JP3848041B2 - 電子部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四角柱形状等の所定形状を有する電子部品を長さ向きに整列した状態で搬送して所定の取出位置に供給する電子部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マウンタ等の電子部品実装機の部品供給部には、バルクフィーダと称される電子部品供給装置が用いられている。この電子部品供給装置は、バルク状に貯蔵されている電子部品を長さ向きで部品通路に取り込んで、部品通路に取り込まれた電子部品をエア吸引や可動ベルト等によって部品通路に沿って搬送して所定の取出位置に供給することができる。
【0003】
通常、電子部品供給装置の部品通路は全体が直線状に構成されているため、取出位置に供給される電子部品の向きはバルクフィーダを前側から見た状態において縦向きとなる。つまり、部品実装機においては、縦向きに供給された電子部品を吸着ノズルにより取り出して移送し、移送後の電子部品を基板等の所定位置に搭載している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電子部品の種類が多様化しサイズが小型化となり、しかも、高密度実装が求められている近年にあっては、縦向きに供給された電子部品を吸着ノズルにより取り出した後にこの電子部品の向きを適宜角度異なる向き、例えば90度異なる横向きに変更しなければならない必要を生じている。この電子部品の向き変更は吸着ノズルを回転させることにより可能ではあるが、吸着ノズルを回転させるときに慣性や振動や風圧等を原因として吸着部品に位置ズレを生じて実装精度の低下を招来する恐れがある。また、取出位置に供給された電子部品を吸着ノズルによって取り出すときに後続部品との干渉を原因として吸着部品に位置ズレを生じて前記同様の実装精度の低下を招来する恐れもある。
【0005】
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、搬送部品の向きを所望角度変化させてから取出位置に供給できると共に、取り出される電子部品が後続部品との干渉することを極力防止できる電子部品供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、所定形状の電子部品を長さ向きに整列した状態で搬送し得る部品通路と、部品通路内の先頭の電子部品が当接し得る部品ストッパとを備えた電子部品供給装置において、前記部品通路は、直線状部分の先端に、搬送部品の向きを同一平面上で所定角度変化させるための向き変更部分を有し、前記部品ストッパは、部品停止位置と同位置から離れた部品取出位置とに変位可能な可動式で、先頭の電子部品を部品ストッパに吸着保持するための部品吸着部を有することをその特徴とする。
【0007】
この電子部品供給装置によれば、部品通路に設けられた向き変更部分を利用して、部品通路を通じて搬送される電子部品の向きを任意の向きに変更することが可能であり、また、部品ストッパを部品停止位置から離れた部品取出位置に変位させることにより、部品ストッパに吸着保持されている先頭の電子部品を後続の電子部品から引き離すことができる。
【0008】
また、本発明は、所定形状の電子部品を長さ向きに整列した状態で搬送し得る部品通路と、部品通路内の先頭の電子部品が当接し得る部品ストッパとを備えた電子部品供給装置において、前記部品通路は、直線状部分の先端に、搬送部品の向きを同一平面上で所定角度変化させるための向き変更部分を有し、前記部品ストッパは、部品停止位置と同位置から離れた部品取出位置とに変位可能な可動式で、部品通路からの電子部品1個を収容する凹部を有することをその特徴とする。
【0009】
この電子部品供給装置によれば、部品通路に設けられた向き変更部分を利用して、部品通路を通じて搬送される電子部品の向きを任意の向きに変更することが可能であり、また、部品ストッパを部品停止位置から離れた部品取出位置に変位させることにより、部品ストッパの凹部に収容されている先頭の電子部品を後続の電子部品から引き離すことができる。
【0010】
さらに、本発明は、所定形状の電子部品を長さ向きに整列した状態で搬送し得る部品通路と、部品通路内の先頭の電子部品が当接し得る部品ストッパとを備えた電子部品供給装置において、前記部品通路は、直線状部分の先端に、搬送部品の向きを同一平面上で所定角度変化させるための向き変更部分を有し、部品ストッパに当接した先頭の電子部品を上方に持ち上げるための押し上げ手段を備えることをその特徴とする。
【0011】
この電子部品供給装置によれば、部品通路に設けられた向き変更部分を利用して、部品通路を通じて搬送される電子部品の向きを任意の向きに変更することが可能であり、また、押し上げ手段によって先頭の電子部品を持ち上げることにより、先頭の電子部品を後続の電子部品から切り離すことができる。
【0012】
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1〜図8は本発明の第1実施形態を示すもので、以下の説明では、図1における左を前、右を後、下を左、上を右として表記する。
【0014】
図1は装置の上面図、図2は図1のA1−A1線断面図、図3は図2のA2−A2線断面図、図4〜図8は装置の動作説明図である。図中の符号1はボディ、2は部品ストッパ、3はカバー、4は吸引チューブ、ECは電子部品である。
【0015】
電子部品ECは、例えばチップコンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有するチップ部品以外の電子部品であっても構わない。
【0016】
ボディ1は、電子部品ECの端面形状と相似形で僅かに大きな矩形横断面形を有する部品通路1aを有している。この部品通路1aは、第1直線状部分1a1と、この第1直線状部分1a1の先端に設けられた向き変更部分1a2と、向き変更部分1a2の先端に設けられた第2直線状部分1a3とから成り、第1直線状部分1a1と向き変更部分1a2と第2直線状部分1a3は同一平面上にある。向き変更部分1a2は、曲率半径が異なる2つの曲面と上下2つの平面とから構成されており、第1直線状部分1a1と第2直線状部分1a3とは約90度の角度差を有する。
【0017】
また、ボディ1の上面右側には、部品ストッパ2を配置するための所定深さの第1切り欠き1bが形成され、また、ボディ1の上面前部と第1切り欠き1bとの間には、第1切り欠き1bよりも深さが小さい第2切り欠き1cがボディ1の前端から第2直線状部分1a3まで及んで形成されている。第2切り欠き1cの深さは、ボディ1の上面から部品通路1aまでの寸法に一致しており、この第2切り欠き1cによって第2直線状部分1a3の上面は部品取出口1dとして開口されている。
【0018】
さらに、ボディ1の第1切り欠き1bの第2直線状部分1a3に近い位置には横断面円形或いは横断面矩形の吸引孔1eが貫通形成されている。この吸引孔1eの下端にはチューブ接続具TCが固着され、このチューブ接続具TCには吸引チューブ4の一端が接続されている。図示を省略したが、吸引チューブ4の他端には吸引源、例えば機械的に動作されるエアシリンダや電動式真空ポンプを用いたエア回路等の吸気ポートに接続されている。
【0019】
部品ストッパ2は、合成樹脂等の磁力透過材料から成り、部品通路1aの高さ寸法よりも僅かに小さな厚み寸法を有し、縦向きのピンAPを軸としてその後端をメインボディ1(第1切り欠き1bの底面)に回転自在に支持されている。また、部品ストッパ2は、ピンAPに装着された捻りコイルバネCSによって図1において時計回り方向に付勢されている。さらに、部品ストッパ2の第2直線状部分1a3に対応する箇所には横断面矩形の磁石装着孔2aが形成されていて、この磁石装着孔2aにはサマリウム−コバルト磁石やフェライト磁石等から成る直方体形状の永久磁石PMが、N極とS極の一方が第2直線状部分1a3に向くように装着されている。さらにまた、部品ストッパ2の左側面下部には、吸引孔1eと第2直線状部分1a3とを結ぶ通気凹部2bが形成されている。
【0020】
カバー3は縦断面がL字形をしていて、横板部分の左端部を第2切り欠き1cの底面に接し、縦板部分をボディ1の右側面に接するように配置されている。また、カバー3の内面には傾斜面を有する作動突起3aが形成されており、この作動突起3aの傾斜面は部品ストッパ2の右側面前端に接し、下面は第1切り欠き1bの底面に接している。図示を省略したが、カバー3には駆動機構における前後移動を可能とした駆動部が連結されている。この駆動機構には周知の機構、例えば、前後移動可能な駆動アームを有するソレノイドや、前後移動可能な駆動アームを有する運動変換機構付きのモータや、操作レバーの動作によって前後移動し得る駆動アームを有するレバー機構等を用いることができる。
【0021】
以下に、前述の装置における部品供給動作を説明する。
【0022】
待機状態におけるカバー3は図4及び図5に示す位置にあり、横板部分によって部品通路1aの部品取出口1dを閉塞している。また、部品ストッパ2はカバー3の作動突起3aによって押圧され、その左側面を第2直線状部分1a3の先端を含む面に接している。
【0023】
電子部品ECは図示省略の部品貯蔵庫にバルク状に収容されており、図示省略の部品取り込み機構を介して部品通路1aの第1直線状部分1a1内に長さ向きで取り込まれる。
【0024】
この状態で先に述べた吸引源を作動させて吸引チューブ4,吸引孔1e及び通気凹部2bを通じて第2直線状部分1a3の先端に負圧を作用させると、図4及び図5に示すように、部品通路1aの第1直線状部分1a1内に取り込まれていた電子部品ECがこの負圧作用によって引き込まれ、第1直線状部分1a1内,向き変更部分1a2内及び第2直線状部分1a3内を順に移動し、先頭の電子部品ECは部品ストッパ2の左側面に当接して後続部品ECはその後ろに隙間なく連なる。
【0025】
部品通路1a内を移動する電子部品ECは向き変更部分1a2を通過する過程でその向きを上から見て約90度変更されるため、電子部品ECの向きは装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに変更されることになる。また、部品ストッパ2の左側面の部品当接箇所には永久磁石PMの磁力が及んでいるため、部品ストッパ2に当接した電子部品ECは部品ストッパ2に吸着保持される。
【0026】
この状態で前記の負圧作用を一時的に中断して、先に述べた駆動機構を作動させて図6及び図7に示すようにカバー3を前方に所定距離移動させると、部品取出口1dが開放されると共に、カバー3の作動突起の傾斜面が前方にずれることにより、部品ストッパ2が捻りコイルバネCSの付勢力によって図6中で時計回り方向に所定角度回転して、その左側面が第2直線状部分1a3の先端を含む面から離れる。この部品ストッパ2の回転によって部品ストッパ2に吸着保持されている先頭の電子部品ECが第2直線状部分1a3内を右方向に移動し、後続の電子部品ECから引き離される。
【0027】
図8に示すように、装置からの電子部品ECの取り出しはカバー3が所定距離移動して部品ストッパ2が所定角度回転した後に実施される。装置をマウンタ等の部品実装機の部品供給部として用いた場合には、向きを変更され、且つ、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECは、電子部品実装機の吸着ノズルANによって取り出されて基板等の所定位置に搭載される。部品取出後は、カバー3を元の位置に復帰させ、作動突起3aの押圧によって部品ストッパ2を元に復帰させた後に、前述の動作が繰り返される。
【0028】
このように第1実施形態の装置によれば、部品通路1aを通じて搬送される電子部品ECの向きを装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに約90度変更できる。図示例では電子部品ECの向きを縦向きから横向きに約90度変更させるものを示したが、向き変更部分1a2の形状を変えることにより電子部品ECの向きを90度以外の任意の向きに変更することも可能である。
【0029】
つまり、吸着ノズルANによって電子部品ECを取り出した後に向き変更のために吸着ノズルANを回転させる必要がないため、吸着ノズルANの回転に伴う位置ズレの問題を回避できると共に、搬送部品ECの向きを所望角度変化させてから取出位置に供給することにより近年における高密度実装の要望にも的確に追従できる。
【0030】
また、部品ストッパ2を部品停止位置から離れた部品取出位置に変位させることにより、部品ストッパ2に吸着保持されている先頭の電子部品ECを後続の電子部品ECから引き離すことができるので、先頭の電子部品ECを吸着ノズルANによって取り出すときに後続部品ECとの干渉を原因として吸着部品ECに位置ズレを生じることを確実に防止して実装精度の向上に貢献できる。
【0031】
尚、前述の第1実施形態では、電子部品ECとして長さ>幅=高さの寸法関係を有する四角柱形状のものを示したが、同様の構造で円柱形状の電子部品を供給できることは勿論のこと、部品通路1aの上下間隔を調整すれば長さ>幅>高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品も供給対象とすることができる。
【0032】
また、前述の第1実施形態では、部品ストッパ2の左側面に先頭の電子部品ECを当接させるものを示したが、図9(A)に示すように、部品ストッパ2の左側面に第2直線状部分1a3への侵入と抜き出しを可能とした形状の張出部2cを設け、張出部2cの下面に沿って通気凹部2b1を延長するようにしてもよい。このようにすれば、図9(B)に示すように、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECが第2直線状部分1a3の先端から突出することを防止して、突出を原因とした先頭部品ECの姿勢乱れを抑制することができる。
【0033】
[第2実施形態]
図10〜図17は本発明の第2実施形態を示すもので、以下の説明では、図10における左を前、右を後、下を左、上を右として表記する。
【0034】
図10は装置の上面図、図11は図10のB1−B1線断面図、図12は図11のB2−B2線断面図、図13〜図17は装置の動作説明図である。図中の符号11はボディ、12は部品ストッパ、13はカバー、14は吸引チューブ、ECは電子部品である。
【0035】
電子部品ECは、例えばチップコンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有するチップ部品以外の電子部品であっても構わない。
【0036】
ボディ11は、電子部品ECの端面形状と相似形で僅かに大きな矩形横断面形を有する部品通路11aを有している。この部品通路11aは、第1直線状部分11a1と、この第1直線状部分11a1の先端に設けられた向き変更部分11a2と、向き変更部分11a2の先端に設けられた第2直線状部分11a3とから成り、第1直線状部分11a1と向き変更部分11a2と第2直線状部分11a3は同一平面上にある。向き変更部分11a2は、曲率半径が異なる2つの曲面と2つの平面とから構成されており、第1直線状部分11a1と第2直線状部分11a3とは約90度の角度差を有する。
【0037】
また、ボディ11の前部右側には、部品ストッパ12を配置するための所定深さの第1切り欠き11bが形成され、また、ボディ11の第2直線状部分11a3の上側には、カバー13を配置するための所定深さの第2切り欠き11cが形成されている。第2切り欠き11cの深さは、ボディ11の上面から部品通路11aまでの寸法に一致しており、この第2切り欠き11cによって第2直線状部分11a3の上面は部品取出口11dとして開口されている。
【0038】
さらに、ボディ11の第2直線状部分11a3の下側には、ボディ11の下面から第1切り欠き11bの右側面に至る横断面円形或いは横断面矩形の吸引孔11eが形成されている。この吸引孔11eの下端にはチューブ接続具TCが固着され、このチューブ接続具TCには吸引チューブ14の一端が接続されている。図示を省略したが、吸引チューブ14の他端には吸引源、例えば機械的に動作されるエアシリンダや電動式真空ポンプを用いたエア回路等の吸気ポートに接続されている。
【0039】
さらにまた、ボディ11の右側面には、部品ストッパ12の回転限界位置を規制するストッパ片11fがボディ11と別体に或いは一体に形成されている。
【0040】
部品ストッパ12は、合成樹脂等の磁力透過材料から成り、横向きのピンAPを軸としてその下端をメインボディ11(第1切り欠き11bの後面)に回転自在に支持されている。また、部品ストッパ12は、ピンAPに装着された捻りコイルバネCSによって図11において反時計回り方向に付勢されている。さらに、部品ストッパ12の第2直線状部分11a3に対応する箇所には横断面矩形の磁石装着孔12aが形成されていて、この磁石装着孔12aにはサマリウム−コバルト磁石やフェライト磁石等から成る直方体形状の永久磁石PMが、N極とS極の一方が第2直線状部分11a3に向くように装着されている。さらにまた、部品ストッパ2の左側面には、吸引孔11eと第2直線状部分11a3とを結ぶ通気凹部12bが形成されている。
【0041】
カバー13は縦断面がL字形をしていて、横板部分の左端部を第2切り欠き11cの底面に接し、縦板部分を部品ストッパ12の右側面に接するように配置されている。図示を省略したが、カバー13には駆動機構における左右移動を可能とした駆動部が連結されている。この駆動機構には周知の機構、例えば、前後移動可能な駆動アームを有するソレノイドや、前後移動可能な駆動アームを有する運動変換機構付きのモータや、操作レバーの動作によって前後移動し得る駆動アームを有するレバー機構等を用いることができる。
【0042】
以下に、前述の装置における部品供給動作を説明する。
【0043】
待機状態におけるカバー13は図13及び図14に示す位置にあり、横板部分によって部品通路11aの部品取出口11dを閉塞している。また、部品ストッパ12はカバー13の縦板部分によって押圧され、その左側面を第2直線状部分11a3の先端を含む面に接している。
【0044】
電子部品ECは図示省略の部品貯蔵庫にバルク状に収容されており、図示省略の部品取り込み機構を介して部品通路11aの第1直線状部分11a1内に長さ向きで取り込まれる。
【0045】
この状態で先に述べた吸引源を作動させて吸引チューブ14,吸引孔11e及び通気凹部12bを通じて第2直線状部分11a3の先端に負圧を作用させると、図13及び図14に示すように、部品通路11aの第1直線状部分11a1内に取り込まれていた電子部品ECがこの負圧作用によって引き込まれ、第1直線状部分11a1内及び向き変更部分11a2内を順に移動し、先頭の電子部品ECは部品ストッパ12の左側面に当接して後続部品ECはその後ろに隙間なく連なる。
【0046】
部品通路11a内を移動する電子部品ECは向き変更部分11a2を通過する過程でその向きを上から見て約90度変更されるため、電子部品ECの向きは装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに変更されることになる。また、部品ストッパ12の左側面の部品当接箇所には永久磁石PMの磁力が及んでいるため、部品ストッパ12に当接した電子部品ECは部品ストッパ12に吸着保持される。
【0047】
この状態で前記の負圧作用を一時的に中断して、先に述べた駆動機構を作動させて図15及び図16に示すようにカバー13を右方に所定距離移動させると、部品取出口11dが開放されると共に、部品ストッパ12がストッパ片11fに当接するまで捻りコイルバネCSの付勢力によって図16中で反時計回り方向に所定角度回転して、その左側面が第2直線状部分11a3の先端を含む面から離れる。この部品ストッパ12の回転によって部品ストッパ12に吸着保持されている先頭の電子部品ECが第2直線状部分11a3内を右方向に移動し、後続の電子部品ECから引き離される。
【0048】
図17に示すように、装置からの電子部品ECの取り出しはカバー13が所定距離移動して部品ストッパ12が所定角度回転した後に実施される。装置をマウンタ等の部品実装機の部品供給部として用いた場合には、向きを変更され、且つ、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECは、電子部品実装機の吸着ノズルANによって取り出されて基板等の所定位置に搭載される。部品取出後は、カバー13を元の位置に復帰させ、カバー13の縦板部分の押圧によって部品ストッパ12を元に復帰させた後に、前述の動作が繰り返される。
【0049】
このように第2実施形態の装置によれば、部品通路11aを通じて搬送される電子部品ECの向きを装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに約90度変更できる。図示例では電子部品ECの向きを縦向きから横向きに約90度変更させるものを示したが、向き変更部分11a2の形状を変えることにより電子部品ECの向きを90度以外の任意の向きに変更することも可能である。
【0050】
つまり、吸着ノズルANによって電子部品ECを取り出した後に向き変更のために吸着ノズルANを回転させる必要がないため、吸着ノズルANの回転に伴う位置ズレの問題を回避できると共に、搬送部品ECの向きを所望角度変化させてから取出位置に供給することにより近年における高密度実装の要望にも的確に追従できる。
【0051】
また、部品ストッパ12を部品停止位置から離れた部品取出位置に変位させることにより、部品ストッパ12に吸着保持されている先頭の電子部品ECを後続の電子部品ECから引き離すことができるので、先頭の電子部品ECを吸着ノズルANによって取り出すときに後続部品ECとの干渉を原因として吸着部品ECに位置ズレを生じることを確実に防止して実装精度の向上に貢献できる。
【0052】
尚、前述の第2実施形態では、電子部品ECとして長さ>幅=高さの寸法関係を有する四角柱形状のものを示したが、同様の構造で円柱形状の電子部品を供給できることは勿論のこと、部品通路11aの上下間隔を調整すれば長さ>幅>高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品も供給対象とすることができる。
【0053】
また、前述の第2実施形態では、部品ストッパ12の左側面に先頭の電子部品ECを当接させるものを示したが、図18(A)に示すように、部品ストッパ12の左側面に第2直線状部分11a3への侵入と抜き出しを可能とした形状の張出部12cを設け、この張出部12cに及ぶように通気凹部12b1を形成するようにしてもよい。このようにすれば、図18(B)に示すように、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECが第2直線状部分11a3の先端から突出することを防止して、この突出を原因とした先頭部品ECの姿勢乱れを抑制することができる。
【0054】
さらに、前述の第2実施形態では、部品ストッパ12の左側面に先頭の電子部品ECを当接させるものを示したが、図19(A)に示すように、部品ストッパ12の左側面に、部品ストッパ回転時に縦向きとなる傾斜面を有する張出部12dを設け、この張出部12dに及ぶように通気凹部12b2を形成するようにしてもよい。このようにすれば、図19(B)に示すように、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECを張出部12dの傾斜面に密着させてその姿勢を安定させることができる。
【0055】
[第3実施形態]
図20〜図27は本発明の第3実施形態を示すもので、以下の説明では、図20における左を前、右を後、下を左、上を右として表記する。
【0056】
図20は装置の上面図、図21は図20のC1−C1線断面図、図22は図21のC2−C2断面図、図23〜図27は装置の動作説明図である。図中の符号21はボディ、22は部品ストッパ、23はカバー、24は吸引チューブ、25は部品ストッパ駆動用のソレノイド、ECは電子部品である。
【0057】
電子部品ECは、例えばチップコンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有するチップ部品以外の電子部品であっても構わない。
【0058】
ボディ21は、電子部品ECの端面形状と相似形で僅かに大きな矩形横断面形を有する部品通路21aを有している。この部品通路21aは、第1直線状部分21a1と、この第1直線状部分21a1の先端に設けられた向き変更部分21a2と、向き変更部分21a2の先端に設けられた第2直線状部分21a3とから成り、第1直線状部分21a1と向き変更部分21a2と第2直線状部分21a3は同一平面上にある。向き変更部分21a2は、曲率半径が異なる2つの曲面と2つの平面とから構成されており、第1直線状部分21a1と第2直線状部分21a3とは約90度の角度差を有する。
【0059】
また、ボディ21の上面右側には、部品ストッパ22とソレノイド25を配置するための所定深さの第1切り欠き21bが形成され、また、ボディ21の第2直線状部分21a3の上側にはカバー23を配置するための第2切り欠き21cが形成されている。第2切り欠き21cの深さは、ボディ21の上面から部品通路21aまでの寸法に一致している。
【0060】
部品ストッパ22は、電子部品1個を長さ向きで収容するための横断面矩形状の凹部22aを有している。この凹部22aの上面と左側面は開口しており、左側面の開口の大きさは第3直線状部分21a3の横断面形状と一致している。
【0061】
また、部品ストッパ22の右側面には凹部22aに至る横断面円形或いは横断面矩形の吸引孔22bが形成されている。この吸引孔22bの右端にはチューブ接続具TCが固着され、このチューブ接続具TCには吸引チューブ24の一端が接続されている。図示を省略したが、吸引チューブ24の他端には吸引源、例えば機械的に動作されるエアシリンダや電動式真空ポンプを用いたエア回路等の吸気ポートに接続されている。
【0062】
カバー23は所定厚の矩形板から成り、左側部分を第2切り欠き21cに挿入され、止めネジFSによってボディ21に固着されている。このカバー23の左右寸法は、第2切り欠き21cの左右寸法と凹部22aの左右寸法の和よりも僅かに大きい。
【0063】
ソレノイド25は第1切り欠き21b内に配置され、止めネジFSによってボディ21に固着されている。このソレノイド25は左右方向に移動可能な駆動アーム25aを前面に有しており、この駆動アーム25aは部品ストッパ22の後面に連結されている。
【0064】
以下に、前述の装置における部品供給動作を説明する。
【0065】
待機状態における部品ストッパ22は図23及び図24に示す位置にあり、その左側面を第2直線状部分21a3の先端を含む面に接している。また、同状態では凹部22aの上面開口はカバー23によって覆われている。
【0066】
電子部品ECは図示省略の部品貯蔵庫にバルク状に収容されており、図示省略の部品取り込み機構を介して部品通路21aの第1直線状部分21a1内に長さ向きで取り込まれる。
【0067】
この状態で先に述べた吸引源を作動させて吸引チューブ24,吸引孔22b及び凹部22aを通じて第2直線状部分21a3の先端に負圧を作用させると、図23及び図24に示すように、部品通路21aの第1直線状部分21a1内に取り込まれていた電子部品ECがこの負圧作用によって引き込まれ、第1直線状部分21a1内,向き変更部分21a2内及び第2直線状部分21a3内を順に移動し、先頭の電子部品ECは部品ストッパ22の凹部22aに入り込んで凹部右側面に当接して後続部品ECはその後ろに隙間なく連なる。
【0068】
部品通路21a内を移動する電子部品ECは向き変更部分21a2を通過する過程でその向きを上から見て約90度変更されるため、電子部品ECの向きは装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに変更されることになる。
【0069】
この状態で前記の負圧作用を一時的に中断して、ソレノイド25を作動させて図25及び図26に示すように部品ストッパ22を右方に所定距離移動させると、凹部22aの上面開口が開放されると共に、凹部22a内に入り込んでいた電子部品ECが部品ストッパ22と一緒に同方向に移動して後続の電子部品ECから引き離される。
【0070】
図27に示すように、装置からの電子部品ECの取り出しは部品ストッパ22が右方移動した後に実施される。装置をマウンタ等の部品実装機の部品供給部として用いた場合には、向きを変更され、且つ、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECは、電子部品実装機の吸着ノズルANによって取り出されて基板等の所定位置に搭載される。部品取出後は、部品ストッパ22を元の位置に復帰させた後に、前述の動作が繰り返される。
【0071】
このように第3実施形態の装置によれば、部品通路21aを通じて搬送される電子部品ECの向きを装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに約90度変更できる。図示例では電子部品ECの向きを縦向きから横向きに約90度変更させるものを示したが、向き変更部分21a2の形状を変えることにより電子部品ECの向きを90度以外の任意の向きに変更することも可能である。
【0072】
つまり、吸着ノズルANによって電子部品ECを取り出した後に向き変更のために吸着ノズルANを回転させる必要がないため、吸着ノズルANの回転に伴う位置ズレの問題を回避できると共に、搬送部品ECの向きを所望角度変化させてから取出位置に供給することにより近年における高密度実装の要望にも的確に追従できる。
【0073】
また、部品ストッパ22を部品停止位置から離れた部品取出位置に変位させることにより、部品ストッパ22の凹部22a内に収容されている先頭の電子部品ECを後続の電子部品ECから引き離すことができるので、先頭の電子部品ECを吸着ノズルANによって取り出すときに後続部品ECとの干渉を原因として吸着部品ECに位置ズレを生じることを確実に防止して実装精度の向上に貢献できる。
【0074】
尚、前述の第3実施形態では、電子部品ECとして長さ>幅=高さの寸法関係を有する四角柱形状のものを示したが、同様の構造で円柱形状の電子部品を供給できることは勿論のこと、部品通路21aの上下間隔を調整すれば長さ>幅>高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品も供給対象とすることができる。
【0075】
また、前述の第3実施形態では、向き変更後の電子部品を部品ストッパ22によって分離するものを例示したが、図28に示すように、直線状部分のみから成る部品通路の前側に部品ストッパ22やカバー23等を配置して、向き変更されていない電子部品を部品ストッパ22によって分離するようにしてもよい。
【0076】
[第4実施形態]
図29〜図35は本発明の第4実施形態を示すもので、以下の説明では、図29における左を前、右を後、下を左、上を右として表記する。
【0077】
図29は装置の上面図、図30は図29のD1−D1線断面図とD2−D2線断面図、図31〜図35は装置の動作説明図である。図中の符号31はボディ、32は押し上げローラー、33はカバー、34は吸引チューブ、35は押し上げローラー駆動用のモーター、36はカバー駆動用のソレノイド、ECは電子部品である。
【0078】
電子部品ECは、例えばチップコンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有するチップ部品以外の電子部品であっても構わない。
【0079】
ボディ31は、電子部品ECの端面形状と相似形で僅かに大きな矩形横断面形を有する部品通路31aを有している。この部品通路31aは、第1直線状部分31a1と、この第1直線状部分31a1の先端に設けられた向き変更部分31a2と、向き変更部分31a2の先端に設けられた第2直線状部分31a3とから成り、第1直線状部分31a1と向き変更部分31a2と第2直線状部分31a3は同一平面上にある。向き変更部分31a2は、曲率半径が異なる2つの曲面と2つの平面とから構成されており、第1直線状部分31a1と第2直線状部分31a3とは約90度の角度差を有する。
【0080】
また、ボディ31の上面右側には、カバー33とソレノイド36を配置するための所定深さの切り欠き31bが形成されている。切り欠き31bの深さは、ボディ31の上面から部品通路31aまでの寸法に一致しており、この切り欠き31bによって第2直線状部分31a3の上面は部品取出口31cとして開口されている。また、第2直線状部分31a3の先端壁はストッパ部31dとして用いられる。
【0081】
さらに、ボディ31のストッパ部31dには、ボディ31の前面に至る横断面円形或いは横断面矩形の吸引孔31eが形成されている。この吸引孔31eの前端にはチューブ接続具TCが固着され、このチューブ接続具TCには吸引チューブ34の一端が接続されている。図示を省略したが、吸引チューブ34の他端には吸引源、例えば機械的に動作されるエアシリンダや電動式真空ポンプを用いたエア回路等の吸気ポートに接続されている。
【0082】
さらにまた、ボディ31の部品取出口31cの下側には、押し上げローラー32を配置するための空洞31fが形成されている。押し上げローラー32が回転したときの干渉を防止するため、この空洞31fの上部は第2直線状部分31a3の高さ方向のほぼ中間位置まで及んでいる。また、空洞31fの右壁には、モーター35のシャフト35aが挿通される孔31gが形成されている。
【0083】
押し上げローラー32は電子部品ECの長さ寸法よりも僅かに小さな厚み寸法を有する円盤から成り、この押し上げローラー32にはその中心から外れた位置(偏心位置)に、モーター35のシャフト35aが連結されている。つまり、押し上げローラー32は偏心カムとしての機能を有する。
【0084】
モーター35はボディ31の右側面に取り付けられ、ソレノイド36は切り欠き31b内に取り付けられている。ソレノイド36は左右方向に移動可能な駆動アーム36aを前面に有しており、この駆動アーム36aはカバー33の後面に連結されている。
【0085】
以下に、前述の装置における部品供給動作を説明する。
【0086】
待機状態における押し上げローラー32は図31及び図32に示す位置にあり、その周面の最も高い箇所は第2直線状部分31a3の底面と高さが一致している。また、同状態ではカバー33は図31及び図32に示す位置にあり、部品取出口31cはこのカバー33によって覆われている。
【0087】
電子部品ECは図示省略の部品貯蔵庫にバルク状に収容されており、図示省略の部品取り込み機構を介して部品通路31aの第1直線状部分31a1内に長さ向きで取り込まれる。
【0088】
この状態で先に述べた吸引源を作動させて吸引チューブ34及び吸引孔31eを通じて第2直線状部分31a3の先端に負圧を作用させると、図31及び図32に示すように、部品通路31aの第1直線状部分31a1内に取り込まれていた電子部品ECがこの負圧作用によって引き込まれ、第1直線状部分31a1内,向き変更部分31a2内及び第2直線状部分31a3内を順に移動し、先頭の電子部品ECは押し上げローラー32の上まで入り込んでストッパ部31dに当接し、後続部品ECはその後ろに隙間なく連なる。
【0089】
部品通路31a内を移動する電子部品ECは向き変更部分31a2を通過する過程でその向きを上から見て約90度変更されるため、電子部品ECの向きは装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに変更されることになる。
【0090】
この状態で前記の負圧作用を一時的に中断して、ソレノイド36を作動させて図33及び図34に示すようにカバー33を右方に所定距離移動させると、部品取出口31cが開放される。
【0091】
この後、モータ35を作動させて図33及び34に示すように押し上げローラー32を図34(B)中で時計回り方向に約180度回転させると、先頭の電子部品ECが所定距離上方に押し上げられて後続の電子部品ECから切り離されると共に上側一部が部品取出口31cから上方に突出する。
【0092】
図35に示すように、装置からの電子部品ECの取り出しはカバー33が所定距離移動して押し上げローラー32が所定角度回転した後に実施される。装置をマウンタ等の部品実装機の部品供給部として用いた場合には、向きを変更され、且つ、後続部品ECから引き離された先頭の電子部品ECは、電子部品実装機の吸着ノズルANによって取り出されて基板等の所定位置に搭載される。部品取出後は、押し上げローラー32を元の位置に復帰させ、カバー33を元の位置に復帰させた後に、前述の動作が繰り返される。
【0093】
このように第4実施形態の装置によれば、部品通路31aを通じて搬送される電子部品ECの向きを装置を前側から見た状態において縦向きから横向きに約90度変更できる。図示例では電子部品ECの向きを縦向きから横向きに約90度変更させるものを示したが、向き変更部分31a2の形状を変えることにより電子部品ECの向きを90度以外の任意の向きに変更することも可能である。
【0094】
つまり、吸着ノズルANによって電子部品ECを取り出した後に向き変更のために吸着ノズルANを回転させる必要がないため、吸着ノズルANの回転に伴う位置ズレの問題を回避できると共に、搬送部品ECの向きを所望角度変化させてから取出位置に供給することにより近年における高密度実装の要望にも的確に追従できる。
【0095】
また、押し上げローラー32を回転させることにより、先頭の電子部品ECを後続の電子部品ECから切り離すことができるので、先頭の電子部品ECを吸着ノズルANによって取り出すときに後続部品ECとの干渉を原因として吸着部品ECに位置ズレを生じることを極力抑制して実装精度の向上に貢献できる。
【0096】
尚、前述の第4実施形態では、電子部品ECとして長さ>幅=高さの寸法関係を有する四角柱形状のものを示したが、同様の構造で円柱形状の電子部品を供給できることは勿論のこと、部品通路31aの上下間隔を調整すれば長さ>幅>高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品も供給対象とすることができる。
【0097】
また、前述の第4実施形態では、先頭の電子部品ECを押し上げるための手段として偏心カムの機能を有するローラーを例示したが、同押し上げ手段には周知の機構、例えば、上下移動可能な押し上げアームを有するソレノイドや、操作レバーの動作によって上下移動し得る押し上げアームを有するレバー機構等を用いることができる。
【0098】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、搬送部品の向きを所望角度変化させてから取出位置に供給できると共に、吸着ノズル等によって取り出される電子部品が後続部品との干渉することを抑制することができ、マウンタ等の電子部品実装機の部品供給部として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る装置の上面図
【図2】図1のA1−A1線断面図
【図3】図2のA2−A2線断面図
【図4】図1に示した装置の動作説明図
【図5】図1に示した装置の動作説明図
【図6】図1に示した装置の動作説明図
【図7】図1に示した装置の動作説明図
【図8】図1に示した装置の動作説明図
【図9】図1に示した部品ストッパの変形例及びその動作を示す図
【図10】本発明の第2実施形態に係る装置の上面図
【図11】図10のB1−B1線断面図
【図12】図11のB2−B2線断面図
【図13】図10に示した装置の動作説明図
【図14】図10に示した装置の動作説明図
【図15】図10に示した装置の動作説明図
【図16】図10に示した装置の動作説明図
【図17】図10に示した装置の動作説明図
【図18】図10に示した部品ストッパの変形例及びその動作を示す図
【図19】図10に示した部品ストッパの他の変形例及びその動作を示す図
【図20】本発明の第3実施形態に係る装置の上面図
【図21】図20のC1−C1線断面図
【図22】図21のC2−C2断面図
【図23】図10に示した装置の動作説明図
【図24】図10に示した装置の動作説明図
【図25】図10に示した装置の動作説明図
【図26】図10に示した装置の動作説明図
【図27】図10に示した装置の動作説明図
【図28】図10に示した装置の変形例を示す図
【図29】本発明の第4実施形態に係る装置の上面図
【図30】図29のD1−D1線断面図とD2−D2線断面図
【図31】図29に示した装置の動作説明図
【図32】図29に示した装置の動作説明図
【図33】図29に示した装置の動作説明図
【図34】図29に示した装置の動作説明図
【図35】図29に示した装置の動作説明図
【符号の説明】
EC…電子部品、1a…部品通路、1a1…直線状部分、1a2…向き変更部分、2…部品ストッパ、PM…永久磁石、AP…ピン、11a…部品通路、11a1…直線状部分、11a2…向き変更部分、12…部品ストッパ、PM…永久磁石、AP…ピン、21a…部品通路、21a1…直線状部分、21a2…向き変更部分、22…部品ストッパ、22a…凹部、31a…部品通路、31a1…直線状部分、31a2…向き変更部分、32…押し上げローラー。

Claims (3)

  1. 所定形状の電子部品を長さ向きに整列した状態で搬送し得る部品通路と、部品通路内の先頭の電子部品が当接し得る部品ストッパとを備えた電子部品供給装置において、
    前記部品通路は、直線状部分の先端に、搬送部品の向きを同一平面上で所定角度変化させるための向き変更部分を有し、
    前記部品ストッパは、部品停止位置と同位置から離れた部品取出位置とに変位可能な可動式で横軸を中心としこれと直交する面と平行に回転し得るよう構成され、先頭の電子部品を部品ストッパに吸着保持するための部品吸着部を有する、
    ことを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 部品吸着部は、部品ストッパに設けられた永久磁石である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
  3. 所定形状の電子部品を長さ向きに整列した状態で搬送し得る部品通路と、部品通路内の先頭の電子部品が当接し得る部品ストッパとを備えた電子部品供給装置において、
    前記部品通路は、直線状部分の先端に、搬送部品の向きを同一平面上で所定角度変化させるための向き変更部分を有し、
    部品ストッパに当接した先頭の電子部品を上方に持ち上げるための押し上げ手段を備え、
    押し上げ手段は、先頭の電子部品に周面を接し得る偏心カムから成る、
    ことを特徴とする電子部品供給装置。
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