JP3875038B2 - 着脱可能な防水シートを有するショーツ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、後身頃に体排出物の漏れによる汚れを防止する防水シートが設けられたショーツに関する。
【0002】
【従来の技術】
生理中の女性が就寝するときに、生理用ナプキンの後部から臀部側への経血の漏れが発生すると、就寝着、または寝具を汚すおそれがある。
【0003】
前記経血の後ろ漏れ発生の防止対策として、臀部まで延びるヒップガードフラップを有する夜用の生理用ナプキンが使用されている。しかし、前記生理用ナプキンは、吸収層を有するヒップガードフラップが広い面積で臀部を覆うため、就寝時に股間部のみならず臀部の体温が高くなり、その結果装着者に蒸れ感を生じさせやすい。
【0004】
また、就寝時の後ろ漏れ対策として、防水布が股間部からウエスト部まで縫着されている生理用ショーツも用いられている。この種の生理用ショーツは、例えば実開昭57−187519号公報に開示されている。
【0005】
図10は前記公報に開示された生理用ショーツの代表的なものを示す展開図である。この生理用ショーツは、前身頃23と、下部に股下部25を一体に形成した後身頃24とからなり、前記前身頃23の下縁部23aと前記後身頃24の股下部25の先端部25aとが逢着されている。さらに、前記前身頃23の一方の側端部23bと前記後身頃24の一方の側端部24aとが逢着され、前記前身頃23の他方の側端部23cと前記後身頃の他方の側端部24bとが逢着されて、胴回り部26および脚開口部27が形成されている。そして、前記生理用ショーツでは、前記後身頃24の一部分から股下部25にかけて、液体不透過性のシート28が縫合されて一体化されている。
【0006】
就寝時などにおいて、前記股下部25に装着された生理用ナプキンから後方へ経血が漏れた場合に、前記液体不透過性のシート28によってショーツ外部へ滲み出ることを防止できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図10に示すような生理用ショーツは、就寝時には生理用ナプキンの後端から洩れ出る経血を阻止する機能を有している。しかし、股下部25から後身頃24の全域に液体不透過性のシート28が縫合されており、このシート28はショーツ本体に比べて通気性が劣るため、日中に着用すると、股間部から臀部にかけて発汗による蒸れを生じやすい。
【0008】
したがって、この生理用ショーツは就寝時専用としか使用することができず、日中に着用しずらい。また就寝時に前記ショーツを着用しているときには、朝必ず着替えを必要として不便である。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、吸収性物品の後端からの排出液の漏れによる汚れを防止する必要があるときのみ後身頃に防水性を持たせることができるショーツを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のショーツは、前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に位置する股下部と、前記前身頃の上縁部と前記後身頃の上縁部とで形成される胴回り部と、一対の脚開口部とを有するショーツ本体、
および前記後身頃の内側に設置されて、前記股下部の後端部またはその近傍から、前記胴回り部またはその近傍へ延びて前記ショーツ本体に着脱自在に取付けられた防水シートとを有し、
前記防水シートの基端部には延長部が設けられ、前記延長部が前記股下部の外側へ回り込み、あるいは前記延長部が前記股下部の内側に取付けられた装着布の外側へ回り込んだ状態で、前記延長部を介して前記防水シートどうしを係止する係止手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明のショーツは、例えば就寝時に前記防水シートを取付けることにより股間部の後端部近傍から後身頃にかけて防水性を持たすことができる。また日中は前記防水シートを除去することにより、蒸れ感の無いショーツとして使用することができる。
【0013】
防水シートの基端部と先端部に着脱自在な係止手段を設けることで、ショーツ本体から防水シートが不用意に離脱するのを防止でき、またその取付けも2箇所でできて着脱操作が簡単になる。
【0015】
また、防水シートの延長部を股下部または装着布の外側に巻き付けると、防水シートの基端部をショーツ本体に確実に固定できる。
【0016】
さらに、前記ショーツ本体の前記胴回り部またはその近傍には、前記防水シートの先端部および前記係止手段を覆う被覆部が設けられているものが好ましい。
【0017】
前記手段では、防水シートの先端部が装着者の肌に直接当たらなくなり、装着者の例えば胴回り部に違和感を生じさせなくなる。
【0018】
さらに、前記防水シートは、通気性を有していることが好ましく、通気性を付与することにより防水シートを使用しているときに臀部での蒸れ感を減少させることができる。
【0019】
本発明は生理用ショーツとして実施することに好適であり、本発明を生理用ショーツとして実施した場合には、生理用ナプキンの後端からの経血の漏れによる汚れを防止する必要があるときのみ後身頃に防水性を持たせることができるため、日中に着用しても臀部での蒸れ感を減少させることができ、また、朝の着替えを不要とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のショーツについて、図面を参照して説明する。ここで言うところの「ショーツ」とは、「吸収性物品」を身体に装着するのに適したものを意味する。また、本発明での「吸収性物品」とは、「生理用ナプキン」に代表されるように、身体から排出される液等を吸収して包含するものを意味する。
【0021】
図1は、生理用ショーツの基本構造を参照例として示す斜視図であり、図2は前身頃の中心線で分離した展開図、図3は生理用ショーツの内部構造の一部を示す斜視図である。
【0022】
図示する生理用ショーツ1は、生理用ショーツ本体2と、着脱自在な防水シートの一例である防水布3とから構成されている。
【0023】
ショーツ本体2はその着用時に着用者に当てられる箇所により3つの部分、すなわち、着用者の身体の前方側を覆うための前身頃4、着用者の身体の後方部分を覆うための後身頃5、着用者の股部を覆うための股下部6に大別される。
【0024】
図2の展開図に示されるように、前身頃4と後身頃5は主に、2枚の腰当て布7、7′から形成される。腰当て布7、7′は、着用者の身体へのフィット感を高めるために伸縮性を有することが好ましい。例えば、腰当て布7、7′は、伸縮性を有するポリウレタン繊維の糸と、肌に優しいナイロン繊維の糸とで構成されたトリコットハーフ編みの織布である。
【0025】
2枚の腰当て布7、7′は、前身頃4の中心線4a、および後身頃5の中心線5aの位置で互いに接合され、略筒状体が形成されている。ここで言うところの「接合」とは縫合を指すが、これに限定されるものではない。この略筒状体の下方の開口部を2分するように、股下部6が、前身頃4の中心線4aを含む下端の部分と後身頃5の中心線5aを含む下端の部分とを繋ぐように設けられている。
【0026】
これにより、股下部6の一方の側縁6aと腰当て布7の下縁7aとで一方の脚開口部8が形成され、股下部6の他方の側縁6bと腰当て布7′の下縁7a′とで他方の脚開口部8′が形成されている。一方、腰当て布7の上縁7bと、腰当て布7′の上縁7b′は連続して開口縁9が形成され、前記開口縁9により前記略筒状体の上方に開口部10が郭成されている。この開口縁9からその下の点線9aで示す帯状の領域が胴回り部11である。
【0027】
前記胴回り部11は、生理用ショーツの上方の開口縁9から所定幅(例えば、1〜4cm幅)の領域を意味しており、この部分が着用者の胴部に密着し着用時に生理用ショーツがずり落ちるのを防止する機能を奏する。このような機能を付与するために、胴回り部11には、ポリウレタン繊維で形成された伸縮織物、合成ゴムシート、天然ゴムシートなどからなるウエストバンドが接合されている。あるいは、このウエストバンドが腰当て布7、7′からなる略筒状体の上縁に接合され、前記ウエストバンドのみで胴回り部11が形成されていてもよい。
【0028】
股下部6は二重構造となっており、股下布12と、股下布12の上に位置する生理用ナプキン装着布13とから構成される。股下布12と生理用ナプキン装着布13は、股下部6の前端部6cと後端部6dのみで互いに接合され、前記前端部6cと後端部6dは、前記略筒状体を形成する腰当て布7,7′に接合されている。なお、前端部6cと後端部6dの間の部分では、前記股下布12と生理用ナプキン装着布13は接合されていない。
【0029】
生理用ナプキン装着布13は、股下布12よりもある程度縦寸法が大きく、また図2に示すように幅寸法が小さい。この縦寸法の差により、生理用ナプキン装着布13と股下布12との間には隙間が形成されやすく、また横寸法の差により、前記隙間の間に生理用ナプキンのフラップを差し込みやすくなっている。
【0030】
前記股下布12は腰当て布7、7′と同じ材料から製造可能であるが、異なる材料から製造されるものであってもよい。
【0031】
前記生理用ナプキン装着布13は生理用ナプキンのズレによる経血の漏れに備えて防水性を有することが望ましい。好ましくは、生理用ナプキン装着布13は防水布3と同じ素材で形成される。あるいは、股下部6が一枚の股下布12のみから構成されるものであってもよい(図8、図9参照)。この場合、股下布12は生理用ナプキン装着布13と同じ防水性の材料から製造されることが好ましい。
【0032】
以上、ショーツ本体の基本構造について図面を用いて詳述したが、ショーツ本体の形態、形状、サイズはこれに限定されるものではない。例えば、前身頃、後身頃に相当する2枚の布を用意し、この2枚の布を略筒状体の両側部で接合するものであってもよい。さらにこの場合、股下部は前記前身頃、後身頃に相当する2枚の布の一方からの延出部を他方へ接合することで形成することもできる。あるいは、ショーツ本体を一枚の布から形成することも可能である。二重構造の股下部が望まれる場合、上記延出部、あるいは一枚の布の股下部へ相当する部分へさらに生理用ナプキン装着布13を接合すればよい。
【0033】
以上から分かるように、本発明における「股下部」とは、着用時に着用者の股部を覆う領域を意味するものであり、必ずしも前身頃、後身頃と別個の布から形成されるものに限られない。また、ショーツ本体の形状としては、ハイレグ形状、ボクサートランクス形状など様々な形状が考えられる。
【0034】
このショーツ本体2の内側に、着脱可能な防水シートとして防水布3が設けられている。ここで言うところの「防水布」とは、耐水性(水の通過又は浸透に対して抵抗する性質)を有する布を意味する。ムレ防止の観点から防水布は通気性や透湿性を有することが望ましいが、防水性であれば特に限定されるものではない。ここで言うところの「通気性」とは空気が流通できる性質のことを指し、「透湿性」とは水蒸気を透過させる性質のことを指す。
【0035】
防水布3は、公知の好適な生地の裏側に接着剤を介して液不透過性のフィルムを積層したものや、公知の好適な生地の裏面にフィルム用樹脂をコーティングして液不透過性の防漏フィルムの皮膜を形成したものが好ましい。具体的には、ポリエステルの鹿の子のニット編みのトリコット生地に透湿性フィルムをラミネート加工して形成された防水布などが考えられる。上記防水布においてはさらに、ラミネートされたフィルム面を保護するために、トリコット生地の周辺部分を縫合して生地とフィルムとを一体化することが好ましい。
【0036】
このように、防水布3に布を使用したものは洗濯をすることにより再利用が可能である。また、防水布3を使い捨て可能な不織布を主体として形成することができる。前記防水布3は、不織布に溌水処理を施したもの、不織布の裏側に接着剤を介して液不透過性のフィルムを積層したものや、不織布の裏面にフィルム用樹脂をコーティングして液不透過性の防漏フィルムの皮膜を形成したものを使用することもできる。このように、防水布3として不織布を主体としたものを使用した場合、安価に製造でき、防水布3のみを使用後に廃棄し、その後に新品の防水布3を装着するという使用態様が可能である。
【0037】
防水布3の形状は、例えば図2に示すようなものであるが、これに限定されるものではない。防水布3の幅は狭すぎると経血の漏れを防ぎきれず、広すぎると蒸れ感を生じる。よって、防水布3の幅寸法は、股下部6の幅(この実施の形態では股下布12の幅)の50%から200%が望ましいが、これに限定されるものではない。
【0038】
図3にも示されるように、前記防水布3の長手方向の両端部である基端部3aおよび先端部3bには、生理用ショーツ本体2に対して着脱自在な取付け手段が設けられている。具体的には、防水布3の基端部3aが、股下部6の後端部6dの近傍において生理用ナプキン装着布13の上面に、第1の係止手段14aによって着脱自在に係止され、前記防水布3の先端部3bが、後身頃5側の胴回り部11に、第2の係止手段14bによって着脱自在に係止されている。このように、防水布3は、股下部6の後端部6d近傍から後身頃5側の胴回り部11にかけての所定領域において、生理用ショーツ本体2の後身頃5の内面を覆うように延びている。そして第1及び第2の係止手段14a、14bによる係止を解除することにより、防水布3は生理用ショーツ本体2から取り外すことができる。
【0039】
この第1及び第2の係止手段14a、14bとしては、様々な種類の固定具、例えば、スナップ(凸型と凹型の一組の小さな留め具)、フック(かぎ状の引っかけ金具)、面ファスナ(パイルを利用した離着自在のテープ)などが考えられるが、これらに限定されるものではない。ただし、着用感を考えると、なるべく凹凸が少ない形状で、軟質な材料で形成され、着用者の肌に刺激を与えないものがよい。よって好ましい固定具としてはプラスチック製のスナップ、面ファスナ、あるいはその組み合わせ、が挙げられる。
【0040】
図2および図3に示したものでは、前記固定具としてスナップ15a、15b、15c、15d、15e、15fが使用されている。前記スナップ15a、15b、15c、15d、15e、15fは、プラスチック製で、直径7mm程度のものが好ましい。
【0041】
図3に示すように、第1の係止手段14aでは、スナップ15a、15b、15cの雌ピースと雄ピースの一方が、防水布3の基端部3aの裏側に取付けられ、他方が股下部6の後端部6d近傍において生理用ナプキン装着布13の上面に取付けられている。第2の係止手段14bでは、スナップ15d、15e、15fの雌ピースと雄ピースの一方が、防水布3の先端部3bの裏側に取付けられ、他方が後身頃5の胴回り部11の内面に取付けられている。後に述べる防水布3取り外し時の着用感の視点から、スナップはその雄ピースが防水布3側に、雌ピースがショーツ本体2側に設けられることが好ましい。防水布3の基端部3aおよび先端部3bにおけるスナップの数は少なくとも1つ以上であればよいが、着用時の防水布3の形状安定性のために、少なくとも2つあるいは3つ設けることが好ましい。
【0042】
図3に示す生理用ナプキン16はその両側部に、2つのフラップ16a,16aを有している。生理用ナプキン16が股下部6の生理用ナプキン装着布13上に載置される際、前記フラップ16a,16aが下側へ折り曲げられて、生理用ナプキン装着布13と股下布12との隙間へ挿入される。フラップ16a,16aの裏面には感圧接着剤層が設けられおり、生理用ナプキン装着布13の股下布12に対向する面へ接着される。このようにして生理用ナプキン16は生理用ナプキン装着布13上にしっかりと固定される。
【0043】
生理用ナプキン16のサイズにもよるが、通常の大きさの生理用ナプキン16を用いた場合には、図3に示すように、股下部6に装着された生理用ナプキン16の後方の端部が、防水布3の基端部3aの上に重なる。これにより、例えば就寝時に経血が着用者の身体を伝い生理用ナプキン16を越えて後ろ漏れた場合でも、防水布3によって漏れ出した経血が遮られ、生理用ショーツ本体2、ナイトウェア、シーツ、マットレスなどを汚すことがない。
【0044】
一方、就寝時以外の後ろ漏れの惧れがない時間、例えば日中に前記生理用ショーツ1を着用するときは、ショーツ本体2から防水布3を取り外して使用する。これにより後身頃5における通気性、透湿性などが向上し、ムレの発生を防止できる。
【0045】
ただしここで注意すべきは、防水布3を取り外したとき、生理用ショーツ本体2側に残る固定具の部品(すなわち、スナップの雌ピース)が着用者の肌に直接触れることによって痛みや違和感を生じる惧れがあることである。ただし、図3に示すように、股下部6の後端部に設けられたスナップ15a,15b,15cの雌ピースは、生理用ナプキン16によって覆われているため着用者の肌と直接接触することがない。
【0046】
一方、胴回り部11側の固定具(すなわち、スナップ15d、15e、15fの雌ピース)については、前記のように肌との直接の接触を避けるように考慮されなくてはならない。
【0047】
これへの解決策として、図1ないし図4に示す形態では、図4に拡大して示すように、防水布3を取り外した後に、スナップ15d、15e、15fの雌ピースを覆い隠すことのできる部材として、胴回り部11に被覆部材17が取付けられている。ショーツ着用時に確実にスナップ15d、15e、15fをカバーできるかぎりこの被覆部材17の形態、形状、サイズについて特に制限はないが、好ましい例を図4に示す。
【0048】
この図4に示す例では、被覆部材17は、長方形の布18を二つ折りにし、その両側辺を縫合線17a,17aによって胴回り部11の内面に接合することによって形成されている。これにより被覆部材17はショーツ本体2の内側に向かって(股下部6に向かって)開口するポケット形態となる。スナップ15d、15e、15fの雌ピースは、二つ折りされた布18の下側部分18bに配置されている。よって防水布3が取り外された後は、スナップ15d、15e、15fの雌ピースは二つ折りされた布18の上側部分18aによって被覆される。もちろん、胴回り部11の内面に長方形状の布を縫いつけて、スナップ15d、15e、15fの雌ピースを覆うようにしてもよい。
【0049】
また、前記布18は弾性的な伸縮性を有する素材で形成されていることが好ましい。これにより、前記布18の上側部分18aを容易に捲り上げて、防水布3の先端部3bの着脱を行えるようになる。
【0050】
図5(A)(B)は、第1及び第2の係止手段14a、14bが面ファスナ(マジックテープ(R))である場合を説明する。図5(B)に示すように、第1の係止手段14aでは、スナップ15a、15b、15cの代わりに、雄シートと雌シートからなる面ファスナ19aが用いられている。面ファスナ19aの雄シートと雌シートの一方が防水布3の基端部3aの裏側に取付けられ、他方が股下部6の後端部6dの近傍において生理用ナプキン装着布13の上面に取付けられている。面ファスナー19aは、防水布3の基端部3aのほぼ全幅に対応する範囲で連続的に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。なお、比較的肌当りのやさしい雌シートが股下部6側に取付けられることが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0051】
図5(A)に示すように、第2の係止手段14bでは、同様にスナップ15d、15e、15fの代わりに雄シートと雌シートからなる面ファスナ19bが用いられている。ここでも比較的肌当りのやさしい雌シートがショーツ本体2の胴回り部11に取付けられ、雄シートが防水布3の先端部3bの裏面に取付けられる。ただし、雄シートと雌シートの取付けが前記と逆であってもよい。この場合も、胴回り部11の内面に被覆部材17を設け、そのポケット部内に前記面ファスナー19bの雌シートが設けられ、防水布3を取り外したときに、前記雌シートが被覆部材17で覆われていることが好ましい。
【0052】
図6と図7は、本発明の第1の実施の形態として、前記防水布の基端部を股下部6の後端部6dの近傍に取付けるための他の取付け手段を示している。
【0053】
図6と図7に示す防水布3Aは、その基端部3aに、対を成す略L字状の延長部3cと3dが形成されており、両延長部3cと3dよりも上方に開口部3eが形成されている。そして前記両延長部3cと3dとの重なり部に、第1の係止手段14aとして面ファスナー19aが取付けられている。面ファスナー19aの雌シートと雄シートの一方が、延長部3cの表面に取付けられ、他方が延長部3dの裏面に取付けられている。もちろん、面ファスナの代わりにスナップ等が設けられていてもよい。
【0054】
図7に示すように、前記延長部3cと3dは、股下部6の後端部6dの近傍において、生理用ナプキン装着布13の下面に巻き付けられて、前記生理用ナプキン装着布13が前記開口部3e内に位置するように防水布3Aの基端部3aが取付けられる。そして、前記延長部3cと3dが生理用ナプキン装着布13と股下布12との隙間内において面ファスナー19aによって互いに着脱自在に係止される。
【0055】
図8は、前記ショーツ本体2の股下部6に生理用ナプキン装着布13が設けられていない場合を示している。この種のショーツ本体2を用いる場合には、前記防水布3Aの延長部3cと3dが股下部6の股下布12の下側に回り込むように取付けられ、股下布12の下側で、前記延長部3cと3dが、面ファスナー19aによって着脱自在に係止される。
【0056】
図6ないし図8に示す例では、面ファスナー19aなどの係止手段が、生理用ナプキン装着布13の下側、または股下布12の下側に位置するため、仮に生理用ナプキン16がずれて、股下部6の後端部6dが着用者へと直接接触しても違和感を与えることはない。
【0057】
次に、図9に示す本発明の第2の実施の形態では、防水布3Bの基端部3aに側方に延びる帯状の延長部3fが形成され、第1の係止手段14aとなる面ファスナー19aの雌シートと雄シートの一方が、延長部3fの下面に取付けられ、他方が防水布3Bの基端部3aの上面に取付けられている。また係止手段として面ファスナー19aの代わりにスナップを用いることも可能である。
【0058】
この防水布3Bの基端部3aを股下部6に取付ける際には、前記延長部3fを股下部6の防水布12に巻き付け、または生理用ナプキン装着布13に巻き付け、股下部6の上に巻き上げた延長部3fを、防水布3Bの基端部3aの上面に対して面ファスナー19aで係止する。
【0059】
この場合、股下部6の上面(内面)に延長部3fが現れるが、その上に生理用ナプキン16の基端部を位置させることにより、延長部3fの存在による異物感が生じるのを防止できる。
【0060】
上記のように本発明の生理用ショーツでは、後身頃5の中心線5aに沿って、防水布3,3A,3Bが、股下部6から胴回り部11に向けて延びているため、就寝中などに生理用ナプキン16の後端部から漏れた経血を前記防水布3,3A,3Bによって受け止めることができる。また、前記防水布3,3A,3Bを取り外して着用することにより、日中の使用時の蒸れ感を減少させることができる。
【0061】
また、本発明のショーツは、前記生理用ショーツとしてだけではなく、軽度または中度の失禁患者が装着する薄型の失禁パッドを装着する場合に、後ろ漏れが心配な夜間などに前記防水布を装着して使用することが可能である。また、前記ショーツの内側に女性のおりもの吸収用の吸収シートを装着して使用することも可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のショーツでは後身頃に着脱自在な防水シートが設けられているため、就寝時のように吸収性物品からの排出物の後ろ漏れによって生ずる汚れの防止が必要なときにのみ前記防水シートを取り付け、日中などの使用には前記防水シートを取り外して、蒸れ感を防止するという汎用的な使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 生理用ショーツの基本構造を参考例として示すものであり、着用時の立体形状とした状態を示す斜視図、
【図2】図1の生理用ショーツを前身頃の中心線で分離した展開図、
【図3】図1の生理用ショーツの内部での防水シートの取付け状態を示す部分斜視図、
【図4】胴回り部に対する防水シートの取付部を示す斜視図、
【図5】(A)は面ファスナーを用いて防水シートを胴回り部に取付けた状態を示す斜視図、(B)は面ファスナーを用いて防水シートを股下部の後端部近傍に取付けた状態を示す斜視図、
【図6】 本発明の第1の実施の形態の防水シートの基端部を示す斜視図、
【図7】図6に示す防水シートの基端部が股下部の後端部近傍において生理用ナプキン装着布に取付けられた状態を示す斜視図、
【図8】図6に示す防水シートの基端部が股下部の後端部近傍において股下布に取付けられた状態を示す斜視図、
【図9】 本発明の第2の実施の形態の防水シートの基端部が股下部の後端部近傍において股下布に取付けられた状態を示す斜視図、
【図10】従来の生理用ショーツの展開図。
【符号の説明】
1 生理用ショーツ
2 ショーツ本体
3,3A,3B 防水布(防水シート)
3a 防水布の基端部
3b 防水布の先端部
3c,3d,3f 延長部
3e 開口部
4 前身頃
5 後身頃
6 股下部
8、8′ 脚開口部
11 胴回り部
14a、14b 係止手段
15a,15b,15c,15d,15e,15f スナップ
16 生理用ナプキン
17 被覆部材
19a,19b 面ファスナー
Claims (6)
- 前身頃(4)と、後身頃(5)と、前記前身頃(4)と前記後身頃(5)との間に位置する股下部(6)と、前記前身頃(4)の上縁部と前記後身頃の上縁部とで形成される胴回り部(11)と、一対の脚開口部(8,8´)とを有するショーツ本体(2)、
および前記後身頃(5)の内側に設置されて、前記股下部(6)の後端部(6d)またはその近傍から、前記胴回り部(11)またはその近傍へ延びて前記ショーツ本体(2)に着脱自在に取付けられた防水シート(3A,3B)とを有し、
前記防水シート(3A,3B)の基端部(3a)には延長部(3c,3d,3f)が設けられ、前記延長部(3c,3d,3f)が前記股下部(6)の外側へ回り込み、あるいは前記延長部(3c,3d,3f)が前記股下部(6)の内側に取付けられた装着布(13)の外側へ回り込んだ状態で、前記延長部(3c,3d,3f)を介して前記防水シート(3A,3B)どうしを係止する係止手段(14a)が設けられていることを特徴とするショーツ。 - 前記防水シート(3A)の基端部(3a)には、開口部(3e)と、前記防水シート(3A)の両側部から延びて、前記開口部(3e)よりも基端側で互いに重なり合う一対の延長部(3c,3d)が設けられ、
前記股下部(6)または前記装着布(13)が前記開口部(3e)に位置する状態で、前記股下部(6)または前記装着布(13)の外側で、前記延長部(3c,3d)どうしが前記係止手段(14a)で係止される請求項1記載のショーツ。 - 前記防水シート(3B)の基端部(3a)には、側方に延びる延長部(3f)が設けられ、
前記延長部(3f)が前記股下部(6)または前記装着布(13)に巻き付けられ、前記係止手段(14a)で、前記延長部(3f)が巻き付けられた状態が維持される請求項1記載のショーツ。 - 前記ショーツ本体(2)の前記胴回り部(11)またはその近傍には、前記防水シート(3A,3B)の先端部(3b)およびこの先端部(3b)を前記ショーツ本体(2)に固定する前記係止手段(14b)を覆う被覆部(17)が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載のショーツ。
- 前記防水シート(3A,3B)は、通気性を有している請求項1ないし4のいずれかに記載のショーツ。
- 前記ショーツは、生理用ショーツである請求項1ないし5のいずれかに記載のショーツ。
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