JP3830418B2 - 吸収性物品の装着に適した外装体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキンなどの体液を吸収する吸収性物品の着用に適した外装体に係り、特に吸収性物品の性器への密着性を調整させることができるとともに、体液の漏れの防止効果を高めた外装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
生理中の女性は生理用ナプキンを、ショーツやガードルなどの外装体と性器との間に位置させて装着している。この際、装着された吸収性物品と性器との間に隙間が生じ、この隙間から経血が吸収性物品の外部に漏れることを防止するため、ショーツ本体の全体を弾性伸縮機能が大きい素材で構成した外装体が着用されている。そして、ショーツ本体が有する弾性伸縮力を利用して前記吸収性物品を性器に密着させ、吸収性物品と性器との間に隙間が生じることを防止して経血の漏れを防止している。
【0003】
また、特開2001−276130号公報には、ショーツ本体の内側に、前身頃から後身頃に向って延びるサポート帯が設けられた生理用ショーツが開示されている。この生理用ショーツは、前記サポート帯が弾性伸縮機能を発揮するものであり、このサポート帯に生理用ナプキンが取付けられるものとなっている。この生理用ショーツは、前記サポート帯の弾性力により、吸収性物品が性器に密着させられて、生理用ナプキンと性器との間の隙間を生じにくくして、経血の漏れを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ショーツ本体の全体が大きな弾性伸縮性を有する素材から形成されている場合には、着用者の下半身の広範囲を強く締め付けることとなるため、着用者に不快感を与えるとともに、血行不良による健康への悪影響も与える。
【0005】
また、特開2001−276130号公報に開示された生理用ショーツでは、サポート帯が股間部から位置ずれしたときに、生理用ナプキンがサポート帯と一緒に動いて、生理用ナプキンの両側部から経血が漏れる不安がある。また、生理用ナプキンが前記サポート帯に直接に取付けられるものであるため、前記サポート帯の加圧力を直接に体で感じることがあり、この場合、装着感触が悪くなりやすい。さらに、前記生理用ショーツでは、サポート帯の長さが予め決められているため、体型によっては、サポート帯から生理用ナプキンに与えられる弾圧力が強すぎて生理用ナプキンの圧迫感を生じたり、または前記弾性力が弱すぎて、生理用ナプキンの密着性が低下するおそれがある。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、サポート帯が位置ずれしたようなときでも吸収性物品の両側部からの経血の漏れを防止でき、また吸収性物品の装着感も良好になる外装体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、本体が、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置するクロッチ部と、腰天に形成された開口部と、前記クロッチ部の両側に位置する一対の脚ぐり部とを有する外装体において、
前記本体の内側には、前記クロッチ部から前記後身頃に至る縦方向に弾性伸縮機能を発揮するサポート帯が設けられ、前記サポート帯は、その前端部および後端部が前記本体に接合され、中間部が、前記クロッチ部から前記後身頃の少なくとも一部にわたって前記本体に接合されることなく延びており、
身体に装着される吸収性物品を支える補助部材が、前記サポート帯に取付けられて、前記補助部材の身体に対向する側に、吸収性物品が設置される装着布の前端部と後端部とが取付けられていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明では、サポート帯に補助部材が設けられて、生理用ナプキンなどの吸収性物品が前記補助部材に支えられるようになっている。サポート帯の弾圧力が前記保持部材を介して吸収性物品に作用することにより、吸収性物品が身体に加圧されるときの装着感を良好にできる。また補助部材の幅寸法を吸収性物品の幅方向よりも大きくすることで、吸収性物品の両側が前記補助部材で覆われるようになり、吸収性物品から経血が横漏れしても、外部へ浸出するのを防止できる。
【0010】
また、前記補助部材の身体に対向する側に、吸収性物品が設置される装着布の前端部と後端部とが取付けられており、吸収性物品を補助部材に直接に取付けることができるため、補助部材と吸収性物品との位置ずれを防止でき、吸収性物品と補助部材とが常に一体となって動くようになって、補助部材による漏れ防止効果を常に発揮できる。
【0011】
また、本発明は、本体が、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置するクロッチ部と、腰天に形成された開口部と、前記クロッチ部の両側に位置する一対の脚ぐり部とを有する外装体において、
前記本体のクロッチ部には、前記前身頃と前記後身頃に連続する股布と、前記股布の内側に重ねられてその前端部と後端部が前記本体に接合された装着布とが設けられて、前記装着布に吸収性物品が設置可能となっており、
前記本体の内側には、前記クロッチ部から前記後身頃に至る縦方向に弾性伸縮機能を発揮するサポート帯が設けられ、前記サポート帯は、その前端部および後端部が前記本体に接合され、中間部が、前記クロッチ部から前記後身頃の少なくとも一部にわたって前記本体に接合されることなく延び、且つ前記サポート帯の一部が、前記股布と前記装着布との間に位置しており、
身体に装着される吸収性物品を支える補助部材が、前記股布と前記装着布の間で前記サポート帯に取付けられていることを特徴とするものである。
【0012】
この構造では、吸収性物品が、本体と一体の装着布に装着されているため、サポート帯が左右にずれたような場合であっても、吸収性物品は身体に装着された位置から位置ずれしにくくなる。
【0013】
例えば、前記補助部材には、前記身体と対向する側と逆の裏側に、前記サポート帯が縦方向へ挿通される挿通部が設けられているものであり、好ましくは、前記補助部材は、前記サポート帯に沿って縦方向へ位置を移動できるように取付けられているものである。
【0014】
補助部材を縦方向へ移動できるようにすると、就寝時などでは補助部材を後方へずれして後方への経血の漏れを防止することなどを自由に設定できる。
【0015】
また、前記サポート帯は、その長さを調整自在であるものが好ましい。
サポート帯の長さを変えることにより、サポート帯の締め付け力を、体型に合わせて適度に調整することができる。
【0016】
また、前記サポート帯の前端部と後端部の少なくとも一方が、前記本体部に着脱自在に取付けられているものとして構成できる。
【0017】
サポート帯の前端部または後端部を本体から外すことにより、サポート帯への補助部材の取付けと取り外しを容易にできる。またサポート帯全体を本体から離脱させることで、サポート帯と本体とを別個に選択できるようになり、またサポート帯を取付けずに本体のみを身体に着用することも可能になる。
【0018】
なお、前記サポート帯の前端部と後端部との縦方向の長さ寸法は、前記前端部が取付けられている箇所と前記後端部が取付けられている箇所との間での前記本体の縦方向の長さ寸法よりも短いことが好ましい。
【0019】
さらに、前記サポート帯は、少なくとも前記後身頃に対向する部分において、その幅寸法が、前記後端部に向って徐々に小さくなる形状とすることができる。
【0020】
このような形状にすると、補助部材および吸収性物品に対してはサポート帯の幅広い部分で支えることができ、またサポート帯の後方部分を臀部の溝に沿わせることができ、装着感触を良好にできる。
【0021】
また、前記補助部材と前記サポート帯の少なくとも一方には、前記補助部材と前記サポート帯とのずれを防止するずれ止め部が設けられていることが好ましい。これにより補助部材が着用位置から不用意に動くのを防止できる。
【0022】
さらに、前記補助部材は、サポート帯の両側に突出する両側部を有しており、少なくとも前記両側部にクッション層が設けられているものが好ましい。
【0023】
この構造では、補助部材のクッション層を有する両側部が、身体に当たることにより吸収性物品からの横漏れを防止しやすく、また前記クッション層で漏れた経血を吸収させることも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の生理用ショーツ1の本体10を前身頃と後身頃とが接するように2つ折りした状態で示す正面図、図2は同じく2つ折りした状態を示す背面図、図3は前記生理用ショーツを身体に装着した立体形状となったものを前身頃側から示す斜視図、図4は同じく立体形状を後身頃側から示す斜視図、図5は生理用ショーツのクロッチ部から後身頃を内側から示す部分斜視図、図6は補助部材を示す斜視図、図7は図6のVII−VII線の断面図、図8は補助部材を本体10の内側に設けられたサポート帯に取り付ける状態を補助部材の裏面側から示す斜視図、図9は補助部材を本体10に取り付けた状態のショーツの内側を示した展開平面図、図10は身体に装着した状態のショーツ本体、補助部材および生理用ナプキンの変形状態を示す断面図である。
【0025】
以下の実施の形態では、吸収性物品の一例として、生理中の女性が股間部に当てて、経血を吸収させる生理用ナプキンについて説明する。また、外装体の一例として、前記生理用ナプキンの着用に適した生理用ショーツで、股下部に開口する脚ぐり部が身体の大腿部に位置するトランクス形状またはスパッツ形状の本体を備えたものとして説明する。ただし、本発明の体液吸収性物品は、尿失禁患者が使用する尿取りパッドなどであってもよい。また外装体の本体は、股下部が膝の部分または足首の部分まで延びたもの、さらに、前記股下部がレッグ部とこれに連続するフート部を有するパンティストッキング、またはタイツの形態とされたものを含む。また、本発明の外装体は、クロッチ部の両側に開口する脚ぐり部が大腿部の上方に位置して図3に示す股下丈Hがほとんどゼロとなるいわゆるパンティタイプあるいはショーツタイプまたはハイレッグタイプのものであってもよい。
【0026】
また、本発明では、前記生理用ショーツなどの外装体の本体に補助部材が着脱自在に取り付けられるが、前記本体に補助部材が取り付けられた状態で包装体に収納されて流通するもの、または本体と補助部材が同じ包装体に収納されて流通するもの、本体と補助部材が別々の包装体に収納されてセットとして流通するものであってもよい。あるいは、補助部材のみが本体とは別個の商品として単独で流通するものであってもよい。この場合、補助部材は主に取り替え用として使用される。
【0027】
図1と図2に示すように、本体10は、2枚の腰当て布11と12が、前身頃13において上下方向に延びる縫合線15aで縫合され、後身頃14において縫合線15bにより縫合されている。前記腰当て布11と12は、弾性伸縮性を有している。例えば、弾性伸縮性を有するポリウレタン繊維の糸と、肌にやさしい繊維であるナイロン繊維の糸とで形成された織布であり、例えばトリコットハーフ編みされた織布である。
【0028】
前記前身頃13と後身頃14の上部が、腰天16であり、この腰天16に位置するウエスト開口部にウエストバンド17が設けられている。このウエストバンド17は、ポリウレタン繊維で形成された伸縮性織布、合成ゴムシート、天然ゴムシートなどで形成されている。
【0029】
生理用ショーツの前記本体10のクロッチ部18には、股布19が取付けられている。この股布19は、前記腰当て布11,12と同様に、ポリウレタン繊維とナイロン繊維で編まれた弾性伸縮自在な伸縮布により形成されている。図5に示すように、前記股布19の両側部は折り返され、股布19の折り返し部19a,19aが縫合線20において縫合されている。
【0030】
前記股布19の前縁は、前記前身頃13を形成する腰当て布11,12に対して前方縫合部23において縫合されている。同様に、前記股布19の後縁は、前記後身頃14を形成する腰当て布11,12に対して後方縫合部24において縫合されている。
【0031】
このように、股布19は、前記前身頃13と後身頃14と連続して形成され、前記股布19の両側に、着用時に大腿部まわりに密着する脚ぐり部25,25が開口している。図5に示すように、前記脚ぐり部25の周縁部では、前記腰当て布11の縁部が折り返されて所定幅の折り返し部11aが形成され、また前記腰当て布12の縁部が折り返されて所定幅の折り返し部12aが形成されている。この折り返し部11a,12aは、縫合線26a,26bにより縫合されている。
【0032】
前記生理用ショーツの本体10では、前記腰当て布11,12が伸縮性を有する布により形成されているため、前記折り返し部11a,12aの部分が脚ぐり部25,25回りのレッグバンドとなっている。股布19の両側部も脚ぐり部25,25に現れているため、この股布19の両側部の折り返し部19a,19aもレッグバンドの一部として機能している。
【0033】
この本体10では、前記のように腰当て布11,12および股布19を折り返すことによりレッグバンドが形成されているが、このレッグバンドを前記腰当て布11,12および股布19と独立した弾性バンドで形成し、この弾性バンドを脚ぐり部25,25の周囲に取付けてもよい。
【0034】
前記本体10の内側には、前記クロッチ部18の前方部に位置する前記前方縫合部23を始端とし、前記後身頃に位置する前記ウエストバンド17の下縁部に向って伸びるサポート帯29が設けられている。
【0035】
前記サポート帯29は、前端部29aが、前記前方縫合部23において、前記腰当て布11,12および前記股布19とともに縫合されて前接合部を形成しており、自由に着脱できない。前記サポート帯29の後端部29bにはループ30が形成されている。このループ30は前記サポート帯の後端部29bを裏側(前記後身頃14側)に折り返した後、折り返し端部29cを縫合などで接合して形成される。このループ30の内径部にフック28が取り付けられる。このフック28には鉤状の挿入腕28aが形成されている。
【0036】
前記ウエストバンド17の下縁には、前記後身頃14の前記縫合線15bの位置において、前記サポート帯29と同じ素材から形成された布片を2枚折りすることによって、ループ31が接合線31aで縫合されて設けられている。
【0037】
前記サポート帯29の後端部29bに取付けられた前記フック28の前記挿入腕28aが、前記ループ31の内径部に挿入されることによってサポート帯29の後端部29bが本体10に取付けられている。また、前記挿入腕28aを前記ループ31から抜き取ることにより、前記後端部29bを本体10から離脱させることが可能である。この実施の形態では、前記フック28と前記ループ31とによって、サポート帯29の後端部を本体10に接合させるための後接合部が形成されている。
【0038】
なお、前記サポート帯29の後端部29bを本体10に接合する後接合部は、面ファスナやボタンなどによって着脱可能に構成されていてもよい。
【0039】
前記サポート帯29は、前記前端部29aと前記後端部29b以外の部分である中間部29dが、前記本体10に接合されておらず、サポート帯29は、前記クロッチ部18の内側および後身頃14の内側において、自由に動けるようになっている。
【0040】
前記サポート帯29は、前記前端部29aから前記後端部29bに向けて幅寸法が徐々に小さくなるテーパー形状である。前記サポート帯29の幅寸法は、前記前端部29aで80mm以下であることが好ましく、下限は30mmが好ましい。また前記後端部29bでの幅寸法は5mm以上であることが好ましく、上限は30mm以下が好ましい。この範囲内とすると、クロッチ部18において前記サポート帯29に図6に示す補助部材40および生理用ナプキンを取り付けた際に、取付け状態を安定させることができる。また、後身頃14に延びる前記サポート帯29を臀部の溝内に密着させやすくなって、身体の動きによって前記サポート帯29が横方向へ位置ずれしにくくなる。
【0041】
また、前記サポート帯29に、縦方向に向けて一定の間隔で目盛りなどの目印を付しておくと、前記サポート帯29に取り付けられる補助部材40の取付け位置を確認しやすくなり、また補助部材40を例えば後方へずらして取り付けるようなときにも、その取付け位置を確認しやすくなる。
【0042】
前記サポート帯29は、縦方向(図5におけるY方向)に弾性伸縮力を有している。また、前記サポート帯29を伸長させていない状態において、前記前端部29aから前記ループ31の接合線31aまでの長さ寸法は、前記前端部29aの接合部と前記接合線31aとの間での本体10の長さ寸法よりも短く形成されている。したがって、前記サポート帯29を本体10に取り付けた状態でショーツを着用したときに、前記サポート帯29は縦方向に伸ばされた状態で身体に当たるようになり、前記サポート帯29が身体に対して弾性力を有して圧着される。前記サポート帯29は、ポリウレタン繊維で形成された伸縮性織布、または伸縮性不織布、合成ゴムシート、または天然ゴムシートなどで形成されている。
【0043】
この生理用ショーツ1は、本体10の内側に補助部材40を取り付けて使用することができる。図6は補助部材40を表側から示しているが、前記補助部材40は、前後方向に延びる中央線O−Oに対して左右対称形状である。前記補助部材40は、中間部41と、左右の両側部42,42を有している。前記両側部42,42には、前記中間部41よりも前方へ延びる前方突部42a,42aと、前記中間部41よりも後方へ延びる後方突部42b,42bが一体に形成されている。
【0044】
図6では、前記中間部41の幅寸法をW2で示し、補助部材40全体を前後方向に二分する中心部における、前記補助部材40の右側縁40aと左側縁40bとの間の幅寸法をW1で示している。また、前記中心線O−Oでの中間部41の前後方向の長さ寸法をL2で示し、補助部材40の前後方向の全長寸法、すなわち前方突部42aの先端と後方突部42bの先端との寸法をL1で示している。
【0045】
図7は図6のVII−VII線の断面図であるが、図7に示すように、前記補助部材40は、身体側に向けられる表面シート45と、本体10の股布19に向けられる裏面シート46と、前記両側部42,42において、前記表面シート45と前記裏面シート46との間に挟まれたクッション層47,47を有している。前記表面シート45および前記裏面シート46と、前記クッション層47,47はホットメルト型の接着剤により接着されており、前記クッション層47,47が設けられていない領域において、前記表面シート45と前記裏面シート46はホットメルト型接着剤により接着されている。あるいは前記表面シート45と裏面シート46とが縫合されていてもよい。
【0046】
図6と図7に示す実施の形態では、中央部分において前記クッション層47,47が設けられておらず、この部分が肉薄部52となっている。また、前記クッション層47と47の対向側の縁部47aと47aとの対向間隔、すなわち前記肉薄部52の幅寸法W3は、前記中間部41の幅寸法W2よりも小さくなっている。
【0047】
図6および図7に示すように、前記表面シート45の上面(図7におけるY1側の面)には、生理用ナプキンを装着するための装着布48が設けられている。前記装着布48は、前縁48aおよび後縁48bが、中間部41の前端と後端において、ぞれぞれ前記表面シート45に縫合などの手段により接合されている。
【0048】
一方、前記装着布48の幅寸法は前記中間部41の幅寸法W1よりも小さく、且つ前記肉薄部52の幅寸法W3よりも大きく形成されている。
【0049】
装着布48の、両側縁48c,48dは、共に前記表面シート45には接合されていない。前記装着布48の前縁48aと後縁48bとの長さ寸法は、前記中間部41の前端と後端との間の長さ寸法L2よりもわずかに長くなっており、前記前縁48aと後縁48b以外の中間部分においては、前記装着布48と前記表面シート45との間に隙間が形成できるようになっている。
【0050】
前記裏面シート46の下面には、布49が設けられている。前記布49は、両側縁部49c,49cが、前記裏面シート46に、接着剤を用いた接着または縫合により接合されており、前縁49aおよび後縁49bが前記裏面シート46に接合されていない。そして、前記布49と前記裏面シート46との間に、前記前縁49aから前記後縁49bに向って貫通する挿通部50が形成される。
【0051】
前記布49の上面には、多数のずれ止め部51が設けられている。このずれ止め部51は縦方向に間隔を開けて列を成し、これが2列配列している。ずれ止め部51は、前記布49の上面にゴム、または合成樹脂をドット状に付着させて形成したものである。1つのずれ止め部51は直径が2mm程度の円形である。
【0052】
または、前記ずれ止め部が、前後方向に延びる帯状に形成され、この帯状のずれ止め部が1本または複数本設けられているもの、あるいは前記ずれ止め部が格子状パターンで形成されているものであってもよい。
【0053】
また、前記ずれ止め部が、補助部材40の裏面シート46の外面に設けられていてもよい。
【0054】
前記表面シート45は親水性であり、好ましくはこの表面シート45が液吸収機能を有している。この液吸収機能を有する表面シート45は、例えばコットン繊維のスパンレース不織布などで形成される。あるいは吸水機能を有する織布で形成されていてもよい。
【0055】
前記裏面シート46は液不透過性であり液遮断機能を有している。前記裏面シート46が液不透過性であると、生理用ナプキンから漏れた経血が補助部材40に与えられたときに、経血を前記裏面シート46で遮断することができ、経血で前記本体10を汚すのを防止できる。
【0056】
ただし、前記クッション層47,47が、例えばセル(気泡構造の最小単位)が小さいポリウレタンフォームのように、液を透過させ難いもので構成されている場合は、前記裏面シート46が液遮断機能を有していなくてもよい。
【0057】
また前記裏面シート46は、着用者にむれによる不快感を与えないため、透湿機能を有していることが好ましい。ここで「透湿機能」とは、水蒸気を透過させる機能のことを意味する。このような、前記裏面シート46は、無機フィラーを含んだ状態で延伸処理されて通気性が付与された樹脂フィルム、撥水処理されたスパンボンド不織布またはスパンレースなどの不織布、あるいは不織布の裏面に通気性の樹脂フィルムが接合されたものなどが使用される。または、不織布や織布の裏側に接着剤を介して液不透過性のフィルムを積層したものなども使用できる。
【0058】
前記クッション層47,47は弾性を有する材料によって構成されることが好ましい。前記クッション層47,47を弾性を有するもので構成すると、身体の動きによる外力が与えられたときに、補助部材40の両側部42,42が身体の内股部に密着した状態で前記身体の動きに追従しやすい。
【0059】
前記クッション層47,47は、厚さ1mm程度のポリウレタンフォームやポリエチレンフォーム、ラバーフォームなどで形成される。または、エアースルー法やニードルパンチ法で製造された嵩高の不織布を使用することができる。
【0060】
例えば前記エアースルー法で不織布を製造する場合は、鞘部がポリエチレンで、芯部がポリプロピレンあるいはポリエステルの芯鞘構造の複合合成繊維、または、ポリエチレンと、ポリプロピレンあるいはポリエステルのサイドバイサイド型の複合合成繊維で繊度が4〜11dtexのものを目付けを100〜300g/m2に調整した後、熱風処理して繊維を融着させる。
【0061】
また、ニードルパンチ法で不織布を製造する場合は、前記複合繊維、またはポリエチレン、ポリプロピレンあるいはポリエステルなどの単繊維、またはこれらとレーヨンなどで目付けが100〜300g/m2の繊維ウエッブを形成した後に、ニードルパンチで繊維を交絡させる。
【0062】
あるいは前記クッション層47,47が、前記発泡材料や前記不織布を組合せたものであってもよいし、通常の樹脂フィルムや弾性が小さい不織布と、前記発泡材料や弾性を有する前記不織布とを積層させたものであってもよい。
【0063】
なお、前記クッション層47,47がレーヨンなどの親水性繊維を含むものである場合には、クッション層47,47が液吸収機能を発揮できる。また、クッション層47,47として、コットンやレーヨンなどの親水性繊維の層を用いることによっても液吸収機能を発揮できる。このような場合、表面シート45に与えられた経血がクッション層47,47で吸収されるようになる。
【0064】
前記表面シート45、裏面シート46を織布で形成し、さらにクッション層47,47をポリウレタンフォームなどで形成したものは、経血で汚されたときに、洗濯をすることにより再利用が可能である。また、前記表面シート45や前記裏面シート46を不織布や樹脂フィルムなどで形成し、クッション層47,47を発泡材料や不織布で形成した補助部材40は安価で構成できるため、補助部材40が経血で汚れたときに廃棄して、新たな補助部材40に交換して使用することが可能である。
【0065】
図6と図7に示す形状の補助部材40を用いる場合、前記中間部41の幅寸法W2は50〜80mmの範囲であることが好ましい。前記幅寸法W2を前記範囲内にしておくと、生理用ナプキンを安定した状態で配置させることができる。また、前記クッション層47,47の対向側の縁部47aと47aとの間隔、すなわち前記肉薄部52の幅寸法W3は前記中間部41の幅寸法W2よりも短いことが好ましく、例えばW3は30〜60mmの範囲である。前記範囲内であると、生理用ナプキンが前記補助部材40の上に装着されたときに、生理用ナプキンとクッション層47,47との間に重なり領域を設けることができ、前記クッション層47,47によって生理用ナプキンを股間部に押し付けることができる。
【0066】
前記補助部材40の前後を二分する中心部での幅寸法W1は100〜280mmの範囲であることが好ましい。前記幅寸法W1が100mm未満であると、図10に示す装着状態において前記両側部42,42が身体の内股部に密着できず、補助部材40の両側部42,42による横漏れ防止機能を充分に発揮できない。前記幅寸法W1が280mmよりも大きいと、補助部材40の両側部42,42が着用者の内股部に密着する面積が大きくなりすぎて、着用者にむれや違和感を与えやすい。
【0067】
また、補助部材40の幅寸法W1は、本体10の股布19の幅寸法以下であることが好ましい。W1を股布19の幅寸法以下とすることにより、着用時に補助部材40が本体10からはみ出るのを防止できる。また、補助部材40の両側縁部40a,40bは、前記脚ぐり部25,25からはみ出さないように、凹曲線形状であることが好ましい。
【0068】
また、前記両側部42,42の幅寸法W4は25〜100mmの範囲が好ましい。前記幅寸法W4が25mm未満であると、図10に示す着用状態において、前記両側部42,42が着用者の内股部に密着する面積が小さくなりすぎて経血の漏れを防止する機能が低下する。また、前記幅寸法W4が100mmよりも大きいと、前記両側部42,42が着用者の内股部に密着する面積が大きくなりすぎて、着用者にむれや違和感を与えやすくなる。
【0069】
前記補助部材40の中間部41の前後方向の長さ寸法L2を90〜200mmの範囲とすると、生理用ナプキンを安定して配置することができる。また、前記補助部材40の前後方向の全長寸法L1は100〜300mmの範囲であることが好ましい。
【0070】
図8および図9に示すように、前記サポート帯29が、前記補助部材40の前記挿通部50に挿通された状態で、補助部材40がサポート帯29に取付けられる。すなわち、図9に示すように、前記サポート帯29の後端部29bが前記挿通部50に挿通された後に、前記フック28の挿入腕28aを前記ウエストバンド17の下縁に設けられた前記ループ31に掛止させることにより、前記補助部材40が取付けられる。
【0071】
前記サポート帯29は、前端部29aと後端部29bとの間の中間部が、本体10に接合されておらずに自由状態であるため、補助部材40をサポート帯29に沿って前後に移動させることができ、本体10内において補助部材40の取付け位置を任意に調整することが可能である。
【0072】
また、補助部材40の取付け位置が決められた後は、補助部材40の前記布49の上面に設けられた前記ずれ止め部51が、前記サポート帯29の下面に接触するため、取付けられた前記補助部材40が不用意に前後に位置ずれするのを防止できる。
【0073】
図3と図4は、前記生理用ショーツ1が身体へ装着された状態の立体形状を示している。ここでの立体形状とは、女性の標準体型のマネキン人形に生理用ショーツ1を着用させた状態をいう。ここでの前記標準体型とは、ウエスト回りが66cm、ヒップ回り94cmである。また股間部直下の大腿部回りの寸法は56.5cmである。
【0074】
図3と図4に示すように、この生理用ショーツ1が身体に装着されたとき、股布19の中央部が、身体の股間部側へ持ち上げられるため、脚ぐり部25,25は身体の股間部よりもやや下で大腿部回りに装着される。すなわち、装着時の股布19の中央部から腰天16までの股上丈をLA、脚ぐり部25の内股側の縁から腰天16までの身丈をLBとしたときに、LBがLAよりも大きく、前記股上丈LAの100に対して、身丈LBが110〜200の寸法比となっている。例えば、前記股上丈LAは200mm〜300mm程度である。よって身丈LBは、220〜600mm程度である。
【0075】
図3に示すように、前記身丈LBと股上丈LAとの差が股下丈Hである。前記本体10はトランクス形状であり、一対の脚ぐり部25,25が身体の股間部よりも下方において大腿部周りに位置している。前記股間部より下方に延びる縦方向の長さがHの部分が一対の股下部27,27となっており、この股下部27,27の下に前記脚ぐり部25,25が開口している形状である。
【0076】
前記本体10をトランクス形状とし、あるいはスパッツ形状とするには、前記股下部27,27の縦方向の長さ、すなわち前記股下丈Hが、最低でも30mm以上必要であり、好ましくは40mm以上である。その上限は、前記LAに対してLBが2倍の場合、300mm程度である。
【0077】
このように、前記股下丈Hを大きくして前記股下部27,27を形成するためには、身体の股間幅に対し、股布19の幅寸法Waが十分に大きいことが必要である。
【0078】
図10は、前記補助部材40および生理用ナプキン70が取り付けられた前記生理用ショーツ1を着用した状態を示している。図10では人体の大腿部を61で示し、股間部を62で示し、会陰部を63で示している。
【0079】
ここで、前記生理用ナプキン70は、通気性樹脂フィルムなどの液不透過性シートで形成された裏面シート74の上に液吸収層75が設けられ、その表面に液透過孔を有する樹脂フィルムや親水性の不織布などの液透過性シートで形成された表面シート76が設けられている。
【0080】
前記生理用ナプキン70は、前記補助部材40の前記装着布48の上面に配置される。このとき、前記生理用ナプキン70の裏面シート74の裏面に設けられている感圧接着剤層が、前記装着布48の上面に接する状態で固定される。また、生理用ナプキン70がウィング部71を有する場合には、ウィング部71が折り返されて、前記装着布48と前記補助部材40の前記表面シート45との間の隙間に挟まれた状態で装着される。この際、ウィング部71の裏面に設けられている感圧接着剤層が前記装着布48の下面(図7のY2側の面)に接した状態で固定される。
【0081】
図10に示すように、この生理用ショーツ1を着用すると、脚ぐり部25,25は股間部62よりも下方において大腿部61,61の周りに装着される。そして、前記補助部材40は、クッション層47,47が設けられている部分で曲げられ、両側部42,42が大腿部61,61の内股部61a,61aに当てられる。前記本体10の脚ぐり部25,25が弾性伸縮性を有しているため、前記補助部材40,40の両側部42,42は、前記脚ぐり部25,25の弾性伸縮力により内股部61a,61aに密着する。
【0082】
前記本体10は全体が弾性伸縮力を有する素材で形成されているが、前記補助部材40は弾性伸縮力を発揮する前記サポート帯29を介して固定されているため、主に前記サポート帯29の弾性伸縮力で着用者の股間部方向へ付勢される。したがって、前記本体10全体の弾性伸縮力を小さくしても前記補助部材40を股間部へ密着させることが可能であり、着用者の下半身を締め付ける範囲を少なくすることができる。また、前記補助部材40の上面に装着された生理用ナプキン70は、着用者の股間部に密着される。
【0083】
このとき、前記サポート帯29の前端部29aはクロッチ部18の前端である前記前方縫合部23に位置しており、前方縫合部23は着用者の恥骨近傍に位置する。この恥骨近傍は、身体の動きに影響されにくい部分である。また、前記サポート帯29は後端部29bに向って幅寸法が小さくなるようにテーパー状に形成されていることから、前記サポート帯29が着用者の臀部の溝内に入り込んで密着し易い。この臀部の溝内も身体の動きに影響されにくい部分である。よって、前記サポート帯29は着用者の身体の動きに影響されにくく、サポート帯29に取り付けられた補助部材40や生理用ナプキン70が身体の動きによってずれにくくなる。
【0084】
また、補助部材40のクッション層47,47が生理用ナプキン70の本体部と重なった状態で股間部62に設置されるため、内股部61aから股間部62にかけて補助部材40および生理用ナプキン70が柔らかく当たるようになり、内股部61a,61aと股間部62に違和感を生じさせにくい。
【0085】
排泄された経血は、前記クッション層47が設けられている領域が前記肉薄部52よりもクッション層47の厚さ分だけ高さ寸法が大きいため、前記両対向側の縁部47aよりも外側へは経血が流れにくく、主に前記肉薄部52において生理用ナプキン70に吸収される。したがって、経血の横漏れが発生しにくい。また、生理用ナプキン70の液吸収層75で吸収しきれなかった経血が横漏れして、内股部61a,61aに伝わったとしても、補助部材40の両側部42,42が内股部61a,61aに密着しているため、経血は両側部42,42で受け止められ、好ましくは補助部材40,40の表面シート45に吸収される。よって、脚ぐり部25,25から生理用ショーツ外部への経血の漏れを防止できる。
【0086】
前記したように、前記補助部材40は前記挿通部50に前記サポート帯29が挿通された状態で前記サポート帯29に取り付けられている。したがって、補助部材40はショーツ本体10のクロッチ部18から縦方向に装着位置を調整可能である。よって、前記生理用ショーツ1を着用したときに、補助部材40を最適な位置に移動させて装着することができる。
【0087】
すなわち、生理用ショーツ1および生理用ナプキン70を着用したときに、生理用ナプキン70から横漏れの不安を感じる場所が、体型、姿勢や運動などのそのときの生活パターンにより相違する。しかし前記補助部材40を前記本体10内の最適な位置に設置することで、前記横漏れの不安を解消できる。同様に、夜間の就寝中などに経血の生理用ナプキン70からの後ろ漏れが不安な場合は、前記生理用ナプキン70が装着された前記補助部材40の位置を、着用者の臀部側に移動させることで前記後ろ漏れの不安を解消できる。
【0088】
さらには、前記生理用ナプキン70を前記サポート帯29の上面に直接配置して前記クロッチ部18に位置させ、一方前記補助部材40を後ろ漏れの不安がある場所に移動して使用することもできる。このように使用すると、クロッチ部18においては生理用ナプキン70で経血を吸収することができるとともに、前記補助部材40で生理用ナプキン70から後ろ漏れした経血を止めることができるため、広範囲の漏れに対応できる。
【0089】
さらに前記効果に加えて、経血の排泄量が少ないときは、前記フック28の挿入腕28aを前記ループ31から外して前記補助部材40を前記サポート帯29から取り外し、前記生理用ナプキン70を前記サポート帯29の上面に直接配置して前記クロッチ部18に位置させ、着用することができる。この場合、身体の内股部61a,61aから股間部62、さらには臀部にかけて補助部材40が存在しないため、違和感やムレによる不快感を生じず、快適な装着感を得られる。
【0090】
また前記効果に加えて、補助部材40が経血で汚れた場合は、前記補助部材40を前記サポート帯29から取り外して、きれいなものに交換することができ、また補助部材40を洗濯することも可能である。
【0091】
図11は前記生理用ショーツ1の本体10の内側に取り付けられる補助部材の他の例を示した断面図である。
【0092】
図11に示す補助部材140の平面から見たときの形状や、装着布48および布49などの構造は、前記図6および図7に示す前記補助部材40とほぼ同じ構造であるため、同様の構造部分には前記補助部材40と同様の符号を付してその説明を省略する。
【0093】
図11に示す補助部材140の中間部41には肉厚部148が設けられている。前記肉厚部148では、裏面シート46と表面シート45との間に中央クッション層149が設けられている。中間部41に肉厚部148を設けると、生理用ナプキンの中央部分を、前記中央クッション層149を介して股間部や臀部の溝内に押し付けるようにできるため、生理用ナプキンと身体との密着性が高くなって経血の漏れ防止効果を高くできる。
【0094】
前記中央クッション層149は、前記クッション層47と同様にポリウレタンフォームやポリエチレンフォームなどの連続気泡フォームなどが好ましく使用される。「連続気泡フォーム」は、フォームを構成するセルが相互に通じ合っている構造のフォームである。前記中央クッション層149を連続気泡フォームで構成すると、前記肉厚部148に透湿性を付与することができるため着用者に快適な着用感を与えることができる。また、吸水機能を有するため、生理用ナプキン70から経血が漏れた場合でも表面シート45および中央クッション層149によって前記経血を吸収保持することができる。
【0095】
前記肉厚部148での補助部材140全体の厚さ寸法h1は、5〜15mmの範囲であることが好ましい。また前記肉厚部148の厚さ寸法h1は、両側部42,42の厚さ寸法と同じであってもよいし、両側部42,42よりも厚いものであってもよい。前記厚さ寸法h1が、前記範囲未満であると着用者の股間部に生理用ナプキンを密着し難くなる。また前記範囲よりも大きいと着用者に違和感を与えることになるため、快適な着用感を得ることができない。また、生理用ナプキンの中央部分を股間部や臀部の溝内に押し付けるように機能させるため、肉厚部148の幅寸法W6は20〜80mmの範囲が好ましい。前記幅寸法W6が80mmよりも大きいと、生理用ナプキンを股間部や臀部の溝内に密着させにくくなる。
【0096】
なお、前記肉厚部148を補助部材140において前後方向に二分する中心線よりも後方のみに設け、またその幅寸法W6を5〜30mm程度の細いものにして、前記肉厚部148で生理用ナプキンを肛門付近および臀部の溝内に押し付けるようにしてもよい。このように構成すると、生理用ナプキンとの後方部分と身体との密着性を高くでき、経血の後ろ洩れを防止できる。
【0097】
なお、前記構成に代えて、両側部42,42に設けられている前記クッション層47を設けずに、前記中央クッション層149のみが中間部41に設けられている構成にしてもよい。
【0098】
図12は本発明の第2の実施の形態の生理用ショーツ201のクロッチ部から後身頃を内側から示す部分斜視図であり、前記図5に相当する図面である。
【0099】
前記生理用ショーツ201のうち、前記第1の実施の形態の生理用ショーツ1と同様の構造部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0100】
図12に示す生理用ショーツ201は、本体10のクロッチ部18において、股布19の内側にナプキン装着布222が重ねられている。このナプキン装着布222は、防水性で且つ通気性であり、好ましくは、弾性伸縮自在な素材で形成されている。具体的には、身体に向けられる内面に現れている生地が、ポリエステル繊維で鹿の子のニット編みとされた生地の裏面に透湿性フィルムがラミネートされたものである。そして前記透湿性フィルムが現れている裏面に、この透湿性フィルムを保護するために、ポリエステル繊維で形成されたトリコット生地が重ねられている。そして前記2つの生地は、前記ナプキン装着布222の両側縁222a,222aの縫合線222b,222bにより縫合されている。
【0101】
なお、前記ナプキン装着布222に防水機能を持たせずに、前記股布19の内側に防水布を重ね合わせ、股布19が防水性を有するように構成してもよい。
【0102】
図12に示すように、前記股布19と前記ナプキン装着布222のそれぞれの前縁は、前記前身頃13を形成する腰当て布11,12に対して前方縫合部23において縫合されている。前記股布19と前記ナプキン装着布222のそれぞれの後縁は、前記後身頃14を形成する腰当て布11,12に対して後方縫合部24において縫合されている。また前記前方縫合部23と後方縫合部24との間では、股布19とナプキン装着布222が接合されていない。
【0103】
前記前方縫合部23と後方縫合部24との間では、前記股布19の前後方向の長さ寸法よりも、前記ナプキン装着布222の前後方向の長さ寸法の方が若干長くなっている。よって、身体に装着したときに、前記ナプキン装着布222が股間部に密着しやすい構造となっている。
【0104】
前記ナプキン装着布222の両側縁222a,222a間の幅寸法は、後記する補助部材240の中間部41の幅寸法よりも若干小さく形成されている。
【0105】
前記本体10の内側には、前記クロッチ部18の前端部に位置する前記前方縫合部23を始端とし、前記後身頃に位置する前記ウエストバンド17の下縁部に向って延びるサポート帯229が設けられている。前記サポート帯229は、クロッチ部18においては、前記股布19と前記ナプキン装着布222との間に位置している。そして、前記ナプキン装着布222の後方部に設けられた穴222cから前記サポート帯229が露出し、前記ウエストバンド17の下縁部に向って延びている。
【0106】
前記サポート帯229の前端部229aにはループ230が形成されている。このループ230は前記サポート帯の前端部を裏側へ折り返して縫合することで形成されている。そして、ループ230の内径部にフック227が取り付けられる。このフック227には鉤状の挿入腕227aが形成されている。
【0107】
前記前方縫合線23には、前記前身頃13の前記縫合線15aの位置において、例えば前記サポート帯229と同じ素材から形成された布片を2枚折りして接合線230aで縫合することによってループ230が形成されている。このループ230は、前記股布19と前記ナプキン装着布222との間に挟まれた位置に設けられている。
【0108】
前記サポート帯229の前端部229aは、前記フック227の前記挿入腕227aが前記ループ230の内径部に挿入されることによって着脱自在に係止され、前記挿入腕227aと前記ループ230とで前接合部が形成されている。
【0109】
ウエストバンド17の下縁には、前記後身頃14の前記縫合線15bの位置において、例えば前記サポート帯229と同じ素材から形成された布片を2枚折りして接合線231aで縫合することによってループ231が形成されている。
【0110】
前記サポート帯229の連結端部229cは、前記サポート帯229の中間部に設けられた調節部材260を通った後、フック228の取付け環部228bに表面側(身体側)から挿通されて裏面側(本体10側)に折り返されて戻り、そして前記連結端部229cが前記調節部材260に固定されている。
【0111】
そして、前記フック228に設けられている挿入腕228aが前記ループ231に着脱自在に係止されている。すなわち、サポート帯229の前記取付け環部228bに掛けられている部分が実質的な後端部229bとなり、この後端部229bが前記フック228を介して前記ループ231に着脱自在に掛止され、後接合部が形成されている。
【0112】
図13に示すように、前記調節部材260は公知のものであり、前記サポート帯229の長さ寸法を調節するものである。前記調節部材260は、中心部に設けられた支持棒260aにより連結された2つの挿通環260b,260cを有しており、前記挿通環260bと前記支持棒260aとで囲まれた領域に挿通穴260dが形成され、前記挿通環260cと前記支持棒260aとで囲まれた領域に挿通穴260eが形成されている。
【0113】
前記サポート帯229の連結端部229cは、まず一方の前記挿通穴260dに上側から挿通された後、前記支持棒260aの下側を通過し、さらに他方の挿通穴260e内へ上向きに挿通される。その後、前記したようにフック228の取付け環部228bに挿通された後、再度、前記挿通穴260dに上側から挿通され、前記支持棒260aを包むように折り返され、折り返された部分が縫合されている。
【0114】
前記調節部材260を前記サポート帯229の前後に移動させることで、前端部229aと後端部229bとの長さを調節することができる。
【0115】
また、この実施の形態では前記サポート帯229の幅寸法が全長に渡って均一であり、例えば幅寸法が10mmである。サポート帯229を臀部の溝内に密着させるためには、前記幅寸法は5mm以上で20mm以下であることが好ましい。
【0116】
前記サポート帯229は、縦方向(図12におけるY方向)に弾性伸縮力を有している。また、前方縫合部23から前記接合線231aまでの前記サポート帯229の長さ寸法を、本体10の内側の前記前方縫合部23から前記接合線231aまでの長さ寸法よりも短くしたり、同じ長さ寸法にしたり、あるいは長くするなどの調節が可能である。例えばサポート帯229の長さ寸法を本体10の前記長さ寸法よりも短くすることで、前記サポート帯229を本体10に取り付けた状態でショーツを着用したときに、前記サポート帯229を縦方向に弾性伸長させて身体に密着させることができる。また、本体10が充分な弾性伸長性を有している場合には、前記サポート帯229の方を長くしておいても、着用時に本体10が十分に伸びて、前記サポート帯229を身体に密着させることが可能である。前記サポート帯229は、ポリウレタン繊維で形成された伸縮性織布、合成ゴムシート、天然ゴムシートなどで形成されている。
【0117】
前記生理用ショーツ201においても、本体10の内側に補助部材240を取り付ることが可能である。
【0118】
図12に示す前記補助部材240と前記補助部材40,140とでは、平面形状およびクッション層などの配置構造が同じであり、相違点は、前記補助部材240では、表面側に装着布48が取付けられていない点だけである。したがって、図12では、前記の補助部材40,140と同じ構造の部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0119】
次に、前記生理用ショーツ201の使用方法について説明する。
図12に示すように、まずサポート帯229の前端部229aのフック227を前記ループ230からはずして、前記サポート帯229の前端部229aを本体10から取り外す。
【0120】
次に、前記補助部材240を前記股布19と前記ナプキン装着布222との間の隙間内に配置する。そして、前記補助部材240に設けられた挿通部50に前記サポート帯229の前端部229aを挿通して、前記フック227を前記ループ230に係止する。
【0121】
そして、生理用ナプキン70を前記ナプキン装着布222の上面に配置する。このとき、前記生理用ナプキン70の裏面シート74の裏面に設けられている感圧接着剤層が、前記ナプキン装着布222の上面に接する状態で固定される。また、生理用ナプキンがウィング部71を有する場合には、ウィング部71が折り返されて、前記ナプキン装着布222と前記股布19との間の隙間に挟まれた状態で装着される。この際、ウィング部71の裏面に設けられている感圧接着剤層が前記ナプキン装着布222の下面に接した状態で固定される。
【0122】
前記生理用ショーツ201では、前記補助部材240が前記クロッチ部18において、股布19とナプキン装着布222との間に装着される。また、前記補助部材240の中間部41の幅寸法が前記ナプキン装着布222の幅寸法よりも若干大きいため、前記補助部材240に設けられた前方突部42aおよび後方突部42bが前記ナプキン装着布222の両側縁222a,222aから突出し、この前方突部42aと後方突部42bの存在により、クロッチ部18において補助部材240が横方向へずれるのを防止できる。
【0123】
前記サポート帯229は、前記調節部材260によって長さ寸法を調節できる。したがって、着用者の体型、姿勢、動作、排泄液量あるいは吸収性物品の種類などに応じて吸収性物品の身体に対する密着力を任意に変化させることができるため、快適な使用感と排泄液の漏れ防止との両立を図ることが可能である。
【0124】
なお、夜間の就寝中などに、経血の後ろ漏れが不安な場合には、前記補助部材を前記クロッチ部18から取り外し、生理用ナプキン70をナプキン装着布222に装着した状態で、前記ナプキン装着布222よりも後方において後身頃14に配置することも可能である。
【0125】
また、経血の漏れの不安が少ない場合には、前記補助部材240を前記サポート帯229から取り外して、生理用ナプキン70のみを前記クロッチ部18に配置させた状態で着用することもできる。このとき、前記サポート帯229は前接合部および後接合部が着脱自在であるため、サポート帯229を本体10から取り外すことができる。このように使用すると、前記補助部材240による違和感やムレによる不快感を生じず、さらには前記サポート帯229も本体10の内側に存在しないため、快適な装着感を得られる。
【0126】
以上本発明の実施の形態を生理用ショーツを例にして説明したが、図1に示した前記生理用ショーツ1のサポート帯29においても、図12に示す生理用ショーツ201のサポート帯229と同様の調節部材が設けられて、長さ寸法を調節できる構造としても良い。
【0127】
また、前記本体10の後身頃14の途中部分に、布などで形成されたループ部材を設け、前記サポート帯29,229の途中部分を前記ループ部材内に挿通させてもよい。このように構成すると、後身頃14においてサポート帯29,229が横方向へ大きく動くのを防止できる。
【0128】
また前記サポート帯の前端部や後端部を、面ファスナー、釦、ホックなどを介して本体に着脱自在に取付けてもよい。
【0129】
また前記本体10の構造としては、脚ぐり部25,25が膝上まで延びるスパッツタイプや、脚ぐり部25,25の下に足首の位置まで延びるレッグ部が延長しているものであってもよい。またレッグ部の先部にフート部が一体に形成されたパンティストッキングやタイツのような構造であってもよい。
【0130】
【発明の効果】
以上のように本発明の外装体では、下半身の締め付けを少なくでき、補助部材を介して生理用ナプキンなどの吸収性物品を着用者の股間部へ確実に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の生理用ショーツを二つ折りにした状態を示す正面図、
【図2】生理用ショーツを二つ折りにした状態を示す背面図、
【図3】前記生理用ショーツを着用状態の立体形状としたときの正面斜視図、
【図4】同じく立体形状としたときの背面斜視図、
【図5】本体の内側をクロッチ部から後身頃にかけて示す部分斜視図、
【図6】補助部材を示す斜視図、
【図7】図6のVII−VII線の断面図、
【図8】補助部材を本体の内側に設けられたサポート帯に取り付ける方法を補助部材の裏面を上向きにして示した斜視図、
【図9】補助部材を本体に取り付けた状態のショーツの内側を示した展開平面図、
【図10】身体に装着した状態のショーツ本体、補助部材および生理用ナプキンの変形状態を示す断面図、
【図11】補助部材の他の例を示す断面図、
【図12】本発明の第2の実施の形態の生理用ショーツの本体の内側を、クロッチ部から後身頃にかけて生理用ナプキンとともに示す部分斜視図、
【図13】調節部材を示す斜視図、
【符号の説明】
1,201 生理用ショーツ
10 本体
11,12 腰当て布
13 前身頃
14 後身頃
15a,15b 縫合線
16 腰天
17 ウエストバンド
18 クロッチ部
19 股布
23 前方縫合部
24 後方縫合部
25 脚ぐり部
29,229 サポート帯
29a,229a 前端部
29b,229b 後端部
28,227,228 フック
28a,227a,228a 挿入腕
30,31,230,231 ループ
40,140,240 補助部材
41 中間部
42 側部
45 表面シート
46 裏面シート
48 装着布
48a 前縁
48b 後縁
48c、48d 側縁
49 布
50 挿通部
51 ずれ止め部
52 肉薄部
70 生理用ナプキン
148 肉厚部
222 ナプキン装着布
260 調節部材
Claims (10)
- 本体が、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置するクロッチ部と、腰天に形成された開口部と、前記クロッチ部の両側に位置する一対の脚ぐり部とを有する外装体において、
前記本体の内側には、前記クロッチ部から前記後身頃に至る縦方向に弾性伸縮機能を発揮するサポート帯が設けられ、前記サポート帯は、その前端部および後端部が前記本体に接合され、中間部が、前記クロッチ部から前記後身頃の少なくとも一部にわたって前記本体に接合されることなく延びており、
身体に装着される吸収性物品を支える補助部材が、前記サポート帯に取付けられて、前記補助部材の身体に対向する側に、吸収性物品が設置される装着布の前端部と後端部とが取付けられていることを特徴とする外装体。 - 本体が、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置するクロッチ部と、腰天に形成された開口部と、前記クロッチ部の両側に位置する一対の脚ぐり部とを有する外装体において、
前記本体のクロッチ部には、前記前身頃と前記後身頃に連続する股布と、前記股布の内側に重ねられてその前端部と後端部が前記本体に接合された装着布とが設けられて、前記装着布に吸収性物品が設置可能となっており、
前記本体の内側には、前記クロッチ部から前記後身頃に至る縦方向に弾性伸縮機能を発揮するサポート帯が設けられ、前記サポート帯は、その前端部および後端部が前記本体に接合され、中間部が、前記クロッチ部から前記後身頃の少なくとも一部にわたって前記本体に接合されることなく延び、且つ前記サポート帯の一部が、前記股布と前記装着布との間に位置しており、
身体に装着される吸収性物品を支える補助部材が、前記股布と前記装着布の間で前記サポート帯に取付けられていることを特徴とする外装体。 - 前記補助部材には、前記身体と対向する側と逆の裏側に、前記サポート帯が縦方向へ挿通される挿通部が設けられている請求項1または2記載の外装体。
- 前記補助部材は、前記サポート帯に沿って縦方向へ位置を移動できるように取付けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の外装体。
- 前記サポート帯は、その長さを調整自在である請求項1ないし4のいずれかに記載の外装体。
- 前記サポート帯の前端部と後端部の少なくとも一方は、前記本体部に着脱自在に取付けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の外装体。
- 前記サポート帯の前端部と後端部との縦方向の長さ寸法は、前記前端部が取付けられている箇所と前記後端部が取付けられている箇所との間での前記本体の縦方向の長さ寸法よりも短い請求項1ないし6のいずれかに記載の外装体。
- 前記サポート帯は、少なくとも前記後身頃に対向する部分において、その幅寸法が、前記後端部に向って徐々に小さくなる請求項1ないし7のいずれかに記載の外装体。
- 前記補助部材と前記サポート帯の少なくとも一方には、前記補助部材と前記サポート帯とのずれを防止するずれ止め部が設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載の外装体。
- 前記補助部材は、サポート帯の両側に突出する両側部を有しており、少なくとも前記両側部にクッション層が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の外装体。
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