JP3844018B2 - 成形型 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形型に係り、更に詳しくは、複数の製品を一度に成形する成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばゴム生地を成形材料として複数のパッキンを一度に成形する場合、従来は、図2に示す成形型が使用されている。
【0003】
すなわち、この成形型はゴム生地を成形材料としてパッキンの一種であるOリングを圧縮成形により多数個取りするものであって、互いに接離する型板1,2のパーティング面3に環状を呈する複数の製品キャビティ4が縦横に整列配置(正配列)され、各製品キャビティ4の外周に外径バリ溝5が設けられ、更に生地が流通可能となるように格子溝6が縦横に設けられて、各外径バリ溝5と交差している。
【0004】
しかしながらこの成形型においては、複数の製品キャビティ4が縦横に整列配置されている結果として、一つの製品キャビティ4の回りに他の製品キャビティ4が四つ程しか並べられておらず、しかも格子溝6が縦横に設けられていて外径バリ溝5同士が全く交差していないために、製品の成形に直接貢献しない部分の面積比率が比較的大きく、よってこれを原因として、生地の歩留りが良くない問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、生地の歩留りを向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の成形型は、環状または円盤状を呈する複数の製品を一度に成形する圧縮成形用の成形型であって、前記製品形状に応じて環状または円盤状を呈する複数の製品キャビティを千鳥状に並べることにより一つの製品キャビティの回りに他の製品キャビティを六つ並べ、前記各製品キャビティの外周に環状を呈する外径バリ溝を設け、互いに隣設された前記外径バリ溝同士を生地が流通可能となるように円周上の一部で直接、交差させることにした。
【0007】
上記構成を備えた本発明の成形型のように、環状または円盤状を呈する複数の製品キャビティが千鳥状に並べられるとともに各製品キャビティの外周に環状を呈する外径バリ溝が設けられると、一つの製品キャビティの回りに他の製品キャビティが六つ並べられることになり、しかも従来のような格子溝がなく、外径バリ溝同士が生地が流通可能となるように一部で交差せしめられているために、製品の成形に直接貢献しない部分の面積比率を従来より小さくすることが可能となる。千鳥状の配列は不等配列と換言されるものであるが、上記のとおり本発明では一つの製品キャビティの回りに他の製品キャビティを六つ並べるものに限定している。
【0008】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
【0009】
図1に示すように、当該実施形態に係る成形型は上記従来例と同様に、ゴム生地を成形材料としてパッキンの一種であるOリングを圧縮成形により多数個取りするものであって、以下の構成を備えている点に特徴を有している。
【0010】
すなわち、互いに接離する上下の型板1,2のパーティング面3に環状を呈する複数の製品キャビティ4が千鳥状に並べられ、各製品キャビティ4の外周に環状を呈する外径バリ溝5が設けられ、互いに隣設された外径バリ溝5同士が生地が流通可能となるように円周上の一部で直接、交差せしめられている。符号7がこの交差による連通部を示している。また各製品キャビティ4の内周に内径バリ溝8が設けられ、製品キャビティ4と外径バリ溝5の間および製品キャビティ4と内径バリ溝8の間にそれぞれ、環状を呈する咬切り部9,10が設けられている。
【0011】
上記構成を備えた成形型においては、環状を呈する複数の製品キャビティ4が千鳥状に並べられるとともに各製品キャビティ4の外周に環状を呈する外径バリ溝5が設けられているために、一つの製品キャビティ4の回りに他の製品キャビティ4が六つ並べられ、しかも従来のような格子溝がなく、互いに隣設された外径バリ溝5同士が生地が流通可能となるように円周上の一部で直接、交差せしめられているために、複数の製品キャビティ4が密に並べられて、製品の成形に直接貢献しない部分の面積比率が従来より小さくなっている。したがってこれに伴い、一定の面積内で従来より多くの製品を成形することができ、充填時間が短かく、しかも生地の歩留りを向上させることができる。
【0012】
製品はOリングに限られず、他の種類のパッキンまたはダイアフラム等、環状または円盤状のものであれば良い。生地はゴムに限られず、樹脂等、成形型によって成形可能なものであれば良い。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0014】
すなわち、上記構成を備えた本発明の成形型によれば、環状または円盤状を呈する複数の製品キャビティが千鳥状に並べられるとともに各製品キャビティの外周に環状を呈する外径バリ溝が設けられているために、一つの製品キャビティの回りに他の製品キャビティが六つ並べられ、しかも従来のような格子溝がなく、外径バリ溝同士が生地が流通可能となるように一部で交差せしめられているために、複数の製品キャビティが密に並べられて、製品の成形に直接貢献しない部分の面積比率が従来より小さくなっている。したがってこれに伴って一定の面積内で従来より多くの製品を成形することができ、充填時間が短かく、しかも生地の歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施形態に係る成形型の要部断面図、(B)は製品キャビティの配置説明図
【図2】(A)は従来例に係る成形型の要部断面図、(B)は製品キャビティの配置説明図
【符号の説明】
1,2 型板
3 パーティング面
4 製品キャビティ
5 外径バリ溝
6 格子溝
7 連通部
8 内径バリ溝
9,10 咬切り部
Claims (1)
- 環状または円盤状を呈する複数の製品を一度に成形する圧縮成形用の成形型であって、
前記製品形状に応じて環状または円盤状を呈する複数の製品キャビティ(4)を千鳥状に並べることにより一つの製品キャビティ(4)の回りに他の製品キャビティ(4)を六つ並べ、
前記各製品キャビティ(4)の外周に環状を呈する外径バリ溝(5)を設け、
互いに隣設された前記外径バリ溝(5)同士を生地が流通可能となるように円周上の一部で直接、交差させたことを特徴とする成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22606596A JP3844018B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP22606596A JP3844018B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052829A JPH1052829A (ja) | 1998-02-24 |
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Family
ID=16839264
Family Applications (1)
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JP22606596A Expired - Lifetime JP3844018B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
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- 1996-08-09 JP JP22606596A patent/JP3844018B2/ja not_active Expired - Lifetime
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