JP3844269B2 - 試料抽出管及びその製造方法 - Google Patents

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    • G01N1/2214Devices for withdrawing samples in the gaseous state involving separation of sample components during sampling by sorption

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの閉端を有するガラス管からなる試料抽出管に係わり、2つの気体透過性プラグ間に拘束された吸着材を、管長の少なくとも一部にわたって充填した試料抽出管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
こうした試料抽出管は、一般に、空気あるいは気体中の物質を捕集するために用いられる。空気あるいは気体中で捕集した物質の濃度を引き出す目的でそれらの物質の量を検出するために、空気あるいは気体を管中に吹き付けて通す。試料抽出管に含まれる吸着材が、空気あるいは気体から多量の物質を吸着する。如何なる物質が空気中に存在したのかを決定するために、試料抽出管は、一端が、濾過装置を介在して、例えば、ヘリウムのような不活性キャリアガス源に接続しており、他端が、任意に冷トラップを介在して、ガスクロマトグラフあるいは別の検出装置に接続している。こうしてガス源から発生し、濾過された不活性キャリアガスは、試料抽出管を経て検出装置に注入される。この操作中に試料抽出管を約250℃に加熱すると、吸着材に吸着された物質は再び遊離する。その後検出装置は、キャリアガス中に含まれた物質の量を表示する。冷トラップが存在する場合には、どんな冷トラップであれ、試料抽出管が放出したすべての物質を一時的に凍結させることになる。冷トラップを切ると、すべての凍結物質は短時間のうちに放出されて検出装置に送られるので、高濃度で、したがって、十分に検出可能な濃度をもたらすことになる。
【0003】
こうした試料抽出管は、例えば、潜水艦における空気の状態を高精密に決定できるように使用される。こうした応用は、SAE技術論文集第951656号、pp.1−6(ISSN 0148−7191)のJ.R.Wyatt、J.H.Callahan、および、T.J.Daley著の論文『潜水艦雰囲気の試料抽出』に説明されている。
【0004】
この試料抽出管は、また、街路における空気の汚染を測定するための空気汚染検出器ポストにも使用可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この公知の試料抽出管の重大な欠点は、前述の論文にも説明されているが、試料抽出管に既存している汚染が原因で、それが測定を乱すことである。前述の論文では、時間の経過とともに試料抽出管中のベンゼンとトルエンの濃度が容認できないものになるということが示されている。1兆分の1(ppt)単位の精度を持つ検出の場合、この試料抽出管の汚染による測定の乱れは、容認できないものである。上述の論文では、将来、この問題を解決するために、他の吸着材で実験を行うだろうということが記載されている。この分野では、はっきりと、測定の背景外乱は吸着材が原因であると確信されているのである。
【0006】
本発明の基礎となっているのは、試料抽出管の汚染の原因は、吸着材自身ではなくて、吸着材を両側で固定しているガス透過性プラグにあるという洞察である。公知の試料抽出管では、3つのガス透過性プラグがガラスウールからなっている。ガラスウールが脆くなりすぎないように、シリコンを添加しながら製作されている。こうして完成したガラスウールは、その加工の間は、確かにガラスウールのままであって、粉末にはならない。しかし試料抽出管を熱すると、これらのシリコンが遊離して測定を乱し、さらに、そのシリコンが不規則な形で検出中に遊離する物質を吸着し、その結果、ガスクロマトグラフがあるはずのないピークを有することになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、請求項1の発明として、2つの閉端(3)を有するガラス管(2)からなり、2つの気体透過性プラグ(5)間に拘束された吸着材(4)を、管長の少なくとも一部にわたって充填した試料抽出管(1)において、
前記プラグ(5)が完全に不活性材料から製造され、金属製で、篩として構成され、前記試料抽出管中にはガラスウールからなる非不活性材料が存在せず、当該プラグ(5)は、1つの気体透過性端面(5a)と前記端面に実質的に垂直に伸びる1つの円筒面(5b)とを有する蓋として構成されており、前記ガラス管(2)の内径に対する前記円筒面(5b)の外径は、前記金属篩(5)を前記ガラス管(2)内に締め付けた状態に受容可能になっており、それによって、前記篩(5)を装着した状態では、前記端面(5a)は前記吸着材(4)に接し、しかも、前記円筒面(5b)は前記吸着材(4)から離れる方向に延伸することを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項2の発明として、請求項1に記載の試料抽出管において、前記プラグ(5)がプラチナ、金、銀、銅、ステンレス鋼、及び不活性特性を持つ金属合金の少なくとも1種から選択された材料から製造されることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項3のはつめいとして、請求項1または2記載の試料抽出管において、前記吸着材(4)が、粉末あるいは顆粒の形で、テナックス(TENAX) R (AKZO社の登録商標名、ポリフェニレンオキシド)からなることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項4の発明として、請求項1ないし3のいずれか1項記載の試料抽出管において、前記吸着材(4)が、粉末あるいは顆粒の形で、活性炭含有材料、シリカゲル、不活性アルミニウムから選択される少なくとも1種の材料からなることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項5の発明として、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の試料抽出管において、前記ガラス管(2)の両端が溶融してあることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項6の発明として、両端を2つの密閉蓋(6)で閉鎖されたガラス管(2)からなり、2つの気体透過性プラグ(5)間に拘束された吸着材(4)を、管長の少なくとも一部にわたって充填した請求項1ないし4のいずれか1項記載の試料抽出管(1)において、前記密閉蓋(6)がテフロン(TEFLON) R (Dupont社の登録商標名、PTFE、ポリテトラフルオロエチレン)から製造され、該密閉蓋(6)は1つの端部分(7)とそれに一体に接続した1つの円筒栓(8)とを有し、該栓(8)は前記ガラス管(2)の内部に密着して受容可能な外径を少なくとも部分的に有しており、前記端部分(7)は前記ガラス管(2)の内径よりも大きな直径を有していることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項7の発明として、請求項6に記載の試料抽出管において、前記密閉蓋(6)には、前記栓(8)を通して、および、前記端部分(7)の少なくとも一部を通して延伸する内部流路(9)が設けられており、該流路(9)は前記端部分(7)の位置で薄肉端面壁部分(10)によって閉鎖されていることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項8の発明として、請求項6または7に記載の試料抽出管において、前記円筒栓(8)は1つの周面を有しており、該周面は可変であって、該周面には多数の環状凹部(11)が設けられており、該環状凹部は前記周面の他の部分の前述した外径よりも小さな直径を持っていることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項9の発明として、請求項6ないし8のいずれか1項に記載の試料抽出管において、破壊縁を有する溶融ガラス管内に収容されていることを特徴とする試料抽出管としたものである。
本発明による請求項10の発明として、請求項3に記載の試料抽出管(1)を製造する 方法において、前記吸着材(4)はメタノールで2度4時間すすいだテナックス粉末であり、その後メタノールをテナックス粉末から吸引によって抜き取り、その後このようにして得たテナックス材を少なくとも約250℃にまで徐々に加熱して、少なくとも約12時間この温度に維持し、O 2 を10ppm未満含むすすぎガスを前記テナックス材に吹き付けて通し、金属篩として構成した前記不活性な気体透過性プラグ(5)をメタノールを用いて洗浄し、続いてこのように処理したテナックス材を前記ガラス管(2)内に収容して、前記不活性な気体透過性プラグ(5)を装着し、その後前記ガラス管(2)の両端を閉鎖することを特徴とする試料抽出管の製造方法としたものである。
本発明による請求項11の発明として、請求項10に記載の試料抽出管の製造方法において、前記ガラス管(2)の両端の閉鎖は、テフロン R (Dupont社の登録商標名、PTFE、ポリテトラフルオロエチレン)から製造した密閉蓋(6)を用いて行い、前記密閉蓋(8)は端部分(7)とそれに一体に接続した円筒栓(8)とからなり、該栓(8)は前記ガラス管(2)の内部に密着して受容可能な外径を少なくとも部分的に有しており、前記端部分(7)は前記ガラス管(2)の内径よりも大きな直径を有していることを特徴とする試料抽出管の製造方法としたものである。
本発明による請求項12の発明として、請求項10に記載の試料抽出管の製造方法において、前記閉鎖は両端(3)を溶融して行うことを特徴とする試料抽出管の製造方法としたものである。
【0008】
プラグが不活性の材料からなっており、試料抽出管中には、例えばガラスウールプラグのような非不活性材料が全く含まれていないので、試料抽出対象の空気や気体からのものではない物質によって引き起こされる背景外乱は最小限にされる。測定の信頼性の改善は、実用上特に顕著である。
【0009】
本発明をさらに詳細に言うと、試料抽出管における前記プラグが金属製であり、篩として構成されていることを特徴とする。その金属は、例えば、プラチナ、金、銀、銅、ステンレス鋼、または、同様な不活性特性を持つ金属合金であって
【0010】
よい。
【0008】
本発明をさらに別に詳細に言うと、前記プラグは純粋なセラミックあるいは純粋なガラスで製造される。
【0011】
本発明による試料抽出管のプラグ構成のさらなる詳細は、従属請求項中で記載されるとともに、図面を参照し、具体例に基づいてさらに明白にされる。
【0012】
導入部分で述べた試料抽出管の閉端は、公知の試料抽出管では、管の両端を溶融するか、あるいは、両端に特製の密閉蓋を被せることによって行っている。
【0013】
溶融閉端を有する試料抽出管の欠点は、これらの閉端を開けることで生じる。この開口作業を行うことは、専門的熟練と管理を必要とする。さらに、こうした試料抽出管の再閉鎖も、ある種の熟練を必要とする。
【0014】
一方、前述した溶融の欠点に鑑み、一定の外径を持つガラス管で構成し、そのガラス管の両端を金属蓋で閉鎖した試料抽出管も知られるようになってきた。この金属蓋には、1つの端面と1つの円筒周面とが設けられている。周面は、ガラス管の外径よりも大きな内径を有しており、内側に2つのOリングが設けられている。こうした蓋は特に高価なものであるという事実は別にしても、その密閉作用はすべての環境下で保証できるものではない。金属とガラスの膨張係数は随分相違しているので、温度の上昇とともに、密閉蓋がきちんと密閉しなくなって、吸着材が事前に、試験対象の気体や空気からのものでない物質によって汚染される危険がありうる。
【0015】
これらの問題を解決するために、本発明による試料抽出管は、両端を2つの密閉蓋で閉鎖されたガラス管からなる試料抽出管であって、2つの気体透過性プラグ間に拘束された吸着材を、管長の少なくとも一部にわたって充填した試料抽出管において、前記密閉蓋がテフロンR(Dupont社の登録商標名、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン))から製造され、前記密閉蓋は1つの端部分とそれに一体的に接続した1つの円筒栓とを有し、前記栓は前記ガラス管の内部に密着して受容可能な外径を少なくとも部分的に有しており、前記端部分は前記ガラス管の内径よりも大きな直径を有していることを特徴とする。
【0016】
テフロンは圧力や摩擦の影響で流動しはじめるという特別な性質を持っている。本発明によるテフロン蓋をガラス管の両端に被せると、この流動動作が生じて気密封止が得られる。さらにまた、テフロンはガラスよりも大きな膨張係数を持っているので、周囲温度の上昇によって栓をガラス管に一層密着させることができ、密閉を向上させることができる。
【0017】
試料抽出管の試料抽出装置への接続あるいは検出装置における接続を容易にするために、本発明のさらなる詳細によれば、前記密閉蓋には、前記栓を通して、および、前記端部分の少なくとも一部を通して延伸する内部流路が設けられており、前記流路は前記端部分の位置で薄肉端面壁部分によって閉鎖されている。試料抽出管を設置するときには、この薄肉端面壁部分だけを中空針で貫通すればよく、試料抽出対象の気体や空気はこの中空針経由で案内でき、あるいは、検出のために不活性キャリアガスを試料抽出管を通して案内できる。試料を抽出した後には、前記貫通されたテフロン密閉蓋は簡単に取り外すことができ、まだ貫通されていない新しいテフロン密閉蓋と交換することができる。
【0018】
テフロン密閉蓋を有する試料抽出管のさらなる詳細は、従属請求項に記載されるとともに、図面を参照して具体例に基づいてさらに明白にされる。
【0019】
本発明は、さらに、本発明による試料抽出管を製造する方法にも関する。本発明によれば、前記吸着材としてテナックス粉末を選択するが、それはメタノールで2度4時間すすぎ、その後メタノールをテナックス粉末から吸引によって抜き取り、その後このようにして得たテナックス材を少なくとも約250℃にまで徐々に加熱して、少なくとも約12時間この温度に維持し、O2を10ppm未満含むすすぎガスを前記テナックス材に吹き付けて通し、金属篩として構成した前記不活性な気体透過性プラグをメタノールを用いて洗浄し、続いてこのように処理したテナックス材を前記ガラス管内に収容して、前記不活性な気体透過性プラグを装着し、その後前記ガラス管の両端を閉鎖する。任意に、ガラス管の両端を閉鎖する前に前記テナックス材を1度以上真空に曝し、すべての汚染物を取り除いておくこともできる。このようにして製造した試料抽出管は、特に良好な特性を持ち、測定段階中に測定を乱す物質は無視できる量しか含んでいない。本発明の方法で製造した試料抽出管を利用して行った測定の精度は、それゆれ、特に高いものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明による試料抽出管と本発明による方法の2つの具体例を図面を参照して説明する。
【0021】
図1および図2に示した試料抽出管1は、2つの閉鎖端3を有するガラス管2からなる。試料抽出管には、管2の全長のうち少なくとも一部にわたって、吸着材4を充填している。吸着材は2つの気体透過性プラグ5の間に拘束されている。
【0022】
本発明によると、プラグ5は完全に不活性材料から製造されており、また、管内には、例えばグラスウールプラグのような非不活性材は存在しない。図示の具体例では、プラグ5は金属製であって篩5として構成している。篩5を製造することができる適当な金属は、例えば、プラチナ、金、銀、銅、ステンレス鋼、あるいは、それらと同等な不活性特性を持つ金属合金である。しかしながら、プラグ5は純粋なセラミックや純粋なガラスから製造することも十分可能である。
【0023】
これら具体例において、金属篩5は、1つの気体透過性端面5aとこの端面に実質的に垂直に伸びる1つの円筒面5bとを有する蓋として構成されている。ガラス管2の内径に対する円筒面5bの外径は、金属篩5をガラス管2内に締め付けた状態に受容可能になっており、それによって、篩5を装着した状態では、端面5aは吸着材4に接し、しかも、円筒面5bは吸着材4から離れる方向に延伸することを特徴とする
本具体例では、吸着材4として、粉末状のテナックスR(AKZO社の登録商標名、ポリフェニレンオキシド)を選択している。しかしながら、吸着材4としては、粉末あるいは顆粒の形で、カーボグラフTM、カーボシーブTM、カーボトラップTMのような活性炭含有材料や、シリカゲル、不活性化アルミニウムなどの他の吸着粉末または顆粒材料のような、他の物質を選択しても良い。
【0024】
図1に示す具体例では、ガラス管2の両端3を溶融封止している。
【0025】
図2に示す具体例では、ガラス管2の両端3は、テフロンR(Dupont社の登録商標名、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン))で製造した密閉蓋6で閉鎖してある。密閉蓋6には、1つの端部分7とそれに一体に接続した1つの円筒栓8とが設けてあり、栓8はガラス管2の内部に密着して受容可能な外径を少なくとも部分的に有している。端部分7はガラス管2の内径よりも大きな直径を有している。
【0026】
本具体例では、密閉蓋6には、栓8を通して、および、端部分7の少なくとも一部を通して延伸する内部流路9が設けられている。流路9は端部分7の位置で薄肉端面壁部分10によって閉鎖されている。円筒栓8は1つの周面を有しており、その周面の直径は一定ではない。すなわち、その周面には、周面の他の部分の前述した外径よりも小さな直径を持つ多数の環状凹部11が形成されている。このような構成の密閉蓋6が、従来技術から公知になっている試料抽出管にも有利に使用可能であることは明白である。
【0027】
長期保管によって汚染物がテフロン蓋に沿って管内部に拡散する可能性があるので、本発明のさらなる詳細によると、蓋付きの試料抽出管を破壊縁を有する溶融ガラス管に収容することもできる。試料抽出管を使用するにあたっては、破壊縁を通して溶融管を開け、試料抽出管を利用可能にすることができる。
【0028】
図1および図2に代表される試料抽出管を製造するために、テナックス粉末4をメタノール中で、ソックスレー抽出を用いて4時間にわたり2度すすぐ。その後メタノールを吸引によってテナックス粉末から抜き取る。その後このようにして得たテナックス材を少なくとも約250℃にまで徐々に加熱して、少なくとも約12時間この温度に維持する。O2を10ppm未満含むすすぎガスをテナックス材に吹き付けて通す。また、篩として構成した不活性な気体透過性プラグ5をメタノールを用いて洗浄する。続いて、このように処理したテナックス材をガラス管2内に収容して、不活性な気体透過性プラグ5を装着する。最後に、ガラス管2の両端を閉鎖する。ガラス管2の両端3の閉鎖は、例えば、テフロンR(Dupont社の登録商標名、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン))製の密閉蓋6を用いて行う。密閉蓋6は図2を参照して前述した方法で構成したものである。しかしながらガラス管2の両端3の閉鎖は両端3を溶融して行うこともでき、その場合、図1に示す試料抽出管1になる。
【0029】
【発明の効果】
このように製造構成した試料抽出管1は良好な特性を持っている。公知の試料抽出管を用いたガスクロマトグラフ検出では好ましくない背景外乱が起こって検出の信頼性を著しく損なったのに対して、本発明による試料抽出管では、このような背景外乱は全く受容可能な水準にまで最小化される。ガラスウール製のプラグ5と不活性材料製のプラグ5の相違を説明するために、図3と図4を参照する。両図はともに、2つの、未だ試料抽出をしていない、すなわち、新しい試料抽出管のガスクロマトグラフを示している。これら2つの試料抽出管は、同一のプロトコルによる同一の方法で製造されたものである。唯一の違いは、吸着材4を拘束するプラグ5にある。図3にガスクロマトグラフを示す試料抽出管1はガラスウール製のプラグ5を設けたものである。つまり、これは、本発明による試料抽出管ではない。図4にガスクロマトグラフを示す試料抽出管1は不活性材料、特にステンレス鋼製のプラグ5を設けたものである。2つのガスクロマトグラフの相違は、本発明による試料抽出管1(図4)において、望ましくない物質の存在が著しく減少していることを非常に明白に示している。この望ましくない物質の著しい減少によって、検出段階での測定が大幅により正確になり、背景外乱によって乱れることがない、あるいは、滅多に乱れることがない。
【0030】
本発明は前述の具体例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能なことは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1具体例のプラグの詳細を示す断面側面図。
【図2】第2具体例の密閉蓋の詳細とプラグの詳細を示す断面側面図。
【図3】未だ試料抽出をしていない従来の試料抽出管のガスクロマトグラフを示す図。
【図4】未だ試料抽出をしていない本発明の試料抽出管のガスクロマトグラフを示す図。
【符号の説明】
1 試料抽出管
2 ガラス管
3 その端部
4 吸着材
5 気体透過性プラグ(篩)
5a 気体透過性端面
5b 円筒面
6 密閉蓋
7 端部分
8 円筒栓
9 内部流路
10 薄肉端面壁部分
11 環状凹部

Claims (12)

  1. 2つの閉端(3)を有するガラス管(2)からなり、2つの気体透過性プラグ(5)間に拘束された吸着材(4)を、管長の少なくとも一部にわたって充填した試料抽出管(1)において、
    前記プラグ(5)が完全に不活性材料から製造され、金属製で、篩として構成され、前記試料抽出管中にはガラスウールからなる非不活性材料が存在せず、当該プラグ(5)は、1つの気体透過性端面(5a)と前記端面に実質的に垂直に伸びる1つの円筒面(5b)とを有する蓋として構成されており、前記ガラス管(2)の内径に対する前記円筒面(5b)の外径は、前記金属篩(5)を前記ガラス管(2)内に締め付けた状態に受容可能になっており、それによって、前記篩(5)を装着した状態では、前記端面(5a)は前記吸着材(4)に接し、しかも、前記円筒面(5b)は前記吸着材(4)から離れる方向に延伸することを特徴とする試料抽出管
  2. 請求項1に記載の試料抽出管において、前記プラグ(5)がプラチナ、金、銀、銅、ステンレス鋼、及び不活性特性を持つ金属合金の少なくとも1種から選択された材料から製造されることを特徴とする試料抽出管
  3. 請求項1または2記載の試料抽出管において、前記吸着材(4)が、粉末あるいは顆粒の形で、テナックス(TENAX) R (AKZO社の登録商標名、ポリフェニレンオキシド)からなることを特徴とする試料抽出管
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の試料抽出管において、前記吸着材(4)が、粉末あるいは顆粒の形で、活性炭含有材料、シリカゲル、不活性アルミニウムから選択される少なくとも1種の材料からなることを特徴とする試料抽出管
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の試料抽出管において、前記ガラス管(2)の両端が溶融してあることを特徴とする試料抽出管
  6. 両端を2つの密閉蓋(6)で閉鎖されたガラス管(2)からなり、2つの気体透過性プラグ(5)間に拘束された吸着材(4)を、管長の少なくとも一部にわたって充填した請求項1ないし4のいずれか1項記載の試料抽出管(1)において、前記密閉蓋(6)がテフロン(TEFLON) R (Dupont社の登録商標名、PTFE、ポリテトラフルオロエチレン)から製造され、該密閉蓋(6)は1つの端部分(7)とそれに一体に接続した1つの円筒栓(8)とを有し、該栓(8)は前記ガラス管(2)の内部に密着して受容可能な外径を少なくとも部分的に有しており、前記端部分(7)は前記ガラス管(2)の内径よりも大きな直径を有していることを特徴とする試料抽出管
  7. 請求項6に記載の試料抽出管において、前記密閉蓋(6)には、前記栓(8)を通して、および、前記端部分(7)の少なくとも一部を通して延伸する内部流路(9)が設けられており、該流路(9)は前記端部分(7)の位置で薄肉端面壁部分(10)によって閉鎖されていることを特徴とする試料抽出管
  8. 請求項6または7に記載の試料抽出管において、前記円筒栓(8)は1つの周面を有しており、該周面は可変であって、該周面には多数の環状凹部(11)が設けられており、該環状凹部は前記周面の他の部分の前述した外径よりも小さな直径を持っていることを特徴とする試料抽出管
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項に記載の試料抽出管において、破壊縁を有する溶融ガラス管内に収容されていることを特徴とする試料抽出管
  10. 請求項3に記載の試料抽出管(1)を製造する方法において、前記吸着材(4)はメタノールで2度4時間すすいだテナックス粉末であり、その後メタノールをテナックス粉末から吸引によって抜き取り、その後このようにして得たテナックス材を少なくとも約250℃にまで徐々に加熱して、少なくとも約12時間この温度に維持し、O 2 を10ppm未満含むすすぎガスを前記テナックス材に吹き付けて通し、金属篩として構成した前記不活性な気体透過性プラグ(5)をメタノールを用いて洗浄し、続いてこのように処理したテナックス材を前記ガラス管(2)内に収容して、前記不活性な気体透過性プラグ(5)を装着し、その後前記ガラス管(2)の両端を閉鎖することを特徴とする試料抽出管の製造方法。
  11. 請求項10に記載の試料抽出管の製造方法において、前記ガラス管(2)の両端の閉鎖は、テフロン R (Dupont社の登録商標名、PTFE、ポリテト
    ラフルオロエチレン)から製造した密閉蓋(6)を用いて行い、前記密閉蓋(6)は端部分(7)とそれに一体に接続した円筒栓(8)とからなり、該栓(8)は前記ガラス管(2)の内部に密着して受容可能な外径を少なくとも部分的に有しており、前記端部分(7)は前記ガラス管(2)の内径よりも大きな直径を有していることを特徴とする試料抽出管の製造方法
  12. 請求項10に記載の試料抽出管の製造方法において、前記閉鎖は両端(3)を溶融して行うことを特徴とする試料抽出管の製造方法
JP21238697A 1996-07-03 1997-07-03 試料抽出管及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3844269B2 (ja)

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