JP3840559B2 - 溝蓋 - Google Patents

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この発明は、溝蓋の改良に関し、詳しくは、溝蓋を蓋する時に、この溝蓋の溝ブロックへの固定が容易かつ確実に行うことのできる溝蓋に関する。
例えば図24〜26に示す様に、溝蓋の一種であるグレーチング130は、これを溝ブロック110に蓋をして、溝ブロック110に固定する場合がある。グレーチング130はその上を車が通過する様な場合、その衝撃でグレーチングが跳ね上がることがあるが、この様な跳ね返りが無い様に溝ブロック110に固定するのである。
固定方法としては、グレーチング130の四隅をボルト141とナットで溝ブロック110に固定するのである。具体的には図27に示す様に、溝ブロック110の受け部111に、この受け部111からボルト141の先を突き出させた状態でこのボルト141を埋め込んでおき、ここにグレーチング130を通して、袋ナット131でナット締めするのである。受け部111には鋼材による受け枠120が溝ブロック110と一体的に設けられているが、ボルト141はこの受け枠120に貫通させておき、受け枠120に溶接させておくのである(図29に示す非特許文献1参照)。
或いは図28に示す様に、ボルト141の代わりに、袋ナット142を受け枠の下面に溶接しておき、この受け枠120に載置したグレーチング130に上からボルト132を挿して、袋にナットにボルト締めすることによりグレーチングを固定するのである。
株式会社宝機材の製品カタログ、2001年版
しかし以上のような状況であると、溝ブロックの埋設されている現場へは、袋ナットなりボルトなりをグレーチングとは別に持っていく必要があり、その為、これらの数が合わないとか、サイズミスであったなどの不具合が生じやすい。またボルトを溝ブロックに埋め込んでおくと、ボルトのネジが潰れたり、汚れがネジ溝に詰まるなどし易く、これも不具合である。
また受け枠にボルトを溶接する場合でも、またグレーチングに袋ナットを溶接する場合でも、受け枠やグレーチングをメッキしてからでないと溶接できない。先に溶接してしまうと、その後にメッキをすることでネジ山が潰れてしまう不具合があるからである。よって受け枠などをメッキしてから、これらにボルトや袋ナットを溶接しているのである。またメッキされたものへの溶接は、溶接がし難くなっているなど不具合があった。更に、この様な溶接をする際には、溶接するものの位置決めに狂いが生じるなどすることがあり、よって現場での取り付けの時になって、溝ブロック側のボルトと、受け枠側のボルト穴とに位置ずれが生ずるなどすることがある。
以上の課題を鑑み、本願発明の目的とするところは、グレーチング等の溝蓋を溝ブロックに固定する時に、その固定用部品の準備やその紛失、不良化などの心配が無く、製造が容易であり、またグレーチングの取り付け、取り外しが容易になる為の溝蓋を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本願請求項1記載の溝蓋の発明は、溝蓋であって、溝ブロックの溝蓋用の受け部に設けられた長手な固定穴に固定させる固定装置を有する溝蓋である。即ち、
(a) 前記固定装置は、頭部を有するボルト材に頭部側から、前記ボルト材に螺合させたナットと前記ボルト材に遊貫させたスプリングバネとワッシャとがこの順で設けられ、前記ボルト材の端部には係止部が設けられている。そして、前記頭部は、所定の道具で前記ボルト材を押し込み及び回動の操作をさせる為の係合が可能に設けられている。また前記係止部は、長手な前記固定穴に対応した長手材が前記ボルト材の回動軸に略直角に固設されて形成さている。
(b) 前記溝蓋の下面には、前記係止部は通過できると共に前記ワッシャは通過できない大きさと形状の長手な挿し込み穴が設けられている。
(c) 前記固定装置は、この固定装置の前記係止部を前記挿し込み穴に挿し込み、前記頭部に前記所定の道具を係合させた状態で押し込んで回動させることにより、前記係止部を前記挿し込み穴に係止させて取り付けらているたことを特徴としている。
このように固定装置を取り付けて、この状態で出荷することができる。またボルト材はグレーチングに取り付けられた状態であるため、従来のように固定用のボルトやナットを溝に落としたり、紛失したりするようなことが無い。
この溝蓋を溝ブロックに固定する場合には、溝ブロックの受け部に載置し、所定の道具でボルト材を押下して、ボルト材の端部側の係止部を受け部の固定穴に通過させ、固定穴の下に押し込むのである。そしてこの状態でボルト材を回動させると、固定穴の下にもぐった状態の係止部も回動して、押し込みを離すと、そのスプリングの上方付勢により係止部が固定穴に係止するのである。そして、これにより溝ブロックに蓋された溝蓋は、溝ブロックに固定されるのである。
またこの様に固定された溝蓋を外す場合は、上記の操作を逆に行えばよく、つまり所定の道具でボルト材を押し込みながら回動させ、これにより固定穴への係止部の係止を外すことができ、よって溝蓋を開けることができるのである。
請求項2記載の発明では、係止部には長手材の両端を上方に屈曲させた回動止めが形成され、溝蓋の下面には前記回動止めが収納される収納部が形成され、固定装置は前記回動止めが前記収納部に収納された状態で取り付けられたことを特徴とした。
請求項3記載の発明では、ナットがボルト材の頭部より大きく形成されることにより、前記ナット用のレンチが前記頭部に邪魔されることなく前記ナットに嵌めて回動させることが可能であることを特徴とした。
これによれば、固定した後でナットを締めれば、固定力を強くすることもできる。
また係止部は、溝蓋用の受け部の固定穴に係止する時には前記受け部に設けられた止め部に係止させることができる
例えば溝蓋の上を通過する車の振動などにより、ボルト材と共に係止部が次第に回動して、この係止部が固定穴に係止しない(つまり抜ける)位置まで回動し、溝蓋の固定が外れてしまう。しかしこの発明によれば、固定穴に係止した係止部が、この係止部に設けられた回動止めの止め部への係止で、振動による回動も阻止されるので、この様な抜けが無くなる。
また、ボルト材が通された状態のスプリングバネが前記ボルトに螺されたナットと溝蓋との間に挟まれた状態で設けられることにより前記ボルト材が上方付勢される。
ナットを、スプリングを締める方向に回すと上方付勢が強まり、ボルト材がその係止部と共に受け部への係止が強まる。その結果、溝蓋の受け部や溝ブロック自身への固定力がます。係止部に設けられた回動止めが受け部の止め部から外れ難くもなる。
またこの溝蓋用の受け部を有する溝ブロックは、空洞部と、この空洞部を覆う状態で設けられて固定穴が形成された固定板と、が前記受け枠の上面側に向けて形成され、前記受け部に蓋される溝蓋の下面に設けた係止部が前記固定穴に係止されると共に、前記空洞部は前記係止部の前記係止が成される際の、回動などの係止に必要な作業エリアとなることができる
洞部とは、溝蓋側の係止部が、固定穴を通過して入ってくることのできるスペースと、更にそこで、係止部が係止のために必要な回動スペースとを有するものである。
また溝ブロックに用いられる受け枠は、溝蓋用の受け部を有する溝ブロックの前記受け部に溝ブロックと一体的に設けられる受け枠であって、空洞部と、この空洞部を覆う状態で設けられて固定穴が形成された固定板と、が前記受け枠の上面側に向けて形成され、前記受け部に蓋される溝蓋の下面に設けた係止部が前記固定穴に係止される共に、前記空洞部は前記係止部の前記係止が成される際の作業エリアとなる。
本願発明によれば、従来ボルトやナットで行っていた溝蓋の溝ブロックへの固定を固定装置で行うことができ、しかもこの固定装置は溝蓋に取り付けた状態であるため、出荷、搬送などの際に数が合わないということも、サイズが合わないということもない。またボルトを溝ブロックに埋め込むものに比べ、溝蓋を蓋する前にボルトの溝が汚れたりする様な不具合が生じない。
また溝蓋を溝ブロックに蓋する場合・蓋を外す場合には嵌め外しするナットやボルトを溝の中に落として、汚す・紛失するなどの不具合があったが、その様なこともなくなった。
また後に、溝蓋を外したり、再度蓋をする様な場合、その都度に行うナットの着脱は、ボルト・ナットの溝の変形劣化や汚れなどにより、着脱の不具合が生じてくる傾向にあり、ナットが外せない、ナットが締められないなどの不具合があった。しかし、本願溝蓋であれば、溝ブロック側の固定穴に係止する・係止を外すだけでよく、上記のような問題はない。
また固定装置の溝蓋への取り付けには溶接が不要なために、従来のような溶接作業が不要となる。
また固定した後でナットを締めれば、固定力を強くすることもできる。
次ぎに、本願発明の実施例を説明する。
(実施例1)図1に示すのは、溝蓋用の受け部を有する溝ブロック10と、溝蓋としてのグレーチング30である。溝蓋30は溝ブロック10に蓋した後に、グレーチング30に取り付けられている固定装置40で、溝ブロック10に固定されるようになっている。
固定装置40は、図2〜5に示す様に、ボルト材41と、このボルト材41にナット42とスプリングバネ43とワッシャ44と係止部としての長手材45とがこの順で通してある。その際、ナット42はボルト材41の六角な頭部46よりも大きなものにしてあり、ボルト材41に螺させて頭部寄りに位置させてある。ワッシャ44はボルト材41の通過が容易な程度の、大きめの穴44aが形成されている。長手材45はボルト材の下端に通してカシメてある。
この長手材45は長手な鋼板で成り、長手の中央に形成された小穴45aに、ボルト材41の下端が挿し込まれてカシメてある。これにより長手材45はボルト材41の長手方向に対して直角な状態となり、ボルト材41を、後述するように上下動及び回動させるときには、同じ動きをするようになっている。尚、長手の中央の小穴45aを円形にしておくと、ボルト材41を回動させる時に長手材45が空回りして、一緒に回動しなくなる場合があるが、この様な場合には、小穴45aを円形ではなく方形にして、ここに挿し込むボルト材41の下端も小穴45aと同様の方形にしておくと、空回りを防ぐことができる。又この長手材45は、その長さLが溝ブロック側の受け枠20の幅Wよりも少し短くなるように形成されている。さらにこの長手材45は、その両端が上方に屈曲させた回動止め45bが形成されており、この回動止め45b,45b同士の間隔や形状は、後述する、受け枠20側の止め部22としての2つの穴の、その間隔や形状に対応している。以上による固定装置40は、次ぎに述べる様に、グレーチング30の四隅に取り付けられるのである。
図6〜8には、グレーチング30が受け枠と共に示してあり、グレーチング30と溝ブロック10の受け枠20との関わり方も示してある。図9には溝ブロックにグレーチングを固定した際の、固定装置の関わり方が示されている。
グレーチング30は平面形状が方形を成し、多数のベアリングバー31とツイストバー32とが、直交させて溶接してある。またグレーチング30は、溝ブロック10の受け枠20に当接する左右の下面に、図10,11に示す様に、グレーチング30と同じ長さの鋼板によるベースプレート33が溶接されており、更にその下にはゴムパッキング34が取り付けてある。
また方形なグレーチングの四隅には、ベアリングバー31とツイストバー32とが切り欠かれて、上方開口したボックス状の空間が、取付ボックス35として形成されている。そして、この取付ボックス35の下方には、ベースプレート33が露出した状態となり、ここが以下に述べる固定装置40の取り付け箇所となっている。即ち、ベースプレート33とゴムパッキング34には、図10に示した様に、ボルト材41にカシメられた長手材45が通過できる大きさ・形状の長手な挿し込み穴36が設けられており、更に、長手材35両端の上方屈曲した回動止め45bが収納される収納部37が、ベースプレート33とゴムパッキング34との括れとして凹設させてある。図11にはベースプレート33の挿し込み穴36と収納部37とが示してある。
上記の固定装置40は、次ぎの様にして上記グレーチング30に取り付けられる。
即ち、まずグレーチング30のベースプレート33の挿し込み穴36に、固定装置40の長手材45を挿し込み、ボルト材の頭部46に、「所定の道具」としての例えば図示しないT型レンチを宛って強く押し込むのである。押し込むことにより長手材45は、図12に示す様にグレーチング30の裏面側に突き出た状態となるので、この状態でT型レンチを左右いずれかに90度回すと、図13に示す様に、長手材45がベースプレート33の幅方向の向きとなる。ここでT型レンチの押し込みを放すと、スプリングバネ43による上方付勢で、図14に示す様に、べースプレート33とゴムパッキング34とに括れさせた収納部37に、長手材45両端の回動止め45aが収納されるのである。
この様な方法で、グレーチング30の四隅の全てに固定装置40を取り付けてグレーチング30が完成し、この状態で出荷され、現場での溝ブロック10への設置が成されるのである。
溝ブロック10はU字溝であり、溝ブロック上方の両側に形成された段状の受け部11には、L字鋼による受け枠20が、溝ブロック10のコンクリートに一体化させて設けてある。この受け枠20には、ここに載せるグレーチング30の各四隅に対応する箇所に、図1,15に示す様な、長手な固定穴21が受け枠の幅方向に形成され、この固定穴21の長手を挟んだ両側には止め部22としての穴が2つ設けられている。また受け枠20は、その固定穴21の下方に、溝ブロックの内面側に開口したボックスを鋼板で形成して空洞部23を設けてあり、溝ブロック10をコンクリート成型する時に、この空洞部23が型に流し込んだコンクリートで埋まることのない様にしてある。そしてこの空洞部23に、グレーチング30側の長手材45が入り込み、回動などの係止に必要な作業エリアを確保している。
なお、対象とする溝ブロックはU字溝に限らず、逆U字溝でも、溝升でも何でもよい。
次ぎに溝ブロックへの溝蓋の固定方法を説明する。
まず溝蓋としてのグレーチング30を溝ブロック10の受け部11に載置し、その際、グレーチング30下面に、図14に示す様に突き出ている長手材45が、受け枠20の固定穴21に填るように調整する。
長手材45が固定穴21に填った状態でグレーチング30が載置されたら、T型レンチをボルト材41の六角な頭部46に宛い、強くボルト材41を押し込んでから左右いずれかに90度回動させる。実際には、押し込んでから20〜30度程度回動させたら、押し込みは放して、単に回動させるだけでよい。その理由は、ボルト材41を押し込むと、長手材45の回動止め45bがベースプレート33の収納部37から外れ、図16に示す様に受け枠20の固定穴21を下方に通過して、固定穴21裏面の空洞部23に入るが、ここで20〜30度回動させると、長手材45は図17に示す様に固定穴21の長手とは異なる向きとなり、そのためこの状態で押し込みを止めても、長手材45は固定穴21から抜けない状態になるのであり、且つ、上方付勢により受け枠20の裏面に押し当たった状態となる。この状態で回動させると、受け枠20の裏面が鋼材の平らな面であるために、長手材45は押し込まなくてもこの裏面を摺擦しながら回ることができ、図18に示す様な当初の位置から90度回動させたところで、長手材45の回動止め45bが受け枠20の止め部22に填り、グレーチング30の四隅の一角が固定される。他の3隅にも同様の操作を行い、グレーチングの溝ブロックへの固定が完了するのである。
この様に、グレーチング側のボルト材は上方付勢されて、その長手材が受け枠の裏面に押し付けられるので、この押し付け力でグレーチングは溝ブロックに強く押し付けられて固定され、その為このグレーチングの上を車両が通過するような場合でも、グレーチングが跳ね上がることを防ぐことができる。
また、グレーチング30の溝ブロック10への固定を、更に強くしようとするのであれば、ボルト材41に螺させてあるナット42を締めればよい。即ち、このナット42に合ったT型レンチを別途準備し、このレンチをナット42に嵌めると、ナット42はボルト材41の頭部46よりも大きいので、レンチはこの頭部46に邪魔されることなくナット42に嵌めることができるのである。そしてナット42を締めるとスプリングバネ43が締められるので、ボルト材41への上方付勢が一層強まり、グレーチング30の溝ブロック10への固定を強固にすることができる。更に、スプリングバネ43が潰れた状態にまでナット42を締め付ければ、上方付勢による固定ではなく、グレーチング30を溝ブロック10にナット42で直接固定したことになる。
また係止部としての長手材45は、その回動止め45bにより車の振動などによっても回動してしまわない様になっているため、長手材45が90度戻ってしまって、固定穴21から抜けてしまうようなこともない。特に長手材45両端の回動止め45bは、長手材45を上方屈曲させたものであり、この様な回動止め45bが受け枠20の(止め部22としての)穴に挿し込まれた状態であり、この穴から回動止め45bが外れるためには、例えばボルト材41を大きく傾斜させて、回動止め45bのいずれか一方が穴から抜けるような姿勢にさせなければならず、この様な外力か加わる余地が特に無いので、結局、回動止め22が外れたり、固定装置40が受け枠20から外れるということは無いのである。
またグレーチング30を外す時は、上記操作と逆の操作を行えばよい。即ち、ボルト材41にT型レンチを嵌め、強く押し込んで左右いずれかに90度回動させるのである。これにより長手材45は回動止めから外れ、90度回動させられることにより固定穴21から抜けることができ、固定が外れるのである。この操作を四隅の全てに対して行うことにより、グレーチング30の溝ブロック10への固定がなくなり、グレーチング30を溝ブロック10から外すことができる。又この時でも、ボルト材はグレーチングに取り付けられたままの状態であるため、従来のように固定用のボルトやナットを溝に落としたり、紛失したりするようなことが無い。
(実施例2)図19〜21に示すのは別の実施例である。概ねは実施例1と同じであるが、次の点が異なっている。
即ち、実施例1では、固定穴21が受け枠20のL字鋼に直接設けられていたが、この実施例2では、図22にも示す様に、L字鋼の上面にコ字状に屈曲させた鋼板24を溶接して固定部24aにしてあり、この固定部24aの上面に固定穴21と止め部22としての2つの穴を設けてある。その固定穴21の下の空間が空洞部23になっているのである。
又グレーチングは、固定装置の取付箇所が、固定部の高さだけ高くしてある。つまり、グレーチングの四隅に、ベアリングバーとツイストバーを切り欠いて囲った取付ボックスが設けられている点は実施例1と同様であるが、グレーチングの下面に設けられてボルト材を取り付けていたベースプレートが、この取付ボックス35の箇所だけ切り欠かれている。その代わりに図23に示す埋込プレート38が、取付ボックス35の両壁39に溶接されて固定部24aに対応する高さに架け渡されている。
尚、グレーチング30の溝ブロック10への固定方法と、その外し方は実施例1と同様である。
この図は、実施例1に示したグレーチングと溝ブロックの関係を示す図であ る。 この図は、固定装置の正面図である。 この図は、固定装置の平面図である。 この図は、固定装置の底面図である。 この図は、固定装置の分解図である。 この図は、グレーチングの平面図であり、併せて受け枠との関係も説明して いる。 この図は、図6のA−A断面図であり、併せて受け枠との関係も説明してい る。 この図は、図6のB−B断面グレーチングの平面図であり、併せて受け枠と の関係も説明している。 この図は、図8の固定装置付近を示す切り欠き拡大図である。 この図は、グレーチングの裏面の一角を示す図である。 この図は、ベースプレートの切り欠き図である。 この図は、グレーチングの一角に固定装置を取り付ける時の様子を示す図 であり、ボルト材を押し込んだ時の様子を示している。 この図は、図11の状態からボルト材を90度回動させる様子を示す図で ある。 この図は、図12の状態から、長手材が収納部に収まる様子を示す図であ る。 この図は、受け枠の切り欠き図である。 この図は、グレーチングが受け枠に載置された時の、受け枠の固定穴と固 定装置の長手材との関係を示す図である。 この図は、図16の状態において、ボルト材を押し込んで、20〜30度 回動させた時の、受け枠の固定穴と固定装置の長手材との関係を示す図である。 この図は、図17の状態から、更にボルト材を回動させた時の、受け枠の 固定穴と固定装置の長手材との関係を示す図である。 この図は、実施例2のグレーチングの平面図であり、併せて受け枠との関 係も説明している。 この図は、図19のC−C断面図であり、併せて受け枠との関係も説明し ている。 この図は、図19のD−D断面図であり、併せて受け枠との関係も説明し ている。である。 この図は、受け枠に固定部が設けられた様子の図である。 この図は、埋込プレートの図である。 この図は、従来のグレーチングを溝ブロックに固定した時の平面図である 。 この図は、図19のE−E断面の図であり、コンクリート内はボルトやア ンカーを透視して示した。 この図は、図19のF−F断面の図であり、コンクリート内はボルトやア ンカーを透視して示した。 この図は、従来のグレーチングの固定方法を説明する図である。 この図は、従来のグレーチングの固定方法を説明する図である。 この図は、出願人会社の商品カタログの1頁を示す図である。
符号の説明
10 溝ブロック
11 受け部
20 受け枠
21 固定穴
22 止め部
23 空洞部
30 グレーチング
31 ベアリングバー
32 ツイストバー
33 ベースプレート
34 ゴムパッキング
35 取付ボックス
36 押し込み穴
37 収納部
38 埋込プレート
40 固定装置
41ルト材
42 ナット
43 スプリングバネ
44 ワッシャ
45 係止部としての長手材
45b 回動止め

Claims (3)

  1. 溝蓋であって、溝ブロックの溝蓋用の受け部に設けられた長手な固定穴に固定させる固定装置を有する溝蓋であり、
    (a) 前記固定装置は、頭部を有するボルト材にこの頭部側から、前記ボルト材に螺合させたナットと前記ボルト材に遊貫させたスプリングバネとワッシャとがこの順で設けられ、前記ボルト材の端部には係止部が設けられ、
    前記頭部は、所定の道具で前記ボルト材を押し込み及び回動の操作をさせる為の係合が可能に設けられ、
    前記係止部は、長手な前記固定穴に対応した長手材が前記ボルト材の回動軸に略直角に固設されて形成され、
    (b) 前記溝蓋の下面には、前記係止部は通過できると共に前記ワッシャは通過できない大きさと形状の長手な挿し込み穴が設けられ、
    (c) 前記固定装置は、この固定装置の前記係止部を前記挿し込み穴に挿し込み、前記頭部に前記所定の道具を係合させた状態で押し込んで回動させることにより、前記係止部を前記挿し込み穴に係止させて取り付けられたことを特徴とした溝蓋。
  2. 係止部には長手材の両端を上方に屈曲させた回動止めが形成され、溝蓋の下面には前記回動止めが収納される収納部が形成され、固定装置は前記回動止めが前記収納部に収納された状態で取り付けられたことを特徴とした請求項1記載の溝蓋。
  3. ナットがボルト材の頭部より大きく形成されることにより、前記ナット用のレンチが前記頭部に邪魔されることなく前記ナットに嵌めて回動させることが可能であることを特徴とした請求項1又は2記載の溝蓋。
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