JP3839960B2 - 両軸受リールのクラッチ操作機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチ操作機構、特に、両軸受リールのリール本体に設けられたスプールとハンドルとを連結及び遮断するクラッチ機構を操作するための両軸受リールのクラッチ操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
両軸受リールは、一般に、1対の側板を有するリール本体と、リール本体の側板間に回転自在に配置されたスプールと、リール本体の一側に設けられたハンドルとを備えている。リール本体のハンドル装着側の側板は、側カバーにより覆われている。ハンドルの回転は側カバーと側板との間に配置された回転伝達機構によりスプールに伝達される。この回転伝達機構には、ハンドルとスプールとを連結及び遮断するクラッチ機構が設けられている。このクラッチ機構を操作することにより釣り糸をスプールから繰り出したり釣り糸をスプールに巻き付けたりできる。
クラッチ機構は、一般に、スプール軸に軸方向に移動自在に設けられたピニオンギアと、スプール軸に設けられた径方向に延びるピンとから構成されている。ピニオンギアは、ハンドル軸と一体回転可能なメインギアに噛み合っており、その端面には、ピンが係合可能な係合溝が形成されている。
【0003】
クラッチ機構を遮断状態に操作するためのクラッチ操作機構は、たとえば、連結姿勢と遮断姿勢との間でリール本体に揺動自在に装着されたクラッチレバーと、クラッチレバーの揺動によりスプール軸方向に移動するクラッチプレートと、クラッチプレートの移動によりスプール軸方向に移動するクラッチヨークとを有している。
【0004】
クラッチレバーは、たとえばねじりコイルばねからなるトグルばね機構によって連結姿勢及び遮断姿勢に付勢されている。このため、クラッチレバーを一方の姿勢から他方の姿勢に揺動させると、トグルばね機構の死点を越えたときに他方の姿勢側に付勢されクラッチレバーの姿勢が変更される。このトグルばね機構は、従来、一端がリール本体の側カバーの内周面に係止され他端がクラッチレバーに係止されている。
【0005】
クラッチヨークは、ピニオンギアに係合しており、クラッチヨークは、スプール軸に接近・離反する方向に移動自在に案内されている。クラッチヨークは、通常、クラッチ連結方向(ピニオンギアがピンに係合する方向)に付勢されている。このため、クラッチ機構は、通常連結状態に維持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、トグルばね機構の係止位置がリール本体とクラッチレバーとに定められているので、係止位置を一度設定すると同じリール本体ではトグルばね機構の死点を変更することができない。このため、連結姿勢から遮断姿勢へとクラッチレバーの姿勢が変更される位置を同じリール本体を有するリールにおいて自由に設定しにくく、設計の自由度が低くなる。
【0007】
また、金属製の丸形リールの場合、強度が高いため、側カバーを薄肉化でき軽量化を図ることが可能である。前記従来の構成では、トグルばね機構の一端を係止するためには、係止部分の厚みを厚くする必要がある。しかし、係止部分だけを厚肉にするのが困難なため、金属製の側カバーの場合、トグルばね機構を係止するために側カバー全体を厚肉にする必要があり薄肉化が困難である。
【0008】
本発明の課題は、クラッチ操作部材の姿勢変更位置を自由に設定できるようにして設計の自由度を高めることができるようにすることにある。
【0009】
本発明の別の課題は、トグルばね機構を係止してもリール本体を薄肉軽量化できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、両軸受リールのリール本体に設けられたスプールとハンドルとを連結及び遮断するクラッチ機構を操作するための機構であって、クラッチ操作部材と、クラッチプレート部材と、クラッチ切換部材と、ばね係止部材と、トグルばね機構とを備えている。クラッチ操作部材は、リール本体に連結姿勢と遮断姿勢との間で揺動自在に装着された部材である。クラッチプレート部材は、クラッチ操作部材の揺動により連結位置と遮断位置との間で往復移動する部材である。クラッチ切換部材は、クラッチプレート部材の移動によりスプールの軸方向に移動し、クラッチ機構を連結状態と遮断状態とに切り換える部材である。ばね係止部材は、リール本体に装着された部材である。ばね係止部材は、クラッチ操作部材を揺動自在に支持している。トグルばね機構は、一端がばね係止部材に係止され他端がクラッチ操作部材に係止され、クラッチ操作部材を遮断姿勢側と連結姿勢側とに付勢する機構である。
【0011】
このクラッチ操作機構では、クラッチ操作部材を連結姿勢にすると、クラッチプレート部材が連結位置に配置され、クラッチ機構はクラッチ切換部材により連結状態になる。また、クラッチ操作部材を遮断姿勢側に揺動させるとクラッチプレート部材が遮断位置に移動し、クラッチ切換部材がスプールの軸方向に移動してクラッチ機構を遮断状態に切り換える。クラッチ操作部材は、トグルばね機構により一方の姿勢から他方の姿勢への揺動の際に、死点を越えるまでは一方の姿勢側に、死点を越えると他方の姿勢側に付勢される。このトグルばね機構の一端はばね係止部材に係止され、他端はクラッチ操作部材に係止されている。ここでは、トグルばね機構の一端がばね係止部材に係止されているので、ばね係止部材の係止位置を変更することで、同じリール本体を有するリールであっても死点の位置、つまりクラッチ操作部材の姿勢変更位置を自由に設定でき設計の自由度を高めることができる。しかも、トグルばね機構の一端がリール本体に直接係止されるのではなく、ばね係止部材に係止されているので、リール本体の薄肉軽量化を図ることができる。また、グルばね機構の係止位置とクラッチ操作部材の揺動中心との位置精度を一定に維持できる。
【0012】
発明2に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明1に記載の機構において、ばね係止部材は、リール本体に回転不能に装着されている。この場合には、ばね係止部材がリール本体に回転不能に係止されているので、トグルばね機構の死点を一定位置に維持でき、クラッチ操作部材の操作感が常に一定になる。
【0013】
発明3に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明1に記載の機構において、ばね係止部材は、リール本体にクラッチ操作部材の揺動中心を中心として所定範囲で揺動自在に装着されている。この場合には、クラッチ操作部材が揺動するとトグルばね機構の付勢力によりばね係止部材も所定範囲で揺動する。このため、トグルばね機構の死点位置(クラッチ操作部材への付勢方向が変化する位置)を、揺動方向によって異なった位置にすることができ、クラッチの誤動作を抑制することができる。つまり、不意にクラッチ操作部材に触れたり何かと衝突しても、意志に反してクラッチが状態を切り換えてしまう可能性が低減する。
【0014】
発明4に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明1から3のいずれかに記載の機構において、リール本体は、間隔を隔てて配置された1対の側板を有するフレームと、1対の側板のハンドル装着側を覆う金属製の側カバーとを有し、ばね係止部材は、合成樹脂製であり側カバーに装着されている。この場合には、側カバーの強度及び外観性能を金属により維持しつつ、トグルばね機構の係止位置において合成樹脂製のばね係止部材との接触によりばね機構の摩耗を抑えることができる。また、発明1のクラッチ操作機構に適用すると、クラッチ操作部材の摩耗を抑えることができる。
【0015】
発明5に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明4に記載の機構において、側カバーは金属板をプレス成形して得られる。この場合には、側カバーの製造が容易である。
【0016】
発明6に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明4又は5に記載の機構において、ばね係止部材は、側カバーと係合する係合部を有する。この場合には、ばね係止部材と側カバーとの相対的な移動を規制したり不能にすることが容易である。
【0017】
発明7に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明6に記載の機構において、ばね係止部材をクラッチ操作部材で側カバーとともに挟み込むことでばね係止部材を側カバーに装着している。この場合には、ばね係止部材を装着するのに余計なネジ等の締結部品を必要とせずに簡素の構成でばね係止部材を装着できる。また、外観部にネジ頭や貫通孔を現さない構造を実現でき、外観性能を損なわないようにすることができる。
【0018】
発明8に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明1から7のいずれかに記載の機構において、トグルばね機構は、一端がばね係止部材に係止され、他端がクラッチ操作部材に係止されたねじりコイルばねである、この場合には、簡素な構成でトグルばね機構を実現できる。
【0019】
発明9に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明1から8のいずれかに記載の機構において、ハンドルの糸巻取り方向の回転に連動してクラッチプレート部材を遮断位置から連結位置に移動させるクラッチ復帰機構をさらに備える。この場合には、ハンドルを回すとクラッチ機構が連結状態に復帰するので、クラッチ操作がより簡単になる。
【0020】
発明10に係る両軸受リールのクラッチ操作機構は、発明1から9のいずれかに記載の機構において、ばね係止部材には、クラッチ操作部材の揺動範囲を規制する規制体が設けられている。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1において、本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、たとえば、5号の釣り糸を300m程度巻き付け可能な中型の丸型リールである。丸型リールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体2と、ハンドル組立体2のリール本体1側に配置されたスタードラグ3とを備えている。リール本体1には、スプール15が回転自在に装着されている。リール本体1は、竿取付脚4を介して釣り竿Rに装着され得る。
【0022】
リール本体1は、図2に示すように、所定の間隔をあけて配置された左右1対の側板10,11と側板10,11を連結する複数の連結部材12とを有するフレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1カバー13及び第2カバー14と、第2カバー14に装着された機構装着板16とを有している。機構装着板16は側板11に接触して配置され、機構装着板16と第2カバー14との間には、後述する各種機構を収納するための空間が形成されている。
【0023】
フレーム5はダイキャスト成形により得られ、第2側カバー14は、金属薄板をプレス成形して得られる。1対の側板10,11及び第1カバー13は、それぞれ側面から見て円形をなしており、外周面はたとえば旋盤等を用いて機械加工されている。第2カバー14及び機構装着板15は、図3及び図4に示すように、側面から見て円形の一部が径方向に突出した形状である。第2側カバー14は、ハンドル軸30(後述)の装着部分を中心に軸方向外方にも膨出している。
【0024】
連結部材12は、両側板10,11の外周に沿う形状で両側板10,11と一体で形成された板状の部材であり、たとえばリール本体1の後部と下部と上部との3か所で1対の側板10,11を連結している。このように側板10,11と複数の連結部材12とを一体で形成することで、リール本体1に大きな荷重が作用しても撓み等の変形が生じがたく、巻上げ効率の低下が抑制される。この連結部材12の外周部も側板10,11及び第1カバー13と一体で機械加工されている。
【0025】
下部の連結部材12には竿取付脚4が固定されている。竿取付脚4は、フレーム5の側板10,11間の中心位置Cに沿って配置されている。この中心位置Cは、スプール15の糸巻部分の中心位置でもある。後部の連結部材12には、リールを釣り竿とともに保持するための合成樹脂製のサムレスト17が装着されている。
【0026】
サムレスト17は、連結部材12の上部と後部とに接するように形成され、かつ後部が側板10,11から径方向外方、つまり後方に突出している。サムレスト17の上面後部は、下方に凸に湾曲しながら傾斜している。また、サムレスト17の上面後部の左端及び右端は、後方への突出量が左側にいくにつれて徐々に減少している。
【0027】
このような形状のサムレスト17を設け、このサムレスト17にたとえば左手の親指を置いて他の指で釣り竿Rをつかみ釣り竿Rとともにリールを握ることで、バーチカルジギング時等に釣り竿Rをリールとともに確実に保持できる。ハンドル組立体2は、図1〜図3R>3に示すように、ハンドル軸30の先端に回転不能に装着されたクランクアーム6と、クランクアーム6の一端にクランクアーム6の一端部と直交する第1軸回りに回転自在に装着されたハンドル把手7とを有している。ハンドル組立体2において、ハンドル把手7の基端部の回転平面がクランクアーム6のハンドル軸30への固定部分の回転平面よりリール本体1側に接近している。このことにより、ハンドル把手7と釣り竿Rとの距離が従来に比べて近くなり、ハンドル把手7を回して釣り糸を巻き上げたときの釣り竿Rを回す方向のトルクが小さくなり、ハンドル巻き上げ効率の低下を効果的に抑えることができる。
【0028】
スプール15は、図2に示すように、1対の側板10,11間に回転自在に配置されている。スプール15の中心にはスプール軸25が貫通して固定されている。スプール軸25は第1カバー13及び機構装着板16に軸受26a,26bを介して回転自在に支持されている。
【0029】
機構装着板16と第2カバー14の間の空間には、ハンドル組立体2からのトルクをスプール15に伝えるための回転伝達機構20と、回転伝達機構20内に設けられたクラッチ機構21と、クラッチ機構21をオンオフ操作するためのクラッチ操作機構22とが配置されている。
【0030】
回転伝達機構20は、スプール15からハンドル組立体2側にトルクが逆に伝達された場合のトルクを規制するための回転制御機構23を含んでいる。また、側板11の中心部には糸繰り出し方向に自由回転するスプール15を制動するための遠心ブレーキ機構24が配置されている。側板10の外側で第1カバー13内には、スプール15回転時に発音させる発音機構や根がかりしたとき等にスプール15を完全にロックして糸切れしやすくするためのロック機構等が配置されている。
【0031】
回転伝達機構20は、一端にハンドル組立体2が固定されたハンドル軸30と、ハンドル軸30の他端に回転制御機構23を介して連結されたメインギア31と、メインギア31に噛み合うピニオンギア32とを有している。
【0032】
ハンドル軸30は、スプール軸25と平行に配置されており、一端側が機構装着板16に回転自在に支持されている。メインギア31は、ハンドル軸30の一端側に回転制御機構23を介して相対回転不能に連結することが可能である。このような構成では、クラッチ機構21がオンされた状態では、ハンドル組立体2からのトルクがスプール15に直接伝達される。
【0033】
クラッチ機構21は、スプール軸25の外周部にスライド自在に装着された筒状のピニオンギア32と、ピニオンギア32の一部に配置された係合溝32aとスプール軸25に配置されたピン33とを有している。スプール軸25に沿ってピニオンギア32を摺動させて、係合溝32aをピン33と係合すれば、スプール軸25とピニオンギア32との間で回転力が伝達される。この状態が連結状態(クラッチオン状態)である。係合溝32aとピン33の係合を外せば、スプール軸25とピニオンギア32との間で回転力は伝達されない。この状態が遮断状態(クラッチオフ状態)である。クラッチオフ状態では、スプール15は自由に回転する。ピニオンギア32は、クラッチ操作機構22により係合溝32aとピン33とが係合する方向すなわちクラッチオン状態に付勢されている。
【0034】
回転制御機構23は、ハンドル軸30を糸巻取方向にのみ回転させる(糸繰り出し方向の回転を禁止する)ローラ型のワンウェイクラッチ機構55と、スプール15の糸繰り出し方向の回転に対して設定した制動力を作用させるためのドラグ機構57と、ハンドル軸30を糸巻取方向にのみ回転させる爪式のラチェット機構60とを有している。ラチェット機構60は、図4に示すように、ハンドル軸30に回転不能に装着されたラチェットホイール61とラチェットホイール61に噛み合い可能なラチェット爪62とを有している。ラチェット爪62は、ラチェットホイール61側に付勢されている。
【0035】
なお、ハンドル軸30の逆転(糸繰り出し方向の回転)を禁止するだけであれば、ラチェット機構60のみを設けてワンウェイクラッチ機構55を省いてもよい。しかし、ラチェット機構60は、ラチェット爪62がラチェットホイール61に噛み合ったり外れたりする動作にある程度の時間がかかる。釣りの動作に要求される迅速で滑らかな逆転禁止動作を果たすには、前記のようなローラ型のワンウェイクラッチ機構55が好ましく、ワンウェイクラッチ機構55では負担できないような過大な力をラチェット機構60で負担することが有効である。 クラッチ操作機構22は、図4に示すように、リール本体1の第2カバー14に図4(a)に示す連結姿勢と図4(b)に示す遮断姿勢との間で揺動自在に装着されたクラッチ操作部材40と、揺動支持部材(ばね係止部材の一例)41と、クラッチ操作部材40の揺動により移動するクラッチプレート42と、クラッチプレート42の移動により移動するクラッチヨーク43と、クラッチ操作部材40を付勢するトグルばね44と、クラッチ復帰機構45とを備えている。
【0036】
クラッチ操作部材40は、図5に詳しく示すように、第2カバー14の外側で揺動する合成樹脂製のレバー部46と、レバー部46とインサート成形により一体に形成され第2カバー14に揺動支持部材41を介して揺動自在に装着された金属製の揺動軸47と、揺動軸47の他端に固定ボルト48により回転不能に装着された金属製のカム板49とを有している。
【0037】
レバー部46は、基端に形成された有底筒状のボス部46aとボス部46aから径方向に延びるアーム部46bとから構成されている。
【0038】
揺動軸47は、鍔部47aと鍔部47aより小径の軸部47bとを有する軸である。揺動軸47は、鍔部47aがレバー部46にインサート成形されてレバー部46と一体で揺動する。軸部47bの先端にはカム板49を回転不能に係止するための平行な面取り部47cが形成されている。
【0039】
カム板49はほぼ円形の板状部材であり、中心に面取り部47cに係止される小判孔49aが形成されている。カム板49のレバー部46と逆側の面には、カムピン49bが立設されている。カムピン49bは、クラッチプレート42に係止され、揺動軸47の揺動によりクラッチプレート42を前後に移動させる。また、カム板49の端縁には、径方向に突出する2つの突起が両端に配置された扇状の凹部49cが形成されている。この凹部49cは、揺動支持部材41に形成された角度規制突起41eに係止されることでクラッチ操作部材40の揺動角度を規制するために設けられている。さらに、カム板49の端縁には、トグルばね44の他端を係止するばね係止孔49dが形成されている。このカム板49を固定ボルト48で揺動軸47に装着すると、カム板49とボス部46aとの間に、揺動支持部材41と第2カバー14とワッシャ53(後述)とが挟まれて揺動支持部材41が第2カバー14に装着される。
【0040】
揺動支持部材41は、第2カバー14に形成されたボス孔14aにはめ込まれる合成樹脂製の雨滴状の板状部材である。揺動支持部材41の基端部には、クラッチ操作部材40の揺動軸47の軸部47bが貫通する貫通孔41aが形成されている。また、揺動支持部材41の外側面にはボス孔14aにはめ込まれる筒部41bが形成されている。筒部41bの外周部には、ボス孔14aに形成された切欠き14bに係止される回り止め突起41cが形成されている。これにより揺動支持部材41は、第2カバー14に回転不能に装着される。このように、揺動支持部材41側に回り止め突起41cを設けることで、揺動支持部材41を簡単に回転不能に係止できる。しかも、金属薄板製の第2カバー14に余分なボスや立ち起こしを形成する必要がないので、係止構造を簡素な構成で実現できる。
【0041】
揺動支持部材41の先端には、トグルばね44の一端を係止する係止孔41dが形成されている。さらに揺動支持部材41の内側面には、クラッチ操作部材40の揺動角度を規制するための角度規制突起41eが形成されている。ここで、筒部41bの外周側の軸方向長さは、第2カバー14の厚みよりやや長い。このため、筒部41bの外周側において第2カバー14とボス部46aとの間にはワッシャ53が装着されている。
【0042】
トグルばね44は、前述のように一端が揺動支持部材41に他端がカム板49にそれぞれ係止され、クラッチ操作部材40を遮断及び連結の両姿勢側に付勢する、たとえばねじりコイルばねである。トグルばね44は、クラッチ操作部材40が一方の姿勢から他方の姿勢に揺動するとき、死点(ねじりコイルばねがもっともねじれた位置)を越えるまでは一方の姿勢側に、死点を越えると他方の姿勢側にクラッチ操作部材40をそれぞれ付勢する。この結果、クラッチ操作部材40の揺動操作を確実に行えるとともにクラッチ操作部材40を各姿勢に維持できる。この死点の角度位置は、トグルばね44の両端の係止位置によって決定され、たとえば揺動支持部材41における係止位置を図4に示す位置より右側に移動させると、死点の位置が連結姿勢側に近づく。
【0043】
ここでは、揺動軸47の先端に装着されたカム板49とレバー部46のボス部46aとの間に揺動支持部材41と第2カバー14とを挟み込むことで、揺動支持部材41を固定している。そしてこの揺動支持部材41にトグルばね44の一端を係止している。このため、薄板金属製で軽量化を図った第2カバー14にばね係止用の厚肉部を設けることなくトグルばね44を係止できる。しかも、揺動支持部材41において、係止孔41dの位置を変更することでトグルばね44の死点を自由に設定でき、クラッチの操作感を第2カバー14に関わりなく変更できる。さらに、固定ボルト48で内側からこれらを装着しているので、リール本体1の外部にネジ頭が現れず、リールの美観が向上する。
【0044】
また、合成樹脂製の揺動支持部材41でトグルばね44を係止するとともに、クラッチ操作部材40を支持しているので、トグルばねの係止位置とクラッチ操作部材40の揺動中心との位置精度を維持でき、精度の違いによるクラッチ操作感の変動を抑えることができる。しかも、金属製の揺動軸47を合成樹脂製の揺動支持部材41で支持しているのでクラッチ操作部材40の揺動が滑らかになる。
【0045】
クラッチヨーク43は、図4及び図5に示すように、クラッチプレート42の移動によりスプール軸25の軸方向に移動し、クラッチ機構21をクラッチオン状態とクラッチオフ状態とに切り換える。クラッチヨーク43は、機構装着板16に立設された1対のガイド軸50によりスプール軸25の軸方向に沿って案内される。クラッチヨーク43は、ガイド軸50が貫通する1対のボス部43aと、ボス部43a間をつなぐ係止部43bとを有している。ガイド軸50は、スプール軸25を挟んでスプール軸25に平行に配置されている。ガイド軸50の周囲には、コイルばね51が巻回されている。コイルばね51は、第2カバー14の内側面とボス部43aとに挟まれて圧縮状態で装着されており、クラッチヨーク43をクラッチオン側に付勢している。
【0046】
係止部43bは、スプール軸25に装着されたピニオンギア32を迂回して湾曲しており、この係止部43bがピニオンギア32に係合してピニオンギア32をスプール軸25に沿って軸方向に往復移動させ、クラッチ機構21をオンオフする。また、係止部43bのクラッチプレート42に対向する面には、傾斜カム42c(後述)に係合する傾斜受け面43cが形成されている。
【0047】
クラッチプレート42は、クラッチ操作部材40の揺動により、図4(a)に示す連結位置と、図4R>4(b)に示す遮断位置との間でスプール軸25に接近・離反する方向に直線的に往復移動する。クラッチプレート42は、機構装着板16に設けられた複数の突起16aにより案内される。クラッチプレート42は、カム板49に面して配置された本体部42aと、本体部42aから分かれてハンドル軸30側に延びる連結部42bとを有している。本体部42aは、カム板49に面する基端部からスプール軸25に向かって1対のガイド軸50間でピニオンギア32を挟んで2つに分岐して延びている。この分岐部分にクラッチヨーク43に接触してクラッチヨーク43を回転軸芯に沿う方向に移動させるための1対の傾斜カム42cが形成されている。また、本体部42aの基端部には、カム板49に立設されたカムピン49bが貫通する長孔42dが形成されている。この長孔42dとカムピン49bとの係合により、クラッチ操作部材40の揺動運動がクラッチプレート42の直線運動に変換される。
【0048】
連結部42bは、本体部42aから図4下側のガイド軸50のクラッチ操作部材40側で分岐してガイド軸50の外方を通ってハンドル軸30側に延びている。連結部42bは、本体部42aから分岐して延びる固定アーム部42eと、固定アーム部42eの先端に図4(a)に示す解除姿勢と図4(b)に示す当接姿勢とに揺動自在に装着され先端がクラッチ復帰機構45に接触可能な揺動アーム部42fとを有している。揺動アーム部42fは、トグルばね52により、両姿勢側に付勢されている。このトグルばね52の一端は機構装着板16に係止され、他端は揺動アーム部42fに係止されている。
【0049】
クラッチ復帰機構45は、ハンドル組立体2の糸巻取り方向の回転に連動してクラッチプレート42を遮断位置から連結位置に移動させる機構である。クラッチ復帰機構45は、ラチェットホイール61の側面に立設されたリターンピン63を備えている。リターンピン63は、クラッチオフ時にハンドル軸30が糸巻取方向(図4の時計回り)に回転すると当接姿勢にある揺動アーム部42fの先端に当接してクラッチプレート42を連結姿勢側に押圧する。
【0050】
次に、釣用リールの使用時におけるリールの動作について説明する。
【0051】
釣り糸を繰り出す時には、クラッチ操作部材40を連結姿勢から遮断姿勢側に揺動させる。すると、トグルばね44の死点を越えた時点でクラッチ操作部材40が遮断姿勢側に付勢されクラッチ操作部材40が図4(b)に示す遮断姿勢に維持される。この揺動時にカムピン49bと長孔42dとの係合によりクラッチプレート42がスプール軸25側に前進する。クラッチプレート42が前進すると、クラッチヨーク43が傾斜カム42cに乗り上げスプール軸25の軸方向外方にコイルばね51の付勢力に抗して移動する。クラッチヨーク43が外方に移動すると、クラッチヨーク43に係止されたピニオンギア32が軸方向外方に移動し、ピン33と係合溝32aとの係合が解除され、クラッチ機構21がクラッチオフ状態になる。これによりスプール15が自由回転状態になり、ジグ(仕掛け)の自重によりスプール15が糸繰り出し方向に回転し、釣り糸がスプール15から繰り出される。このとき、連結部42bも前進して揺動アーム部42fが当接姿勢に揺動してトグルばね52によりその姿勢を維持する。
【0052】
ジグが海底に到達するとハンドル組立体2を糸巻取方向に回転させてバーチカルジギングを開始する。ハンドル組立体2を糸巻取方向に回転させると、ラチェットホイール61も同方向に回転し、クラッチ復帰機構45のリターンピン63により揺動アーム部42fが押圧されてクラッチプレート42が後退し、クラッチヨーク43がコイルばね51により付勢されてクラッチオン状態になる。
【0053】
バーチカルジギングを行うときには、たとえば、左の脇に釣り竿Rの図示しない後端部を挟み、リール本体1の後部に固定されたサムレスト17に左手の親指を置き、残りの指で釣り竿Rを掴んでリールと釣り竿Rとを保持し、左手で釣り竿Rをしゃくりつつ右手でハンドル組立体2のハンドル把手7をつまみ、高速でハンドル軸30を回すポンピング動作を繰り返す。
【0054】
ハンドル組立体2を糸巻取方向に回転させると、ハンドル組立体2の回転がハンドル軸30からワンウェイクラッチ機構55、ドラグ機構57を介してメインギア31にそのまま伝達される。このときクラッチ機構21はクラッチオン状態であるため、メインギア31の回転はピニオンギア32からスプール15に伝達されて、釣り糸が巻き上げられる。このとき、ワンウェイクラッチ機構55及びラチェット機構60では、回転が糸巻取方向であるので回転を許容する。
【0055】
次に、魚の引きなどで釣り糸が繰り出される際には、スプール15の回転がメインギア31に伝達され、ドラグ機構57を介してハンドル軸30およびワンウェイクラッチ機構55に伝わる。ワンウェイクラッチ機構55ではハンドル軸30の逆転が禁止される。魚の引きが弱ければ、スプール15は回転せず釣糸が引き出されることもない。そして、魚の引きが強くなりスプール15の回転力が大きくなると、伝達される回転力がドラグ機構57の設定回転抵抗力を超える。すると、ドラグ機構57で滑りが生じるので、メインギア31を含むスプール15側は回転を始める。このとき、スプール15には常にドラグ機構57から一定の抵抗力すなわちドラグ力が作用する。
【0056】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、揺動支持部材41を第2カバー14に回転不能に固定したが、図6に示すように、揺動支持部材41を第2カバー14に所定範囲で揺動可能に装着してもよい。この場合、たとえば第2カバー14に形成された切欠き14bをたとえば扇側に形成すればよい。また、クラッチ操作部材40の揺動角度の規制を、カム板49と揺動支持部材41との係止ではなく、たとえばカム板49と機構装着板16との間での係止により行えばよい。
【0057】
このような構成では、図6(a)に示すような連結姿勢と図6(b)に示すような遮断姿勢とで揺動支持部材41が揺動するので、両方向の揺動において、揺動開始点から死点までの角度をその中間点より遠ざけることができ、誤動作によりクラッチの状態変化を防ぐことができる。また、揺動支持部材41を、たとえば硬質の樹脂で形成すると、クラッチ操作部材40が死点を越えた際に揺動支持部材41が揺動し、揺動支持部材41の揺動を規制している部材(たとえば第2カバー14)と衝突して発音する。この音によって操作者にクラッチ操作部材40が確実に死点を越えたことを知らせることができる。
【0058】
これに対して、揺動支持部材41が固定されている場合には、一方の姿勢への揺動時の死点位置が50度であると、他方への姿勢への揺動時には20度になる。実際には、このように揺動支持部材41を固定して死点位置を一方の姿勢側(たとえば遮断姿勢側)に近づけてクラッチオフ状態になりにくくした方がよい場合が多い。
【0059】
(b) 前記実施形態では、レベルワインド機構を有さない両軸受リールを例示したが、本発明は、レベルワインド機構を有する両軸受リールにおいても有効である。
【0060】
(c) 前記実施形態では、丸形の両軸受リールを例に説明したが、ベイトリールや他の形態の両軸受リールにも本発明を適用できる。
【0061】
(d) 前記実施形態では、揺動支持部材41によってクラッチ操作部材を支持したが、クラッチ操作部材の支持部材と別の部材を第2カバー14に装着してトグルばねを係止するようにしてもよい。
【0062】
(e) 前記実施形態では、ねじりコイルばねによりトグルばねを構成したが、トグルばねの構成はねじりコイルばねに限定されない。たとえば、コイルばねと、コイルばねを収納する筒状の揺動部材と、揺動部材に進退自在に装着されコイルばねにより付勢される軸部材とでトグルばねを構成してもよい。この場合、揺動部材(又は軸部材)を揺動支持部材に係止し、軸部材(又は揺動部材)をカム板に係止すればよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、トグルばね機構の一端がばね係止部材に係止されているので、ばね係止部材の係止位置を変更することで、同じリール本体を有するリールであっても死点の位置、つまりクラッチ操作部材の姿勢変更位置を自由に設定でき設計の自由度を高めることができる。しかも、トグルばね機構の一端がリール本体に直接係止されるのではなく、ばね係止部材に係止されているので、リール本体の薄肉軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による両軸受リールの斜視図。
【図2】 その平面断面図。
【図3】 その側面図。
【図4】 その側面断面図。
【図5】 クラッチ操作機構の分解斜視図。
【図6】 他の実施形態のクラッチ操作機構の側面図。
【符号の説明】
1 リール本体
2 ハンドル組立体
5 フレーム
10,11 側板
14 第2カバー
15 スプール
21 クラッチ機構
22 クラッチ操作機構
25 スプール軸
40 クラッチ操作部材
41 揺動支持部材
41c 回り止め突起
42 クラッチプレート
43 クラッチヨーク
44 トグルばね
45 クラッチ復帰機構
Claims (10)
- 両軸受リールのリール本体に設けられたスプールとハンドルとを連結及び遮断するクラッチ機構を操作するための両軸受リールのクラッチ操作機構であって、
前記リール本体に連結姿勢と遮断姿勢との間で揺動自在に装着されたクラッチ操作部材と、
前記クラッチ操作部材の揺動により連結位置と遮断位置との間で往復移動するクラッチプレート部材と、
前記クラッチプレート部材の移動により前記スプールの軸方向に移動し、前記クラッチ機構を連結状態と遮断状態とに切り換えるクラッチ切換部材と、
前記リール本体に装着されたばね係止部材と、
一端が前記ばね係止部材に係止され他端が前記クラッチ操作部材に係止され、前記クラッチ操作部材を前記遮断姿勢側と連結姿勢側とに付勢するトグルばね機構と、を備え、
前記ばね係止部材は、前記クラッチ操作部材を揺動自在に支持している、両軸受リールのクラッチ操作機構。 - 前記ばね係止部材は、前記リール本体に回転不能に装着されている、請求項1に記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記ばね係止部材は、前記リール本体に前記クラッチ操作部材の揺動中心を中心として所定範囲で揺動自在に装着されている、請求項1に記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記リール本体は、間隔を隔てて配置された1対の側板を有するフレームと、前記1対の側板のハンドル装着側を覆う金属製の側カバーとを有し、
前記ばね係止部材は、合成樹脂製であり前記側カバーに装着されている、請求項1から3のいずれかに記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。 - 前記側カバーは金属板をプレス成形して得られる、請求項4に記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記ばね係止部材は、前記側カバーと係合する係合部を有する、請求項4又は5に記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記ばね係止部材を前記クラッチ操作部材で前記側カバーとともに挟み込むことで前記ばね係止部材を前記側カバーに装着している、請求項6に記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記トグルばね機構は、一端が前記ばね係止部材に係止され、他端が前記クラッチ操作部材に係止されたねじりコイルばねである、請求項1から7のいずれかに記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記ハンドルの糸巻取り方向の回転に連動して前記クラッチプレート部材を前記遮断位置から連結位置に移動させるクラッチ復帰機構をさらに備える、請求項1から8のいずれかに記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
- 前記ばね係止部材には、前記クラッチ操作部材の揺動範囲を規制する規制体が設けられている、請求項1から9のいずれかに記載の両軸受リールのクラッチ操作機構。
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