JP3830040B2 - 抗生剤代替のための家畜飼料の組成物 - Google Patents

抗生剤代替のための家畜飼料の組成物 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は家畜飼育用飼料に関するものであり、より詳細には各種成人病を予防することができる健康食肉を生産するための抗生剤代替のための家畜飼料の組成物に関するものである。
【0002】
(背景技術)
経済発展による国民食生活の西欧化の傾向によって国民の畜産物摂取が増加し、これによる動物性脂肪の摂取による畜産食品に対する否定的な見解が提起されている。このような動物性脂肪の摂取は循環器系疾病のうちひとつである動脈硬化の発病に影響を及ぼす要因らとして指摘されていて、特にコレステロールが動脈硬化の主要原因のうち一つで指目されている。
【0003】
最近国民の健康に対する関心が高まることによって肥満と動脈硬化などの成人病を予防してより健康な生活を維持する目的として色々な健康食品らが開発されて商用的に市販されている。
【0004】
このような趨勢に歩調を揃えて畜産家では飼料に漢方薬や坑菌剤等の多様な添加物を投入して健康食の肉製品を生産することもする。
【0005】
しかし、飼料に投入された抗生剤は2〜3月が過ぎてこそ完全に消化排出されるが、このような休薬期間の前に出荷され食用される場合に家畜内の残余抗生剤によってその肉製品を摂取した人体の免疫力を低下させる問題点があった。また、抗生剤に対する耐性を有する細菌で耐性を含有した遺伝物質であるプラスミドの接合という伝達により他の細菌に転移されることができ、このような抗生剤の耐性細菌の増加は人体に転移され得る危険性を有している。このような理由らによって、最近には肉製品内の抗生剤の残留と共にこのような抗生剤の耐性菌に対する問題が提起されながら、抗生剤代替物質に対する研究が活発に進行されていて、抗生剤代替物質として家畜の体内免疫機能を活性化させる物質に対する研究が活発に進行されている。
【0006】
韓国では既に遠い前からカオリナイト(kaolinite)、ゼオライト(zeolite)、ベントナイト(bentonite)、バーミキュライト(vermiculite)などの珪酸塩(silicate)粘土鉱物が有する固有の性質を利用して一般農業、水産、環境浄化等に広く使われてきたし、畜産業でも家畜の発育促進、消化率及び飼料効率の改善、畜糞の水分調節及び悪臭除去などのために部分的に活用されている。そのうちでもゼオライトの添加は豚と鶏の筋肉と脂肪特性に有利な影響を与えるという報告もある(Pond等、1988;Hagedorn等、1990;Kovar等1990)。
【0007】
現在までの鉱物質飼料の添加効果に関する研究結果を見ると、SonとParsk(1997)は肉系飼料内に0.3%の麦飯石添加が排せつ物の水分含有量の減少及び飼料営養素を効率的に利用することができると報告したし、Kwon(1999)は育成豚において遠赤外線放射物質を添加することによって増体率が向上されたことを報告した。また、Yang(1999)は赤褐色を有する多孔性の火山碎屑物のスコリア(scoria)を育成・肥育豚飼料に添加することによって豚体等級に対するA等級の出現率が有意的に高いことを報告した。
【0008】
参考的に黒雲母片麻岩は多孔質の構造を有して灰色の土台に黒色の斑点が刺されている形状を有する。具体的な構成成分を見ると二酸化硅素(SiO)、酸化アルミニウム(A1)、酸化鉄(Fe)、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化チタニウム(TiO)、五酸化燐(P)、酸化カリウム(KO)、酸化ナトリウム(NaO)、三酸化マンガン(MnO)などのような酸化物でなされて93%程度の高い遠赤外線の放射率を有する。これと共に臭いを吸着し、イオン交換により水を浄化し、室内で水分を吸収する機能を有し、特に体内に有害なカドミウム、水銀、鉛などの有害な重金属をイオン調整作用で吸着して除去するために害毒の効果を有するものとして知られている。
【0009】
一方、ゲルマニウムは灰白色の半金属元素として遠赤外線が放出されて免疫力強化、インタ−フェロンの生成・刺激から癌細胞を防御する機能をし、毒性物質、ウイルス等から生体を保護するものとして知られている。また、人体や家畜に有害なガスに対する脱臭率が高いものとして知られていて各種建築用資材の利用だけでなく豚舍内のアンモニアガスの吸着剤としての利用可能性を示唆している。
【0010】
(発明の開示)
これに、本発明は前記した点に着眼して案出されたものであり、畜産業の分野で使われる通常の基礎飼料に、粉末状態で粉砕された所定量のゲルマニウム黒雲母を配合することによって、各種成人病を予防することができる健康食肉製品を生産できるようにした抗生剤代替のための家畜飼料の組成物を提供することをその目的とする。
【0011】
前記目的を達成するための本発明の一面による家畜飼料の組成物において、とうもろこし66.23%、大豆粕26.07%、牛脂3%、石灰石0.52%、燐酸カルシウム1.16%、糖蜜2.5%、塩0.25%及びビタミンプレミックス0.12%、ミネラルプレミックス0.10%、酸化防止剤0.05%の組成でなされた育成豚飼料に、36ppmのゲルマニウムと黒雲母、白雲母、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物を含有し、5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10W/m・μmの放射エネルギーを示すゲルマニウム黒雲母を0.3%〜0.6%添加して構成されることを特徴とする。
また、本発明の他の一面による家畜飼料の組成物において、とうもろこし76.74%、大豆粕15.82%、獣脂(tallow) 3%、糖蜜2.5%、リン酸三カルシウム0.83%、石灰石0.61%、塩0.20%、ビタミンプレミックス0.12%、ミネラルプレミックス0.10%、酸化防止剤0.05%、リジン0.03%の組成でなされた肥育豚飼料に、36ppmのゲルマニウムと黒雲母、白雲母、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物を含有し、5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10W/m・μmの放射エネルギーを示すゲルマニウム黒雲母を1.0〜3.0%添加して構成されることを特徴とする。
さらに、本発明の更に他の一面による家畜飼料の組成物において、とうもろこし64.36%、大豆粕28.09%、牛脂3%、石灰石0.12%、燐酸カルシウム1.86%、糖蜜2%、塩0.20%とビタミンプレミックス0.12%、ミネラルプレミックス0.10%、酸化防止剤0.05%、抗生剤0.10%の組成でなされた子豚飼料に、36ppmのゲルマニウムと黒雲母、白雲母、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物を含有し、5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10W/m・μmの放射エネルギーを示すゲルマニウム黒雲母を0.3%添加して構成されることを特徴とする。
【0012】
本発明の他の一面によって、前記ゲルマニウム黒雲母は100〜350メッシュ粒度範囲で粉砕されたゲルマニウム黒雲母石粉であることを特徴とする。
【0013】
このような組成物は通常の家畜飼料で使われて家畜にゲルマニウム黒雲母を投与することによって抗生剤を代えることができて清浄肉製品を生産して国民健康を守るようになる。
【0014】
(発明を実施するための最良の形態)
以下、本発明による具体的な実施例を参照して詳細に説明する。
本発明による家畜飼料は、36ppmのゲルマニウムを含有しているゲルマニウム黒雲母を、家畜の成長状態によって該当家畜飼料に一定割合で配合させることによって、家畜飼料に配合される抗生剤の一部または全部を排除させることができるようにしたものである。
【0015】
本発明で適用された前記ゲルマニウム黒雲母は、ゲルマニウム、黒雲母、白雲母、石英、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物などが含まれたものであり、遠赤外線を放出して免疫力強化、インタ−フェロン生成・刺激で癌細胞を防御する機能をし、坑菌、防菌、坑かび、有害ガス吸着分解作用をすることにより毒性物質とウイルス等から家畜を保護する作用をする。
【0016】
図1の(a)と(b)は50℃の室温で前記ゲルマニウム黒雲母の遠赤外線放射率及び放射エネルギーを測定し、その結果をグラフで示したものであり、実線で図示されたように、ゲルマニウム黒雲母は5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10W/m・μmの放射エネルギーを示した。特に、図1の(b)に図示されたように、各波長による放射エネルギーにおいてゲルマニウム黒雲母の放射エネルギー(実線)が生体の放射エネルギーと非常に類似な分布度を有することによって、ゲルマニウム黒雲母から放射される遠赤外線波長が家畜に適合するだけでなく牛、豚、鶏等家畜での吸収が非常に容易であるということが分かる。
【0017】
そして、本発明によって家畜飼料に配合されるゲルマニウム黒雲母は、200メッシュの粒度で粉砕された石粉を利用することが望ましく、最小限100〜350メッシュ粒度の範囲で粉砕されたゲルマニウム黒雲母石粉を利用しなければならない。これは100メッシュ以下で大きいゲルマニウム黒雲母の利用時には、大きい粒子のゲルマニウム黒雲母が完全に消化されなくてミネラルの吸着力が落ちて飼料の効率性を低下させるようになって、350メッシュ以上の小さなゲルマニウム黒雲母の利用時には、ゲルマニウム黒雲母を微細な粒子で粉砕するための費用が増大されるだけでなく、ゲルマニウム黒雲母自体の分子構造及び物性が変わるようになってミネラルの損失を招いてゲルマニウム黒雲母の効能を低下させるおそれがあるためである。
【0018】
前記ゲルマニウム黒雲母の代りに麦飯石などが利用され得るが、その効能が前記36ppmのゲルマニウムを含有したゲルマニウム黒雲母に及ぼさないことはもちろんである。前述したように、ゲルマニウム黒雲母が家畜に有益な遠赤外線を多量放射させるだけでなく、坑菌、防菌、坑かび、有害ガスの吸着分解作用をすることにより毒性物質とウイルス等から家畜を保護する作用をし、合せて、前記ゲルマニウム黒雲母に含まれていたゲルマニウムが有害ガスの中和作用及び陰イオンの放出作用をすることにより別途の抗生剤の投入がなくても、家畜の健康を維持及び増進させる作用をするためである。
【0019】
また、飼育される家畜らは多くの疾病にかかる危険があって、これを予防するためにワクチンを投与する場合が多いが、このようなワクチンにより成長の低下を招くようになるために畜産家らに経済的な損失をもたらす。反面に、本発明でのようにゲルマニウム黒雲母を添加すれば免疫性を高める効果をもたらすために疾病にかかる頻度数が減少されて家畜の生産性を向上させることができるようになる。すなわち、ゲルマニウム黒雲母自体の天然坑菌作用によって家畜の臓器内の微生物の均衡を維持して重金属を吸着して毒素を除去するために人為的な抗生剤及び消炎剤などの使用を少量に制限しても家畜の疾病を予防できるだけでなく、その家畜を摂取した人体にも有害物質の濃縮現像を誘発しなくなって、これによって優良な家畜の生産性を大きく向上させることができるようになるものである。
【0020】
実施例1では、育成豚の配合飼料において前記ゲルマニウム黒雲母の効能を検証しようと実施した。
実施例1
まず、3元交雑種(Duroc×Yorkshire×Landrace)育成豚54匹を公示したし、試験開始時の体重は32.47±0.90kgであった。仕様試験は韓国の檀国大学校の付設試験農場で実施した。試験設計は表1のようにとうもろこし−大豆粕中心の基礎飼料に、抗生剤の無添加区、抗生剤を添加した区、ゲルマニウム黒雲母を各々0.1%、0.3%、0.6%、0.8%添加した区等、6個の区で処理して処理当たり3反復、反復当たり3匹ずつ完全に任意で配置した。前記ゲルマニウム黒雲母は36ppmのゲルマニウムが含まれたものである。
表1
Figure 0003830040
【0021】
一般的な飼料のとうもろこしと小麦はエネルギー供給源であり、豆から油を抜いた大豆粕は蛋白質供給源である。牛脂は家畜の脂肪から抽出した油でエネルギーを補充する原料であり燐酸カルシウム剤と石灰石は骨を構成するカルシウムとリンを供給する原料である。ビタミン及びミネラルプレミックスの構成物は少量のビタミンA,ビタミンD,ビタミンE,リボフラビン(riboflavin),ナイアシン(niacin)、マンガン、鉄、亜鉛、カルシウム、銅、コバルト、セレニウム(selenium)などで組成される。
【0022】
また、前記基礎飼料にはNRC(1998)仕様標準を基礎として3,380kcalME/kg,18.00%CP,0.96%リジン(lysine),0.70%カルシウム(CA),0.60%リン(P)を含有するようにした。試験飼料は粉飼料の形態で自由に食べるようにしたし、水は自動給水器を利用して自由に食べることができるようにした。体重及び飼料摂取量は試験開始時と終了時に測定して日当たり増体量、日当たり飼料摂取量、飼料効率を計算した。
【0023】
そして、営養素の消化率を測定するために試験終了7日前に表示物として酸化クロム(Cr)を0.2%添加した。クロム飼料の給与4日後に糞を採取して乾燥させた後分析に利用した。また、化学分析及び統計処理のために、飼料の一般性分と表示物で混合されたCrはAOAC(1994)により分析したし、あらゆる資料はSAS(1988)のGeneral Linear Model Procedureを利用してDuncan‘s multiple range testで処理して平均間の有意性を検定した。
【0024】
その結果、35日間試験飼料を給与した育成豚に対して日当たり増体量、日当たり飼料摂取量、飼料効率は表2のように現れた。NC(Negative Control)は無抗生剤の添加区、PC(Positive Control)は抗生剤の添加区、WGB(Wangam Germanium Biotite)はゲルマニウム黒雲母の添加区を意味する。
表2
Figure 0003830040
【0025】
平均初期体重32.47±0.90kgの育成豚54匹を0−35日間試験した後、日当たり増体量において無添加区(NC)と比較した時、PC区が17%、WGB0.3添加区が14%、WGB0.6添加区が12%で高い成長率を示したし、これらPC区とWGB0.3及びWGB0.6添加区との間には日当たり増体量で有意的な差を見せなかった。反面にWGB0.1添加区とWGB0.8添加区では各々3%と7%で低調な成長率を示した。
そして、日当たり飼料摂取量においてはPC区が最も高かったし、WGB0.3とWGB0.6の添加区が前記PC区と似た日当たり飼料摂取量を示した反面に、WGB0.1とWGB0.8添加区では前記PC区に比べて低い飼料摂取量を示した。飼料効率においてはNC区、PC区、WGB0.1、WGB0.3、WGB0.6、WGB0.8添加区すべてが類似の結果が現れて有意的な差を見せなかった。
【0026】
したがって、前記基礎飼料に、抗生剤の代わりにゲルマニウム黒雲母(WGB)を0.3〜0.6%混合させる場合、ゲルマニウム黒雲母が放出する遠赤外線によりこれを摂取した育成豚の免疫力が強化されることによって、抗生剤を投与した時のように育成豚の成長率が向上されることが分かる。
【0027】
乾物消化率と窒素消化率は、表3でのように現れた。
表3
Figure 0003830040
【0028】
乾物消化率においてPC区、WGB0.3及びWGB0.6処理区が他の処理区と比較して高く評価されたし、ゲルマニウム黒雲母の含有量が0.3〜0.6%の範囲を抜け出した場合乾物消化率が減少されることと示した。すなわち、前記基礎飼料に、ゲルマニウム黒雲母(WGB)を0.3〜0.6%混合させる場合、抗生剤を投与した時のように、育成豚が優秀な消化率を有するようになるものである。
【0029】
また、窒素消化率においても、PC区、WGB0.3及びWGB0.6処理区が対照区(Con)に比較して高く評価された反面に、WGB0.1区とWGB0.8区は前記PC区に比べて低く評価された。したがって、前記基礎飼料にゲルマニウム黒雲母(WGB)を0.3〜0.6%混合させる場合、抗生剤を投与した時のように、高い窒素消化率を有するようになることによって、豚舍内のアンモニアガス濃度を低くするようになって、これによって清浄豚肉を生産することができるようになるものである。
【0030】
前記実施例1での結果を基礎にしてみる時、ゲルマニウム黒雲母を育成豚の飼料内に0.3%〜0.6%添加時に抗生剤を代えることができる機能性があることが分かった。
【0031】
次の実施例2では、肥育豚の配合飼料において前記ゲルマニウム黒雲母の効能を検証しようと実施した。
実施例2
本実験は開始時に体重が平均78.65kgの3元交雑種(Duroc×Yorkshire×Landrace)肥育豚80匹を公示したし、仕様試験は韓国の檀国大学校の付設試験農場で50日間実施した。試験設計は表4のように、とうもろこし−大豆粕中心の飼料にNRC(1998)の営養素要求量による対照区(Con;basal diet)、対照区飼料内のワンアンゲルマニウム黒雲母1.0%(WGB1.0)、ワンアンゲルマニウム黒雲母3.0%(WGB3.0)及びワンアンゲルマニウム黒雲母5.0%(WGB5.0)で4ケ処理をして処理当たり4反復、反復当たり5匹ずつ完全に任意で配置した。
表4
Figure 0003830040
【0032】
前記対照区(Con)である基礎飼料は、とうもろこし−大豆粕中心の飼料として3,400kcalME/kg、14.00%のCP、0.67%のリジンを含有したし、試験飼料と水は自由に食べるようにした。体重及び飼料摂取量は試験終了時に測定して日当たり増体量、日当たり飼料摂取量、飼料効率を計算した。
【0033】
また、営養素の消化率を測定するために試験終了7日前に表示物として酸化クロムを飼料内に0.2%添加して給与した。クロム飼料給与3日後に2日間分を採取して乾燥させた後分析に利用した。飼料と糞のうち一般営養素の含有量分析はAOAC(1994)法によって分析した。
【0034】
そして、血液採取は試験開始時及び終了直後頚静脈(Jugular)から血液を採取して4℃で血液を凝固させた後に、凝固された血液を4℃で2,000rpmで30分間遠心分離して上清液を分析に利用した。
【0035】
アンモニアガスの濃度調査は処理当たり体重が類似な肥育豚5匹を7日の間隔で3回採取して測定した。
【0036】
ワンアンゲルマニウムの添加が血液の性状におよぶ影響を糾明するために、総コレステロール濃度はT. chol kit(BOEHRINGER MANNHEIM,Germany)を、高密度脂蛋白コレステロール濃度はHDL−C kit(BOEHRINGER MANNHEIM, Germany)を利用した。成人病予防因子(Triglyceride)濃度はT. G kit(BOEHRINGER MANNHEIM,Germany)に反応させて自動生化学分析機(HITACHI 747,HITACHI, Japan)を利用して測定した。
【0037】
そして、背脂肪の厚さ測定はデジタル背脂肪インジケータ(Renco lean−meter,USA)を利用して測定した。
【0038】
以上の試験で得られた資料はSAS(1988)のGeneral Linear Model Procedureを利用してDuncan‘s multiple range test(Duncan、1955)で処理して平均間の有意性を検定したし、その結果は次の通りである。
【0039】
日当たり増体量、日当たり飼料摂取量及び飼料効率におよぶ影響は表5のようである。
表5
Figure 0003830040
【0040】
日当たり増体量ではWGB1.0が対照区(Con)に比べて752(g/d)で有意的な差を示した。日当たり飼料摂取量は対照区(Con)が3,108(g/d)でWGB1.0の2,789(g/d)、WGB3.0の2,620(g/d)、WGB5.0の2,631(g/d)よりすこし高い傾向を示して対照区とWGB処理区間に有意的な差を示した。これはYang(1999)の試験でスコリア(scoria)とゼオライト(zeolite)を各々3%を給与した試験で日当たり増体量は対照区に比べて有意的な差を示したということとは添加の効果は同じであるが、本試験の結果によると、ゲルマニウム黒雲母の添加水準が3%で最も良い成績を示すということがわかる。
【0041】
飼料効率においてはWGB1.0とWGB3.0で0.271と0.273で対照区(Con)の0.231より向上された傾向を示した。これはKomdo等(1968)が肥育豚にゼオライトを5%添加した場合飼料効率が6%程度改善されたという結果と同じ傾向を示した。
【0042】
乾物(DM)の消化率及び窒素(N)の消化率は表6で提示されたようである。
表6
Figure 0003830040
【0043】
乾物の消化率は対照区(Con)、WGB1.0、WGB3.0、WGB5.0が各々70.99、71.26、70.53及び70.37%でお互い間の有意的な差は表さなかったが、窒素の消化率でも対照区(Con)は64.31%、WGB1.0は67.65%、WGB3.0は67.92%、WGB5.0は65.09%で対照区(Con)より添加区ですこし高い傾向を示した。これはバラッドとエドワード(Ballard、Edwards、1988)、デイリー(Daly、1990)などの試験でゼオライト給与は営養素の利用率に影響を及ぼさないという報告と類似な傾向を示したことである。しかし、本試験の研究結果によると乾物の消化率には差がなかったが、窒素消化率においてはWGB1.0とWGB3.0で数的な増加を示したし、これは肥育豚の飼料内にゲルマニウム黒雲母を1.0〜3.0%配合する場合窒素の利用性が高まるために豚舍内のアンモニアガスの濃度を顕著に低くすることができるということを意味する。
【0044】
そして、測定された背脂肪の厚さは表7で見るところと同じである。
表7
Figure 0003830040
【0045】
背脂肪の厚さではWGB1.0とWGB3.0が各々25.71mmと22.81mmで対照区(Con)の27.19mmに比べて有意的な差を示した。これはポンド(Pond)等(1988)とコバール(Kovar)等(1990)の試験でのように珪酸塩鉱物質の給与が豚の筋肉と脂肪特性に有利な影響を与えるという報告と類似の結果を示したものである。
【0046】
ワンアンゲルマニウム黒雲母(WGB)を給与した場合、糞中のアンモニアガス濃度の比較は表8で現れたところと同じである。
表8
Figure 0003830040
【0047】
アンモニアガス濃度はWGB1.0とWGB3.0が各々6.1と6.5mg/kgで対照区(Con)の17mg/kgより大きく低い値で測定されたし、これは肥育豚の飼料内にゲルマニウム黒雲母を1.0〜3.0%配合する場合アンモニアガス濃度を低くすることができることを意味する。
【0048】
一方、前記実験の開始時(d0)と終了時(d50)、血清内の総コレステロール(Total−cholesterol)、成人病予防因子(Triglyceride)、高密度脂蛋白コレステロール(HDL−cholesterol)、低密度脂蛋白コレステロール(LDL−cholesterol)の含有量は表9で見るところと同じである。
表9
Figure 0003830040
【0049】
血清内の総コレステロール含有量において対照区(Con)では増加された反面にゲルマニウム黒雲母の添加区では減少されたし、特にWGB1.0処理区とWGB3.0処理区で大きく減少された値で現れた。血清内の高密度脂蛋白コレステロール(HDL−cholesterol)の含有量においては対照区(Con)に比較してゲルマニウム黒雲母の添加区らでさらに増加された値で現れた。
【0050】
成人病の予防因子(Triglyceride)の血清内の含有量においては対照区(Con)に比較してゲルマニウム黒雲母の添加区らでさらに小さな減少を示して残余成人病の予防因子の比率が増加されることを分かった。血清内の低密度脂蛋白コレステロール(LDL−cholesterol)の含有量において、対照区(Con)では増加された反面に、ゲルマニウム黒雲母の添加区らでは減少された値で現れた。
【0051】
すなわち、本発明によるゲルマニウム黒雲母を肥育豚に添加時に、心血関係疾患の主な原因になる高脂肪血症を構成する主な物質の総コレステロール(Total−cholesterol)と低密度脂蛋白コレステロール(LDL−cholesterol)の血清内の含有量が減少され、これは豚肉内の減少を意味するものであり、肥育豚の飼料にゲルマニウム黒雲母を1〜3%添加すれば低コレステロール豚肉を生産することができることを示す。
【0052】
血清内の免疫細胞増加因子(IgG)の含有量においては、対照区(Con)と比較してWGB1.0処理区、WGB3.0処理区、WGB5.0処理区が各々444%、419%、326%程度高い増加率を示したし、したがって、ゲルマニウム黒雲母が免疫力を増加させる作用をして天然抗生剤代替物質として利用することができることが分かる。
【0053】
表10はひれ肉と脂肪内のコレステロール含有量を示している。
表10
Figure 0003830040
【0054】
ひれ肉とひれ肉脂肪内のコレステロール含有量において、対照区(Con)に比べてゲルマニウム黒雲母の添加区で減少されたものとして現れたし、特に、WGB1.0処理区とWGB3.0処理区で大きく減少されたものとして現れた。これは肥育豚飼料にゲルマニウム黒雲母を1〜3%を添加すれば低コレステロール豚肉を生産することができることを意味する。
【0055】
前記実施例2での結果をもとにしてみる時、ゲルマニウム黒雲母を肥育豚の飼料内に1.0〜3.0%添加時低コレステロール豚肉の生産が可能であるだけでなく、肥育豚の免疫力を強化させる作用をして抗生剤代替効果を得ることができることが分かる。
【0056】
次の実施例3では、子豚の配合飼料において前記ゲルマニウム黒雲母の効能を検証しようと実施した。
実験例3
3元交雑種(Duroc×Yorkshire×Landrace)子豚60匹を公示したし、試験開始時の体重は15.09±0.18kgであった。仕様試験は韓国の檀国大学校の付設実験農場の飼育室で28日間実施した。試験設計は表11のようにとうもろこし−大豆粕中心の基礎飼料にゲルマニウム黒雲母の無添加区(Con)、基礎飼料にゲルマニウム黒雲母0.1%添加区(WGB0.1)、基礎飼料にゲルマニウム黒雲母0.3%添加区(WGB0.3)、基礎飼料にゲルマニウム黒雲母0.6%添加区(WGB0.6)、基礎飼料にゲルマニウム黒雲母1.0%添加区(WGB1.0)で5ケ処理をして処理当たり4反復、反復党3匹ずつ完全に任意で配置した。
表11
Figure 0003830040
【0057】
基礎飼料はとうもろこし−大豆粕中心の飼料としてNRC(1998)仕様標準を基礎として3,380kcalME/kg、19.00%CP、1.00%リジン、0.80%Ca、0.70%Pを含有するようにした。試験飼料は粉飼料の形態で自由に食べるようにしたし、水は自動給水器を利用して自由に飲めるようにした。体重及び飼料摂取量は14日齢と試験終了時に測定して日当たり増体量、日当たり飼料摂取量、飼料効率を計算した。
【0058】
営養素の消化率を測定するために試験終了7日前に表示物として酸化クロムを0.2%添加した。クロム飼料給与4日後糞を採取して乾燥させた後分析に利用した。
【0059】
血液採取は試験開始及び14日後頚静脈(Jugular)から血液を採取して4℃で血液を凝固させた後に、凝固された血液を4℃で3,000rpmで30分間遠心分離して上清液を分析に利用した。
【0060】
総コレステロール濃度はT. chol kit(BOEHRINGER MANNHEIM、 Germany)を、高密度脂蛋白コレステロールの濃度はHDL−C kit(BOEHRINGER MANNHEIM、 Germany)を利用した。成人病予防因子(Triglyceride)の濃度はT. G kit(BOEHRINGER MANNHEIM、 Germany)に反応させて自動生化学分析機(HITACHI 747、HITACHI、Japan)を利用して測定した。また、免疫細胞増加因子(Immunoglobulin G)の濃度はIgG kit(BEHRING、Germany)に反応させて比濁計(BEHRING Nephelometer、Germany)を利用して測定した。コルチゾル(Cortisol)濃度はCoat−A−Count Cortisol kit(DIAGNOSTIC Products Cor.)に反応させてY−counter(COBRA 5010II、U.S.A.)を利用して測定した。
【0061】
飼料の一般性分と表示物で混合されたクロム(Cr)はAOAC(1994)により分析した。あらゆる資料はSAS(1988)のGeneral Linear Model Procedureを利用してDuncan`s multiple range testで処理して平均間の有意性を検定したし、その結果を次の通りである。
【0062】
仕様成績の考察のために、試験飼料を給与した子豚に対する日当たり増体量、日当たり飼料摂取量、飼料効率は表12のようである。
表12
Figure 0003830040
【0063】
0−14日間の試験期間を見ると、日当たり増体量においてゲルマニウム黒雲母を0.3%添加したWGB0.3処理区が増体率が最も高かった。また日当たり飼料摂取量においてはWGB0.6処理区で飼料摂取量が増加したし、飼料効率においては対照区(Con)に比べてWGB0.3処理区で最も向上された値を示した。
【0064】
14−28日間の試験期間では、WGB0.6処理区が日当たり増体率が最も高かった。しかし、日当たり飼料摂取量においてはWGB0.6処理区が他の処理区と比較して飼料摂取量が高かった。飼料効率においてはWGB0.3処理区が他の処理区に比べて高く現れた。
【0065】
全試験期間を通じて見ると、日当たり増体量においてゲルマニウム黒雲母を0.3%添加したWGB0.3処理区がゲルマニウム黒雲母を添加しないCon処理区より6.7%(491g vs. 524g)が高い増加率を示したし、WGB0.6処理区がCon処理区より9.4%(491g vs. 537g)高い増加率を示した。したがって、子豚飼料内にゲルマニウム黒雲母を0.3〜0.6%添加する場合に子豚の日当たり増体量を向上させることができることが分かる。
【0066】
日当たり飼料摂取量においてはWGB0.6処理区が他の処理区と比較して増加する傾向を示したが、対照区(Con)、WGB0.3そしてWGB1.0処理区と比較した時大きい差を見せなかった。
【0067】
飼料効率の場合にはWGB0.3処理区が他の処理区と比較して高く評価されたし、特にCon処理区と比較して8%(0.443 vs. 0.479)の向上を示した。したがって、子豚飼料内にゲルマニウム黒雲母を0.3%添加する場合に飼料の要求量が減少されて生産費に大きい比重を占める飼料費を節減することができることが分かる。
【0068】
試験飼料を給与した子豚に対する乾物と窒素消化率は表13のようである。
表13
Figure 0003830040
【0069】
乾物消化率において、対照区(Con)と比較してWGB0.1処理区とWGB0.3処理区で高く評価されたし、ゲルマニウム黒雲母を0.6%以上添加すればかえって乾物消化率が減少されることが分かる。また、窒素消化率においてもWGB0.3処理区が他の処理区と比較して高かったし、対照区(Con)と比較した時は3.6%向上された消化率を示した。また、ゲルマニウム黒雲母を0.6%添加した場合の対照区(Con)に比較して窒素消化率が14.6%減少したものとして現れた結果を見る時、ゲルマニウム黒雲母を0.6%以上子豚飼料内に添加することはかえって子豚の窒素消化率を低下させることが分かる。
【0070】
試験飼料を給与した子豚に対する血清内の成人病予防因子(Triglyceride)、総コレステロール(Total−cholesterol)、高密度脂蛋白コレステロール(HDL−cholesterol)、低密度脂蛋白コレステロール(LDL−cholesterol)及び免疫細胞増加因子(IgG)、コルチゾル(Cortisol)の変化は表14のようである。
表14
Figure 0003830040
【0071】
試験開始後14日齢に総コレステロールの血清内の含有量において、対照区(Con)では大きい増加を示したが、WGB0.1処理区ではすこしの増加のみを見せたし、残り処理区では減少された値を見せた。特にWGB0.3処理区では対照区(Con)より158%(12.00ml/dl vs. −7.00ml/dl)も減少されたものとして現れた。血清内の高密度脂蛋白コレステロール(HDL−cholesterol)含有量においては対照区(Con)に比較してゲルマニウム黒雲母の添加区らでさらに増加された値で現れたし、特にWGB0.3処理区では対照区(Con)と比較して132%(9.50 ml/dl vs. 22.00ml/dl)も増加された値を示した。
【0072】
成人病予防因子(Triglyceride)の血清内の含有量においてはWGB0.6処理区のみで減少したものとして現れた。血清内の低密度脂蛋白コレステロール(LDL−cholesterol)含有量においてはWGB0.3処理区が対照区(Con)に比較して182%(12.40ml/dl vs. 4.40ml/dl)減少された。
【0073】
すなわち、本発明によるゲルマニウム黒雲母を子豚に0.1〜0.3%添加時に、心血関係疾患の主な原因になる高脂肪血症を構成する主な物質の総コレステロール(Total−cholesterol)と低密度脂蛋白コレステロール(LDL−cholesterol)の血清内の含有量が減少され、これは豚肉内の減少を意味するものとして、低コレステロール豚肉を生産することができることを示す。
【0074】
血清内の免疫細胞増加因子(IgG)の含有量においては、対照区(Con)と比較してWGB0.1処理区、WGB0.3処理区、WGB0.6処理区、WGB1.0処理区が各々86.6%、8.2%、67.8%、12.1%程度高い増加率を示したし、したがって、ゲルマニウム黒雲母が免疫力を増加させる作用をして天然抗生剤代替物質として利用できることが分かる。
【0075】
コルチゾル(cortisol)の血清内の含有量においては、対照区(Con)と比較してWGB0.6処理区で増加する傾向を示したが統計的に有意的な差は見られなかった。コルチゾルの濃度は動物の場合において輸送や補正によるストレス程度を把握するために測定されている(Benjamins等、1992)。BaybuttとHolsbocr(1990)はコルチゾルの増加でB細胞の抗体生成や貪食細胞(phagocytes)の機能を低下させると報告した。ゲルマニウム黒雲母の子豚飼料内の添加水準からみる時、コルチゾル濃度が0.3%までは減少する傾向を示したが大きい差を示すことはなかった。
【0076】
前記実施例3での結果をもとにしてみる時、ゲルマニウム黒雲母を子豚飼料内に0.3%添加時低コレステロール豚肉の生産が可能なだけでなく、子豚の免疫力を強化させる作用をして抗生剤代替効果を得ることができることが分かる。
【0077】
このような子豚の場合、育成豚や肥育豚に比べてその免疫力が弱いことを考慮する時、抗生剤を全く使用しないよりは、前記実施例3の組成でのように、本発明によるゲルマニウム黒雲母と共に少量の抗生剤を添加することが望ましい。
【0078】
産業上の利用可能性
以上で説明したように本発明によると、畜産業分野で使われる通常の製造飼料に、抗生剤の代りにゲルマニウム黒雲母を配合することによって、多量の抗生剤を配合した時と同じ優秀な成長率と免疫力を有する家畜を生産しながらも、家畜とその肉製品を摂取した人体に害を及ぼす抗生剤の使用を全部/一部を排除させて健康食肉製品の生産供給が可能な効果がある。
【0079】
本発明は記載された実施例に限定されず、本発明の思想及び範囲を抜け出さないで多様に修正及び変形できることはこの技術の分野で通常の知識を有した者に自明である。したがって、そのような変形例または修正例らは本発明の特許請求範囲に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明によるゲルマニウム黒雲母の遠赤外線の放射率及び放射エネルギーを示したグラフである。

Claims (4)

  1. 家畜飼料の組成物において、
    とうもろこし66.23%、大豆粕26.07%、牛脂3%、石灰石0.52%、燐酸カルシウム1.16%、糖蜜2.5%、塩0.25%及びビタミンプレミックス0.12%、ミネラルプレミックス0.10%、酸化防止剤0.05%の組成でなされた育成豚飼料に、36ppmのゲルマニウムと黒雲母、白雲母、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物を含有し、5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10W/m・μmの放射エネルギーを示すゲルマニウム黒雲母を0.%〜0.6%添加して構成されることを特徴とする抗生剤代替のための家畜飼料の組成物。
  2. 家畜飼料の組成物において、
    とうもろこし76.74%、大豆粕15.82%、獣脂(tallow) 3%、糖蜜2.5%、リン酸三カルシウム0.83%、石灰石0.61%、塩0.20%、ビタミンプレミックス0.12%、ミネラルプレミックス0.10%、酸化防止剤0.05%、リジン0.03%の組成でなされた育豚飼料に、36ppmのゲルマニウムと黒雲母、白雲母、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物を含有し、5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10 W/m ・μmの放射エネルギーを示すゲルマニウム黒雲母を1.0〜3.0%添加して構成されることを特徴とする抗生剤代替のための家畜飼料の組成物。
  3. 家畜飼料の組成物において、
    とうもろこし64.36%、大豆粕28.09%、牛脂3%、石灰石0.12%、燐酸カルシウム1.86%、糖蜜2%、塩0.20%とビタミンプレミックス0.12%、ミネラルプレミックス0.10%、酸化防止剤0.05%、抗生剤0.10%の組成でなされた子豚飼料に、36ppmのゲルマニウムと黒雲母、白雲母、長石、電気石、ジルコン、石榴石、燐灰石、不透明鉱物を含有し、5〜20μmの遠赤外線の波長範囲で0.93%の放射率と4.31×10 W/m ・μmの放射エネルギーを示すゲルマニウム黒雲母を0.3%添加して構成されることを特徴とする抗生剤代替のための家畜飼料の組成物。
  4. 前記ゲルマニウム黒雲母は100〜350メッシュの粒度範囲で粉砕されたゲルマニウム黒雲母の石粉であることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか一つに記載の抗生剤代替のための家畜飼料の組成物。
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