JP3839591B2 - インターホン信号伝送方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明はインターホン信号伝送方式に係わり、特にインターホンデータ通信において省線化を図ることができるインターホン信号伝送方式に関する。
【従来の技術】
【0003】
従来から、この種のインターホン、特に特別養護老人ホーム/老人保健施設向けインターホンのインターホン信号伝送システムとして図3に示すものが提案されている。
【0004】
同図において、インターホン信号伝送システムは、制御機21と、制御機21に接続されたインターホン22とから成る。
【0005】
制御機21とインターホン22は、通信イネーブル信号23、通信クロック信号24、インターホンシリアルデータ信号25のそれぞれの信号線、コモン線26で接続されている。
【0006】
このように構成されたインターホン信号伝送システムにおいて、制御機21からインターホン22へインターホンシリアルデータ信号25を送信する場合、制御機21は通信イネーブル信号23を出力中にインターホンシリアルデータ信号25と通信クロック信号24を同期させながら1bitずつ送信する。インターホンシリアルデータ信号25のデータ送信が終了すると通信イネーブル信号23の出力を停止させる。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のインターホン信号伝送システムにおけるシリアル通信システムでは、データ通信のために4本の信号線が必要であるという欠点があった。したがって、データ通信において省線化を図ることが要望されていた。
【発明の目的】
【0008】
本発明は上述した難点に鑑みなされたもので、データ通信のために必要な信号線の数を減らして省線化に寄与するインターホン信号伝送方式を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するため本発明のインターホン信号伝送方式は、通信イネーブル信号と通信クロック信号を用いてインターホンシリアルデータを送信側から受信側に伝送するにあたり、送信側から通信イネーブル信号と通信クロック信号をそれぞれ異なるレベルで同一線上で送信し、通信イネーブル信号を出力中にインターホンシリアルデータ信号と通信クロック信号を同期させながら送信し、受信側において通信イネーブル信号と通信クロック信号をそれぞれ異なる閾値で弁別して受信することにある。
【0010】
このインターホン信号伝送方式において、送信側から通信イネーブル信号と通信クロック信号をそれぞれ異なるレベルで同一線上で送信し、受信側において通信イネーブル信号と通信クロック信号をそれぞれ異なる閾値で弁別して受信することにより、データ通信のために必要な信号線の数を減らして省線化に寄与することができる。
【発明の実施の形態】
【0011】
以下、本発明のインターホン信号伝送方式を実施したインターホン信号伝送システムにおける好ましい実施の形態例を図面にしたがって説明する。
【0012】
図1において、本発明のインターホン信号伝送方式を実施したインターホン信号伝送システムは、制御機1と、制御機1に接続されたインターホン2とから成る。
【0013】
制御機1とインターホン2は、通信イネーブル信号A、通信クロック信号Bを重畳してイネーブル・クロック合成信号Dを同一線上で送信するイネーブル・クロック合成信号線3、インターホンシリアルデータ信号Cを送信するデータ線4、共通グランド(アース)となるコモン線5の各信号線で接続されている。
【0014】
制御機1において、通信イネーブル信号A、通信クロック信号Bは、それぞれベース抵抗Rib、Rcb、トランジスタTri、Trc、コレクタ抵抗Ri、Rcを介してイネーブル・クロック合成信号線3に印加されるように接続されている。なお、抵抗Ri、Rcの抵抗値はRi>Rcに設定されている。
【0015】
インターホンシリアルデータ信号Cは、ベース抵抗Rdb、トランジスタTrdを介してデータ線4に印加されるように接続されている。
【0016】
インターホン2において、イネーブル・クロック合成信号線3は、コンパレータCi、Ccの−入力端子にそれぞれ接続されている。基準電位Vccは、抵抗R1を介してイネーブル・クロック合成信号線3に印加されると共に、順に抵抗R2、R3、R4を介してコモン線5が接続されている共通グランド(アース)に接続され、抵抗R2、R3間、抵抗R3、R4間からコンパレータCi、Ccの+入力端子にそれぞれ基準電圧Ea、Ebが印加されるように接続されている。なお、コンパレータCiの基準電圧Eaは、コンパレータCcの基準電圧Ebよりも大きく設定されている(Ea>Eb)。
【0017】
コンパレータCi、コンパレータCcの出力側はそれぞれ抵抗R5、R6を介して基準電位Vccが与えられ、かつコンパレータCi、コンパレータCcの出力(分離されたイネーブル信号E、分離されたクロック信号F)はそれぞれ
シリアルパラレル変換器Srのイネーブル端子ENT、クロック端子CLTに入力されるように接続されている。
【0018】
データ線4は、ベース抵抗R7、トランジスタTrd2に印加されるように接続され、基準電位VccがトランジスタTrd2のエミッタに与えられ、トランジスタTrd2のコレクタは抵抗R8を介してコモン線5が接続されている共通グランド(アース)に接続され、トランジスタTrd2のコレクタから出力されるデータ信号Cがシリアルパラレル変換器Srの入力端子INTに入力されるように接続されている。
【0019】
これらの通信イネーブル信号A、通信クロック信号B、インターホンシリアルデータ信号C、イネーブル・クロック合成信号D、分離されたイネーブル信号E、分離されたクロック信号Fの各信号例を図2に示す。
【0020】
このように構成されたインターホン信号伝送システムにおいて、制御機1からインターホン2へインターホンシリアルデータ信号Cを伝送しようとする場合、制御機1は、通信イネーブル信号Eを出力中にインターホンシリアルデータ信号Cと通信クロック信号Bを同期させながら1bitずつ送信し、そのトランジスタTri、Trc、Trdを通信イネーブル信号A、通信クロック信号B、インターホンシリアルデータ信号C(図2)のタイミングで動作させる。この場合、通信イネーブル信号A、通信クロック信号BはそれぞれトランジスタTri、Trcで反転され、抵抗Ri、Rcの抵抗値がRi>Rcであるので、異なるレベルの電圧Ea、Ebとしてイネーブル・クロック合成信号線3上にイネーブル・クロック合成信号Dとして重畳されて送信される。
【0021】
インターホン2において、イネーブル・クロック合成信号線3によって送信されたイネーブル・クロック合成信号Dは、コンパレータCi、Ccに印加されるが、コンパレータCiの基準電圧EaがコンパレータCcの基準電圧Ebよりも大きく設定されている(Ea>Eb)ので、異なる閾値である基準電圧Ea、Ebにより通信イネーブル信号Eと通信クロック信号Fに弁別されて分離される。この場合、コンパレータCiからの分離されたイネーブル信号Eがシリアルパラレル変換器Srのイネーブル端子ENTに入力されてシリアルパラレル変換器Srの動作を有効とし、コンパレータCcからの分離されたクロック信号Fはシリアルパラレル変換器Srのクロック端子CLTに入力され、シリアルパラレル変換器Srの入力端子INTに入力されるインターホンシリアルデータを同期をとりながらシリアルパラレル変換させるよう動作する。
【0022】
このため、制御機1がイネーブル信号Eの出力中に、インターホン2では、分離されたクロック信号Fに同期してインターホンシリアルデータ信号Cのデータ受信が可能となる。
【0023】
制御機1は、インターホンシリアルデータ信号Cのデータ送信が終了すると、イネーブル信号Eの出力を停止させる。
【0024】
このように、このインターホン信号伝送システムでは信号線の数を減らし省線化を図った状態で制御機1がイネーブル信号Eの出力中に、インターホン2において、分離されたクロック信号Fに同期してインターホンシリアルデータ信号Cのデータ受信が可能となる。
【発明の効果】
【0025】
以上の説明から明らかなように、本発明のインターホン信号伝送方式によれば、データ通信のために必要な信号線の本数を減らして省線化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインターホン信号伝送方式によるインターホン信号伝送システムの一実施例を示す図。
【図2】 本発明のインターホン信号伝送方式によるインターホン信号伝送システムにおける各信号を示す図。
【図3】 従来のインターホン信号伝送システムを示す図。
【符号の説明】
A‥‥‥通信イネーブル信号
B‥‥‥通信クロック信号
C‥‥‥インターホンシリアルデータ
1‥‥‥送信側(制御機)
2‥‥‥受信側(インターホン)
3‥‥‥同一線(イネーブル・クロック合成信号線)
Ea、Eb‥‥‥異なるレベル〔異なる閾値(基準電圧)〕
Claims (1)
- 通信イネーブル信号と通信クロック信号を用いてインターホンシリアルデータを送信側から受信側に伝送するにあたり、前記送信側から前記通信イネーブル信号と前記通信クロック信号をそれぞれ異なるレベルで同一線上で送信し、前記通信イネーブル信号を出力中に前記インターホンシリアルデータ信号と前記通信クロック信号を同期させながら送信し、前記受信側において前記通信イネーブル信号と前記通信クロック信号をそれぞれ異なる閾値で弁別して受信することを特徴とするインターホン信号伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21586898A JP3839591B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | インターホン信号伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21586898A JP3839591B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | インターホン信号伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000049953A JP2000049953A (ja) | 2000-02-18 |
JP3839591B2 true JP3839591B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=16679605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21586898A Expired - Lifetime JP3839591B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | インターホン信号伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3839591B2 (ja) |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP21586898A patent/JP3839591B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000049953A (ja) | 2000-02-18 |
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