JP3836120B1 - コンピュータカラーマッチング方法、カラーマッチング装置及びプログラム - Google Patents
コンピュータカラーマッチング方法、カラーマッチング装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3836120B1 JP3836120B1 JP2005103383A JP2005103383A JP3836120B1 JP 3836120 B1 JP3836120 B1 JP 3836120B1 JP 2005103383 A JP2005103383 A JP 2005103383A JP 2005103383 A JP2005103383 A JP 2005103383A JP 3836120 B1 JP3836120 B1 JP 3836120B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colorant
- evaluation value
- degree
- image
- value data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
【解決手段】所定種類の下地の画像及び複数の着色材を種類の下地に塗布してなるサンプルの画像、複数の着色材のうち少なくとも一部に対して白顔料を混ぜ合わせてなる混合着色材を種類の下地に塗布してなるサンプルの画像、所与の着色材を種類の下地に塗布してなる塗装見本の画像を取得する工程と、種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度、サンプルの画像の色情報に関するばらつき程度、塗装見本の画像の色情報に関するばらつき程度を算出する工程と上記各ばらつき程度に基づいて、各着色材、混合着色材及び所与の着色材について、種類の下地を遮蔽する程度を示すぼかし評価値データを算出する工程と、それらぼかし評価値データに基づいて所与の着色材に応じた各着色材及び白顔料の配合を決定する工程とを含む
【選択図】図4
Description
評価値(S)=(ΔσL*の差)k1+K2
k1:任意の係数
k2:色差(x)に応じて増加する曲線 k1=ax2+bx a,bは任意の係数
μA:U→[0,1]
なるメンバーシップ関数μAによって定義づけられ、値μA(u)(∈[0,1])は、Aにおけるu(∈U)のグレードを表すことになる。
Ri:if x1 is Ai1
and x2 is Ai2 then y
is Bi (i=1,2,…,n)
x1:前件部1の概念
x2:前件部2の概念
Ai1:前件部1のi番目のメンバーシップ関数(ファジィラベル)
Ai2:前件部2のi番目のメンバーシップ関数(ファジィラベル)
y:後件部の概念
Bi:後件部のメンバーシップ関数(ファジィラベル)
ωi=Ai1(x1 0)∧Ai2(x2 0)
となり、出力は、
B0(y)=[ω1∧B1(y)]∨[ω2∧B2(y)]∨・・・∨[ωn∧Bn(y)]
y0=∫B0(y)ydy/∫B0(y)dy
B0():後件部メンバーシップ関数の推論結果の関数
y0:推論出力を非ファジィ化した出力結果
上記の式は、非ファジィ化を行う際には、重心座標を計算する事を表している。この非ファジィ化に関しても、いくつかの方法が提案されている。
このためには、次の式が考えられる。
R(λ,x1,x2,・・・xi,xw)
= Rt(λ,x1,x2,・・・xi,xw)+
CorrR(λ,x1,x2,・・・xi,xw)
SL(x1,x2,・・・xi,xw)
= SLt(x1,x2,・・・xi,xw)+
CorrL(x1,x2,・・・xi,xw)
Rλ:波長λにおける予測反射率
SL :予測σL
x1,x2,・・・xi:i種からなる着色材の配合
xw:白顔料の配合
Rt:波長λにおける純理論的な予測反射率
SL:基礎データの各濃度から得られるσLを当該濃度にて補間計算した理論的な予測σL値。
CorrR:波長λにおける反射率の補正関数でファジィ推論により計算される補正量
CorrL:σLの補正関数でファジィ推論により計算される補正量
CorrR及びCorrLは、ファジィ推論に機構よりなる補正関数であり、ファジィ推論を行うためのファジィプロダクションルールは、前件部が着色材の種類i+1件、後件部は補正値である1件となる。従って、例えば着色材が3種で白が1種である場合は、前件部は4、後件部1のファジィ推論となる。
x1 0=x1/(x1+x2+x3)
x2 0=x2/(x1+x2+x3)
x3 0=(x1+x2+x3)/100
x4 0=yw/ywmax
x1:1番目の着色材の配合
x2:2番目の着色材の配合
x3:3番目の着色材の配合
yw:白顔料の総量
ywmax:想定される白顔料の最大添加量
x1 0:1番目の着色材の全着色材の配合に占める割合の程度の観測値
x2 0:2番目の着色材の全着色材の配合に占める割合の程度の観測値
x3 0:全着色材の配合の大きさの程度の観測値
x4 0:白顔料の添加量の程度の観測値
Ri:if F1 is Ai1 and F2 is Ai2
And F3 is Ai3 and F4 is Ai4
then y is Bi (i=1,2,・・・,n)
ここでyは後件部の出力概念で、ある条件で作成された塗板の実測の分光反射率から計算される光学濃度と、作成条件から理論的に計算された光学濃度の差の程度を表すものである。またBiはi番目の後件部のメンバーシップ関数である。
y = RTλ/RRλ
RTλ:理論計算により求めた波長λにおける光学濃度
RRλ:実測の波長λにおける光学濃度
このようにした場合、yの値のとり得る範囲を想定しやすく、かつ推論結果の平滑性を確保しやすい。例えば、yの範囲を[0.2,2.0]のように想定して、この範囲を等間隔または不等間隔にn分割し、後件部のメンバーシップ関数を規定する。不等間隔に分割する場合は、1.0近辺が密に、範囲の最小値及び最大値近辺では疎になるように分割すると、より効果的である。
B0(yi)=[ω1∧B1(yi)]∨[ω2∧B2(yi)]∨・・・∨[ωn∧Bn(yi)]
y0=ΣB0(yi)yi/ΣB0(yi)
Claims (9)
- 所定種類の下地の画像を取得する工程と、
複数の着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプルの画像を取得する工程と、
前記複数の着色材のうち少なくとも一部に対して白顔料を混ぜ合わせてなる混合着色材を作成する工程と、
前記混合着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプルの画像を取得する工程と、
所与の着色材を前記種類の下地に塗布してなる塗装見本の画像を取得する工程と、
前記種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、前記サンプルの画像の色情報に関するばらつき程度と、に基づいて、前記各着色材及び前記混合着色材について、前記種類の下地を遮蔽する程度を示すぼかし評価値データを算出する工程と、
前記種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、前記塗装見本の画像の色情報に関するばらつき程度と、に基づいて、前記所与の着色材について、前記ぼかし評価値データを算出する工程と、
前記各着色材及び前記混合着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、前記所与の着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、に基づいて、前記所与の着色材に応じた前記各着色材及び前記白顔料の配合を決定する工程と、
を含むことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 請求項1に記載のコンピュータカラーマッチング方法において、
前記ばらつき程度は、画像の色情報に基づいて算出される各画素の明度の分散又は標準偏差である、
ことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 請求項1又は2に記載のコンピュータカラーマッチング方法において、
前記ぼかし評価値データは、前記種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、前記サンプルの画像の色情報に関するばらつき程度と、の差である、
ことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のコンピュータカラーマッチング方法において、
前記配合を決定する工程は、
前記所与の着色材に応じた前記各着色材及び前記白顔料の配合の候補について、前記各着色材及び前記混合着色材について算出される前記ぼかし評価値データに基づいて、前記ぼかし評価値データの予測値を算出する工程をさらに含み、前記配合の候補について算出されるぼかし評価値データの予測値と、前記所与の着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、に基づいて、前記配合の候補を評価する、
ことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 請求項4に記載のコンピュータカラーマッチング方法において、
前記配合を決定する工程は、
前記サンプルの各分光反射率データを記憶手段に記憶させる工程と、
前記塗装見本の分光反射率データを取得する工程と、
前記記憶手段に記憶される前記サンプルの分光反射率データと、前記塗装見本の分光反射率データと、に基づいて、前記所与の着色材に応じた前記各着色材及び前記白顔料の配合の候補を算出する工程をさらに含む、
ことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のコンピュータカラーマッチング方法において、
前記混合着色材について算出される前記ぼかし評価値データを用いた内挿処理又は外挿処理により、前記複数の着色材の前記一部に対して所与の割合で白顔料を混ぜ合わせてなる前記混合着色材について、前記ぼかし評価値データの予測値を算出する工程をさらに含み、
前記配合を決定する工程は、前記混合着色材について算出される前記ぼかし評価値データの予測値と、前記所与の着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、に基づいて、前記所与の着色材に応じた前記各着色材及び前記白顔料の配合を決定する、
ことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 請求項5に記載のコンピュータカラーマッチング方法において、
前記配合を決定する工程は、
前記記憶手段に記憶される、前記混合着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプルの分光反射率データを用いた内挿処理又は外装処理により、前記複数の着色材の前記一部に対して所与の割合で白顔料を混ぜ合わせてなる前記混合着色材について、分光反射率データの予測値を算出する工程をさらに含む、
ことを特徴とするコンピュータカラーマッチング方法。 - 所定種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、複数の着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプル並びに前記複数の着色材のうち少なくとも一部に対して白顔料を混ぜ合わせてなる混合着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプルの画像の色情報に関するばらつき程度と、に基づいて、前記各着色材及び前記混合着色材について、前記種類の下地を遮蔽する程度を示すぼかし評価値データを算出する手段と、
前記種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、所与の着色材を前記種類の下地に塗布してなる塗装見本の画像の色情報に関するばらつき程度と、に基づいて、前記所与の着色材について、前記ぼかし評価値データを算出する手段と、
前記各着色材及び前記混合着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、前記所与の着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、に基づいて、前記所与の着色材に応じた前記各着色材及び前記白顔料の配合を決定する手段と、
を含むことを特徴とするカラーマッチング装置。 - 所定種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、複数の着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプル並びに前記複数の着色材のうち少なくとも一部に対して白顔料を混ぜ合わせてなる混合着色材を前記種類の下地に塗布してなるサンプルの画像の色情報に関するばらつき程度と、に基づいて、前記各着色材及び前記混合着色材について、前記種類の下地を遮蔽する程度を示すぼかし評価値データを算出する手段、
前記種類の下地の画像の色情報に関するばらつき程度と、所与の着色材を前記種類の下地に塗布してなる塗装見本の画像の色情報に関するばらつき程度と、に基づいて、前記所与の着色材について、前記ぼかし評価値データを算出する手段、及び
前記各着色材及び前記混合着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、前記所与の着色材について算出される前記ぼかし評価値データと、に基づいて、前記所与の着色材に応じた前記各着色材及び前記白顔料の配合を決定する手段
としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103383A JP3836120B1 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | コンピュータカラーマッチング方法、カラーマッチング装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103383A JP3836120B1 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | コンピュータカラーマッチング方法、カラーマッチング装置及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3836120B1 true JP3836120B1 (ja) | 2006-10-18 |
JP2006284318A JP2006284318A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37406407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005103383A Expired - Fee Related JP3836120B1 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | コンピュータカラーマッチング方法、カラーマッチング装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3836120B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015108200A1 (ja) * | 2014-01-20 | 2017-03-23 | セーレン株式会社 | 調色シミュレーション方法、調色シミュレーション装置および調色プログラム |
JP6516606B2 (ja) * | 2015-07-16 | 2019-05-22 | ゾンデックス株式会社 | 調色支援システム |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005103383A patent/JP3836120B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006284318A (ja) | 2006-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2382339C2 (ru) | Способ подбора краски | |
JP4039470B2 (ja) | メタリック・パール系塗料のコンピュータ調色における着色材と光輝材の配合比又は光輝材の配合量を求める方法 | |
JPWO2008156147A1 (ja) | 塗色データベースの作成方法及びそのデータベースを用いた検索方法、並びにそれらのシステム、プログラム及び記録媒体 | |
JPH11269411A (ja) | コンピュータグラフィックス画像から塗料配合を推定する方法 | |
JP3870421B2 (ja) | コンピュータカラーマッチング方法および装置 | |
JP3836120B1 (ja) | コンピュータカラーマッチング方法、カラーマッチング装置及びプログラム | |
US7259852B2 (en) | Modified-color generation and display method and apparatus | |
WO2020188964A1 (ja) | 塗色検索装置 | |
CN115244149A (zh) | 涂料的制作方法、预测色彩数据的方法以及计算机调色系统 | |
CN114174785A (zh) | 用于匹配和调节样本涂层到目标涂层的色素沉着的方法和系统 | |
JP2015225070A (ja) | 混合色材のスペクトルまたは色度の予測および所望のスペクトルまたは色度を有する色材の配合の決定 | |
CN110462687B (zh) | 涂色确定装置、涂色确定方法、涂色确定程序及包含涂色确定程序的计算机可读介质 | |
JP4731739B2 (ja) | Ccm計算システム、ccm計算方法および記録媒体 | |
JPH11228877A (ja) | 塗料の着色剤と艶消剤の配合を計算により求めるカラーマッチング方法 | |
JP6936416B1 (ja) | 塗料の製造方法及び色彩データを予測する方法 | |
US7148900B2 (en) | CCM calculating system, CCM calculating method and recording medium | |
AU2020324520B2 (en) | Method and system for a roboust color matching and adjustment process of effect colors | |
JP2006030210A (ja) | コンピュータカラーマッチング方法および装置 | |
JP2003294530A (ja) | コンピュータ・カラーマッチングの計算方法 | |
JPH11228881A (ja) | 調色精度を高めることができる塗料のコンピュータ調色方法 | |
CN101809098B (zh) | 与周围颜色调和的多色图案形成用的涂料组合物配方的确定方法和确定装置 | |
JP3278547B2 (ja) | 色合わせ計算方法及び装置 | |
JP7383793B2 (ja) | 見本色と目標色とのスペクトル類似性を数値化するための方法およびシステム | |
JP4152786B2 (ja) | メタリック塗膜の有するメタリック感の評価方法 | |
JP4562447B2 (ja) | 非隠蔽性塗料の色合わせ装置、そのプログラム、塗装物製造装置、非隠蔽性塗料の色合わせ方法、及び塗装物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060725 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |