JP3845315B2 - 情報処理装置のワイヤレス入力システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はパーソナルコンピュータ、電子計算機を含む情報処理装置のワイヤレス入力システムに関する。特に、本発明は、ID(識別)と通信チャンネルを同時に実施する情報処理装置のワイヤレス入力システム及びそのID情報設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の情報処理装置のワイヤレス入力システムとして、特開2001−109564号公報にワイヤレスキーボードID登録方法が開示されている。以下にこのワイヤレスキーボードID登録方法について説明を行う。
図8はワイヤレスキーボードID登録方法を説明する概略構成を示すブロック図である。
【0003】
本図に示すように、ワイヤレスキーボード710のあらかじめ定めた複数の特定のキーを押下すると、ワイヤレスキーボード710が固有のID番号を無線電波で送信し、受信機712がID番号を受信しパソコン714がID番号を入力する。
これにより、パソコン714に接続されている受信機712と、ワイヤレスキーボード710との一対一の対応関係が設定される。
【0004】
さらに、従来技術の情報処理装置のワイヤレスシステムとして、特開平5−204520号公報に電子計算機への無線キーボード接続方式が開示されている。以下にこの電子計算機への無線キーボード接続方式について説明を行う。
図9は電子計算機への無線キーボード接続方式を説明する概略構成を示すブロック図である。
【0005】
本図に示すように、キー入力に対し、キーボード801のエコーバック表示制御機構812がエコーバック用ディスプレイに入力文字を表示後、無線信号発信機構813に入力文字コードを渡す。
無線信号発信機構813は無線通信手段803を使用して無線信号変換機構821に対し、キー入力又は電源オン・オフの指示電文を送る。
【0006】
CPU802の無線信号変換機構821は送られる電文を解析し、電文に含まれるキーボードIDがあらかじめ登録されている値と一致するときは電文をキーボード入力信号又は電源オン・オフ指示信号に変換し、所定の動作を指示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の上記情報処理装置のワイヤレス入力システムには、チャンネル設定が無いことを前提条件としている場合、近くに情報処理装置が複数存在すると、混信が発生し、入力情報の漏洩が発生するという問題がある。
さらに、複数の情報処理装置の使用において、ワイヤレスキーボード710、キーボード801の入力装置とパソコン714、CPU802の出力装置で合致していることが前提条件となるため、情報処理装置のオペレータが入力装置及び出力装置の双方に通信チャンネルをまず設定してからでないとID登録ができないので操作が煩雑になるという問題がある。
【0008】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、複数の情報処理装置におけるワイヤレス入力システムにおいて、混信、入力情報の漏洩を防止し、且つ通信チャンネルの設定、ID登録の操作を容易にする情報処理装置のワイヤレス入力システム及びその設定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、情報処理装置本体にデータを入力する入力装置から、前記情報処理装置本体に接続された受信器にワイヤレスで送信を行う情報処理装置のワイヤレス入力システムにおいて、前記情報処理装置本体と前記入力装置を1対1に対応させるためのID情報を保持する入力装置保持手段と、前記入力装置から前記受信器に所定の通信チャンネルでID情報及び通信チャンネル情報を送信する入力装置送信手段と、ID情報登録可能モード時に、一定の時間だけ順々に通信チャンネルを変更し、前記入力装置からのID情報、通信チャンネル情報を受信する受信器受信手段と、受信できた通信チャンネルと受信した通信チャンネル情報が合致した場合、受信した前記ID情報、前記通信チャンネル情報を登録する受信器登録手段とを備えることを特徴とする情報処理装置のワイヤレス入力システムを提供する。
【0010】
この手段により、受信器の通信チャンネルを一定時間の間に変化させてID情報を受信することにより、受信器の通信チャンネルを入力装置の通信チャンネルに合わせることができるので、他の情報処理装置との混信、漏洩を容易に防止できる。さらに、受信器においてID情報と通信チャンネル情報を受信した通信チャンネル情報を、通信に使う通信チャンネルとするため、受信器と入力装置の双方に通信チャンネルをオペレータがそれぞれ行う必要が無いので、設定が簡単化できるようになる。
【0014】
好ましくは、前記受信器に表示部を設け、前記表示部は、ID情報登録可能モード、ID情報登録不可モード、ID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを含む前記受信器、前記入力装置の状態を表示する。この手段により、オペレータに情報を提供することが可能になる
【0021】
好ましくは、前記情報処理装置本体に設けられるアプリケーションを操作することにより、前記受信器受信手段をID情報登録可能モードにする。この手段により、受信器受信手段をID情報登録可能モードにするための新たなボタン付加が不要になる
【0022】
ましくは、前記情報処理装置本体に設けられるアプリケーションは、前記受信器からID情報登録可能モード、ID情報登録不可モード、ID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを含む受信器、入力装置の状態の情報を入力し、前記情報処理装置本体に設けられる表示部に表示させ、さらに、キーボード、マウスの操作ガイドを前記表示部に表示させる。
【0023】
この手段により、受信器、キーボード及びマウスのような入力装置の状態表示を情報処理装置本体のアプリケーションにより実現しているので、オペレータにわかりやすい表示にできるようになる
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置のワイヤレス入力システムであって第1の実施例の概略構成を示すブロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の番号、符号を付して説明を行う。
【0026】
パーソナルコンピュータ、電子計算機等の情報処理装置のワイヤレス入力システム100は、本図に示すように、情報処理装置本体101、情報処理装置本体101に接続される受信器110、及び、受信器110へ電波を送信する入力装置120から構成される。
受信器110は情報処理装置本体101に接続され、情報処理装置本体101に内蔵され、又は情報処理装置本体101若しくは情報処理装置100の表示装置に内蔵される。
【0027】
情報処理装置本体101には表示部102が設けられ、表示部102は、例えば、LCD(液晶表示)から構成され、情報処理装置本体101の状態を表示する。
入力装置120は、代表的には、キーボード、マウス、リモコン、ジョイスティック等から構成される。
【0028】
入力装置120から受信器110に対して、ワイヤレスの無線で、情報処理装置本体101を操作するための入力データが送信される。
より詳細には、入力装置120には送信部121が設けられ、送信部121は、電波を送信する送信アンテナ124を介して、所定の通信チャンネルで情報処理装置本体101に入力される情報を送信出力する。
【0029】
入力装置120にはチャンネル設定ボタン119が設けられ、チャンネル設定ボタン119は、所定の通信チャンネルを送信部121に設定し、又は設定・維持するために、使用される。
チャンネル設定ボタン119を調整することにより、通信チャンネルを変更することが可能である。
【0030】
さらに、入力装置120にはID(識別)送信ボタン118が設けられ、ID送信ボタン118は、チャンネル設定ボタン119により設定されている通信チャンネルで、ID送信ボタン118が一定時間ONにされている間、又はONにされている間、受信器110にID情報を送信するために使用される。
【0031】
さらに、入力装置120には入力装置設定記憶部122が設けられ、入力装置設定記憶部122は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、FlashROM等の書き換え可能なROM、バックアップ電池等で内容を維持できるメモリで構成され、情報処理装置本体101と入力装置120とを1対1に対応させるためのID情報等の設定情報を予め保持する。
【0032】
ID送信ボタン118、チャンネル設定ボタン119、送信部121及び入力装置設定記憶部122には入力装置マイクロコンピュータ123が接続され、入力装置マイクロコンピュータ123は、ID送信ボタン118がONにされたらチャンネル設定ボタン119から入力される通信チャンネルを送信部121に設定し、入力装置設定記憶部122からID情報を読み出して送信部121にID情報、通信チャンネル情報を送信させる。
【0033】
ここで、ID情報と共に通信チャンネル情報を送信する理由は、後述するID情報登録後の通信時に、受信器110で合致しない通信チャンネルでID情報を受信できる場合があるのでこれを排除するためであり、さらに、送信している通信チャンネルと受信している通信チャンネルの同期をさせるために必要となるからである。
【0034】
なお、チャンネル設定ボタン119、ID送信ボタン118は、入力装置120のスイッチ、スイッチの押下の組み合わせ、又は一連の操作によって実現してもよい。
次に、受信器110にはID登録ボタン113が設けられ、ID登録ボタン113は、一定の時間の間だけ、情報処理装置本体101と入力装置120とを1対1に対応させるID情報を受信可能にするモードに受信器110を遷移させるために、使用される。
【0035】
受信器110には受信部116が設けられ、受信部116は、入力装置120の送信アンテナ124からの電波を受信する受信アンテナ111を介して、ID情報、通信チャンネル情報を受信する。
受信器110には受信器設定記憶部115が設けられ、受信器設定記憶部115は、例えば、EEPROM、FlashROM等の書き換え可能なROM、バックアップ電池等で内容を維持できるメモリで構成され、入力装置120から送信されるID情報、通信チャンネル情報を登録する。
【0036】
ID登録ボタン113、受信器設定記憶部115及び受信部116には受信器マイクロコンピュータ114が接続され、受信器マイクロコンピュータ114は、ID登録ボタン113を押してから一定時間の間、受信部116に順々に通信チャンネル(ch0、ch1、…、chn)を設定し、どの通信チャンネルでID情報、通信チャンネル情報を受信できるかを判断し、受信したID情報、通信チャンネル情報を受信器設定記憶部115に登録させる。
【0037】
受信器マイクロコンピュータ114には表示部117が接続され、表示部117は、例えば、LCDで構成され、受信器110及び入力装置120の状態を表示する。オペレータに情報を提供するためである。
なお、ID登録ボタン113は物理的なスイッチの他、情報処理装置本体101から入力される信号としてもよい。
【0038】
また、表示部117は、LCD、モニタ等で構成できる他の情報処理装置本体101に表示情報を入力するようにしてもよい。
したがって、本発明によれば、受信器110には通信チャンネルを設定するボタンが無く、入力装置120だけに通信チャンネルを設定するチャンネル設定ボタン119が設けられ、且つ入力装置120のID送信ボタン118を押下したときに、入力装置120からチャンネル設定ボタン119で設定された通信チャンネルでID情報が送信される。さらに、受信器110の通信チャンネルを一定時間の間に変化させてID情報を受信することにより、受信器110の通信チャンネルを入力装置120の通信チャンネルに合わせることができるので、情報処理装置のワイヤレス入力システムの設定を簡単化できる。
【0039】
図2は図1における情報処理装置のワイヤレス入力システムの動作例を説明するフローチャートを示す図である。
ステップS201において、最初に、入力装置120のチャンネル設定ボタン119で所定の通信チャンネルを設定する。
ステップS202において、入力装置120では、チャンネル設定ボタン119で設定された所定の通信チャンネルで送信できるように、送信部121の設定を行う。
【0040】
ステップS203において、受信器110のID登録ボタン113の押下操作で、押下した時点から一定時間の間、ID情報登録可能モードとなる。この一定時間は、後述するステップS206によって設定されるループカウンタを使って実現する。受信器マイクロコンピュータ114は、表示部117にID情報登録可能であるという指示を行う。表示部117はID情報登録可能モードであるという表示を行う。
【0041】
ステップS204において、入力装置120の操作で、ID送信ボタン118が押下される。
ステップS205において、入力装置120の入力装置マイクロコンピュータ123は、入力装置設定記憶部122からID情報を読み出し、送信部121にID情報と通信チャンネル情報を入力させ、入力したID情報、通信チャンネル情報の送信を開始させる。
【0042】
ステップS206、ステップS207において、受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、ループカウンタをセットし、受信部116の通信チャンネルをチャンネル(ch)0に設定する。
ステップS208において、受信器マイクロコンピュータ114は、入力装置120から最低1回分のID情報と通信チャンネル情報を受信可能とする時間だけ、受信部116を受信可能な状態のままにする。受信部116がID情報と通信チャンネル情報が受信でき、且つ、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致した場合には、ステップS214に進む。上述の受信可能な状態のときに、待ち時間が過ぎたらステップS209に進む。
【0043】
ステップS209において、受信器マイクロコンピュータ114は、通信チャンネルを次のチャンネル(ch)1に変更し、受信部116に通信チャンネルを設定する。
ステップS210において、次の通信チャンネルを設定する際に、既にチャンネルの設定が一巡していなければ、ステップS208に戻り、一巡していることが判明したら、ステップS211に進む。
【0044】
ステップS211において、受信器マイクロコンピュータ114は、ループカウンタをデクリメントすることにより、一定回数分の通信チャンネルの切り替え及びID情報と通信チャンネル情報の受信動作を繰り返したかを確認する。もし、一定回数分繰り返されていなければ、ステップS208に戻り、一定回数繰り返されていれば、ステップS212に進む。
【0045】
ステップS212において、ID情報と通信チャンネル情報の受信に失敗した場合には、受信器マイクロコンピュータ114は受信器設定記憶部115から既に登録されている通信チャンネル情報を取り出し、受信部116に設定する。それから、受信器マイクロコンピュータ114は表示部117にID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを表示するという指示をし、表示部117はID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを表示する。
【0046】
ステップS213において、入力装置120の操作によって、ID送信ボタン118が離されたら、ID情報と通信チャンネル情報の送信は停止され、処理を終了する。
ステップS214において、受信器110ではID登録ボタン113の押下後一定時間後に、又は、ID情報、通信チャンネル情報登録後にID情報登録不可モードになる。
【0047】
ステップS215において、ステップS208で、受信部116がID情報と通信チャンネル情報が受信でき、且つ、受信した通信チャンネル情報が通信チャンネルと合致した場合、受信器マイクロコンピュータ114は、受信器設定記憶部115にID情報と通信チャンネル情報を登録し、ID情報登録可能モードからID情報登録不可モードに移行し、表示部117にID情報登録不可モードを表示する指示をし、表示部117はID情報登録不可モードであることを表示し、ステップS213に進む。
【0048】
なお、ステップS204は、ステップS205の後を除くステップS201〜ステップS212に至るまでの間ならば、どのステップの間で実行してもよいが、ID情報と通信チャンネル情報の登録が成功する可能性を高めるため、ステップS213で行うことは妥当である。
【0049】
また、ステップS204の次にステップS205の実行は必須である。
また、ステップS213は、ステップS205〜ステップS213の間に実行することが可能であるが、ID情報と通信チャンネル情報の登録が成功する可能性を高めるために、ステップS213で行うことは妥当である。
また、ステップS213は、操作によって発生する以外に、入力装置120の入力装置マイクロコンピュータ123による時間制限によって実行されるようにしてもよい。
【0050】
したがって、本発明の第1の実施例によれば、受信器110においてID情報と通信チャンネル情報を受信した通信チャンネル情報を、通信に使う通信チャンネルとするため、受信器110と入力装置120の双方に通信チャンネルをオペレータがそれぞれ行う必要が無いので、設定が簡単化できるようになる。
さらに、受信器110には通信チャンネルを設定する通信チャンネル設定ボタンが不要であるため、ボタン分の価格が安くなる他、受信器マイクロコンピュータ114も、入出力ポートのより少ないマイクロコンピュータが選択でき、価格が安くできるようになる。
【0051】
さらに、受信器110においてID情報と通信チャンネル情報を受信した通信チャンネル情報を、通信に使う通信チャンネルとするため、オペレータが受信器110と入力装置120の通信チャンネルを合致させる必要が無いので、現在使っている通信チャンネルが何チャンネルか知らなくても、設定可能である。これにより、オペレータの作業負荷を減らすことができるようになる。
【0052】
本発明の基本的構成は以上の通りであるが、情報処理装置本体101の入力装置が複数の場合について以下に説明する。この場合、情報処理装置本体101と複数の入力装置の間には入力装置の数に応じて複数の通信チャンネルを設定することも可能であるが、通信チャンネルの有効利用の点から1チャンネルの通信チャンネルを共有する例について説明する。
【0053】
併せて、図1の受信器110のID登録ボタン113、入力装置120のID送信ボタン118とチャンネル設定ボタン119についてさらに工夫を実現している例を説明する。
図3は本発明に係る情報処理装置のワイヤレス入力システムであって第2の実施例の概略構成を示すブロック図である。
【0054】
本図に示すように、情報処理装置のワイヤレス入力システム100は、情報処理装置本体101、情報処理装置本体101に接続される受信器110並びに受信器110に電波を送信するキーボード317及びマウス325から構成される。
キーボード317及びマウス325から受信器110に対して、ワイヤレスの無線で、情報処理装置本体101を操作するための入力データが送信される。
【0055】
図1と比較して、情報処理装置本体101にはアプリケーション103が設けられ、アプリケーション103は、一定時間の間だけ、情報処理装置本体101とキーボード317及びマウス325の入力装置とを1対1に対応させるID情報を受信可能にするモードに受信器110を遷移させる指示をするために使用される他、受信器110からの入力内容次第で表示する機能を持つ。
【0056】
受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、アプリケーション103からID情報登録の指示を受けてから、一定時間の間に、受信部116に通信チャンネルを設定し、どの通信チャンネルでID情報及び通信チャンネル情報が受信できるのかを判断する。
受信器設定記憶部115は、キーボード317、マウス325からのID情報、通信チャンネル情報を登録する。
【0057】
受信部116は、受信アンテナ111を介して、キーボード317、マウス325からの電波を受信する。
表示部117は、受信器110、キーボード317、マウス325の状態を表示する。
次に、キーボード317にはキーボード設定記憶部318が設けられ、キーボード設定記憶部318はID情報、通信チャンネル情報等を予め記憶しておく。
【0058】
さらに、キーボード317にはキーボード送信部320が設けられ、キーボード送信部320は、設定される通信チャンネルで、情報処理装置本体101に入力される情報を送信出力する。
キーボード設定記憶部318とキーボード送信部320の間にキーボードマイクロコンピュータ319が設けられ、キーボードマイクロコンピュータ319は、後述するキー操作によって、キーボード送信部320に通信チャンネルを設定し、ID情報、通信チャンネル情報の送信指示を判断して、キーボード設定記憶部318からID情報、設定された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報を読み出し、キーボード送信部320に押下キー情報と共に、読み出したID情報、通信チャンネル情報を入力させる。
【0059】
キーボードマイクロコンピュータ319にはキーマトリックス321が接続され、キーマトリックス321に含まれる←キー322、→キー323及びESCキー324が本発明の構成に使用される。
←キー322、→キー323及びESCキー324を同時押下すると、キーボードマイクロコンピュータ319はキーボード送信部320に現在の通信チャンネルを設定する。
【0060】
同時に、ID情報、通信チャンネル情報の送信の指示が入力されたと判断され、一定時間の間、ID情報、設定された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報の送信が開始される。
続けて一定時間内に上記の←キー322、→キー323及びESCキー324を同時に押下する操作をした場合には、ID情報、通信チャンネル情報の送信が中断されて、キーボード送信部320に次の通信チャンネルに設定が変更され、同時にID情報、設定が変更された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報の送信が開始される。
【0061】
次に、マウス325には左ボタン326、上・下・押下の3つのスイッチで構成されている中央(センター)ボタン327、右ボタン328が設けられている。
さらに、マウス325にはマウス送信部330が設けられ、マウス送信部330は、送信アンテナ332を介して、設定される通信チャンネルで、情報処理装置本体101に入力される情報を送信出力する。
【0062】
マウス325にはマウス設定記憶部331が設けられ、マウス設定記憶部331はID情報、通信チャンネル情報等を予め記憶しておく。
左ボタン326、センターボタン327、右ボタン328、マウス送信部330及びマウス設定記憶部331にはマウスマイクロコンピュータ329が接続され、マウスマイクロコンピュータ329は、後述のボタン操作により、マウス送信部330に通信チャンネルを設定し、ID情報、通信チャンネル情報の送信指示を判断して、マウス設定記憶部331からID情報、設定された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報を読み出し、読み出したID情報、通信チャンネル情報、左ボタン326、センターボタン327、右ボタン328の押下情報をマウス送信部330に入力させる。
【0063】
左ボタン326、右ボタン328、センターボタン327を同時押下すると、マウスマイクロコンピュータ329はマウス送信部330に現在の通信チャンネルを設定する。
同時に、ID情報、通信チャンネル情報の送信指示が入力されたと判断され、一定時間の間、ID情報、設定された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報の送信が開始される。
【0064】
続けて一定時間内に上記の左ボタン326、右ボタン328、センターボタン327を同時押下する操作をした場合には、ID情報の送信が中断されて、次の通信チャンネルに設定が変更され、ID情報、設定が変更された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報のの送信が開始される。
また、受信器110が受信できる通信チャンネルは1つのチャンネルのみであるため、キーボード317の通信チャンネルの設定が優先されるとする。
【0065】
図4は図3におけるキーボード317のID情報を登録する動作例を説明するフローチャートを示す図である。
ステップS401において、最初に、オペレータは、情報処理装置本体101上で動作するアプリケーション103を操作し、キーボード317のID情報を登録する指示を入力する。
【0066】
アプリケーション103は、情報処理装置本体101に接続されている受信器110にキーボード317のID情報を登録する指示を行う。
受信器110がキーボード317のID情報を登録する指示を受けると、指示を受けてから一定時間の間、キーボード317のID情報登録可能モードとなる。
【0067】
受信器マイクロコンピュータ114は、表示部117にキーボード317のID情報登録可能モードであることを示す指示をし、表示部117は、キーボード317のID情報登録可能モードであることを情報処理装置本体101のアプリケーション103に通知する。
アプリケーション103は、キーボード317のID情報登録可能モードを示す表示を行う。
【0068】
ステップS402において、受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、ループカウンタをセットする。
ステップS403において、受信器110の通信チャンネルをチャンネル(ch)0に設定する。
ステップS404において、オペレータは、キーボード317の←キー322、→キー323及びESCキー324を同時に押下する。
【0069】
キーボード317のキーボードマイクロコンピュータ319は、上記3つのキー押下確認後、キーボード送信部320に現在の通信チャンネルを設定する。
続いて、例えば、1秒以内に、上記3つのキー押下が確認された場合には、キーボードマイクロコンピュータ319は、キーボード送信部320に設定する通信チャンネルを変更する。通信チャンネルの設定・変更に、キーボード設定記憶部318からID情報、設定変更された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報を読み出し、キー押下情報を付加してキーボード送信部320に入力させる。
【0070】
キーボード送信部320は入力されたID情報と通信チャンネル情報、上記3つのキー押下情報を一定時間内に送信する。
ステップS405において、一方、受信器マイクロコンピュータ114は、キーボード317から←キー322又は→キー323又はESCキー324のキー押下情報を、最低1回は受信可能な時間、受信器110により受信可能である状態にする。
【0071】
受信部116が、上記3つのキーのうち、いずれかの押下情報を受信し、且つ、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致した場合には、受信器マイクロコンピュータ114は、キーボード317からの送信であると判断し、通信チャンネルの設定をそのままにし、ID情報を受信器110が1秒間受信できる状態にする。
1秒間の間にID情報と通信チャンネル情報を受信した場合には、ステップS411に進む。
【0072】
受信器110がキーボード317からの←キー322又は→キー323又はESCキー324のキー押下情報の待ち時間内に、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致する受信ができなかった場合、又は、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致する受信をしたが、1秒間の間にID情報の受信ができなかった場合には、ステップS406に進む。
【0073】
ステップS406において、受信器マイクロコンピュータ114は、通信チャンネルを次の通信チャンネルに変更し、受信部116に変更した通信チャンネルを設定する。
ステップS407において、次の通信チャンネルを設定する際、既に通信チャンネルが一巡していなければ、ステップS405に戻り、一巡していることが判明したら、ステップS408に進む。
【0074】
ステップS408において、ループカウンタをデクリメントすることにより、一定回数分の通信チャンネルの切り替え及びID情報と通信チャンネル情報の受信動作を繰り返したのかを確認する。
一定回数分切り替えされていなければステップS405に戻り、一定回数繰り返されていればステップS409に進む。
【0075】
ステップS409において、ID情報と通信チャンネル情報の受信に失敗した場合には、受信器マイクロコンピュータ114は受信器設定記憶部115から既に登録されている通信チャンネル情報を取り出し、受信部116に設定する。
それから、受信器マイクロコンピュータ114は表示部117にID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを表示する指示をし、表示部117はID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを表示する指示を情報処理装置本体101のアプリケーション103に通知する。
【0076】
アプリケーション103は受信に失敗したことを表示する。
ステップS410において、キーボード317はID情報の送信を開始してから、一定時間が終了すると、送信を停止し、処理を終了する。
ステップS411において、ステップS405で受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致した場合には、受信器マイクロコンピュータ114は受信器設定記憶部115にID情報と通信チャンネル情報を登録する。
【0077】
ステップS412において、さらに、受信器マイクロコンピュータ114は、ID情報登録可能モードをID情報登録不可モードに移行し、表示部117にID情報登録不可モードであることを表示する指示をし、表示部117は情報処理装置本体101のアプリケーション103にID情報登録可能モードの表示を消す指示をする。アプリケーション103はID情報登録可能モードの表示を消し、ステップS409に進む。
【0078】
なお、ステップS404は、ステップS401〜ステップS409に至るまでの間ならば、どのステップの間で実行してもよいが、ID情報と通信チャンネル情報と登録が成功する可能性を高めるため、ステップS404の順番で実行するのが妥当である。
ステップS410の実行は、ステップS404〜ステップS410の間に実行される可能性がある。
【0079】
図5は図3におけるマウス325のID情報を登録する動作例を説明するフローチャートを示す図である。
ステップS501において、次に、オペレータは、情報処理装置本体101上で動作するアプリケーション103を操作しマウス325のID情報登録をする指示を入力する。
【0080】
受信器110の通信可能な通信チャンネルは1チャンネルのため、キーボード317の通信チャンネルを変更すると、常に、受信器110は、キーボード317の通信チャンネルで通信可能である。
アプリケーション103は、情報処理装置本体101に接続されている受信器110に、マウス325のID情報登録を行う指示をする。
【0081】
あるいは、情報処理装置本体101のアプリケーション103からの、キーボード317のID情報を登録する指示に連続して次の指示が受信器110に入力される。
受信器110がマウス325のID情報登録の指示を受けると、指示を受けてから一定時間の間、マウス325のID情報登録可能モードとなる。
【0082】
受信器マイクロコンピュータ114は、マウス325のID情報登録が可能であることを示す指示を表示部117にし、表示部117はマウス325のID情報登録可能モードであることを情報処理装置本体101のアプリケーション103に通知する。
アプリケーション103は、マウス325のID情報登録可能モードを示す表示をする。
【0083】
ステップS502において、オペレータは、マウス325の左ボタン326、右ボタン328、センターボタン327を同時に押下する。
マウス325のマウスマイクロコンピュータ329は、上記3つのボタンの押下確認後、マウス送信部330に現在の通信チャンネルを設定する。
【0084】
続いて、例えば、1秒以内に、上記の3つ押下が確認された場合には、マウスマイクロコンピュータ329は、マウス送信部330に設定する通信チャンネルを変更する。通信チャンネルの設定・変更にマウス設定記憶部331から読み出したID情報、設定変更された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報を読み出しボタン押下情報を付加してマウス送信部330に入力させる。
【0085】
マウス送信部330は、入力されたID情報と通信チャンネル情報を一定時間の間、送信する。
ステップS503において、一方、受信器マイクロコンピュータ114は、マウス325の操作によって送信されるID情報と通信チャンネル情報を受信するのに十分な時間分、受信可能な状態にいる。
【0086】
この状態のときに受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致した場合には、ステップS506に進む。
受信器110がマウス325からのID情報及び通信チャンネル情報が受信できなかった場合、ステップS504に進む。
ステップS504において、ID情報と通信チャンネル情報の受信に失敗した場合には、受信器マイクロコンピュータ114は、表示部117にID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを表示する指示をし、表示部117はID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを表示する指示を情報処理装置本体101のアプリケーション103に通知する。アプリケーション103は受信に失敗したことを表示する。ステップS502に戻る。
【0087】
ステップS505において、ステップS503で受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致した場合には、受信器マイクロコンピュータ114は受信器設定記憶部115にID情報と通信チャンネル情報とを登録する。ステップS506において、さらに、受信器マイクロコンピュータ114は、ID情報登録不可モードをID情報受信不可モードに移行し、ID情報受信不可モードであることを表示する指示を表示部117にすると、表示部117は情報処理装置本体101のアプリケーション103にID情報登録可能モードの表示を消す指示をする。アプリケーション103はID情報登録可能モードの表示を消す。
【0088】
ステップS507において、マウス325はID情報の送信を開始してから、一定時間が終了すると、送信を停止し、処理を終了する。
したがって、本発明によれば、第1の実施例に係る受信器110のID登録ボタン113に代わり、情報処理装置本体101のアプリケーション103からの入力としているので、ID登録ボタン113の分の価格が安くなる他、受信器マイクロコンピュータ114も、入出力ポートのより少ないマイクロコンピュータが選択でき、価格が安くできるようになる。
【0089】
さらに、第1の実施例に係る入力装置120のID送信ボタン118、チャンネル設定ボタン119の操作に代わり、キーボード317の場合には←キー322、→キー323及びESCキー324の操作、マウス325の場合には左ボタン326、センターボタン327及び右ボタン328の操作で実現しているので、ボタン分の価格が安くなる。その他に、入力装置としてのキーボード317のキーボードマイクロコンピュータ319、マウス325のマウスマイクロコンピュータ329も、入出力ポートのより少ないマイクロコンピュータが選択でき、価格が安くできるようになる。
【0090】
さらに、第1の実施例に係るチャンネル設定ボタン119による通信チャンネルの変更操作が不要となり、操作すべき対象が少なくなるので、オペレータの操作が容易になる。
さらに、受信器110の状態表示を情報処理装置本体101のアプリケーション103により実現しているので、オペレータにわかりやすい表示にできるようになる。
なお、マウス325の通信チャンネルの設定が優先される場合は、図4と図5が入れ替わる手順になる。
【0091】
次に、図1における第1の実施例に係る受信器110のID登録ボタン113について第2の実施例以外の工夫と、第1の実施例に係る入力装置120のID送信ボタン118、チャンネル設定ボタン119について第2の実施例以外の工夫を実現している例について以下に説明を行う。
【0092】
図6は本発明に係る情報処理装置のワイヤレス入力システムであって第3の実施例の概略構成を示すブロック図である。
図3と比較して、情報処理装置本体101のアプリケーション10は、キーボード317、マウス325の入力装置と情報処理装置本体101とを1対1に対応させるためのID情報登録を促すメッセージ等、後述する受信器110からの入力内容次第で表示をする機能を持つ。
【0093】
さらに、受信器110の電源をON・OFFする電源スイッチ112を用いて、受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、受信器設定記憶部115にキーボード317又はマウス325のID情報又は通信チャンネル情報が登録されていない場合において、電源スイッチ112をONしたときに、強制的にID情報を登録するモードに移行する判断を行い、一定時間の間に、順々に受信部116に通信チャンネルを設定し、どの通信チャンネルでID情報及び通信チャンネル情報が受信できるのかを判断する。
【0094】
さらに、キーボード317のキーマトリックス321に含まれるENTERキー315及びESCキー324が本発明の構成に使用される。
ENTERキー315、ESCキー324、キーボード送信部320及びキーボード設定記憶部318にはキーボードマイクロコンピュータ319が接続され、キーボードマイクロコンピュータ319は、ENTERキー315、ESCキー324の後述の操作により、通信チャンネルの設定、ID情報の送信指示を判断し、キーボード設定記憶部318にID情報、通信チャンネル情報を予め保持する。キーボード設定記憶部318からID情報、通信チャンネル情報を読み出し、キーボード送信部320にID情報、通信チャンネル情報、ENTERキー315、ESCキー324のキー押下情報を入力させる。
【0095】
ENTERキー315及びESCキー324を同時押下する毎に、キーボード317の通信チャンネルの設定は、次の設定に変更され、所定の通信チャンネルを得ることを可能にする。
次に、マウス325には左ボタン326及び右ボタン328が設けられている。
【0096】
左ボタン326、右ボタン328、マウス送信部330及びマウス設定記憶部331にはマウスマイクロコンピュータ329が接続され、マウスマイクロコンピュータ329は、左ボタン326及び右ボタン328の後述の操作により、通信チャンネルの設定、ID情報の送信指示を判断し、マウス設定記憶部331にID情報、通信チャンネル情報を予め保持する。マウス設定記憶部331からID情報、通信チャンネル情報を読み出し、マウス送信部330にID情報、通信チャンネル情報、左ボタン326、右ボタン328のキー押下情報を入力させる。
【0097】
左ボタン326、右ボタン328を同時押下する毎に、マウス325の通信チャンネルの設定は、次の設定に変更され、所定の通信チャンネルを得ることを可能にする。
また、受信器110が受信できる通信チャンネルは1つの通信チャンネルのみであるため、ID情報登録時に共通の通信チャンネルの選択をする必要がある。
【0098】
図7は図6における情報処理装置のワイヤレス入力システムの動作例を説明するフローチャートを示す図である。
ステップS601において、最初に、オペレータは、情報処理装置本体101の電源を投入してアプリケーション103を起動する。
ステップS602において、次にオペレータは、受信器110の電源スイッチ112をONにする。
【0099】
受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、受信器設定記憶部115から予め登録されているID情報、通信チャンネル情報を取り出す。
なお、既に、ID情報、通信チャンネル情報が登録されていれば、受信器110に通信チャンネル情報を設定してデータの受信待ちとなる。
未だ、ID情報又は通信チャンネル情報が設定されていなければ、ID情報登録可能モードに移行し、ステップS603に進む。
【0100】
ステップS603において、情報処理装置本体101上で起動したアプリケーション103は、情報処理装置本体101の表示部102の画面に、ID情報登録可能モードであることを表示し、ID情報登録を行うために、キーボード317のENTERキー315を押下し続けることを促すメッセージを表示する。
ステップS604において、オペレータは、必要に応じて、ENTERキー315及びESCキー324を同時に押下する操作を行うことにより、キーボード317の通信チャンネルの設定・変更を行う。
【0101】
キーボードマイクロコンピュータ319は、キーマトリックス321をスキャンしてENTERキー315及びESCキー324の同時押下を検出すると、通信チャンネルを次の通信チャンネルに変更する。
さらに、キーボード送信部320に更新した通信チャンネルを設定する。
ステップS605において、次に、情報処理装置本体101のアプリケーション103の表示する内容に従って、キーボード317のENTERキー315を押下する。
【0102】
キーボードマイクロコンピュータ319は、キーマトリックス321をスキャンしてENTERキー315を検出すると、キーボード設定記憶部318からID情報、設定された通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報を取り出して、ENTERキー315の押下情報と一緒にキーボード送信部320に入力させる。
【0103】
キーボード送信部320は、入力された情報を送信する。なお、以下キー操作をした場合、キーボードマイクロコンピュータ319は同様の動作を行う。
ステップS606において、受信器110は、ID情報登録可能モードに移行すると、最初にキーボード317のID情報登録待ちとなる。
受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、受信器110の通信チャンネルをチャンネル(ch)0に設定する。
【0104】
そして、キーボード317からのENTERキー315のキー押下情報は、最低1回は受信可能な時間の間、受信部116により受信可能な状態とする。
受信部116がENTERキー315の押下情報を受信し、且つ、受信した通信チャンネルと合致したら、ID情報、通信チャンネル情報を受信器設定記憶部115に一時的に登録する指示が行われ、ENTERキー315のキー押下情報がアプリケーション103に入力される。
【0105】
通信チャンネルは、ENTERキー315のキー押下情報を受信し、且つ、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致したときの通信チャンネルに設定されたままとなる。
ステップS607において、アプリケーション103は、ENTERキー315のキー押下情報が入力されたら、オペレータにID情報、通信チャンネル情報を登録してよいか、確認のために、一度キーボード317のENTERキー315を離して、再度ENTERキー315を押下する指示を行う。
【0106】
ステップS608において、受信器110は、キーボード317からの入力待ちとなる。ENTERキー315のキー押下情報が入力されたら、ENTERキー315のキー押下情報をアプリケーション103に入力してステップS609に進む。ENTERキー315以外、例えば、ESCキー324のキー押下情報が入力されれば、ESCキー324のキー押下情報をアプリケーション103に入力して、ステップS604に戻る。
【0107】
ステップS609において、受信器110からENTERキー315のキー押下情報が入力されたら、アプリケーション103は、情報処理装置本体101の表示部102の画面に、ID情報登録を行うために、マウス325の左ボタン326を押下し続けることを促すメッセージを表示する。
ステップS610において、オペレータは、必要に応じて、左ボタン326及び右ボタン328を同時に押下する操作をすることにより、マウス325の通信チャンネルの設定を変更する。
【0108】
マウスマイクロコンピュータ329は、左ボタン326及び右ボタン328の同時押下を検出すると、通信チャンネルを次の通信チャンネルに変更する。
さらに、マウス送信部330にも更新した通信チャンネルを設定する。
ステップS611において、情報処理装置本体101のアプリケーション103の表示する内容に従って、マウス325の左ボタン326を押下する。
【0109】
マウスマイクロコンピュータ329は、左ボタン326のキー押下情報を検出すると、マウス設定記憶部331からID情報、設定した通信チャンネルに対応する通信チャンネル情報を取り出して、左ボタン326のキー押下情報と一緒に、マウス送信部330に入力させる。
マウス送信部330は、入力された情報を送信する。なお、以下、マウス325の操作した場合、マウスマイクロコンピュータ329は同様の動作を行う。
【0110】
ステップS612において、受信器110は、キーボード317のID情報、通信チャンネル情報を一時的に登録している状態でENTERキー315の情報が入力されると、マウス325のID情報登録待ちとなる。
受信器110の受信器マイクロコンピュータ114は、受信部116の通信チャンネルをチャンネル(ch)0に設定する。
【0111】
そして、マウス325からの左ボタン326のキー押下情報は、最低1回は受信可能な時間の間、受信部116により受信可能な状態となる。
受信部116が左ボタン326のキー押下情報を受信し、且つ、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致せず、時間が過ぎたら、次の通信チャンネルに切り替えて、また、マウス325から左ボタン326の押下待ちとなる。
【0112】
受信部116が左ボタン326のキー押下情報を受信し、且つ、受信した通信チャンネルと合致したら、ID情報、通信チャンネル情報を、受信器設定記憶部115に一時的に保持する指示がされ、左ボタン326のキー押下情報がアプリケーション103に入力される。
通信チャンネルは、左ボタン326のキー押下情報を受信し、且つ、受信した通信チャンネル情報が受信した通信チャンネルと合致したときの通信チャンネルに設定されたままである。
【0113】
ステップS613において、アプリケーション103は、左ボタン326のキー押下情報が入力されたら、オペレータにID情報、通信チャンネル情報を登録してよいか、確認のために、一度マウス325の左ボタン326を離して、再度左ボタン326を押下する指示を行う。
ステップS614において、受信器110は、マウス325からの入力待ちとなる。左ボタン326のキー押下情報が入力されたらアプリケーション103に左ボタン326のキー押下情報が入力されて、ステップS615に進む。左ボタン326以外、例えば、右ボタン328のキー押下情報が入力されれば、アプリケーション103に右ボタン328のキー押下情報を入力して、ステップS610に戻る。
【0114】
ステップS615において、受信器110の通信可能な通信チャンネルは1チャンネルしかないので、アプリケーション103は、キーボード317とマウス325の通信チャンネルの設定に相違が無いか確認するために、キーボード317からENTERキー315の入力をする指示を表示する。
ステップS616において、オペレータは、アプリケーション103の指示に従って、キーボード317のENTERキー315を押下する。
【0115】
アプリケーション103にENTERキー315のキー押下情報が入力されれば、ステップS617に進む。一定時間の間にENTERキー315のキー押下情報が入らなければ、ステップS619に進む。
ステップS617において、受信器110は、キーボード317と左ボタン326のID情報、通信チャンネル情報を一時保持している状態で、キーボード317からのENTERキー315のキー押下情報が入力されると、キーボード317とマウス325の通信チャンネルは同じであることが判断できるので、キーボード317とマウス325のID情報と、キーボード317とマウス325共通の通信チャンネルを受信器設定記憶部115に入力して保持し、ID情報登録可能モードからID情報登録不可モードに移行する。
【0116】
ステップS618において、アプリケーション103は、情報処理装置本体101の表示部102の画面に正常終了した表示をして処理を終了する。
ステップS619において、ステップS616からステップS619に進んだ場合には、アプリケーション103は、情報処理装置本体101の表示部102の画面に異常終了した表示をして処理を終了する。
【0117】
したがって、本発明によれば、第1の実施例、第2の実施例の効果に加えて、ID情報登録の指示が受信器110にID情報登録が行われていない場合に強制的に発生することにより、確実にオペレータにID情報登録及び通信チャンネルの設定を実施させることが可能になり、ID情報登録モードにする操作が省略できるようになる。
【0118】
さらに、キーボード317、マウス325から送信される情報に、常にID情報、通信チャンネル情報が含まれるのを利用して、ID情報登録時に押下するキーボード317のキー、マウス325のボタンを特定すること、登録の順番、手順を決めることによって、キーボード317、マウス325の複雑な操作によるID情報の送信を簡単化でき、通常に使われるENTERキー315、左ボタン326を単純に押下することによって、ID情報、通信チャンネル情報が受信器110で識別できるようになる。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報処理装置本体と入力装置を1対1に対応させるためのID情報を保持し、入力装置から受信器に所定の通信チャンネルでID情報及び通信チャンネル情報を送信し、ID情報登録可能モード時に、順々に通信チャンネルを設定し、入力装置からのID情報、通信チャンネル情報を受信し、受信できた通信チャンネルと受信した通信チャンネル情報が合致し、ID情報、通信チャンネル情報を受信した場合に、受信したID情報、通信チャンネル情報を登録するようにしたので、受信器の通信チャンネルを一定時間の間に変化させてID情報を受信することにより、受信器の通信チャンネルを入力装置の通信チャンネルに合わせることができるので、他の情報処理装置との混信、漏洩を容易に防止できる。さらに、受信器においてID情報と通信チャンネル情報を受信した通信チャンネル情報を、通信に使う通信チャンネルとするため、受信器と入力装置の双方に通信チャンネルをオペレータがそれぞれ行う必要が無いので、設定が簡単化できるようになる。
【0122】
また、受信器に表示部を設け、表示部は、ID情報登録可能モード、ID情報登録不可モード、ID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを含む受信器、入力装置の状態を表示するようにしたので、オペレータに情報を提供することが可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置のワイヤレス入力システムであって第1の実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1における情報処理装置のワイヤレス入力システムの動作例を説明するフローチャートを示す図である。
【図3】本発明に係る情報処理装置のワイヤレス入力システムであって第2の実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3におけるキーボード317のID情報を登録する動作例を説明するフローチャートを示す図である。
【図5】図3におけるマウス325のID情報を登録する動作例を説明するフローチャートを示す図である。
【図6】本発明に係る情報処理装置のワイヤレス入力システムであって第3の実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図7】図6における情報処理装置のワイヤレス入力システムの動作例を説明するフローチャートを示す図である。
【図8】ワイヤレスキーボードID登録方法を説明する概略構成を示すブロック図である。
【図9】電子計算機への無線キーボード接続方式を説明する概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…情報処理装置本体
102、117…表示部、
103…アプリケーション
110…受信器
111…受信アンテナ
112…電源スイッチ
113…ID登録ボタン
114…受信器マイクロコンピュータ
115…受信器設定記憶部
116…受信部
118…ID送信ボタン
119…チャンネル設定ボタン
120…入力装置
121…送信部
122…入力装置設定記憶部
123…入力装置マイクロコンピュータ
124、316、332…送信アンテナ
315…ENTERキー
317…キーボード
318…キーボード設定記憶部
319…キーボードマイクロコンピュータ
320…キーボード送信部
321…キーマトリックス
322…←キー
323…→キー
324…ESCキー
325…マウス
326…左ボタン
327…センターボタン
328…右ボタン
329…マウスマイクロコンピュータ
330…マウス送信部
331…マウス設定記憶部

Claims (3)

  1. 情報処理装置本体にデータを入力する入力装置から、前記情報処理装置本体に接続された受信器にワイヤレスで送信を行う情報処理装置のワイヤレス入力システムにおいて、
    前記情報処理装置本体と前記入力装置を1対1に対応させるためのID情報を保持する入力装置保持手段と、
    前記入力装置から前記受信器に所定の通信チャンネルでID情報及び通信チャンネル情報を送信する入力装置送信手段と、
    ID情報登録可能モード時に、一定の時間だけ順々に通信チャンネルを変更し、前記入力装置からのID情報、通信チャンネル情報を受信する受信器受信手段と、
    受信できた通信チャンネルと受信した通信チャンネル情報が合致した場合、受信した前記ID情報、前記通信チャンネル情報を登録する受信器登録手段とを備え、
    前記受信器に表示部を設け、前記表示部は、ID情報登録可能モード、ID情報登録不可モード、ID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを含む前記受信器、前記入力装置の状態を表示することを特徴とする情報処理装置のワイヤレス入力システム。
  2. 前記情報処理装置本体に設けられるアプリケーションを操作することにより、前記受信器受信手段をID情報登録可能モードにすることを特徴とすることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置のワイヤレス入力システム。
  3. 前記情報処理装置本体に設けられるアプリケーションは、前記受信器からID情報登録可能モード、ID情報登録不可モード、ID情報と通信チャンネル情報の受信のエラーを含む受信器、入力装置の状態の情報を入力し、前記情報処理装置本体に設けられる表示部に表示させ、さらに、キーボード、マウスの操作ガイドを前記表示部に表示させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置のワイヤレス入力システム。
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