JP3829055B2 - 原稿読み取り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PPC、ファクシミリ、スキャナ等に用いて原稿を搬送する原稿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図1に従来の原稿読み取り装置の一例を示す。図中1は原稿、2は原稿テーブル、3はレジストローラ、4は搬送ガイド板、5はガイドマイラ(ガイド部材となるフィルム材である)、6は読み取りセンサ、7はコンタクトガラス、8は白色バックアップローラ、9は排紙ローラである。なお、「マイラ」は米国デュポン社製のポリエチレンテレフタラートフイルムの商品名として周知であり、同品は、きわめて薄いフィルム材であり、透明で不燃性である。電気絶縁性が良く酸に侵されにくいなどの特徴をもつものであり、本願明細書においては米国デュポン社製のポリエチレンテレフタラートフイルムのみならず同等の性能、性状を有するものをも含んで「マイラ」と言う。
【0003】
原稿1は、レジストローラ3で先端位置合わせしたあと、搬送されて搬送ガイド板4とガイドマイラ5を通り、コンタクトガラス7に到達する。この時、原稿1上に付着してともに搬送されたゴミがコンタクトガラス7に付着したり、コンタクトガラス7をこすりながら通過するため、読み取った画像には黒スジや白スジとなって現れ、画像品質低下の原因となっていた。これを防ぐためには頻繁にコンタクトガラス7面を拭くなどの清掃作業を行う必要があった。
【0004】
例えば特開平8−298572号公報に開示の技術では、除電布をコンタクトガラスに接触させてゴミがコンタクトガラスに付着するのを防いでいるが、ゴミの侵入を防ぐものではなく、上述のような問題の十分な解決になっていなかった。
【0005】
また特開平11−184174号公報に開示の技術では、クリーニング部材をコンタクトガラス面に摺接させて動かし、コンタクトガラス面から汚れを拭き取るようにしているが、これもゴミの侵入を防ぐものではなく、やはり上述のような問題の十分な解決になっていなかった。
【0006】
本発明は上記従来の問題点にかんがみ、原稿に付着して搬送されたゴミがコンタクトガラス面上に侵入して付着するのを防ぐことができる原稿読み取り装置を提供することを目的とする。
【0007】
また本発明は、コンタクトガラスへのゴミの到達防止能力を向上させた原稿読み取り装置を提供することを目的とする。
【0008】
さらに本発明は、かき取ったゴミの飛散防止能力を向上させた原稿読み取り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る原稿読み取り装置は、上記目的を達成するために、原稿を搬送してコンタクトガラスの所定の位置で該原稿を読み取る原稿読み取り装置において、上記コンタクトガラス入口に設けるガイド部材に多数の穴を設けてなり、上記ガイド部材の穴の配置部位の裏側に吸塵部材を配してなることを特徴とする。
【0010】
同請求項2に係るものは、請求項1の原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴を原稿搬送方向に隙間なく配置してなることを特徴とする原稿読み取り装置。
【0011】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴が丸形状であることを特徴とする。
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴が搬送される原稿の送り方向に狭まった形状であることを特徴とする。
同請求項5に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1から4のいずれかの原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴を千鳥状に配列をしてあることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下では従来と共通する部分には共通する符号を付すにとどめ重複する説明は省略する。
図2は本発明に係る原稿読み取り装置の一実施形態を示す断面図、図3は図2の矢印B方向から見た底面図である。本実施形態装置は、上側の搬送ガイド板4に、接着等の方法でガイドマイラ11を取り付け、このガイドマイラ11に複数の穴12を設けてある。
【0013】
穴12は、原稿1に付着して搬送されてくるゴミ10をコンタクトガラス7の手前でかき取り、コンタクトガラス7への侵入を防止するためのものである。穴12の平面形状は、図中矢印A方向に搬送される原稿1が引っ掛からないように、丸形状や送り方向に狭まった形状が好ましい。本実施形態では原稿1の送り方向にすぼまる三角形状としてある。もちろん種々の形状を採用可能である。
【0014】
またガイドマイラ11の上側に、紙、スポンジ等からなる吸塵部材15を設けてある。ガイドマイラ11の穴12でかき取ったゴミ10は吸塵部材15に集積し、ゴミ10の飛散を防止する。もちろん吸塵部材15に代わる吸塵手段を配してもよい。また吸塵部材15を交換可能とし、集積したゴミを除去可能とすることがよいことももちろんである。
【0015】
ガイドマイラの他の形態を図4に示す。このガイドマイラ11は、穴13を原稿1搬送方向(矢印A)に対して直角に2列配置し、また穴13の配列を千鳥状にしてある。これにより穴13がオーバーラップ分Cを有して隙間なく配置できる。このため、矢印A方向から侵入したゴミ10が確実にかき取られる。なお本例では穴13を2列に整列させているが、オーバーラップ分Cが確保できればランダムな配置及び形状でもよい。また列数も2列には限定されない。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の原稿読み取り装置は、以上説明してきたように、原稿読み取り面側に設けたガイド部材の穴が、原稿面に付着して搬送されたゴミをコンタクトガラスに到達する前にかき落とすので、ゴミのコンタクトガラス付着による黒スジ、白スジ等による画像性能低下を容易に防止できるという効果がある。また、部品を追加することがないため、低コストで達成でき、またガイド部材の穴でかき取ったゴミを吸塵部材に集積するので、ゴミの飛散を防止でき、また吸塵部材を交換することで集積したゴミを容易に除去することができるという効果がある。
【0017】
請求項2の原稿読み取り装置は、以上説明してきたように、ガイドマイラの穴が原稿搬送方向に隙間なく配置されているため、上記共通の効果に加え、ゴミが確実に穴に引っ掛かるようになり、ゴミ除去性能が向上するという効果がある。
【0018】
請求項3の原稿読み取り装置は、以上説明してきたように、ガイド部材の穴に原稿が引っ掛かりにくいという効果がある。請求項4の原稿読み取り装置も同様である。また請求項5の原稿読み取り装置は、請求項2の原稿読み取り装置と同様に、ガイド部材の穴が原稿搬送方向に隙間なく配置されるため、ゴミが確実に穴に引っ掛かるようになり、ゴミ除去性能が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の原稿読み取り装置の一例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る原稿読み取り装置の一実施形態を示す断面図である。
【図3】図2の矢印B方向から見た底面図である。
【図4】ガイドマイラの他の形態を示す底面図である。
【符号の説明】
1 原稿
2 原稿テーブル
3 レジストローラ
4 搬送ガイド板
5 ガイドマイラ
6 読み取りセンサ
7 コンタクトガラス
8 白色バックアップローラ
9 排紙ローラ
10 ゴミ
11 ガイドマイラ
12、13 穴
15 吸塵部材
C 穴のオーバーラップ分
Claims (5)
- 原稿を搬送してコンタクトガラスの所定の位置で該原稿を読み取る原稿読み取り装置において、上記コンタクトガラス入口に設けるガイド部材に多数の穴を設けてなり、上記ガイド部材の穴の配置部位の裏側に吸塵部材を配してなることを特徴とする原稿読み取り装置。
- 請求項1の原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴を原稿搬送方向に隙間なく配置してなることを特徴とする原稿読み取り装置。
- 請求項1または2の原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴が丸形状であることを特徴とする原稿読み取り装置。
- 請求項1または2の原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴が搬送される原稿の送り方向に狭まった形状であることを特徴とする原稿読み取り装置。
- 請求項1から4のいずれかの原稿読み取り装置において、上記ガイド部材の穴を千鳥状に配列をしてあることを特徴とする原稿読み取り装置。
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