JP5926282B2 - 改良された鉱物系組成物および使用方法 - Google Patents

改良された鉱物系組成物および使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、強化された畜産、獣医学および医薬製剤を製造するための天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物の加工の改良、ならびにヒトおよび非ヒト動物、特に哺乳動物の両方の改良された処置方法に関する。
様々な天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物は、一連の消化不良の処置のために、および動物飼料の効率を改善するために、動物に、さらにヒトにも有益であることが公知である。カオリナイトは、胃酸過多症および様々な消化不均衡の処置のために広く使用されている。ベントナイトも、馬および牛の同様の処置に使用されている。最近になって、天然および人工のゼオライトが試験され、飼料効率の改良、消化不良の処置、動物の状態の改良および創傷治癒の改良に様々な程度の有効性を有することが見出された。しかし、天然ゼオライトの有効性は、概して人工ゼオライトの有効性よりもやや劣っていることが見出された。
天然ゼオライトは、様々な形態の穴の開いたボックスワークという結晶構造をもつアルミノ−ケイ酸塩鉱物である。約41種類の天然ゼオライトミネラルがあり、それは、クリノプチロライト;モルデナイト、エリオナイト、チャバサイトおよびステラ沸石であるが、後者は少数である。これらの結晶構造内の分子結合が、陽イオン、陰イオンおよびその他の小型の荷電粒子を結晶構造の中に引き寄せる引力を作り出す。一部の粉末状の天然ゼオライトは、それらの取扱適性を改良するために焼結工程によって処理され、一部には、様々な工程に対するそれらの反応を変えるために金属化合物、例えばマンガンなどが添加される。本発明者らの経験では、大部分の結晶性ゼオライトは、過剰な熱処理によって損なわれる。本発明者らは、何らかの形の照射を使用することにより、内部の分子結合を促進し、それによってゼオライト鉱物およびその他の天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を、小型の荷電粒子をより引き付けるものにすることができると考えた。
また、本発明者らは、このように天然ゼオライトおよびその他の天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物の反応性を改良することにより、強化された畜産、獣医学および医薬製剤、ならびにヒトおよび非ヒト動物、特に哺乳動物の両方の改良された処置方法を作り出すことができると考えた。
また、本発明者らは、天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を記載される種類の照射に付すことにより、アルミノ−ケイ酸塩鉱物の分子構造を乱し、一部のケイ素原子を生物学的に利用可能にすることができると考えた。
発明の開示
したがって、本発明の一態様では、1,800MHz〜3,000MHzの範囲のTEM波を照射した、少なくとも1つの天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を含む有効量の組成物または生成物を、処置を必要とする動物に投与することを含む、動物において消化不良を処置する方法が提供される。
本発明のその他の態様によれば、液体懸濁液中の天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物に1,800MHz〜3,000MHzの範囲のTEM波を照射することを含み、前記液体懸濁液が120℃よりも低い沸点を有する、畜産、獣医学および医薬品による処置の方法において使用するための、改良された反応性を有する天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を含む組成物または生成物を製造するための方法が提供される。
本発明のさらにその他の態様によれば、上記の方法により製造された場合に、畜産、獣医学および医薬品による処置の方法において使用するための、改良された反応性を有する天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を含む組成物または生成物が提供される。
本発明のさらにその他の態様によれば、1,800MHz〜3,000MHzの範囲のTEM波を照射した、少なくとも1つの天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を含む有効量の組成物または生成物を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において創傷を治癒する方法が提供される。
好ましくは、天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物には、天然ゼオライト鉱物が含まれる。
天然ゼオライト鉱物は、クリノプチロライト、モルデナイト、チャバサイト、エリオナイトおよびステラ沸石からなる群から選択されることが好ましい。
好ましい形態では、液体懸濁液は水系懸濁液である。
好ましくは、天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物には、懸濁液中の天然ゼオライト鉱物を保持するためにベントナイトが含まれる。
本発明の好ましい一形態によれば、生成物の天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物は70%w/wゼオライト、28%w/wカオリナイト、および2%w/wベントナイトを含む。
生成物中のゼオライトの範囲は、40%w/w〜98%w/wであってよい。
生成物中のカオリナイトの範囲は、2%w/wベントナイトが生成物中に存在するならば、0%〜58%w/wであってよい。
生成物中のベントナイトの範囲は、1%w/w〜50%w/wであってよい。
本発明を容易に理解し、実際に実行に移すために、これから添付の実施例を写真とともに参照する。
ケーススタディ3の例に報告される試験の開始前に撮影したウマの写真である。 前述の試験の14週後に撮影したウマの写真である。 ケーススタディ4の例に報告される試験で使用した、分割した試験パドックの片側の写真である。 前述の試験で使用した、分割した試験パドックの反対側の写真である。 前述の試験で使用したものと同類のアンガス種牛の写真である。 ケーススタディ5に関与した馬の初期の損傷または創傷(底部入口)の写真である。 ケーススタディ5に関与した馬の初期創傷(上部出口)の写真である。 ケーススタディ5の終わりの馬の創傷(底部入口)の写真である。 ケーススタディ5の終わりの馬の創傷(上部出口)の写真である。 前述のケーススタディの6週間後に撮影した馬の写真である。
好ましい実施形態の詳細な説明
実験研究
天然ゼオライト鉱物およびその他の天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物の反応性を改善するために、様々な種類の放射線の適用が検討された。これらには、ガンマ線、超音波および一般にいわゆるマイクロ波領域内のTEM波動(transverse electromagnetic wave propagations)が含まれる。ガンマ線は危険であり、かなりのインフラを必要とするので、より容易に利用可能であってより安全な代替物であるマイクロ波照射を最初に試験した。最適な効果には、特定の周波数の放射線、またはそれどころか同時に起こるいくつかの異なる周波数が必要であると考えられる。とはいえ2,450MHzという単一の周波数を、これが鉱物中の結晶水と特に反応するとして最初の試験に選んだ。実験は、多少の有益な効果は見られたが、乾燥粉末で反応を制御することは困難であること、ならびにホットスポットおよび局部過熱が起こって制御することができないことを示した。
この実験に使用した天然ゼオライトは、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のハンターバレーのCurrabubula層に由来し、NSW州鉱物資源局(NSW Department of Mineral Resources)による研究は、これらのゼオライトが120℃を上回って加熱されることによって破壊されるかまたは少なくともひどく損なわれることを示した。ゼオライトを照射し、さらに生じた温度を120℃よりも低く保持するために、本発明者らは、120℃を上回る温度を生じる反応を許容せず、同時にホットスポットを発生することのない均一な放射線を許容する方法を考案した。これを実現するために、本発明者らは、ゼオライトと反応せず120℃よりも低い温度で沸騰する無毒の液体懸濁液中でゼオライトを照射することを選んだ。本発明者らは、ゼオライト固体の水懸濁またはスラリーが最も使いやすく、固体が沈殿することを防ぐためにスラリーを常にかき混ぜたならば、それが良い結果をもたらすことを見出した。本発明者らは、モンモリロナイト(ベントナイト)およびカオリナイトスラリーも試験し、マイクロ波放射後のその外観の変化を観察した。本発明者らは、水系スラリーとしてマイクロ波放射による照射を受けた、天然ゼオライト、モンモリロナイトおよびカオリナイトの混合物が、ヒトおよび動物における一連の処置に一層効果的となる、強化された生成物を生じるであろうと思いついた。
本発明者らの初期の実験では、多くの場合単に水を加熱し、ゼオライトには何もしなかったために、本発明者らはゼオライト粒子を懸濁した状態で保持することにかなり苦労した。また、本発明者らの攪拌バッチ系は連続生産に伝導性がなかったので、本発明者らは連続法用の装置の考案に着手した。反応の間にゼオライト粒子を懸濁液中に、その後最終生成物中に保持するために、本発明者らはベントナイトを安定剤として使用して安定なスラリーを製造した。本発明者らはゼオライトおよびベントナイトとカオリナイトのブレンドを使用するつもりであったので、ゼオライト単独よりも有益な適用を有する可能性があることを考えると、これは偶然の選択であった。その粒子の85%が76μm未満であるゼオライトの稠度に粉末化し、オーストラリア、ビクトリア州のArumpo Deposit由来の2%の生のベントナイトで安定化させた、Currabubula層由来の98%ゼオライトからなるスラリーを最初のテストワークに使用した。本発明者らはまた、異なる放射回数およびレベルで実験し、短い持続時間の強い放射が、より長い時間のより低い放射線レベルの代用とはならないと思われることを見出した。本発明者らは、このプロセスが、有限の最小量の放射線を特定の最短時間の間必要とするであろうと結論付けた。本発明者らの実験において、本発明者らは1リットル当たり0.09kWを使用し、25分間照射したが、これはさらなる実験によって最適化されるであろうと予測される。
放射線の効果は、まだ科学的に定義されていないが、放射線が結晶構造中の緩い電子結合を強化し、それによってそのイオン交換ならびに陰イオン、陽イオンおよびその他の小型の荷電粒子、例えばウイルスおよびナノ細菌などの吸収能力を増加させる可能性が高いと考えられる。マイクロ波放射線がアルミノケイ酸塩に他に何をするかは正確には明らかではないが、放射線はまた、結晶構造を乱し、一部のケイ素原子を不安定にして、それらを、加工材料で処置される動物による吸収(absorbsion)により容易に使用可能にすると考えられる。このことは、次に、コラーゲンの産生を向上させるであろう。ミシガン州立大学による研究は、人工のゼオライト「A」は、生物学的に利用可能なシリカを提供し、コラーゲン産生を向上させることを示したが、本発明者らは天然ゼオライトで起こるその証拠を見出すことはできない。
有効性および経済評価の試験のためのバルクサンプルを製造するために、安定化させたゼオライトスラリーの連続処理のための装置を開発した。装置は、連続的な流体の通路を形成する一塊になった多数のプラスチックチューブで構成され、それはマイクロ波を通さない金属製ボックスに格納される。システム全体は静的であり、安定した制御された速度でチューブを通ってポンプで送り出されるスラリーを除いて動くものはない。数千リットルの生成物が、70%w/wゼオライト、28%w/wカオリナイトおよび2%w/wベントナイト(現在タフロックと名付けられている)の配合物に製造され、様々な適用について試験された。これらの用途には、ウイルスおよび細菌の制御、動物の状態の向上、飼料効率の向上および損傷回復のための湿布がある。

経験に基づく試験
様々な機関でのテストワークにより、上記生成物がロトウイルス(Roto Virus)および大腸菌の吸収(absorbsion)に非常に効果的であることが示された。経験に基づく実地試験により、ウマ、ウシ、ブタ、イヌ、ヤギ、ニワトリおよびカンガルーを含む一連の動物において生成物が白痢および下痢の問題を治癒させることが示された。パーソナルテストにより、それはヒトにおいても効果的であることが示された。
決まった少ない一日量の生成物を与えられた健康な動物での経験に基づく実地試験は、つややかな毛、輝く眼ならびにレベルの上昇した用心深さおよび活動として反映される、動物の幸福の改善を示した。生成物を与えられた競走馬およびグレイハウンドは、より高いレベルの勝利数および順位を返した。この正確な理由は明確にされていないが、生物学的に利用可能なケイ素の可能性な高い濃度に関連していると考えられる。
ブタでの試験により、飼料要求率の増加および成長速度の増加が示された。これらの試験は、白痢の発生率の低下も示唆したが、このことは本テストワークの目的ではなかった。
生成物から配合した湿布(20kgの生成物に1.5kgのゼオライトおよび1.5kgのベントナイトを添加することにより局所適用用のペーストを生成)は、創傷、損傷および痛みのある傷からの回復速度が大幅に改良されたことを示した。

グレイハウンド仔犬の成長試験
小規模の成長/下痢対照試験を6匹のグレイハウンド仔犬で、オーストラリア、ハンターバレーのTurbo Parkと呼ばれるグレイハウンド飼育場で実施した。
試験群A
2匹のグレイハウンド(1匹が雄で1匹が雌)を無作為に選び、その他のビタミンサプリメントまたは電解質を添加せずに、毎晩の夕食に加えられた液体サプリメントとして生成物をその食餌の中に導入するために使用した。10kg当たり1mlの生成物の投薬量率は、平均してグレイハウンド1匹当たり3mlとなり、この試験は6週続いた。
試験群Bの対照
さらに2匹のグレイハウンドを同腹仔から選び出し、これらに通常の飼料の処方に加えて、過去に成功した様々なビタミンおよび電解質サプリメントを添加したものを与えた。
試験群Cの対照
残りの2匹のグレイハウンドに、通常の飼料の処方を、サプリメントを全く加えずに与えた。

結果の概要
群Aは、対照群BおよびCと比較して大幅な改善を示した。
6週間の間に、以下の点で着実な改善が観察された:
・重労働の後の回復率および局部的な筋肉痛の減少
・体重増加−初期段階において顕著
・毛、目やに、肉球の質感および爪
・便通−大便の量が減り、硬くなり、臭いが少ない
・尿流−著しく色が薄く、運動後でもよい流れである
・エネルギーレベル−高く、全体的な性質は事前訓練に対する理解力がある。
Figure 0005926282
結論
サンプルサイズが小さいため、この研究からあまり多くの結論を引き出すことはできないが、まだなお非常に興味深い所見がもたらされる:
1.群Aの仔犬の成績およびそれらの全体的な状態は群BおよびCの仔犬よりも優れている。
2.群BおよびCの仔犬の体重増加の数字がそれぞれ非常に印象的であった(群Aの仔犬は週あたり583グラムの増加であるのに対して、0g/週および0g/週の増加)。
3.群BおよびCの仔犬が試験全体を通じてほとんど下痢に苦しんでいたのに対し、群Aの仔犬は、事実上下痢がなかった(指数1=硬い大便、指数4=重度の下痢)。
4.この試験は、本発明による生成物が広範囲の用途を有するという見解を支持する。仔豚のほうが細菌(大腸菌)に感染する場合が多いが、グレイハウンド仔犬はウイルス(例えばパルボなど)に感染する場合が多い。本発明による生成物は、両方の種類の病原体に対して効果的であり得ると思われる。

ロタウイルス試験
仔馬および仔豚の下痢の最も一般的な原因の1つがロタウイルスである。処置がほとんど不可能であることに加えて、ロタウイルスは、動物の死をもたらす可能性があるので危険である。
インビトロ試験をメルボルン大学とともに実施して、生成物がロタウイルスと結合する有効性を調べた。
結果は、生成物が、存在するロタウイルスの98%と結合する能力があることを示し、極めて肯定的であった。
肯定的な実験室での検査結果に加えて、生成物は、下痢を引き起こし、結果的に回復時間および死亡率の劇的な低下をもたらす、ロタウイルスに(時には大腸菌とともに)罹患している数千もの仔馬および仔牛を処置することに成功してきた。

生成物のロタウイルス試験
方法
細胞培地中でウマロタウイルス(184菌株)の連続2倍希釈液を調製し、等量の生成物と、各々のロタウイルス希釈液を完全に混合し、室温にて1時間インキュベートした。インキュベーション後、各々の混合物を1000gで5分間遠心して、混合物から粒状物質を除去した。上清を除去し、ウイルスRNAをフェノール−クロロホルム抽出により精製した。ウイルスRNAをポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離し、銀を用いて着色した。

予備試験結果
ウイルス核酸は、未処理の対照系列において32倍希釈液で検出可能であったが、生成物で処理した希釈系列ではウイルスRNAは検出できなかった。この予備試験は、ウイルスの量が32分の1になったことを実証し、生成物に結合し、粒状物質とともに除去されたロタウイルスを強く示した。

臨床例報告
オーストラリア、北NSWのマニラに近い「ストラスフィールド」にある牛の小牧場は、和牛と交配した500匹のホルスタイン種(Friesian)の若雌牛の群れにおいて非常に多くの仔牛の白痢の問題に見舞われた。
最初、出産時には問題はなかったが、季節が進むにつれて大部分が罹患した。白痢の原因を確かめるために、糞便試料の試験が1日目および11日目に行われた。1日目に4匹の仔牛から試料を採取し、その結果は全てが大腸菌に対して陽性であり、1つが共優性であり、別の1つが高密度の均一な増殖を有することを示した。これらの大腸菌はスルホンアミド、テトラサイクリンおよびアンピシリンに対して抵抗性であった。試料の1つはロタウイルスに対して陽性であった。さらに2つの試料を1日目に採取したが、それらは大腸菌およびロタウイルスに対してそれぞれ陽性であった。2件の検死を12日目にも行い、それによって、脱水症および敗血症に起因する可能性の最も高い多システム性(multisystemic)臓器不全が明らかとなった。腸において大腸菌の高密度増殖が見出され、これは試験した全ての薬物(ネオマイシンおよびトリメトプリムスルホンアミド、ならびに上で特定した薬物)に抵抗性であった。
これらの動物の処置は、再水和のための経口電解質液の使用(市販のVytrate(商標)、diarrest(商標)およびResQ(商標)電解質調製物を使用)からなり、ネオマイシン、トリメトプリム(timethoprim)スルホンアミドおよびオキシテトラサイクリンを含む抗生物質を使用して病原性微生物を処置し、敗血症を防いだ。肺炎の徴候を示している動物はセフチオフルで処置した。脱水症が重度でなく改善している場合には、ひどく熱のある動物にフルニキシンを与えた。最初scourbanを同様に使用した;これは研究の後期に本発明の生成物で置き換えられた。
この小牧場での感染は深刻であった。出産する最初の250匹の若雌牛のうち、出生児の70%が白痢を患うと推定された。これらの仔牛の42匹が死亡し、この時点の後に生成物を残りの仔牛に使用した。使用した初期用量は、動物の体重1kg当たり生成物1mlというラベル表示用量の約1.5倍であり、各々の仔牛に対して1用量あたり最大100mlであった。仔牛が悪化した場合には12時間で処置を繰り返し、白痢がなお深刻である場合には24時間で処置を繰り返した。その後、仔牛を12時間おきにそれらの再処置の必要性に関して再評価した。大部分の動物は生成物での処置を2回しか必要としなかった。最大は5回であった。生成物を最初の処理として使用した後、約30分後に電解質の処理を行った。
生成物を処置計画(treatmene regime)に早期導入した後、さらに4匹の仔牛が死んで、死亡率が大幅に低下した。さらに100匹の仔牛が小牧場で生まれた後に、ようやく、病原体への曝露を減らすために、若雌牛を出産のために他の小牧場に移動させた。これらのうちで、90%が白痢を患っていると推定された。生成物は、仔牛からの継続的な体液喪失を大幅に低下させ、仔牛が母牛の背中から離れた平均時間を約4日から3日に低下させたことが観察された。

考察
本発明の生成物の天然吸着性は、急性下痢の発症後に腸機能を正常化するために理想的である。生成物は、コーティング作用と吸収作用の両方を提供し、天然成分でさらなる体液喪失を最小限に抑え、それによって持続的な製薬治療をせずに臨床効果を達成する。
生成物は、非特異的急性下痢の一次処置において、かつ急性ウイルス/細菌感染の発症の回復期の間の補助的療法として有用であることが証明された。次に続く考察は、例として、犬の処置に関する。

急性下痢−一次療法
検査および処置のために提示された犬は、快活で機嫌がよく無熱性(体温上昇なし)であり、嘔吐はなかったが、可能性のある単純な下痢の原因を除去するために調査する必要があった。具体的には、糞便の検査が、寄生虫が存在する可能性を判断するための出発点であり、それと同時に、腸の刺激物または毒素への接近を評価するために徹底的な最近の経緯を得る。推定原因が識別できない場合、抗生物質を用いない対症療法が、幼年から中年の犬における一次療法に妥当な行動指針である。
本発明の生成物は、消化生理を正常化するのを助ける、保護および腸管コーティング作用をもつ穏やかな天然吸収剤および解毒剤として理想的に適している。体重1kg当たり1mlの用量比率で12時間ごとに2〜4用量が、通常48時間以内にそのような下痢を消散する。

急性ウイルス性下痢−補助的療法
コロナウイルス、パルボウイルス、出血性胃腸炎、熱性胃腸炎の急性発作において、温度および嘔吐を制御するための輸液療法および治療管理を伴う臨床改善が最初に必要であり、その後に吸収剤および腸保護剤による処置を注意深く行う。
動物の体温および嘔吐の制御の後に生成物を経口投与することより、腸機能が自然に正常化するのを助け、長期の抗菌剤治療の必要性が下がり、回復時間が短くなる。

慢性下痢−食餌性敏感症
持続性または突発性の下痢の慢性症例は、推定原因を判定するための調査が必要である。膵外分泌不全、吸収不良症状群、寄生虫、食物不耐性または食物アレルギーの管理を含むそのような調査によって、特異療法が示されることもある。時々、特に食物不耐性の場合に、決定的な診断が困難である場合がある。
不完全に消化された食事成分からの毒素および二次発酵が、この臨床状態の一因となる場合が多い。グルテン不耐性は、多くの場合、乾燥食物成分の多い餌を食べる犬に関係してきた。
本発明の生成物は、毒素吸収を促進し、発酵を低減し、低悪性度の消化薬による被刺激性の場合に、より正常な消化生理を促進するように特に処方されている。
一般的な臨床効果を、公知の防腐剤含量をもつペットフードを食べる個体において、生成物で処置した後に観察した。このことは、多くの場合、特に夏の、不規則な腸運動の稠度に関与し、この生成物はそのような事例において効果的であった。

ケーススタディ1
タフロックによる臨床経験
序文
タフロック製品は多くの種で広範囲に試験されてきたが、本文書は、犬における自分の臨床経験に言及する。同じ作用原理が当てはまり、種の交差予測(species cross-extrapolation)には、用量決定のみが必要とされる。
非常に効果的な治療効果を発揮する栄養補助食品の推進のよく知られている問題は、直接いかなる治療的主張も行わないような方法で各々の獣医に話しかける必要があるが、これから「製品を診療所に入れる」ための信頼を生むように、なお有効性を伝える必要のあるという特定の状況をもたらす。一度試すと、そのような製品の価値は明白であり、その「天然」という響きが、「天然」のものは「良い」という一般大衆の認識によって、それを販売の簡単な製品にする。
[同様の状況に、「サーシャのブレンド」が直面した。直接的な治療的主張を行うことはできなかったが、しかしその「自然」という観点と単純化した効力が、保護および補助的療法として大きな市場占有率をもたらした。]

PETIT PLUS&ケーナイン・コンディショナー
Petit Plusおよびケーナイン・コンディショナーは、本発明の生成物であるタフロックの形態である。
Petit Plusの天然の吸収性は、急性下痢の発症後に腸機能を正常化するために理想的である。それはコーティングと吸収作用の両方を提供し、天然成分でさらなる体液喪失を最小限に抑え、それによって持続的な製薬治療をせずに臨床効果を達成する。
Petit Plusは、非特異的下痢の一次処置において、かつ急性ウイルス/細菌感染の発症の回復期の間の補助的療法として有用であることが証明された。

急性下痢−一次療法
病院で提示された犬は、快活で機嫌がよく無熱性(体温上昇なし)で嘔吐しておらず、可能性のある下痢の単純原因を除去するための調査を必要とする。具体的には、腸の刺激物または毒素への接近を評価するために徹底的な最近の経緯を得ると同時に、糞便の検査が、寄生虫が存在する可能性を判断するための出発点である。推定原因が識別できない場合、抗生物質を用いない対症療法が、幼年から中年の犬における一次療法に妥当な行動指針である。
Petit Plusは、消化生理を正常化するのを助ける、保護および腸管コーティング作用をもつ穏やかな天然の吸収性解毒剤として理想的に適している。体重1kg当たり1mlの用量比率で12時間ごとに2〜4用量が、通常48時間以内にそのような下痢を消散する。

急性ウイルス性下痢−補助的療法
コロナウイルス、パルボウイルス、出血性胃腸炎、熱性胃腸炎の急性症例−体温および嘔吐を制御するために示されるように輸液療法および治療管理で一度臨床効果を実現すれば、吸収剤および腸保護剤が、非常に重要である。
経口投与されたPetit Plusは、これを実現し、腸機能が自然に正常化するのを助け、長期の抗菌剤治療の必要性が下がり、回復時間が短くなる。それは、入院している患者にとって、退院の前に、ならびに家庭での初期治療の一部として投薬するために有用な補助的療法である。

慢性下痢−食餌性敏感症
持続性または突発性の軟性の便通(soft motions)の慢性症例は、推定原因を判定するための調査が必要である。膵外分泌不全、吸収不良症状群、寄生虫、食物不耐性または食物アレルギーの管理を含むそのような調査によって、特異療法が示されることもある。時々、特に食物不耐性の場合に、決定的な診断が困難である場合がある。
不完全に消化された食事成分からの毒素および二次発酵が、この臨床実体(clinical entity)の一因となる場合が多い。グルテン不耐性は、多くの場合、乾燥食物成分の多い餌を食べる犬に関係してきた。
タフロック・ケーナイン・コンディショナーは、毒素吸収を促進し、発酵を低減し、低悪性度の消化薬による被刺激性の場合に、より正常な消化生理を促進するように特に処方されている。
一般的な臨床効果を、公知の防腐剤含有量をもつペットフードを食べる個体において、ケーナイン・コンディショナーの後に観察した。このことは、多くの場合、特に夏の、不規則な腸運動の稠度に関与し、ケーナイン・コンディショナー・プラスはそのような事例において効果的であった。防腐剤で処理したペットフードは、グレイハウンドの消費のためだけに取っておいたものではない。
ジョン・ニューウェル博士(獣医学)によるケーススタディ

ケーススタディ2
フォール・プラス&コンディショナー−「マック」−クッシング病のケーススタディ
2006年8月に終わる8週間の継続期間、場所:オーストラリア、ウォガウォガ
「クッシングキット」−6リットルのフォール・プラスおよび3リットルのコンディショナーを含有する1カートンのタフロック。フォール・プラスおよびコンディショナーは、本発明の生成物であるタフロックの形態である。
障害者乗馬協会(Riding for the Disabled Association)(NSW)は、馬の助けを借りた活動を障害をもつ人々に提供する大きな慈善団体である。ウォガセンターでわれわれは運がよいことに様々な馬を自分たちのプログラムで使用するために寄付された。馬の多くが高齢であり、馬が私たちのセンターに到着した時は最適以下の状態であった。「マック」は、数年間私たちといたそのようなポニーの1頭である。
その20代の中頃の時、その美しい性質だけでなく、その白く長い巻き毛のために、マックはわれわれの若い乗り手の間のお気に入りであった。マックは「クッシング病」として知られる症状のためにアンゴラヤギに似ていることがたびたびあった。彼はそのようにお気に入りであった(そしてとても白い!)ので、毎年冬に「白痢」を患っているマックと接することは皆にとって非常に苦痛をもたらすものであった。
われわれはマックの白痢およびその後の体重減少を減らすために多くの管理戦略を試みたが、多くはうまくいかなかった。タフロックの製品について聞き、われわれの一部の高齢の馬で「コンディショナー・プラス」の有効性を見た後に、われわれは「フォール・プラス」をマックに試すことを決めた。
「フォール・プラス」を毎日2回経口投与することにより達成した結果、塗布量:
Figure 0005926282
その後、マックは、コンディショナー・プラス20ml(テーブルスプーン1杯)の毎日維持量を受け始めた。
処置の4週後、マックの下痢はほとんど止まった。
多少の残留する汚染はあったが(マックは処置中に洗われなかった)、ごくわずかな下痢しかなかった。
マックの状態は4週間の間に大いに改善した。彼が今や「固体の」堆肥を有し、われわれ乗り手の一人が表現したような「不快な脚」がないことを報告できてうれしい。
マックはタフロックの味を好み、飼料中の毎日テープルスプーン1杯のコンディショナー・プラスをほんとうに喜んでいる。
応用理学士(ウマ)の学位を終える学生であったので、私は最初この処置に懐疑的であったことを認めざるを得ないが、タフロック・フォール・プラスとその後にコンディショナー・プラスを用いてわれわれが得た結果を直接見たので、私はこれらの製品をマックに似た馬に使用することを推奨するだろう。
白痢が止まっただけでなく、マックは心の中が一層快活であり、飼料をうまく活用することができ、今はある程度の状態になり、そのおかげで果たす価値のある仕事を続けることができ、われわれの特別な乗り手の日を輝かせている。
この驚くべき結果について私が人々に話す最も単純な方法は、これを「クッシングキット」と表現することである。6リットルのフォール・プラスおよび3リットルのコンディショナーを含む1カートンのタフロックを作り、あなた自身でそれを試してほしい。
ミシェル・イーストウッド(Michelle Eastwood)(最終学年)応用理学士(ウマ)、チャールズスタート大学(Charles Sturt Unversity)のケーススタディ、ロブ・リドガード(Rob Lidgard)(マネージャー)、RDA(NSW)、ウォガウォガセンター、オーストラリアのために編集

ケーススタディ3
低日用量のタフロックが、状態の悪い動物の代謝を改善し、良好な健康状態まで回復させることが見出された。測定され得る実際的なパラメータが全くない場合に、この役割でのタフロックの有効性を評価する最も効率的な方法は、この分野の専門家による観察および視覚的評価である。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州サザーンハイランドにある、馬の熟練調教師であるケイト・フェナー氏の所有する小牧場で試験を開始した。選ばれた動物は、非常に状態が悪く(図1参照)、いくつか他の問題を抱えていた。ウマに一日量である1日当たり20ミリリットルのタフロックを、そのような少量の液体を投与するのに役立つブランとポラードの少量の混合物中に分散させて与えた(この試験のために指定したタフロック・コンディショナー)。試験の初め、馬は痩せて気力が低下し無関心で、毛はくすみ貧弱であり、耳は後ろに倒れていた。14週の処置の後、馬は体重が増え、油断なく警戒し、周囲に関心を持ち、毛は生き生きと輝き、耳は直立していた(図2参照)。食欲が大幅に改善され、馬が大部分においてさく癖の問題を克服したことも報告された。ケイト・フェナー氏の知見を下に報告する。
「Beauleigh Showtime、ナゲット、は7歳のオーストラリアン・ストック・ホース種の雌馬である。最初の写真(図1)の時、彼女は肩の損傷からの回復に6ヶ月を過ごして、ちょうどパドックから連れてこられたところであった。彼女は常習的にさく癖があり、非常に好き嫌いが多い。私はナゲットに「タフロック・コンディショナー・ウィズ・カルシウム」を塗って、彼女の食欲が大いに増大しているのに気がついた。私の意見では、このことが、次にさく癖のかなりの減少という結果につながった。ナゲットの毛は、非常に良くなった。そしてタフロック・コンディショナーは「汚れ(smutting)」をもたらさない、それはパロミノ種の馬の毛色に重要である。」
ケイト・フェナー−KANDOO EQUINE−www.kandooequine.com.au

ケーススタディ4
いくつかの経験に基づく試験により、一日量のタフロックが動物において重量変換を改善することが示された。生育期間にわたってタフロックを仔牛に投与することにより、仔牛の体重増加率が改善されることを示すために、以下の試験を計画した。
「タフロックCCC」の有効性試験
1.背景
TuffRock Pty Limited社は、畜産産業(Animal Husbandry Industry)向けに一連の天然ミネラル製品を開発した。これらの製品の1つキャトル・コンディショナー・プラス・カルシウム(「CCC」)であり、仔牛および若牛の飼料効率を増大させ、それによって飼育場および広い範囲の家畜の飼育の効率を改善するために開発された。この製品が技術的に効果的であることを示すために、最初の試用は、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州サザーンハイランドにある、Wylarah Pastoral Companyの資金提供によって行われた。

2.タフロック・キャトル・コンディショナー・プラス・カルシウム
豚およびその他の動物でのいくつかのこれまでの経験に基づく試験により、本発明者らの「タフロック」加工液体製品が飼料効率を改善し、体重増加を増やす能力を有することが示された。この新しい製品は、本質的にポラードおよびブランと少量のカルシウム添加剤にブレンドした本発明者らのタフロック液である。ブランおよびポラードの機能は、必要な微量のタフロックを飼料中によく分散させることである。ブランおよびポラードの性質のため、そして動物に与えるのがごく少量であるために、栄養価はほとんどなく、そのためにこの製品が動物に及ぼす効果は、ミックスに含まれているタフロック液体に起因する。タフロックCCCは、飼料添加剤であり、栄養価はほとんどまたは全くない。

3.試験環境
Wylarahは、注意深く制御された小さなパドックで牛が繁殖して成長する、天然の飼育場(Natural Feedlot)といってよいであろう。牛は天然の草を食むが、天然の飼料の入手可能性により、必要な貯蔵牧草、干草およびペレットも与えられる。この試験のため、パドックを面積および得られる草に関して2つの等しい部分に分割した。分割するフェンスラインのいずれの側にも一般的な水桶を準備し、別々のかいば桶もパドックの等しい部分の各々に備えた。図3は、分割した試験パドックの一部分を示し、図4は、パドックのもう一方の部分を示す。「タフロック」牛に動物1匹1日当たり50グラムの「タフロックCCC」も与えたことを除いて、全ての牛に直接同じ飼料を与えた。本発明者らの推奨する適切な用量比率は、1日に体重1kg当たり0.1グラムであり、それは試験動物に関して1匹の動物1日当たり平均25グラムとなる。しかし、過剰な投薬量は有害ではなく、最適な投薬量率とは、単に経済学の問題である。用いた牛の品種は、アンガス種であった(図5参照)。最初に意図したことは、試験は草の豊富な夏に実施すること、および2つの等しい5匹の群に分割した10匹の牛を用いることであった。様々な理由で、試験は真冬へ延期され、合計4匹の牛しか試験に利用できなかった。
試験を真冬に実施したため、気候は寒冷〜極寒冷であって、試験の間に入手できる草は多少制限された。動物に、1日に1ベイルのわらと、飼料を増やすために1ベイルの高級貯蔵牧草を与えた。かいば桶の中でタフロックCCCを分散させるのを助けるために、牛に体重の1.5%のルーサンチャフも与え、試験中の14日後に多少の追加の「14%タンパク質」のペレットも与えた。5週目(35日後)の最初から、牛に過剰なペレットを与えて彼らが確実に十分な飼料を有するようにした。牛C1およびC2は対照牛であり、牛T1およびT2はタフロック試験牛である。定期的に全ての牛の体重を量った。

4.結果
対照牛C2は、異常な結果を示した。最初の25日間、それは約0.36Kg/日の正常な体重増加を示した。次の17日を越えると、牛は、異常であり正常な行動を代表するものでないと思われる、3.94Kg/日の体重増加を示した(表4中の曲線の傾斜を参照)。42日目から試験の終わりまで、この牛の体重増加は再び比較的正常である(表4中の曲線の傾斜を参照)。この牛の結果は、代表的であるとは考えられない、したがって結果から無視された(表3参照)。
したがって、結果の中から牛C1および牛T1およびT2だけを用いて比較することができる。結果は、最初の63日間に関してタフロックCCCを用いて体重増加が改善されたこと、およびその後体重増加の率はタフロックの有無に関わらず同程度であることを示す。
視覚的観察により、タフロックを与えた牛は、対照牛よりも食習慣が神経質でなくなったこと、および品質の劣るほうの飼料をすぐに食べることが示された。
これらの結果は、最初の8〜9週のタフロックCCCの摂食の結果、さらなる体重増加がもたらされたこと、およびその後にタフロックCCCの有無に関わらず動物の体重増加の率が比較的等しいことを示す。試験に関して、タフロック牛は、対照牛よりも約20%多い、さらなる体重増加を示した。
Figure 0005926282
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5.結論
試験試料は少なすぎて、気候条件も理想よりも低かったが、それにもかかわらず、試験はタフロックCCCが牛の飼料効率の改善に効果的であり、その結果全体的な体重増加をもたらすことを示した。

ケーススタディ5
「タフロック」を作り出すために当てた放射線は、アルミノ−ケイ酸塩鉱物の結晶格子を、十分に部分的に崩壊させることができ、その結果一部のケイ素原子の放出がもたらされると仮定される。これらの発生期のケイ素原子は、次に、動物に生物学的に利用可能となり、その結果コラーゲンが生成され、そのために創傷を急速に治癒すると予測される。タフロック液を用いる、経験に基づく試験により、創傷の急速な治癒とほんの少しの瘢痕が示された。この目的においてタフロックの有効性を試験するために、タフロック液を比較的不活性の担体にペーストの稠度までブレンドすることにより湿布を作成した。試験は重症の馬(名前はヌーキー)で行った。この種の試験について合理的に測定することのできる物理的なパラメータがないので、広範な写真の記録をとり、治癒過程の進行を観察した。動物および処置手順の記録の詳細は以下の通りである:
・14.5ハンドのクォーターホース去勢馬の、レイニングホースであるヌーキーは、理由は分からないが柵を通り抜けて鋼製の星型のピケ杭の上に座ろうとした。鋼製の杭は下肢に突き刺さり、上側の臀部を通って上に突き出た。
・上部の創傷(杭の出口)は、下方に名目上230ミリメートル、直径150ミリメートルで10針縫った。
・底部の創傷(杭の入口)は、名目上直径150ミリメートルで、筋肉の突出が250ミリメートルであった。
・動物は獣医と1週間入院した後、所有者の厩舎に戻った。
・獣医の勧めは、定期的にホースで創傷を洗浄し、セプチシド(septicide)を創傷に用いてハエを遠ざけ、経口の硫黄ペーストと組み合わせて感染と戦うことであった。
・抗生物質は所有者が馬に与えなかった。セプチシド(septicide)は24時間後に中止し、タフロックをプロトコールに導入した。硫黄ペーストは最初の3週間継続した後、中止した。
・タフロック・コンディショナーを、動物の全身状態を支援するために、1日2回20mlの割合で飼料とともに食餌に加えた。
・タフロックPoulticeをパテのように塗り、穴を埋め、ホットスポットまたは腫脹部位に使用した。これを1日2回6週間行い、塗布と塗布の間に創傷を15分間空気にさらした。
・膿が止まるまで最初の4週間湿った状態のタフロックPoulticeを除去した。
・次に、最後の2週間乾いた状態のタフロックPoulticeを除去した。
・表在性の裂傷および深在性の掻き傷を含む下肢の創傷ならびに下肢腫脹を、たった2〜3日、タフロックを塗布して固定した。
・馬は最初の2週間厩舎の中に留められた後、囲いの中に入れられた。
・Poulticeはハエを遠ざけ続けた。
・肉芽はできなかった。
・縫合を除去することの他に、追加の手術は必要としなかった。
・創傷の治癒時間は非常に早く、たった6週であった。
視覚的証拠は、入口の創傷に瘢痕を示さず、縫合のあった出口の創傷の小さな瘢痕と完全な皮膚の再生を示した。
図6〜10の写真は、初期損傷および6週間の処置の後の最終結果を示す。

ケーススタディ6
乳離れした仔豚の食餌におけるタフロックの効果
増加するレベル(0、0.3または0.6%)の火山岩製品タフロック(アルミノケイ酸塩、カオリン、ハロイサイトおよびベントナイトの混合物である)を離乳食中に添加することの、仔豚の成長実績、飼料利用率および離乳後の下痢の発生率への効果を調べるために、32日の成長実績実験を、16の同腹仔からの合計96匹の乳離れした仔豚で行った。仔豚は平均27.2日齢で乳離れしていて、その当時の平均体重は9.3±1.0kgであった。仔豚は2匹一組で収容され、高エネルギーおよび栄養素密度(10.0 MJ NEおよび食餌1kg当たり10gの見かけの回腸消化リジン)のペレット状の食餌(直径2.5mm)を自由に与えた。等エネルギーおよび等窒素の食餌は、小麦、大麦、大豆ミール、大豆タンパク質濃縮物、ホエイタンパク質濃縮物、菜種油、純粋アミノ酸、およびミネラルおよびビタミン補助剤からなった。食餌のpHは、0、0.3および0.6%のタフロックを含む食餌において、それぞれ5.65、5.67および5.67であった。タフロックは、ペレット化工程において結合剤として働き得るナトリウムベントナイトを含有するが、最大のタフロックの添加により、ペレットの耐久性と硬度の両方をわずかに低下させた。このことは、タフロック食餌中に加えられた脂肪の量の増加によって引き起こされた可能性がある。
食餌性タフロックの添加の増加は、32日の実験期間の間に仔豚の体重増加および飼料消費量に好ましい効果をもたらした。これらの効果は、離乳後の最初の2〜3週の間に最も著明であった。32日の全実験の間、食餌性タフロックの添加は、仔豚の体重増加および飼料要求率に二次効果を有した。最も良い成長実績は、0.6%のタフロックを含有する食餌を与えられた仔豚において見られた。実験の終わりに、これらの仔豚が最も重く、最も多量の飼料を消費した。飼料要求率は、0.3%のタフロックを含む食餌を与えられた仔豚が最も低く、一方食餌中に0.6%のタフロックを与えられた仔豚のそれは対照と変わらなかった。
下痢は、囲いの中の動物の48%で観察された、軟化した糞便または下痢のないのはそれぞれ囲いの中の動物の17%および35%に見られた。仔豚は、離乳後5〜6日に白痢になり始め、白痢のピークは離乳後8〜12日であった。糞便の稠度は、離乳後3週間以内に正常に戻った。下痢の日数、または下痢指数(毎日の下痢のスコアの合計)として測定した下痢の重症度において、処置間で有意差はなかった。数値的に、下痢の日数および下痢指数は、食餌性タフロックの添加の増加とともにわずかに低下し、離乳食に0.6%のタフロックを添加した場合に重度の下痢のある囲いの中の動物の数は最も少なかった。毎日の平均下痢スコアのパターンは、タフロック食餌を与えられた子豚において重症度および離乳後の下痢の持続期間がわずかに低下したことが示された。
胃の変化の頻度は、通常高く、食餌の組成(大量の小麦およびホエイタンパク質濃縮物)および/またはペレット成形に関連することがあり得る。近位と遠位の胃含有物間のpHの違いは、食餌性タフロックの添加の増加ともに小さくなった。食道部位における胃病変の重症度のわずかであるが有意でない増加は、タフロックを補給した食餌において胃潰瘍のリスクの増加を示すことがあり得る。しかし、この理由は不明なままであった。

ケーススタディ7
ブロイラー鶏でのタフロックの効果
タフロックは、その固有の地質年代ならびに吸収および結合能に基づいて選択された火山ミネラルのブレンドである。成分は、精製し、分子的に強化して吸収能を改良した後、タフロックペーストにブレンドされる。主成分は、電圧を加えた(帯電した)火山性のアルミノケイ酸ナトリウム、アルミノケイ酸カリウムおよびアルミノケイ酸カルシウムのブレンドである。
タフロックは、病原性の細菌、ウイルスおよび原虫と結合することが示されている。この作用は、相互を引き付けて結合を形成する正電荷と負電荷によって作り出される。病原体は、分子荷電タフロックに引き付けられ、次に三次元結晶構造の内部に固定され、糞便物質とともに自然に除去される。実験室試験により、この材料が特定の毒素およびガス、特にアンモニアと結合することも示された。
成長するブロイラー鶏の成績および健康状態へのタフロックの効果を本明細書中に報告する。ブロイラーの成績および健康の改善は、抗コクシジウム薬を与えず、環境的な微生物の負荷が高い場合に特に明白であり得る。この試験の目的は、タフロック動物飼料添加剤の、ブロイラーの成績、飼料要求率および健康への効果を調べ、ニワトリの胃腸管でのタフロックの作用様式を調査することであった。
合計3072匹の「ロス508」ブロイラー鶏(各々1日齢)を、孵化場より入手した。それらに1日目から38日目まで実験食を与え、ロス・ブロイラー・ブリーダーの指示に従って温度および光を制御した。実験計画は、タフロック動物飼料添加剤(0、0.8または4.0%のタフロック)を食餌に含めることであった。6つの処置を8反復実験で行った。囲いの中の動物を食餌処置に無作為に割り当てた。

6つの処置は次の通りであった:
1.コクシジウムワクチン接種およびタフロック0%(対照)
2.コクシジウムワクチン接種およびタフロック0.8%(通常の給餌レベル)
3.コクシジウムワクチン接種およびタフロック4.0%(毒性のある給餌レベル)
4.抗コクシジウム薬およびタフロック0%(対照)
5.抗コクシジウム薬およびタフロック0.8%(通常の給餌レベル)
6.抗コクシジウム薬およびタフロック4.0%(毒性のある給餌レベル)
実験食は、典型的なヨーロッパのブロイラー飼料であり、ロス・ブリーダー・マネジメント・ガイドの推奨する栄養を満たすように配合された。この飼料は、0、0.8または4.0%のタフロック飼料添加剤を含んだ。抗コクシジウム薬は、食餌の半分に加えた(処置4、5および6)。ブロイラーの半分に、離乳飼料に吹き付けた抗コクシジウムワクチン接種を実験の始めに与えた(処置1、2および3)。給餌および水は、実験を通して自由に供給した。動物の健康状態を毎日モニターした。死んだ動物を秤量し、移動させた。鶏を初めに、7日齢および21日齢で、そして実験の終わりに(38日齢)囲いごとに秤量した。各々の囲いの死体の重量を39日目に測定した。
21日齢および実験の終わりの同腹仔から試料を採取し、乾物含量について分析した。同様に、21日からの同腹仔の試料をエイメリア・オーシスト(Eimeria oocysts)の数について分析した。これらのブロイラーは、21日目に腸の試料採取用に各々の囲いから無作為に選択された。
ブロイラーは、全ての処置において病気または毒性の臨床徴候なく良好に成長した。コクシジウム症制御法は、ブロイラーの体重および成長に最も大きい影響を与えた。全実験の間、コクシジウムワクチン接種した鶏のほうが小さく、成長が遅かった。
タフロック飼料添加剤は、最初の21日の間のブロイラーの体重および成長を増加させた。ブロイラーの体重は7日目により大きくなる傾向があり、食餌性タフロックの補給によって21日目により大きくなった。コクシジウムワクチン接種ブロイラーの飼料摂取量は、試験の最初の週の間、抗コクシジウム薬を与えたブロイラーのものよりも少なかった。コクシジウム症の処置は、試験全体の残りの期間の間の飼料摂取量に影響を及ぼさなかった。食餌性抗コクシジウム薬は、7日目〜21日目の間および試験全体の間のブロイラーの飼料要求率(FCR)を改良した。さらに、食餌性抗コクシジウム薬は、試験全体の間の死体重量あたりの飼料効率を改良した。
タフロックの補給により、タフロックを補給しない対照飼料と比較して、あらゆる給餌の間のブロイラーの飼料摂取量が増加した。コクシジウム症の処置と飼料摂取量におけるタフロック補給の間に重要な相互作用があった。4.0%タフロックを抗コクシジウム薬とともに与えたブロイラーの飼料摂取量は、特に試験の後期の間(22日目〜38日目の間)に増加した。タフロック補給(処置2、3および6)は、対照処置(処置1)と比較して、8日目〜21日目のブロイラーの飼料摂取量を増加させた。その上、最も多くのタフロック補給を食餌性抗コクシジウム薬とともに与えたブロイラーの飼料摂取量(処置6)は、試験の最後の2週半の間にその他の処置を与えたブロイラーのものよりも多かった。試験全体の間、タフロック補給(処置2、5および6)は、対照処置(処置4)と比較してブロイラーの飼料摂取量を強化した。その上、処置1を与えたブロイラーの全飼料摂取量は、処置6を与えたブロイラーのものよりも少なかった。
試験の最初の週の間、FCRに差異は観察されなかった。食餌性抗コクシジウム薬(処置4、5および6)は、コクシジウムワクチン接種(処置1、2および3)と比較して、8日目〜21日目および試験全体の間のブロイラーのFCRを改善した。
食餌のタフロックは、試験の最初の週の間に、特に処置が食餌性抗コクシジウム薬を含まなかった場合に、ブロイラーの死亡率を低下させた。概して、タフロックの補給は、試験期間全体の間にブロイラーの死亡率を低下させた。
試験の最初の3週間の間に、タフロック補給はブロイラーの体重増加を増加させたが、飼料要求率には何の効果もなかった。その上、タフロック補給は、試験の最初の週の間に、特に処置がコクシジウムワクチン接種を含まなかった場合に、ブロイラーの死亡率を低下させた。タフロックは、21日目に採取した試料中のpHを増加させ、回腸消化管内容物の揮発性脂肪酸含量を低下させた。この観察結果は、タフロックが小腸において抗菌効果を有することを示し、成長の増加および死亡率の低下を説明することができ得る。
試験全体の間に、タフロックはブロイラーの成長に影響を及ぼさなかった。タフロックはブロイラーの飼料摂取量を増加させ、そのために特に試験の最後の2週半の間に(22日目〜38日目の間に)飼料要求率を低下させた。しかし、タフロック補給は、死体の体重増加あたりの飼料摂取量に影響を及ぼさなかった。増加した飼料摂取量は、タフロック食餌の低い代謝エネルギー値を示した。
タフロックの補給は、同様に、試験全体の間のブロイラーの死亡率を低下させた。この観察結果は、タフロックの抗菌効果のさらなる証拠を示す。
低いレベルまたは高いレベルでのタフロックの補給は、毒性または病気の臨床徴候を鶏に引き起こさなかった。
コクシジウムワクチン接種は、特に試験の最初の3週間の間にブロイラーの成績を低下させた。その上、コクシジウムワクチン接種は、試験の最初の週の間に鶏の死亡率を増加させた。タフロックとコクシジウム処置には、明らかな相互作用はなかった。
改良された反応性を有する天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物の組成の詳細において、そしてそれを製造するための方法ならびにそれを用いて処置する方法の詳細において、本発明の範囲または領域から逸脱することなく、様々な変更を行うことができることは当業者には明らかであろう。

Claims (3)

  1. 非ヒト動物において消化不良を処置する方法であって、1,800MHz〜3,000MHzの範囲のTEM波を照射して、前記消化不良を引き起こす小さい荷電粒子を吸収する電荷が増加された天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物を含む有効量の組成物を、処置を必要とする非ヒト動物に投与することを含んでなり、
    前記天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物は、70%w/wゼオライト、28%w/wカオリナイト、および2%w/wベントナイトを含み、
    前記TEM波の照射は、前記組成物1リットル当り約0.09Kwの強度で、約25分間である消化不良を処置する方法。
  2. 前記天然アルミノ−ケイ酸塩鉱物のゼオライトは、クリノプチロライト、モルデナイト、チャバサイト、エリオナイトおよびステラ沸石からなる群から選択される請求項1に記載の消化不良を処置する方法
  3. 前記組成物は、水をベースとする懸濁液である請求項1または2に記載の消化不良を処置する方法。
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