殊トナーの印刷を中止し、前記合計の載り量が前記載り量の限界値を超えない場合、前記特殊トナーの印刷を行い、前記載り量算出手段によって算出された載り量を用いて前記載り量識別情報を更新することを特徴とする出力手段とを備えたことを特徴とする。
以上の構成において、本発明は、トナーの載り量を監視し、載り量の限界値を超えるような場合に特殊トナーである透明トナーの印刷を制限する。これにより、紙詰まりとなったり、定着器への巻きつきが起きたり、定着不良となったりすることによるトナーの記録紙からの剥がれを防止することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
まず、本発明の一実施形態では透明トナー載り量制御システムにおける画像処理装置の一例として、レーザビーム方式を採用したプリンタの構成例を用いて本願発明の適用例を説明する。また、特殊トナーとして透明トナーを用いているが、他の特殊トナーを用いてもよい。まず、プリンタ1000の構成を図1を用いて説明する。プリンタ1000は、ネットワーク2000を介して各ホストコンピュータとの通信が可能である。
まず、本発明の一実施形態では透明トナー載り量制御システムにおける画像処理装置の一例として、レーザビーム方式を採用したプリンタの構成例を用いて本願発明の適用例を説明する。また、特殊トナーとして透明トナーを用いているが、他の特殊トナーを用いてもよい。まず、プリンタ1000の構成を図1を用いて説明する。プリンタ1000は、ネットワーク2000を介して各ホストコンピュータとの通信が可能である。
プリンタ2000は、大きく分けて、装置全体の動作を司るプリンタの制御ユニット1031および画像データの記録紙への印刷を実行するプリンタ装置1100を備える。ここで、本実施形態では、画像形成される対象として印刷用紙などの記録紙について説明するが、これに限られず、紙以外の画像形成可能な媒体を含む記録材を使用することができる。制御ユニット1031は、ネットワーク2000と接続する通信線1002を介し、個々のクライアント端末やサーバとの入出力を処理する入出力部1032を用いて各端末装置との通信を行う。また、ネットワークを介して受信する印刷のための制御コードや各種PDL(Page Description Language)データを含む、各種データや装置内の各種データの送受信を行う際に利用される入出力バッファ1033も備える。さらに、制御ユニット全体の動作を制御するCPU1034、CPU1034の動作を記述するプログラムが内蔵されているROM1300を備える。また、このような制御コード、データの解釈や印刷、画像の読み込み等に必要な計算の処理や、入出力される画像データの処理のためのワークメモリに利用されるRAM1039も備える。RAM1039上には、展開されたビットマップ画像を保持するためのビットマップメモリ領域1501を配置することもできる。
また、装置の電源が遮断されても保持しておく必要のあるデータを格納する不揮発性RAM(NVRAM)1040も備えている。NVRAM1040には、予め実験などのより計測した載り量の限界値を示す載り量限界値1500もまた格納されている。トナーの載り量が限界値を超えると、搬送経路で紙詰まりが生じたり、定着不良が生じる可能性が高くなる。ROM1300には、ホストコンピュータから受信した印刷制御データを解釈する制御データ解釈部1301や、PDLを解釈するPDLデータ解釈部1302が格納されている。また、各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部1303、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開するビットマップ画像展開部1304も格納されている。さらに、印刷時に記録紙に記録されているトナーの載り量を読み取る載り量読み取り部1104を備える。また、総合載り量(記録紙に記録されているトナーの載り量+YMCKのトナーの載り量+透明トナーの載り量)を計算あるいは算出する識別情報記録手段でもある載り量計算部1305を備える。また、載り量計算部1305の計算結果と載り量限界値1500とから透明トナーの印刷を行うかどうかを決定する載り量算出手段も含む印刷判断部1306、および載り量計算部1305の計算結果を記録紙に記録する載り量書き込み部1105を備える。さらに、印刷判断部1306において透明トナーの印刷が決まった場合に、透明トナーの画像オブジェクトを生成する透明トナー画像生成部1307も備える。ここで、透明トナーの画像オブジェクトは、ビットマップ画像に展開するビットマップ画像展開部1304によりビットマップ画像に展開される。
ビットマップ画像展開部1304によって展開されたビットマップ画像は、プリンタ装置にビットマップ画像転送部1103により転送され、プリンタ装置1100と制御ユニット1031内の各部とがエンジンI/F部1102によって接続される。
また、機器全体の操作、およびエラーや操作ガイドなどの表示を行う操作パネル部1035は、制御ユニット1031と、パネルI/F部1036により接続される。印刷データや外部より入力された画像データや、画像処理装置の各種情報等のデータ保存に利用される外部メモリ部1037は、制御ユニット1031とメモリI/F部1038によって接続され、各ユニットはシステムバス1045により接続される。
プリンタ1100は、さらに記録紙の給紙から印刷、排出までの印刷の制御を行うエンジン制御部1101を備える。
プリンタ1100は、図3に示すように、筐体3001内にプリンタ装置1100を構成するための各機構と、その各機構による各印刷プロセス処理に関する制御を行うエンジン制御部1101を備える。また、プリンタコントローラ1031(図1に示す)を収納する制御ボード収納部3003も内蔵している。
このプリンタ1100には、装置に垂直方向に併設された有彩色トナー(黒K、マゼンタM、シアンC、イエローY)用4個と透明トナー1個の計5個の像担持体としての感光体ドラム3010を備えている。本実施液体では感光体ドラム3010には、各色用にそれぞれ3010Y,3010M,3010C,3010K,3010CL(以下同種の装置について同様)がある。この感光体ドラム3010は、本技術分野で知られた駆動機構(不図示)によって、図3において反時計回りの方向に回転駆動される。感光体ドラム3010の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム3010の表面を均一に帯電する帯電装置3011(各色用にそれぞれ3011Y,3011M,3011C,3011K,3011CL)が配されている。印刷スキャナ部3012(各色用にそれぞれ3012Y,3012M,3012C,3012K,3012CL)は、画像データに基いてレーザビームを照射し、感光体ドラム3010上に静電潜像を形成する。現像装置3013(各色用にそれぞれ3013Y,3013M,3013C,3013K,3013CL)は、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。静電搬送転写装置3014は、感光体ドラム3010上のトナー像を記録紙に転写させ、クリーニング装置3015(3015Y,3015M,3015C,3015K,3015CL)は、転写後の感光体ドラム3010表面に残った転写後トナーを除去する。以上の各装置は、一体的にカートリッジ化され、プロセスカートリッジ3016(3016Y,3016M,3016C,3016K,3016CL)を形成し、筐体3001に着脱可能なように組み込まれている。
次に各部の構成について順次説明する。感光体ドラム3010は、有機光伝導体層(OPC感光体)を塗布して形成したものである。感光体ドラム3010は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、図3では反時計回りに回転駆動される。
各色ごとの帯電装置3011は、ローラ状に形成された導電性ローラを感光体ドラム3010表面に当接させるとともに、電源(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム3010表面を一様に帯電させる。
印刷スキャナ部3012は、感光体ドラム3010の水平方向に配置され、レーザダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光がポリゴンミラー3016(3016Y,3016M,3016C,3016K,3016CL)に照射される。スキャナモータによって高速回転されるポリゴンミラーに反射した画像光は、結像レンズ3017(3017Y,3017M,3017C,3017K,3017CL)を介して帯電済みの感光体ドラム3010表面を選択的に露光する。その結果、感光体ドラム3010表面に静電潜像が形成される。
現像装置3013(3013Y,3013M,3013C,3013K,3013CL)は、それぞれ記録紙の搬送方向上流側(図中の下側)から順に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各有色のトナーと透明トナーを収納した現像器から構成される。感光体ドラム3010上の静電潜像の現像時には、対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ3013y1,3013m1,3013c1,3013k1,3013cl1に送りこむ。さらに、回転する現像ローラ3013y2,3013m2,3013c2,3013k2,3013cl2の外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像ローラ3013y2,3013m2,3013c2,3013k2,3013cl2と、静電潜像が形成された感光体ドラム3010との間に現像バイアスを印加することにより、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。
クリーニング装置3015は、現像装置3013によって感光体ドラム3010上に現像されたトナーが記録紙に転写された後、転写されないで感光体ドラム3010表面に残った、いわゆる転写残トナーを除去する。
全ての感光体ドラム3010Y,3010M,3010C,3010K,3010CLに対向して接するように循環移動するベルト部材としての静電搬送ベルト3008が配設されている。この静電搬送ベルト3008は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図3において左側の外周面に記録紙を静電吸着して上記感光体ドラム3010に記録紙を接触させるべく循環移動する。また、静電搬送ベルト3008の記録紙搬送方向上流(図3では下側)には吸着ローラ3009が当接している。記録紙の搬送に際しては、吸着ローラ3009にバイアス電圧を印加することで、接地されたローラ3018aとの間に電界を形成する。これにより、静電搬送ベルト3008および記録紙の間に誘電分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせることができるようになっている。
これにより、記録紙は静電搬送ベルト3008により転写位置まで搬送され、感光体ドラム3010上のトナー像が順次転写される。
静電搬送ベルト3008の内側(裏面側)に当接し、5個の各色の感光体ドラム3010にそれぞれ対応する転写部材としての転写ローラ3019(3019Y,3019M,3019C,3019K,3019CL)が併設されている。これら転写ローラ3019には転写バイアス用電源(不図示)が接続されている。これら転写ローラ3019は、感光体ドラム3010と対向して転写部を形成する。これら転写ローラ3019から正極性の電荷が静電搬送ベルト3008を介して記録紙に印加され、この電荷による電界により、感光体ドラム3010に接触中の記録紙に、感光体ドラム3010上の負極性のトナー像が転写される。
静電搬送ベルト3008は、駆動ローラ3020、従動ローラ3018a,3018b、テンションローラ3021の4本のローラにより掛け渡され、図3において時計回りの方向に回転する。これにより、上述した静電搬送ベルト3008が循環移動し、記録紙は、従動ローラ3018a側から駆動ローラ3020側へ搬送される間に感光体ドラム上のトナー像を転写される。
給送部3022は、画像形成部に記録紙を給送するものであり、複数枚の記録紙が給送カセット3005に収納されている。画像形成時には、給送ローラ3006(半月ローラ)、レジストローラ対3007が画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット3005内の記録紙を1枚ずつ分離給送する。これとともに、記録紙先端は、レジストローラ対3007に突き当たり、一旦停止しループを形成した後、静電搬送ベルト3008へと再給送されていく。
定着部3023は、記録紙に転写された各色ごとの複数のトナー画像を定着させるものであり、駆動回転する加熱ローラ3024と、これに圧接して記録紙に熱及び圧力を印加する加圧ローラ3025とからなる。
すなわち、感光体ドラム3010上のトナー像を転写した記録紙は定着部3023を通過する際に定着ローラ対3024,3025により挟まれて搬送されると共に、熱及び圧力を印加される。これによって複数色のトナー像が記録紙表面に定着される。
また、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、透明のプロセスカートリッジ3016Y,3016M,3016C,3016K,3016CLは図示しない昇降機構によって移動できるようになっている。これにより、感光体ドラム3010Y,3010M,3010C,3010K,3010CLも静電搬送ベルト3008に当接した状態から図3で左方へ移動させることにより、静電搬送ベルト3008から離間した位置へ移動させることができる。ここで、昇降機構は、選択された印刷モードに応じて動作するようになっている。すなわち、前述のエンジン制御部1101におけるカラー/モノクロ/透明トナー印刷制御において、カラー文書を印刷する場合には、カラーモードとして動作する。具体的には、カラー文書を印刷する場合、感光体ドラム3010Y,3010M,3010C,3010Kが静電搬送ベルト3008に当接した状態となる。この場合、感光体ドラム3010CLは離間した状態となり、各転写ローラ3019Y,3019M,3019C,3019Kからの電圧印加により、トナー像がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で記録紙に順次転写される。一方、モノクロ文書を印刷する場合には、モノクロモードとして動作し、昇降機構によって、感光体ドラム3010Kのみが静電搬送ベルト3008に当接した状態となる。したがって、感光体ドラム3010Y、3010M、3010C、3010CLは静電搬送ベルト3008から離間される。これにより、感光体ドラム3010Kのみが静電搬送ベルト3008に当接した状態となり、転写ローラ3019Kからの電圧の印加により、感光体ドラム3010Kのトナー像がブラックのみで転写される。また、透明トナーを印刷する場合には、透明トナーモードとして動作し、昇降機構によって、感光体ドラム3010CLのみ静電搬送ベルト3008に当接した状態となる。この結果、感光体ドラム3010Y,3010M,3010C,3010Kが静電搬送ベルト3008から離間し、感光体ドラム3010CLのみが静電搬送ベルト3008に当接した状態となる。これにより、転写ローラ3019CLからの電圧の印加により、感光体ドラム3010CLのトナー像のみが転写されることになる。
このようにして、トナー像が転写された記録紙3004は、駆動ローラ3020で静電搬送ベルト3008から分離され、定着器3023に至る。その後、記録紙3004は、上記トナー像を熱定着された後、排出ローラ対3026によって排出部FDに排出される。
本実施形態では、透明トナーを印刷するか否かを判断するためのトナー載り量の情報は、記録紙に埋め込まれているRFID(不図示)に記憶される。ここで、載り量識別情報であるトナー載り量の情報は、トナー載り量自体でも良いし、印刷回数などのトナー載り量に関連する何らかの情報であっても良い。画像形成を行う際には、トナー載り量読み取りユニット3029によりトナー載り量情報が読み出され、トナーが印刷された後トナー載り量書き込みユニット3030によりトナー載り量情報が書き込まれる。2回目以降のトナーの印刷においては、このトナー載り量情報が更新されていく。
筐体3002上には、パネル部1035を構成する操作パネル3002が取り付けられている。操作パネル3002には、各機能および各機能に必要な情報の指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器、LCD表示器が設けられている。また、プリンタコントローラにより印刷データ等の記憶に利用される外部メモリ部1037を構成するための外部メモリユニット(不図示)が取り付けられている。
次に、上述したシステム構成におけるトナー載り量に基づく透明トナー印刷処理の制御を以下に説明する。
<通常印刷>
図5は、通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
図5は、通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷を開始すると、有彩色トナーによるYMCKの印刷のため、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータが解釈される(S5001)。次に、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成され(S5002)、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開する(S5003)。載り量計算部1305においては、ビットマップ画像の中から、1ドットずつY,M,C,Kのトナーの載り量の総和を計算する。例えば、用紙サイズが、600DPIで横のサイズがMドット、縦のサイズがNドットなら、まず、左上を原点として、横にX軸、縦にY軸を取り、座標(X,Y)でまず座標(1,1)のY,M,C,Kのトナーの載り量の総和を計算する。次に座標(2,1)、(3,1)、(M,1)、…、(M,N)それぞれのYMCKトナー載り量を計算して、その中から最大値を計算する(S5004)。このようにして計算された結果は、ビットマップ画像を印刷した際、記録紙に埋め込まれているRFID(図8の8001)最大値として載り量書き込み部1105により記録紙に記憶させて(S5006)、通常印字を終了する。
<透明トナー印刷>
図6は、既に、少なくとも1度印刷が行われ、トナーが定着された記録材に対して、更に透明トナーを用いた印刷をする際におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
図6は、既に、少なくとも1度印刷が行われ、トナーが定着された記録材に対して、更に透明トナーを用いた印刷をする際におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
透明トナーの印刷を開始すると、印刷済みの記録紙に埋め込まれているRFIDから、印刷時に計算され記憶されたトナー載り量を、載り量読み取り部1104より読出す(S6001)。このように読み出した印刷済みのトナーの載り量に、これから透明トナーを印刷することになる透明トナーの載り量、すなわち再印刷による載り量を加算する(S6002)。計算された有色および透明トナーの載り量と予め登録されている載り量限界値1500とを比較する(S6003)。比較の結果、限界値を超えていなければ透明トナーを全面に印刷する(S6004)。さらに、有色および透明トナーの載り量を載り量書き込み部1105により書き込んで、トナー載り量の最大値を更新する(S6005)。一方、S6003において限界値を超えていると判定された場合、透明トナーを印刷すると、紙詰まりや、定着器に巻き付いたりして定着不良などを起こす可能性があるため、透明トナーを印刷しないで、記録紙を排紙する(S6006)。透明トナーの印刷は、図6に示す処理フローを繰り返し実行して、載り量限界値まで、何回も重ねて行うことが可能である。
図9を参照して具体的な例を示すと、有彩色トナー(ここでは、Y、M、C、Kの4色)の最大載り量が210%で、トナー載り量限界値が300%、1回の透明トナーの載り量が70%とする。まず、通常印刷時のドットごとの有彩色トナーの載り量を計算した結果、最大値のトナー載り量ドット901は210%になる。この載り量を有する記録材に対して1回目の透明トナーを印刷しようとすると、透明トナーの載り量を一律70%といた場合、YMCKの載り量210%に70%を加算して、トナーの載り量は、280%になる(ドット902参照)。ここで、限界値と比較すると、限界値が300%であるため、透明トナーを印刷することは可能と判定する。この場合、記録紙に記憶しているトナー載り量を280%に更新し、透明トナーを印刷する。さらに光沢を出したい場合2回目の透明トナーを印刷する。1回目と同様に透明トナーの載り量は一律70%なので、記録紙に記憶されている1回目の透明トナーを印刷した後のトナー載り量280%を読み出して70%を加算する。図9のドット903に示すように、トナーの載り量は350%になり、限界値と比較し300%を超えているため、透明トナーを塗ることは不可能と判断し、透明トナーの印刷を中止する。なお、上記では一律に印刷される透明トナーの載り量を70%と設定したが、この載り量は予め変更が可能である。
上記のように、本実施形態では、印刷済みの記録紙に現在印刷されているトナー載り量の最大値を記録しておき、次に印刷しようとする印刷データに基づいて印刷の結果の最大載り量を計算することによりトナーの載り量を監視する。この監視により、限界値を超えるような場合に透明トナーの印刷を制限することにより、紙詰まりや、定着器への巻きつき等に起因する定着不良によるトナーの記録紙からの剥がれなどを防止することが可能となる。
[実施形態2]
上述の実施形態1においては、トナーの載り量が限界値を超えた場合、透明トナーの印刷を行わないように制御していたが、トナー載り量の限界値まで透明トナーを印刷する制御を行うことも可能である。本実施形態は限界値まで透明トナーを印刷するものであり、実施形態1とは印刷制御を示すフロー処理が異なり、図7に示すような処理を実施する。図7は、透明トナーの載り量を制限した印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
上述の実施形態1においては、トナーの載り量が限界値を超えた場合、透明トナーの印刷を行わないように制御していたが、トナー載り量の限界値まで透明トナーを印刷する制御を行うことも可能である。本実施形態は限界値まで透明トナーを印刷するものであり、実施形態1とは印刷制御を示すフロー処理が異なり、図7に示すような処理を実施する。図7は、透明トナーの載り量を制限した印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
<透明トナー印刷>
透明トナーの印刷を開始すると、記録紙に埋め込まれているRFID8001から、載り量読み込み部1104よりトナー載り量を読み出す(S7001)。こうして読み出された、記録紙に記録されている有彩色トナー載り量に、透明トナーを印刷することによる透明トナーの載り量を加算する(S7002)。計算された有彩色トナーと透明トナーとを合計したトナーの載り量と、予め登録されている載り量限界値1500とを比較する(S7003)。比較の結果、限界値を超えていなければ、透明トナーを全面に印刷し(S7004)、合計したトナーの載り量を載り量書き込み部1105により書き込んで、トナー載り量の最大値を更新する(S7005)。一方、限界値を超えていた場合には、(限界値−読み出したトナー載り量)を計算して、限界値まで透明トナーを印刷する(S7007)。その後、限界値の載り量を載り量書き込み部1105により書き込んで、トナー載り量の最大値を更新する(S7008)。ここで、(限界値−読み出したトナー載り量)分の載り量の印刷が不可の場合もあることから、限界値まで透明トナーの印刷が不可能な場合(S7007)、透明トナーを印刷せずに、記録紙を排紙して(S7009)透明トナーの印刷を終了する。
透明トナーの印刷を開始すると、記録紙に埋め込まれているRFID8001から、載り量読み込み部1104よりトナー載り量を読み出す(S7001)。こうして読み出された、記録紙に記録されている有彩色トナー載り量に、透明トナーを印刷することによる透明トナーの載り量を加算する(S7002)。計算された有彩色トナーと透明トナーとを合計したトナーの載り量と、予め登録されている載り量限界値1500とを比較する(S7003)。比較の結果、限界値を超えていなければ、透明トナーを全面に印刷し(S7004)、合計したトナーの載り量を載り量書き込み部1105により書き込んで、トナー載り量の最大値を更新する(S7005)。一方、限界値を超えていた場合には、(限界値−読み出したトナー載り量)を計算して、限界値まで透明トナーを印刷する(S7007)。その後、限界値の載り量を載り量書き込み部1105により書き込んで、トナー載り量の最大値を更新する(S7008)。ここで、(限界値−読み出したトナー載り量)分の載り量の印刷が不可の場合もあることから、限界値まで透明トナーの印刷が不可能な場合(S7007)、透明トナーを印刷せずに、記録紙を排紙して(S7009)透明トナーの印刷を終了する。
例として、図10において、YMCKの有彩色のトナーの最大載り量が210%で、トナー載り量限界値が300%、透明トナーの載り量が70%の場合を考える。まず、通常印刷を行うと、ドットごとの有彩色の載り量を計算して、トナー載り量1001が210%で印刷される。1回目の透明トナーを印刷するとき、透明トナーの載り量が一律70%なので、有彩色の載り量210%に70%を加算して、トナーの載り量1002は280%になる。このトナーの載り量1002が、限界値と比較すると、限界値は300%であり透明トナーを塗ることは可能である。そこで、記録紙に記憶しているトナー載り量を280%に更新し、透明トナーを印刷する。次に2回目の透明トナーを印刷するとき、1回目と同様に透明トナーの載り量は一律70%なので、記録紙に記憶されている1回目の透明トナーを印刷した後のトナー載り量280%に70%を加算する。すると、トナーの載り量は350%になる。このトナーの載り量と限界値とを比較すると、限界値が300%であるため印刷ができない。そこで、現在のトナーの載り量280%と限界値300%の差分を計算し、20%透明トナーとすれば合計載り量1003は限界値内となる。このようにして、20%の透明トナーを塗ることが可能であるため、記録紙に記憶しているトナー載り量を300%に更新して、透明トナーを印刷する。
上記のようにトナーの載り量を監視し、トナーの載り量制限まで透明トナーを印刷することにより、記録紙の画像に応じて紙詰まり等にならない範囲内でより光沢を持たせることが可能となる。
[実施形態3]
上述の実施形態1,2においては、ビットマップ画像を構成するドットの中でトナー載り量の最大値を有するドットの載り量の値を用いることによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断していた。しかし、ある一定以上の面積を持つ特定の、あるいは任意の部分のトナー載り量を記録紙に記憶することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することも可能である。
上述の実施形態1,2においては、ビットマップ画像を構成するドットの中でトナー載り量の最大値を有するドットの載り量の値を用いることによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断していた。しかし、ある一定以上の面積を持つ特定の、あるいは任意の部分のトナー載り量を記録紙に記憶することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することも可能である。
この場合、上述の実施形態1とは、図5に示すS5004における載り量の最大値を計算する処理は実行せずに、別の処理を実行する点が異なることとなる。
<通常印刷>
図12は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
図12は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷、すなわち有彩色トナーによるYMCKの印刷においては、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータを解釈する(S5001)。PDLデータの解釈の後、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成され(S5002)、その画像オブジェクトをビットマップ画像に展開する(S5003)。載り量計算部1305においては、展開されたビットマップ画像から、予め定められた大きさ以上の面積を持つ領域の中から載り量を計算する(S13001)。ここでは、載り量として、対象となる領域の中の最大の載り量を持つドットの載り量を計算するが、これに限られず対象となる領域の載り量の平均値を計算して用いることもできる。この結果、展開されたビットマップ画像を印刷すると共に、記録紙に埋め込まれているRFID(8001)にトナー載り量の最大値を載り量書き込み部1105により記憶させる(S5006)。例として、図11において、領域12001が面積Aで載り量210%、領域12002が面積Bで載り量230%、領域12003が面積Cで載り量210%、それ以外が載り量0%とする。ここで、予め定められた面積をSとして、A<S, B<S, C<S, (A+C)>Sの場合には、面積Sより小さい領域12002のトナー載り量を最大値として記憶しない。その代わりに、面積Sより大きい面積A+Cとなる領域12001および12003における載り量210%を記録紙に記憶する。
上記のように一定以上の面積を持つ部分のトナー載り量を計算することにより、より細かく透明トナーを印刷するか否かの判断を行うことが可能となり、紙詰まりとなったりしない範囲内でより光沢を持たせることが可能となる。
[実施形態4]
上述の実施形態1,2,3においては、基本的にビットマップ画像から、トナー載り量の最大となるドットの値を計算することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断している。これに対し、本実施形態では展開されたビットマップ画像から、1ページ全体の全ドットの印刷に使用する総トナー載り量を計算し、記録紙に記憶することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することも可能である。
上述の実施形態1,2,3においては、基本的にビットマップ画像から、トナー載り量の最大となるドットの値を計算することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断している。これに対し、本実施形態では展開されたビットマップ画像から、1ページ全体の全ドットの印刷に使用する総トナー載り量を計算し、記録紙に記憶することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することも可能である。
<通常印刷>
図20は、本実施形態の通常印刷時における総トナー載り量の計算処理過程を示すフロー図である。
図20は、本実施形態の通常印刷時における総トナー載り量の計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷、すなわち有彩色トナーによるYMCKの印刷においては、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータが解釈される(S21001)。PDLデータ解釈後、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成され(S21002)、画像オブジェクトがビットマップ画像に展開される(S21003)。載り量計算部1305においては、ビットマップ画像から、1ページ全体の総トナー載り量が計算される(S21004)。
まず、図8において用紙サイズが、600DPIで横がサイズMドット、縦がサイズNドットとするとビットマップ画像を左上を原点として、横にX軸、縦にY軸を取り、1ドットずつ載り量を計算する。座標(X,Y)でまず座標(1,1)のY,M,C,Kのトナーの載り量の総和を計算し、次に座標(2,1)、(3,1)、(M,1)、…、(M,N)それぞれのYMCKトナー載り量を計算して全てのドットのトナー載り量の総和を求める。求めた載り量の総和は、ビットマップ画像を印刷する際、記録紙に埋め込まれているRFID(図8の8001)に、載り量書き込み部1105により記録される(S21006)。
<透明トナー印刷>
図21は、本実施形態の透明トナー印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
図21は、本実施形態の透明トナー印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
透明トナーの印刷を開始すると、まず記録紙に埋め込まれているRFID8001から、載り量読み込み部1104より記録紙に記録されている総トナー載り量が読み出される(S22001)。読み出された現在までの総トナー載り量に、透明トナーを印刷することによる透明トナーの1ページ分のトナー載り量(図8のサイズで透明トナーの載り量が70%なら、70×M×N)を加算する(S22002)。このように加算されたYMCKCLの総トナー載り量と、予め登録されている総トナー載り量の限界値1500とを比較する(S22003)。その結果、限界値を超えていなければ、透明トナーを全面に印刷する(S22004)。印刷されたYMCKCLの総トナー載り量は、載り量書き込み部1105により、RFID8001に書き込んで総トナー載り量の最大値を更新する(S22005)。一方、限界値を超えていた場合には、透明トナーを印刷すると、紙詰まりや定着器に巻き付いたり、定着不良を起こす可能性があるため、透明トナーを印刷せずに記録紙を排紙する(S6006)。このようにして、処理フロー図22の処理が繰り返し実行され、総トナー載り量の限界値が来るまで、何回も透明トナーを印刷することが可能である。
上記のようにページ全体で印刷に使用する総トナー載り量を計算することにより、用紙全体のトナー載り量に応じた透明トナーを印刷するか否かの判断を行うことが可能となる。その結果、紙詰まりとなったりしない範囲内でより光沢を持たせることが可能となる。
[実施形態5]
上述の実施形態1,2,3,4においては、1ページ内全体のビットマップ画像から、トナー載り量の最大値を計算することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断していた。本実施形態では、特定の領域内のビットマップ画像から、トナー載り量の最大値を計算し、記録紙に記憶することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することも可能である。 この場合、実施形態1における図5のS5004における載り量の最大値を計算する処理のみ異なる。
上述の実施形態1,2,3,4においては、1ページ内全体のビットマップ画像から、トナー載り量の最大値を計算することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断していた。本実施形態では、特定の領域内のビットマップ画像から、トナー載り量の最大値を計算し、記録紙に記憶することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することも可能である。 この場合、実施形態1における図5のS5004における載り量の最大値を計算する処理のみ異なる。
<通常印刷>
図12は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
図12は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷、すなわち有彩色トナーによるYMCKの印刷においては、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータが解釈され(S5001)、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成される(S5002)。生成された画像オブジェクトは、ビットマップ画像に展開される(S5003)。展開されたビットマップ画像から、載り量計算部1305において予め規定された特定の領域内から載り量の最大値が計算される(S13001)。計算されたトナー載り量の最大値は、ビットマップ画像を印刷する際、記録紙に埋め込まれているRFID8001に載り量書き込み部1105により記録される(S5006)。例として、図13において、領域14001が載り量210%、領域14002が載り量230%、領域14003が載り量210%、それ以外が載り量0%を持っているものとする。ここで、領域14004が規定された特定の領域とすると、領域14002のトナー載り量を最大値として記憶するのではなく、特定の領域である領域14004の中で、載り量の最大値が計算される。このため、210%が記録紙に記録されることになる。
上記のように、本実施形態では特定の領域内のビットマップ画像からトナー載り量を計算することにより、トナーが載り過ぎると紙詰まりや定着器巻き付きの置きやすい領域を特定して印刷するか否かの判断を行うことが可能となる。その結果、特定の領域のみを監視するだけで紙詰まりとなったりしない範囲内でより光沢を持たせることが可能となる。
[実施形態6]
上述の実施形態1,2,3,4,5においては、ビットマップ画像から、トナー載り量の最大値を計算することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断していた。本実施形態では、載り量を識別する載り量識別情報として印刷回数を記録紙に記録することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することを可能にする。
上述の実施形態1,2,3,4,5においては、ビットマップ画像から、トナー載り量の最大値を計算することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断していた。本実施形態では、載り量を識別する載り量識別情報として印刷回数を記録紙に記録することによって、透明トナーを印刷するかどうかを判断することを可能にする。
<通常印刷>
図14は、本実施形態の通常印刷時における印刷回数計算処理過程を示すフロー図である。
図14は、本実施形態の通常印刷時における印刷回数計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷、すなわち有彩色トナーによるYMCKの印刷において、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータが解釈される(S15001)。PDLデータの解釈の後、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成され(S15002)、画像オブジェクトがビットマップ画像に展開される(S15003)。展開されたビットマップ画像は印刷され(S15004)、記録紙に埋め込まれているRFID8001に印刷回数1回が載り量書き込み部1105により書き込まれる(S15005)。
<透明トナー印刷>
図15は、透明トナー印刷時における印刷回数による印刷制御を示すフロー図である。
図15は、透明トナー印刷時における印刷回数による印刷制御を示すフロー図である。
透明トナーの印刷を開始すると、記録紙に埋め込まれているRFID8001から、載り量読み込み部1104により記憶されている印刷回数を読み出す(S16001)。記録紙に記録されていた現在までの印刷回数に透明トナーを印刷することによる印刷回数1を加算する(S16002)。加算された印刷回数と予め登録されている載り量限界値(印刷回数)1500とを比較する(S16003)。比較の結果、限界値を超えていなければ、透明トナーを全面に印刷し(S16004)、トナーの印刷回数を載り量書き込み部1105により書き込んで、トナー載り量の識別情報を更新する(S16005)。一方、限界値を超えていた場合には、透明トナーを印刷すると、紙詰まりや定着器に巻き付いたり、定着不良を起こす可能性があるため、透明トナーを印刷せずに記録紙を排紙する(S16006)。このようにして、透明トナーの印刷は、図15に示す処理フローが繰り返し実行され、印刷回数の限界値が来るまで透明トナーを印刷することが可能となる。
上記のように印刷回数からトナーの載り量による限界を判定することにより、各ドットのトナー載り量を計算することなく、より簡単な仕組みで印刷するか否かの判断を行うことが可能となる。
[実施形態7]
上述の実施形態1,2,3,4,5,6においては、トナー載り量あるいは印刷回数をRFID8001を用いて記録紙に記憶させていたが、本実施形態ではRFID8001の代わりにバーコードを利用してトナー載り量などの識別情報を記録する。バーコードで記録するに際しては、更に目立たないようにイエローのトナーを利用して記録紙に記録させることも可能である。図16は本実施形態のシステム構成を示す図である。
上述の実施形態1,2,3,4,5,6においては、トナー載り量あるいは印刷回数をRFID8001を用いて記録紙に記憶させていたが、本実施形態ではRFID8001の代わりにバーコードを利用してトナー載り量などの識別情報を記録する。バーコードで記録するに際しては、更に目立たないようにイエローのトナーを利用して記録紙に記録させることも可能である。図16は本実施形態のシステム構成を示す図である。
図16を参照すると、本実施形態は実施形態1における図1とは、載り量書き込み部1105が無い点とバーコードを生成するバーコード生成部1308が存在する点が異なる。本実施形態の載り量読み取り部1104では、バーコードを読み取って、載り量を取得する。また、通常印刷および透明トナー印刷において、トナー載り量あるいは印刷回数を記録紙に記録する際には、バーコード生成部1308でバーコードの画像オブジェクトを生成し、ビットマップ画像を生成する。生成されたビットマップ画像のバーコードは、モノクロモード、透明トナーモードのいずれのモードでも、感光体ドラム3010Yが静電搬送ベルト3008に当接した状態となり、イエロートナーで印刷される。
<通常印刷>
図18は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
図18は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷、すなわち有彩色トナーによるYMCKの印刷において、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータが解釈される(S19001)。PDLデータが解釈されると、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成され(S19002)、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開する(S19003)。展開された画像について、載り量計算部1305において、実施形態1と同様にトナー載り量が計算され、その中から最大値が抽出される(S19004)。抽出した載り量からバーコード生成部1308によってバーコードを生成し、ビットマップ画像に展開する(S19005)。PDLデータから展開されたビットマップ画像と、バーコードのビットマップ画像との両方を印刷する(S19006)。これによって、記録紙に載り量の最大値を記録させて通常印字を終了する。
<透明トナー印刷>
図19は、本実施形態の透明トナー印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
図19は、本実施形態の透明トナー印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
透明トナーの印刷を開始すると、記録紙に埋め込まれているバーコードから、載り量読み込み部1104によりバーコードが解釈されてトナー載り量を読み出す(S20001)。読み出された記録紙に記録されている現在までのトナーの載り量に、透明トナーを印刷することによる透明トナーの載り量を加算する(S20002)。計算された合計のトナーの載り量と予め登録されている載り量限界値1500とを比較する(S2003)。比較の結果、限界値を超えていなければ、YMCKCLのトナーの載り量を計算した載り量からバーコード生成部1308によってバーコードを生成し、ビットマップ画像に展開する(S20004)。展開されたバーコードのビットマップ画像を印刷することによって、記録紙に記録してトナー載り量の最大値を更新して(S20005)、透明トナーを全面に印刷する(S20006)。一方、限界値を超えていた場合には、透明トナーを印刷すると、紙詰まりや定着器に巻き付いたり、定着不良を起こしたりする可能性があるため、透明トナーを印刷しないで、記録紙を排紙する(S20007)。図19に示す処理フローが繰り返し実行され、載り量限界値が来るまで、何回も透明トナーを印刷することが可能となる。
以上の処理を具体的な例で示すと、バーコードは、図18に示す通常印刷時に、図17の記録紙18011に示すように領域18001に印字される。図19の透明トナー印刷時には、図17の記録紙18012に印刷される。このように、バーコードの位置をずらしながら1回目の透明トナー印刷時には領域18002、2回目の透明トナー印刷時には領域18003に印刷し、刷位置をずらしてバーコードが重ならないようにすることができる。
ここで、バーコードは、1次元バーコードでも2次元バーコードでも良いことは明白である。
上記のようにバーコードにトナー載り量の情報を記憶することにより、RFID等の記録紙のコストを削減して、トナー載り量による印刷制御を行うことが可能となり、 紙詰まりとなったりしない範囲内でより光沢を持たせることが可能となる。
[実施形態8]
上述の実施形態1,2,3,4,5,6においては、トナー載り量あるいは印刷回数をRFID等を用いて記録紙に記録させる。これに対し本実施形態では、RFID等による記録に替えてトナー載り量管理サーバ(図示せず)を利用し、ファイル名とトナーの載り量とを関連付けて記憶させる。図22は本実施形態のシステム構成を示す図である。ここで、トナー載り量管理サーバはレーサプリンタ等からアクセス可能で、その時点あるいは過去の載り量を記憶し、管理する機能を有するものであればいずれのサーバ、記憶装置などを用いることもできる。
上述の実施形態1,2,3,4,5,6においては、トナー載り量あるいは印刷回数をRFID等を用いて記録紙に記録させる。これに対し本実施形態では、RFID等による記録に替えてトナー載り量管理サーバ(図示せず)を利用し、ファイル名とトナーの載り量とを関連付けて記憶させる。図22は本実施形態のシステム構成を示す図である。ここで、トナー載り量管理サーバはレーサプリンタ等からアクセス可能で、その時点あるいは過去の載り量を記憶し、管理する機能を有するものであればいずれのサーバ、記憶装置などを用いることもできる。
図22を参照すると、本実施形態とは、実施形態1と図1の載り量読み取り部1104および載り量書き込み部1105が無い点並びにバーコードを生成する管理サーバ登録部1309および管理サーバ読み出し部1310が存在する点が異なる。
<通常印刷>
図23は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
図23は、本実施形態の通常印刷時におけるトナー載り量計算処理過程を示すフロー図である。
通常印刷、すなわち有彩色トナーによるYMCKの印刷において、PDLデータ解釈部1302によりPDLデータが解釈される(S24001)。PDLデータが解釈されると、画像情報生成部1303により各種の画像オブジェクトが生成され(S24002)、画像オブジェクトがビットマップ画像に展開される(S24003)。展開されたビットマップ画像について、載り量計算部1305において、実施形態1と同様にトナー載り量が計算され、その中から最大値が決定される(S24004)。最大値が得られると、ビットマップ画像を印刷し(S24005)、ユーザ等により文書名が登録される(S24006)。登録された文書名は、管理サーバ登録部1309によってトナー載り量管理サーバに計算した載り量と関連付けられて登録される(S24007)。ここで文書名が登録された記録紙は、以後透明トナー印刷の際にユーザが対応する文書名を入力してもよいし、RFIDやバーコード等を用いた記録材識別情報である識別情報により識別してユーザが入力しないですむようにすることもできる。また、本実施形態では、文書名を用いているが、文書を一意に特定できる情報であればいずれの情報も用いることができる。
<透明トナー印刷>
図2は、本実施形態の透明トナー印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
図2は、本実施形態の透明トナー印刷時におけるトナー載り量による印刷制御を示すフロー図である。
透明トナーの印刷を開始すると、ユーザから文書名が入力され(S25001)、管理サーバ読み出し部1310によりトナー載り量管理サーバから、入力された文書名でトナー載り量を読み出す(S25002)。トナー載り量管理サーバに登録されていた現在までのトナーの載り量に、透明トナーを印刷することによる載り量を加算する(S25003)。加算された合計のトナーの載り量と予め登録されている載り量限界値1500とを比較する(S25004)。比較の結果、限界値を超えていなければ、透明トナーを全面に印刷し(S25005)、管理サーバ登録部1309によって、入力された文書名と関連付けてトナー載り量管理サーバに合計のトナー載り量を格納あるいは再登録する(S25006)。一方、限界値を超えていた場合には、透明トナーを印刷すると、紙詰まりや定着器に巻き付いたり、定着不良を起こす可能性があるため、透明トナーを印刷しないで、記録紙を排紙する(S25007)。このようにして、図2に示す処理フローが繰り返し実行され、載り量限界値を超えるまで、何回も透明トナーの印刷が可能となる。なお、本実施形態では識別情報として載り量の最大値を用いたが、これに限らず上述の各実施形態で用いたいずれの識別情報を用いることもできる。
上記のように用紙名称とトナー載り量を関連付けてサーバに記憶することにより、記録紙上の画像に影響を与えずに、記録紙のコストを削減して、トナー載り量による印刷制御を行うことが可能となる。
「本発明の他の実施形態」
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。また、前述のプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。また、前述のプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
かかる記憶媒体としてはたとえばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。
また前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
Claims (25)
- 画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を識別する載り量識別情報を記録材に記録する識別情報記録手段と、
少なくとも1度印刷された前記記録材の上に更に特殊トナーを印刷する際、該記録材に既に印刷に用いられたトナーの載り量を識別する載り量識別情報を読み出す読出手段と、
前記特殊トナーの載り量を算出する載り量算出手段と、
前記読出手段より読み出された載り量識別情報に記録されたトナー載り量と、前記載り量算出手段により算出した特殊トナーの載り量との合計の載り量が予め定められたトナーの載り量の限界値を超えるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の結果、前記合計の載り量が前記載り量の限界値を超えた場合、前記特殊トナーの印刷を中止し、前記合計の載り量が前記載り量の限界値を超えない場合、前記特殊トナーの印刷を行い、前記載り量算出手段によって算出された載り量を用いて前記載り量識別情報を更新する出力手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記識別情報記録手段は、前記記録材に印刷するトナーの載り量を取得し、該記録材に前記載り量識別情報として記録する取得手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記取得手段は、画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記取得手段により取得されるトナーの載り量は、前記画像を構成するドットのうち最大の載り量を有するドットの載り量であること特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記取得手段は、予め定められた面積より大きい面積を持つ画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記取得手段は、画像を印刷する際に用いられる総トナー載り量を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記取得手段は、画像における特定の領域を印刷する際に用いられるトナー載り量を取得することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記載り量識別情報は、前記特殊トナーの印刷回数であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記記録材はRFIDを含み、前記載り量識別情報は該RFIDに記録されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記載り量識別情報は、バーコードにより前記記録材に記録されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記記録材を特定する記録材識別情報と、前記載り量識別情報とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記特殊トナーとは、透明トナーであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像処理装置。
- 画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を識別する載り量識別情報を記録材に記録する識別情報記録ステップと、
少なくとも1度印刷された前記記録材の上に更に特殊トナーを印刷する際、該記録材に既に印刷に用いられたトナーの載り量を識別する載り量識別情報を読み出す読出ステップと、
前記特殊トナーの載り量を算出する載り量算出ステップと、
前記読出ステップにより読み出された載り量識別情報に記録されたトナー載り量と、前記載り量算出ステップにより算出した特殊トナーの載り量との合計の載り量が予め定められたトナーの載り量の限界値を超えるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの結果、前記合計の載り量が前記載り量の限界値を超えた場合、前記特殊トナーの印刷を中止し、前記合計の載り量が前記載り量の限界値を超えない場合、前記特殊トナーの印刷を行い、前記合計の載り量を用いて前記載り量識別情報を更新する出力ステップと
を備えたことを特徴とする画像処理方法。 - 前記識別情報記録ステップは、前記記録材に印刷するトナーの載り量を取得し、該記録材に前記載り量識別情報として記録する取得ステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
- 前記取得ステップは、画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を取得することを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
- 前記取得ステップにより取得されるトナーの載り量は、前記画像を構成するドットのうち最大の載り量を有するドットの載り量であること特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
- 前記取得ステップは、予め定められた面積より大きい面積を持つ画像を印刷する際に用いられるトナーの載り量を取得することを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
- 前記取得ステップは、画像を印刷する際に用いられる総トナー載り量を取得することを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
- 前記取得ステップは、画像における特定の領域を印刷する際に用いられるトナー載り量を取得することを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
- 前記載り量識別情報は、前記特殊トナーの印刷回数であることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
- 前記記録材はRFIDを含み、前記載り量識別情報は該RFIDに記録されることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
- 前記載り量識別情報は、バーコードにより前記記録材に記録されることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
- 前記記録材を特定する記録材識別情報と、前記載り量識別情報とを関連付けて記憶する記憶ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
- 前記特殊トナーとは、透明トナーであることを特徴とする請求項13乃至23のいずれかに記載の画像処理方法。
- コンピュータに、請求項13に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
JP2009091109A JP2010243710A (ja) | 2009-04-03 | 2009-04-03 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
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Cited By (2)
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JP2014059516A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Canon Inc | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 |
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-
2009
- 2009-04-03 JP JP2009091109A patent/JP2010243710A/ja active Pending
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JP2014059516A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Canon Inc | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 |
US20240069474A1 (en) * | 2022-08-29 | 2024-02-29 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, image forming method, and program |
US11947291B2 (en) * | 2022-08-29 | 2024-04-02 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, image forming method, and program |
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