JP3839278B2 - 電子冷温庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ペルチェ素子(熱電交換素子)を用いて生じた熱エネルギーにより、庫内を保冷または保温し、飲料を冷却または加温保存したり、食品を低温保存したりする電子冷温庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の電子冷温庫を示す正面図である。ここでは内部がわかるように前面の開閉扉を開いた状態で示してある。図において、111は外観が方形の箱状であり、箱の壁が外側の断熱材と内側の伝熱材との二重構造である電子冷温庫である。112は電子冷温庫111の外側の壁を形成する断熱用外箱である。この断熱用外箱112は、例えばABS樹脂内に発泡ポリウレタンを挟み込んだもので形成され、電子冷温庫111の庫内の温度を所定の温度に保持する。113は電子冷温庫111の内側の壁を形成する伝熱用内箱であり、断熱用外箱112の内側に沿って背面113a、天面113b、左側面113c、右側面113d、底面113eの5平面で構成されている。この伝熱用内箱113の材料としては、例えばアルミニウムが用いられる。114は伝熱用内箱113の背面113aの中心付近に密着して取り付けられた、熱交換素子として知られるペルチェ素子である。115は、電子冷温庫111の前面に位置し、断熱用外箱112にヒンジ固定等で回動可能に取り付けられた開閉扉である。
【0003】
この種の電子冷温庫は、一般的に小型軽量であり、種々の用途があることが知られている。温度設定が可能、振動が少ないなどの特性により、ワインの貯蔵にも適しているとして注目されている。
【0004】
次に、動作について説明する。
電子冷温庫111を、飲料や食品等の保存対象物に応じて希望する温度に設定し、冷却運転または加温運転させる。これによりペルチェ素子114は熱エネルギーを生じる。ペルチェ素子114から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱113の5面(113a〜113e)に伝達され、この伝熱用内箱113を介してさらに電子冷温庫111の庫内空気に伝達される。このようにして伝熱用内箱113内すなわち電子冷温庫111内が冷却または加温され、所定の温度に保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子冷温庫は以上のように構成されているので、ペルチェ素子から生じた熱エネルギーを、伝熱用内箱を介して庫内空気に熱伝達する際に、伝熱用内箱の材質、庫内空気の対流の状態等により決定する熱伝達率が小さく、迅速に庫内を冷却または加温することが難しいという課題があった。
【0006】
また、電子冷温庫内に瓶等の容器に入ったものを安定に収納しようとする場合、ある程度の大きさの電子冷温庫であれば、瓶を立てた状態または寝かせた状態のいずれの方法でも収納が可能である。しかし小型であって、瓶を寝かせた状態で庫内に収納するには幅寸法や奥行きが足りない電子冷温庫の場合は、瓶を立てた状態で収納する方法に限られる。ところが、ワインの瓶を保存する場合には、瓶の底を下にして立てた状態で収納するとコルクが乾燥してワインの変質を招く。したがって、瓶を寝かせた状態で収納できない程度に小型の電子冷温庫の場合は、ワインの品質を損なうことなく保存することが難しいという課題があった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、熱電交換素子から得た熱エネルギーを迅速に効率よく庫内空気に熱伝達することが可能な電子冷温庫を得ることを目的とする。
また、この発明は、小型であっても、ワインの品質を損なうことなくワインボトルを安定に収納することが可能な電子冷温庫を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電子冷温庫は、断熱用外箱と、該断熱用外箱内に嵌め込まれた背面、天面、左側面、右側面、底面を有するアルミニウムを用いた伝熱用内箱と、該伝熱用内箱の背面に密着して取り付けられた熱電交換素子と、上記断熱用外箱の前面に回動可能に取り付けられた開閉扉とを備え、上記熱電交換素子からの熱エネルギーを、上記伝熱用内箱を介して上記伝熱用内箱内の空気に伝達し、上記伝熱用内箱内を所定の温度に保持するワインボトルを寝かせた状態で庫内に収納するには幅寸法や奥行きが足りない小型の電子冷温庫であって、上記伝熱用内箱内に、ワインボトルの頭部が挿入される円形孔と、該円形孔の周囲に設けられた軟質ゴムと、両端が同一方向に屈曲しワインボトルの頭部の長さより長く設けた足とを有する、ワインボトルのコルクを乾燥させずにワインボトルを倒立した状態で支持するための瓶支持用板を、着脱可能に備えたものである。
この発明に係る電子冷温庫は、瓶支持用板の材料が伝熱用内箱と同じくアルミニウムであるものである。
【0009】
この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱の、熱電交換素子が取り付けられた部分および底面を除く面が凹凸に加工されたものである。
【0010】
この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱の凹凸に加工された面を、波形に加工された面としたものである。
【0011】
この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱の凹凸に加工された面を、エンボス加工された面としたものである。
【0012】
この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱の凹凸に加工された面を、サンドブラスト加工された面としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による電子冷温庫の構成を示す正面図である。ここでは内部がわかるように前面の開閉扉を開いた状態で示してある。図において、1は外観が方形の箱状であり、箱の壁が外側の断熱材と内側の伝熱材との二重構造である電子冷温庫である。2は電子冷温庫1の外側の壁を形成する断熱用外箱である。この断熱用外箱2は、例えばABS樹脂内に発泡ポリウレタンを挟み込んだもので形成され、電子冷温庫1の庫内の温度を所定の温度に保持する。3は電子冷温庫1の内側の壁を形成する伝熱用内箱であり、断熱用外箱2の内側に沿って背面3a、天面3b、左側面3c、右側面3d、底面3eの5平面で構成されている。この伝熱用内箱3の材料としては、例えばアルミニウムが用いられる。4は、伝熱用内箱3の背面3aの中心付近に密着して取り付けられたペルチェ素子(熱電交換素子)である。5は、電子冷温庫1の前面に位置し、断熱用外箱2にヒンジ固定等で回動可能に取り付けられた開閉扉である。この実施の形態では、伝熱用内箱3の5平面(3a〜3e)のうち、ペルチェ素子4が密着して取り付けられた部分および底面3eを除く面を凹凸に加工してある。ここでは凹凸の加工を波形の加工としている。加工の方法としては、例えば絞り加工等が考えられる。波形の大きさは、例えば波の断面の径がR2〜R5程度となるようにする。
【0016】
次に動作について説明する。
電子冷温庫1を、飲料や食品等の保存対象物に応じて希望する温度に設定し、冷却運転または加温運転させる。これによりペルチェ素子4は熱エネルギーを生じる。ペルチェ素子4から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱3の5面(3a〜3e)に伝達され、この伝熱用内箱3を介してさらに電子冷温庫1の庫内空気に伝達される。このとき、波形(凹凸)に加工された面の表面付近の空気は乱流となって庫内に伝達される。
このようにして伝熱用内箱3内すなわち電子冷温庫1内が冷却または加温され、所定の温度に保持される。
【0017】
以上のように、この実施の形態1によれば、伝熱用内箱3の一部が凹凸に加工された面からなる。このため、伝熱用内箱3の表面積すなわち熱伝達面積が増大する。また、この凹凸により伝熱用内箱3表面付近の空気の流れが乱流となる。このため、伝熱用内箱3から庫内空気へ熱エネルギーを迅速に伝達することができ、したがって熱伝達率が高くなる。その結果、ペルチェ素子4より発生した熱エネルギーを、庫内空気に迅速に伝達する効果が得られる。
【0018】
また、この実施の形態1によれば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面とした。このため、底面3eには凹凸がなく滑らかであり、保存対象物を安定な状態で保存することができ、また保存対象物と伝熱用内箱3表面との接触面積が低下することがない。
この結果、効率よく熱伝達性を向上させることができるという効果が得られる。
【0019】
また、この実施の形態1によれば、凹凸に加工された面を波形に加工された面としたので、容易な加工方法により凹凸を形成することができるという効果が得られる。
【0020】
なお、ここでは電子冷温庫1の庫内に棚板を設けていない場合について説明したが、側面3c、3dに棚用の溝を設け、着脱可能な棚を複数枚取り付けられるようにしてもよい。この場合、棚を伝熱用内箱3と同材料あるいは熱伝達率の高い材料のものとすると、熱伝達面積がより多くなり、熱伝達率をさらに高くすることができる。また、保存対象物を例えば350mlの缶に限定する場合、缶の側面に合わせた形状の複数の溝を形成してある棚板を用いてもよい。この場合、棚の材料を伝熱用内箱と同材料、あるいは熱伝達率の高い材料とすると、缶を寝かせた状態で、缶側面の下半分程度を棚すなわち伝熱材料に密着させて置くことができるので、より高い熱伝達率を得ることができる。
【0021】
実施の形態2.
次に、実施の形態2について、便宜的に図1を用いて説明をする。構成は実施の形態1と同様であるが、ここでは、電子冷温庫1の伝熱用内箱3の凹凸に加工された面を、エンボス加工された面とする。エンボス加工は金型を用いて熱と圧力により基材に型を付与する方法であり、工程が少なく短時間で加工することが可能である。動作は実施の形態1と同様である。
【0022】
以上のように、この実施の形態2によれば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面とし、この面をエンボス加工された面とした。このため、実施の形態1と同様に、効率よく熱伝達率を向上させることができるという効果が得られ、さらに凹凸面を簡易な工程で形成することができるという効果が得られる。
【0023】
実施の形態3.
次に、実施の形態3について、便宜的に図1を用いて説明する。構成は実施の形態1と同様であるが、ここでは、電子冷温庫1の伝熱用内箱3の凹凸に加工された面を、サンドブラスト加工された面とする。サンドブラスト加工は微細粒子を吹き付けることにより基材表面を加工する方法であるが、型を必要としないため、仕上げ面の粗さ、すなわち凹凸の大きさを調整する等の自由度が高くなる。動作は実施の形態1と同様である。
【0024】
以上のように、この実施の形態3によれば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面とし、この面をサンドブラスト加工された面とした。このため、実施の形態1と同様に、効率よく熱伝達率を向上させることができるという効果が得られ、さらに凹凸の大きさを容易に調節することができるという効果が得られる。
【0025】
実施の形態4.
図2はこの発明の実施の形態4による電子冷温庫の構成を示す正面図である。ここでは内部がわかるように前面の開閉扉を開いた状態で示してある。図において、11は外観が方形の箱状であり、箱の壁が外側の断熱材と内側の伝熱材との二重構造である電子冷温庫である。16は、伝熱用内箱3内に着脱可能に設けられた、瓶を倒立した状態で支持するための瓶支持用板である。瓶支持用板16は、瓶の頭部が挿入されるブッシュ(円形孔)16aと、ブッシュ16aの円周に設けられた軟質ゴム16bとを有し、両端が同一方向に90°屈曲したコの字型の外観をしている。両端は瓶支持用板の足として機能し、足の長さは一般的な瓶の頭部の長さよりも長く設けてある。このブッシュ16aに、ワインボトル(瓶)17の頭部を差し込み、ワインボトル17を倒立した状態で支持する。軟質ゴム16bとして、例えばNBR(ニトリルゴム)、SBR(スチレンゴム)等を用いる。軟質ゴムを用いることによりブッシュ16aの内径にある程度の寸法的な余裕度を持たせると同時に、ワインボトル17のフィット感を良好にし、安定な状態での収納を可能にする。また、この実施の形態では、瓶支持用板16を伝熱用内箱13と同一材料とする。ここでは、例えばアルミニウムとする。その他の構成要素は図1で同一符号を付したものと同等であるため、その詳細な説明は省略する。
【0026】
次に動作について説明する。
電子冷温庫11をワインの保存に適した温度に設定し、冷却運転させる。これによりペルチェ素子4は熱エネルギーを生じる。ペルチェ素子4から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱3の5面(3a〜3e)に伝達される。また、ここでは瓶支持用板16が伝熱用内箱3と同一材料の伝熱性材料のため、瓶支持用板16にも熱エネルギーが伝達される。この熱エネルギーが伝熱用内箱3および瓶支持用板16を介してさらに電子冷温庫11の庫内空気に伝達される。このとき、波形(凹凸)に加工された面の表面付近の空気は乱流となって庫内に伝達される。このようにして伝熱用内箱3内すなわち電子冷温庫11内が冷却され、所定の温度に保持される。
【0027】
以上のように、この実施の形態4によれば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面とし、この面を波形に加工された面としたので、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0028】
また、この実施の形態4によれば、伝熱用内箱3内に、瓶の頭部が挿入されるブッシュ16aと、このブッシュ16aの円周に設けられた軟質ゴム16bとを有する、瓶を倒立した状態で支持するための瓶支持用板16を、着脱可能に備えた。したがって、小型の電子冷温庫であっても、ワインの品質を損なうことなく、しかも安定な状態で保存することができるという効果が得られる。
【0029】
また、この実施の形態4によれば、瓶支持用板16を伝熱用内箱3と同一材料としたため、ペルチェ素子4より発生した熱エネルギーを庫内空気に伝達する伝熱面積がさらに増大し、熱伝達率をより高くすることができるという効果が得られる。
なお、ここではワインボトル17の保存、収納を例としたが、その他の瓶の保存も可能である。
【0030】
実施の形態5.
次に、実施の形態5について便宜的に図2を用いて説明する。この実施の形態では、伝熱用内箱の5平面(天面、背面、右側面、左側面、底面)は加工しない滑らかな面であるものとする。したがって伝熱用内箱および電子冷温庫は、符号を付さずに説明する。その他の構成要素はすべて実施の形態4と同等であるため、その詳細な説明は省略する。
【0031】
次に動作について説明する。
電子冷温庫をワインの保存に適した温度に設定し、冷却運転させる。これによりペルチェ素子4は熱エネルギーを生じる。ペルチェ素子4から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱3の5平面(天面、背面、右側面、左側面、底面)に伝達される。また、ここでは瓶支持用板16が伝熱用内箱と同一材料の伝熱性材料のため、瓶支持用板16にも熱エネルギーが伝達される。この熱エネルギーが伝熱用内箱および瓶支持用板16を介してさらに電子冷温庫11の庫内空気に伝達される。このようにして伝熱用内箱3内すなわち電子冷温庫11内が冷却され、所定の温度に保持される。
【0032】
以上のように、この実施の形態5によれば、伝熱用内箱3内に、瓶の頭部が挿入されるブッシュ16aと、このブッシュ16aの円周に設けられた軟質ゴム16bとを有する、瓶を倒立した状態で支持するための瓶支持用板16を、着脱可能に備えた。したがって、小型の電子冷温庫であっても、ワインの品質を損なうことなく、しかも安定な状態で保存することができるという効果が得られる。
また、この実施の形態5によれば、瓶支持用板16を伝熱用内箱3と同一材料としたため、ペルチェ素子4より発生した熱エネルギーを庫内空気に伝達する伝熱面積がさらに増大し、熱伝達率をより高くすることができるという効果が得られる。
なお、ここではワインボトル17の保存、収納を例としたが、その他の瓶の保存も可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、断熱用外箱と、断熱用外箱内に嵌め込まれた背面、天面、左側面、右側面、底面を有するアルミニウムを用いた伝熱用内箱と、伝熱用内箱の背面に密着して取り付けられた熱電交換素子と、断熱用外箱の前面に回動可能に固定された開閉扉とを備え、上記熱電交換素子からの熱エネルギーを、上記伝熱用内箱を介して上記伝熱用内箱内の空気に伝達し、上記伝熱用内箱内を所定の温度に保持するワインボトルを寝かせた状態で庫内に収納するには幅寸法や奥行きが足りない小型の電子冷温庫であって、上記伝熱用内箱内に、ワインボトルの頭部が挿入される円形孔と、該円形孔の周囲に設けられた軟質ゴムと、両端が同一方向に屈曲しワインボトルの頭部の長さより長く設けた足とを有する、ワインボトルのコルクを乾燥させずにワインボトルを倒立した状態で支持するための瓶支持用板を、着脱可能に備えたのでワインを寝かせた状態にしなくても、コルクを乾燥させずに保存しておくことが可能となる。したがって、小型であっても、ワインの品質を損なうことなく、しかも安定な状態で保存することが可能な電子冷温庫を得られる効果がある。
【0034】
この発明によれば、伝熱用内箱の、熱電交換素子が取り付けられた部分および底面を除く面を凹凸に加工された面とするように電子冷温庫を構成したので、伝熱用内箱の表面積すなわち熱伝達面積が増大し、伝熱用内箱表面付近の空気の流れが乱流となる上に、底面が滑らかであるために保存物の安定性もよく、また保存物と伝熱用内箱表面との接触面積が低下することがない。したがって、効率よく熱伝達性を向上させることができる電子冷温庫が得られる効果がある。
【0035】
この発明によれば、伝熱用内箱の凹凸に加工された面を、波形に加工された面とするように電子冷温庫を構成したので、容易な加工方法により凹凸を形成することができるという効果がある。
【0036】
この発明によれば、伝熱用内箱の凹凸に加工された面を、エンボス加工された面とするように電子冷温庫を構成したので、凹凸面を簡易な工程で形成することができるという効果がある。
【0037】
この発明によれば、伝熱用内箱の凹凸に加工された面を、サンドブラスト加工された面とするように電子冷温庫を構成したので、凹凸の大きさを容易に調節することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子冷温庫の構成を示す正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態4による電子冷温庫の構成を示す正面図である。
【図3】 従来の電子冷温庫の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1,11 電子冷温庫、2 断熱用外箱、3 伝熱用内箱、3a 背面、3b天面、3c 左側面、3d 右側面、3e 底面、4 ペルチェ素子(熱電交換素子)、5 開閉扉、16 瓶支持用板、16a ブッシュ(円形孔)、16b 軟質ゴム、17 ワインボトル(瓶)。

Claims (6)

  1. 断熱用外箱と、該断熱用外箱内に嵌め込まれた背面、天面、左側面、右側面、底面を有するアルミニウムを用いた伝熱用内箱と、該伝熱用内箱の背面に密着して取り付けられた熱電交換素子と、上記断熱用外箱の前面に回動可能に取り付けられた開閉扉とを備え、上記熱電交換素子からの熱エネルギーを、上記伝熱用内箱を介して上記伝熱用内箱内の空気に伝達し、上記伝熱用内箱内を所定の温度に保持するワインボトルを寝かせた状態で庫内に収納するには幅寸法や奥行きが足りない小型の電子冷温庫であって、上記伝熱用内箱内に、ワインボトルの頭部が挿入される円形孔と、該円形孔の周囲に設けられた軟質ゴムと、両端が同一方向に屈曲しワインボトルの頭部の長さより長く設けた足とを有する、ワインボトルのコルクを乾燥させずにワインボトルを倒立した状態で支持するための瓶支持用板を、着脱可能に備えたことを特徴とする電子冷温庫。
  2. 瓶支持用板の材料が伝熱用内箱と同じくアルミニウムであることを特徴とする請求項1記載の電子冷温庫。
  3. 伝熱用内箱の、熱電交換素子が取り付けられた部分および底面を除く面が凹凸に加工された面であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子冷温庫。
  4. 伝熱用内箱の凹凸に加工された面は、波形に加工された面であることを特徴とする請求項記載の電子冷温庫。
  5. 伝熱用内箱の凹凸に加工された面は、エンボス加工された面であることを特徴とする請求項記載の電子冷温庫。
  6. 伝熱用内箱の凹凸に加工された面は、サンドブラスト加工された面であることを特徴とする請求項記載の電子冷温庫。
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