JP3840295B2 - 梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置 - Google Patents

梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3840295B2
JP3840295B2 JP30818596A JP30818596A JP3840295B2 JP 3840295 B2 JP3840295 B2 JP 3840295B2 JP 30818596 A JP30818596 A JP 30818596A JP 30818596 A JP30818596 A JP 30818596A JP 3840295 B2 JP3840295 B2 JP 3840295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sun
belt
roll
salo
plum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30818596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10148465A (ja
Inventor
勇 福田
Original Assignee
勇 福田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勇 福田 filed Critical 勇 福田
Priority to JP30818596A priority Critical patent/JP3840295B2/ja
Publication of JPH10148465A publication Critical patent/JPH10148465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3840295B2 publication Critical patent/JP3840295B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
梅実を天日干し用のセイロaは、図10に示すように、枠体bの底部にすのこcを取付けて構成され、梅実Bをセイロaのすのこcに直に載せるようにしていた。一方、天日干しの梅実Bは所定時間毎にひっくり返さなければならず、しかも、万遍なく梅実Bを返す必要がある。
【0003】
しかし、従来のセイロaには、梅実Bを返すための考慮がされていなかったので、図11及び図12に示すように、梅実Bの入ったセイロaの上に空のセイロa1を重ねた状態でセイロa,a1をひっくり返すようしていた。しかし、このような梅実Bの返し作業は、力の弱い婦人や子供や老人にとって負担が大きく、また、梅実Bに加わる衝撃が大きいので、梅実Bが傷んだり変形したりして商品価値が下がるという問題があった。
【0004】
また、梅実収納庫からのセイロの出し入れは運搬車を用いていたが、運搬車への積み卸しの際に梅実が傷むという問題があり、婦人等にとって積み卸し作業は大きな負担となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、梅実を他のセイロに移し変えることなくひっくり返すことができ、また、梅実収納庫からのセイロの出し入れも容易な梅実の天日干し用セイロを用いた天日干し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の梅実の天日干し用セイロを用いた天日干し装置は、枠体のフレーム材間に複数本のロールを架設し、かつ、ロールの間隔を梅実が落下しない寸法に設定して梅実の天日干し用セイロを形成し、このセイロのロールを同時に同方向に回転させる回転手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置は、セイロの各ロールにベルトを接触させ、ベルトを動かしてロールとベルトとの摩擦力によってロールを回転させるように構成したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置は、セイロの各ロールのロール軸に取付けられる歯車を有する歯車機構部によってロールを回転させるように構成したことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4の梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置は、梅実の天日干し用セイロと、このセイロを搬送する搬送ベルト装置と、セイロの出入り口を有する梅実収納庫とを備え、梅実の天日干し用セイロは、枠体のフレーム材間に複数本のロールを架設すると共に、ロールの間隔を梅実が落下しない寸法に設定し、かつ、これらのロールの下部を枠体よりも下方に突出して搬送ベルト装置に載置状態では各ロールがベルトに接触するように構成され、搬送ベルト装置は、ベルトの一端側を屋外に位置させると共に、ベルトの他端側を梅実収納庫の出入り口から梅実収納庫内に進入するように配設し、ベルトの一端側には、セイロのストッパーを設け、このストッパーでセイロが停止した状態でベルトを動かすことよりロールとベルトとの摩擦力によってロールが同時に同方向に回転するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
梅実の天日干し装置Aは、図3に示すように、梅実の天日干し用のセイロ1と、このセイロ1を搬送する搬送ベルト装置2と、セイロ1の出入り口3を有する梅実収納庫4とを備えている。
【0012】
図2はセイロ1の斜視図を示しており、セイロ1は枠体11の底部に複数本のロール14を設けて構成されている。枠体11の一対の縦フレーム材12には軸孔13が形成され、縦フレーム材12間には複数本のロール14が架設されると共にロール14の両端のロール軸15は縦フレーム材12の軸孔13に回転自在に取付けられている。
【0013】
ロール14間の隙間は、梅実Bがロール14の間から落下しないように梅実Bの径寸法よりも狭くなるように設定され、ロール14の径は、縦方向に並ぶ梅実B同士が接触しない大きさに設定されている(図6)。例えば、中粒の梅実Bの場合には、ロール14のピッチを25mmとし、ロール14の径を14mmに設定する。
【0014】
また、枠体11の横フレーム材16は縦フレーム材12の下縁よりも上方に位置させることにより、ロール14の下部を横フレーム材16よりも下方に突出させている。したがって、セイロ1を搬送ベルト装置2のベルト27の上に載せた状態では、各ロール14がベルトに接触する(図6)。なお、セイロ1の材質としては、木材やプラスチック等が考えられる。
【0015】
搬送ベルト装置2は、以下のように構成される。すなわち、図1に示すように、長尺の基台フレーム21の両端に回転軸22,23を架設し、各回転軸22,23は軸受け24にて支持する。一方の回転軸23は、減速装置28を介してモーター29に連結されており、モーター29の駆動回路は正転スイッチ及び逆転スイッチに接続されている。
【0016】
各回転軸22,23には一対のベルト車(Vベルト車)25,26が固定されており、ベルト車25,26間にはベルト(Vベルト)27が掛け渡されている。
【0017】
このように構成される搬送ベルト装置2は、図3に示すように、ベルト27の一端側が屋外に位置すると共に、ベルト27の他端側が梅実収納庫4の出入り口3から梅実収納庫4内に進入したところに位置するように配設される。また、搬送ベルト装置2の両端には、セイロ1のストッパー5,5aがそれぞれ設けられている。なお、26aは中間ベルト車である。
【0018】
図3は、晴天時に、セイロ1を搬送ベルト装置2によって屋外に出した状態を示している。この図ではベルト27上に3個のセイロ1を連ねて載せている。一方、夜間や降雨時には、逆転スイッチによってベルト27を逆転させることにより、セイロ1を梅実収納庫4に向けて移動させて出入り口3から収納庫4内に入れ、先行するセイロ1がベルト27の端部に位置した時にストッパー5aに当ててセイロ1を梅実収納庫4内で停止させる(図4、図5)。
【0019】
なお、晴天時には、正転スイッチによってベルト27を正転させることにより、セイロ1を屋外に出し、先行するセイロ1がベルト27の端部に位置した時にストッパー5に当てて屋外で停止させる(図3)。
【0020】
図6は、屋外に出されたセイロ1内の梅実Bをひっくり返す動作を示しており、このときセイロ1はストッパー5に当たって移動しないので、ベルト27を正転させると、搬送ベルト装置2のベルト27とセイロ1のロール14との摩擦力によって各ロール14が同期して同方向に回転して、梅実Bを同方向に一気にひっくり返すことができる(矢印で示す)。
【0021】
梅実Bのひっくり返し動作は、モーター29の駆動回路に接続されるタイマーで行っても良く、また、搬送ベルト装置2の回転軸に手動ハンドルを取付けて手動で行っても良い。なお、搬送ベルト装置2(特に、ベルト27とストッパー5)は、セイロ1のロール14を同時に同方向に回転させる回転手段も兼ねるものである。
【0022】
図7は、天日干し装置Aの他の実施の形態を示している。天日干し装置Aは、セイロ1と回転手段6とから成る。
【0023】
セイロ1は上述のように枠体11とロール14とで構成され、更に、各ロール14のロール軸15は枠体11の縦フレーム12から外方に突出しており、このロール軸15には被動歯車17が取付けられている。なお、セイロ1の枠体11の底部で、かつ、ロール14の下方にはスノコ(又は格子体)19が配設されている。
【0024】
回転手段6は、図8に示すように、セイロ載置台61の側壁に、セイロ1の被動歯車17の間隔に対応した間隔で複数の伝動歯車62が配設され、一端に位置する伝動歯車62には駆動歯車63がかみ合っている。64は駆動歯車63のモーターが収まった駆動ボックスである。したがって、セイロ1をセイロ載置台61に載せると、図9に示すように、セイロ1の被動歯車17が回転手段6の伝動歯車62にかみ合い、この状態で駆動歯車63を回転させると、伝動歯車62を介してセイロ1の被動歯車17が回転してセイロ1のロール14が同方向に同時に回転し、梅実Bを一度にひっくり返すことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、請求項1〜請求項3のセイロを用いた天日干し装置によれば、セイロのロールを同方向に回転させる回転手段を設けたので、上記効果に加え、ロールの回転に対応して梅実をスムーズに返すことができ、しかも、ロールを同時に回転させることができ、セイロ内の梅実を万遍なくひっくり返すことができる。
【0026】
【0027】
請求項のセイロを用いた天日干し装置によれば、梅実収納庫からの梅実入りセイの出し入れを搬送ベルト装置で行うことができるので、運搬車で運搬する手間が省けて労力が軽減し、また、セイロの運搬車への積み卸しを省くことができるので、梅実が傷むことがない。しかも、ストッパーでセイロが停止した状態でベルトを動かすことより、ロールを回転させることができるので、セイロを搬送ベルト装置に載せたまま梅実をひっくり返すことができ、梅実を返すためにセイロを搬送ベルト装置から積み卸しする作業が不要となって労力を軽減でき、梅実が傷むことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるセイロを用いた天日干し装置の搬送ベルト装置の斜視図
【図2】本発明にかかるセイロの斜視図
【図3】本発明にかかるセイロを用いた天日干し装置の概略図
【図4】同装置の動作を示す概略図
【図5】同装置の動作を示す概略図
【図6】同装置による梅実の返し動作を説明する断面図
【図7】本発明にかかるセイロの他の実施形態を示す部分斜視図
【図8】本発明にかかるセイロを用いた天日干し装置の他の実施形態を示す斜視図
【図9】同実施形態の動作を示す正面図
【図10】従来のセイロの斜視図
【図11】同セイロによる梅実の返し動作を示す断面図
【図12】同セイロによる梅実の返し動作を示す断面図
【符号の説明】
A 梅実の天日干し装置
B 梅実
1 セイロ
11 枠体
14 ロール
2 搬送ベルト装置
27 ベルト
3 梅実収納庫の出入り口
4 梅実収納庫

Claims (4)

  1. 枠体のフレーム材間に複数本のロールを架設し、かつ、ロールの間隔を梅実が落下しない寸法に設定して梅実の天日干し用セイロを形成し、このセイロのロールを同時に同方向に回転させる回転手段を設けたことを特徴とする梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置。
  2. セイロの各ロールにベルトを接触させ、ベルトを動かしてロールとベルトとの摩擦力によってロールを回転させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置。
  3. セイロの各ロールのロール軸に取付けられる歯車を有する歯車機構部によってロールを回転させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置。
  4. 梅実の天日干し用セイロと、このセイロを搬送する搬送ベルト装置と、セイロの出入り口を有する梅実収納庫とを備え、梅実の天日干し用セイロは、枠体のフレーム材間に複数本のロールを架設すると共に、ロールの間隔を梅実が落下しない寸法に設定し、かつ、これらのロールの下部を枠体よりも下方に突出して搬送ベルト装置に載置状態では各ロールがベルトに接触するように構成され、搬送ベルト装置は、ベルトの一端側を屋外に位置させると共に、ベルトの他端側を梅実収納庫の出入り口から梅実収納庫内に進入するように配設し、ベルトの一端側には、セイロのストッパーを設け、このストッパーでセイロが停止した状態でベルトを動かすことよりロールとベルトとの摩擦力によってロールが同時に同方向に回転するように構成されていることを特徴とする梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置。
JP30818596A 1996-11-19 1996-11-19 梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置 Expired - Fee Related JP3840295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30818596A JP3840295B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30818596A JP3840295B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10148465A JPH10148465A (ja) 1998-06-02
JP3840295B2 true JP3840295B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=17977942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30818596A Expired - Fee Related JP3840295B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3840295B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10148465A (ja) 1998-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4132279A (en) Automotive tractor unit, more particularly for riding and working on vertical walls, ceilings and suchlike
EP0790203A3 (de) Vorrichtung zum Vereinzeln gestapelter flacher Werkstücke
JP3840295B2 (ja) 梅実の天日干し用のセイロを用いた天日干し装置
CN210853511U (zh) 一种方便搬运货物的木箱
DE2207556A1 (de) Vorrichtung zum aufnehmen und zum transportieren bedruckter und gefalzter bogen von der rotations- zur weiterbearbeitungsmaschine
US5988732A (en) Flatbed trailer enclosure
DE3615450A1 (de) Vorrichtung zum umwickeln von insbesondere stueckigem packgut mittels dehnfaehiger folie
US1462468A (en) Tray-turning machine
US2536412A (en) Feed table
CN108792398A (zh) 一种带清洁功能的自动仓库堆垛机
US3271027A (en) Stacking device
JP2755540B2 (ja) 搬送容器反転設備
JPH0520733Y2 (ja)
JP4151767B2 (ja) 収納籠の遠心脱水装置
DE3810785A1 (de) Kopstraeger-transportsystem eines spulautomaten
CN217229187U (zh) 一种港口自动化卸料装置
SU608715A1 (ru) Устройство дл транспортировани длинномерных изделий
JPH044856Y2 (ja)
GB1580699A (en) Automotive unit for riding and working on vertical and horizontal surfaces such as walls and ceilings
DE3162397D1 (en) Lifting table
DE1556310C (de) Vorrichtung zum Sortieren und Stapeln von blattförmigen Gegenständen, insbesondere Furnieren
DE20103060U1 (de) Planen-Wascheinrichtung
JPH0234174Y2 (ja)
JPS5472856A (en) Fruits or the like dispersively supplying device
JPS6031482Y2 (ja) ひねり麺製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees