JPH0240855Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0240855Y2
JPH0240855Y2 JP1985175398U JP17539885U JPH0240855Y2 JP H0240855 Y2 JPH0240855 Y2 JP H0240855Y2 JP 1985175398 U JP1985175398 U JP 1985175398U JP 17539885 U JP17539885 U JP 17539885U JP H0240855 Y2 JPH0240855 Y2 JP H0240855Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
filling chamber
heat
latent heat
storage recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985175398U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6285181U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985175398U priority Critical patent/JPH0240855Y2/ja
Publication of JPS6285181U publication Critical patent/JPS6285181U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0240855Y2 publication Critical patent/JPH0240855Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Table Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は病院、旅館、宿舎等に於ける加熱料理
の配膳に使用する保温トレイに関するものであ
る。
(従来の技術及びその問題点) 加熱料理を保温し得るようにした保温トレイは
従来からあるが、従来の保温トレイは、料理収納
凹部を単に発泡ウレタン等の断熱材で囲んで空気
断熱によつて保温したり、または単に断熱材を充
填して保温するものであるから、通常のトレイと
比較すると保温性は高いものの、収納した料理の
温度は第3図の破線で示すように時間の経過とと
もに次第に降下し、未だ満足のいく保温性を有し
ていない。
本考案はかかる従来の問題点を解決することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 前述した問題点を解決するために、本考案の保
温トレイは、充填室の壁に料理収納凹部を構成す
ると共に、該充填室の壁に前記料理収納凹部側を
除いて断熱材を設置し、該充填室に潜熱蓄熱材を
充填して構成した。
(作用) 料理収納凹部に収納した料理は、充填室に充填
した潜熱蓄熱材の潜熱エネルギーにより保温され
るので、顕熱蓄熱剤と比較して、より長時間に渡
つて一定温度に保温することができる。特に、充
填室の壁には、該料理収納凹部側を除き断熱材を
設置しているので、必要な料理収納凹部側への伝
熱は良好であるが、伝熱の必要がない充填室の外
部方向には伝熱量が少なく、こうして潜熱蓄熱材
からの熱エネルギーの放出を必要個所のみに制限
することにより、より長時間の保温を行うことが
できる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図につき説明する。
図に於いて、符号1は充填室で、その壁2に料
理収納凹部3を構成している。充填室1はポリプ
ロピレン、ABS樹脂、金属等の適宜の材質で構
成すことができる。また料理収納凹部3を含めた
形状等も適宜である。例えば第1図は料理4の盛
り付け側aと蓋側bとを別体に構成したものであ
り、また第2図は盛り付け側aと蓋側bとを一体
に構成したものである。しかして、前記充填室1
の壁2に前記料理収納凹部3側を除いて断熱材6
を設置すると共に該充填室1に潜熱蓄熱材5を充
填して構成する。潜熱蓄熱材5は、その相変化温
度が料理4の所望の保温温度またはその近傍であ
るものを使用する。かかる潜熱蓄熱材5の例を示
すと、酢酸ナトリウム三水塩(NaCH3COO・
3H2O)や、非晶マグネシウム塩(MgCl2)では、
相変化温度が夫々58℃、57℃であり、料理4の所
望の保温温度またはその近傍に対応する。この他
潜熱蓄熱材5は適宜選択することができる。ま
た、断熱材6も適宜選択することができることは
いうまでもない。
以上の構成に於いて、本考案のトレイは、料理
の盛り付けに先立つて、湯や蒸気あるいは熱風等
により外部から加熱して潜熱蓄熱材5に熱エネル
ギーを蓄えておく。しかる後、料理収納凹部3に
料理4を盛り付けると、料理4は、料理収納凹部
3側の壁2を介して潜熱蓄熱材5から放出される
熱エネルギーによつて保温される。尚、料理4は
直接に料理収納凹部3に盛り付けても良いし、適
宜皿等を介して盛り付ける様にしても良い。
しかして、潜熱蓄熱材5として共晶マグネシウ
ム塩を使用した場合について第3図に基づいて保
温作用を説明する。まず、料理収納凹部3に収納
された料理4、例えば米飯に熱エネルギーを供給
することにより、潜熱蓄熱材5は、相変化温度以
上の場合には次第に温度が低くなり、従つて料理
4も外気への熱の放散により次第に冷めてくる。
この場合にも、料理収納凹部3側を除き充填室1
の壁2に設置した断熱材6の作用により、従来と
比較して料理は冷めにくい。こうして相変化温度
に至ると、潜熱蓄熱材5は潜熱により、温度が変
化せずに熱エネルギーを放出して料理4を一定温
度に保温する。前記共晶マグネシウム塩の場合に
は、潜熱、即ちこの場合融解熱は32Kcal/Kgで
あつて、同温度の水と比較すると、重量当り32
倍、体積当り8〜10倍という量であり、従つて料
理4を第3図の実線で示すように長時間に渡つて
一定温度に保温することができる。こうして病
院、旅館あるいは宿舎等のように、多数の配膳を
行わなければならない場合にも、満足のいく保温
を行うことができる。
(考案の効果) 本考案のトレイは以上の通り、充填室の壁に料
理収納凹部を構成すると共に、該充填室の壁に前
記料理収納凹部側を除いて断熱材を設置し、該充
填室に潜熱蓄熱材を充填して構成したので、単に
断熱材または蓄熱材によつて保温する従来の保温
トレイとは異なり、蓄積されたエネルギー、それ
も潜熱エネルギーを断熱材との有機的な作用によ
り有効に利用して、長時間に渡つての料理の保温
を行えるという格別なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のトレイの実施例に
対応する説明的断面図、第3図は本考案の作用の
一例を従来と対比して示す説明図である。 符号、1……充填室、2……壁、3……料理収
納凹部、4……料理、5……潜熱蓄熱材、6……
断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 充填室の壁に料理収納凹部を構成すると共に、
    該充填室の壁に前記料理収納凹部側を除いて断熱
    材を設置し、該充填室に潜熱蓄熱材を充填したこ
    とを特徴とする保温トレイ。
JP1985175398U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0240855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175398U JPH0240855Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175398U JPH0240855Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6285181U JPS6285181U (ja) 1987-05-30
JPH0240855Y2 true JPH0240855Y2 (ja) 1990-10-31

Family

ID=31114687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985175398U Expired JPH0240855Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0240855Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028354A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Best Foods Corp 加熱機能付き弁当装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031877B2 (ja) * 1977-02-10 1985-07-24 古河電気工業株式会社 難燃化及び減煙用組成物の製造法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583392Y2 (ja) * 1979-03-13 1983-01-20 三信化工株式会社 保温トレ−
JPS6031877U (ja) * 1983-08-10 1985-03-04 伊藤景パツク産業株式会社 蓄熱皿

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031877B2 (ja) * 1977-02-10 1985-07-24 古河電気工業株式会社 難燃化及び減煙用組成物の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6285181U (ja) 1987-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3985991A (en) Methods of microwave heating in metal containers
US3854023A (en) Microwave oven heating member
US4439656A (en) Apparatus and method for the reconstitution of frozen foods in a microwave oven
JPH0379005B2 (ja)
KR102269413B1 (ko) 발열수단을 구비한 음식포장용기
JPH0240855Y2 (ja)
JP4056127B2 (ja) 給食の加熱配膳方法
CN207270041U (zh) 饭盒
JP2004138274A (ja) 飲料・食糧を収納する容器を加熱または冷却するための付加ケース
JP3064664U (ja) 加熱食品の保温容器
JPS6337864Y2 (ja)
CN108634737A (zh) 一种相变蓄热防烫保温碗
JPS5812768Y2 (ja) 食品容器
JPH01187794A (ja) マイクロ波による蓄熱体およびマイクロ波発熱保温機器
JPS6222611A (ja) 加熱恒温盛り皿
RU1837836C (ru) Термос
JPS62259572A (ja) 容器詰めした飲食物の長時間保温方法
JPS62269672A (ja) 容器詰めした飲食物の保温方法
JPH06178721A (ja) おかゆ製造器
JPH036275Y2 (ja)
JP2000016468A (ja) 断熱容器
KR200147008Y1 (ko) 다용도 용기
JP2005007116A (ja) 冷却機能付き低反発枕
JPH0316527Y2 (ja)
KR0128884Y1 (ko) 다수개의 취반용기를 갖는 전기밥솥