JP3842913B2 - 文字通信方法及び文字通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の利用者が互いに同一のネットワークを共有して同時に会話可能なシステムにおいて、利用者の利便性を促進する技術に関する。
本発明において、チャットシステムとは、チャットサーバと複数のチャットクライアントとからなり、チャットクライアントが同一の空間を共有して同時に会話可能なシステムを言う。また、チャネルとは、複数のチャットクライアントにより共有される仮想空間を言う。ニックネームとは、チャットシステム上でユーザを一義的に特定するために用いられる識別情報を言う。
【0002】
エージェント端末とは、チャットサーバとチャットクライアントとの中継を行い、サーバーからはクライアントとして、クライアントからはサーバーとして見えるように振るまう情報端末を言う。
【0003】
【従来の技術】
従来、複数のユーザ間で文字メッセージを送受信することによりリアルタイムに会話できるシステムとして、インターネットリレーチャット(IRC)が挙げられる。IRCのようにテキストベースでのコミュニケーションを行うためには、文字列を多く打ち込まなければならない。すなわち、ユーザの入力負担が大きいという問題がある。この問題を解決するために、例えば通常の漢字変換プログラムを用い、頻繁に用いられる単語や文字列を登録することがなされている。すなわち、短い入力でより多くの文字列を入力できるようにしたり、入力文字列の履歴を取っておき、特殊なキーにより出現頻度の高い文字列をショートカット的に入力できるようにする方法が提供されている。
【0004】
さらに、近年は、インターネットや携帯用情報端末が急速に普及して来ている。これらの発達により、例えば、出張先では携帯端末を用い、会社ではデスクトップ用のパソコンを用い、自宅では自宅のパソコンを用いてチャットを行う利用形態も出現し始めている。しかし、携帯端末は、携帯性を高めるために、キーボードがデスクトップ用パソコンのように入力しやすく構成されていない。そのため、携帯端末を用いた文字メッセージの送受信は困難であり、特に迅速な対応が求められるチャットが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来行われてきた、ユーザの入力負担を軽減する方法には以下に例示する問題点がある。
(1)短い文字列から長い文字列へ変換するために、変換元となる辞書をユーザが手動で作成する必要があり、辞書の作成負担が大きい。
【0006】
(2)せっかく辞書を作成したとしても、使用する端末が変わる度に、辞書を作成し直さなければならない。そのため、辞書の作成負担が何重にもなるばかりか、例えば会社内で通常使う辞書と出張先で使う辞書とが異なり、ユーザにとって不便である。
(3)ユーザが必要とする入力負担の軽減の程度は、情報端末の種類により異なるのが実状である。例えば、入力の困難な携帯端末においてはショートカットなどの短い入力で長い文字列の入力を可能にする一方で、入力の容易なデスクトップ用端末においてはそのような変換を行わない等である。しかし、ユーザの用いるマシンに応じ、入力の負荷を軽減する程度をきめ細かく調整するような機能は未だ提供されていない。
【0007】
さらに、携帯端末は、デスクトップ用の情報端末に比して表示領域が小さく、送られてきた文字メッセージが長い場合、表示できない場合がある。
(4)また、通常のゲーム機はキーボードを入力手段としていない。しかし、最近、インターネット接続機能が付加され、ホームページの閲覧やチャットシステムへの参加も可能となったゲーム機が提供されている。このようなゲーム機においては、マウスにより入力可能なソフトウェアキーボードを用いて文字列の入力を行うが、キーボードに比べさらに入力が困難である。そのため、ユーザは付加されている機能を十分に活用しにくい。
【0008】
本発明は、前記の課題に鑑み、文字メッセージの送受信を行うユーザの利便性を高める技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本願第1発明は、文字メッセージを中継する代理装置を用い、前記文字メッセージを送受信する通信装置に用いられる文字通信方法であって、
A:前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の通信装置を特定する識別情報と関連づけて前記代理装置に持たせ、
B:前記通信装置自身を特定可能な識別情報及び前記代理装置を中継して送受信する前記文字メッセージを変換するか否かの指示を、前記通信装置から代理端末に通知し、
C:前記代理装置は、前記辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書及び前記指示に従って、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する前記文字メッセージを変換する、
文字通信方法を提供する。
【0010】
例えば、通信装置は、代理装置に接続するときに、文字メッセージを変換するか否かの指示を代理装置に通知する。代理装置は、この通知に従い、各通信装置に応じて文字メッセージを変換するかしないかを切り替える。
本願第2発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と、前記通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置とからなる文字通信システムを提供する。前記通信装置は、前記通信装置自身を特定可能な識別情報及び前記文字メッセージの変換に関する指示を前記代理装置に通知する通知手段を備えている。
【0011】
前記代理装置は、蓄積手段と、変換手段とを備えている。蓄積手段は、前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する。変換手段は、前記通信装置からの前記変換に関する指示に従い、前記蓄積手段に蓄積された辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う。
【0012】
通信装置は、代理装置と接続することにより文字メッセージの送受信を行う。文字メッセージを送受信可能な通信装置としては、例えばチャットクライアントが動作可能な情報端末や、ポケットベルのように単に文字メッセージを送受信可能な携帯端末などを挙げることができる。これらの通信装置は、例えば代理装置に接続する接続メッセージとともに、自己のIPアドレスなど通信装置を特定可能な識別情報を通知する。識別情報の通知は通常の接続手続においても行われる。通信装置の通知手段は、入力される文字メッセージや出力する文字メッセージを、辞書を用いて変換するか否かを代理装置に通知する。
【0013】
代理装置の蓄積手段には、1つまたは複数の通信装置と対応付けられた辞書が蓄積されている。例えば、ユーザAがデスクトップ用情報端末と携帯端末とを併用している場合、ユーザAの辞書には2つの端末が対応付けられる。辞書は、通常用いられる漢字仮名変換辞書や、その他の辞書など特に限定されず、ニーズに応じて適宜設定可能である。
【0014】
変換手段は、通信装置から通知される指示に従い、辞書に基づいて文字メッセージを変換する。変換の形態は、入力された文字メッセージだけを変換する形態、出力する文字メッセージだけを変換する形態、入出力される文字メッセージを両方変換する形態、全く変換を行わない形態の4つが考えられる。本システムでは、ユーザが複数の情報端末を用いる場合であっても、常に同じ辞書を用いることを可能にする。辞書の設定の仕方により、文字入力が困難な携帯端末などにおける入力負担を軽減することも可能である。
【0015】
本願第3発明は、前記第2発明において、前記代理装置が、前記通信装置から送信される文字メッセージに基づいて、前記辞書を更新する辞書管理手段をさらに備える文字通信システムを提供する。
辞書管理手段は、通信装置において入力された内容に基づいて、通信装置と対応する辞書を更新する。ユーザが手動により単語登録をするなどの手間を省くことができる。
【0016】
本願第4発明は、前記第2発明において、前記通信装置が、前記識別情報に代えて利用者を特定する利用者識別情報を前記代理装置に通知し、前記代理装置の蓄積手段は、前記辞書を利用者識別情報と対応付けて蓄積している文字通信システムを提供する。
第4発明に係る通信装置としては、例えばチャットシステムにおけるチャットクライアントが挙げられる。通信装置としてチャットクライアントを用いる場合、識別情報としてはチャットシステムにおいて唯一性を有するニックネームを挙げることができる。代理装置の蓄積手段は、各ニックネームと対応付けて辞書を蓄積することにより、各ユーザ毎に辞書を蓄積することになる。ユーザは、用いる情報端末が異なっても、常に同じ辞書を用いてチャットをすることができる。従って、同時に文字メッセージを送受信することによる会話における、ユーザの入力負担が軽減される。
【0017】
本願第5発明は、文字メッセージを中継する代理装置と、前記文字メッセージを送受信する通信装置と、を含む文字通信システムが実行する文字通信方法であって、
A:前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の通信装置を特定する識別情報と関連づけて前記代理装置に持たせ、
B:前記代理装置を中継して送受信する前記文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードを、前記通信装置の識別情報と対応付けて前記代理装置に記憶させ、
C:前記通信装置は、前記通信装置自身を特定可能な識別情報を前記代理装置に通知し、
D:前記代理装置は、前記辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書及び前記通信装置から通知された識別情報に対応する変換モードに従って、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージを変換する、
文字通信方法を提供する。
【0018】
すなわち、予め、通信装置に対して変換モードのオン/オフを設定しておく。代理端末は、通信装置に応じて設定された変換モードに従い、文字メッセージの変換を行う。
本願第6発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と、前記通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置とからなる文字通信システムを提供する。前記通信装置は、前記通信装置自身を特定可能な識別情報を前記代理装置に通知する。
【0019】
前記代理装置は、第1蓄積手段と、第2蓄積手段と、変換手段とを備えている。第1蓄積手段は、前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置を特定する識別情報と対応付けて蓄積する。第2蓄積手段は、前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する。変換手段は、前記辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書及び前記通信装置から通知された識別情報に対応する前記変換モードに基づき、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う。
【0020】
通信装置は、代理装置と接続することにより文字メッセージの送受信を行うことは前記第2発明と同様である。通信装置は、例えば代理装置に接続する接続メッセージとともに、自己のIPアドレスなど通信装置を特定可能な識別情報を通知する。識別情報は、IPアドレスの他にマシン名などでも構わない。
代理装置の第1蓄積手段には、前述と同様、1つまたは複数の通信装置と対応付けられた辞書が蓄積されている。第2蓄積手段には、通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かの変換モードが、1または複数の通信装置と対応付けられて蓄積されている。
【0021】
変換手段は、通信装置から通知される識別情報から変換モードを特定する。さらに、通信装置の識別情報から辞書を特定し、特定した辞書を用いて文字メッセージを変換する。本システムにおいても、前述の通信システムと同様、複数の情報端末を用いるユーザが、情報端末に依らずに常に同じ辞書を用いることができる。
【0022】
本願第7発明は、前記第6発明に於いて、前記通信装置が、前記通信装置の識別情報及び変換モードの入力を受け付け、前記代理装置に送出する登録手段をさらに備え、前記代理装置は、前記入力された通信装置の識別情報及び変換モードを、前記判別テーブルに登録するテーブル更新手段をさらに備える文字通信システムを提供する。
【0023】
通信装置と変換モードとの組み合わせは、通信装置に設けられた登録手段を用いてユーザにより入力される。登録手段は、ユーザからの入力を受け付け、代理端末に送出する。変換部は、通信装置からの通信装置及び変換モードの組み合わせを、テーブル更新手段に送出する。テーブル更新手段は、受け取った通信装置及び変換モードを判別テーブルに登録する。
【0024】
なお、登録手段は、全ての通信装置にある必要はない。例えば、1人のユーザが用いるいずれか1の通信装置が登録手段を有していれば、そのユーザは自分の用いる通信装置とその通信装置に応じた変換モードとを、登録手段を有する通信装置により登録することができる。
本願第8発明は、前記第6発明において、前記判別テーブルには、前記通信装置から送信される文字メッセージに基づいて前記辞書を更新するか否かを示す辞書モードが、前記通信装置の識別情報と対応付けられてさらに蓄積され、前記代理装置は、前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書モードに従い、前記文字メッセージに基づいて前記辞書を更新する辞書管理手段をさらに備える文字通信システムを提供する。前記第3発明と同様の作用効果を有する。
【0025】
本願第9発明は、前記第6発明において、前記通信装置は、前記識別情報に代えて利用者を特定する利用者識別情報を前記代理装置に通知し、前記代理装置の第1蓄積手段は、前記辞書を前記利用者識別情報と対応付けて蓄積し、前記代理装置の第2蓄積手段は、前記変換モードと前記利用者識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する文字通信システムを提供する。
【0026】
前記第4発明と同様、通信装置としては例えばチャットクライアントが、識別情報としてはニックネームが挙げられる。代理装置の第1蓄積手段は、各ニックネームと対応付けて辞書を蓄積し、これにより各ユーザ毎に辞書を蓄積する。第2蓄積手段は、各ニックネームと対応付けて変換モードを蓄積し、これにより各ユーザ毎に変換モードを蓄積する。前記第4発明と同様、ユーザは、用いる情報端末に依らずに、常に同じ辞書を用いてチャットをすることができる。従って、文字メッセージの送受信により会話する場合の、ユーザの入力負担が軽減される。
【0027】
本願第10発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と、前記通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置とからなる文字通信システムを提供する。前記通信装置は、少なくとも前記通信装置自身を特定可能な識別情報を前記代理装置に通知し、かつ前記文字メッセージの変換に関する指示を前記代理装置に通知可能な通知手段を備えている。
【0028】
前記代理装置は、第1蓄積手段と、第2蓄積手段と、テーブル管理手段と、変換手段とを備えている。第1蓄積手段は、前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置を特定する識別情報と対応付けて蓄積する。
第2蓄積手段は、前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する。テーブル管理手段は、前記通信装置からの指示に従い、前記判別テーブルを更新する。
【0029】
変換手段は、前記通信装置からの前記変換に関する指示があった場合には、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行い、前記指示がない場合には、前記通信装置の識別情報に対応する変換モード及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う。
【0030】
例えば、初めて代理端末に接続するときだけ、通信装置の識別番号と共にその通信装置に応じた変換モードを通知するように、通知手段を設定しておく。また、テーブル管理手段は、初めて代理端末に接続してくる通信端末から通知された変換モードと通信装置とを、判別テーブルに書き込む。変換手段は、通信装置が初めて代理端末に接続した場合には、通信装置からの通知に従って変換モードを設定する。2回目以降は、通信装置に対応した変換モードが判別テーブルに登録されているので、判別テーブルを参照して変換モードを設定する。また、2回目以降の接続であっても、ユーザ自身が変換モードを指定する場合が考えられる。この場合も、指定した変換モードが優先的に設定される。
【0031】
本願第11発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置であって、前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積手段と、前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報と前記文字メッセージの変換に関する指示とを受け取り、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行う変換手段と、を備える代理装置を提供する。前記第2発明における代理装置と同様の作用効果を有する。
【0032】
本願第12発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置であって、第1蓄積手段と、第2蓄積手段と、変換手段とを備える代理装置を提供する。
第1蓄積手段は、前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する。第2蓄積手段は、前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する。変換手段は、前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報を受け取り、前記通信装置の識別情報に対応する辞書及び前記通信装置の識別情報に対応する変換モードに基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う。前記第6発明の代理装置と同様の作用効果を有する。
【0033】
本願第13発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置であって、第1蓄積手段と、第2蓄積手段と、テーブル管理手段と、変換手段とを備える代理装置を提供する。
第1蓄積手段は、前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する。第2蓄積手段は、前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する。
【0034】
テーブル管理手段は、前記通信装置からの前記文字メッセージの変換に関する指示に従い、前記判別テーブルを更新する。変換手段は、前記通信装置からの前記変換に関する指示があった場合には、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行い、前記指示がない場合には、前記通信装置の識別情報に対応する変換モード及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う。
【0035】
本願第14発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置に用いられる文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、下記A及びB段階を実行させるための文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
A;前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する段階、
B;前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報と前記文字メッセージの変換に関する指示とを受け取り、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う段階。
【0036】
前記第2発明と同様の作用効果を有する。
本願第15発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置に用いられる文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、下記A〜C段階を実行させるための文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
A;前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する段階、
B;前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する段階、
C;前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報を受け取り、前記通信装置の識別情報に対応する辞書及び前記通信装置の識別情報に対応する変換モードに基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う段階。
【0037】
前記第6発明と同様の作用効果を有する。
本願第16発明は、文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置に用いられる文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、下記A〜D段階を実行させるための文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
A;前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する段階、
B;前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する段階、
C;前記通信装置からの前記文字メッセージの変換に関する指示に従い、前記判別テーブルを更新する段階、
D;前記通信装置からの前記変換に関する指示があった場合には、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行い、前記指示がない場合には、前記通信装置の識別情報に対応する変換モード及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う段階。
【0038】
前記第10発明と同様の作用効果を有する。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の文字通信システムについて、実施形態例を挙げ、具体的に説明する。
<第1実施形態例>
図1は、本発明の第1実施形態例に係る文字通信システムの構成図を示す。図1の文字通信システムは、チャットシステムにエージェント端末を採用して構成されている。すなわち、図1の文字通信システムは、複数のユーザ端末、チャットサーバ及び少なくとも1つのエージェント端末が、ネットワークを介して接続されている。ここで、ユーザ端末は、文字メッセージが送受信可能であれば足り、パーソナルコンピュータからポケットベルまで、広義の情報端末を意味する。少なくともいずれかのユーザ端末は、エージェント端末を介してチャットサーバと接続されている。但し、全てのユーザ端末がエージェント端末に接続されている必要はない。図1の例では、ユーザAが使用する2つの情報端末、すなわちユーザ端末A1及びA2が、エージェント端末を介してチャットサーバと接続されている。
【0040】
本実施形態例においては、ユーザ端末上ではチャットクライアントが動作可能である。エージェント端末は、ユーザ端末やチャットサーバと異なる情報端末上にあっても、またユーザ端末またはチャットサーバと同一の端末上にあっても良い。エージェント端末が複数用いられる構成においては、エージェント端末同士をリンクすることにより、ユーザ端末とどのエージェント端末とを接続しても同じ効果が得られるように構成可能である。エージェント端末が複数用いられる構成におけるエージェント端末間の制御には、既知のエージェント連携技術が用いられる。その具体的な制御は本発明の主題ではないので、説明を割愛する。
【0041】
[構成]
(1)エージェント端末
図1に示すエージェント端末は、サーバ側通信部、クライアント側通信部、変換部1、辞書管理部2及び辞書データベース(DB)3を有している。
サーバ側通信部は、チャットサーバとの間で、チャットクライアントのエージェントとして通信を行う。クライアント側通信部は、ユーザ端末との間でチャットサーバのエージェントとして通信を行う。従って、エージェント端末は、チャットサーバから見るとクライアントして、チャットクライアントから見るとチャットサーバとして振る舞う。このエージェント端末のエージェント機能については、通常のエージェント端末の機能であるので詳細な説明を省略する。
【0042】
変換部1は、変換モードや辞書モードの設定を行う。ここで、変換モードは、ユーザ端末が送受信する文字メッセージを、辞書に従って変換するか否かを示すモードである。また、辞書モードは、ユーザ端末で入力された文字メッセージに基づいて、辞書を更新するか否かを示すモードである。
具体的には、変換部1は、ユーザ端末から所定のコントロールメッセージが送信されてきたか否かを判断する。コントロールメッセージを受信するタイミングとしては、例えば、エージェント端末に接続するためにユーザ端末からエージェント端末に送られてくる接続メッセージに含まれる場合がある。また、コントロールメッセージは、接続メッセージに含まれるほか、ユーザの指示により任意のタイミングで送信されてくる場合もある。ユーザ端末とエージェント端末との接続方法は、通常用いられる方法で足り、特に限定されない。コントロールメッセージを受信した場合には、変換部1は、そのコントロールメッセージに従って前記変換モードや辞書モードの設定を行う。また、変換部1は、設定した各モードに従い、辞書管理部に文字メッセージの変換や単語の登録を指示する。
【0043】
図2に、エージェント端末がユーザ端末から受信するコントロールメッセージの一例を示す。図2に示すコントロールメッセージは、変換モードに関するコントロールメッセージと、辞書モードに関するコントロールメッセージとの2つに大別される。変換モードに関するコントロールメッセージのうち、"TEXTMODE IN ON"は、ユーザ端末において入力され、チャットサーバに送出される文字メッセージを、辞書DBに登録されている辞書に従って変換することを指示している。コントロールメッセージ"TEXTMODE IN OFF"は、ユーザ端末において入力された文字メッセージを、変換せずにそのままチャットサーバに送出することを指示している。
【0044】
コントロールメッセージ"TEXTMODE OUT ON"は、チャットサーバから着信した文字メッセージを辞書DBの辞書に従って変換し、ユーザ端末に送出することを指示している。コントロールメッセージ"TEXTMODE OUT OFF"は、チャットサーバから着信した文字メッセージを、そのまま変換せずにユーザ端末に送出することを指示している。
【0045】
辞書モードに関するコントロールメッセージである"DICMODE ON"は、ユーザ端末において入力される文字メッセージに基づいて、辞書DBに蓄積されている辞書を更新することを指示している。コントロールメッセージ"DICMODE OFF"は、ユーザ端末において入力される文字メッセージに基づいて辞書を更新しないことを指示している。
【0046】
辞書管理部2は、変換部1から送出される文字メッセージを、辞書DB3の辞書に基づいて変換する。また、辞書管理部2は、変換部1からの指示に基づいて、辞書DB3の辞書を更新する。変換に用いる辞書や、更新する辞書は、ユーザ端末に対応付けられた辞書である。
辞書DB3内には、通常複数の辞書が蓄積されており、各辞書はユーザ端末と対応付けて蓄積されている。図3に、辞書とユーザ端末とが対応付けられて蓄積された辞書−端末対応テーブルの概念図を示す。このテーブルでは、辞書を特定するための識別情報である辞書IDと、ユーザ端末を特定するIPアドレスとが対応付けられている。辞書IDは、図3に示すように、辞書に対して一義的に与えるシリアル番号でも、またチャットシステムにおいてはニックネームでも良く、特に限定されない。各ユーザ端末を、IPアドレス以外の識別情報、例えばマシン名で特定することも可能である。
【0047】
また、図3に示すように、ユーザが使用するユーザ端末が複数であれば、同一ユーザの辞書に対して複数のユーザ端末が対応付けられる。辞書−端末対応テーブルの登録は、ユーザにより手動で行っても良い。チャットシステムにおいては、ユーザのニックネームを辞書IDに用い、自動的に辞書−端末対応テーブルを作成することも可能である。
【0048】
図4に、辞書DB3に蓄積された辞書の一例を示す。図4に示す辞書は、単語からその単語を示す単語IDに、又はその逆に変換する場合に用いられる辞書の例である。図4に示す辞書は、単語IDと単語と頻度とがそれぞれ対応付けられて蓄積されることにより構成されている。頻度は、対応する単語の入力回数を示す。単語は頻度が高い順に並べ替えられ、単語IDは頻度が高い順に昇順に付けられている。図5に、この辞書を用いて辞書管理部2が文字メッセージを単語IDに変換する一例及び辞書を更新する例を示す。
【0049】
図5に示す例では、辞書管理部2は、まず入力された文字メッセージ「今日は、明石に出張するつもりです。」を形態素解析にかけ、文字メッセージを単語に分解する。辞書管理部2は、文字メッセージを単語に分解した後、分解された単語を品詞フィルターにかけて変換する必要がある品詞かどうかを判断する。この例では、「今日/明石/出張」の各単語が残る。形態素解析された単語を品詞フィルタにかけるまでの処理は、通常の辞書管理において行われている処理であるので、詳細な説明を省略する。
【0050】
辞書を更新する場合、辞書管理部2は、分解された単語を登録する必要があると判断すると、その単語が既に辞書に登録されている単語かどうかを判断する。その単語が既に辞書に登録されていれば、辞書管理部2は、該当する単語の頻度数を増やす。本例では、「今日」、「明石」及び「出張」の各単語は、すでに辞書に登録されているので、各単語の頻度が1つづつインクリメントされる。分解された単語が辞書に登録されていなければ、辞書管理部2は、新規に出現した単語として辞書の最後にその単語を登録する。
【0051】
文字メッセージを変換する場合、辞書管理部2は、分解した単語の単語IDを辞書DB3から読み出し、文字メッセージを単語IDに変換する。本例では、「今日/明石/出張」が、「*15*53*25」に変換される。ここで、「*」は、単語IDの開始を示す識別子である。その後、辞書管理部2は、単語IDに変換した文字メッセージを変換部1に送出する。
【0052】
例えば、ユーザ端末A1がデスクトップ型の情報端末であり、ユーザ端末A2が携帯端末の場合を考える。ユーザ端末A2に関し、変換モードを"TEXTMODE IN ON"及び"TEXTMODE OUT ON"に設定しておけば、「*15*53*25」と打ち込んだ文字メッセージは、エージェント端末により「今日明石出張」と変換されて他の情報端末に送信される。
【0053】
また、他の情報端末から「今日は、明石に出張するつもりです。」の文字メッセージが着信すると、エージェント端末により「*15*53*25」の短い文字メッセージに変換されて表示される。一方、入力及び表示の容易なユーザ端末A1に関しては、変換モードを"TEXTMODE IN OFF"及び"TEXTMODE OUT OFF"に設定しておけばよい。
【0054】
また、ユーザ端末A1、ユーザ端末A2共に入出力手段が限られた別々の携帯端末の場合であっても、両端末で同じ辞書を共通に用いることができる。従って、両端末がアーキテクチャの異なるシステムで、同一の辞書を持ちうる構造でなくとも辞書の共有が可能となる。
(2)ユーザ端末
図1に示すユーザ端末は、通知部11を有している。通知部11は、エージェント端末に接続するためにエージェント端末に送出する接続メッセージとともに、前記のコントロールメッセージを通知する。また、ユーザの指示に応じ、コントロールメッセージを通知可能にしても良い。
【0055】
[処理の流れ]
(1)メイン処理1
次に、本実施形態に係るエージェント装置が行う処理について図面を参照して説明する。図6は、エージェント装置が行うメイン処理1の流れを示すフローチャートである。チャットサーバが起動することにより、以下の処理が開始される。
【0056】
ステップS1では、変換部1が、チャットサーバまたはチャットクライアントからのメッセージの受信を待機する。チャットサーバまたはチャットクライアントのいずれかからメッセージを受信すると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、変換部1は、受け取ったメッセージに所定のコントロールメッセージが含まれているか否かを判断する。コントロールメッセージが含まれている場合は、ステップS3に移行する。コントロールメッセージが含まれていない場合は、後述するステップS9に移行する。
【0057】
ステップS3では、変換部1が、受け取ったコントロールメッセージに基づいて変換モードを設定する。すなわち、変換部1は、テキスト変換に関するコントロールメッセージが含まれているか否かを判断し、テキスト変換に関するコントロールメッセージが含まれていればステップS4に移行する。テキスト変換に関するコントロールメッセージが含まれていない場合は、ステップS5に移行する。
【0058】
ステップS4では、変換部1は、変換モードに関するコントロールメッセージに従い、変換モードをオンまたはオフのいずれかに設定する。
ステップS5では、変換部1は、辞書モードに関するコントロールメッセージが含まれているか否かを判断する。辞書モードに関するコントロールメッセージが含まれている場合には、ステップS6に移行する。辞書モードに関するコントロールメッセージが含まれていない場合には、ステップS7に移行する。
【0059】
ステップS6では、変換部1は、辞書モードに関するコントロールメッセージに従い、辞書モードをオン又はオフのいずれかに設定する。
ステップS7では、後述する変換・登録処理サブルーチンが実行される。
ステップS8では、変換部1は、チャットサーバが終了しているか否かを判断し、チャットサーバが終了していれば本処理を終了する。チャットサーバが終了していなければ、再びステップS1に戻り、次のメッセージの受信を待機する。
【0060】
前述のステップS2において、変換部1が、メッセージにコントロールメッセージが含まれていないと判断すると、ステップS9に移行する。ステップS9では、変換部1が変換モード及び辞書モードを予め決められたデフォルト値に設定する。
なお、本処理では、接続時のみモードを設定しているが、任意のタイミングでユーザがモードを指定できるようにすることも可能である。
【0061】
(2)変換・登録処理
前述のメイン処理のステップS6に移行すると、以下の変換・登録処理が実行される。図5は、エージェント端末が行う変換・登録処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11では、変換部1は、ユーザ端末へ送信される又はユーザ端末から送信される文字メッセージを待機する。変換部1は、チャットサーバとユーザ端末との間に文字メッセージの送受信のいずれかがあるまで待機し、いずれかが生じるとステップS12に移行する。
【0062】
ステップS12では、変換部1は、設定されている変換モードがオンかオフかを判断する。変換モードがオフであれば、ステップS13に移行する。変換モードがオンであれば、後述するステップS16に移行する。
ステップS13では、変換部1は、登録モードがオンかオフかを判断する。登録モードがオフであればステップS14に移行する。すなわち、変換モードも登録モードもオフの場合である。登録モードがオンであれば、後述するステップS15に移行する。
【0063】
ステップS14では、変換部1は、変換された文字メッセージ又は変換されていない文字メッセージを、サーバ側通信部又はクライアント側通信部に送出する。この場合、文字メッセージの変換も、辞書の更新も行われない。
前述のステップS13で登録モードがオンであると判断された場合、ステップS15に移行する。すなわち、文字メッセージの変換は行わないが、ユーザの入力に基づいて辞書を更新する場合である。ステップS15では、変換部1は、文字メッセージがユーザ端末で入力されたメッセージか否か、すなわちクライアント側通信部から送出された文字メッセージか否かを判断する。ユーザ端末で入力された文字メッセージである場合は、ステップS16に移行する。入力内容に基づいて辞書を更新するためである。逆に、チャットサーバからユーザ端末に向けて送信される文字メッセージである場合には、前述のステップS14に移行する。本処理においては、ユーザの入力に基づいてのみ辞書を更新するからである。
【0064】
ステップS16では、変換部1が、通信内容を辞書管理部2に送出する。辞書管理部2は、文字メッセージを所定の方法で解析する。その後、辞書管理部2は、文字メッセージに含まれる単語を辞書DB3に登録したり、単語の頻度をインクリメントしたりし、辞書の更新を行う。
前述のステップS12で変換モードがオンであると判断されると、ステップS17に移行する。ステップS17では、変換部1が、登録モードがオンかオフかの判断を行う。登録モードがオフであれば、ステップS18に移行する。すなわち、文字メッセージの変換は行うが、辞書の更新は行わない場合である。登録モードがオンであれば、後述するステップS19に移行する。
【0065】
ステップS18では、変換部1が、文字メッセージを辞書管理部2に送出する。辞書管理部2は、受け取った文字メッセージを所定の方法で解析し、単語に分解する。辞書管理部2は、分解された単語を辞書DB3を参照して単語IDに置き換える。次いで、辞書管理部2は、単語から単語IDに変換にされた文字メッセージを、変換部1に送出する。その後変換された文字列は、変換部1によりサーバ側通信部又はクライアント側通信部に前述と同様に送出される。
【0066】
前述のステップS17で登録モードがオンであると判断されると、ステップS19に移行する。この場合は、変換モードも登録モードも共にオンである場合に相当する。変換部1は、文字メッセージがユーザ端末で入力されたメッセージか否かを判断する。ユーザ端末で入力された文字メッセージである場合は、ステップS20に移行する。入力内容に基づいて辞書を更新するためである。逆に、チャットサーバからユーザ端末に向けて送信される文字メッセージである場合には、前述のステップS18に移行し、文字メッセージの変換だけを行う。本処理においては、辞書の更新は、ユーザの入力にのみ基づいて行うからである。
【0067】
本処理においては、ユーザの入力にのみ基づいて辞書を更新しているが、他のユーザからの文字メッセージに基づいて辞書を更新することも、必要であればもちろん可能である。
<第2実施形態例>
[構成]
次に、本発明の第2実施形態例に係る文字通信システムについて、図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態例に係る文字通信システムの構成図を示す。図8に示す文字通信システムは、前述の第1実施形態例と同様、チャットシステムにエージェント端末を採用して構成されている。また、ユーザ端末やエージェント端末についても、第1実施形態例と同様である。
【0068】
(1)エージェント端末
図8に示すエージェント端末は、第1実施形態例に示す構成のエージェント端末に、判別テーブル4、判別部5及びテーブル管理部6をさらに加えて構成されている。
図9に判別テーブル4の概念図を示す。判別テーブル4には、ユーザ端末を特定するための判別キー、判別値、変換モード及び辞書モードが、設定値と対応付けられて登録されている。判別キーは、何を基準にユーザ端末を判別するかを示している。判別キーが"IPアドレス"であれば、ユーザ端末のIPアドレスが判別値と一致するか否かにより、その設定に該当するか否かが判断される。図9の例では、"10.23.45"で始まるIPアドレスを有するユーザ端末は、設定"1"に該当すると判断される。
【0069】
判別キーが"マシンアドレス"であれば、ユーザ端末のマシンアドレスが判別値と一致するか否かにより、その設定に該当するか否かが判断される。図9の例では、マシンアドレスが"taro.fujitsu.co.jp"であるユーザ端末は、設定"2"に該当すると判断される。
判別キーが"サブネット"であれば、ユーザ端末のサブネットが判別値と一致するか否かにより、その設定に該当するか否かを判断する。図9の例では、マシンアドレスのサブネットが"fujitsu.co.jp"であるユーザ端末は、設定"3"に該当すると判断される。マシンアドレスが"taro.fujitsu.co.jp"であるユーザ端末は、設定"3"にも該当するが、設定"2"について先に判断され、設定"3"については判断されない。
【0070】
設定値"0"に対応したモードは、デフォルトの設定である。いずれの設定にも該当しないユーザ端末の場合は、デフォルト値を用いて変換モード及び辞書モードを設定し、その後の文字メッセージの変換や辞書の更新処理を行う。従って、設定値"0"のエントリには全てのユーザ端末が該当するように、判別キー及び判別値が設定されている。
【0071】
また、ユーザ端末として携帯端末を用いる場合、携帯端末をインターネットに接続するためのゲートウェイ装置を特定する情報が、判定値として用いられる。
判別部5は、エージェント端末に接続してきたユーザ端末が、判別テーブル4のいずれかの設定に該当するか否かを判断する。なお、接続時に、前述のように、ユーザ端末からユーザ端末を特定する情報がエージェント端末に通知される。また、判別部5は、ユーザ端末が該当する設定に登録されている変換モード及び登録モードを判別テーブル4から読み出し、変換部1に通知する。
【0072】
テーブル管理部6は、ユーザ端末においてユーザにより入力された各モードを変換部1から受け取り、ユーザ端末を識別する情報、すなわち判別値と対応付けて判別テーブル4に登録する。ユーザ端末を識別する情報は、前述の判別テーブル4の判別キーに設定されている情報のいずれかであればよい。例えば、IPアドレス、マシンアドレス、サブネットが挙げられる。
【0073】
変換部1、辞書管理部2及び辞書DB3については、前述の第1実施形態例と以下の点を除き同様の機能を有するので詳細な説明を省略する。すなわち、変換部1は、エージェント端末にユーザ端末が接続されると、判別部5に対して判別テーブル4の読み込みを指示する。変換部1は、判別部5から通知されるモードに従い、変換モード及び辞書モードを設定する。判別テーブル4へのユーザ端末の判別値及びモードの設定は、後述する登録部からの通知に応じ、テーブル管理部6が行う。
【0074】
(2)ユーザ端末
図8に示すユーザ端末は、前述の第1実施形態例におけるユーザ端末に加え、登録部12をさらに有している。登録部12は、ユーザの入力を受け付け、ユーザ端末を特定する情報と各モードとを対応付けてエージェント端末に通知する。
[処理の流れ]
(1)メイン処理2
次に、第2実施形態例に係るエージェント端末が行う処理の流れについて、図面を参照して説明する。図10は、第2実施形態例に係るエージェント端末が行うメイン処理の流れを示すフローチャートである。いずれかのユーザ端末がエージェント端末を介してチャットサーバに接続を開始することにより、以下の処理が開始される。
【0075】
まず、ステップS31では、変換部1が、ユーザ端末とエージェント端末との間でやりとりされる接続メッセージから、ユーザ端末を特定する情報を抽出する。具体的には、エージェント端末に接続しようとするユーザ端末から送られてくるIPアドレス、マシンアドレスなどを変換部1が接続メッセージから抽出し、判別部5に送出する。
【0076】
ステップS32では、後述するモード設定処理サブルーチンが実行される。
ステップS33では、前述の変換・登録処理サブルーチンが実行される。
ステップS34では、変換部1が、ユーザ端末がエージェント端末と接続されているか否かを判断する。接続されていれば前述のステップS33に戻り、設定されたモードに従って文字メッセージの変換や辞書の更新を行う。接続が終了していれば処理を終了する。
【0077】
(2)モード設定処理
図11は、判別部5が行うモード設定処理サブルーチンの処理を示すフローチャートである。図10に示すメイン処理2においてステップS32に移行すると、以下の処理が実行される。
ステップS41では、設定IDを示すNの値が"1"に設定される。
【0078】
ステップS42では、判別部5が、現在の設定IDの値に対応する設定があるか否かを判断する。設定Nがあると判断すると、ステップS43に移行する。設定値Nがないと判断すると、後述するステップS47に移行する。
ステップS43では、判別部5は、設定Nが示すエントリーを判別テーブル4から読み込む。
【0079】
ステップS44では、判別部5が、ユーザ端末を特定する情報から判別キーの値を特定し、判別テーブル4の判別値と比較する。特定した判別キーの値と判別値が一致すれば、後述するステップS46に移行する。特定した判別キーの値と判別値が一致しない場合は、ステップS45に移行する。特定した判別キーの値とは、例えば判別キーがIPアドレスである場合には、ユーザ端末のIPアドレスの値そのものである。
【0080】
ステップS45では、判別部5が、該当する設定をさらに探すために、設定値Nをインクリメントする。
ステップS46では、特定した判別キーの値と判別値とが一致したので、判別部5は、判別テーブル4から読み込んだ変換モード及び辞書モードを変換部1に送出する。変換部1は、判別部5から送出されたモードに従い、変換モード及び辞書モードを設定する。
【0081】
前述のステップS42において、設定IDを示すNの値が判別テーブル4に設定されていないと判断されると、ステップS47に移行する。ステップS47では、設定値Nが"0"に設定され、ステップS48に移行する。
ステップS48では、判別部5が、設定値N=0が示すエントリーを判別テーブル4から読み込む。すなわち、判別部5は、置換モード及び登録モードのデフォルト値を、判別テーブル4から読み込む。次いで、前述のステップS46に移行し、変換部1が、各モードをデフォルト値に設定し、以降の変換処理及び辞書の更新処理を行う。
【0082】
<他の実施形態例>
(a)前述の第1実施形態例と第2実施形態例とを組み合わせたも可能である。すなわち、第2実施形態例の構成において、ユーザ端末に通知部11を設ける。変換部1は、ユーザ端末から変換モードや辞書モードの通知があった場合には、前述と同様に通知されたモードに従う。モードの通知は、例えば最初にエージェントと接続するタイミングで行われる。また、変換部1は、ユーザ端末から通知されたモード及びユーザ端末を特定する情報を、テーブル管理部6に通知する。テーブル管理部6は、この通知を受けて判別テーブル4に登録を行う。
【0083】
一方、エージェント端末とユーザ端末との接続時にユーザ端末からモードの通知がない場合は、変換部1は、判別部5に対して判別テーブル4の読み込みを指示する。そして、判別部5から通知されるモードに従い、変換部1は変換モード及び辞書モードを設定する。判別テーブル4へのユーザ端末及びモードの設定は、登録部12からの通知に応じ、テーブル管理部6が行う。
【0084】
(b)前述の第1及び第2実施形態例において、ユーザのニックネームに基づいて辞書を管理し、各ニックネームと変換モードや辞書モードとを対応させることも考えられる。但し、端末に応じて変換モードを変えたい場合は、前述と同様、各ユーザが使用する端末毎に変換モードを設定する必要がある。
(c)前述の第1及び第2実施形態例においては、ユーザ端末上のチャットクライアントを用いて文字メッセージによる会話を行う場合を例に取り説明した。しかし、本願に係る文字通信システムは、チャットクライアント以外の文字メッセージの送受信機能を有するユーザ端末を用いて実現可能である。
【0085】
【発明の効果】
本発明を用いれば、ユーザは複数の情報端末で共通の辞書を用いることができるので、ユーザの入力負担及び辞書の作成の負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態例に係る文字通信システムの構成を示すブロック図。
【図2】 ユーザ端末からエージェント端末に通知されるコントロールメッセージの一例を示す説明図。
【図3】 辞書DB内の辞書とユーザ端末とが対応付けられていることを示す概念説明図。
【図4】 辞書の概念構成を示す説明図。
【図5】 文字メッセージの単語が単語IDに変換される例を示す説明図。
【図6】 第1実施形態例のエージェント端末が行うメイン処理の流れを示すフローチャート。
【図7】 変換・登録処理の流れを示すフローチャート。
【図8】 本発明の第2実施形態例に係る文字通信システムの構成を示すブロック図。
【図9】 判別テーブルの概念説明図。
【図10】 第2実施形態例のエージェント端末が行うメイン処理の流れを示すフローチャート。
【図11】 モード設定処理の流れを示すフローチャート。
Claims (16)
- 文字メッセージを中継する代理装置を用い、前記文字メッセージを送受信する通信装置に用いられる文字通信方法であって、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の通信装置を特定する識別情報と関連づけて前記代理装置に持たせ、
前記通信装置自身を特定可能な識別情報及び前記代理装置を中継して送受信する前記文字メッセージを変換するか否かの指示を、前記通信装置から代理端末に通知し、
前記代理装置は、前記辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書及び前記指示に従って、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する前記文字メッセージを変換する、
文字通信方法。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と、前記通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置とからなる文字通信システムであって、
前記通信装置は、前記通信装置自身を特定可能な識別情報及び前記文字メッセージの変換に関する指示を前記代理装置に通知する通知手段を備え、
前記代理装置は、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積手段と、
前記通信装置からの前記変換に関する指示に従い、前記蓄積手段に蓄積された辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う変換手段とを備える、
通信システム。 - 前記代理装置は、前記通信装置から送信される文字メッセージに基づいて、前記辞書を更新する辞書管理手段をさらに備える、請求項2に記載の文字通信システム。
- 前記通信装置は、前記識別情報に代えて利用者を特定する利用者識別情報を前記代理装置に通知し、
前記代理装置の蓄積手段は、前記辞書を利用者識別情報と対応付けて蓄積している、
請求項2に記載の文字通信システム。 - 文字メッセージを中継する代理装置と、前記文字メッセージを送受信する通信装置と、を含む文字通信システムが実行する文字通信方法であって、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の通信装置を特定する識別情報と関連づけて前記代理装置に持たせ、
前記代理装置を中継して送受信する前記文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードを、前記通信装置の識別情報と対応付けて前記代理装置に記憶させ、
前記通信装置は、前記通信装置自身を特定可能な識別情報を前記代理装置に通知し、
前記代理装置は、前記辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書及び前記通信装置から通知された識別情報に対応する変換モードに従って、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージを変換する、
文字通信方法。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と、前記通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置とからなる文字通信システムであって、
前記通信装置は、前記通信装置自身を特定可能な識別情報を前記代理装置に通知し、
前記代理装置は、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置を特定する識別情報と対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する第2蓄積手段と、
前記辞書のうち前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書及び前記通信装置から通知された識別情報に対応する前記変換モードに基づき、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う変換手段と、
を備える文字通信システム。 - 前記通信装置は、前記通信装置の識別情報及び変換モードの入力を受け付け、前記代理装置に送出する登録手段をさらに備え、
前記代理装置は、前記入力された通信装置の識別情報及び変換モードを、前記判別テーブルに登録するテーブル更新手段をさらに備える、請求項6に記載の文字通信システム。 - 前記判別テーブルには、前記通信装置から送信される文字メッセージに基づいて前記辞書を更新するか否かを示す辞書モードが、前記通信装置の識別情報と対応付けられてさらに蓄積され、
前記代理装置は、前記通信装置から通知された識別情報に対応する辞書モードに従い、前記文字メッセージに基づいて前記辞書を更新する辞書管理手段をさらに備える、請求項6に記載の文字通信システム。 - 前記通信装置は、前記識別情報に代えて利用者を特定する利用者識別情報を前記代理装置に通知し、
前記代理装置の第1蓄積手段は、前記辞書を前記利用者識別情報と対応付けて蓄積し、
前記代理装置の第2蓄積手段は、前記変換モードと前記利用者識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する、
請求項6に記載の文字通信システム。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と、前記通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置とからなる文字通信システムであって、
前記通信装置は、少なくとも前記通信装置自身を特定可能な識別情報を前記代理装置に通知し、かつ前記文字メッセージの変換に関する指示を前記代理装置に通知可能な通知手段を備え、
前記代理装置は、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置を特定する識別情報と対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する第2蓄積手段と、
前記通信装置からの指示に従い、前記判別テーブルを更新するテーブル管理手段と、
前記通信装置からの前記変換に関する指示があった場合には、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行い、前記指示がない場合には、前記通信装置の識別情報に対応する変換モード及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う変換手段と、
を備える文字通信システム。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置であって、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積手段と、
前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報と前記文字メッセージの変換に関する指示とを受け取り、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行う変換手段と、
を備える代理装置。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置であって、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する第2蓄積手段と、
前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報を受け取り、前記通信装置の識別情報に対応する辞書及び前記通信装置の識別情報に対応する変換モードに基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う変換手段と、
を備える代理装置。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置であって、
前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する第1蓄積手段と、
前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する第2蓄積手段と、
前記通信装置からの前記文字メッセージの変換に関する指示に従い、前記判別テーブルを更新するテーブル管理手段と、
前記通信装置からの前記変換に関する指示があった場合には、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行い、前記指示がない場合には、前記通信装置の識別情報に対応する変換モード及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う変換手段と、
を備える代理装置。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置に用いられる文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する段階と、
B;前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報と前記文字メッセージの変換に関する指示とを受け取り、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う段階と、
を実行させるための文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置に用いられる文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する段階と、
B;前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する段階と、
C;前記通信装置から前記通信装置自身を特定する識別情報を受け取り、前記通信装置の識別情報に対応する辞書及び前記通信装置の識別情報に対応する変換モードに基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う段階と、
を実行させるための文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 文字メッセージを送受信可能な通信装置と接続され、前記通信装置が送受信する文字メッセージを中継する代理装置に用いられる文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;前記文字メッセージの変換法則が記載された辞書を、1または複数の前記通信装置の識別情報と対応付けて蓄積する段階と、
B;前記通信装置が送受信する文字メッセージを変換するか否かを示す変換モードと、前記通信装置の識別情報とが対応付けられた判別テーブルを蓄積する段階と、
C;前記通信装置からの前記文字メッセージの変換に関する指示に従い、前記判別テーブルを更新する段階と、
D;前記通信装置からの前記変換に関する指示があった場合には、前記指示及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて前記文字メッセージの変換を行い、前記指示がない場合には、前記通信装置の識別情報に対応する変換モード及び前記通信装置の識別情報に対応する辞書に基づいて、前記通信装置から受信する文字メッセージ及び前記通信装置に送信する文字メッセージの変換を行う段階と、
を実行させるための文字通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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