JP3831814B2 - 複合容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、復元可能に減容化変形できる合成樹脂製壜本体に、紙筒体を外装組付けして構成した複合容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の液状内容物の容器として、ブロー成形もしくは2軸延伸ブロー成形手段により成形された合成樹脂製壜体が多用されている。
【0003】
このように、合成樹脂製壜体は多用されているのであるが、最近は省資源化の要望に答えて、薄壁化および軽量化が促進されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この合成樹脂製薄壁壜体は、嵩張って占有スペースが大きいことには変化がなく、このため容器メーカーで成形されてから商品メーカーに納入され、内容液を充填されるまでの過程において、その保管コストや輸送コストが高くなっており、また、その胴部が容易に撓み変形するので、取り扱いも面倒になっている、と云う問題があった。
【0005】
また、使用後においては、その廃棄処理を容易にするために、通常、手や足で押し潰して減容化変形させるに際して、容器として実用されるに必要な最低限の剛性を持っているので、その押し潰しを誰でもが簡単にかつ確実に達成きるとは限らない、と云う問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、合成樹脂製壜体を容易に、かつ復元可能に減容化変形できるようにし、かつ安定した握持状態を得ることができる剛性を発揮させることを技術的課題とし、もって成形されてから内容液充填までの過程および廃棄処理過程における取扱いを容易で効率の良いものとし、コストを低減させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
胴部の、上端部と下端部を除く主体部分を、周方向への捻りと縦方向への圧縮とにより容易に減容化変形可能で、かつ原形に復元可能な薄壁に形成すると共に、上端部と下端部とを、間に薄壁部の一部分を挟んだ状態で嵌合可能に形成した合成樹脂製の壜本体を有すること、
壜本体の薄壁部が復元した状態の胴部に外嵌して、その復元状態を保持する紙筒体を有すること、
にある。
【0008】
容器メーカーで成形された壜本体は、胴部を絞るように捻ることにより、薄壁部を捩れ状に縮径減容化させ、次いで縦方向に圧縮することにより、縮径した薄壁部を上下に屈曲変形させると共に、胴部上端部と胴部下端部とを嵌合させて減容化状態を保持させ(図3参照)、以後、この減容化させた状態で取扱い、商品メーカーに納品する。
【0009】
商品メーカーにおいては、減容化状態の壜本体を縦方向に引張って伸ばしながら捻ることにより、薄壁部を成形時の原形に復元させた後、その胴部に紙筒体を外嵌してその復元形状を保時させ、その後、内容液を充填して商品に供される。
【0010】
容器の使用後においては、破断等により紙筒体を取外した後、壜本体を再び捻りかつ上下に圧縮して、薄壁部を減容化変形させると共に、胴部上端部と胴部下端部とを嵌合させて減容化状態を保持させ、廃棄処理を行う。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に、壜本体の薄壁部の肉厚が、この薄壁部より上位の部分および下位の部分の肉厚の2/3以下になるように構成した、ことを加えたものである。
【0012】
この請求項2記載の発明にあっては、壜本体の捻りと縦方向への圧縮による薄壁部の減容化変形を、一定してかつ安定して、より容易にかつ円滑に達成することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明に、胴部上端部と胴部下端部の一方の外周面に、紙筒体の端面が突き当たる段部を形成すると共に、他方の外周面に、紙筒体の端部に開設した係止孔に係止する係止突起を設けた、ことを加えたものである。
【0014】
この請求項3記載の発明にあっては、壜本体に対する紙筒体の外嵌組付けが、簡単にかつ確実にそして安定して達成することができ、また紙筒体による壜本体の復元形状の保持が、安定してかつ確実に達成維持される。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明に、壜本体の重量よりも、紙筒体の重量を大きくした、ことを加えたものである。
【0016】
この請求項4記載の発明にあったは、壜本体よりも紙筒体の重量を大きくしたので、紙筒体の剛性を充分に高めることが可能となり、紙筒体の剛性を高めることにより、容器としての機能を安定的に発揮することになる。
【0017】
また、容器に要求される剛的な機能は紙筒体が発揮するので、壜本体は内容液の収納機能だけを発揮すれば良く、その分、壜本体に要する合成樹脂材料量を少なくすることができるので、容器の廃棄処理が容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。
壜本体1は、適宜の合成樹脂材料のブロー成形等により、有底八角筒形状の胴部4の上端に円錐形状の肩部3を介して口筒部2を立設して構成されている。
【0019】
この壜本体1の胴部4の上端部5と肩部3、および胴部4の下端部6と底部のそれぞれは、通常の肉厚に成形されているが、その中間の胴部4主体部分は、上記部分の肉厚の2/3以下の肉厚の薄壁部7に成形されており、これによりこの主体部分は、周方向への捻りと縦方向への圧縮とにより容易に潰れ変形および屈曲変形が可能で、かつ容易に原形へ復元可能に構成される。
【0020】
肩部3の下端部周縁を、胴部上端部5の外周面よりも突出させて、その下面に段部8を形成すると共に、胴部下端部6の外周面には、係止突起9を周方向の等分四箇所に形成している。なお、段部8と係止突起9の上下の位置関係は、反対であっても良い。
【0021】
胴部下端部6の係止突起9よりも上位の部分は、所定の外径に縮径された嵌入部10に形成されており、減容化時には図3に示すように、間に薄壁部7の上端部分を挟んだ状態で嵌入部10が胴部上端部5に嵌合し、この減容化状態を保持するようにしている。
【0022】
紙筒体11は、壜本体1の胴部4に外嵌して、壜本体1の復元形状を保持するに充分な強度と、高い自己形状保持能力とを発揮すべく、紙材料を充分に使用して高い剛性を有する筒形状に形成されていて、その下端部には、壜本体1の各係止突起9に係止可能な係止孔12が、周方向の等分四箇所に開設されている。
【0023】
この紙筒体11は、薄壁部7を原形に復元させた状態の壜本体1の底部方向から胴部4に外嵌させて、その上端面を壜本体1の段部8に突き当てると共に、各係止孔12を壜本体1の各係止突起9に係止させることにより、壜本体1に容易に抜け出し不能に組み付けられる(図1参照)。
【0024】
なお、本発明においては、壜本体1の胴部4を、八角形以外の多角筒形状あるいは円筒形状に構成してもよく、また、胴部上端部5が、薄壁部7の下端部分を挟んだ状態で、胴部下端部6に嵌入するように構成してもよく、さらには係止突起9を胴部上端部5に設けた場合には、係止孔12は紙筒体11の上端部に設けられることになると共に、紙筒体11は壜本体1に対して上方から外嵌させることになる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
容器メーカーで成形された壜本体は、周方向への捻りと縦方向への圧縮により薄壁部を減容化変形させると共に、胴部上端部と胴部下端部とを嵌合させて減容化状態を保持させ、以後、この減容化させた状態で取り扱うことができるので、その占有スペースを大幅に減少させることができ、もって、内容液が充填されるまでの過程における保管、輸送等のコストを低減化することができると共に、取り扱いを容易に効率良く行なうことができる。
【0026】
容器の使用後においては、紙筒体を取外した後、壜本体を再び捻りかつ上下に圧縮して、薄壁部を減容化変形させると共に、胴部上端部と胴部下端部とを嵌合させて減容化状態を保持させ、廃棄処理を行なうことができるので、使用後の壜本体の減容化変形を誰でも簡単にかつ確実に達成することができ、もって、その廃棄処理を容易に円滑に行なうことができる。
【0027】
安定した握持状態を得ることのできる剛性を、壜本体ではなく紙筒体により得ることが可能であるので、壜本体の省資源化をより進めることができると共に、人手による減容化処理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、半縦断全体側面図。
【図2】図1に示した実施例の、全体平面図。
【図3】図1に示した実施例における、壜本体の減容化状態を示す半縦断側面図。
【符号の説明】
1 ; 壜本体
2 ; 口筒部
3 ; 肩部
4 ; 胴部
5 ; 胴部上端部
6 ; 胴部下端部
7 ; 薄壁部
8 ; 段部
9 ; 係止突起
10 ; 嵌入部
11 ; 紙筒体
12 ; 係止孔

Claims (4)

  1. 胴部(4) の、上端部(5) と下端部(6) を除く主体部分を、周方向への捻りと縦方向への圧縮とにより容易に減容化変形可能で、かつ原形に復元可能な薄壁部(7) に形成すると共に、前記上端部(5) と下端部(6) とを、間に前記薄壁部(7) の一部分を挟んだ状態で嵌合可能に形成した合成樹脂製の壜本体(1) と、前記薄壁部(7) が復元した状態の胴部(4) に外嵌して、その復元状態を保持する紙筒体(11)と、から成る複合容器。
  2. 壜本体(1) の薄壁部(7) の肉厚が、該薄壁部(7) より上位の部分および下位の部分の肉厚の2/3以下になるように形成した請求項1記載の複合容器。
  3. 胴部上端部(5) と胴部下端部(6) の一方の外周面に、紙筒体(11)の端面が突き当たる段部(8) を形成すると共に、他方の外周面に、前記紙筒体(11)の端部に開設した係止孔(12)に係止する係止突起(9) を設けた請求項1または2記載の複合容器。
  4. 壜本体(1) の重量よりも、紙筒体(11)の重量を大きくした請求項1または2または3記載の複合容器。
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