JP3835814B2 - ポリアセタール組成物、及びその耐磨耗性を改善し、摩擦を低減するための方法 - Google Patents

ポリアセタール組成物、及びその耐磨耗性を改善し、摩擦を低減するための方法 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は自滑性ポリオキシアルキレン組成物に関する。本発明は特に、優れた摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性を示すポリオキシアルキレン組成物に関する。本発明は更に、ポリオキシアルキレンの摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性を改善するための方法に関する。
発明の背景
アセタール又はポリアセタールとしても知られているポリオキシアルキレンは、優れた機械的性質、耐薬品性及び比較的良好な摩擦特性を示す。それで、ポリオキシアルキレンは、配管部品から電気スイッチに至る多様な用途で使用されてきた。ポリオキシアルキレンの主要な用途は、ある一つの表面が他の表面に当接して各々の表面に摩擦及び磨耗を生じさせる摩擦系システムの可動部品を形成することにある。例えば、ポリオキシアルキレンは、歯車、カム、ローラーのような装置部品として使用され、また自動車において歯車、自動車の窓昇降機構及びクランク部品として使用されている。
フッ素化炭化水素、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を滑剤として使用してポリオキシアルキレン組成物に良好な耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を付与することは当業界では公知である。しかしながら、世界の多くの地域では、特にヨーロッパでは、フッ素化材料は環境に害を及ぼす可能性があるためにこれらの材料に対する懸念が増大しつつある。その結果、これまでと同等の又は改善された耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を付与できる。ポリオキシアルキレン組成物用の代替の非フッ素化滑剤を開発することが益々重要となっている。
米国特許第4,737,539号明細書及び米国特許第5,216,079号明細書には、分子量が500,000未満のポリオレフィンが、単独であれ、PTFEとのブレンドであれ、ポリオキシメチレンを含有する種々のポリマー用の内部滑剤として作用し得ると教示されている。更に、米国特許第4,737,539号明細書及び米国特許第4,877,813号明細書には、ポリオキシメチレンを含むある種の樹脂組成物の摩擦係数を安定化させるためにPTFE及びポリアミド繊維を使用することが教示されている。
上記組成物や他の先行技術のPTFE/ポリオキシアルキレン組成物では、特にPTFEを添加したときに、合理的に良好な耐磨耗性が達成されているけれども、PTFEを含むポリオキシアルキレン組成物での摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性の値に匹敵するか又はそれを上回る特性をポリオキシアルキレン組成物に安全にかつ経済的にもたらすフルオロカーボン不含組成物を依然として開発しなければならない。更に、PTFEを含む先行技術の組成物は、ポリオキシアルキレンを含むポリマー組成物からなる表面が金属表面又は異なるポリマー表面に当接する摩擦系システムでは良好な特性を示すのに、ポリオキシアルキレン組成物からなる表面が同一材料からなる他の表面に当接する摩擦系システムではこれらの同じ特性を十分には示さなかった。
その結果、当業界においては、フルオロカーボンを含むポリオキシアルキレン組成物によって示される耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性と同様の又はそれよりも改善された特性を示すフルオロカーボン不含の自滑性ポリオキシアルキレン組成物が必要とされている。更に、プラスチック対金属の摩擦磨耗系システムだけでなく、2つの面が同じプラスチックであるプラスチック対プラスチックの摩擦磨耗系システムでも上記特性を示す組成物を開発することが望ましい。
発明の要約
本発明は、ポリオキシアルキレン系樹脂と低密度ポリエチレンとアラミド粉末との混合物からなる自滑性組成物を包含する。低密度ポリエチレン及びアラミド粉末は組成物に改善された摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性を付与するのに効果的な量で混合される。
本発明は更に、ポリオキシアルキレン系樹脂の耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を改善するための方法を包含する。本方法は、滑性に寄与する量の低密度ポリエチレン及びアラミド粉末をポリオキシアルキレン系樹脂と溶融混合することからなる。
好ましい実施態様の詳細な説明
本発明の組成物で使用するポリオキシアルキレン系樹脂は、例えば、ポリオキシメチレン及びポリオキシエチレンのホモポリマーやコポリマー、並びにその混合物やブレンドを含む適切なポリオキシアルキレンであれば何でもよい。ポリオキシアルキレンはポリオキシメチレンコポリマーであることが好ましい。適切な市販のポリオキシアルキレンとしては例えば、DuPont de Nemours & Co., Inc.から入手できるDelrin▲R▼、Hoechst Celanese Corp.から入手できるCelcon▲R▼、及びBASF Inc.から入手できるUltraform▲R▼がある。ポリオキシアルキレンの重量平均分子量(Mw)は好ましくは約40,000〜約80,000である。更に好ましくはMwは約60,000である。ポリオキシアルキレン系樹脂は組成物の約70重量%〜約99重量%を占めることが好ましい。
本発明の組成物は更に、少量の低密度ポリエチレン(LDPE)及びアラミド粉末を含む。LDPE及びアラミド粉末は改善された摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性を付与するのに効果的な量で組成物に添加される。
LDPEは、Mwが約25,000〜約300,000の適当な市販のLDPEホモポリマー又はコポリマーであることが好ましい。LDPEのMwが約50,000〜約220,000であることが好ましい。LDPEは分枝状であっても線状であってもよいが、線状LDPEホモポリマーであることが好ましい。LDPEは、組成物の溶融混合物又は加工の後に同定可能なばらばらの粒子として残存するものであることが好ましい。適切な市販のLDPEとしては例えば、Exxon Chemical Co.から入手できるEscorene▲R▼、及びBASFから入手できるLupolen▲R▼があるが、これらに限定されるものではない。LDPEを、最終組成物の約0.5重量%〜約10重量%になるように組成物に添加することが好ましい。
アラミド粉末は好ましくは、芳香族アラミド、例えばポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)からなる。しかしながら、m−フェニレンイソフタルアミドのようなポリアミド反復単位を含む他の芳香族ポリアミドを使用してもよい。p−フェニレンテレフタルアミドに加えて又はこれに代わって使用できる他の反復単位としては例えば、芳香族ジカルボン酸、芳香族ジアミン、及びこれらの二酸無水物や酸ハロゲン化物の誘導体がある。
好ましくは、アラミド粉末はMwが約20,000〜約45,000、更に好ましくは約33,500であるか、又は数平均分子量(Mn)が約5,000〜約15,000、更に好ましくは約10,500であるポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)である。好ましくは、アラミド粉末の平均粒度は粒子の最長寸法で測定して約10〜約100ミクロンである。平均粒度は更に好ましくは約50〜約90ミクロンである。適切な市販のアラミド粉末としては、AKZOから入手できるTwaron▲R▼がある。粒度が小さくなればなるほど、機械的性質、特に衝撃強さがよくなる傾向にある。粒度が小さくなればなるほど、メルトフローにも有利に作用するように思われる。従って、粒度が上記のパラメーターの範囲内にあり、市販の中で経済的な粒度であるが最も小さい粒度であることが一般に好ましい。組成物に添加するアラミド粉末の量は、約0.5重量%〜約20重量%であることが好ましい。
LDPE及びアラミド粉末を、最終組成物中のLDPE対アラミド粉末の重量比が約1:0.03〜約1:20になるようにポリオキシアルキレン系樹脂に添加することが好ましい。
LDPE及びアラミド粉末を滑性に寄与する量で添加する。特に、LDPE及びアラミド粉末を摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性を改善するのに効果的な量でポリオキシアルキレン組成物に添加する。これら2種の成分は協働して、各成分をポリオキシアルキレン系樹脂に個々に添加する場合に比べて、上記特性をかなり改善させる。それで、ポリオキシアルキレンとアラミド粉末だけを含む組成物、又はポリオキシアルキレンとLDPEだけを含む組成物によって達成される摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性に比べて全てがかなり改善されているそれらの特性を兼備した組成物を得るのに効果的な量でLDPE及びアラミド粉末を添加することが最も好ましい。
本発明の好ましい実施態様では、LDPE及びアラミド粉末は改善された特性を付与するので、フルオロポリマー滑剤のような環境に害を及ぼす可能性のある添加剤を回避することができる。その結果、組成物がフルオロポリマー添加剤を含まないということは好ましい。しかしながら、加工用添加剤のような他の添加剤は組成物に混合してもよい。典型的な添加剤としては、有機充填剤や無機充填剤(例えば雲母、ウォラストナイト、タルク、炭酸カルシウム等);補強剤(例えばガラス繊維、黒鉛繊維やこれらに類似する物質);可塑剤;熱安定剤;紫外線安定剤;強化剤;静電防止剤及び着色剤がある。ポリマー複合材料用の他の慣用の添加剤は、この開示に基づいて当業者には自明であろう。好ましくは、それらの添加剤は約0.1重量%〜約50重量%、更に好ましくは約40重量%未満の量で組成物中に存在してもよい。
本発明の自滑性組成物は、先行技術で公知の用途、又は他の自滑性組成物もしくは滑剤を含有する組成物について開発すべき用途、特に本発明の組成物からなる一つの表面が、他の表面、例えば他の異なるプラスチック表面又は金属表面に当接する摩擦系システムの用途に有用である。しかしながら、先行技術の自滑性組成物とは異なり、本発明の組成物は、共に本発明の組成物からなる同一の2つの表面が互いに当接する摩擦系システムの用途でも、特に優れた耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を示す。本発明の組成物では、摩擦係数が低くなり、耐表面磨耗性が増すこと等を含めて、摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性が大幅に改善され、これらの特性がPTFEのようなフルオロポリマー滑剤を含む組成物によって達成される同じ特性に少なくとも匹敵し、大抵の場合はこれを上回ることが当該組成物を用いた実験により判明している。
ある種の用途においては、例えば自動車のブレーキライニングにおいては、摩擦を誘発するためにアラミド線維添加剤が使用されてきている。それでアラミド繊維は典型的に、粘りのあるメルトフローや高い摩擦係数という望ましくない特性を示す。LDPEは滑剤として作用するが、典型的にはポリオキシアルキレン組成物において2.0GPaを超える曲げ弾性率を達成することはない。更に、LDPE/ポリオキシアルキレン組成物は磨耗指数が比較的低く、また他の特性を改善するのに十分な量で添加すると表層剥離を示す。それでアラミド粉末及びLDPEをポリオキシアルキレンに添加したからといって、アラミド粉末とLDPEとの相互作用によって上記特性が大幅に改善されるとは信じられないであろう。
しかしながら、本発明の組成物が典型的には、金属表面がプラスチック表面に当接する摩擦系システムでの測定によって最大値約10の磨耗指数(K)、最大値約0.07の静的摩擦係数、及び最大値約0.12の動的摩擦係数を示すことが、実施した実験により判明している。更に、メルトフローは典型的には、190℃、2.16kgで測定して約3〜5g/10分である。同時に、本発明の組成物によって達成される機械的性質も優れており、PTFE/ポリオキシアルキレン組成物の特性に匹敵し、このことは、望ましくない剛性なしで十分な強度を示している。本発明の組成物は典型的には、最小で約35J/mのノッチ付アイゾット衝撃値、最小で約350J/mのノッチなしアイゾット衝撃値、約45Mpaの最小引張強さ、55Mpaの最小曲げ強さ、及び約2.2GPaの最小曲げ弾性率を示す。これらの特性は以下に記載する実施例によりよく示されている。
以下の非制限的な特定の実施例に関して、本発明を更に詳しく説明する。
例I(比較例)
対照組成物及び第1の比較用組成物をそれぞれ、スクリュー直径が58インチのZwei Snecken Kneder型押出機(ZSK-58)で押出配合することにより調製した。第1の組成物(対照試料)は、融点範囲が327±5℃で、平均粒度が50ミクロン以下で、約100〜150ミクロンより大きい粒子を含まないPTFEを20重量%、市販のポリオキシメチレンコポリマーを80重量%含んでいた。使用した特定のポリオキシメチレンコポリマーはBASF Ultraform▲R▼ N2320であった。第2の組成物(比較用試料I)も同じポリオキシメチレンコポリマーを80重量%含み、市販のアラミド繊維を20重量%含んでいた。使用した特定の繊維は1.5mmのDuPont Kevlar▲R▼ 29であった。対照試料及び比較用試料Iのそれぞれについて、機械的性質、耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を評価した。この例I(比較例)、例II(比較例)及び例IIIでは、各組成物から部品を成形し、この部品の表面をステンレス鋼の表面に当接させて耐磨耗性及び摩擦特性を測定した。即ち、プラスチック/金属の摩擦系システムで摩擦特性及び耐磨耗性を測定する。結果を以下の表Iに示す。
Figure 0003835814
上記の結果によれば、ポリオキシメチレンコポリマーにアラミド繊維を添加すると(比較用試料I)、対照試料に比べて、曲げ強さ、曲げ弾性率及び引張強さが改善されると共に、合理的に良好な磨耗指数(K)が示されるが、比較用試料Iのメルトフロー及び摩擦係数は、有用な自滑性ポリオキシアルキレン組成物とするには許容できるものではなかった。更に、比較用試料Iの原料費は、対照試料の原料費の約50%増しと法外であった。
例II(比較例)
次いで、上記の対照試料を、上記の対照試料や比較用試料Iと同様に調製した別の組成物(比較用試料II)と比較した。比較用試料IIは例I(比較例)で使用したものと同じポリオキシメチレンコポリマーを90.57重量%、市販のLDPEを9.43重量%含んでいた。使用した特定のLDPEは、Mwが約250,000で、その滑性によって知られているBASF Lupolen▲R▼ 1800Hであった。比較用試料IIを例I(比較例)の組成物と同様に試験した。結果を以下の表IIに示す。
Figure 0003835814
比較用試料IIの調製において、ポリオキシメチレンコポリマーに添加できるLDPEの最大量は、表層剥離が生じ始めるので、約9.4%であった。LDPEが少量である結果として、摩擦係数は許容できたが、磨耗指数は許容できるほどには十分に低くはならなかった。比較用試料IIの曲げ弾性率は、本発明の組成物で達成できるような許容可能な範囲内にはなかった。
例III
上記の各例と同じ方法で別の2種の組成物を調製した。第1の組成物である比較用試料IIIは同じポリオキシメチレンコポリマーを85.3重量%、比較用試料Iで使用したものと同じアラミド繊維を10重量%、比較用試料IIで使用したものと同じLDPEを4.7重量%含んでいた。第2の組成物である試料IVは本発明に基づいて調製したものであり、上記の各試料で使用したものと同じポリオキシメチレンコポリマーを85.3重量%、市販のアラミド粉末を10重量%、比較用試料IIで使用したものと同じLDPEを4.7重量%含んでいた。使用した特定のアラミド粉末はAKZOによるTwaron▲R▼ 5011であった。アラミド粉末の平均粒度の測定値は70ミクロンであった。この粉末をDIN 4188に従って評価すると、以下のような粒度分布を示した:d10=35ミクロン、d50=55ミクロン、d90=85ミクロン。
比較用試料III及び試料IVをそれぞれ試験して、対照試料と比較した。結果を以下の表IIIに示す。
Figure 0003835814
上記の結果は、比較用試料IIIにおけるようにLDPEに加えてアラミド繊維を使用すると、機械的性質や耐磨耗性は改善されるが、メルトフローは対照試料に比べて改善されなかったことを示している。しかしながら、試料IVは、対照試料で達成される機械的性質、耐磨耗性及びメルトフロー特性と同様であるか又はそれよりも良好である改善された特性を示す。
比較用試料III及び試料IVのいずれにおいてもわずかにも4.7重量%のLDPEを使用しているので、例II(比較例)で生じた表層剥離の問題は回避された。上記で示したように、アラミド繊維は、比較用試料Iで使用したときには、メルトフローを低下させるように作用した。比較用試料IIIにおいてアラミド繊維に加えてLDPEを使用しても、メルトフローが十分に改善されるようには思えなかった。しかしながら、試料IVにおいてアラミド粉末を使用すると、対照試料に匹敵し得るメルトフローが得られた。とりわけ、ポリオキシメチレンコポリマー全体にアラミド粒子が分布するという理由からアラミド粉末からは、より粘性のより低いメルトフローが予想されたので、何故アラミド粉末がアラミド繊維と異なる挙動を示したのかは未だ判明していない。
アラミド粉末を含有する試料IVでは原料費も低下した。上記で示したように、例I(比較例)では、アラミド繊維を使用すると、ポリオキシアルキレン組成物の原料費がかなり上昇する。比較用試料IIIの原料費は比較用試料Iよりは低いが、対照試料の原料費よりも約28%高かった。それとは対照的に、試料IVの原料費は、対照試料の原料費の12%減であった。
比較用試料Iで使用したアラミドの量を比較用試料III及び試料IVでは約半分に減らしたときに、例II(比較例)で磨耗指数にマイナスに作用することが判明しているLDPEを添加したにもかかわらず、磨耗指数は予想外に一定のままであった。同様に、例II(比較例)で使用したLDPEの量を比較用試料III及び試料IVで約半分に減らしたときに、例I(比較例)で摩擦特性にマイナスに作用することが判明しているアラミドが存在していたにもかかわらず、摩擦係数はほぼ不変であった。
このような挙動は、組成物の特性が使用する諸成分の比率に関係するとする混合物の法則に反するように思える。その結果、アラミド粉末以外の2種の成分をポリオキシメチレンコポリマーと個々に混合したときのこれらの成分の各々の効果とは異なって、試料IVにおけるアラミド粉末の使用は、アラミド粉末とLDPEを一緒にポリオキシメチレンコポリマーに添加することによりポリオキシアルキレン組成物の特性が予想外に改善されるという相乗効果を示した。
例IV
本発明の組成物及びPTFEを含有する先行技術のポリオキシアルキレン組成物を、各組成物からなる第1の表面が同じ材料からなる第2の表面に当接する摩擦系システム、即ち両方が同じプラスチック表面であるプラスチック/プラスチック摩擦系システムで使用したときの各組成物の摩擦特性及び耐磨耗性を比較するために実験を実施した。
このように、上記の各例に記載の数種の組成物(比較用試料II、III及び試料IV)や別の試料(比較用試料V)から成形した1つの部品を、同じ組成物から成形した第2の部品に当接させて行った実験で、耐磨耗性及び摩擦特性を測定した。対照試料で同様の実験を実施した。比較用試料Vは、上記の各例で使用したものと同じポリオキシメチレンコポリマー85重量%と、試料IVで使用したAKZO▲R▼ 5011アラミド粉末15重量%との混合物からなる。これらの実験の結果を以下の表IVに示す。
Figure 0003835814
上記データが示すように、本発明に基づいて調製した試料IVは、同じ材料からなる2つのプラスチック表面を互いに当接させた摩擦系システムにおいて優れた摩擦特性及び耐摩耗性を示す。試料IVにおいては、他の試料の組成物、特に対照試料に比べて磨耗結果及び摩擦結果が総合的に最も改善されている。
上記の各例の比較用試料の中には、本発明の試料に匹敵し得る耐磨耗性又は摩擦係数を示すものもあるが、プラスチック−プラスチック磨耗系システムで耐磨耗性及び摩擦特性の両方が良好であると共に良好なメルトフロー特性を示したのは本発明の試料だけである。
本発明は更に、ポリオキシアルキレン系樹脂の耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を改善するための方法を包含する。本方法は、滑性に寄与する量のLDPE及びアラミド粉末をポリオキシアルキレン系樹脂と溶融混合することからなる。LDPE及びアラミド粉末を、LDPE対アラミド粉末の重量比が約1:0.03〜約1:20となる範囲でポリオキシアルキレン系樹脂と溶融混合することが好ましい。アラミド粉末を最終組成物の約0.5重量%〜約20重量%の量で溶融混合し、またLDPEを最終組成物の約0.5重量%〜約10重量%の量で溶融混合することが好ましい。
本方法は更に、上述したような加工用添加剤を組成物に溶融混合する工程を含んでいてもよい。本方法が更に、アラミド粉末を、平均粒度が最長寸法で測定して約10〜約100ミクロン、更に好ましくは約50〜約90ミクロンの粒子形態で組成物に溶融混合することを含むことが好ましい。
本発明の方法で有用なアラミド粉末、LDPE及びポリオキシアルキレン系樹脂が、本発明の組成物に関して上述したものと同じであることが好ましい。
この開示に基づき、当業者に公知の適切な方法に従って諸成分を溶融混合することができる。例えば、スタティックもしくはスクリュー/オーガー型混合機、二軸スクリュー配合押出機、又は一軸スクリュー配合押出機を用いて成分を溶融混合することができる。諸成分を溶融押出により混合することが好ましい。
当業者には、広い発明概念を逸脱することなく、上述の実施態様に変化を加えることができることが認識されるであろう。従って、本発明は、開示された特定の実施態様に制限されるのではなく、添付の請求の範囲によって限定される本発明の範囲内の変形を包含するものであることが理解されよう。

Claims (15)

  1. 自滑性組成物において、
    (a)ポリオキシアルキレン系樹脂と、
    (b)改善された摩擦特性、耐磨耗性及びメルトフロー特性を該組成物に付与するのに効果的な下記量で存在する、低密度ポリエチレン、及び平均粒度が最長寸法で測定して10〜100ミクロンの粒子形態のアラミド粉末
    との混合物からなり、
    前記低密度ポリエチレンが0.5重量%〜10重量%の量で存在し、前記アラミド粉末のが0.5重量%〜20重量%の量で存在し、前記ポリオキシアルキレン系樹脂が70重量%〜99重量%の量で存在する、フルオロポリマー滑剤を含まない自滑性組成物。
  2. 低密度ポリエチレン及びアラミド粉末が1:0.03〜1:20の重量比で存在する請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 充填剤、補強剤、可塑剤、熱安定剤、紫外線安定剤、強化剤、静電防止剤及び着色剤からなる群の中から選択された添加剤を更に含む請求の範囲第1項に記載の組成物。
  4. アラミド粉末が、重量平均分子量が20,000〜45,000のポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)を含む請求の範囲第1項に記載の組成物。
  5. ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)の重量平均分子量が33,500である請求の範囲第4項に記載の組成物。
  6. アラミド粉末が、平均粒度が最長寸法で測定して50〜90ミクロンの粒子の形態である請求の範囲第1項に記載の組成物。
  7. 低密度ポリエチレンの重量平均分子量が25,000〜300,000である請求の範囲第1項に記載の組成物。
  8. 低密度ポリエチレンの重量平均分子量が220,000未満である請求の範囲第7項に記載の組成物。
  9. ポリオキシアルキレンが、ポリオキシメチレン及びポリオキシエチレンのホモポリマーやコポリマー、並びにその混合物やブレンドからなる群の中から選択される請求の範囲第1項に記載の組成物。
  10. ポリオキシアルキレンが、重量平均分子量が40,000〜80,000のポリオキシメチレンコポリマーである請求の範囲第9項に記載の組成物。
  11. ポリオキシメチレンコポリマーの重量平均分子量が60,000である請求の範囲第10項に記載の組成物。
  12. 滑性に寄与する量としての最終混合物の0.5重量%〜10重量%の量の低密度ポリエチレン及び最終混合物の0.5重量%〜20重量%の量のアラミド粉末をポリオキシアルキレン系樹脂と溶融混合することからなるポリオキシアルキレン系樹脂の耐磨耗性、摩擦特性及びメルトフロー特性を改善するための方法。
  13. 低密度ポリエチレン及びアラミド粉末を、低密度ポリエチレン対アラミド粉末の重量比が1:0.03〜1:20となる範囲でポリオキシアルキレン系樹脂と溶融混合する工程を更に含む請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. 充填剤、補強剤、可塑剤、熱安定剤、紫外線安定剤、強化剤、静電防止剤及び着色剤からなる群の中から選択された添加剤をポリオキシアルキレンに溶融混合する工程を更に含む請求の範囲第12項に記載の方法。
  15. アブラミド粉末を、平均粒度が最長寸法で測定して10〜100ミクロンの粒子の形態でポリオキシアルキレン系樹脂に溶融混合する請求の範囲第12項に記載の方法。
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