JP3831370B2 - 廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法 - Google Patents

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Description

この発明は、廃棄物処分場跡地を活用するために建築構造物の基礎杭を構築する方法の技術分野に属し、更に云うと、恒久的に汚染物質の流出を防止する処理を施した基礎杭の構築方法に関する。
廃棄物処分場の埋め立てが完了した後には、その広大な跡地を有効活用することが望まれる。しかし、廃棄物処分場跡地に建築構造物を構築する場合、均一な地盤支持力が得られないことから、杭基礎構造が採用される。ところが、廃棄物処分場の底面には汚染物質の流出を防止するため遮水シートによる遮水処理が施されているので、基礎杭の構築にあたっては、遮水性能が損なわれない構造で基礎杭を構築しなければならない。
遮水性能が損なわれないように基礎杭を構築することを目的とした、基礎杭の構築方法の従来技術としては、以下の構築方法が公知である。
特許文献1に記載の「廃棄物処分場における杭基礎構築方法」は、側方に固化材吐出孔が形成された中空管から成る基礎杭を廃棄物処分場に打設し、所定の充填材をその天端高さが遮水シートの高さ位置よりも下方となるように基礎杭を地上側端部に設けられた注入口から投入する。次に、基礎杭内に設置された陰極及び基礎杭の外側であって遮水シートの貫通箇所近傍に設置された陽極に直流電圧を印加する電源を接続する。そして、電源を作動させて陰極及び陽極間に通電しつつ注入口から陰極と同じ極性を持つ流動性固化材を注入する。注入した流動性固化材を、電気泳動作用によって固化材吐出孔から充填し、基礎杭を打設する際に生じた遮水シートとの隙間を塞ぐことによって、遮水性能が損なわれないように試みている。
特開2002−38470号公報
しかし、上記特許文献1に係る基礎杭の構築方法は、基礎杭を構築後に流動性固化材を充填し、遮水シートとの隙間を塞いでいるので、基礎杭を打ち込む際や充填材を投入する際に遮水シートとの隙間から汚染物質が流出する問題点がある。
固化材吐出孔と遮水シートの高さを精度良く合わせないと、充填した流動性固化材でしっかりと遮水シートとの隙間を塞ぐことができないので、基礎杭の打ち込み作業が煩雑である。特に、遮水シートが傾斜して敷設されている場合は、相互の高さを精度良く合わせることが難しい。
仮に、充填した流動性固化材で遮水シートとの隙間を防ぐことができたとしても、その後の杭の沈下等によって、流動性固化材が破壊され、遮水性能が損なわれる問題点がある。
また、施工できる基礎杭の種類が中空管に限られ、施工できる基礎杭の種類や施工方法が制限される問題点がある。
本発明の目的は、基礎杭の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を完全に維持でき、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる、廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法を提供することである。
本発明の次の目的は、遮水シートが傾斜して敷設されていても、遮水性能を維持しながら、簡単に、且つ基礎杭の種類や施工方法に制限を受けずに基礎杭を打設することができる、廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法を提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法は、
廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
掘削底部内の遮水シートを切断し、その端部に廃棄物の表層部にまで届く新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、前記遮水シートを弛ませた状態で土留め壁の内壁に沿って廃棄物の表層部まで筒状に引き上げ、その上端を支持させる工程と、
前記遮水シートの内部に基礎杭を施工し、遮水シートと基礎杭との間に埋め戻し土を充填する工程とから成ることを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法は、
廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する手前の深さまで、ケーシングパイプによる土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
前記掘削底部を更に、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
掘削底部内の遮水シートを切断し、その端部に廃棄物の表層部にまで届く新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、前記遮水シートを弛ませた状態で土留め壁の内壁に沿って筒状に廃棄物の表層部まで引き上げ、その上端を支持させる工程と、
前記遮水シートの内部に基礎杭を施工し、遮水シートと基礎杭との間に埋め戻し土を充填し、ケーシングパイプによる土留め壁を撤去する工程とから成ることを特徴とする。
請求項3に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法は、
廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
掘削底部内の遮水シートを切断し、露出した地盤上に廃棄物の表層部にまで届く高さのガイドパイプを設置する工程と、
切断した遮水シートの端部に新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、この遮水シートを弛ませた状態でガイドパイプの上端部まで筒状に引き上げ、その上端を支持させる工程と、
ガイドパイプの内部に基礎杭を施工し、ガイドパイプと基礎杭との間及び土留め壁との間に埋め戻し土を充填する工程とから成ることを特徴とする。
請求項4に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法は、
廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する手前の深さまで、ケーシングパイプによる土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
前記掘削底部を更に、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
掘削底部内の遮水シートを切断し、露出した地盤上に廃棄物の表層部にまで届く高さのガイドパイプを設置する工程と、
切断した遮水シートの端部に新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、この遮水シートを弛ませた状態でガイドパイプの上端部まで筒状に引き上げ、その上端を支持させる工程と、
ガイドパイプの内部に基礎杭を施工し、ガイドパイプと基礎杭との間及び土留め壁との間に埋め戻し土を充填し、ケーシングパイプによる土留め壁を撤去する工程とから成ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2に記載した廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法において、
引き上げた遮水シートとケーシングパイプとの間に、紙管等で間隙を設けて摩擦低減するか、又は潤滑材等の摩擦低減材を塗布することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3に記載した廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法において、
ライナープレート等を土留め壁として用いた際には、ガイドパイプと基礎杭との間に埋め戻し土を充填した後に、掘削底部から地表部に向かって、前記ライナープレート等を撤去しながら、ガイドパイプと露出した廃棄物の側部との間に埋め戻し土を充填することを特徴とする。
本発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法は、予め遮水シートに継ぎ足された新たな遮水シートで掘削孔の内壁を覆い、その後、掘削孔の底部に露出させた地盤に直接、杭を打設するので、杭の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を維持でき、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。特に、遮水シートを弛ませているので、杭が沈下等しても遮水シートが緊張して破れることがなく、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。
遮水シートが傾斜して敷設されていても、簡単に遮水性能を維持できる構造とすることができる。
杭には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができ、施工する杭の種類や杭の施工方法に制限を受けることがない。
遮水シートに到達する深さまで掘削した後に、同遮水シートを切断し、その端部に継ぎ足された新たな遮水シートを廃棄物の表層部まで引き上げて支持する。そして、前記引き上げた遮水シートの内部に基礎杭を施工することによって、基礎杭の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を維持し、恒久的な汚染物質の流出を防止する。
以下に、請求項1に記載した発明に係る廃棄物処理場跡地における基礎杭の構築方法(以下、杭構築方法と省略する場合がある。)の実施例を、図1及び図2に基づいて説明する。
この杭構築方法は、図1に示すように、地盤1の地表部に遮水シート2を敷設し、その上に廃棄物3を埋め立てることによって、地盤1に廃棄物3の汚染物質が流出しない構造とされた廃棄物処分場の跡地を活用するために実施する。
先ず、廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シート2に到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁5で土留めしながら掘削する(図2(A)を参照)。具体的には、施工する基礎杭4の直径よりも十分大きく作業スペースを確保できるように大きな内径を有する円柱形状に掘削を進める。その掘削方法は、遮水シート2を傷つけないように、手作業又は、遮水シート2に到達する深さの手前まで重機等を用いて掘削し、その後遮水シート2に到達する深さまでは手作業で慎重に掘削する。
次に、掘削することによって露出した掘削底部(掘削孔の底部)内の遮水シート2は、新たに継ぎ足す遮水シート6との溶着代を残す形状に切断する。即ち、遮水シート2の略中央部位を、掘削孔の内径よりも若干小径の円形状にくり抜き(切断し)、その端部(残余の部分)を溶着代として形成する。くり抜かれた部位には基礎杭4を施工するべき地盤1の地表部が現れる。遮水シート2を切断する際には、周辺の廃棄物3が撤去されているので、汚染物質が流出することはない。
前記遮水シート2の溶着代に新たな遮水シート6の一端を溶着して継ぎ足す。前記遮水シート6は、予め掘削孔と略同径の円筒状に形成されており、その高さは、後に遮水シート6が廃棄物3の表層部まで引き上げられた際に、弛みを生じた状態に支持できるように、掘削孔の高さより高く形成されている。
継ぎ足した遮水シート6を弛ませた状態で、土留め壁5の内壁に沿って廃棄物3の表層部まで引き上げ、その上端を土留め壁5の上端部へ固定する(図2(B)を参照)。その結果、廃棄物3の側部は、土留め壁5と遮水シート6によって覆われ、確実に遮水性能を維持する構造となる。
この遮水シート6の内部に基礎杭4を施工する。遮水性能を維持できる構造としてから、掘削孔の底部に露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、通例の杭の施工と何ら変わらず、基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができる。
最後に、前記基礎杭4の根固めを必要に応じて行い、遮水シート6と基礎杭4との間に充填性に優れた土砂等の埋め戻し土7を充填すると、基礎杭の施工が完了する(図2(C)を参照)。埋め戻し土7は密実に遮水シート6と基礎杭4との間に充填され、しっかりと基礎杭4を支持する。
上記した杭構築方法は、予め遮水シート2に継ぎ足された新たな遮水シート6で掘削孔の内壁を覆い、その後、掘削孔の底部に露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、基礎杭4の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を維持でき、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。特に、遮水シート6を弛ませているので、基礎杭4が沈下等しても遮水シート6が緊張して破れることがなく、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。
遮水シート2が傾斜して敷設されていても、簡単に遮水性能を維持できる構造とすることができる。
基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができ、施工する杭の種類や杭の施工方法に制限を受けることがない。
なお、本実施例では、遮水シート6の上端を土留め壁5の上端部に固定し引き上げた状態を維持しているが、これに限らない。引き上げた遮水シート6を土留め壁5に寄りかからせて引き上げた状態を維持しても良い。
次に、請求項2及び請求項5に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例を、図3〜図5に基づいて説明する。
先ず、廃棄物処分場跡地の杭構築位置に、遮水シート2に到達する手前の深さまでケーシングパイプによる土留め壁8を圧入し、該土留め壁8の内部を掘削する(図4(A)を参照)。前記土留め壁8は、通例のケーシングパイプと同様に鋼管などで構成されており、その内径は、施工する基礎杭4の直径よりも大きく、内部に基礎杭4を施工するための作業スペースを確保できる内径に形成されている。土留め壁8の高さは一例として遮水シート2が敷設されている深さより50cm程度手前まで圧入することができる高さに形成されている。したがって、土留め壁8の圧入によって、遮水シート2を傷つけることがない。また、土留め壁8によって廃棄物3はしっかりと土留めされ、土留め壁8が圧入されている深さまで重機等で一気に掘削することができ、作業時間の短縮に寄与する。
前記掘削孔の底部を更に、遮水シート2に到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁9で土留めしながら掘削する(図4(B)を参照)。この場合、重機等で掘削すると遮水シート2を傷つけてしまうので、手作業で慎重に掘削する。
掘削することによって露出した掘削孔の底部内の遮水シート2は、新たに継ぎ足す遮水シート10の一端を溶着することができるように溶着代を残してくり抜く(切断する)。本実施例でも、遮水シート2を切断する際には、周辺の廃棄物3が撤去されているので、汚染物質が流出することがない。継ぎ足される遮水シート10は、上記実施例1と略同様に円筒状に形成されているが、その外径は、土留め壁8、9の内径より若干小さく形成され、後に土留め壁8と遮水シート10との間に摩擦低減材として複数本の紙管11…を設けることができるように設定されている(図5を参照)。遮水シート10の高さは、廃棄物3の表層部まで引き上げられた際に、弛みを生じた状態で支持できるように掘削孔の高さより高く形成されている。
遮水シート2の溶着代に上記遮水シート10の一端を溶着して継ぎ足し、前記遮水シート10を弛ませた状態で土留め壁8、9の内壁に沿って廃棄物3の表層部まで引き上げる。それと共に、土留め壁8を引き抜く際に遮水シート10を傷つけないように、相互間に複数本の紙管11…を配置し、該紙管11に引き上げた遮水シート10を寄りかからせて、その状態で遮水シート10を支持させる(図4(C)を参照)。その結果、廃棄物3の側部は、土留め壁8、9と遮水シート10で覆われ、確実に遮水性能を維持する構造となる。
この遮水シート10の内部に基礎杭4を施工する。本実施例でも、遮水性能を維持できる構造としてから、掘削孔の底部に露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、通例の杭の施工と何ら変わらず、基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができる。
前記基礎杭4の根固めを必要に応じて行い、遮水シート10と基礎杭4との間に充填性に優れた土砂等の埋め戻し土12を充填する(図4(D)を参照)。ケーシングパイプによる土留め壁8を引き抜いて撤去し、最後に、基礎杭4をしっかり支持するために遮水シート10と露出した廃棄物3の側部との間にも埋め戻し土13を充填すると、基礎杭の構築が完了する(図4(E)を参照)。土留め壁8を撤去する際には、同土留め壁8と遮水シート10との間に紙管11が配置され非接触状態に維持されているので、土留め壁8を引き抜いても遮水シート10が傷ついて破れることがない。また、撤去した土留め壁(ケーシングパイプ)8は、他の基礎杭の構築に再利用することができ、コストの削減に寄与する。
上記した杭構築方法も、予め遮水シート2に継ぎ足された新たな遮水シート10で掘削孔の内壁を覆い、その後、掘削孔の底部に露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、基礎杭4の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を維持でき、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。特に、遮水シート10を弛ませているので、基礎杭4が沈下等しても遮水シートが緊張して破れることがなく、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。
遮水シート2が傾斜して敷設されていても、簡単に遮水性能を維持できる構造とすることができる。
基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができ、施工する杭の種類や杭の施工方法に制限を受けることがない。
なお、本実施例では、土留め壁8と遮水シート10との間に紙管11を配置し非接触状態に維持したが、この限りでない。土留め壁8と遮水シート10の間に潤滑材等の摩擦低減材を塗布し、土留め壁8を引き抜いても、遮水シート10が傷ついて破れないようにしても良い(請求項5記載の発明)。また、本実施例では、遮水シート10と廃棄物3の側部との間に埋め戻し土13を充填したが、紙管11の配置などの施工条件によっては充填しなくても良い場合がある。
次に、請求項3及び請求項6に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例を、図6及び図7に基づいて説明する。
先ず、上記実施例1と同様に、廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シート2に到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁5で土留めしながら掘削する(図7(A)を参照)。掘削することによって露出した掘削孔の底部内の遮水シート2の略中央部位は、後に露出させた地盤1に設置するガイドパイプ14を通すために、該ガイドパイプ14の外径より若干大径の円形状にくり抜く(切断する)。本実施例でも、遮水シート2を切断する際には、周辺の廃棄物3が撤去されているので、汚染物質が流出することはない。
くり抜いた孔からガイドパイプ14を通し露出した地盤1の地表部へ設置する。前記ガイドパイプ14は廃棄物3の表層部にまで届く高さの鋼管で構成されており、その内径は、内部において基礎杭4を施工するのに十分な内径に形成されている。
切断した遮水シート2の端部に新たな遮水シート15の一端を溶着して継ぎ足す。前記遮水シート15は、ガイドパイプ14の外径と略同径の円筒状に形成されており、その高さは、後に遮水シート15がガイドパイプ14の上端部まで引き上げられた際に、弛みを生じた状態に支持できるように、ガイドパイプ14の高さより高く形成されている。
前記遮水シート15を弛ませた状態でガイドパイプ14の上端部まで引き上げ、その上端を前記ガイドパイプ14の上端部へ溶着し固定する(図7(B)を参照)。その結果、廃棄物3の側部は、土留め壁5と遮水シート15で覆われ、確実に遮水性能を維持する構造となる。
このガイドパイプ14の内部に基礎杭4を施工する。本実施例でも、遮水性能を維持できる構造としてから、掘削孔の底部に露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、通例の杭の施工と何ら変わらず、基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができる。
前記基礎杭4の根固めを必要に応じて行い、ガイドパイプ14と基礎杭4との間に充填性に優れた土砂等の埋め戻し土16を充填し(図7(C)を参照)、更に遮水シート15と土留め壁5との間に埋め戻し土17を充填すると、基礎杭の施工が完了する(図7(D)を参照)。埋め戻し土16と17は密実に充填され、しっかりと基礎杭4を支持する。
上記した杭構築方法も、予め遮水シート2に継ぎ足された遮水シート15で掘削孔の内壁を覆い、その後、露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、基礎杭4の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を維持でき、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。特に、遮水シート15を弛ませているので、基礎杭4が沈下等しても遮水シートが緊張して破れることがなく、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。
遮水シート2が傾斜して敷設されていても、簡単に遮水性能を維持できる構造とすることができる。
基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができ、施工する杭の種類や杭の施工方法に制限を受けることがない。
なお、本実施例では、土留め壁5を埋め殺したが、撤去しても良い。その場合は、ガイドパイプ14と基礎杭4との間に埋め戻し土16を充填した後に、掘削底部から地表部に向かって、土留め壁5を構成するライナープレート等を撤去しながら、ガイドパイプ14と露出した廃棄物3の側部との間に埋め戻し土17を充填する(請求項6記載の発明)。即ち、掘削工程と逆の工程で埋め戻し土17を埋め戻していく。撤去したライナープレート等は、他の基礎杭の構築に再利用することができ、コストの削減に寄与する。
次に、請求項4に記載した発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例を、図8及び図9に基づいて説明する。
先ず、上記実施例2と同様に、廃棄物処分場跡地の杭構築位置に、遮水シート2に到達する手前の深さまでケーシングパイプによる土留め壁8を圧入し、該土留め壁8の内部を掘削する(図9(A)を参照)。そして、前記掘削孔の底部を更に、遮水シート2に到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁9で土留めしながら掘削する(図9(B)を参照)。
その後の工程は、上記実施例3と略同様に、掘削することによって露出した掘削孔の底部内の遮水シート2の略中央部位を、後に露出させた地盤1に設置するガイドパイプ14を通すために、該ガイドパイプ14の外径より若干大径の円形状にくり抜く(切断する)。
くり抜いた孔からガイドパイプ14を通し露出した地盤1の地表部へ設置し、切断した遮水シート2の端部に新たな遮水シート15の一端を溶着して継ぎ足す。前記遮水シート15を弛ませた状態でガイドパイプ14の上端部まで引き上げ、その上端を前記ガイドパイプ14の上端部へ溶着し固定する(図9(C)を参照)。その結果、やはり廃棄物3の側部は、土留め壁8、9と遮水シート15で覆われ、確実に遮水性能を維持する構造となる。
このガイドパイプ14の内部に基礎杭4を施工する。本実施例でも、遮水性能を維持できる構造としてから、掘削孔の底部に露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、通例の杭の施工と何ら変わらず、基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができる。
前記基礎杭4の根固めを必要に応じて行い、ガイドパイプ14と基礎杭4との間に充填性に優れた土砂等の埋め戻し土16を充填し(図9(D)を参照)、更に遮水シート15と土留め壁8、9との間に埋め戻し土17を充填する。埋め戻し土16と17は密実に充填され、しっかりと基礎杭4を支持する。
最後に、ケーシングパイプによる土留め壁8を引き抜いて撤去すると、基礎杭の構築が完了する(図9(E)を参照)。撤去したケーシングパイプは、他の基礎杭の構築に再利用することができ、コストの削減に寄与する。
上記した杭構築方法も、予め遮水シート2に継ぎ足された遮水シート15で掘削孔の内壁を覆い、その後、露出させた地盤1に直接、基礎杭4を施工するので、基礎杭4の構築後だけでなく、構築中も遮水性能を維持でき、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。特に、遮水シート15を弛ませているので、基礎杭4が沈下等しても遮水シートが緊張して破れることがなく、恒久的に汚染物質の流出を防止することができる。
遮水シート2が傾斜して敷設されていても、簡単に遮水性能を維持できる構造とすることができる。
基礎杭4には場所打ち杭、埋め込み杭、打ち込み杭、深層杭などを採用することができ、施工する杭の種類や杭の施工方法に制限を受けることがない。
本発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例1を示した概念図である。 実施例1の工程図を示している。 実施例1の工程図を示している。 実施例1の工程図を示している。 本発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例2を示した概念図である。 実施例2の工程図を示している。 実施例2の工程図を示している。 実施例2の工程図を示している。 実施例2の工程図を示している。 実施例2の工程図を示している。 図4(E)の水平断面図である。 本発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例3を示した概念図である。 実施例3の工程図を示している。 実施例3の工程図を示している。 実施例3の工程図を示している。 実施例3の工程図を示している。 本発明に係る廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法の実施例4を示した概念図である。 実施例4の工程図を示している。 実施例4の工程図を示している。 実施例4の工程図を示している。 実施例4の工程図を示している。 実施例4の工程図を示している。
符号の説明
1 地盤
2 遮水シート
3 廃棄物
4 基礎杭
5 ライナープレート等による土留め壁
6、10、15 新たな遮水シート
7 埋め戻し土
8 ケーシングパイプによる土留め壁
9 ライナープレート等による土留め壁
11 紙管
12、13 埋め戻し土
14 ガイドパイプ
16、17 埋め戻し土

Claims (6)

  1. 廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
    廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
    掘削底部内の遮水シートを切断し、その端部に廃棄物の表層部にまで届く新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、前記遮水シートを弛ませた状態で土留め壁の内壁に沿って廃棄物の表層部まで筒状に引き上げ、その上端を支持させる工程と、
    前記遮水シートの内部に基礎杭を施工し、遮水シートと基礎杭との間に埋め戻し土を充填する工程とから成ることを特徴とする、廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法。
  2. 廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
    廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する手前の深さまで、ケーシングパイプによる土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
    前記掘削底部を更に、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
    掘削底部内の遮水シートを切断し、その端部に廃棄物の表層部にまで届く新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、前記遮水シートを弛ませた状態で土留め壁の内壁に沿って筒状に廃棄物の表層部まで引き上げ、その上端を支持させる工程と、
    前記遮水シートの内部に基礎杭を施工し、遮水シートと基礎杭との間に埋め戻し土を充填し、ケーシングパイプによる土留め壁を撤去する工程とから成ることを特徴とする、廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法。
  3. 廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
    廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
    掘削底部内の遮水シートを切断し、露出した地盤上に廃棄物の表層部にまで届く高さのガイドパイプを設置する工程と、
    切断した遮水シートの端部に新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、この遮水シートを弛ませた状態でガイドパイプの上端部まで筒状に引き上げ、その上端を支持させる工程と、
    ガイドパイプの内部に基礎杭を施工し、ガイドパイプと基礎杭との間及び土留め壁との間に埋め戻し土を充填する工程とから成ることを特徴とする、廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法。
  4. 廃棄物処分場跡地を活用するために基礎杭を構築する方法であって、
    廃棄物処分場跡地の杭構築位置を、遮水シートに到達する手前の深さまで、ケーシングパイプによる土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
    前記掘削底部を更に、遮水シートに到達する深さまで、ライナープレート等による土留め壁で土留めしながら掘削する工程と、
    掘削底部内の遮水シートを切断し、露出した地盤上に廃棄物の表層部にまで届く高さのガイドパイプを設置する工程と、
    切断した遮水シートの端部に新たな遮水シートを溶着して継ぎ足し、この遮水シートを弛ませた状態でガイドパイプの上端部まで筒状に引き上げ、その上端を支持させる工程と、
    ガイドパイプの内部に基礎杭を施工し、ガイドパイプと基礎杭との間及び土留め壁との間に埋め戻し土を充填し、ケーシングパイプによる土留め壁を撤去する工程とから成ることを特徴とする、廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法。
  5. 引き上げた遮水シートとケーシングパイプとの間に、紙管等で間隙を設けて摩擦低減するか、又は潤滑材等の摩擦低減材を塗布することを特徴とする、請求項2に記載した廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法。
  6. ライナープレート等を土留め壁として用いた際には、ガイドパイプと基礎杭との間に埋め戻し土を充填した後に、掘削底部から地表部に向かって、前記ライナープレート等を撤去しながら、ガイドパイプと露出した廃棄物の側部との間に埋め戻し土を充填することを特徴とする、請求項3に記載した廃棄物処分場跡地における基礎杭の構築方法。
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