JP3847086B2 - スクータ型車両のメンテナンスリッド構造 - Google Patents

スクータ型車両のメンテナンスリッド構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スクータ型車両のシート下に設けられた車体カバーの前部及びステップフロアのメンテナンスホールを覆うメンテナンスリッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−7056号にはシート下に設けられた車体カバーの前部及びステップフロアの各メンテナンスホールに略L字形のメンテナンスリッドを脱着自在に取付け、このメンテナンスリッドを外して、シート下方に配置されたエンジンやステップフロア下のバッテリなどをメンテナンスできるようにしたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来例のメンテナンスリッドは、単純に側面視略L字形をなして車体カバーの前面とステップフロアの一部を覆うだけであるから、車体カバーのメンテナンスホールが十分には大きくなく、車体カバー内側のエンジンが4サイクル式である場合はシリンダヘッドカバーがメンテナンスホールの開口部へ臨む程度である。したがって4サイクルエンジンのシリンダヘッド側部に点火プラグを備える形式の場合は、メンテナンスホールの開口部が小さく点火プラグなどをメンテナンスしづらくなる。また、メンテナンスホールの開口部より奥のエンジン上方に位置する気化器をメンテナンスしたい場合は、メンテナンスホールからではメンテナンスできない場合は、シートやシート下の物入れを取り外す必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明に係るスクータ型車両のメンテナンスリッド構造は、スクータ型車両の足乗せ部から車体後方へ向かって立ち上がる立ち上がり部を有する車体フレームと、この立ち上がり部上方に支持されるシートとを備え、ステップフロアからシート下までを立ち上がり部を囲むように車体カバーで覆うとともに、この車体カバーのステップフロアと立ち上がり部周囲部分との接続部へ脱着可能に取付けたメンテナンスリッドにおいて、
このメンテナンスリッドの車幅方向両側部は、立ち上がり部の両側へ回り込んで覆い、かつ側面視で前記立ち上がり部より車体前方へ突出するシリンダヘッドと重なる位置まで延出形成された側面壁をなし、
この側面壁をステップフロアの車幅方向両端部から車体内方側へ後退させ、さらに側面壁下部を側方へ屈曲させてステップフロアの延出部としたことを特徴とする。
【0005】
このとき、前記メンテナンスリッドの車幅方向両側部のうち一部を気化器近傍まで延出させることができる
【0006】
【発明の効果】
メンテナンスリッドの両側部をシート下における車体カバーの左右両側に回り込ませ、側面視でシリンダヘッドと重なるようにしたので、メンテナンスリッドを外すとシリンダヘッドに対してメンテナンス可能となり、4サイクルエンジンのシリンダヘッド側部に設けた点火プラグもメンテナンス可能になるので、メンテナンス性が向上する。
さらに、メンテナンスリッドの車幅方向両側部を立ち上がり部の両側へ回り込んで覆い、かつ側面視で前記立ち上がり部より車体前方へ突出するシリンダヘッドと重なる位置まで延出形成された側面壁とし、この側面壁をステップフロアの車幅方向両端部から車体中央側へ後退させ、この後退した部分により側面壁下部を側方へ屈曲させてステップフロアの延出部を設けることができるので、この部分までライダーが足を置くことができるようになり、フットスペースが拡大する。
【0007】
また、メンテナンスリッドの両側端をシリンダヘッド上方の気化器近傍まで延出させれば、メンテナンスホールの開口部から気化器までもメンテナンス可能になる
0009
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施例を説明する。図1は本実施例の適用された自動2輪車の外観側面図、図2はその平面図、図3は車体カバー内側における主要部品のレイアウトを示す車体前半側側面図、図4は図3に続く車体後半側側面図、図5は車体カバー内側における主要部品のレイアウトを示す車体前半側平面図、図6は図5に続く車体後半側平面図、図7は車体カバーの一部を切り欠いてエンジン回りを示す図、図8は車体フレームの概略構成を示す斜視図、図9はその平面図、図10はフロア下に設けられるフロアトレーの斜視図である。
以上
【0010】
まず本実施例の適用される自動2輪車の全体構造について概説する。図1に示すように、この自動2輪車は大径の前輪1及び後輪2を採用したスクータ型車両であり、フロントフォーク3の上部は、フロントカバー4とレッグシールド5で前後から覆われ、フロントカバー4の前面中央部には、ラジエタの冷却風を取り込むための空気取入口6、その左右にウインカ7が設けられ、レッグシールド5の左右両側にはラジエタの温排風を外部へ排出するための排風口8が設けられている。
【0011】
フロントカバー4は、前輪1の上方に位置する本体部4aとその下部に接続して前輪1の後方を斜め下がり後方へ延びるフロントサイドカバー4bで構成され略。フロントカバー4及びレッグシールド5の上方には、ハンドル9を覆うハンドルカバー10が設けられ、このハンドルカバー10の前面にはヘッドライト11が設けられている。またハンドルカバー10の上面後部側にはメーターパネル10aが設けられている(図2)。
【0012】
レッグシールド5の下部は低床式のステップフロアを覆うフロアパネル12へ接続し、このフロアパネル12はレッグシールド5の接続部から若干下方で略水平に曲がって後方へ延び、ライダー(運転者)が足を乗せるステップフロア面になっている。フロアパネル12の後部はフロア面よりも上方へ立ち上がるリヤカバー13へ接続する。
【0013】
リヤカバー13は、シート14と後輪2の前方及び上方部分の間を覆う上下方向へ開放された部材であり、上方の開口部はシート14により開閉自在に覆われる。シート14は二人乗り用であり、ライダー用の前席14aとパッセンジャー(同乗者)用の後席14bを備える。後席14bの左右両側から後方にグラブレール兼キャリヤ33aが配置され、前端部をリヤカバー13を内側から外側へ貫通するステー33bを介して後述する車体フレームのシートレール部へ支持されている。
【0014】
リヤカバー前部13aはフロア面から前席14aまでと上下方向幅が最も広い部分であり、その下部に前方から左右両側面へ回り込むように形成されたメンテナンスホールを着脱自在に覆うメンテナンスリッド15が取付けられている。
【0015】
フロアパネル12より下方のステップフロア側面はロアーカバー16で覆われ、その前端部はフロントカバー4の後端部と接続し、上部はフロアパネル12と接続する。本願においては便宜的に、フロントカバー4、レッグシールド5及びハンドルカバー10を前部車体カバーとし、フロアパネル12及びロアーカバー16をフロアカバーとし、リヤカバー13を後部車体カバーとし、これらを総称して車体カバーとする。これらの車体カバーは外観部材であってそれぞれプラスチック等の適宜材料から形成できる。
【0016】
メンテナンスリッド15はプラスチック等の適宜材料からなる側面視略L字形をなす部材であり、その着脱により前記リヤカバー前部13a側のメンテナンスホールに対する開閉と同時に、略水平に形成された底部がフロアパネル12に形成されたフロア側のメンテナンスホール(図示省略)を開閉するようになっている。フロアパネル12の左右各後端部はリヤカバー前部13aの側方を後方へ延び、斜め上がりの延長端部12aをなし、ここにパッセンジャー用のピリオンステップ17が収納時に重なるようになっている。
【0017】
リヤカバー13の側面で前席14aの下方かつピリオンステップ17の上方部分には平坦面18が形成され、後端部には大型のテールライトユニット19が側面まで回り込んで取付けられている。また、テールライトユニット19の近傍で後輪2の上方となる側面にはシートロック用キー穴20が設けられている。図中の符号21はスイング式パワーユニット、22はエアクリーナ、23はリヤクッション、24はメインスタンドである。
【0018】
スイング式パワーユニット21は後述する4サイクルエンジンとVベルト式変速機を備える。図中の符号21aはクランク軸であり駆動プーリーが同軸で配置される。21bは変速出力軸であり、被動プーリー及び発進クラッチが同軸で配置される。21cは駆動プーリーと被動プーリー間に巻き掛けられるVベルト、21dは後輪車軸である。
【0019】
図3に示すように、車体フレーム25の前端部に設けられたヘッドパイプ26へステアリング軸27が回動自在に支持され、このステアリング軸27を介してフロントフォーク3とハンドル9が連結される。また、図4に示すように車体フレーム25の中央部にスイング式パワーユニット21がリンク28を介して揺動自在に支持される。
【0020】
図8及び9にも示すように、車体フレーム25は、ヘッドパイプ26から斜め下がりに車体中心を後方へ延びるダウン部30、その下部両側へ前端を溶接されて斜め下がりに後方へ延びた後略水平に曲がってさらに後方へ延びる左右一対のフロア部31、各後端部から屈曲して後輪2の前方を上方へ延びるピラー部32、このピラー部32の上端部が溶接されるとともに、シート14の下方かつ後輪2の上方を斜め上がりに後方へ延びるシートレール部33を備える。
【0021】
ダウン部30は1本だけで用いられるパイプ部材であり、フロア部31及びピラー部32は連続するパイプ部材であって左右一対で設けられる。シートレール部33は左右一対で設けられるが、ピラー部32の上端から車体前方へ延出する前方へ凸に湾曲した張り出し部34でつながった平面視略U字状をなす単一のパイプ部材であり、後部側はクロスメンバ35で左右を連結されている。シートレール部33とピラー部32の接続部にはピボットプレート36が設けられ、ここに設けられたピボット部36aにより他端側でスイング式パワーユニット21を支持したリンク28の一端側を軸受支持するようになっている。
【0022】
左右のフロア部31の後端部間は後方へ凸に湾曲する後クロスパイプ38で連結され、後クロスパイプ38の両側は左右のフロア部31の後端部下面へ溶接されている。さらに左右のフロア部31の各外側方を略平行に前後方向へ延びるサイドステー39が設けられ、各サイドステー39はそれぞれステー40a、40bで対応するフロア部31と連結されている。また、後ろ側のステー40bにはステップフレーム41の前端部も締結される。
【0023】
ステップフレーム41は左右それぞれのピラー部32の下部に沿ってその斜め後方を上方へ凸に湾曲して設けられるパイプ部材であり、他端側はピラー部32の背面側へ取付けられているブラケット32a(図7、10)へ後方から取付けられる。また、最も上方へ突出した頂部にピリオンステップ用の取付ボス42が設けられている。
【0024】
左右のフロア部31の前端部間も前クロスパイプ37で連結され、その中間部にダウン部30の下端が溶接されている。これにより、左右のフロア部31、前クロスパイプ37及び後クロスパイプ38に囲まれたフロア下空間が形成されている。
【0025】
再び図3乃至6により車体フレーム25と各部品の配置関係を説明する。フロントカバー4とレッグシールド5に囲まれた空間内には、ヘッドパイプ26が収容され、この前方にラジエタ43、その前方に冷却ファン44、その下方にラジエタリザーブタンク45が配置され、ラジエタ43の上方にホーン46が配置される。
【0026】
ダウン部30は前輪1の後方となるフロントカバー4とレッグシールド5の間に配置され、フロア部31及びサイドステー39はフロアパネル12とロアーカバー16で覆われる。また、左右のフロア部31、前クロスパイプ37及び後クロスパイプ38に囲まれた前記フロア下空間には、図9に示すフロアトレー47の凹部48が収容され、その内部にバッテリ49a及びスターターリレー49bのような関連する電機部品が収容されている。
【0027】
フロアトレー47はプラスチック等の適宜材料から形成され、凹部48の周囲部分で左右のフロア部31、前クロスパイプ37及び後クロスパイプ38に支持され、かつ凹部48の上方に開放された開口部はフロアパネル12のメンテナンスホールに臨み、メンテナンスリッド15の底部によって開閉される。
【0028】
ステップフレーム42はフロアパネル12の延出端12aで覆われ、その一部に形成された開口部からボス42及びピリオンステップ17が外部へ出るようになっている(図2)。
【0029】
ピボットプレート36に支持されるスイング式パワーユニット21は、その前部に水冷4サイクル式エンジンが設けられ、このエンジンは図7に明らかなように、シリンダ50、シリンダヘッド51、シリンダヘッドカバー52を備え、略水平に配置され、シリンダヘッドカバー52、シリンダヘッド51及びその側面へ取付けられる点火プラグ53並びにシリンダヘッド51の吸気口へ接続する気化器54の一部がメンテナンスリッド15で覆われるメンテナンスホールの開口部へ臨んでいる。
【0030】
なお、エアクリーナ22はその前部に前方へ突出して設けられたダクト22aより外気を吸入してコンチューブ22bにより気化器54へ新気を供給する。また、シリンダヘッド51の排気口に接続された排気管55がエンジンの下方を通って後輪側方のマフラー56(図3)へ接続されている。さらに図2に示すように、エンジン側とラジエタ43との間は車体右側に片寄って配置された送水管57aと57bで連結され、冷却水を循環するようになっている。
【0031】
図4に示すように、張り出し部34はシリンダヘッドカバー52と同程度まで前方へ延出し、ここに物入れ58がシートレール部33の前半部にかけて支持され、その後方に燃料タンク59がシートレール部33の後段部上に支持される。さらに燃料タンク59の前後方向中間部近傍のシートレール部33にリヤクッション23の上端部が支持されている。
【0054】
次に、メンテナンスリッド15について説明する。図11はメンテナンスリッド15を拡大して示す斜視図、図12は取付側であるリヤカバー13を斜め後ろかつ下方から示す斜視図である。図11に示すように、メンテナンスリッド15はパネル12を覆う略水平のフロア部60と、その後部から屈曲して上方へ延びるシート下部61とを一体に形成した板状部材である。
【0055】
シート下部61の中央には取付用のボス部62が設けられる。また、シート下部61の左右は側面壁63をなして左右両側まで回り込み、その後端上部64は斜め後上方へ延出し、ここにも取付用のボス65が設けられる。
【0056】
側面壁63は略平面状に形成され、その下部は車幅方向端部から若干内側へ後退して左右両側面に凹部63aを備えており、この車幅方向端部との間隙はフロア部60の後端部のうち左右両側部がさらに後方へ延長された平面状のフロア延出部66をなしている。フロア延出部66の後部は先細り状をなして斜め後上方へ延びる斜面部67をなし、その先端は後端上部64へ接続する。したがって、側面壁63は、フロア延出部66及び斜面部67を形成する分だけ車体中央側へ凹入した凹部を形成する(図2参照)。
【0057】
図7に明らかなように、側面壁63はシリンダヘッドカバー52と側面視で重なっており、メンテナンスリッド15を取り外してメンテナンスホールを開口させると、この開口部へシリンダヘッドカバー52が臨むようになっている。さらに後端上部64はシリンダヘッドカバー52の上方にまで延び、気化器54の近傍に位置している。
【0058】
図12に示すように、ボディカバー前部13aの下方にはメンテナンスホール用開口13bが前面から左右両側にかけて形成され、この縁部にメンテナンスリッド15のシート下部61の縁部を重ね、前面の取付部(本図では見えない)及び両側コーナー部の取付部70へ、メンテナンスリッド15の前面に設けられたボス部62及び後端上部64のボス65をそれぞれ一致させてネジ等により締結一体化される。
【0059】
また、側面13cは上部側が最も外方へ張り出す幅広部をなし、13dはこの稜線を示す。この幅広部のうち、シート14のうち前席14aの下方並びに後席14bより前方位置となる部分に平面部18が形成されている。符号71は延出端12a(図1)の取付縁、72はテールランプユニット19の取付用切り欠き部である。
【0060】
次に、本実施例の作用を説明する。図2及び図7において、メンテナンスリッド15をリヤカバー13から外すと、メンテナンスホールが開口する。このメンテナンスホールは、側面壁63を設けたことにより従来例と比べて著しく大きなものとなり、ここにシリンダヘッドカバー52が臨むので、シリンダヘッド51の側部に設けた点火プラグ53を交換することやシリンダヘッドカバー52に対するメンテナンスを容易にすることができる。
【0061】
しかも、後端上部64が斜め上方へ延出して気化器54近傍に位置するので、メンテナンスホールより手を入れて気化器58の調整等も簡単に行うことができる。したがって、シート下方のリヤカバー前部13aに囲まれた水冷4サイクル式エンジン及びその関連部品に対するメンテナンス性が向上する。
【0062】
また、側面壁63を車幅方向内側へ後退させて凹部63aとし、その側方にフロア延出部66をフロア部60から延長形成したので、ライダーは足をフロア部60のみならず、フロア延出部66へも置くことができ、フットスペースを拡大させることができる。しかも、この場合は、側面壁63の上方となるリヤカバー13の側面を挟みつけて一種のニーグリップ的な姿勢も可能になる。
【0063】
さらに、メンテナンスリッド15を外せば、フロアトレー47の凹部48内に収容されているバッテリ49や関連電気部品等も簡単にメンテナンスでき、一つのメンテナンスリッド15で2ヶ所同時のメンテナンスができるから、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の適用された自動2輪車の外観側面図
【図2】 その平面図
【図3】 車体前半側における主要部品のレイアウトを示す側面図
【図4】 図3に続く車体後半側の側面図
【図5】 車体前半側における主要部品のレイアウトを示す平面図
【図6】 図6に続く車体後半側の平面図
【図7】 車体カバーの一部を切り欠いてエンジン回りを示す図
【図8】 車体フレームの斜視図
【図9】 その平面図
【図10】 フロア下に設けられるフロアトレーの斜視図
【図11】 メンテナンスリッドの斜視図
【図12】 リヤカバーの斜視図
【符号の説明】
4:フロントカバー、5:レッグシールド、6:空気取入口、8:排風口、10:ハンドルカバー、11:ヘッドライト、12:フロアパネル、13:リヤカバー、14:シート、15:メンテナンスリッド、21:スイング式パワーユニット、25:車体フレーム、26:ヘッドパイプ、50:シリンダ、51:シリンダヘッド、52:シリンダヘッドカバー、53:点火プラグ、54:気化器、60:フロア部、61;シート下部、63:側面部、66:フロア延出部

Claims (2)

  1. スクータ型車両の足乗せ部から車体後方へ向かって立ち上がる立ち上がり部を有する車体フレームと、この立ち上がり部上方に支持されるシートとを備え、ステップフロアからシート下までを立ち上がり部を囲むように車体カバーで覆うとともに、この車体カバーのステップフロアと立ち上がり部周囲部分との接続部へ脱着可能に取付けたメンテナンスリッドにおいて、
    このメンテナンスリッドの車幅方向両側部は、立ち上がり部の両側へ回り込んで覆い、かつ側面視で前記立ち上がり部より車体前方へ突出するシリンダヘッドと重なる位置まで延出形成された側面壁をなし、
    この側面壁をステップフロアの車幅方向両端部から車体内方側へ後退させ、さらに側面壁下部を側方へ屈曲させてステップフロアの延出部としたことを特徴とするスクータ型車両のメンテナンスリッド構造。
  2. 前記メンテナンスリッドの車幅方向両側部のうち一部を気化器近傍まで延出させたことを特徴とする請求項1に記載したスクータ型車両のメンテナンスリッド構造。
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