JP2002372356A - 電子冷温庫 - Google Patents

電子冷温庫

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JP2002372356A JP2001183688A JP2001183688A JP2002372356A JP 2002372356 A JP2002372356 A JP 2002372356A JP 2001183688 A JP2001183688 A JP 2001183688A JP 2001183688 A JP2001183688 A JP 2001183688A JP 2002372356 A JP2002372356 A JP 2002372356A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 庫内を迅速に冷却または加温することが難し
いという課題や、ワインの品質を損なうことなく保存す
ることが難しいという課題があった。 【解決手段】 断熱用外箱2と、断熱用外箱2内に嵌め
込まれた伝熱用内箱3と、伝熱用内箱3の背面3aに密
着して取り付けられた熱電交換素子4と、断熱用外箱2
に回動可能に固定された開閉扉5とを備え、伝熱用内箱
3の少なくとも一部が凹凸に加工された面とする。ま
た、さらに伝熱用内箱3内に、瓶の頭部が挿入されるブ
ッシュ16aと、ブッシュ16aの円周に設けられた軟
質ゴム16bとを有する、瓶を倒立した状態で支持する
ための瓶支持用板16を、着脱可能に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペルチェ素子
(熱電交換素子)を用いて生じた熱エネルギーにより、
庫内を保冷または保温し、飲料を冷却または加温保存し
たり、食品を低温保存したりする電子冷温庫に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電子冷温庫を示す正面図で
ある。ここでは内部がわかるように前面の開閉扉を開い
た状態で示してある。図において、111は外観が方形
の箱状であり、箱の壁が外側の断熱材と内側の伝熱材と
の二重構造である電子冷温庫である。112は電子冷温
庫111の外側の壁を形成する断熱用外箱である。この
断熱用外箱112は、例えばABS樹脂内に発泡ポリウ
レタンを挟み込んだもので形成され、電子冷温庫111
の庫内の温度を所定の温度に保持する。113は電子冷
温庫111の内側の壁を形成する伝熱用内箱であり、断
熱用外箱112の内側に沿って背面113a、天面11
3b、左側面113c、右側面113d、底面113e
の5平面で構成されている。この伝熱用内箱113の材
料としては、例えばアルミニウムが用いられる。114
は伝熱用内箱113の背面113aの中心付近に密着し
て取り付けられた、熱交換素子として知られるペルチェ
素子である。115は、電子冷温庫111の前面に位置
し、断熱用外箱112にヒンジ固定等で回動可能に取り
付けられた開閉扉である。
【0003】この種の電子冷温庫は、一般的に小型軽量
であり、種々の用途があることが知られている。温度設
定が可能、振動が少ないなどの特性により、ワインの貯蔵
にも適しているとして注目されている。
【0004】次に、動作について説明する。電子冷温庫
111を、飲料や食品等の保存対象物に応じて希望する
温度に設定し、冷却運転または加温運転させる。これに
よりペルチェ素子114は熱エネルギーを生じる。ペル
チェ素子114から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱
113の5面(113a〜113e)に伝達され、この
伝熱用内箱113を介してさらに電子冷温庫111の庫
内空気に伝達される。このようにして伝熱用内箱113
内すなわち電子冷温庫111内が冷却または加温され、
所定の温度に保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子冷温庫は以
上のように構成されているので、ペルチェ素子から生じ
た熱エネルギーを、伝熱用内箱を介して庫内空気に熱伝
達する際に、伝熱用内箱の材質、庫内空気の対流の状態
等により決定する熱伝達率が小さく、迅速に庫内を冷却
または加温することが難しいという課題があった。
【0006】また、電子冷温庫内に瓶等の容器に入った
ものを安定に収納しようとする場合、ある程度の大きさ
の電子冷温庫であれば、瓶を立てた状態または寝かせた
状態のいずれの方法でも収納が可能である。しかし小型
であって、瓶を寝かせた状態で庫内に収納するには幅寸
法や奥行きが足りない電子冷温庫の場合は、瓶を立てた
状態で収納する方法に限られる。ところが、ワインの瓶
を保存する場合には、瓶の底を下にして立てた状態で収
納するとコルクが乾燥してワインの変質を招く。したが
って、瓶を寝かせた状態で収納できない程度に小型の電
子冷温庫の場合は、ワインの品質を損なうことなく保存
することが難しいという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、熱電交換素子から得た熱エネルギ
ーを迅速に効率よく庫内空気に熱伝達することが可能な
電子冷温庫を得ることを目的とする。また、この発明
は、小型であっても、ワインの品質を損なうことなくワ
インボトルを安定に収納することが可能な電子冷温庫を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子冷温
庫は、断熱用外箱と、断熱用外箱内に嵌め込まれた伝熱
用内箱と、伝熱用内箱の背面に密着して取り付けられた
熱電交換素子と、断熱用外箱に回動可能に取り付けられ
た開閉扉とを備え、伝熱用内箱の少なくとも一部が凹凸
に加工された面からなるものである。
【0009】この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱
の、熱電交換素子が取り付けられた部分および底面を除
く面が凹凸に加工されたものである。
【0010】この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱
の凹凸に加工された面を、波形に加工された面としたも
のである。
【0011】この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱
の凹凸に加工された面を、エンボス加工された面とした
ものである。
【0012】この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱
の凹凸に加工された面を、サンドブラスト加工された面
としたものである。
【0013】この発明に係る電子冷温庫は、伝熱用内箱
内に、瓶の頭部が挿入される円形孔と、円形孔の円周に
設けられた軟質ゴムとを有する、瓶を倒立した状態で支
持するための瓶支持用板を、着脱可能に備えたものであ
る。
【0014】この発明に係る電子冷蔵庫は、断熱用外箱
と、断熱用外箱内に嵌め込まれた伝熱用内箱と、伝熱用
内箱の背面に密着して取り付けられた熱電交換素子と、
断熱用外箱に回動可能に取り付けられた開閉扉とを備
え、さらに伝熱用内箱内に、瓶の頭部が挿入される円形
孔と、円形孔の円周に設けられた軟質ゴムとを有する、
瓶を倒立した状態で支持するための瓶支持用板を、着脱
可能に備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
子冷温庫の構成を示す正面図である。ここでは内部がわ
かるように前面の開閉扉を開いた状態で示してある。図
において、1は外観が方形の箱状であり、箱の壁が外側
の断熱材と内側の伝熱材との二重構造である電子冷温庫
である。2は電子冷温庫1の外側の壁を形成する断熱用
外箱である。この断熱用外箱2は、例えばABS樹脂内
に発泡ポリウレタンを挟み込んだもので形成され、電子
冷温庫1の庫内の温度を所定の温度に保持する。3は電
子冷温庫1の内側の壁を形成する伝熱用内箱であり、断
熱用外箱2の内側に沿って背面3a、天面3b、左側面
3c、右側面3d、底面3eの5平面で構成されてい
る。この伝熱用内箱3の材料としては、例えばアルミニ
ウムが用いられる。4は、伝熱用内箱3の背面3aの中
心付近に密着して取り付けられたペルチェ素子(熱電交
換素子)である。5は、電子冷温庫1の前面に位置し、
断熱用外箱2にヒンジ固定等で回動可能に取り付けられ
た開閉扉である。この実施の形態では、伝熱用内箱3の
5平面(3a〜3e)のうち、ペルチェ素子4が密着し
て取り付けられた部分および底面3eを除く面を凹凸に
加工してある。ここでは凹凸の加工を波形の加工として
いる。加工の方法としては、例えば絞り加工等が考えら
れる。波形の大きさは、例えば波の断面の径がR2〜R
5程度となるようにする。
【0016】次に動作について説明する。電子冷温庫1
を、飲料や食品等の保存対象物に応じて希望する温度に
設定し、冷却運転または加温運転させる。これによりペ
ルチェ素子4は熱エネルギーを生じる。ペルチェ素子4
から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱3の5面(3a
〜3e)に伝達され、この伝熱用内箱3を介してさらに
電子冷温庫1の庫内空気に伝達される。このとき、波形
(凹凸)に加工された面の表面付近の空気は乱流となっ
て庫内に伝達される。このようにして伝熱用内箱3内す
なわち電子冷温庫1内が冷却または加温され、所定の温
度に保持される。
【0017】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、伝熱用内箱3の一部が凹凸に加工された面からな
る。このため、伝熱用内箱3の表面積すなわち熱伝達面
積が増大する。また、この凹凸により伝熱用内箱3表面
付近の空気の流れが乱流となる。このため、伝熱用内箱
3から庫内空気へ熱エネルギーを迅速に伝達することが
でき、したがって熱伝達率が高くなる。その結果、ペル
チェ素子4より発生した熱エネルギーを、庫内空気に迅
速に伝達する効果が得られる。
【0018】また、この実施の形態1によれば、伝熱用
内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた部分および
底面3eを除く面を凹凸に加工された面とした。このた
め、底面3eには凹凸がなく滑らかであり、保存対象物
を安定な状態で保存することができ、また保存対象物と
伝熱用内箱3表面との接触面積が低下することがない。
この結果、効率よく熱伝達性を向上させることができる
という効果が得られる。
【0019】また、この実施の形態1によれば、凹凸に
加工された面を波形に加工された面としたので、容易な
加工方法により凹凸を形成することができるという効果
が得られる。
【0020】なお、ここでは電子冷温庫1の庫内に棚板
を設けていない場合について説明したが、側面3c、3
dに棚用の溝を設け、着脱可能な棚を複数枚取り付けら
れるようにしてもよい。この場合、棚を伝熱用内箱3と
同材料あるいは熱伝達率の高い材料のものとすると、熱
伝達面積がより多くなり、熱伝達率をさらに高くするこ
とができる。また、保存対象物を例えば350mlの缶
に限定する場合、缶の側面に合わせた形状の複数の溝を
形成してある棚板を用いてもよい。この場合、棚の材料
を伝熱用内箱と同材料、あるいは熱伝達率の高い材料と
すると、缶を寝かせた状態で、缶側面の下半分程度を棚
すなわち伝熱材料に密着させて置くことができるので、
より高い熱伝達率を得ることができる。
【0021】実施の形態2.次に、実施の形態2につい
て、便宜的に図1を用いて説明をする。構成は実施の形
態1と同様であるが、ここでは、電子冷温庫1の伝熱用
内箱3の凹凸に加工された面を、エンボス加工された面
とする。エンボス加工は金型を用いて熱と圧力により基
材に型を付与する方法であり、工程が少なく短時間で加
工することが可能である。動作は実施の形態1と同様で
ある。
【0022】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた
部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面と
し、この面をエンボス加工された面とした。このため、
実施の形態1と同様に、効率よく熱伝達率を向上させる
ことができるという効果が得られ、さらに凹凸面を簡易
な工程で形成することができるという効果が得られる。
【0023】実施の形態3.次に、実施の形態3につい
て、便宜的に図1を用いて説明する。構成は実施の形態
1と同様であるが、ここでは、電子冷温庫1の伝熱用内
箱3の凹凸に加工された面を、サンドブラスト加工され
た面とする。サンドブラスト加工は微細粒子を吹き付け
ることにより基材表面を加工する方法であるが、型を必
要としないため、仕上げ面の粗さ、すなわち凹凸の大き
さを調整する等の自由度が高くなる。動作は実施の形態
1と同様である。
【0024】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた
部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面と
し、この面をサンドブラスト加工された面とした。この
ため、実施の形態1と同様に、効率よく熱伝達率を向上
させることができるという効果が得られ、さらに凹凸の
大きさを容易に調節することができるという効果が得ら
れる。
【0025】実施の形態4.図2はこの発明の実施の形
態4による電子冷温庫の構成を示す正面図である。ここ
では内部がわかるように前面の開閉扉を開いた状態で示
してある。図において、11は外観が方形の箱状であ
り、箱の壁が外側の断熱材と内側の伝熱材との二重構造
である電子冷温庫である。16は、伝熱用内箱3内に着
脱可能に設けられた、瓶を倒立した状態で支持するため
の瓶支持用板である。瓶支持用板16は、瓶の頭部が挿
入されるブッシュ(円形孔)16aと、ブッシュ16a
の円周に設けられた軟質ゴム16bとを有し、両端が同
一方向に90°屈曲したコの字型の外観をしている。両
端は瓶支持用板の足として機能し、足の長さは一般的な
瓶の頭部の長さよりも長く設けてある。このブッシュ1
6aに、ワインボトル(瓶)17の頭部を差し込み、ワ
インボトル17を倒立した状態で支持する。軟質ゴム1
6bとして、例えばNBR(ニトリルゴム)、SBR
(スチレンゴム)等を用いる。軟質ゴムを用いることに
よりブッシュ16aの内径にある程度の寸法的な余裕度
を持たせると同時に、ワインボトル17のフィット感を
良好にし、安定な状態での収納を可能にする。また、こ
の実施の形態では、瓶支持用板16を伝熱用内箱13と
同一材料とする。ここでは、例えばアルミニウムとす
る。その他の構成要素は図1で同一符号を付したものと
同等であるため、その詳細な説明は省略する。
【0026】次に動作について説明する。電子冷温庫1
1をワインの保存に適した温度に設定し、冷却運転させ
る。これによりペルチェ素子4は熱エネルギーを生じ
る。ペルチェ素子4から発生した熱エネルギーが伝熱用
内箱3の5面(3a〜3e)に伝達される。また、ここ
では瓶支持用板16が伝熱用内箱3と同一材料の伝熱性
材料のため、瓶支持用板16にも熱エネルギーが伝達さ
れる。この熱エネルギーが伝熱用内箱3および瓶支持用
板16を介してさらに電子冷温庫11の庫内空気に伝達
される。このとき、波形(凹凸)に加工された面の表面
付近の空気は乱流となって庫内に伝達される。このよう
にして伝熱用内箱3内すなわち電子冷温庫11内が冷却
され、所定の温度に保持される。
【0027】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、伝熱用内箱3の、ペルチェ素子4が取り付けられた
部分および底面3eを除く面を凹凸に加工された面と
し、この面を波形に加工された面としたので、実施の形
態1と同様の効果が得られる。
【0028】また、この実施の形態4によれば、伝熱用
内箱3内に、瓶の頭部が挿入されるブッシュ16aと、
このブッシュ16aの円周に設けられた軟質ゴム16b
とを有する、瓶を倒立した状態で支持するための瓶支持
用板16を、着脱可能に備えた。したがって、小型の電
子冷温庫であっても、ワインの品質を損なうことなく、
しかも安定な状態で保存することができるという効果が
得られる。
【0029】また、この実施の形態4によれば、瓶支持
用板16を伝熱用内箱3と同一材料としたため、ペルチ
ェ素子4より発生した熱エネルギーを庫内空気に伝達す
る伝熱面積がさらに増大し、熱伝達率をより高くするこ
とができるという効果が得られる。なお、ここではワイ
ンボトル17の保存、収納を例としたが、その他の瓶の
保存も可能である。
【0030】実施の形態5.次に、実施の形態5につい
て便宜的に図2を用いて説明する。この実施の形態で
は、伝熱用内箱の5平面(天面、背面、右側面、左側面、
底面)は加工しない滑らかな面であるものとする。した
がって伝熱用内箱および電子冷温庫は、符号を付さずに
説明する。その他の構成要素はすべて実施の形態4と同
等であるため、その詳細な説明は省略する。
【0031】次に動作について説明する。電子冷温庫を
ワインの保存に適した温度に設定し、冷却運転させる。
これによりペルチェ素子4は熱エネルギーを生じる。ペ
ルチェ素子4から発生した熱エネルギーが伝熱用内箱3
の5平面(天面、背面、右側面、左側面、底面)に伝達さ
れる。また、ここでは瓶支持用板16が伝熱用内箱と同
一材料の伝熱性材料のため、瓶支持用板16にも熱エネ
ルギーが伝達される。この熱エネルギーが伝熱用内箱お
よび瓶支持用板16を介してさらに電子冷温庫11の庫
内空気に伝達される。このようにして伝熱用内箱3内す
なわち電子冷温庫11内が冷却され、所定の温度に保持
される。
【0032】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、伝熱用内箱3内に、瓶の頭部が挿入されるブッシュ
16aと、このブッシュ16aの円周に設けられた軟質
ゴム16bとを有する、瓶を倒立した状態で支持するた
めの瓶支持用板16を、着脱可能に備えた。したがっ
て、小型の電子冷温庫であっても、ワインの品質を損な
うことなく、しかも安定な状態で保存することができる
という効果が得られる。また、この実施の形態5によれ
ば、瓶支持用板16を伝熱用内箱3と同一材料としたた
め、ペルチェ素子4より発生した熱エネルギーを庫内空
気に伝達する伝熱面積がさらに増大し、熱伝達率をより
高くすることができるという効果が得られる。なお、こ
こではワインボトル17の保存、収納を例としたが、そ
の他の瓶の保存も可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、断熱
用外箱と、断熱用外箱内に嵌め込まれた伝熱用内箱と、
伝熱用内箱の背面に密着して取り付けられた熱電交換素
子と、断熱用外箱に回動可能に固定された開閉扉とを備
え、伝熱用内箱の少なくとも一部が凹凸に加工された面
からなるように電子冷温庫を構成したので、伝熱用内箱
の表面の面積すなわち熱伝達面積が増大する。また、凹
凸により伝熱用内箱表面付近の空気の流れが乱流とな
り、熱伝達率を高くすることが可能である。このため、
熱電交換素子より発生した熱エネルギーを、庫内空気に
迅速に伝達することができる。したがって、迅速に効率
よく冷却または加温をすることが可能な電子冷温庫を得
られる効果がある。
【0034】この発明によれば、伝熱用内箱の、熱電交
換素子が取り付けられた部分および底面を除く面を凹凸
に加工された面とするように電子冷温庫を構成したの
で、伝熱用内箱の表面積すなわち熱伝達面積が増大し、
伝熱用内箱表面付近の空気の流れが乱流となる上に、底
面が滑らかであるために保存物の安定性もよく、また保
存物と伝熱用内箱表面との接触面積が低下することがな
い。したがって、効率よく熱伝達性を向上させることが
できる電子冷温庫が得られる効果がある。
【0035】この発明によれば、伝熱用内箱の凹凸に加
工された面を、波形に加工された面とするように電子冷
温庫を構成したので、容易な加工方法により凹凸を形成
することができるという効果がある。
【0036】この発明によれば、伝熱用内箱の凹凸に加
工された面を、エンボス加工された面とするように電子
冷温庫を構成したので、凹凸面を簡易な工程で形成する
ことができるという効果がある。
【0037】この発明によれば、伝熱用内箱の凹凸に加
工された面を、サンドブラスト加工された面とするよう
に電子冷温庫を構成したので、凹凸の大きさを容易に調
節することができるという効果がある。
【0038】この発明によれば、伝熱用内箱内に、瓶の
頭部が挿入される円形孔と、円形孔の円周に設けられた
軟質ゴムとを有する、瓶を倒立した状態で支持するため
の瓶支持用板を、着脱可能に備えて電子冷温庫を構成し
たので、ワインを寝かせた状態にしなくても、コルクを
乾燥させずに保存しておくことが可能となる。したがっ
て、小型であっても、ワインの品質を損なうことなく、
しかも安定な状態で保存することが可能な電子冷温庫が
得られる効果がある。
【0039】この発明によれば、断熱用外箱と、断熱用
外箱内に嵌め込まれた伝熱用内箱と、伝熱用内箱の背面
に密着して取り付けられた熱電交換素子と、断熱用外箱
に回動可能に取り付けられた開閉扉とを備え、さらに伝
熱用内箱内に、瓶の頭部が挿入される円形孔と、円形孔
の円周に設けられた軟質ゴムとを有する、瓶を倒立した
状態で支持するための瓶支持用板を、着脱可能に備えて
電子冷温庫を構成したので、ワインを寝かせた状態にし
なくても、コルクを乾燥させずに保存しておくことが可
能となる。したがって、小型であっても、ワインの品質
を損なうことなく、しかも安定な状態で保存することが
可能な電子冷温庫が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子冷温庫の
構成を示す正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態4による電子冷温庫の
構成を示す正面図である。
【図3】 従来の電子冷温庫の構成を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1,11 電子冷温庫、2 断熱用外箱、3 伝熱用内
箱、3a 背面、3b天面、3c 左側面、3d 右側
面、3e 底面、4 ペルチェ素子(熱電交換素子)、
5 開閉扉、16 瓶支持用板、16a ブッシュ(円
形孔)、16b 軟質ゴム、17 ワインボトル
(瓶)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱用外箱と、該断熱用外箱内に嵌め込
    まれた伝熱用内箱と、該伝熱用内箱の背面に密着して取
    り付けられた熱電交換素子と、上記断熱用外箱に回動可
    能に取り付けられた開閉扉とを備え、上記熱電交換素子
    からの熱エネルギーを、上記伝熱用内箱を介して上記伝
    熱用内箱内の空気に伝達し、上記伝熱用内箱内を所定の
    温度に保持する電子冷温庫において、 上記伝熱用内箱の少なくとも一部が凹凸に加工された面
    からなることを特徴とする電子冷温庫。
  2. 【請求項2】 伝熱用内箱の、熱電交換素子が取り付け
    られた部分および底面を除く面が凹凸に加工された面で
    あることを特徴とする請求項1記載の電子冷温庫。
  3. 【請求項3】 伝熱用内箱の凹凸に加工された面は、波
    形に加工された面であることを特徴とする請求項1記載
    の電子冷温庫。
  4. 【請求項4】 伝熱用内箱の凹凸に加工された面は、エ
    ンボス加工された面であることを特徴とする請求項1記
    載の電子冷温庫。
  5. 【請求項5】 伝熱用内箱の凹凸に加工された面は、サ
    ンドブラスト加工された面であることを特徴とする請求
    項1記載の電子冷温庫。
  6. 【請求項6】 伝熱用内箱内に、瓶の頭部が挿入される
    円形孔と、該円形孔の円周に設けられた軟質ゴムとを有
    する、該瓶を倒立した状態で支持するための瓶支持用板
    を、着脱可能に備えたことを特徴とする請求項1記載の
    電子冷温庫。
  7. 【請求項7】 断熱用外箱と、該断熱用外箱内に嵌め込
    まれた伝熱用内箱と、該伝熱用内箱の背面に密着して取
    り付けられた熱電交換素子と、上記断熱用外箱に回動可
    能に取り付けられた開閉扉とを備え、上記熱電交換素子
    からの熱エネルギーを、上記伝熱用内箱を介して上記伝
    熱用内箱内の空気に伝達し、上記伝熱用内箱内を所定の
    温度に保持する電子冷温庫において、 上記伝熱用内箱内に、瓶の頭部が挿入される円形孔と、
    該円形孔の円周に設けられた軟質ゴムとを有する、該瓶
    を倒立した状態で支持するための瓶支持用板を、着脱可
    能に備えたことを特徴とする電子冷温庫。
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