JP3845872B2 - セラミックス微小成形球体及びセラミックス微小球体の製造方法 - Google Patents

セラミックス微小成形球体及びセラミックス微小球体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、撹拌造粒方法によるセラミックス微小成形球体及びセラミックス微小球体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種産業分野で原料粉末の微粉化への傾向が高まりつつあり、攪拌ミル等の粉砕機に使用されるセラミックス球体も粉砕効率を良くするために小粒径化傾向にあり、従来次の2方法によってセラミックス微小球体が製造されていた。すなわち、セラミックス粉末を粒径10mm以下の小粒径球体に成形するには、もっぱら回転皿型造粒機を用いる転動造粒方法が採用されていた。しかし、この転動造粒方法で得られる成形体の最小粒径は0.4mm程度(焼結すると0.3mm程度となる)であり、0.4mm以下の形状の良い微小成形球体を得ることは困難である。
【0003】
また、粒径0.1mm以下のセラミックス微小球体に成形するには、一般的に噴霧乾燥造粒方法で行われていた。
【0004】
これら2方法では、上記のように粒径0.1〜0.4mmの範囲の形状の良い微小球体を成形することが困難であるが、近年この範囲を埋める方法として、液中造粒方法による粒径0.2〜0.6mmのセラミックス微小球体の製造方法が提案されている(特開平2−239145号公報)。
【0005】
いっぽう、攪拌造粒方法による粒径2.0mm以下のセラミックス微小球体の成形方法も提案されており(特開平5−137997号公報)、この方法はまず粒径0.1mm以下の顆粒を生成させ、これを核として成長させる過程で整粒して所望の大きさの球体を得るものである。
【0006】
粒径0.4mm以下の形状の良いセラミックス球体を、従来の転動造粒方法で成形するには高度の熟練が必要であり、しかも真球度のよい製品が要求される場合は生産性が非常に劣るので事実上工業的には採用不可能である。
【0007】
上記の攪拌造粒方法は、簡便な設備で実施することができ、かつ操作も容易であり、大きな粒径のものは真球度のよいものが得られるが、製品が粒径0.4mm以下というような小さい場合は真球度のよいものを得ることができない。
【0008】
また、前記液中造粒方法は、有機液体中で造粒する方法であるため、有機液体の界面張力、水分量、誘電率、密度、粘性などの造粒時の造粒条件を厳しく管理する必要があり、操作が困難であるばかりでなく、労務費も高くなる。
【0009】
さらに、前記噴霧乾燥造粒方法で得られる、粒径0.1mm以下の球体顆粒は真球度がやや劣る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、セラミックス微小成形球体の製造方法として、上記の撹拌造粒方法の設備の簡便さおよび操作の容易さを活かし、しかも形状の良いかつ従来製造が困難であった粒径0.02〜0.4mmのセラミックス微小成形球体を得ることができる様な撹拌造粒方法の改良法を提供することにある。
【0011】
すなわち、本発明は、撹拌造粒方法によってセラミックス粉末を成形してセラミックス微小成形球体を製造するにあたり、噴霧乾燥方法によって得られたセラミックス粉末の顆粒(以下、噴霧乾燥方法によって得られた顆粒を噴霧顆粒という)または該顆粒を焼結したもの(以下、噴霧顆粒を焼成したものを焼結噴霧顆粒という)を核として用いることによるセラミックス微小成形球体の製造方法を要旨とするものである。又、本発明は、この微小成形球体を焼結して、セラミックス微小球体を製造するセラミックス微小球体の製造方法をも含む。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0013】
本発明は、セラミックス粉末の噴霧顆粒または焼結噴霧顆粒を、撹拌造粒の核として、該核を攪拌造粒機でセラミックス粉末とバインダーを添加しながら成長させ、目的の粒径の微小成形球体を製造することを特徴とするセラミックス微小成形球体の製造方法に関する。
【0015】
上記セラミックスとして、ジルコニア、アルミナ、ムライト、窒化珪素などをあげることができる。
【0016】
粉末を水中に懸濁させたセラミックススラリーを、ディスク方式やノズル方式の、通常の噴霧乾燥機で乾燥させると、セラミックス粉末の顆粒が得られるが、通常粒径としては0.01〜0.2mm程度の分布がある。
【0017】
また、このような粒径分布の顆粒を焼結すると、通常0.01〜0.15mm程度の範囲の緻密な焼結体が得られる。例えば、東ソー(株)製ジルコニア粉末TZ−3Yは、噴霧乾燥によって製造された顆粒品であり、この顆粒を1450℃で焼結させたものは、緻密な0.01〜0.088mm程度の粒径分布の微小顆粒である。
【0018】
粒径分布の幅の広い噴霧顆粒または焼結噴霧顆粒を、そのまま撹拌造粒の核として使用することも可能であるが、とくに水をバインダーとして粒径0.4mm以下の球体を製造する場合は、それらを分級して粒径分布を0.04〜0.15mmとして使用するのがより望ましい。粒径が0.04mmより小さいものが混在する顆粒を核として使用すると、撹拌造粒での核の成長操作時に、表面張力の強い水により小さい核同士が付着したり、小さい核が一部より大きい核に付着して楕円形やむすび形の形状の悪い球体が混在することとなる。
【0019】
一方、粒径が0.15mmより大きいものが混在するものを核として使用すると、通常粒径の大きいものの多くは形状が悪く、それによって同様に形状の悪い球体が製品に混在することになるからである。
【0020】
もっとも、粒径が0.4mm程度より大きくなるまで造粒すると、成長の途中で上記のように形状の悪かったものも、その後の成長過程で十分整粒されて形状の良いのものとして得られる。
【0021】
以上のことから、水をバインダーとするのは、事実上粒径0.05mm以上の成形体の製造に限られる。
【0022】
粒径の分布幅の狭い成形球体を効率良く成形するためには、核として使用するセラミックス粉末の噴霧顆粒または焼結噴霧顆粒の粒径分布もより狭いことが望ましい。噴霧顆粒は、市販の噴霧乾燥品をフルイで分級することによって容易に得ることができる。また、焼結噴霧顆粒は、市販の噴霧乾燥品を焼結し、フルイで分級すればよい。
【0023】
また、噴霧顆粒を使用する場合も、攪拌造粒機内で撹拌のせん断力で崩壊しない程度の顆粒強度が必要である。例えば、東ソー(株)製ジルコニア粉末のTZ−3YBは、噴霧顆粒であり、その顆粒強度は0.02kgf/mm2以上であり(島津製作所製の微小圧縮試験機による測定値)、攪拌造粒機の高速攪拌に対しても顆粒が崩壊することなく好適に使用することができる。顆粒の形状、大きさおよび強度の調整は、周知のように噴霧乾燥する際のセラミックススラリーの粘度調整、バインダーの添加、ディスクの回転速度(ノズルによる場合は、圧力)等で容易に行うことができる。
【0024】
攪拌造粒の操作は、通常の条件で行えばよい。すなわち、まずセラミックス粉末の噴霧顆粒または焼結噴霧顆粒を所望の粒径および粒度分布に分級して得られた核を攪拌造粒機に投入し攪拌羽根の回転速度が周速で2.5m/秒以上となるように撹拌を行う。攪拌羽根の周速が2.5m/秒以下であると、撹拌のせん断力が不足し、バインダーによる微小球体同士の付着が起こるため好ましくない。次に、撹拌されている核にバインダーを少しずつ添加し、顆粒全体にやや付着性が認められるようになった時点(核の流動状態の変化によって容易に分かる)でバインダーの添加を止める。この状態のバインダー量は、セラミックス成分とバインダー分との合計に対して約10wt%である。次に、セラミックス粉末を少量ずつ添加し、球体同士の付着性が認められなくなる時点でセラミックス粉末の添加を止める。
【0025】
このように、バインダーの添加とセラミックス粉末の添加を付着性を目途にして交互に行うことにより、核が少しずつ成長し目的とする粒径の形状の良いセラミックス微小成形球体が得られる。
【0026】
また、粒径0.05mm以下の成形体を製造する場合は、使用するバインダーの表面張力(輪環法)は25〜50mN/mであることが好ましい。
【0027】
セラミックス球体を成形するためのバインダーとしては通常水を使用するが、水の表面張力が大きいために、水をバインダーとした場合は、攪拌の周速を2.5m/秒以上にしても、粒径0.04mm以下の核同士の付着凝集を完全に防止することができない。
【0028】
このようなことから、前記したように水をバインダーとした場合に使用できる核の大きさは0.04mm以上望ましくは0.05mm以上であり、粒径0.05mm以下の成形体の製造には水をバインダーとして使用するのは避けるのがよい。
【0029】
粒径0.05mm以下の核を使用する場合には、水に有機物等を混合溶解し、水溶液の表面張力を25〜50mN/mに調整したものをバインダーとして使用するのが望ましい。
【0030】
バインダーの表面張力を水より下げることにより、0.05mm以下の核同士の付着凝集を防止することが可能となり、粒径が0.02mm程度の成形体をも製造することができる。
【0031】
水の表面張力を下げる添加剤としては、有機酸、アルコール類、エステル類、ケトン類、アミン類、界面活性剤等があげられる。
【0032】
例えば、エタノールの場合10〜60wt%水溶液の表面張力は50〜25mN/mであり、好適に使用できる。
【0033】
表面張力が50mN/mをこえる水溶液をバインダーとして使用した場合は、前記した核同士の付着凝集を完全に防止することができない。いっぽう、表面張力25mN/m未満の水溶液をバインダーとして使用すると、核を成長させるための粉末の核への付着性が悪くなり、成形が困難となる。エタノール水溶液の場合は、濃度が60wt%をこえ、攪拌造粒操作時のバインダーの蒸発が著しくなり、成形が非常に困難となる。
【0034】
表面張力を25〜50mN/mに調整したバインダーを使用すると、核の粒径が0.05mm以上であっても核同士が付着しにくく、しかも粉末が核によく付着して造粒操作がより容易となる。
【0035】
このようにして得られた微小成形球体を、100〜200℃で乾燥した後、各セラミックスに応じた温度、たとえばジルコニアでは1400〜1500℃、アルミナでは約1600℃、ムライトでは約1500℃、窒化珪素では約1750℃などで約2時間焼成すれば、理論値に近い密度、たとえばジルコニアでは6.0g/cm3以上、アルミナでは3.8g/cm3以上、ムライトでは3.0g/cm3以上、窒化珪素では3.1g/cm3以上のセラミックス微小球体(焼結体)が得られる。この焼結球体の真球度(各球体における最大直径と最小直径との比)は、1.05以下であり、非常に真球度が高い。
【0036】
セラミックス粉末の噴霧顆粒を核とし、以上のようにして得られた焼結球体は、外見上および球体の密度や強度等の物性上では特に問題はない。しかし、焼結球体を半割り研削して内部を観察すると、核の部分と攪拌造粒で成長させた部分との界面と思われる位置に筋または空隙をもつものが、全焼結球体の80%程度において認められる。
【0037】
これは、成形球体の核の部分の密度が2.0g/cm3程度であって、造粒成長させた部分の密度3.0〜3.5g/cm3に対して低く、このような成形体を焼結すると、焼結時の収縮率の差が原因で核と成長層との界面が上記の欠陥になるものと考えられる。
【0038】
このような欠陥のより少ない球体が要求される場合には、噴霧乾燥で得られるセラミックス粉末の焼結噴霧顆粒を核として使用する必要があり、それによって内部の欠陥が観察されるものが全焼結球体の4〜5%程度に減少する。
【0039】
本発明の撹拌造粒方法に替えて転動コーティング装置を用いるコーティング造粒方法を採用し、粉末を転動させる円板の外周速度を撹拌造粒における撹拌羽根の外周速度と同じく2.5m/秒以上とすれば、同様に真球度の良いセラミックス微小成形球体を得ることができる。
【0040】
また、本発明をセラミックス以外の無機粉末や有機粉末の微小球体の成形に応用して、程度に多少の相違はあるものの同様の効果をうることができる。
【0041】
【作用】
攪拌造粒方法のみによってセラミック成形球体を製造する場合は、攪拌造粒の最初に得られる小さな顆粒の核は形状が悪く、成長させつつ整粒されることになるので、大きく成長させなければ真球度のよいものを得ることができない。それに対して、本発明によれば、粒径の小さいセラミックス微小成形球体を製造する場合でも真球度のよいものを得ることができるのは、撹拌造粒に核として噴霧乾燥方法で得られるセラミックス粉末の顆粒を使用し、この顆粒が比較的真球度が良く、それによって撹拌造粒における成長割合が小さくても真球度のよい成形体となることによるものと認められる。
【0042】
以下の実施例により、本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により、本発明は何等限定されない。
【0043】
【実施例】
実施例1
市販の東ソー(株)製ジルコニア粉末TZ−3YB(噴霧乾燥品)をフルイで分級して粒径0.05〜0.106mmのジルコニア顆粒200gを得た。
【0044】
次に、図1に示す実験室規模の撹拌造粒装置(▲1▼撹拌モーター,▲2▼撹拌羽根
幅80mm,高さ14mmの4枚羽根,▲3▼ポリエチレン製容器 上部内径93mm,下部内径85mm,高さ100mm)に、上記のジルコニア顆粒200gを核として投入し、撹拌羽根を600rpm(周速2.51m/秒)で回転させた。引き続き、撹拌下の核に通常の注射器の針の先端から少しずつバインダーとして水を、撹拌下の核全体にやや付着性が認められる状態まで添加した。
【0045】
次に、市販の東ソー(株)製ジルコニア粉末TZ−3YS−T(平均粒径約1μm)を少しずつ添加し、撹拌下の核の付着性が感じられない状態とした。
【0046】
以下、上記の水の添加とジルコニア粉末の添加操作を、水分を含めた成形球体の全量が450gとなるまで繰り返した。
【0047】
ここで、造粒機内の成形球体の200gを抜き出し、水とTZ−3YS−Tとを交互に、その添加量が200gになるまで添加して成長操作を継続した。
【0048】
このように、成形球体の抜き出しと成長操作とを繰り返し、抜き出しの3回目を行った後、最後の成長操作を行って終了した。
【0049】
得られた成形球体の大きさは、1回目に抜き出したものの粒径は0.15mm以下であり、2回目のものが0.20mm以下、3回目のものが0.3mm以下、最終品が0.4mm以下であった。
【0050】
得られた粒径0.07〜0.4mmの成形球体を120℃で乾燥した後、1400℃で2時間焼結して、粒径0.05〜0.3mmのジルコニア微小球体を得た。
【0051】
得られたジルコニア微小球体の、顕微鏡で拡大した写真によって測定した約50個の真級度は、1.01〜1.05の範囲にあり、平均値1.04であった。また、ピクノメーター法によるジルコニア微小球体の密度は、6.03g/cm3であった。
【0052】
得られたジルコニア微小球体を樹脂中に固定し、これを研削することによってジルコニア微小球体を半割りにし、顕微鏡で球体内部の欠陥を観察した結果、球体100個のうち82個に核と成長層の界面が確認できる欠陥が存在した。
【0053】
実施例2
実施例1の核の大きさを0.01〜0.075mmとしたことと、バインダーとしての水を、表面張力33mN/m(輪環法で測定した。以下、同じ)の30wt%のエタノール水溶液を使用して、実施例1と同様な操作を行い、成形体の2回目の抜き出しを行った後、最後の成長操作を行って終了した。
【0054】
得られた成形球体の大きさは、1回目に抜き出したものの粒径は0.106mm以下であり、2回目のものが0.150mm以下、最終品が0.21mm以下であった。
【0055】
得られた粒径0.025〜0.21mmの成形球体を、実施例1と同様に乾燥、焼結して、粒径0.019〜0.16mmのジルコニア微小球体を得た。
【0056】
得られたジルコニア微小球体を実施例1と同様に評価した結果、真級度は、1.01〜1.05の範囲にあり、平均値1.03で、密度は、6.03g/cm3であった。
【0057】
球体内部の欠陥を観察した結果は、球体100個のうち78個に核と成長層の界面が確認できる欠陥が存在した。
【0058】
実施例3
実施例2の核を、市販の東ソー(株)製ジルコニア粉末TZ−3Y(噴霧乾燥品)を1450℃で2時間焼結させた後、フルイで分級して得た粒径0.01〜0.075mmのジルコニア焼結顆粒とした以外は、実施例2と全く同様な操作を行って、成形体および焼結球体を得た。
【0059】
得られた成形球体の大きさは、1回目に抜き出したものの粒径は0.106mm以下であり、2回目のものが0.150mm以下、最終品が0.21mm以下であった。
【0060】
また、得られた焼結球体の大きさは、粒径0.020〜0.18mmであった。
【0061】
得られたジルコニア微小球体の真級度は、1.01〜1.05の範囲にあり、平均値1.03で、密度は、6.03g/cm3であった。
【0062】
球体内部の欠陥を観察した結果は、球体100個のうち4個に筋および空隙が存在した。
【0063】
実施例4
実施例2の30wt%エタノール水溶液バインダーを表面張力が72mN/mである水に代えるほかは実施例2と同じ条件で造粒操作を行った。
【0064】
最初の成長操作で核同士の付着や小さい核のより大きい核への付着が起こり、粒径0.05mm以下の成形球体は得られなかったが、抜き出し2回目以降の0.088mm以上の成形球体の真球度は平均値で1.04であった。
【0065】
比較例
実施例2の30wt%エタノール水溶液バインダーを表面張力23mN/mである90wt%エタノール水溶液とした以外は実施例2と全く同様な造粒操作を行った。
【0066】
造粒操作時のバインダ−の蒸発が著しく、かつ、ジルコニア3YS−T粉末が核の表面に付着せず、核を成長させることができなかった。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、簡便な造粒設備で容易に真球度の良いセラミックス微小成形球体及びこの微小成形球体を焼結してセラミックス微小球体を製造することができ、セラミックス微小球体の多量生産に好適である。
【0068】
粒径0.02〜0.4mm程度のセラミックスの微小成形球体を得るのに特に有効である。
【0069】
また、とくに核として焼結噴霧顆粒を使用すると、内部に筋、空隙などの欠陥をもたない製品の割合が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4及び比較例1に用いた撹拌造粒装置の斜視図である。
【符号の説明】
▲1▼:撹拌モーター
▲2▼:撹拌羽根
▲3▼:ポリエチレン容器

Claims (4)

  1. 撹拌造粒方法によってセラミックス粉末を成形してセラミックス微小成形球体を製造するにあたり、噴霧乾燥方法によって得られたセラミックス粉末の顆粒を核として用い、セラミック粉末及びバインダーを添加しながら、該核を成長させることを特徴とするセラミックス微小成形球体の製造方法。
  2. 請求項1に記載のセラミックス微小成形球体の製造方法に於いて、噴霧乾燥方法で得られるセラミックス粉末の顆粒の焼結体を核として用いることを特徴とするセラミックス微小成形球体の製造方法。
  3. 表面張力が25〜50mN/mである水溶液をバインダーとして用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス微小成形球体の製造方法。
  4. 請求項1〜3に記載のセラミックス微小成形球体の製造方法によりセラミックス微小成形球体を製造した後で、当該セラミックス微小成形球体を焼結することを特徴とするセラミックス微小球体の製造方法。
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