JP3842396B2 - デジタル変調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル携帯電話等で使用されるデジタル変調装置に関するもので、特にベースバンドフィルタと直交変調器をDSP(Digital Signal Processor)等のデジタル回路で実現した場合において、性能劣化なく回路規模を削減できるデジタル変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル回路技術の発達により、アナログ回路で実現していた機能をデジタル回路で実現する例が増えている。デジタル回路で機能を実現した場合、特性のバラツキがない、経年劣化がない、調整が不要というメリットが得られる。さらに、デジタル回路としてDSP等のソフトウェアでプログラム可能なデバイスを用いた場合、ソフトウェアによって機能が記述されるので、修正、変更が容易であるというメリットも得られる。
デジタル携帯電話等の通信機の分野においてもデジタル回路への移行は進んでおり、究極の例として通信機能のほとんどをソフトウェアで実現するソフトウェア無線器(Joe Mitola,”The Software RadioArchitecture”,IEEE Communication Magazine Vol.33 No.5 May 1995)が提案されている。図3は、デジタル携帯電話等で使用されるデジタル変調装置を、DSPを用いたデジタル回路で実現した例である。
【0003】
図3において、このデジタル変調装置は、送信データが入力されるベースバンド変調器1と、上記ベースバンド変調器1に接続された第1および第2のベースバンドフィルタ2、3と、上記第1および第2のベースバンドフィルタ2、3に接続された第1および第2の乗算器4、5と、上記第2の乗算器5に接続された90°位相器6と、上記第1の乗算器4および90°位相器6に接続されたローカル発振器7と、上記第1および第2の乗算器4、5に接続された加算器8と、上記加算器8に接続されたD/A変換器10と、上記D/A変換器10に接続されたローパスフィルタ13とを有している。
そして、上記第1および第2の乗算器4、5および90°位相器6およびローカル発振器7および加算器8によって直交変調器12が構成され、上記ベースバンド変調器1および第1および第2のベースバンドフィルタ2、3および直交変調器12の点線で囲んだ部分はDSPのソフトウェアで機能を実現している部分であり、上記DSPは発振器14の周波数で動作する。
次に、動作について説明すると、まず、送信データはベースバンド変調器1に入力される。ベースバンド変調器1は変調方式に応じて、送信データをベースバンドI、Q信号に変換する。I信号とは、変調波出力(ローパスフィルタ2の出力信号)の同相成分となる信号であり、Q信号とは、変調波出力(ローパスフィルタ3の出力信号)の直交成分となる信号である。例えば、デジタル携帯電話で採用されているπ/4QPSK変調方式では、図4のような規則に従ってI、Q信号が生成される。
【0004】
ここで、変調のシンボル周波数すなわちI、Q信号が変化する周波数をfbとおく。このI、Q信号を、同じ特性を持つ第1および第2のベースバンドフィルタ2、3にそれぞれ入力し、帯域制限を行う。上記第1および第2のベースバンドフィルタ2、3はデジタルフィルタであるから、定められたサンプリング周波数fsで動作し、帯域制限された出力を、第1および第2の乗算器4、5、ローカル発振器7、90°位相器6および加算器8からなる直交変調器12に入力する。この直交変調器12もサンプリング周波数fsで動作する。また、ローカル発振器7は、デジタル変調回路の所望の出力周波数fcの余弦波を発振する。
上記直交変調器12において、帯域制限されたI信号に周波数fcの余弦波を乗算し、一方帯域制限されたQ信号に周波数fcの正弦波を乗算し、両者の出力を加算することによりデジタル変調波出力信号が得られる。
ここで、直交変調器12のデジタル変調波出力信号のスペクトルを図5に示す。デジタル変調波出力信号はサンプリング周波数fsの離散信号であるため、中心周波数fcの元信号の他にイメージ信号のスペクトルが中心周波数(fs−fc)に現れる。
このデジタル出力信号をD/A変換器10でアナログ信号に変換し、アナログのローパスフィルタ13でイメージ信号を除去することにより所望の変調波出力を得る。通常、D/A変換器10のサンプリング周波数fsとDSPのサンプリング周波数fsは一致させる必要がある。ただし、イメージ信号がローパスフィルタで除去できるためには、図5から容易に分かるように
fs>2fc+Wd (1)
なる条件が必要である。ここで、Wdは変調波帯域幅である。
【0005】
ここで、上記デジタル変調装置におけるベースバンドフィルタ2、3の処理量についてみてみる。ベースバンドフィルタはデジタルフィルタであるので、その処理量はサンプリング周波数fsとデジタルフィルタのタップ数で決まる。アナログフィルタで実現した時に比べて性能劣化のない特性を得るためには、フィルタのタップを8シンボル分の時間応答に相当するだけ用意する必要がある。従って、必要なタップ数は、
(fs/fb)×8
となる。このとき、2つのベースバンドフィルタ2、3の処理量は次式で表せる。
fs×(fs/fb)×8×2 (2)
例として、シンボル周波数fb=21kHz、変調波出力周波数fc=455kHz、変調波帯域幅Wd=32kHzの場合を考える。
まず式(1)から、サンプリング周波数の条件は、
fs>942kHz
となり、fsを最小の942kHzとした場合の2つのベースバンドフィルタ2、3の処理量は式(2)から、
676MIPS(Million Instructions per Second )
となる。現在の汎用DSPの処理能力は、一般に高速なものでも40〜50MIPSであり、上記2つのベースバンドフィルタを実現するための回路規模は非常に大きなものになってしまう。
【0006】
そこで、図6に示すような改良がなされている。
図6において、改良されたデジタル変調装置は、送信データが入力されるベースバンド変調器1と、上記ベースバンド変調器1に接続された第1および第2のベースバンドフィルタ2、3と、上記第1および第2のベースバンドフィルタ2、3にそれぞれ接続された第1および第2の乗算器4、5と、上記第2の乗算器5に接続された90°位相器6と、上記第1の乗算器4および90°位相器6に接続されたローカル発振器7と、上記第1および第2の乗算器4、5に接続された加算器8と、上記加算器8に接続されたアップサンプラ9と、上記アップサンプラ9に接続されたD/A変換器10と、上記D/A変換器10に接続されたバンドパスフィルタ11とを有している。
そして、上記第1および第2の乗算器4、5および90°位相器6およびローカル発振器7および加算器8によって直交変調器12が構成され、上記ベースバンド変調器1および第1および第2のベースバンドフィルタ2、3および直交変調器12およびアップサンプラ9の点線で囲んだ部分は、DSPのソフトウェアで機能を実現している部分であり、DSPは発振器14の周波数で動作する。
次に、上記改良されたデジタル変調回路の動作について説明すると、まず、送信データはベースバンド変調器1に入力され、ベースバンド変調器1は変調方式に応じて、送信データをベースバンドI、Q信号に変換する。ここで、変調のシンボル周波数すなわち、I、Q信号が変化する周波数をfbとおく。
【0007】
このI、Q信号を、同じ特性を持つ第1および第2のベースバンドフィルタ2、3にそれぞれ入力し、帯域制限を行う。上記第1および第2のベースバンドフィルタ2、3はデジタルフィルタであり、定められた第1サンプリング周波数fs1で動作する。帯域制限された出力を第1および第2の乗算器4、5、ローカル発振器7、90°位相器6および加算器8からなる直交変調器12に入力する。この直交変調器12も第1サンプリング周波数fs1で動作する。また、ローカル発振器7は、周波数fLの余弦波を発振する。fLはデジタル変調回路の所望の周波数fcとは異なり、後述する条件により決定される周波数である。
上記直交変調器12において、帯域制限されたI信号に周波数fLの余弦波を第1の乗算器4によって乗算し、一方帯域制限されたQ信号に周波数fLの正弦波を第2の乗算器5によって乗算し、両者の出力を加算器8によって加算することにより中心周波数fLのデジタル変調波出力信号が得られる。直交変調器12のデジタル変調波出力信号のスペクトルを図7に示す。
上記デジタル変調波出力信号は第1サンプリング周波数fs1の離散信号であるため、中心周波数fLの元信号の他にイメージ信号のスペクトルが中心周波数(fs1−fL)に現れる。
【0008】
次に、この出力をアップサンプラ9でfs1のn倍の第2サンプル周波数fs2にアップサンプルする。アップサンプルする場合の補間法は種々の方法があるが、ここでは増えたサンプル点の値を全て0とするゼロ補間を行う。例として、n=8の場合のアップサンプラの出力信号のスペクトルを図8に示す。図8から分かるように、図7のスペクトルのイメージがfs1毎に現れる。
fs2=n×fs1のとき、前記イメージ信号の中心周波数は、
(k−1)×fs1+fL、k×fs1−fL:k=1、2、…、n (3)
となる。これらイメージ信号は、変調波信号のスペクトルと基本的に同一であるのでどれを使ってもかまわない。そこで、あるイメージ信号の中心周波数が所望の出力周波数fcと一致するようにfs1、fL、kを設定して、これらイメージ信号群をD/A変換器10でアナログ信号に変換し、アナログのバンドパスフィルタ11で不要なイメージ信号を除去することにより所望の変調波出力を得ることができる。
通常、D/A変換器10のサンプリング周波数fs2とDSPのサンプリング周波数fs2を一致させるために、DSPからサンプリングの信号をD/A変換器10に入力する。ただし、不要イメージ信号がバンドパスフィルタ11で除去できるためには、図7および図8から容易に分かるように、
fs1>2fL+Wd (4)
なる条件が必要である。しかし、図8から想像できるようにfcに対してfLは低い周波数を設定できるので、fs1は従来のサンプリング周波数fsよりも低い値を用いることが可能で、その結果としてベースバンドフィルタ2、3の処理量を削減できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図6に示した従来のデジタル変調回路では、より高い変調波出力周波数を発生しようとすると以下のような問題があった。すなわち、図9に示すようにアップサンプリング前の1/fs1(sec)の間にアップサンプリングの比率に応じてゼロ補間のための0を挿入してD/A変換器10に1/fs2間隔でデータを出力しなければならなくなり、通常データは、DSP内もしくは外部から1/fs2間隔の割り込みを発生してD/A変換器10にデータを出力するので、データを出力する以外に割り込みと割り込みからの復帰に時間がかかってしまうものであった。
例として、シンボル周波数fb=21kHz、変調波出力周波数fc=2400kHz、変調波帯域幅Wd=32kHzの場合を考える。まず、上記(3)式および(4)式を満足しながら、出力周波数fcを2400kHzにするための組み合わせを選ぶ。
第1サンプリング周波数fs1=168kHz、ローカル発振周波数fL=48kHz、n=40、k=15とすると、式(3)から出力周波数は、2400kHzとなる。このときのDSPのフィルタの処理量は、式(2)より21.5MIPSであるがそのほかに変調、周波数変換等の処理を加味すると約30MIPSとなる。さらに、前述したように1/fs2間隔でデータを出力しようとすると一回あたり最低でも0.5MIPS必要となるために、n=40であると20MIPSとなり、フィルタの処理量と同程度の処理量がDSPにおいて増えてしまうものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ベースバンドフィルタと直交変調器をDSP(Digital Signal Processor)等のデジタル回路で実現した場合において、DSPのデータ出力のための割り込み回数を抑えることによりDSP処理量を大幅に減少させることができるデジタル変調装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、送信データを変調して出力する機能をデジタル回路で実現したデジタル変調装置であって、送信データをベースバンドI、Q信号に変換するベースバンド変調器と、上記I、Q信号の帯域制限を行うベースバンドフィルタと、上記帯域制限されたI、Q信号により所望の中心周波数の変調波を生成する直交変調器と、上記直交変調器の出力信号をアップサンプルする手段と、を具備するデジタル信号処理装置と、上記アップサンプルされた信号を一時保管するメモリ手段と、上記一時保管された信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、所望の周波数の変調波出力を得るため上記D/A変換器の出力信号の帯域制限を行うバンドパスフィルタと、を具備し、
上記デジタル信号処理装置から上記メモリ手段への出力は所定の周波数間隔で一度に行うことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、上記デジタル信号処理装置から上記メモリ手段への出力は、上記アップサンプルする手段によってアップサンプルされた信号に基づく間隔でデータを出力するのではなく、上記アップサンプルする前の信号に基づく間隔でアップサンプルする前の信号とゼロ補間したデータを一度に出力することである。
本発明の他の特徴は、上記メモリ手段が、非同期で書き込みと読み込みを行い、データが書き込まれた順番に読み出されるメモリであることである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるデジタル変調装置の一実施形態を示すブロック図である。
図1において、デジタル変調装置は、送信データが入力されるベースバンド変調器1と、上記ベースバンド変調器1に接続された第1および第2のベースバンドフィルタ2、3と、上記第1および第2のベースバンドフィルタ2、3にそれぞれ接続された第1および第2の乗算器4、5と、上記第2の乗算器5に接続された90°位相器6と、上記第1の乗算器4および90°位相器6に接続されたローカル発振器7と、上記第1および第2の乗算器4、5に接続された加算器8と、上記加算器8に接続されたアップサンプラ9と、上記アップサンプラ9に接続されたFIFO(First Input First Output)15と、上記FIFO15に接続されたD/A変換器16と、上記D/A変換器16に接続されたバンドパスフィルタ11とを有している。
そして、上記第1および第2の乗算器4、5および90°位相器6およびローカル発振器7および加算器8によって直交変調器12が構成され、上記ベースバンド変調器1および第1および第2のベースバンドフィルタ2、3および直交変調器12およびアップサンプラ9の点線で囲んだ部分は、DSPのソフトウェアで機能を実現している部分であり、DSPは発振器14の周波数で動作する。
【0012】
次に、上記デジタル変調回路の動作について説明する。
まず、送信データはベースバンド変調器1に入力され、ベースバンド変調器1は変調方式に応じて、送信データをベースバンドI、Q信号に変換する。ここで、変調のシンボル周波数すなわちI、Q信号が変化する周波数をfbとおく。このI、Q信号を、同じ特性を持つ第1および第2のベースバンドフィルタ2、3にそれぞれ入力し、帯域制限を行う。
上記第1および第2のベースバンドフィルタ2、3はデジタルフィルタであり、定められた第1サンプリング周波数fs1で動作する。帯域制限された出力を第1および第2の乗算器4、5、ローカル発振器7、90°位相器6および加算器8からなる直交変調器12に入力する。この直交変調器12も第1サンプリング周波数fs1で動作する。また、ローカル発振器7は、周波数fLの余弦波を発振する。fLはデジタル変調回路の所望の出力周波数fcとは異なり、後述する条件により決定される周波数である。
上記直交変調器12において、帯域制限されたI信号に周波数fLの余弦波を第1の乗算器4によって乗算し、一方帯域制限されたQ信号に周波数fLの正弦波を第2の乗算器5によって乗算し、両者の出力を加算器8によって加算することにより中心周波数fLのデジタル変調波出力信号が得られる。
【0013】
上記デジタル変調波出力信号は第1サンプリング周波数fs1の離散信号であるため、中心周波数fLの元信号の他にイメージ信号のスペクトルが中心周波数(fs1−fL)に現れる。この出力信号をアップサンプラ9でfs1のn倍の第2サンプル周波数fs2にアップサンプルする。
アップサンプルする場合の補間法は種々の方法があるが、ここでは増えたサンプル点の値を全て0とするゼロ補間を行う。
そこで、ここでは図2(a)に示すように上記DSPからはサンプリング周波数fs1間隔でアップサンプルする前の信号とゼロ補間したデータをDSPから一度に、上記FIFO15に出力する様にしている。すなわち、上記FIFO15は、上記DSPと同期して上記DSPのクロックと同じ速さでデータを書き込む様にしている。上記FIFO15では、通常256ワード程度のバッファを備えているので、DSPから一度にデータを出力してもデータがなくなることはない。
一方、FIFO15は図2(b)に示す様にD/A変換器16側のサンプリング周波数fs2でデータを出力する。従って、D/A変換器16出力後にはサンプリング周波数fs2にアップサンプリングされていることになる。つまり、上記FIFO15はDSPからのデータの書き込みとD/A変換器16からの読み込みを非同期に行っている。
【0014】
例として、シンボル周波数fb=21kHz、変調波出力周波数fc=2400kHz、変調波帯域幅Wd=32kHzの場合を考える。まず上記(3)式および(4)式を満足しながら、出力周波数fcを2400kHzにするための組み合わせを選ぶ。第1サンプリング周波数fs1=168kHz、ローカル発振周波数fL=48kHz、n=40、k=15とすると、式(3)から出力周波数は、2400kHzとなる。このときのDSPのフィルタの処理量は、前述したように21.5MIPSであるが、そのほかに変調、周波数変換等の処理を加味すると約30MIPSとなる。
ここで、本発明の方法であると上記FIFO15へ一度にデータを出力する様にしているので、割り込みの回数が一回となる。従って、一回に0.17MIPSで良いので、n=40でも6.8MIPSとなり、従来より最低でもほぼ1/3の処理量にまでDSPの負担を削減することができる。これは、DSPによっては、割り込みおよびそれからの復帰に2倍の時間を要する場合もあるので、非常に有効となる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、DSPとD/A変換器との間にFIFOを設けているので、DSPからのデータの書き込みとD/A変換器からの読み込みを非同期に行うことになり、従来方式に比べてDSPのデータ出力のための割り込み回数を抑えることができDSP処理量の削減が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル変調装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示したデジタル変調装置内における信号を示すもので、(a)はDSPからのデータ出力を時間軸で表わした図であり、(b)はFIFOからのデータ出力のスペクトルを示す図である。
【図3】従来のデジタル変調回路を示すブロック図である。
【図4】π/4QPSK変調方式において、I、Q信号が生成される規則を示す図である。
【図5】図3に示した従来の直交変調器の出力信号のスペクトルを示す図である。
【図6】従来の他のデジタル変調回路を示すブロック図である。
【図7】図6に示した従来の直交変調器の出力信号のスペクトルを示す図である。
【図8】図6に示したアップサンプラの出力信号のスペクトルを示す図である。
【図9】従来のデジタル変調回路のDSPからのデータ出力を時間軸で表わした図である。
【符号の説明】
1…ベースバンド変調器、 2、3…ベースバンドフィルタ、
4、5…乗算器、 6…90°位相器、
7…ローカル発振器、 8…加算器、
9…アップサンプラ、 10、16…D/A変換器、
11…バンドパスフィルタ、 12…直交変調器、
13…ローパスフィルタ、 14…発振器、
15…FIFO、
Claims (3)
- 送信データを変調して出力する機能をデジタル回路で実現したデジタル変調装置であって、送信データをベースバンドI、Q信号に変換するベースバンド変調器と、上記I、Q信号の帯域制限を行うベースバンドフィルタと、上記帯域制限されたI、Q信号により所望の中心周波数の変調波を生成する直交変調器と、上記直交変調器の出力信号をアップサンプルする手段と、を具備するデジタル信号処理装置と、
上記アップサンプルされた信号を一時保管するメモリ手段と、上記一時保管された信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、所望の周波数の変調波出力を得るため上記D/A変換器の出力信号の帯域制限を行うバンドパスフィルタと、を具備し、上記デジタル信号処理装置から上記メモリ手段への出力は所定の周波数間隔で一度に行うことを特徴とするデジタル変調装置。 - 上記デジタル信号処理装置から上記メモリ手段への出力は、上記アップサンプルする手段によってアップサンプルされた信号に基づく間隔でデータを出力するのではなく、上記アップサンプルする前の信号に基づく間隔でアップサンプルする前の信号とゼロ補間したデータを一度に出力することを特徴とする請求項1に記載のデジタル変調装置。
- 上記メモリ手段が、非同期で書き込みと読み込みを行い、データが書き込まれた順番に読み出されるメモリであることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル変調装置。
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