JP3840559B2 - 溝蓋 - Google Patents
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株式会社宝機材の製品カタログ、2001年版
(a) 前記固定装置は、頭部を有するボルト材に頭部側から、前記ボルト材に螺合させたナットと前記ボルト材に遊貫させたスプリングバネとワッシャとがこの順で設けられ、前記ボルト材の端部には係止部が設けられている。そして、前記頭部は、所定の道具で前記ボルト材を押し込み及び回動の操作をさせる為の係合が可能に設けられている。また前記係止部は、長手な前記固定穴に対応した長手材が前記ボルト材の回動軸に略直角に固設されて形成さている。
(b) 前記溝蓋の下面には、前記係止部は通過できると共に前記ワッシャは通過できない大きさと形状の長手な挿し込み穴が設けられている。
(c) 前記固定装置は、この固定装置の前記係止部を前記挿し込み穴に挿し込み、前記頭部に前記所定の道具を係合させた状態で押し込んで回動させることにより、前記係止部を前記挿し込み穴に係止させて取り付けらているたことを特徴としている。
このように固定装置を取り付けて、この状態で出荷することができる。またボルト材はグレーチングに取り付けられた状態であるため、従来のように固定用のボルトやナットを溝に落としたり、紛失したりするようなことが無い。
この溝蓋を溝ブロックに固定する場合には、溝ブロックの受け部に載置し、所定の道具でボルト材を押下して、ボルト材の端部側の係止部を受け部の固定穴に通過させ、固定穴の下に押し込むのである。そしてこの状態でボルト材を回動させると、固定穴の下にもぐった状態の係止部も回動して、押し込みを離すと、そのスプリングの上方付勢により係止部が固定穴に係止するのである。そして、これにより溝ブロックに蓋された溝蓋は、溝ブロックに固定されるのである。
またこの様に固定された溝蓋を外す場合は、上記の操作を逆に行えばよく、つまり所定の道具でボルト材を押し込みながら回動させ、これにより固定穴への係止部の係止を外すことができ、よって溝蓋を開けることができるのである。
請求項3記載の発明では、ナットがボルト材の頭部より大きく形成されることにより、前記ナット用のレンチが前記頭部に邪魔されることなく前記ナットに嵌めて回動させることが可能であることを特徴とした。
これによれば、固定した後でナットを締めれば、固定力を強くすることもできる。
例えば溝蓋の上を通過する車の振動などにより、ボルト材と共に係止部が次第に回動して、この係止部が固定穴に係止しない(つまり抜ける)位置まで回動し、溝蓋の固定が外れてしまう。しかしこの発明によれば、固定穴に係止した係止部が、この係止部に設けられた回動止めの止め部への係止で、振動による回動も阻止されるので、この様な抜けが無くなる。
ナットを、スプリングを締める方向に回すと上方付勢が強まり、ボルト材がその係止部と共に受け部への係止が強まる。その結果、溝蓋の受け部や溝ブロック自身への固定力がます。係止部に設けられた回動止めが受け部の止め部から外れ難くもなる。
空洞部とは、溝蓋側の係止部が、固定穴を通過して入ってくることのできるスペースと、更にそこで、係止部が係止のために必要な回動スペースとを有するものである。
また溝蓋を溝ブロックに蓋する場合・蓋を外す場合には嵌め外しするナットやボルトを溝の中に落として、汚す・紛失するなどの不具合があったが、その様なこともなくなった。
また後に、溝蓋を外したり、再度蓋をする様な場合、その都度に行うナットの着脱は、ボルト・ナットの溝の変形劣化や汚れなどにより、着脱の不具合が生じてくる傾向にあり、ナットが外せない、ナットが締められないなどの不具合があった。しかし、本願の溝蓋であれば、溝ブロック側の固定穴に係止する・係止を外すだけでよく、上記のような問題はない。
また固定装置の溝蓋への取り付けには溶接が不要なために、従来のような溶接作業が不要となる。
また固定した後でナットを締めれば、固定力を強くすることもできる。
(実施例1)図1に示すのは、溝蓋用の受け部を有する溝ブロック10と、溝蓋としてのグレーチング30である。溝蓋30は溝ブロック10に蓋した後に、グレーチング30に取り付けられている固定装置40で、溝ブロック10に固定されるようになっている。
グレーチング30は平面形状が方形を成し、多数のベアリングバー31とツイストバー32とが、直交させて溶接してある。またグレーチング30は、溝ブロック10の受け枠20に当接する左右の下面に、図10,11に示す様に、グレーチング30と同じ長さの鋼板によるベースプレート33が溶接されており、更にその下にはゴムパッキング34が取り付けてある。
また方形なグレーチングの四隅には、ベアリングバー31とツイストバー32とが切り欠かれて、上方開口したボックス状の空間が、取付ボックス35として形成されている。そして、この取付ボックス35の下方には、ベースプレート33が露出した状態となり、ここが以下に述べる固定装置40の取り付け箇所となっている。即ち、ベースプレート33とゴムパッキング34には、図10に示した様に、ボルト材41にカシメられた長手材45が通過できる大きさ・形状の長手な挿し込み穴36が設けられており、更に、長手材35両端の上方屈曲した回動止め45bが収納される収納部37が、ベースプレート33とゴムパッキング34との括れとして凹設させてある。図11にはベースプレート33の挿し込み穴36と収納部37とが示してある。
即ち、まずグレーチング30のベースプレート33の挿し込み穴36に、固定装置40の長手材45を挿し込み、ボルト材の頭部46に、「所定の道具」としての例えば図示しないT型レンチを宛って強く押し込むのである。押し込むことにより長手材45は、図12に示す様にグレーチング30の裏面側に突き出た状態となるので、この状態でT型レンチを左右いずれかに90度回すと、図13に示す様に、長手材45がベースプレート33の幅方向の向きとなる。ここでT型レンチの押し込みを放すと、スプリングバネ43による上方付勢で、図14に示す様に、べースプレート33とゴムパッキング34とに括れさせた収納部37に、長手材45両端の回動止め45aが収納されるのである。
この様な方法で、グレーチング30の四隅の全てに固定装置40を取り付けてグレーチング30が完成し、この状態で出荷され、現場での溝ブロック10への設置が成されるのである。
なお、対象とする溝ブロックはU字溝に限らず、逆U字溝でも、溝升でも何でもよい。
まず溝蓋としてのグレーチング30を溝ブロック10の受け部11に載置し、その際、グレーチング30下面に、図14に示す様に突き出ている長手材45が、受け枠20の固定穴21に填るように調整する。
尚、グレーチング30の溝ブロック10への固定方法と、その外し方は実施例1と同様である。
11 受け部
20 受け枠
21 固定穴
22 止め部
23 空洞部
30 グレーチング
31 ベアリングバー
32 ツイストバー
33 ベースプレート
34 ゴムパッキング
35 取付ボックス
36 押し込み穴
37 収納部
38 埋込プレート
40 固定装置
41 ボルト材
42 ナット
43 スプリングバネ
44 ワッシャ
45 係止部としての長手材
45b 回動止め
Claims (3)
- 溝蓋であって、溝ブロックの溝蓋用の受け部に設けられた長手な固定穴に固定させる固定装置を有する溝蓋であり、
(a) 前記固定装置は、頭部を有するボルト材にこの頭部側から、前記ボルト材に螺合させたナットと前記ボルト材に遊貫させたスプリングバネとワッシャとがこの順で設けられ、前記ボルト材の端部には係止部が設けられ、
前記頭部は、所定の道具で前記ボルト材を押し込み及び回動の操作をさせる為の係合が可能に設けられ、
前記係止部は、長手な前記固定穴に対応した長手材が前記ボルト材の回動軸に略直角に固設されて形成され、
(b) 前記溝蓋の下面には、前記係止部は通過できると共に前記ワッシャは通過できない大きさと形状の長手な挿し込み穴が設けられ、
(c) 前記固定装置は、この固定装置の前記係止部を前記挿し込み穴に挿し込み、前記頭部に前記所定の道具を係合させた状態で押し込んで回動させることにより、前記係止部を前記挿し込み穴に係止させて取り付けられたことを特徴とした溝蓋。 - 係止部には長手材の両端を上方に屈曲させた回動止めが形成され、溝蓋の下面には前記回動止めが収納される収納部が形成され、固定装置は前記回動止めが前記収納部に収納された状態で取り付けられたことを特徴とした請求項1記載の溝蓋。
- ナットがボルト材の頭部より大きく形成されることにより、前記ナット用のレンチが前記頭部に邪魔されることなく前記ナットに嵌めて回動させることが可能であることを特徴とした請求項1又は2記載の溝蓋。
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