JPH0539417Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0539417Y2
JPH0539417Y2 JP1985196877U JP19687785U JPH0539417Y2 JP H0539417 Y2 JPH0539417 Y2 JP H0539417Y2 JP 1985196877 U JP1985196877 U JP 1985196877U JP 19687785 U JP19687785 U JP 19687785U JP H0539417 Y2 JPH0539417 Y2 JP H0539417Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
vertical side
heat pipe
side wall
end wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985196877U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62105469U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985196877U priority Critical patent/JPH0539417Y2/ja
Publication of JPS62105469U publication Critical patent/JPS62105469U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0539417Y2 publication Critical patent/JPH0539417Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、食器等の比較的短時間の保温、あ
るいは保冷に用いる保温・保冷器、とくに例えば
大型自動車内とか航空機内等において、断熱性収
納庫内に設置され、蓄熱材又は蓄冷材を温熱源ま
たは冷熱源として飲食物を均熱または均冷状態に
保持するのに用いられる簡易保温・保冷器に関す
る。
従来の技術 従来既知のこの種の保温・保冷器は、第5図に
示されるようにアルミニウム板等の熱伝導性に優
れた金属板をU字状ないしはコ字状に屈曲して囲
み板11を構成し、内部に適宜棚板12を配して
その上に被加熱物Aや被冷却物を蓄熱材Bまたは
蓄冷材と共に載置して使用するものであつた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の保温・保冷
器は、囲み板11による熱伝導と内部空気の自然
対流によつて被加熱物A又は被冷却物に蓄熱材B
または蓄冷材からの熱を伝達するにすぎないもの
であるため、殊に内部に多くの物品を収納したよ
うな場合うまく熱が伝わらず、熱源とする蓄熱材
Bや蓄冷材を多数個用いて内部に分散状態に配置
しなければならなかつた。また、そうしてもな
お、被加熱物等に均一な保温・保冷効果を及ぼし
難いという難点があつた。
この考案は、ヒートパイプ原理の利用によつて
上記の問題点を解決し、一段と均一加熱、冷却効
率に優れた保温・保冷器を提供せんとするもので
ある。
問題点を解決する為の手段 即ち、この考案は、囲み板自体を平板状ヒート
パイプで構成することによつて、その壁面から効
率良く放射される輻射熱によつて内部収容物品の
均一加温、均一冷却を実現しうるようにしたもの
である。
更に具体的には、この考案に係る保温・保冷器
は、所定間隔を隔てて対向する2つの垂直側壁
と、それらの一端間に連続した1つの水平端面壁
とを有する囲み板を備え、かつ該囲み板は一方の
垂直側壁から水平端面壁を経て他方の垂直側壁に
連続する1ないし複数個のヒートパイプ部を一体
に備えた金属製の平板状ヒートパイプによつて構
成されると共に、上記両垂直側壁および水平端面
壁はそれらの外面側に前記ヒートパイプ部が膨出
状ないし突出状に形成されることにより、内面側
が略平坦面に形成され、かつ上記垂直側壁の内面
側に1ないし複数個の棚板が出し入れ自在に配設
されてなることを特徴とするものである。
実施例 第1図ないし第4図に示す実施例において、こ
の考案に係る保温・保冷器は、1枚の平板状ヒー
トパイプを略U字状ないしはコ字状に曲成するこ
とにより、対向する2つの垂直側壁2,2と、そ
れらの一端間に連続した1つの水平端面壁3とを
有する三方壁型の囲み板1を構成している。
この囲み板1は、一方の側壁2から端面壁3を
経て他方の側壁2に連続する網目状ないしは格子
状の中空部8を有するアルミニウム製のロールボ
ンドパネルを用い、上記中空部内に減圧下に水等
の作動流体を封入してヒートパイプ部4を形成し
たものである。かつ、このヒートパイプ部4は、
側壁2及び端面壁3において外面側に板面を膨出
ないし突出させることによつて上記中空部8から
なるヒートパイプ部4を形成しており、内面側は
第3図に示すようにほとんど凹凸のない平坦面に
形成されている。
また、上記囲み板1の垂直側壁2の平坦状の内
面側には、上下複数段に断面L字状の棚受枠7、
7が対向状に取付けられており、該棚受枠上にそ
れぞれ棚板6が出し入れ自在な態様で載置支承さ
れたものとなされている。
上記の保温・保冷器は、使用に際して、今例え
ば保温用として使用する場合には第1図に示され
るように端面壁3を下側にして囲み板1を立てゝ
置き、要すれば上面に蓋板9を載置した状態にお
いて、端面壁3上に予め加熱された蓄熱材Bを置
く。そして、各棚板6上に食品等の被加熱物Aを
載置して囲み板1内に収容する。
すると、蓄熱材Bの熱によつてヒートパイプ部
4が下端の端面壁3の部分において加熱され、内
部の作動流体の蒸発を生じさせる。そして、この
発生した蒸気は側壁2の上方に向けてヒートパイ
プ部4内を急速に上昇し、その過程で蒸発潜熱を
放出して凝縮すると共に、側壁を加熱する。従つ
て、両側壁からの輻射熱により、棚板6上の被加
熱物Aは均一にかつ効率良く暖められる。
また、保冷用として使用する場合には、第4図
に示すように端面壁3側を上にして設置し、該端
面壁3上に蓄冷材B′を載置して使用する。この
場合には、ヒートパイプ部4によつて冷熱が前記
の場合とは逆方向に移動し、囲み板1内の被冷却
物A′を側壁2からの冷却輻射によつて均一に冷
却する。
なお、棚板6は、これも平板状ヒートパイプで
構成すれば、更に一層保温・保冷効率に優れたも
のとして使用することができる。
更にまた、囲み板1は、前記実施例のように、
ロールボンドパネルを用いてヒートパイプ化した
もので構成するのが最も製造上、及び外観デザイ
ン上有利であるが、これに限定されるものではな
く、他に例えばパイプオンシートを用いて構成し
ても良いし、更には扁平な中空押出形材を用いて
構成しても良い。
考案の効果 この考案は上述のように、所定間隔を隔てて対
向する2つの垂直側壁と、それらの一端間に連続
した1つの水平端面壁とを備えた囲み板が、その
ほぼ全面に及ぶヒートパイプ部を備えた平板状の
ヒートパイプによつて構成されたものであるか
ら、適所に配置した1つの加熱源または冷熱源に
よつて、囲み板の内側に収蔵された被加熱物また
は被冷却物を、主として側壁内面からの輻射熱に
よつて均一に、しかも効率良く加温または冷却す
ることができ、単に熱伝導と自然対流に依存して
収容物品の加熱、冷却を行う従来品に較べ、はる
かに均熱、均冷効果に優れたものとなすことがで
きる。
しかも、上記囲み板の垂直側壁および水平端面
壁は、外面側に膨出状ないし突出状にヒートパイ
プ部が形成されることにより、内面側が平坦面に
形成され、この平坦な垂直側壁の内面側において
棚板が出し入れ自在に配設されたものとなされて
いるから、被加熱物または被冷却物を上記棚板上
に載置して都合良く収納保持しうるのはもとよ
り、棚板の出し入れに際してヒートパイプ部が邪
魔にならず、また棚板が当つてそれを破損するお
それもない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第
1図は保温目的での使用時の状態を示す斜視図、
第2図は同側面図、第3図は第2図−線の断
面図、第4図は保冷目的での使用時の状態を示す
斜視図である。第5図は従来品を示す正面図であ
る。 1……囲み板、2……垂直側壁、3……水平端
面壁、4……ヒートパイプ、A……被加熱物、
A′……被冷却物、B……蓄熱材、B′……蓄冷材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定間隔を隔てて対向する2つの垂直側壁と、
    それらの一端間に連続した1つの水平端面壁とを
    有する囲み板を備え、かつ該囲み板は一方の垂直
    側壁から水平端面壁を経て他方の垂直側壁に連続
    する1ないし複数個のヒートパイプ部を一体に備
    えた金属製の平板状ヒートパイプによつて構成さ
    れると共に、上記両垂直側壁および水平端面壁は
    それらの外面側に前記ヒートパイプ部が膨出状な
    いし突出状に形成されることにより、内面側が略
    平坦面に形成され、かつ上記垂直側壁の内面側に
    1ないし複数個の棚板が出し入れ自在に配設され
    てなることを特徴とする保温・保冷器。
JP1985196877U 1985-12-20 1985-12-20 Expired - Lifetime JPH0539417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985196877U JPH0539417Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985196877U JPH0539417Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62105469U JPS62105469U (ja) 1987-07-06
JPH0539417Y2 true JPH0539417Y2 (ja) 1993-10-06

Family

ID=31156083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985196877U Expired - Lifetime JPH0539417Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539417Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919264Y2 (ja) * 1978-06-22 1984-06-04 三菱電機株式会社 冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62105469U (ja) 1987-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01140474U (ja)
JPH0539417Y2 (ja)
JPH037335Y2 (ja)
CN209135966U (zh) 一种加热式的底盘结构及使用其的加热展示柜
JPH0510200Y2 (ja)
JP3839278B2 (ja) 電子冷温庫
JPS63150274U (ja)
CN221690633U (zh) 一种半导体冷热餐炉
JPH0472591U (ja)
JP4220597B2 (ja) 配膳用の温蔵庫
JPH01140475U (ja)
JP2520071Y2 (ja) 床暖房パネル
JPH0477154U (ja)
JPS6242456Y2 (ja)
JPH071071Y2 (ja) 食品の携帯保温容器
JPH0414915U (ja)
JPH0240855Y2 (ja)
JPS6355943U (ja)
JP3016013U (ja) 食品温蔵庫
JPS627967Y2 (ja)
JPS6119415Y2 (ja)
JP3056510U (ja) 食品用急速解凍板
JPS62142965U (ja)
JPS5938187Y2 (ja) 簡易保温器
JPS6399424A (ja) 熱源パイプ