JP3838536B2 - 擁壁の施工方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高低差を有する宅地や道路脇等に土圧を支持するために設けられる擁壁の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高低差を有する宅地や道路脇等に土止め用の擁壁を施工する場合、図16に示すようなコンクリート製のL型パネル1を横に並べて配置したり、型枠を用いて現場でコンクリートをL型に打設したり、或いは、図17のように、地盤上にコンクリート製の土台2を打設した後、土台2から上方へ突設した鉄筋3にコンクリート製のブロック4を挿通させながら積み上げてゆく方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図16の方法では、L型パネル1を施工現場まで運搬するのに手間が掛かるとともに、L型パネル1の製造コストが高く付く問題を有していた。また、図17の方法では、多数のブロック4を積み上げる作業が面倒な問題があった。一方で、住宅の建築現場等で、生コンクリートの余剰が生じた場合、これを有効利用することは困難なものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の課題を解決するため、建築現場等で生じた余剰の生コンクリートを有効利用しながら段差部等の土圧を支持するための擁壁を容易に施工できる擁壁の施工方法を提供することを目的とする。そのため、本発明の請求項1の擁壁の施工方法は、土圧を支持する垂直部と、この垂直部の下方で地盤に埋設される水平部とを有するコンクリート製の擁壁を施工するに際して、地盤上に、水平部の上面付近には各分割体に対応した複数の幅止め金具が前後方向に沿って埋め込まれるとともに、各幅止め金具の前端には水平部から上向きに屈曲する屈曲部が、各幅止め金具の長手方向中間部付近の下面側には溶接により取り付けられた L 型の引抜防止鉄筋が、各幅止め金具の後端部付近に設けられた孔に下方から挿通されかつ該幅止め金具に溶接され水平部の上面に露出するボルトが、各幅止め金具の後端には下向きに屈曲する屈曲部が各々設けられ、コンクリートを上下幅より前後幅が大きくなるように打設して凝固させることにより上記幅止め金具を有する水平部を形成した後、予め上方締結具を埋め込みながらコンクリートにより形成された複数の前記分割体を上記水平部上にその長手方向に沿って前記各分割体の前面を上記水平部から上向きに屈曲する屈曲部に当接させるようにして並設することにより上記垂直部を構成し、続いて連結具の一端を上記ボルトに、他端を上記上方締結具に各々接続するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2の擁壁の施工方法は、請求項1の方法において、複数の分割体を水平部上に並設した後、隣接する分割体間に通り用連結部材を架け渡して各上方締結具を上記通り用連結部材に接続し、上記連結具の一端を上記ボルトに、他端を上記通り用連結部材に接続するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3の擁壁の施工方法は、請求項1又は2のいずれかの方法において、上記分割体を型枠内にコンクリートを打設して凝固させることにより、現場で形成するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、宅地又は道路脇等に高低差がある場合、段差部分に本実施の形態のコンクリート製の擁壁10が設けられている。すなわち、擁壁10の後方側(図の右側)の地面L1(2点鎖線参照)は擁壁10の前方側(図の左側)の地面L2より高くなっており、上段側又は下段側の少なくとも一方が宅地となっていたり、上段側又は下段側の一方が道路を構成している場合等に、段差部分の土砂の崩落を防止するために上記擁壁10を用いることができる。
【0011】
上記擁壁10は、土中に埋設された水平部11と、段差部分の土圧を支持する垂直部12とを備え、水平部11と垂直部12が連結金具13(連結具)により連結されている。図2及び図3に示すように、水平部11は地盤14上に砕石15を介してコンクリートを打設することにより、擁壁10の長手方向へ連続的に設けられている。
【0012】
一方、垂直部12は複数の矩形状の分割体16が、水抜き用の僅かな隙間Gを隔てて水平部11上に並設されている。図1において、水平部11及び垂直部12の各分割体16には各々鉄筋17、18が埋め込まれている。また、図1中の拡大図にも示したように、水平部11の前端部上面付近には、その後端に下向きの屈曲部20aを有する下部止め金具20が各分割体16に対応させて複数埋め込まれ、この下部止め金具20の前端から上向きに突出する屈曲部20b(突起)に各分割体16の前面が当接されている。
【0013】
水平部11の後端部付近には、複数のボルト21(下方締結具)が上方へ突出するように埋め込まれており、このボルト21の下端部には引抜抵抗を増すためのプレート21aがナット21bにより一体的に取り付けられている。一方、各分割体16の上部には、ナット22(上方締結具)が後面側に露出するように埋め込まれている。そして、隣接する複数の分割体16間に断面L型の通りアングル23(通り用連結部材)が架け渡され、この通りアングル23の垂直部23aに設けた横方向の長孔23bを介してボルト24を各分割体16のナット22に螺合することにより、隣接する分割体16同士が連結されている。
【0014】
図4にも示すように、連結金具13は、両端部に雌ねじ25a、25bを有する中央連結体25と、各々この中央連結体25の雌ねじ25aに螺合する雄ねじ26a、27aの端部に羽子板26b、27b(屈曲状連結板)が接続された1対の羽子板ボルト26、27とからなる。上記雌ねじ25a、25b同士(従って、雄ねじ26a、27a同士も)は互いの逆向きにねじが切られており、中央連結体25を羽子板ボルト26、27に対して回転させることにより、両端の羽子板26b、27b間の距離を調整できるようになっている。
【0015】
そして、一方の羽子板ボルト26の羽子板26bが上記ボルト21にナット28により接続されるとともに、他方の羽子板ボルト27の羽子板27bがボルト29及びナット30により通りアングル23の水平部23cに接続されて、各分割体16が連結金具13を介して水平部11に連結されている。なお、他方の羽子板ボルト27は、図4の状態から略180゜回転させた状態で使用されている。
【0016】
次に、上記擁壁10の施工手順を説明する。図5に示すように、まず、擁壁10を施工する周辺の地盤14を図1に示す施工完了後における下段側の地面L2より若干低くなる程度まで掘削し、前記砕石14を敷設した後、側部のみを型枠31で仕切った状態でコンクリートを上下幅より前後幅が大きくなるように打設して凝固させた後、型枠31を取り外すことにより、水平部11を形成する。この際、水平部11内に前記鉄筋17、下部止め金具20及びボルト21を埋め込んでおく。
【0017】
一方、垂直部12を構成する複数の分割体16は、水平部11の施工前、施工後又は水平部11の施工と並行して現場で作成する。すなわち、図6に示すような、例えば、仕切り板33の両側で同時に2個の分割体16の作成が可能な型枠32に、ナット22を支持金具34を介して装着するとともに、図6には示さない前記鉄筋18を型枠32内に組み込んでコンクリートを流し込み、凝固後に型枠32を取り外すことにより、図7に示すような分割体16を多数作成する。図7等に示す分割体16は表面模様を有していないが、所望により、型枠32の内表面に凹凸模様を付しておけば、分割体16は表面に所望の模様を付与することができる。なお、16aは、支持金具34により形成された凹部である。
【0018】
上記分割体16は、例えば、高低差を有する宅地に住宅を建築するような場合、当該住宅の基礎等を施工した後に生コンクリートが余った場合は、この余剰の生コンクリートを流用し、必要により、新規のコンクリート材料を追加しながら作成することができる。これにより、保存の困難な生コンクリートを無駄なく使用できる。
【0019】
なお、残存する生コンクリート量との関係で分割体16を当該現場の擁壁10の施工に必要な数量以上に作成した場合でも、生コンクリートと異なり、余剰の分割体16を所定期間保管しておいて、必要により他の施工現場で使用することができる。
【0020】
水平部11の施工と複数の分割体16の作成が終了した後、水平部11の前端部付近の上面にモルタル35を薄く敷き、その上に所定個数の分割体16を上記隙間Gを隔てて順次載置し、各分割体16の下端部前面を上記屈曲部20bに当接させる。なお、隙間Gを設けずに各分割体16に水抜き用の孔を設けてもよい。
【0021】
その後、図2及び図3に示したように、隣接する分割体16同士を通りアングル23で連結するとともに、この通りアングル23と水平部11から突出した前記ボルト21とを前記連結金具13を用いて連結する。この際、両羽子板26b、27bを各々ボルト21と通りアングル23とに連結した状態で、ボルト21と通りアングル23間の距離に応じて中央連結体25を羽子板ボルト26、27に対し回転させるのみで、両羽子板26b、27b間の間隔を調整できる。上記擁壁10の施工が完了した後、図1に2点鎖線のハッチングで示したように、擁壁10の後方側(上段側)では高さL1まで、前方側(下段側)では高さL2まで土砂36を埋め戻せばよい。
【0022】
上記のように、各分割体16の下端部前面が水平部11から突出した屈曲部20bに当接しているので、擁壁10の後方の土砂36の圧力によって分割体16がその下部から前方へ倒れることがない。また、水平部11を現場でコンクリートを打設して施工するようにしたので、例えば、従来のようにコンクリート製のL型パネル等を製造する施設を設けたり、製造したL型パネルを現場まで運搬する必要もなくなる。
【0023】
さらに、本実施の形態では、垂直部12を構成する分割体16も現場で作成するようにしたが、分割体16は、予め工場等で作成しておいて現場へ搬送するようにしてもよい。なお、擁壁10の高さを増す目的等で垂直部12上にブロック等を積層する場合、例えば、各分割体16の上面に露出するように不図示のナットを埋め込んでおいて、このナットを利用してブロック等を積層すればよい。
【0024】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図8及び図9に示すように、ここでは、水平部11に前記下部止め金具20及びボルト21に代えて幅止め金具41が埋め込まれる一方、前記連結金具13の代わりに三角プレート42(連結具)を用いて水平部11と各分割体16とが連結されている。
【0025】
図10及び図11にも示すように、幅止め金具41は、長尺の金具本体43と、この金具本体43の長手方向中間部付近の下面側に溶接により取り付けられたL型の引抜防止鉄筋44と、金具本体43の後端部付近に設けた孔43aに下方から挿通されかつこの金具本体43に溶接されたボルト45からなる。なお、金具本体43の前端には上向きに屈曲する屈曲部43bが、後端には下向きに屈曲する屈曲部43cが各々設けられている。
【0026】
一方、上記三角プレート42は、下端部及び上端部に各々水平方向への折曲部42a、42bを有し、折曲部42aは上記ボルト45にナット46によって固定されるとともに、折曲部42bは通りアングル23の水平部23cにボルト29及びナット30で接続されている。なお、ここでは、通りアングル23は第1実施の形態とは異なり、水平部23cが垂直部23aの上端に位置するように配置されている。
【0027】
第2実施の形態でも各分割体16の下端部前面が幅止め金具41の屈曲部43aに当接しているので、分割体16の後方から土圧が作用しても分割体16の前倒れへ生じない。また、幅止め金具41は水平部11の略前後方向全域に渡って埋め込まれるとともに引抜防止鉄筋44で水平部11との付着力が増強され、しかも水平部11の上方への屈曲部43aの突出寸法が第1実施の形態より大きくされているので、前記モルタル35を使用しなくても分割体16を安定的に支持することができる。
【0028】
なお、三角プレート42を用いた場合、ボルト45と通りアングル23との間の間隔は調整不能であるが、上記屈曲部43aとボルト45が同一の金具本体43上に設けられているため、上記ボルト45と通りアングル23との間の間隔は常時略一定に保たれる。
【0029】
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図12及び図13に示すように、ここでは、擁壁50の水平部51を現場で打設する際に、垂直部52を構成する各分割体53の下端部を水平部51内に直接埋め込んで水平部51と垂直部52を互いに連結するようにしている。以下、この擁壁50の施工手順を説明する。
【0030】
まず、上記第1の実施の形態と同様に、擁壁50を施工する周辺の地盤14を施工完了後における下段側の地面L2より若干低くなる程度まで掘削し、砕石15を敷設する。その後、砕石15上に、略平坦な上面を有するコンクリート製のブロック54をモルタル55を介して所定の間隔で敷設し、これらのブロック54上に複数の分割体53を配置して隣接する分割体53同士を通りアングル23で連結する。
【0031】
なお、分割体53は、上記分割体16と基本的に同一構成であるが、分割体53に上下方向に沿って埋め込まれた鉄筋56が分割体53の下方へ突出し、かつ突出部分が後方へ折り曲げられている点で上記分割体16と相違する。
【0032】
上記のように、ブロック54上に複数の分割体53を配置し、分割体53の周囲を型枠57で取り囲んだ後、型枠57内に分割体53の下端部が浸漬される程度までコンクリートを流し込んで凝固させると、ブロック54、鉄筋56及び分割体53の下端部が水平部51内に埋め込まれることにより、水平部51と各分割体53とが連結される。なお、コンクリートが凝固した後、型枠57を取り外し、擁壁50の後方側をレベルL1まで、前方側をレベルL2まで土砂36で埋め戻せばよい。
【0033】
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。図14に示すように、この実施の形態では、例えば、第1の実施の形態における通りアングル23の水平部23c上に金属製で筒状の支持部材60を溶接で取り付け、擁壁10上に設置すべき金網61の支柱62の下端部をこの支持部材60に嵌合して支持させている。
【0034】
このように、通りアングル23を利用して金網61を設置することにより、擁壁10部分での金網61の取付を容易に行える。図15は変形例を示すものであり、金網61の支柱63を屈曲状に形成することにより、金網61が擁壁10の略真上に位置するようにしている。
【0035】
なお、通りアングル23を利用する以外に、例えば、各分割体16の上面に露出するようにナット又は筒体等を埋め込み、これらナット又は筒体等を用いて金網61を取り付けることもでき、金網61以外に、例えば、擁壁10の垂直部12上にブロックを積むような場合にも、上記した各分割体16に埋め込んだナット又は筒体等を利用することもできる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の擁壁の施工方法は、土圧を支持する垂直部と、この垂直部の下方で地盤に埋設される水平部とを有するコンクリート製の擁壁を施工するに際して、地盤上に、水平部の上面付近には各分割体に対応した複数の幅止め金具が前後方向に沿って埋め込まれるとともに、各幅止め金具の前端には水平部から上向きに屈曲する屈曲部が、各幅止め金具の長手方向中間部付近の下面側には溶接により取り付けられた L 型の引抜防止鉄筋が、各幅止め金具の後端部付近に設けられた孔に下方から挿通されかつ該幅止め金具に溶接され水平部の上面に露出するボルトが、各幅止め金具の後端には下向きに屈曲する屈曲部が各々設けられ、コンクリートを上下幅より前後幅が大きくなるように打設して凝固させることにより上記幅止め金具を有する水平部を形成した後、予め上方締結具を埋め込みながらコンクリートにより形成された複数の前記分割体を上記水平部上にその長手方向に沿って前記各分割体の前面を上記水平部から上向きに屈曲する屈曲部に当接させるようにして並設することにより上記垂直部を構成し、続いて連結具の一端を上記ボルトに、他端を上記上方締結具に各々接続するようにしたものであり、擁壁の水平部については現場で施工できるので垂直部を構成する分割体のみを必要により、工場等から現場に運搬すればよく、運搬の手間が省ける利点がある。さらに、垂直部の後方から土圧が作用した状態で垂直部を構成する各分割体の下端部付近は上記突起によって前方への移動を阻止されるので、垂直部の前倒れを確実に防止することができる。
【0038】
請求項2の擁壁の施工方法は、請求項1の方法において、複数の分割体を水平部上に並設した後、隣接する分割体間に通り用連結部材を架け渡して各上方締結具を上記通り用連結部材に接続し、上記連結具の一端を上記ボルトに、他端を上記通り用連結部材に接続するようにしたので、分割体同士の結合を一層強固なものとして擁壁の強度を向上させることができる。
【0041】
請求項3の擁壁の施工方法は、請求項1又は2のいずれかの方法において、上記垂直部を構成する分割体を型枠内にコンクリートを打設して凝固させることにより、現場で形成するようにしたので、例えば、住宅の近傍で擁壁を施工する場合等に、住宅の基礎の施工等で余った生コンクリートを擁壁の分割体の製造に流用でき、生コンクリートを無駄なく使用することによって施工コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る擁壁を示す概略断面図。
【図2】上記擁壁を示す概略背面図。
【図3】上記擁壁を示す概略平面図。
【図4】上記擁壁で用いられる連結金具を示す概略平面図。
【図5】上記擁壁の施工手順を示す概略断面図。
【図6】上記擁壁の垂直部を構成する分割体を製造するための型枠を上方から見た状態示す概略斜視図。
【図7】上記型枠を用いて作成した分割体を示す概略斜視図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る擁壁を示す概略断面図。
【図9】上記第2の実施の形態の擁壁を示す概略背面図。
【図10】上記第2の実施の形態で用いる幅止め金具を示す概略平面図。
【図11】上記第2の実施の形態で用いる幅止め金具を示す概略側面図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る擁壁を示す概略断面図。
【図13】上記第3の実施の形態の擁壁を示す概略背面図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る擁壁を示す概略断面図。
【図15】上記第4の実施の形態の変形例を示す概略背面図。
【図16】L型パネルを用いた従来の擁壁を示す概略断面図。
【図17】ブロックを積み上げてなる従来の擁壁を示す概略断面図。
【符号の説明】
10 擁壁
11 水平部
12 垂直部
13 連結金具(連結具)
16 分割体
21 ボルト(下方締結具)
22 ナット(上方締結具)
23 通りアングル(通り用連結部材)
42 三角プレート(連結具)

Claims (3)

  1. 土圧を支持する垂直部と、この垂直部の下方で地盤に埋設される水平部とを有するコンクリート製の擁壁を施工するに際して、
    地盤上に、水平部の上面付近には各分割体に対応した複数の幅止め金具が前後方向に沿って埋め込まれるとともに、各幅止め金具の前端には水平部から上向きに屈曲する屈曲部が、各幅止め金具の長手方向中間部付近の下面側には溶接により取り付けられたL型の引抜防止鉄筋が、各幅止め金具の後端部付近に設けられた孔に下方から挿通されかつ該幅止め金具に溶接され水平部の上面に露出するボルトが、各幅止め金具の後端には下向きに屈曲する屈曲部が各々設けられ、
    コンクリートを上下幅より前後幅が大きくなるように打設して凝固させることにより上記幅止め金具を有する水平部を形成した後、
    予め上方締結具を埋め込みながらコンクリートにより形成された複数の分割体を上記水平部上にその長手方向に沿って各分割体の前面を上記水平部から上向きに屈曲する屈曲部に当接させるようにして並設することにより上記垂直部を構成し、続いて連結具の一端を上記ボルトに、他端を上記上方締結具に各々接続するようにしたことを特徴とする擁壁の施工方法。
  2. 複数の分割体を水平部上に並設した後、隣接する分割体間に通り用連結部材を架け渡して各上方締結具を上記通り用連結部材に接続し、上記連結具の一端を上記ボルトに、他端を上記通り用連結部材に接続するようにしたことを特徴とする請求項1記載の擁壁の施工方法。
  3. 上記分割体を型枠内にコンクリートを打設して凝固させることにより、現場で形成するようにしたことを特徴とする請求項1又は2のいずれか記載の擁壁の施工方法。
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