JP3845764B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置においては、一対の透明なフィルム基板間に液晶を封入した構造のものがある。
この種の液晶表示装置を製造する場合には、図3および図4に示すように、第1のフィルム基板1上の所定箇所に枠状のシール材2を設け、このシール材2を介して第1のフィルム基板1上に第2のフィルム基板3を重ね合わせて接合した後、一対のフィルム基板1、3間におけるシール材2で囲われた領域内に液晶4を封入する。
【0003】
この場合、一対のフィルム基板1、3の対向面のうち、図4に示すように、下側に位置する第1のフィルム基板1の対向面(同図では上面)には、共通電極などの透明な導電膜5が設けられていると共に、枠状のシール材2の内周側から外周側に延出された端子電極などの透明な導電膜6が設けられている。また、上側に位置する第2のフィルム基板3の対向面(同図では下面)には、信号電極などの透明な導電膜7が設けられていると共に、長方形状の開口部3aが第1のフィルム基板1の端子電極などの透明な導電膜6に対応して設けられている。さらに、枠状のシール材2の所定箇所、つまりシール材2の内周側から外周側に延出された端子電極などを備えない前記開口部3aに対応する枠状のシール材2の一側部と直交する他側部(図3では右辺部)には、図3および図5に示すように、一対のフィルム基板1、3間におけるシール材2で囲われた領域内に液晶4を注入する注入口8がシール材2の枠の外周側に突出して設けられている。この注入口8に対応するシール材2の内周側には、注入口8を封止するための封止樹脂9の侵入を防ぐ樹脂止めリブ10が設けられている。
【0004】
そして、注入口8から液晶4を注入した後、注入口8に封止樹脂9をその奥側の樹脂止めリブ10に到達するまで充填させて硬化させる。この後、一対のフィルム基板1、3をカットステージ11上に載置し、図5および図6に示すように、シール材2の外周側に突出する箇所の注入口8をカッタ12で切断して除去する。このときには、一対のフィルム基板1、3とカットステージ11との吸着を保つために、開口部3aが設けられた第2のフィルム基板3を上にし、これに対向する第1のフィルム基板1を下にし、この第1のフィルム基板1をカットステージ11の上面に接触させて配置し、この状態でカッタ12で切断している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような液晶表示装置の製造方法では、一対のフィルム基板1、3をカットステージ11上に配置して切断するときに、上側に位置する第2のフィルム基板2に設けられた信号電極の引き回し配線などの導電膜7が樹脂止めリブ10の上側に近接していると、この近接した導電膜7がカッタ12により押し下げられて図6に示すように樹脂止めリブ10と共に湾曲するため、導電膜7にクラックが発生し、導通不良を起すという問題がある。
【0006】
この発明の課題は、導電膜にクラックを発生させずに、良好に切断できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、互いに対向する対向面にそれぞれ透明な導電膜が設けられた一対のフィルム基板を、外周側に突出するように注入口が設けられた枠状のシール材を介して接合し、前記シール材に設けられた注入口から前記枠状のシール材の内に液晶を注入した後、前記注入口に封止材を前記シール材の内周側に設けられた樹脂止め部に到達するまで進入させて硬化させ、この後、前記一対のフィルム基板をカットステージ上に配置して前記シール材の外周側に突出する前記注入口を切断して除去する液晶表示装置の製造方法において、
前記一対のフィルム基板を前記カットステージ上に配置して切断する際、前記一対のフィルム基板のうち、前記導電膜が設けられた位置が前記樹脂止め部に近い方の一方のフィルム基板を下にして前記カットステージの上面に接触させて配置し、他方のフィルム基板側からカッタで切断することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、一対のフィルム基板をカットステージ上に配置して切断する際、前記一対のフィルム基板のうち、前記導電膜が設けられた位置が前記樹脂止め部に近い方の一方のフィルム基板を下にしてカットステージの上面に接触させると、樹脂止め部に近接する導電膜が樹脂止め部の下側に位置するので、シール材の外周側に位置する箇所の注入口を切断するときに、従来例のように樹脂止め部に近接する導電膜が樹脂止め部と共に湾曲することがないため、導電膜にクラックが発生するのを防ぐことができ、これにより良好に切断することができ、導通信頼性の高いものを得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を参照して、この発明の液晶表示装置の製造方法の一実施形態について説明する。なお、図3〜図6に示された従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
この液晶表示装置の製造方法は、注入口8の切断時にカッタステージ11上に配置される一対のフィルム基板1、3の設置状態を変えて切断する方法である。すなわち、図1および図2に示すように、一対のフィルム基板1、3をカットステージ11上に配置するときに、樹脂止めリブ10に近接する信号電極の引き回し配線などの透明な導電膜7が設けられた第2のフィルム基板3を下にしてカットステージ11の上面に接触させて配置し、この状態でシール材2の外周側に位置する箇所の注入口8をカッタ12で切断する。
【0011】
このように、この液晶表示装置の製造方法によれば、樹脂止めリブ10に近接する導電膜7が設けられた第2のフィルム基板3を下にしてカットステージ11の上面に接触させて配置すると、樹脂止めリブ10に近接する導電膜7を樹脂止めリブ10の下側に配置させることができる。このため、封止樹脂9が充填された注入口8を切断するときに、従来例のように導電膜7が樹脂止めリブ10と共に湾曲することがないため、樹脂止めリブ10に近接する導電膜7にクラックが発生するのを防ぐことができ、これにより良好に切断することができると共に、導通信頼性の高いものを得ることができる。
【0012】
なお、上記実施形態では、第2のフィルム基板3に設けられた信号電極の引き回し配線などの導電膜7が樹脂止めリブ10に接近している場合について述べたが、これに限らず、例えば第1のフィルム基板1に設けられた共通電極の引き回し配線などの透明な導電膜5が樹脂止めリブ10に接近している場合には、この導電膜5が設けられた第1のフィルム基板1を下にしてカットステージ11の上面に接触させて配置すれば良い。このようにしても、上述した第1実施形態と同様の作用効果がある。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、一対のフィルム基板をカットステージ上に配置させてシール材の外周側に位置する箇所の注入口を切断する際、前記一対のフィルム基板のうち、前記導電膜が設けられた位置が前記樹脂止め部に近い方の一方のフィルム基板を下にしてカットステージの上面に接触させると、樹脂止め部に近接する導電膜が樹脂止め部の下側に位置するので、注入口を切断するときに、従来例のように導電膜が樹脂止め部をと共に湾曲することがないため、導電膜にクラックが発生するのを防ぐことができ、これにより良好に切断することができると共に、導通信頼性の高いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の液晶表示装置の製造方法の一実施形態における切断前の状態を示した断面図。
【図2】図1の液晶表示装置の注入口を切断するときの切断途中の状態を示した要部の拡大断面図。
【図3】液晶表示装置をカットステージ上に配置した従来例を示した平面図。
【図4】図3のA−A矢視における断面図。
【図5】図3のB−B矢視における要部の断面図。
【図6】図5の状態で液晶表示装置の注入口を切断するときの切断途中の状態を示した要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 第1のフィルム基板
2 シール材
3 第2のフィルム基板
5、7 透明な導電膜
8 注入口
9 封止樹脂
10 樹脂止めリブ
11 カットステージ
12 カッタ
Claims (1)
- 互いに対向する対向面にそれぞれ透明な導電膜が設けられた一対のフィルム基板を、外周側に突出するように注入口が設けられた枠状のシール材を介して接合し、前記シール材に設けられた注入口から前記枠状のシール材の内に液晶を注入した後、前記注入口に封止材を前記シール材の内周側に設けられた樹脂止め部に到達するまで進入させて硬化させ、この後、前記一対のフィルム基板をカットステージ上に配置して前記シール材の外周側に突出する前記注入口を切断して除去する液晶表示装置の製造方法において、
前記一対のフィルム基板を前記カットステージ上に配置して切断する際、前記一対のフィルム基板のうち、前記導電膜が設けられた位置が前記樹脂止め部に近い方の一方のフィルム基板を下にして前記カットステージの上面に接触させて配置し、他方のフィルム基板側からカッタで切断することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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