JPH07245663A - 競合制御システム - Google Patents

競合制御システム

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JPH07245663A
JPH07245663A JP3457494A JP3457494A JPH07245663A JP H07245663 A JPH07245663 A JP H07245663A JP 3457494 A JP3457494 A JP 3457494A JP 3457494 A JP3457494 A JP 3457494A JP H07245663 A JPH07245663 A JP H07245663A
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JP
Japan
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telephone
application
competition
contention
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JP3457494A
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English (en)
Inventor
Naoki Yamanaka
直樹 山中
Hironobu Shibata
宏信 柴田
Akira Ishidoya
晃 石戸谷
Koji Maehara
孝治 前原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大画面の表示器およびファンクションキー付
きの電話機のコンソールとしての操作性を向上させる。 【構成】 大画面の表示器11を有する電話機1のファ
ンクションキー13が押下される度に、ファンクション
キー13に対応するアプリケーション301、302に
切り替えて、電話機のコンソール機能を割り当てると共
に、電話機からのオフフック信号等の電話機としての操
作信号を受信すると、電話機の割り当てを、電話機から
のダイヤル情報に基づく呼接続処理を行う呼処理部10
0に切り替え、かつ、押下されたファンクションキーに
対応するアプリケーションからの表示情報を他のアプリ
ケーションからの表示情報に優先させたウィンドウ画面
で電話機の表示器に画面表示させる競合処理部200を
設けることを特徴とするコンソールとしての電話機に対
応した競合制御システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大画面の表示器および
ファンクションキー付きの電話機をコンピュータのコン
ソール(入出力端末)として用いる場合に発生する、電
話機のコンソール機能のアプリケーション間での競合を
制御する技術に係り、特に、電話機のコンソールとして
の操作性を向上させるのに好適な競合制御システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】表示器付きの電話機をコンソールとして
用い、コンピュータの操作を行うシステムがあるが、こ
のようなシステムにおいては、コンピュータ上で動作す
る複数アプリケーション間、および、アプリケーション
と呼処理間での競合が発生する。このような競合に対す
る処理技術としては、例えば、特開平3−256434
号公報(「競合制御方式」)において記載のものがあ
る。この特開平3−256434号公報では、交換機内
に競合制御用メモリを持たせることにより、表示器付き
電話機への出力制御に関する競合発生を検出する技術が
紹介されている。
【0003】電話機をコンピュータ操作用のコンソール
として用いる場合に発生する競合には、電話機の表示器
に対する出力制御に関する競合と、電話機のダイヤルキ
ーおよびファンクションキーを操作することによる入力
情報を、呼処理とアプリケーションのどちらに送信する
かという入力制御に関する競合とがある。上述の特開平
3−256434号公報に記載の従来技術では、入力制
御の競合に関しての技術が開示されておらず、入出力と
もに有効で体系的な競合制御を行うことができない。ま
た、近年の表示器の低価格化に伴い、大型画面の表示器
を備える電話機が一般的となりつつあるが、従来の出力
に関する競合制御技術では、このような大画面の表示器
を有効に利用することが考慮されておらず、高度なヒュ
ーマン・マシン・インタフェースによる操作性の向上が
図られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、入力制御に関する競合に関して
の技術が開示されておらず、入出力ともに有効で体系的
な競合制御を行うことができない点と、電話機に備えら
れた大画面の表示器を有効に利用することが考慮されて
いないので、高度なヒューマン・マシン・インタフェー
スによる操作性の向上を図ることができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、大画
面の表示器およびファンクションキー付きの電話機のコ
ンソールとしての性能を向上させることを可能とする競
合制御システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の競合制御システムは、(1)電話機1のフ
ァンクションキー13が押下される度に、このファンク
ションキー13に対応するアプリケーション301、3
02に切り替えて、電話機1のコンソール機能を割り当
てると共に、電話機1からオフフック信号等の電話機と
しての操作信号を受信すると、電話機1の割り当てを、
電話機1からのダイヤル情報に基づく呼接続処理を行う
呼処理部100に切り替える競合処理部200を設ける
ことを特徴とする。また、(2)上記(1)に記載の競
合制御システムにおいて、競合処理部200は、押下さ
れた電話機1のファンクションキー13に対応するアプ
リケーションのみに、電話機1からのキー入力情報を送
出する入力競合制御部202と、押下された電話機1の
ファンクションキー13に対応するアプリケーションか
らの表示情報を、他のアプリケーションからの表示情報
に優先して電話機1に送出して、この電話機1に優先的
に画面表示させる出力競合制御部201とを具備するこ
とを特徴とする。また、(3)上記(2)に記載の競合
制御システムにおいて、出力競合制御部201は、押下
されたファンクションキー13に対応するアプリケーシ
ョンからの表示情報を他のアプリケーションからの表示
情報に優先させたウィンドウ画面を生成するウィンドウ
画面生成部203を具備することを特徴とする。また、
(4)上記(3)に記載の競合制御システムにおいて、
ウィンドウ画面生成部203は、優先させるアプリケー
ションと同じ画面領域を重複して利用する他のアプリケ
ーションからの、この重複する画面領域部分への表示情
報の出力を停止させる表示情報出力規制部204を具備
することを特徴とする。また、(5)上記(2)から
(4)のいずれかに記載の競合制御システムにおいて、
競合処理部200は、コンソール機能の割り当て切り替
え結果と、各アプリケーション301、302で利用す
る電話機の表示器の画面領域を、相手先電話機との呼処
理を行う呼処理部100および各アプリケーション30
1、302に対応付けて登録し、出力競合制御部201
により優先度の判別時に参照される競合処理管理テーブ
ル500を具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、競合処理部により、電話機
の各ファンクションキーに、各アプリケーションを対応
付け、ファンクションキーが押下される度に、コンソー
ルとしての電話機のアプリケーションへの割り当てを切
り替え、各アプリケーション間での電話機のコンソール
機能の競合を制御する。また、電話機が例えばオフフッ
クされ、ダイヤルボタンが押下されると、呼処理部によ
り、通常の呼接続処理を行う。電話機のダイヤルボタン
の入力情報は、入力競合制御部により、電話機のコンソ
ール機能が割り当てられたアプリケーションに全て送出
するが、各アプリケーションからの表示情報は、出力競
合制御部により、割り当てられたアプリケーションから
の表示情報を優先しながらも、電話機に送出して画面表
示させる。すなわち、他のアプリケーションからの表示
情報の一部を、電話機に画面表示し、各並列して利用し
ているアプリケーションの表示状況を利用者に示す。特
に、ウィンドウ画面生成部の表示情報出力規制部によ
り、優先させるアプリケーションと重複する画面領域部
分への、他のアプリケーションからの表示情報の出力を
停止させ、並列利用している各アプリケーションの把握
が容易なウィンドウ画面で表示することにより、ウィン
ドウシステム的な競合制御を行う。また、競合処理管理
テーブルを用いて割り当て制御を行い、割り当て制御の
対象となる電話機およびアプリケーションの変更に容易
に対処する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の競合制御システムの本発明
に係る構成の一実施例を示すブロック図、図2は、図1
における競合制御システムを設けた交換網の構成例を示
すブロック図である。図2における交換網は、複数の大
画面の表示器付きの電話機1、2と、これら複数の電話
機1、2を収容して回線の交換処理を行うと共に本発明
に係る競合制御を行う交換機20と、この交換機20に
接続され、電話機1、2をコンソール(入出力端末)と
して、入力情報21および出力情報22の送受信を行う
コンピュータ30により構成されている。電話機1、2
のそれぞれは、表示器11、ダイヤルキー12、およ
び、アプリケーションの起動と切り替えに用いるファン
クションキー13を具備し、これらを総称して端末リソ
ース10と呼び、この端末リソース10を操作者が利用
することにより、コンピュータ30のコンソールとして
機能する。
【0008】次に、図1を用いて、本発明に係る競合処
理について説明する。電話機1の端末リソース10を制
御する処理モジュールとしては、電話機1の電話機能制
御すなわち呼接続制御を行う呼処理部100と、電話機
をコンソールとして利用する複数のアプリケーション3
01、302とがあり、本発明に係る競合処理部200
は、出力競合制御部201と入力競合制御部202、お
よび、競合処理管理テーブル500(図中、管理テーブ
ルと記載)を具備し、さらに、出力競合制御部201に
は、表示情報出力規制部204(図中、出力規制部と記
載)からなるウィンドウ画面生成部203(図中、WI
Nと記載)を設ける構成とし、これらの処理モジュール
(呼処理部100、アプリケーション301、302)
間の本発明に係る競合の調停を行う。
【0009】すなわち、競合処理部200は、電話機1
のファンクションキー13が押下される度に、このファ
ンクションキー13に対応するアプリケーション30
1、302に切り替えて、電話機1のコンソール機能を
割り当てると共に、電話機1からオフフック信号や保留
の解除信号等の電話機としての操作信号を受信すると、
電話機1の割り当てを呼処理部100に切り替える。出
力競合制御部201は、押下されたファンクションキー
13に対応するアプリケーションからの表示情報を、他
のアプリケーションからの表示情報に優先して電話機1
に送出して、この電話機1に優先的に画面表示させ、入
力競合制御部202は、押下された電話機のファンクシ
ョンキーに対応するアプリケーションのみに、電話機か
らのキー入力情報を送出する。
【0010】また、ウィンドウ画面生成部203は、押
下されたファンクションキー13に対応するアプリケー
ションからの表示情報を他のアプリケーションからの表
示情報に優先させたウィンドウ画面を生成することによ
り、出力競合制御部201の表示情報の優先制御を行
う。また、表示情報出力規制部は、競合処理管理テーブ
ル500において各アプリケーション301、302毎
に記憶された、各アプリケーションで利用する電話機1
の表示器11の画面領域を参照して、優先させるアプリ
ケーションと同じ画面領域を重複して利用する他のアプ
リケーションからのこの重複する画面領域部分への表示
情報の出力を停止させることにより、ウィンドウ画面生
成部203のウィンドウ画面の生成を可能とする。尚、
競合処理管理テーブル500には、図3で詳細を示すよ
うに、電話機1の各アプリケーション301、302や
呼処理部100への割り当て切り替え結果と、各アプリ
ケーション301、302で利用する電話機1の表示器
11の画面領域を、呼処理部100および各アプリケー
ション301、302に対応付けて登録し、出力競合制
御部201は、優先度の判別時に、この競合処理管理テ
ーブル500を参照する。
【0011】以下、電話機1から入出力を行い、アプリ
ケーション301、302を利用する場合を例に説明す
る。尚、このように限定しても、本発明の説明の一般性
を失わせないことは言うまでもない。また、各アプリケ
ーション301、302は、自処理が終了した場合、競
合処理管理テーブル500内の状態を未起動にリセット
する。競合処理部200で行われる競合処理には、アプ
リケーション301、302からの表示器11への各出
力要求を処理する出力競合と、ダイヤルキー12の入力
をどの処理モジュール(アプリケーション301、30
2)に通知するかを処理する入力競合とがあり、それぞ
れ、出力競合制御部201と入力競合制御部202とに
より制御される。
【0012】競合処理部200は、図3で詳細を示す競
合処理管理テーブル500を、各電話機(1)〜(N)
毎に有し、この競合処理管理テーブル500では、各電
話機(1)〜(N)が持つ呼処理とのコネクション、ま
たは、各アプリケーションとのコネクションなどのコネ
クションの種類501、各コネクションの状態502、
および、各コネクションが利用しようとする表示器上の
利用表示領域503が格納される。コネクションの状態
としては、出力情報が表示領域の最前面に表示され、か
つ、入力の権利を持つ状態である「アクティブ」と、
「アクティブ」以外の「インアクティブ」とがある。ア
クティブは1個のみ許される。利用表示領域503に
は、この領域の表示位置が格納される。競合処理管理テ
ーブル500においては、当初、コネクションの種類に
は呼処理と登録済みのアプリケーションが、コネクショ
ンの状態には未起動が格納され、利用表示領域には、ア
プリケーション起動用のファンクションキー押下時に宣
言した値が格納される。
【0013】このように、本例では、競合処理部200
を交換機20内に設け、競合処理部200が競合処理管
理テーブル500を持つことにより、以下のようにして
競合処理を行う。 (a)発呼により、呼処理が、アクティブなアプリケー
ションと競合した場合、このアプリケーションのコネク
ションをインアクティブとし、インアクティブ化通知を
このアプリケーションに対して送信する。インアクティ
ブ化通知には、付加情報として、呼処理と競合した表示
領域情報をのせる。アプリケーションは、このインアク
ティブ化通知を受信すると、その後アクティブ化通知を
受信するまで、呼処理が利用する表示領域外の限られた
領域に対してのみ、表示が可能となる。リソース端末1
0からのダイヤルキー入力は、呼処理のダイヤル情報と
して呼処理部100に通知される。
【0014】また、アプリケーションがインアクティブ
な時に、電話機1上のこのアプリケーション操作用のフ
ァンクションキー13が再押下されると、競合処理管理
テーブル500上の、このアプリケーションのコネクシ
ョンの状態をアクティブに戻し、アプリケーションにア
クティブ化通知が行われる。アプリケーションがアクテ
ィブに戻ると、端末リソース10の制御権は、再び、ア
プリケーションに移り、このように、アクティブ化通知
を受けたアプリケーションでは、呼処理によって消去さ
れた自表示領域の再表示を行う。
【0015】(b)アプリケーション間の競合が発生し
た場合、上述の呼処理競合と同様に、交換機内におい
て、各アプリケーションのコネクションの中で、1つの
アクティブのアプリケーションとのコネクションと、複
数のインアクティブのアプリケーションとのコネクショ
ンからなる競合処理管理テーブル500を持つことで、
どのアプリケーションが操作者の画面の最前面に表示さ
れているかを管理し、最前面に表示されているアプリケ
ーションのみが操作者のダイヤル入力情報を通知する権
利を持たせる。このようにして、操作者には、簡易なウ
ィンドウシステムとして、複数のアプリケーションのサ
ービスが展開される。
【0016】アプリケーション操作用のファンクション
キー13の押下等によって、アプリケーションとのコネ
クションの状態変化が生じた時、呼処理競合と同様に、
各アプリケーションにはアクティブ化通知あるいはイン
アクティブ化通知がなされる。アクティブ化通知がされ
た場合は、自アプリケーションが利用する表示領域のす
べてを表示する権利と、ダイヤル入力情報の通知を受け
る権利を持つ。また、インアクティブ化通知と共に付加
情報として、競合発生表示領域の通知がされた場合は、
アクティブ化通知を受信するまで、ダイヤル入力情報の
通知を受ける権利はない。一度インアクティブ化したア
プリケーションは、再びアクティブ化通知を受けた時点
で、インアクティブ化時に上書きされた領域の再表示を
行う。
【0017】(c)呼処理とアプリケーション、あるい
は、複数アプリケーション間の競合が発生した場合、ど
れがアクティブであるかを明示的に示すため、アプリケ
ーション操作用のファンクションキーのランプを表示分
けする。すなわち、アクティブのコネクションの操作用
ファンクションキーを点灯させ、インアクティブのコネ
クションの操作用ファンクションキーを点滅させるなど
を行う。このことにより、操作者は、自分の入力がどの
アプリケーションに転送されるか否かが分かる。
【0018】このような競合処理を行うことにより、操
作者に容易なウィンドウシステムを、交換機内の処理で
供給することができ、操作者は、操作に矛盾や混乱を感
じることなく、複数アプリケーションや呼処理を、連続
的に起動して並列的な利用を行うことができる。また、
複数のアプリケーションコネクションの状態がアクティ
ブかインアクティブであるかが交換機内で管理され、ま
た、表示領域の競合状態も交換機内で管理され、個々の
アプリケーションでは、アプリケーション間の干渉によ
る競合処理をすることはない。このことにより、個々の
アプリケーションの作成においては、単に、インアクテ
ィブ通知対応の競合発生表示領域情報の保存と表示抑止
機能と、アクティブ化通知対応の再表示機能を設けるの
みで、呼処理および複数アプリケーションの同時利用環
境に対応させることができる。
【0019】以下、図4および図5を用いて、呼処理操
作とアプリケーション操作が競合した場合について説明
する。図4は、図1における競合制御システムの本発明
に係る第1の処理動作例を示すシーケンス図である。当
初、操作者は、アプリケーション301を起動してお
り、このアプリケーション301とのコネクションを利
用して電話機1を、このアプリケーション301のコン
ソールとして使用している。この場合の競合処理管理テ
ーブルの内容は、図5の競合処理管理テーブル500a
に示す。
【0020】まず、操作者がダイヤルキーを押下する
と、競合処理部200にダイヤルキー入力情報14が送
信される。この情報を受信すると、競合処理部200
は、図5の競合処理管理テーブル500aを参照するこ
とにより、アクティブ状態のアプリケーション301に
通知要と判断し、アプリケーション301に対し、入力
情報21を送信する。アプリケーション301が、出力
情報22を競合処理部200に送信すると、競合処理部
200は、競合処理管理テーブル500aを参照するこ
とによって、アクティブ状態で未起動でないアプリケー
ション301からの要求を受付可と判断し、電話機1に
対し、表示情報15を送信する。
【0021】次に、アプリケーション301がアクティ
ブ状態の途中で受話器がオフフックされ、発呼のための
ダイヤル操作が行われる場合についての説明を、図6お
よび図7を用いて行う。図6は、図1における競合制御
システムの本発明に係る第2の処理動作例を示すシーケ
ンス図である。アプリケーション301がアクティブの
状態で、操作者がオフフックを行うと、オフフック情報
16が電話機1から競合処理部200に送信される。こ
の情報を受信すると、競合処理部200は、呼処理をア
クティブとし、アプリケーション301のコネクション
をインアクティブとすることで、競合処理管理テーブル
500の内容を、図5における競合処理管理テーブル5
00aの内容から、図7における競合処理管理テーブル
500bの内容に書き換え、アプリケーション301
に、インアクティブ化通知23を送信する。また、この
インアクティブ化通知23の送信時、競合処理部200
は、図7における競合処理管理テーブル500b上の利
用表示領域の重複に着目することで、競合が発生した表
示領域が1〜3行であることを付加情報として通知す
る。
【0022】アプリケーション301では、競合が発生
した表示領域1〜3行を、再表示時の情報として保存す
る。この場合、表示中の内容も保存しておき、アプリケ
ーション301が再度アクティブになった時に再表示し
ても良い。このように、アプリケーション301のコネ
クションがインアクティブ化すると、以降のダイヤルキ
ー入力情報14は、競合処理部200により、図7にお
ける競合処理管理テーブル500bを参照することによ
り、アクティブな呼処理部100に通知が必要と判断さ
れ、通信相手先を特定するための番号情報25として呼
処理部100に送信される。
【0023】呼処理部100は、番号情報25に対する
エコーバック情報26を競合処理部200に返すが、競
合処理部200では、同じく、図7における競合管理テ
ーブル500bを参照することにより、アクティブ状態
の(未起動でない)呼処理部100からの要求受付可と
判断し、電話機1に対し、表示情報15を送信する。こ
の時、アプリケーション301からの出力情報22を競
合処理部200が受け取った場合、この出力情報22が
呼処理100の表示領域以外の領域4〜6行への出力で
あれば、電話機1に、出力情報22に対応する表示情報
15aを送信することを許容する。
【0024】この状態で、再度、アプリケーション30
1に対応付けられたファンクションキーが押下された場
合についての説明を、次の図8および図9を用いて行
う。図8は、図1における競合制御システムの本発明に
係る第3の処理動作例を示すシーケンス図である。操作
者が、アプリケーション301の操作用ファンクション
キーを押下すると、ファンクションキー押下情報17
が、競合処理部200に送信される。この情報を受信す
ると、競合処理部200は、呼処理をインアクティブ、
アプリケーション301のコネクションをアクティブと
することで、競合処理管理テーブル500を、図7にお
ける競合処理管理テーブル500bから図9における競
合処理管理テーブル500cの内容に書き換え、アクテ
ィブ化通知24を、アプリケーション301に送信す
る。
【0025】アプリケーション301では、保存してあ
った呼処理との競合表示領域1〜3行目の表示情報を表
示するために、出力情報22を競合処理部200に送信
する。この情報を受信すると、競合処理部200は、図
9に示す競合処理管理テーブル500cを参照すること
により、アクティブ状態となり未起動でないアプリケー
ション301からの要求受付可能と判断し、電話機1に
対し、表示情報15を送信する。以降の動作は図4にお
けるものと同様となる。
【0026】次に、図1における複数のアプリケーショ
ン301、302の操作間で競合が発生する場合につい
て、図10および図11を用いて説明する。図10は、
図1における競合制御システムの本発明に係る第4の処
理動作例を示すシーケンス図である。当初、操作者は、
アプリケーション301を起動しており、このアプリケ
ーション301のコネクションを利用して電話機1を入
出力端末として使用している。この場合、競合処理管理
テーブルの格納内容は、図5に示す競合処理管理テーブ
ル500aである。
【0027】この状態で、操作者がアプリケーション3
02の操作用ファンクションキーを押下すると、ファン
クションキー押下情報17が競合処理部200に送信さ
れる。この情報を受信すると、競合処理部200は、ア
プリケーション301のコネクションをインアクティブ
に、また、アプリケーション302のコネクションをア
クティブにすることで、競合処理管理テーブル500の
格納内容を、図5における競合処理管理テーブル500
aの格納内容から、図11における競合処理管理テーブ
ル500dの格納内容に書き換える。そして、競合処理
部200は、アプリケーション301にインアクティブ
化通知23を送信し、このインアクティブ化通知23の
付加情報として、競合する表示領域4〜6行もアプリケ
ーション301に通知し、さらに、アプリケーション3
02に、起動要求27を送信する。
【0028】アプリケーション301は、競合する表示
領域4〜10行を少なくと再表示の情報として保存し、
また、アプリケーション302は、起動要求応答28を
競合処理部200に送信する。以降の電話機1からのダ
イヤルキー入力情報14は、競合処理部200で、図1
1におえる競合処理管理テーブル500dを参照するこ
とにより、アクティブなアプリケーション302に通知
が必要と判断され、入力情報21として、アプリケーシ
ョン302に送信される。アプリケーション302から
の出力情報22を受信すると、競合処理部200は、図
11における競合処理管理テーブル500dを参照する
ことによって、アプリケーション302がアクティブ状
態で未起動でないので要求受付可能と判断し、出力情報
22に対応して表示情報15を電話機1に送信する。一
方、アプリケーション301からの出力情報を受け取っ
た場合、競合処理部200は、この出力情報が、アプリ
ケーション302の利用表示領域以外の領域1〜3行へ
のものであれば、対応する表示情報を電話機1に送信す
ることを許容する。
【0029】この状態で、再度、アプリケーション30
1に対応付けられたファンクションキーが押下された場
合についての説明を、図12および図13を用いて行
う。図12は、図1における競合制御システムの本発明
に係る第5の処理動作例を示すシーケンス図である。操
作者が、アプリケーション301の操作用ファンクショ
ンキーを押下すると、ファンクションキー押下情報17
が、競合処理部200に送信される。この情報を受信す
ると、競合処理部200は、アプリケーション301の
コネクションを再びアクティブに、また、アプリケーシ
ョン302のコネクションをインアクティブにすること
で、競合処理管理テーブル500の内容を、図11にお
ける競合処理管理テーブル500dから図13における
競合処理管理テーブル500eの内容に書き換える。そ
して、競合処理部200は、アクティブ化通知24をア
プリケーション301に送信し、インアクティブ化通知
23および付加情報としての競合する表示領域4〜6行
をアプリケーション302に送信する。
【0030】アプリケーション301は、保存してあっ
たアプリケーション302との競合領域4〜6行の表示
情報を表示するために、出力情報22を競合処理部20
0に送信する。この情報を受信すると、競合処理部20
0は、図13における競合処理管理テーブル500eを
参照し、アクティブ状態のになった(未起動でない)ア
プリケーション301からの要求受付が可能と判断し、
電話機1に対し、表示情報15を送信する。以降の動作
は、図10で示した処理と図11の競合処理管理テーブ
ル500dにおいて、アプリケーション301とアプリ
ケーション302が入れ替わったものと同様である。
【0031】以上、図1〜図13を用いて説明したよう
に、本実施例の競合制御システムでは、ファンクション
キーが押下される度に、電話機のアプリケーションや通
常の呼接続処理への割り当てを切り替え、電話機をコン
ピュータのコンソールとして用いる場合に発生する競合
を制御する。このことにより、操作者は、複数のアプリ
ケーションや呼処理を連続的に起動して並列的に利用す
る操作を、矛盾や混乱を感じることなく行うことができ
る。また、電話機のダイヤルボタンの入力情報は、割り
当てられたアプリケーションにのみ送出されるが、各ア
プリケーションからの表示情報は、割り当てられたアプ
リケーションからの表示情報を優先しながらも、電話機
に画面表示される。すなわち、他のアプリケーションか
らの表示情報の一部が、電話機に画面表示される。この
ことにより、操作者は、並列的な各アプリケーションの
利用状況を常に把握することができる。特に、ウィンド
ウシステム的な競合制御を行い、ウィンドウ画面で表示
することにより、各アプリケーションの並列的な利用状
況の把握がさらに容易となる。また、競合処理管理テー
ブルを用いて割り当て制御を行うので、割り当て制御の
対象となる電話機およびアプリケーションの変更に容易
に対処することができる。
【0032】このように、電話機の操作者は、複数のア
プリケーションと呼処理の連続起動による並列的な利用
を、簡易なウィンドウシステム上で行うことができ、例
えば、アプリケーションの利用中に電話機能を利用して
発呼することや、1つのアプリケーション利用中に別の
アプリケーションを起動して情報照会をすることが、分
かり易いヒューマン・マシン・インタフェースに基づき
行うことが可能となった。また、このようなヒューマン
・マシン・インタフェースを提供するにあたって、アプ
リケーション作成者に必要なプログラミングは、競合の
発生した表示領域の抑止と再表示のみであり、複雑なア
プリケーション間の交渉等は必要としない。尚、本発明
は、図1〜図13を用いて説明した実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、入出力ともに有効で体
系的な競合制御を行うことができ、かつ、電話機に備え
られた大画面の表示器を有効に利用することを考慮した
高度なヒューマン・マシン・インタフェースによる操作
性の向上を図ることができ、大画面の表示器およびファ
ンクションキー付きの電話機のコンソールとしての性能
を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の競合制御システムの本発明に係る構成
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における競合制御システムを設けた交換網
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1における競合処理管理テーブルの構成例を
示す説明図である。
【図4】図1における競合制御システムの本発明に係る
第1の処理動作例を示すシーケンス図である。
【図5】図4における競合処理で用いられる競合処理管
理テーブルの構成例を示す説明図である。
【図6】図1における競合制御システムの本発明に係る
第2の処理動作例を示すシーケンス図である。
【図7】図6における競合処理で更新された競合処理管
理テーブルの構成例を示す説明図である。
【図8】図1における競合制御システムの本発明に係る
第3の処理動作例を示すシーケンス図である。
【図9】図8における競合処理で更新された競合処理管
理テーブルの構成例を示す説明図である。
【図10】図1における競合制御システムの本発明に係
る第4の処理動作例を示すシーケンス図である。
【図11】図10における競合処理で更新された競合処
理管理テーブルの構成例を示す説明図である。
【図12】図1における競合制御システムの本発明に係
る第5の処理動作例を示すシーケンス図である。
【図13】図12における競合処理で更新された競合処
理管理テーブルの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、2 電話機 10 端末リソース 11 表示器 12 ダイヤルキー 13 ファンクションキー 14 ダイヤルキー入力情報 15、15a 表示情報 16 オフフック情報 17 ファンクションキー押下情報 20 交換機 21 入力情報 22 出力情報 23 インアクティブ化通知 24 アクティブ化通知 25 番号情報 26 エコーバック情報 27 起動要求 28 起動要求応答 30 コンピュータ 100 呼処理部 200 競合処理部 201 出力競合制御部 202 入力競合制御部 203 ウィンドウ画面生成部 204 表示情報出力規制部 301、302 アプリケーション 500、500a〜500e 競合処理管理テーブル 501 コネクションの種類 502 コネクションの状態 503 利用表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 孝治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器およびファンクションキー付きの
    電話機を、通信路を介して接続されたコンピュータの複
    数アプリケーションの操作用のコンソールとして用いる
    場合に発生する、上記電話機のコンソール機能の上記ア
    プリケーション間での競合を制御する競合制御システム
    において、上記電話機のファンクションキーが押下され
    る度に、該ファンクションキーに対応するアプリケーシ
    ョンに切り替えて、上記電話機のコンソール機能を割り
    当てると共に、上記電話機からオフフック信号等の電話
    機としての操作信号を受信すると、上記電話機の割り当
    てを、該電話機からのダイヤル情報に基づく呼接続処理
    を行う呼処理手段に切り替える競合処理手段を設けるこ
    とを特徴とする競合制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の競合制御システムにお
    いて、上記競合処理手段は、押下された上記電話機のフ
    ァンクションキーに対応するアプリケーションのみに、
    上記電話機からのキー入力情報を送出する入力競合制御
    手段と、押下された上記電話機のファンクションキーに
    対応するアプリケーションからの表示情報を、他のアプ
    リケーションからの表示情報に優先して上記電話機に送
    出し、該電話機に優先的に画面表示させる出力競合制御
    手段とを具備することを特徴とする競合制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の競合制御システムにお
    いて、上記出力競合制御手段は、上記押下されたファン
    クションキーに対応するアプリケーションからの表示情
    報を、他のアプリケーションからの表示情報に優先させ
    たウィンドウ画面を生成するウィンドウ画面生成手段を
    具備することを特徴とする競合制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の競合制御システムにお
    いて、上記ウィンドウ画面生成手段は、上記優先させる
    アプリケーションと同じ画面領域を重複して利用する他
    のアプリケーションからの該重複する画面領域部分への
    表示情報の出力を停止させる表示情報出力規制手段を具
    備することを特徴とする競合制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
    の競合制御システムにおいて、上記競合処理手段は、上
    記電話機の割り当て切り替え結果と、上記各アプリケー
    ションで利用する上記電話機の表示器の画面領域を、上
    記相手先電話機との呼処理および各アプリケーションに
    対応付けて登録し、上記出力競合制御手段により上記優
    先度の判別時に参照される競合処理管理テーブルを具備
    することを特徴とする競合制御システム。
JP3457494A 1994-03-04 1994-03-04 競合制御システム Pending JPH07245663A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7526766B2 (en) 2003-05-22 2009-04-28 Ntt Docomo, Inc. Terminal device for resolving conflicts when multiple functions access a resource
JP2011155658A (ja) * 2005-11-04 2011-08-11 Research In Motion Ltd モバイル通信デバイスとワイヤレスネットワークとの間のデータ接続を要求するアプリケーション間の競合を解消するためのシステムおよび方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011155658A (ja) * 2005-11-04 2011-08-11 Research In Motion Ltd モバイル通信デバイスとワイヤレスネットワークとの間のデータ接続を要求するアプリケーション間の競合を解消するためのシステムおよび方法

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