JP3842391B2 - フルクトシルアミノ酸オキシダーゼをコードするdna - Google Patents

フルクトシルアミノ酸オキシダーゼをコードするdna Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAに関し、より詳しくは、本発明は、ペニシリウム属の菌由来のフルクトシルアミノ酸オキシダーゼをコードする合成DNA、該DNAを含有し、宿主細胞内で機能的な発現ベクター、該発現ベクターにより形質転換された宿主細胞、及び得られた形質転換体を培養することによるフルクトシルアミノ酸オキシダーゼの製造、そのようにして得られた組換えフルクトシルアミノ酸オキシダーゼに関する。
【0002】
【従来の技術】
アマドリ化合物は、タンパク質、ペプチド及びアミノ酸のようなアミノ基を有する物質と、アルドースのような還元性の糖が共存する場合、アミノ基とアルデヒド基が非酵素的かつ非可逆的に結合し、アマドリ転移することにより生成される物質であり、醤油等の食品、及び血液等の体液に含有されている。その生成速度は、反応性物質の濃度、接触時間、温度などの関数であることから、生成量を測定することにより、それら反応性物質を含有する物質に関する様々な情報を得ることができる。
例えば、生体内では、グルコースとアミノ酸が結合したアマドリ化合物であるフルクトシルアミン誘導体が生成しており、血液中のヘモグロビンが糖化されたフルクトシルアミン誘導体はグリコヘモグロビン、アルブミンが糖化された誘導体はグリコアルブミン、血液中のタンパクが糖化された誘導体はフルクトサミンと呼ばれる。これらの血中濃度は、過去の一定期間の平均血糖値を反映しており、その測定値は、糖尿病の症状の重要な指標となり得るために、測定手段の確立は臨床上、極めて有用である。また、食品中のアマドリ化合物を定量することにより、その食品の製造後の保存状況や期間を知ることができ、品質管理に役立つと考えられる。
このように、アマドリ化合物の定量分析は医学及び食品を含む広範な分野で有用である。
【0003】
従来、アマドリ化合物を含有する試料に酸化還元酵素を作用させ、酸素の消費量又は過酸化水素の発生量を測定することにより、定量する分析法が提案されている。アマドリ化合物の酸化還元酵素による分解反応は下記の一般式で表すことができる。
1−CO−CH2−NH−R2 + O2 + H2O→
1−CO−CHO + R2−NH2 + H22
(式中、R1はアルドース残基、R2はアミノ酸、タンパク質又はペプチド残基を表す)
上記の反応に関与する酵素として、従来、様々な微生物由来のフルクトシルアミノ酸オキシダーゼが知られているが、特定のアマドリ化合物を正確かつ効率的に測定するためには、その目的に最も適した酵素を使用する必要がある。例えば、グリコアルブミンは過去1〜2週間の平均血糖値を反映しており、糖尿病の診断における測定には、血中の糖化タンパクに含まれるフルクトシルバリンよりもフルクトシルリジンに高い基質特異性を有する酵素が適し、糖化ヘモグロビンの測定にはフルクトシルバリンにも活性を有する酵素が適すると考えられる。
【0004】
本発明者らは、既に、ペニシリウム属(Penicillium)の菌から、フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ(以下、FAOD−Pという)を精製し、その有用性を明らかにした(特開平7-146575(EP-A-0737744))。さらに、該FAOD−PをコードするDNAをクローニングし、該DNAで宿主細胞を形質転換し組換えFAOD−P活性を有する発現産物を得ることに成功した(WO97/21818)。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
本発明者らは、FAOD−Pがフルクトシルバリンに対しても高い酵素活性を有することに注目し、効率的な大量生産の方法を確立することを目的としてさらに研究を重ねてきたが、一定以上に高めることは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発者らはペニシリウム属由来のFAOD−Pを、異種の宿主(カンジダ・ボイジニ(Candida boidinii))を用いて効率的に製造することを目的として鋭意研究を重ね、FAOD−Pをコードする天然のDNAを基に、該宿主のコドン使用頻度(codon usage)に適合させたヌクレオチド配列を有し、かつFAOD−Pをコードする合成DNAを得、該合成DNAを用いて、異種の宿主に効率良くFAOD−Pを産生させることに成功した。
即ち、本発明は、配列番号1記載の塩基配列からなるDNA又は該DNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつフルクトシルアミノ酸オキシダーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAを提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本明細書中、本発明のDNAを、ペニシリウム属の菌からクローニングしたFAOD−PをコードするDNAと区別するために、「合成DNA」と称することもある。
また、「フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ(FAOD)活性」とは、酸素の存在下でアマドリ化合物を酸化して、α−ケトアルデヒド、アミン誘導体及び過酸化水素を生成する反応を触媒する酵素活性を有することを意味し、具体的には、ペニシリウム・ヤンシネルム属株S-3413(Penicillium janthinellum S-3413, FERM BP-5475)が産生する配列番号1に記載のアミノ酸配列を有するFAOD−Pと同等又はそれ以上の酵素活性を指す。
【0008】
さらに、本発明は、本発明の合成DNAを含有する発現ベクターを提供するものである。そのような発現ベクターは、原核性及び真核性宿主細胞内で機能的である。
本明細書中、発現ベクターが宿主細胞内で「機能的」であるとは、該ベクターを宿主細胞に導入したとき、得られた形質転換体が適当な培地で増殖し、該ベクターにコードされているFAOD−P活性を有するタンパク質を生産しうることを意味する。
本発明はまた、該発現ベクターによって形質転換された宿主細胞を提供するものである。
さらに、本発明は、このようにして得られた形質転換体を培地に培養し、培養物からフルクトシルアミノ酸オキシダーゼを回収することを特徴とする組換えFAOD−Pの製造法、及びそのようにして製造された組換えFAOD−Pを提供するものである。
本発明の組換えFAOD−Pは、後述の実施例に記載のごとく、FAOD活性を有しており、アマドリ化合物を含有する試料中のアマドリ化合物の分析に有用である。特に、血清中の糖化タンパクの測定を含む糖尿病の診断、並びに糖化ヘモグロビンの測定に有用と考えられる。
【0009】
既述のごとく、本発明の合成DNAは、メタノール酵母(メチロトロフ酵母またはメタノール資化性酵母)、好ましくはC.boidinii、とりわけUra要求性のC.boidinii TK62における発現効率の向上のために、C.boidiniiのコドン使用頻度に合わせて設計されている。そのような合成DNAの設計及び合成は、当業者既知の方法で行うことができるが、以下に、その1例を示す。
まず、配列番号2に記載のP.janthinellum S-3413 FERM BP-5475かからクローニングされたDNA(1314bp)(WO97/21818)のC.boidiniiでの発現効率を向上させるため、該DNAの塩基配列を、表1に記載のC.boidiniiのコドン使用頻度に従って書き換える。
【0010】
表1 C.boidiniiのコドン使用頻度
【表1】
Figure 0003842391
【0011】
書き換えたDNA配列は、400〜500bpの3つのブロックに分割して合成する。これらのブロックを構築するにあたり、以下の点を考慮する必要がある。
1)実際に各ブロックを接続するのに使用する制限酵素部位は、全塩基配列を上記の長さのブロックに分けるのに適した位置に存在すると同時に、設計したDNAの他の部位には存在しないことが必要である。
2)各ブロックをPCRで増幅した後、サブクローニングを行う場合、サブクローニングに用いるプラスミド(例、pBluescript II SK+等)との接続を容易にするために、該プラスミド内のマルチクローニングサイト(以下、MCSという)内に存在する制限酵素部位を用いることが望ましい。
3)合成DNA発現ベクターの構築に用いるプラスミド(例、メタノール酵母用プラスミドpNOTel)との接続を確実にするために、適切な制限酵素部位を有する必要がある。例示のpNOTelプラスミド場合、接続に際してNot Iを、メタノール酵母の形質転換に際してBamHI制限酵素部位を使用するが、これらのNotI及びBamHIはいずれも合成DNAの各ブロック内に存在してはならないし、並びに各ブロックの接続の際に用いることはできない。
【0012】
FAOD−Pをコードする塩基配列を、表1に記載するC.boidiniiのコドン使用頻度の最も高い塩基配列の組合わせによって設計して得られた1314bpDNAには上記の条件を満たす制限酵素の組合わせが存在しなかった。そこで、487bp付近のPstI部位を利用すると同時に、902bp付近にHind III部位を導入する事とした。902bp付近のDNAの配列をアミノ酸配列を変えない範囲で変更して制限酵素部位(HindIII)を導入すると共に、設計した配列中に存在する2カ所のHindIII制限酵素部位を、C.boidiniiのコドン使用頻度において2番目に高頻度のコドンで書き換えることにより消去した。PstI部位は他に存在せず、NotI及びBamHI部位は、1カ所も存在していなかった。
このようにして設計されたFAOD−Pをコードする1314bpの新規な塩基配列を新たに作成したHind III部位と、487bp付近のPstI部位とを用いて3ブロック(5'側から、それぞれA、B、Cと称する)に分けた。
【0013】
次いで、これら各ブロックにおいて、DNAの開始コドンの前と、終止コドンの後ろにpNOTelに接続するためのNotI部位(GCGGCCGC)を接続した。即ち、ブロックAの5'末端と、ブロックCの3'末端に該Not I部位を接続した。このようにして得られたブロックA〜Cが連結されたFAOD−Pをコードする新規な二本鎖DNAは、図1及び2に記載されている。
合成に際しては、各ブロックをさらに、50〜60塩基の+鎖と−鎖に分けてDNA合成機により、合成する。これら各ブロックの配列は、図3〜4、及び配列番号9〜17(ブロックAの+鎖)、配列番号18〜26(ブロックAの−鎖)、配列番号27〜34(ブロックBの+鎖)、配列番号35〜42(ブロックBの−鎖)、配列番号43〜50(ブロックCの+鎖)、配列番号51〜58(ブロックCの−鎖)に記載されている。
【0014】
次いで、合成した各DNA断片を接続して、それぞれ、ブロックA、B、Cを構築し、PCRにより各ブロックのDNAを増幅した。常法に従って、増幅された各ブロックに相当するDNAバンドをサブクローニングし、設計されたブロックのDNA断片の各々が挿入されたプラスミドを得た。これらを切り出し、最終的に目的の合成DNAがC.boidiniiの染色体挿入型発現ベクターであるプラスミドpNOTel(特開平5−344895)に正方向に接続された2個のプラスミド(pNF4、pNF5)を得た。この合成DNAの塩基配列を配列番号1に示す。また、pNF4の制限地図を図5に示す。
【0015】
本発明の合成DNAを含有するプラスミドpNF4を用いてC.boidinii TK62を形質転換し、得られた形質転換体をメタノールを含有する適当な培地で培養すると、FAOD活性が産生された。この合成DNAを導入した形質転換体により産生されたFAOD−Pの比活性は、配列番号2に記載の塩基配列を導入した形質転換体と比較して約6倍活性が高かった。また、多コピーの合成DNAが導入された形質転換体の場合は、元株(P.janthinellum S-3413)の約20倍という高発現量が認められた。
【0016】
以下に実施例を挙げて、本発明を詳しく説明するが、これらは本発明を制限するものではない。以下の実施例において用いたプラスミド類、様々な制限酵素やT4DNAリガーゼ、その他の酵素類は、市販品から入手し、供給者の指示に従って使用した。また、DNAのクローニング、各プラスミドの構築、宿主の形質転換、形質転換体の培養及び培養物からの酵素の回収は、当業者既知の方法、あるいは文献記載の方法に準じて行なった。また、FAOD酵素活性は以下の力価の測定法に従って測定した。この測定法は、生成する過酸化水素を比色法により測定する方法であり、「速度法」として知られている。
方法
100mM FZL(フルクトシル−Nα−Z−リジン)溶液はあらかじめ得られたFZLを蒸留水で溶解することによって調製した。45mM 4−アミノアンチピリン、60ユニット/mlパーオキシダーゼ溶液、及び60mM フェノール溶液それぞれ100μlと、0.1M トリス−塩酸緩衝液(pH8.0)1ml、及び酵素溶液50μlを混合し、全量を蒸留水で3.0mlとする。30℃で平衡化した後、100mM FZL溶液50μlを添加し、505nmにおける吸光度を経時的に測定した。生成するキノン色素の分子吸光係数(5.16×103-1cm-1)から、1分間に生成する過酸化水素のマイクロモルを算出し、この数字を酵素活性単位とする。
【0017】
【実施例】
実施例1 FAOD−Pをコードする合成DNAの設計
(1)ブロックA,B,Cの設計
配列番号2に記載のFAOD−Pの全塩基配列(1314bp)を上記表1に示すC.boidiniiのコドン使用頻度に従って書き換え、設計したDNA配列の487bp付近に存在したPstI部位とアミノ酸配列を変えない範囲でDNA配列を変更して導入した制限酵素部位(Hind III)により、1314bpのFAOD−Pの全塩基配列を3ブロック(ブロックA、ブロックB、ブロックC)に分割した。また、設計した配列の中の他の2カ所に存在していたHindIII制限酵素部位は、C.boidiniiのコドン使用頻度において2番目に高頻度のものを用いて書き換えることによりそれらを消去した。
次いで、これらブロックにおいて、DNAの開始コドンの前と、終止コドンの後ろにpNOTelに接続するためのNotI部位(GCGGCCGC)を接続した。即ち、ブロックAの5'末端と、ブロックCの3'末端に該Not I部位を接続した。このようにして得られたブロックA〜Cが連結された二本鎖DNAは、図1及び2に記載されている。
【0018】
(2)ブロックA、B、Cの合成
各ブロックをそれぞれ、50〜60塩基の+鎖と−鎖に分けて合成した。+鎖と−鎖は8塩基程度がオーバーラップするよう設計されている。これら各ブロックの配列は、図3〜4、及び配列番号9〜17(ブロックAの+鎖)、配列番号18〜26(ブロックAの−鎖)、配列番号27〜34(ブロックBの+鎖)、配列番号35〜42(ブロックBの−鎖)、配列番号43〜50(ブロックCの+鎖)、配列番号51〜58(ブロックCの−鎖)に記載されている。また、各ブロックのPCR用のプライマーも合成した。
図3及び4に記載のDNA断片の配列において、下線は制限酵素部位を表している。これらの各DNA断片と、配列表における配列の番号との関係は以下の通りである。
【0019】
【表2】
プライマーA1:配列番号3
プライマーA2:配列番号4
プライマーB1:配列番号5
プライマーB2:配列番号6
プライマーC1:配列番号7
プライマーC2:配列番号8
【0020】
【表3】
ブロックAの+鎖
A1−1:配列番号9;A1−2:配列番号10;A1−3:配列番号11;A
1−4:配列番号12;A1−5:配列番号13;A1−6:配列番号14;A
1−7:配列番号15;A1−8:配列番号16;A1−9:配列番号17。ブ
ロックAの−鎖
A2−1:配列番号18;A2−2:配列番号19;A2−3:配列番号20;
A2−4:配列番号21;A2−5:配列番号22;A2−6:配列番号23;
A2−7:配列番号24;A2−8:配列番号25;A2−9:配列番号26。
ブロックBの+鎖
B1−1:配列番号27;B1−2:配列番号28;B1−3:配列番号29;
B1−4:配列番号30;B1−5:配列番号31;B1−6:配列番号32;
B1−7:配列番号33;B1−8:配列番号34。
ブロックBの−鎖
B2−1:配列番号35;B2−2:配列番号36;B2−3:配列番号37;
B2−4:配列番号38;B2−5:配列番号39;B2−6:配列番号40;
B2−7:配列番号41;B2−8:配列番号42。
ブロックCの+鎖
C1−1:配列番号43;C1−2:配列番号44;C1−3:配列番号45;
C1−4:配列番号46;C1−5:配列番号47;C1−6:配列番号48;
C1−7:配列番号49;C1−8:配列番号50。
ブロックCの−鎖
C2−1:配列番号51;C2−2:配列番号52;C2−3:配列番号53;
C2−4:配列番号54;C2−5:配列番号55;C2−6:配列番号56;
C2−7:配列番号57;C2−8:配列番号58。
各ブロックを構成する計50個のDNA断片は、OPCカラムで精製し、6本のPCR用プライマーは、HPLCカラムで精製した。
【0021】
(3)合成DNAの接続
まず、各ブロック毎に、目的の塩基配列を有するか否かを試験した。合成DNAを、1mlの蒸留水に溶解した場合の吸光度(OD260)と、以下の式によりモル数(DNA量)を算出し、10pmol/μlになるように滅菌超純水に溶解して用いた。
【数1】
モル数(pmol/μl)=OD260×100/(A×1.54+G×0.75+G×1.17+T×0.92)
【0022】
次に5'端の+鎖オリゴヌクレオチド(合成DNA A1−1、B1−1又はC1−1)と、3'端の−鎖オリゴヌクレオチド(合成DNA A2−1、B2−1又はC2−1)以外の各オリゴヌクレオチド25pmol相当を以下の反応液でリン酸化した。
オリゴヌクレオチド(10pmol/μl) 2.5μl
50mM ATP1) 1.5μl
T4−Kinase2)(10U/μl) 0.5μl
×10Kinaseバッファー3) 1.5μl
滅菌超純水 7 . 5μ l
合計 15.0μl
1)ATP:アデノシン-5'-三リン酸-2-ナトリウム塩 1水和物(和光純薬)
2)T4−Kinase(宝酒造)
3)×10Kinaseバッファー(宝酒造)
反応は各々別々の0.5mlマイクロチューブで行い、反応条件は37℃、45分間とした。反応終了後、68℃、10分間の処理によりT4−Kinaseを失活させた。
【0023】
次いで、リン酸化したオリゴヌクレオチドを各ブロック毎に1本のマイクロチューブにまとめ、さらに5'端の+鎖オリゴヌクレオチド(合成DNA A1−1、B1−1又はC1−1)2.5μlと、3'端の−鎖オリゴヌクレオチド(合成DNA A2−1、B2−1又はC2−1)2.5μlを加え、95℃で5分間加熱後、90分間かけて25℃まで冷却した(PCR用のサーマルサイクラーを使用)。この操作により、対応するDNA同士をアニールさせた。
次いで、2本鎖DNAを氷冷し、1/10容量の0.1M DTT(0.45μmフィルター滅菌処理)と1/10容量のT4−Ligase(1U/μl)を加えて12℃で一晩反応させた。この操作により、DNAがライゲーションされ1つのブロックとなった。必ずしも全てのオリゴヌクレオチド(合成DNA)がライゲーションされるわけではいが、以下のPCRの操作で、1つのブロックとなったもののみが増幅される。翌朝、反応液を68℃、10分加熱し、T4−Ligaseを失活させた。
【0024】
(4)各ブロックの合成DNAのPCR
上記(3)で調製したブロックAのライゲーション反応液をテンプレートにし、プライマーA1及びA2用いて以下の条件下でPCRを行った。
Figure 0003842391
【0025】
以上の反応液に滅菌ミネラルオイルを50μl加え、以下の条件でPCRを行った。
[90℃,1 min; 59℃, 2 min; 72℃, 2 min]×30 cycle→72℃, 2 min (→4℃)
電気泳動はTAEバッファーを用いて2%アガロースを作製して使用し、10μlを泳動した。マーカーとしてφX174/HincII4μlを泳動した。その結果、設計したサイズ(495bp)のDNAの増幅が見られた。
同様にして、ブロックB及びCの反応液(5、10、20又は40μl)をテンプレートにし、それぞれ、プライマーB1,B2及びプライマーC1,C2を用いてPCRを行い、電気泳動し、それぞれ、設計したサイズ(ブロックB: 425bp;ブロックC:422bp)のバンドを得た。
【0026】
(5)サブクローニング
PCRで増幅した目的のサイズのバンドをSephaglas BandPrep Kit(ファルマシア製)を用い、指示通りに処理して切り出した。次いで、切り出したブロックA,B,Cのバンドをそれぞれ、pBluescript II SK+(Stratagene)及びpT7 Blue(Novagene社)にライゲーションした。
プラスミドpBluescriptII SK+へのライゲーションに際しては、ブロックAはNotI及びPstI処理、ブロックBは、PstI及びHindIII処理、ブロックCはHindIII及びNotI処理を行い、用いるプラスミドにも同様の制限酵素処理を行った後、供給者の指示に従い、アルカリホスファターゼ処理を行った。
pT7 BlueはPCRの際に突出するA(アデニン)1個を利用してライゲーションが可能なように、T(チミン)1個が突出した1本鎖として調製されたプラスミドなので、そのまま、各ブロックに相当するバンドを用い、供給者の指示に従ってライゲーションを行った。
【0027】
上記ライゲーションによって得られたプラスミドを用いてE.coli JM109を形質転換した。大腸菌のコンピテントセルの調製は常法に従って行った。得られた組換え株の合成DNA挿入株(白コロニー)と非挿入株(青コロニー)の数を以下の表4に示す。
【表4】
Figure 0003842391
各々について、任意に合成DNA挿入株(白コロニー)から株を選択してプラスミド抽出を行った。そして、挿入された各ブロックに対応する制限酵素処理を行い、目的サイズのDNAが挿入されたプラスミドについてのみ、ジデオキシ法でDNA配列決定を行った。その結果、各ブロックについて、設計通りのDNA断片が挿入されたプラスミドが得られた。即ち、Aブロックは、SA3、TA−A1及びTA−A8;BブロックはTA−B3−8、そしてCブロックはTA−CA−4である。
【0028】
(6)合成DNAの接続
上記(5)のサブクローニングで得た設計通りのDNA断片が挿入されたプラスミドSA3、TA−B3−8、及びTA−CA−4を連結して、全配列を得た。
SA3株においては、プラスミドpBluescriptII SK+のMCS内にブロックAが正方向に挿入されている。そこで、SA3のブロックAの後方のMCS内の制限酵素部位PstI−SalIで切り出し、この部分を削除した。
一方、ブロックBをTA−B3−8株からPstI−HindIIIで切り出した。
さらに、ブロックCの切り出しには、本来HindIII−NotIを使用すべきであるが、SA3株のプラスミドのMCS内のNotI部位がブロックAの接続に際して用いられたためにそれらを使用できない。そこで、TA−CA−4株(pT7 Blue+ブロックC)のNotI部位よりも少し後方に位置するSalI部位を用いて(HindIII−SalI)切り出し、HindIII−SalIでライゲーションを行った。切り出しには、Sephaglas BandPrep Kit(ファルマシア製)を用いた。
【0029】
得られたプラスミドを用いてE.coli JM109を形質転換した。その結果、109個の組換え株を得た、この組換え株はpBluescriptII SK+のMCS内の一部の配列が制限酵素で切り出され、代わりに合成DNAを挿入されているので、コロニーの色(青又は白)で合成DNAの挿入が確認できない。そこで、制限酵素処理により確認した。
任意の24株(F1〜F24)についてプラスミド抽出を行い、2通りの制限酵素処理を行った。1つは、NotIで処理し、ライゲーションが成功していれば、A+B+Cのサイズ(約1.3kb)が切り出される。他の処理は、PstI+HindIII処理であり、ライゲーションが成功しておれば、ブロックBのサイズ(425bp)が切り出される。12株が、この2つの処理のいずれによっても予想通りの断片を生成した。電気泳動には2%アガロースRE(TAEバッファー)を使用し、φX174/HincIIをマーカーとして同時に泳動した。このようにして得られた合成DNA(A+B+C)の塩基配列は、配列番号1に記載されている。
【0030】
(7)メタノール酵母用プラスミドへの合成DNAの接続
上記(6)でA+B+Cの接続が確認された12株の内、任意の株(F12)から、NotI処理を行って合成DNA(A+B+C)を切り出した。同様に、NotI処理を行ったpNOTeIをCIP処理したものに、この合成DNA(A+B+C)をT4 DNA Ligase(宝酒造)を用いて12℃で一夜ライゲーションを行った。次いで、ライゲーション混合物を用いてE.coli JM109に形質転換を行い、任意の12株(NF1〜NF12)について上記と同様にプラスミド抽出を行った。HindIII処理により合成DNA挿入の有無と、挿入方向の確認を行った。HindIII部位は、ブロックBとCとを接続している制限酵素部位であり、pNOTeI(7.5kbp)のAODターミネーター(約500bp)の下流にも1個存在しているために、合成DNA(約1.3kbp)が正方向に挿入されている場合、約7.9kbpと、約0.9kbpのバンドが、逆方向に挿入されている場合、約7.4kbpと、約1.4kbpのバンドが認められる。泳動には、0.7%アガロースRE(TAEバッファー)を使用した。マーカーとしてλ−EcoT14Idigestを同時に泳動した。
その結果、合成DNAがpNOTeIに正方向に接続されたプラスミドが2個(pNF4、pNF5)を得た。
【0031】
(8)メタノール酵母の形質転換
プラスミドpNF4、pNF5を用いてメタノール酵母Cboidinii TK62株の形質転換を行った。CboidiniiTK62のコンピテントセルの作成及びメタノール酵母の形質転換は、文献(「遺伝子発現マニュアル」、p.109-110、 講談社、 石田功、 安東民衛編)に従って行った。TK62株はUra要求性であり、プラスミドpNOTelにはURA3遺伝子が含まれているので、Ura要求を指標に形質転換体を選抜することができる。まず、制限酵素Bam HIでプラスミドpNF4を処理し、相同組換え型形質転換でメタノール酵母に遺伝子を導入した。プレートにはBM培地を使用し、組換え株がウラシル非要求性になることを利用して形質転換株のみを選別した。28℃、2日間の培養の結果、コロニーの生息が確認でき、それぞれについて1,000株以上の組換え菌が得られた。
【0032】
(9)メタノール酵母でのFAOD−Pの発現
プラスミドpNF4を用いた(8)で調製した組換え菌から25株(pNF4-1〜25)と、pNF5を用いた組換え菌から25株(pNF5-26〜50)を任意に選択し、液体培地(10ml)で培養した。液体培地は0.5%酵母エキスと1.5%メタノールを含むBM培地である。なお、メタノールは、培地を滅菌した後、加えた。対照として、糸状菌DNAを、CboidiniiTK62株に導入したpNEP1株及びPNEP3株を同様に培養した。28℃で2日間培養した後、集菌を行い、Cell freeを用いてFAODの活性(基質:フルクトシルバリン、FV)と、タンパク濃度の測定を行った。Cellfreeはメタノール酵母培養液3ml分を遠心分離(3000 rpm×5 min)で集菌し、0.85%KClで洗浄したものに、ジルコニアビーズと0.1M Tris-HCl バッファーを加え、ミニビーダーで氷冷をはさみながら破砕した(3800rpm, 30 sec × 6回)ものを遠心し(4℃、14000 rpm × 5 min)、その上清を集めた。
【0033】
活性を、前記「速度法」で測定した。その結果、50株中、45株でFAOD活性が見られた(表5参照)。
【表5】
Figure 0003842391
上記の表5に示すように、1コピーが導入されていると考えられる株で比較すると、合成DNAによるFAOD発現の効果は約6倍であり、多コピーが導入されている株の場合は、比活性が7.03(U/mg)と酵素の発現効率が大幅に向上している。これは、元株のP.janthinellum AKU3413 (比活性: 0.354 U/mg)と比較すると 約20倍も活性が高くなっている。
【0034】
【配列表】
【0035】
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【0036】
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【0037】
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【0038】
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【0039】
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【0040】
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【0041】
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【0042】
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【0043】
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【0044】
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【0046】
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【0047】
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【0048】
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【0049】
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【0050】
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【0051】
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【0052】
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【0054】
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【0056】
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【0059】
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【0060】
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【0061】
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【0062】
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【0089】
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【0090】
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【0091】
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【0092】
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【図面の簡単な説明】
【図1】 5'及び3'末端にNot I部位を接続した、二本鎖合成DNAのN末端側の塩基配列。
【図2】 5'及び3'末端にNot I部位を接続した、二本鎖合成DNAのC末端側の塩基配列。
【図3】 PCR用プライマー及びブロックAのDNA断片の塩基配列。
【図4】 ブロックB及びCのDNA断片の塩基配列。
【図5】 発現プラスミドpNF4の制限地図。

Claims (6)

  1. 配列番号1記載の塩基配列からなるDNA又は該DNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつフルクトシルアミノ酸オキシダーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA。
  2. フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ活性が、フルクトシルリジンよりもフルクトシルバリンに対してより高いことを特徴とする請求項1記載のDNA。
  3. 請求項1又は2に記載のDNAを含有する発現ベクター。
  4. 請求項3記載の発現ベクターで宿主細胞を形質転換して得られた形質転換体。
  5. 請求項4記載の宿主細胞を培地に培養し、培養物からフルクトシルアミノ酸オキシダーゼ活性を有するタンパク質を回収することを特徴とするフルクトシルアミノ酸オキシダーゼの製造法。
  6. 請求項5記載の方法で製造されるフルクトシルアミノ酸オキシダーゼ活性を有するタンパク質。
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