JP3828837B2 - 機体位置の演算方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圃場内を所定の面積を有する複数の区画に分割するとともに、各区画における収穫量を測定し、上記区画に基づき圃場内の収穫量のばらつきをマップ状に表現する収量マップを作成するための、圃場内における機体の位置を計測する機体位置の演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来圃場内を所定面積を有する複数の区画に分割し、各区画の収穫量を測定し、圃場内の収穫量のばらつきをマップ状に表現する収量マップを作成して、圃場内の収量変動を解析し、圃場内の所定地点における施肥量を変更する等により、収穫量を増加させたり、トータルで施肥量を低減させたりする精密農業が知られている。
【0003】
すなわちこの精密農業により収穫状況の解析を行う場合は収量マップを作成する必要があり、圃場の所定区画での収量を計測する必要がある。なお収量マップとして図11に示されるような、圃場aを一定面積で分割し、各区画a1,a2…,a10,b1,…,j10を穀物の収量に応じた異なるパターンでハッチングして格子状のマップとしたものや、図12に示されるような、圃場における一定の幅を持った同一の収穫量の地点を線で結んで等高線状のマップとしたもの等が知られている。
【0004】
そして通常は圃場における穀物の収穫はコンバインによって行われるため、従来はコンバインにGPSシステムを搭載し、機体の位置をGPSにより計測し、GPSによって計測されたコンバインの位置における収穫量をグレンタンクに収容される穀粒の量により計測し、コンバインの位置と収穫量を対応させ、各区画における収穫量を演算し、収量マップを作成していた。
【0005】
しかしグレンタンクに収容される穀粒は、この穀粒が収容されている時点のコンバインの位置より前の時点で刈り取られているため、単純にグレンタンクに収容される穀粒の収穫量を、この穀粒が収容されている時点のコンバインの位置に対応させると、収量マップの誤差が大きくなるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の機体位置の演算方法は、脱穀部6からの脱穀後の籾を収容する収容部7を設け、該収容部7に脱穀部6側から収容部7に排出される籾の流量を測定する収量測定部24を設けるとともに、圃場内における機体8の位置を測定する機体位置測定手段38と機体8の走行速度を測定する速度測定手段36とを設け、上記収量測定部24による測定値と、機体8の位置に基づき、圃場の所定位置における収穫量を演算する方法において、上記収量測定部24による測定籾の測定時点と刈取り時点との時間差を演算する時間計測手段を設け、収量測定部24による測定時点より時間計測手段の演算結果の時間差分以前の機体8の位置を、機体位置測定手段38と速度測定手段36の測定値と前記時間差とによって算出し、上記測定籾の刈取り時点の収穫量に対応する圃場位置として設定することを第1の特徴としている。
【0007】
またコンバインの前処理部3に入力される駆動回転数を前処理回転測定部34によって測定し、脱穀部6に入力される駆動回転数を脱穀回転測定部32によって測定し、前処理回転測定部34と脱穀回転測定部32による測定結果に基づき測定籾の測定時点と刈取り時点との時間差を演算することを第2の特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を採用した収量マップの作成が可能なコンバインの側面図ある。該コンバインは、クローラ式の走行装置1上に機体フレーム2が支持されており、前方側には、前処理部3が機体フレーム2側に上下揺動自在に支持されて設けられている。そして前処理部3の後方左側に脱穀部6が、該脱穀部6の側方に脱穀後の穀粒(籾)を一時的に貯蔵収容する収容部であるグレンタンク7がそれぞれ機体フレーム2に搭載されて設けられ、以上のように機体8が構成されている。
【0009】
また前処理部3には、穀稈を刈り取るカッタ9と、該カッタ9によって刈り取られた穀稈を集合せしめて後方に搬送せしめる掻込み搬送体11と、該掻込み搬送体11から刈取り穀稈を受け継ぎ、扱深さを調節せしめて脱殼部6側に搬送する扱深さ搬送体12とが備えられている。
【0010】
このためカッタ9によって刈取られた穀稈は、掻込み搬送体11と扱深さ搬送体12を介することによって所定の時間を要して脱穀部6に搬送される。そして前処理部3からの穀稈は、脱穀部6の側方に配置されたフィードチェーン13に受け継がれ、フィードチェーン13の回転速度で穂先が扱室14内に供給され、扱室14内の扱胴15によって脱穀される。すなわち刈取り穀稈は、前処理部3による搬送時間とフィードチェーン13による搬送時間を加えた所定時間(脱穀前搬送時間Tm)を要して扱室14内に供給される。
【0011】
そして脱穀後の処理物(脱穀粒とわら屑等が混合物)が脱穀部6内の揺動搬送体16に送られ、揺動搬送体16において順次後方に送られてチャフシーブ17を介して濾過され、さらに1番物と2番物とに風選され、1番物が1番物収容部10に、2番物が2番物収容部18に収容される。
【0012】
このため扱室14に供給され、脱穀された処理物(収穫物)は、揺動搬送体16に落下せしめられた後、所定時間(揺動搬送時間T2)を介してチャフシーブ17に供給されて選別される。なお上記チャフシーブ17は、従来同様複数の開閉自在なフィンを備え、該フィンの開閉により濾過量を設定調節する構成となっている。
【0013】
そして上記1番物は、1番物収容部10内の1番らせん19によって1番物収容部10の端部に搬送され、揚上搬送筒22に受け継がれ、揚上搬送筒22内の揚上らせんを介してグレンタンク7に排出される。また2番物は2番物収容部18内の2番らせん21によって2番物収容部18の端部に搬送され、還元搬送筒23に受け継がれ、還元搬送筒23内の還元らせんを介して揺動搬送体16に還元される。
【0014】
なお揚上搬送筒22における穀粒の排出部分である吐出部20には、図2(a),(b)に示されるように、吐出部20を介してグレンタンク7に排出される籾(穀粒)の流量を、穀粒の衝突によって検知する収量センサ24が設けられており、グレンタンク7に供給される穀粒の収量(籾流量)が測定される構造となっている。
【0015】
このとき上記収量センサ24は吐出部20における吐出口20aの外側にブラケット26を介して取り付けられている。以上のように処理物はチャフシーブ17によって濾過された後、1番物が所定時間(収穫搬送時間T1)を要してグレンタンク7に供給され、2番物が所定時間(還元時間T4)を要して揺動搬送体16に還元される。
【0016】
なお上記収量センサ24は、揚上搬送筒22(吐出口20a)から排出される穀粒の衝突を穀粒の当接によって検知する検知部材である板状の当接板27と、該当接板27に取り付けられて、穀粒の衝突力を測定する荷重測定器であるロードセル28とからなり、穀粒の排出量の増減に比例して当接板27への衝突力が変化することを用い、ロードセル28によって当接板27側の衝突力を測定することによって穀粒の排出量を測定する構造となっている。
【0017】
一方本実施形態のコンバインにはGPS衛星からの電波(データ)を受信するGPSセンサが搭載されおり、機体8の位置をGPSによって計測することが可能となっている。そして機体8側には、上記GPS計測システムにより計測される機体8の位置と、収量センサ24により計測される収量に基づき、圃場内の所定位置の穀粒の収穫量を演算する収量演算システムが設けられており、次に該収量演算システムについて詳細に説明する。
【0018】
なお上記扱胴15側には扱胴15の回転数を検出して脱穀部6側に入力されている駆動力の回転数を検出する脱穀回転センサが、揺動搬送体16にはチャフシーブ17の開度を検出する開度センサが、前処理部3側には前処理部3に供給される駆動力の回転数を検出する前処理回転センサが設けられている。なお各センサは軸の回転角度を読み込むことができればよいため、従来公知の回転センサ等によって構成されており、詳細な構造についての説明は割愛する。
【0019】
また機体8側には、機体8の走行速度を検出する速度センサ,機体8の旋回角度を検出するジャイロセンサが設けられており、さらに脱穀部6側には、揺動選別体16上の籾流量(層厚)を検出する処理物センサ、グレンタンク7側には、グレンタンク7に収容される穀粒の水分量を測定する水分センサが設けられている。
【0020】
なお速度センサはスピードメータ等に使用する一般的なものであり、また水分センサは電気抵抗の測定等により水分量を測定する従来公知のセンサであるため、詳細な説明は割愛する。
【0021】
図3に示されるように、上記収量演算システム31は、上記脱穀回転センサ32,開度センサ33,前処理回転センサ34,速度センサ36,ジャイロセンサ37,GPSセンサ38,処理物センサ39,水分センサ41,収量センサ24が接続された演算制御部42に、該演算制御部42からの出力を表示するモニタ43と、演算結果等を記録する記憶部44とが接続された構造となっている。
【0022】
そして上記収量演算システム31は、各センサからの情報に基づき、圃場内における機体8の位置を位置計測機能によって測定演算するとともに、機体8が位置している圃場位置における収穫量を収量演算機能によって演算し、両機能による演算結果に基づく収量マップをモニタ43に表示することができるように構成されている。次に位置計測機能及び収量演算機能について詳細に説明する。
【0023】
なお各センサからのデータは、走行開始時点等を基準として演算制御部42に常時入力されており、時系列的に順次記憶部44に記憶せしめられている。そして各データを時間を基準に必要に応じて演算制御部42側に読み込むことが可能となっている。
【0024】
前述のように前処理部3によって刈り取られた穀稈は、図4に示されるように、Tmを要して扱室14に搬送され、脱穀されて処理物として揺動搬送体16に供給され、該処理物がT2を要して揺動搬送体16のチャフシーブ17に揺動搬送されて濾過され、1番物と2番物に選別され、1番物が1番らせん19と揚上搬送筒22によってT1を要してグレンタンクに収容される。
【0025】
またチャフシーブ17によって濾過された2番物は2番らせん21と還元搬送筒23によってT4を要して揺動搬送体16に還元され、この還元された2番物が上記処理物と混合され混合処理物となり、以上のサイクルによって穀稈の刈り取りから穀粒の脱穀収容までが行われる。
【0026】
すなわちグレンタンク7に収容される時点(収量センサ24による収量の測定時点)の収穫量は、収量センサ24による収量の測定時点T0より、脱穀部6内における穀粒の搬送所要時間Td=T1+T2と、前処理部4における搬送所要時間Tmとを加えたTd+Tm前(T0−Td−Tm)の機体位置に対応する圃場位置のものであり、上記収量演算システム31は、この両者を対応させる構成となっている。
【0027】
このため上記収量演算システムは、図5の作動フロー図に示されるように、ステップS1において、演算制御部42に入力される脱穀回転センサ32からのデータを読み込み、ステップS2において前記回転数値に基づきT1(収穫搬送時間)を、ステップS3においてT2(揺動搬送時間)を、ステップS4においてT4(還元搬送時間)をそれぞれ演算して算出し、Tdを算出する。また演算制御部42は、ステップS5において前処理回転センサ34からのデータを読み込み、ステップS6において該回転数に基づきTmを演算する。
【0028】
なお扱胴15,1番らせん19,2番らせん21,揚上搬送筒22内の揚上搬送らせん,還元搬送筒23の還元らせん,揺動搬送体16は、扱胴15に入力される駆動力によって、それぞれ所定の減速比で駆動されるため、扱胴15の回転速度から上記各装置の駆動速度が計算され、この計算結果に基づき上記各時間(T1,T2,T4)が演算される。
【0029】
そして収量演算機能が、ステップS7において収量センサ24による現時点の測定結果を読み取り、該計測値に基づきステップS7’においてグレンタンク7に収容される穀粒の流量Q1を算出し、その後後述するように収量センサ24による籾流量の測定時点よりTd+Tm前(T0−Td−Tm)の収穫量を演算するとともに、位置計測機能が、ステップS8において上記T0時点の機体8の位置を読み取り、後述するようにT0−Td−Tm時点の機体8の位置を算出する。
【0030】
収量演算機能は、ステップS9において上記T1を用いてT0−T1のチャフシーブ17の開度α1を読み出し、ステップS10において開度α1と流量Q1に基づきT0−T1時点でのチャフシーブ17に供給される籾流量Qc2を演算する。
【0031】
なおチャフシーブ17は、チャフシーブ17上の籾の層厚が一定となるように処理物センサ39からの情報によって開度が設定され、チャフシーブ17に供給される籾流量が大きい場合は、開度を大きくして籾の落下量を増加させ、籾流量が小さい場合は、開度を小さくして籾の落下量を減少させる。
【0032】
このため籾のチャフシーブ17からの落下流量は、チャフシーブ17の開度に依存する。またグレンタンク7への供給流量は落下流量と収穫搬送時間に依存する。従って収量演算機能は、上記Qc2を、収穫搬送時間(T1)とチャフシーブ17の開度(α1)とグレンタンク7に供給される籾流量(Q1)とを変数とする関数F1を予め決定しておき、Qc2=F1(Q1,α1,T1)と演算して求めるように構成されている。
【0033】
一方上記Qc2は、T1よりさらに揺動搬送時間T2前(T0−T1−T2)に、揺動搬送体16上に供給される穀粒を揺動搬送した結果の流量であり、この場合籾量の損失は無いものと考えられるため、Qc2の値は揺動搬送体16に供給される籾流量Qc1と等しい(Qc1=Qc2)。すなわち収量演算機能は、収量センサ24による測定値に基づき、収量センサ24によって測定される穀粒が揺動選別体16上に位置していた時の籾流量Qc1を演算する。
【0034】
ただし上記Qc1は、扱胴15からの処理物に、T2よりさらに還元時間T4前(T0−T1−T2−T4)にチャフシーブ17から還元された2番物を加えた穀粒(混合処理物)の流量であるため、扱胴15からの処理物の流量Q0は、Qc1からT0−T1−T2−T4時点の2番物の籾流量Q2を除いたものとなる。このため収量演算機能は、Qc1とQ2とを変数とする関数F2を予め決定しておき、Q0を、Q0=F2(Qc1,Q2)と演算するように設定されている。
【0035】
一方前述のように籾のチャフシーブ17からの落下流量が、チャフシーブ17の開度に依存するため、還元される2番物の流量は、チャフシーブ17の開度と、チャフシーブ17上に供給される籾流量と、還元時間T4とに依存する。従ってチャフシーブ17の開度とチャフシーブ17上に供給される籾流量と還元時間T4を変数とする関数F3を予め決定しておくことによって還元される2番物の流量を予測演算することが可能となる。
【0036】
このため、収量演算機能は、まずステップS11において、T0−T1−T2−T4時点のチャフシーブ17の開度α2を読み込み、さらにステップS12において、T0−T1−T2−T4+T1時点に収量センサ24によって測定された流量Qbを読み込み、ステップS13において前述の関数F1に、α2とQbとT1+T2+T4を与え、T0−T1−T2−T4時点でチャフシーブ17に供給される籾流量Qc’を、Qc’=F1(Qb,α2,T1+T2+T4)と演算する。
【0037】
その後収量演算機能は、ステップS14において、Q2を、関数F4,Qc’,T4,α2を用いて、Q2=F3(Qc’,α2,T4)と演算し、これによりQ2が演算されるため、ステップS15において、前述の関数F2に、Qc1とQ2を与えてQ0を演算する。これによりT0時点で測定された籾が処理物として揺動搬送体16上に位置している時の籾(処理物)の流量(Q0)が演算される
【0038】
そしてQ0は刈り取り穀稈の流量、すなわち収穫量の増減に応じて増減するため、収穫量Qvと脱穀前搬送時間Tmに依存する。このため収量演算機能は、扱胴15からの脱穀粒の流量と脱穀前搬送時間とを変数とする関数F4を予め決定しておき、ステップS16においてQvを、Qv=F4(Q0,Tm)と演算する。なおチャフシーブ17の開度による籾の分配率を、ε(α1),ε(α2)とすると、To−T1−T2−Tm時点のQvは、Qv=Q1(T0)/ε(α1)−(1−ε(α2))Q1(T0−T2−T4)/ε(α2)として求められる。
【0039】
すなわち収量センサ24によって測定されるT0時点の籾流量は、T0−T1−T2−Tm時点で刈り取られた穀稈の流量の基準値となり、測定された籾流量を上記のように還元された2番物の流量によって補正して演算されるQvは、ステップS16においてT0−T1−T2−Tm時点の機体位置に対応する圃場位置における収穫量として設定される。
【0040】
なお上記実施形態においては収量センサ24による測定値をステップS7’においてそのまま使用するように構成されているが、図6に示されるように、収量センサ24による測定値を、水分センサ41による籾の水分量によって補正し、この補正値をステップS7’において使用するように構成してもよく、この場合は測定値の精度が向上する。
【0041】
また上記実施形態においては、揺動搬送による籾量損失が0であることが前提であり、Qc1=Qc2としたが、T2時間を要する揺動搬送時の誤差等を考慮した関数F5を定義しておき、Qc1=F5(Qc2,T2)としてQc1を算出するように構成しても良い。
【0042】
一方位置計測機能は、前述のように既にTdとTmが演算されているため、図7に示されるように、ステップS8において、T0よりTd+Tm前(T0−Td−Tm=T0−T1−T2−Tm時点)のGPSセンサ38,ジャイロセンサ37,走行速度センサ36を読み出し、GPSセンサ38のデータを、ジャイロセンサ37,走行速度センサ36からのデータによって補正し、T0よりTd+Tm前の機体8の圃場内における位置を算出する。
【0043】
このときGPSセンサ38は機体8の絶対位置をGPSによって測定することができるが、所定時間間隔での計測となるため、位置計測システムは、機体8の走行時間と走行速度とを使用して走行距離を演算し、該走行距離とジャイロセンサ37による走行方向を補正パラメータとしてGPSセンサ38による機体位置の測定値を補正して、T0−T1−T2−Tm時点の機体8の位置を演算する。なお図7におけるステップS1〜S6及びステップS8は図5のステップS1〜S6及びステップS8に対応する。
【0044】
収量演算システム31は、以上のように、リアルタイム(T0時点)の収量の測定データを、T0−Td−Tm時点の収穫量として、T0−Td−Tm時点で機体8が位置していた圃場位置に対応させて記憶せしめ、収量マップのオリジナルデータを演算する。
【0045】
そして収量演算システムは、上記オリジナルデータに基づき演算制御部42が収量マップを作成することにより、収量マップをモニタに表示させることができる他、演算制御部42側にフレキシブルな磁気記憶ディスクやMO等のリムーバブルな記憶媒体のドライブが可能な記録部を接続することによって、収量マップのデータやオリジナルデータ等を書き出すことも可能となる。
【0046】
これにより正確な収量マップを作成することが可能となり、特に収穫量が還元される2番物の流量に基づき補正されるため、収穫量の演算が正確となり、収量マップの信頼度が向上せしめられる。なおコンバインによる上記刈取り脱穀処理には、扱胴15により脱穀された処理物の揺動搬送体16までの落下時間等の固定的な時間が存在する。ただし固定された時間であるため、機体8の走行速度や前処理部及び脱穀部の駆動速度には依存しないため、演算制御部42は収量マップの作成時に上記固定的な時間の補正を行う。
【0047】
また上記実施形態においては、2番物の還元量Q2を、チャフシーブ17上に供給される処理物の流量(Qc’)と、チャフシーブ17の開度(α2)に基づいて予測演算するように構成されており、これにより2番物の流量を測定するセンサ等の専用の装置を設ける必要が無く、低コストで正確な収穫量を算出することが可能である。
【0048】
また2番物の流量の予測演算に際して2番物を直接測定したり、処理物センサ39により揺動選別体16上の籾流量を測定したりすることが無いため、処理物センサ39等が故障した場合であっても、還元される2番物の測定を比較的正確に行うことができる。
【0049】
一方図8に示されるように、処理物センサ39のデータを使用して2番物の流量を予測演算するように構成することもできる。すなわち処理物センサ39は揺動選別体16上の混合処理物の流量(籾量)を検出するため、処理物センサ39のデータからQc1を直接測定演算することができ、これを利用する。
【0050】
このためこの場合は、ステップS2及びステップS3においてT1,T2を算出した後、ステップS17において、T0−T1−T2時点の処理物センサ39のデータを読み込み、ステップS18においてT0−T1−T2時点のQc1を演算する。
【0051】
そして前述の実施形態と同様にQc1=Qc2であり、さらにQc1が1番物と2番物とに選別され、1番物が収穫搬送されてQ1として測定され、2番物がT4経過後に揺動選別体16に還元されるため、ステップS19において、Qc1の選別時点での2番物の流量をQ2’として、Q1とQc1とを変数とする関数F6を予め定義しておき、まずQ2’=F6(Qc1,Q1)として算出する。
【0052】
そしてT0−T1+T4時点で揺動選別体16に還元供給される2番物の流量Q2は、Q2’とT4に依存するため、Q2’とT4を変数とする関数F7を予め定義しておき、Q2をQ2=F7(Q2’,T4)と演算する。
【0053】
一方T0−T1+T4時点のQc1(Qc1’)は、上記Q2と扱室14側から供給される処理物の流量Q0との混合であるため、Qc1’とQ2とを変数とする関数F8を予め定義しておくことによって、Q0=F8(Qc1’,Q2)としてQ0を演算することができる。
【0054】
このため収量演算機能は、ステップS20においてT0−T1+T4時点の処理物センサ39の測定値を読み出し、ステップS21においてQc1’を演算し、ステップS22において、上記関数F8を使用してQ0を算出する。
【0055】
以上によりT0−T1+T4時点の揺動搬送体16に供給される処理物の流量Q0が算出されるため,ステップS5において前処理回転数の読込を行い、ステップS23において、前述の実施形態のステップS8と同様のシステムによって、T0−T1+T4−Tm時点の機体8の位置を演算し、ステップS24において、前述の実施形態のステップS16と同様に、前述の関数F4を使用して、Qv=F4(Q0,Tm)としてQvを求めるとともに、該QvをT0−T1+T4−Tm時点の機体位置に対応する圃場位置に対応させて、収量マップのオリジナルデータを作成する。
【0056】
以上に示されるように還元される2番物の還元流量及び混合処理物の流量を処理物センサ39の測定値によって演算することによって、2番物の還元流量の演算精度が高く、また揺動搬送体16上の籾流量も直接測定されるため、T0−T1+T4−Tm時点の収穫量の演算結果の精度が向上し、より正確な収量マップを作成することができる。
【0057】
なおQc1とQc2の関係は前記実施形態と同様であるため、詳細な説明は割愛する。また図8におけるステップS1〜S5,S7,S7’は図5におけるステップS1〜S5,S7,S7’と同様であるため、詳細な説明は割愛する。
【0058】
一方図9(a),(b)に示されるように、脱穀部6内における還元搬送筒23の排出口23aの下方位置に、脱穀部6の周壁6a側にブラケット46,47を介して、還元搬送筒23から排出される穀粒の流量、すなわち2番物の還元流量を測定する還元量測定センサ48を設け、該還元量測定センサ48の測定結果に基づいて前述のQ2を直接測定するように構成しても良い。
【0059】
この場合は図10の作動フロー図に示されるように、ステップS2及びステップS4においてT1及びT4を算出した後は、ステップS25において還元量測定センサ48からのデータによって、T0−T1+T4時点の還元量を読み出し、ステップS10において、T0−T1時点のQc2を算出する。
【0060】
ただし本実施形態の場合、T0−T1+T4時点の還元量Q2’、すなわちT0−T1時点で還元に廻った2番物の流量が測定されているため、Q1は、Qc2とQ2’とT4に依存し、これにより収量演算機能は、Q1とQ2’とT4を変数とする関数F1’を予め決定しておき、Qcを、Qc2=F1’(Q2’Q1,T4)と演算する。
【0061】
また本実施形態において収量演算機能は、ステップS3においてT2を算出した後に、ステップS26において還元量測定センサ48によってT0−T1−T2時点の還元量、すなわちQ2を読み出し、ステップS15において、前述の実施形態の関数F2及びF3と、上記のように算出されたQc2=Qc1,T2,Q2とによってQ0を演算する。
【0062】
そしてステップS16において前述の実施形態と同様に収量演算機能がQvを算出するとともに、位置計測機能がT0よりT1+T2+Tm前の機体8の位置を演算して、両者を対応せしめる。
【0063】
以上に示されるように、還元搬送筒23から排出される排出量(還元量)を直接測定して読み込むことによって、Qc及びQ0の算出の精度が向上し、さらに精度の高い収量マップを作成することが可能となる。なお図10におけるステップS1〜S9及びステップS15,S16は図5のステップS1〜S9及びステップS15,S16に対応し、同様の処理については詳細な説明を割愛する。またQc1とQc2の関係も前述の実施形態と同様であるため詳細な説明は割愛する。
【0064】
一方前述の還元量測定センサ48は、前述の収量センサ24と同様の構成をなし、還元搬送筒23における穀粒の吐出部25の吐出口25aから排出される穀粒の衝突を穀粒の当接によって検知する検知部材である板状の還元粒当接板49と、該還元粒当接板49に取り付けられて、穀粒の衝突力を測定する荷重測定器であるロードセル51とからなり、穀粒(還元粒)の排出量の増減に比例して還元粒当接板49への衝突力が変化することを用い、ロードセル51によって還元粒当接板49側の衝突力を測定することによって穀粒の排出量を測定する。
【0065】
このとき上記吐出部25内には排出らせん52が設けられており、穀粒(2番物)はこの排出らせん52によって跳ね飛ばされて吐出口25aから排出される。そして還元量測定センサ48は、還元粒当接板49が鉛直方向に対して傾斜するように傾斜して取り付けられている。
【0066】
これにより吐出口25aから排出される2番物は、傾斜状態の還元粒当接板49に当接して還元量が測定されるとともに、還元粒当接板49に当たって揺動選別体16の中央側に跳ね飛ばされる。これにより還元粒が揺動選別体16における還元搬送筒23側に集中することが防止され、揺動選別体16の中央側に排出されるため、揺動選別の効率が向上する。
【0067】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明の方法によると、収量測定部による測定時点の籾は、測定時点より前に前処理部によって刈り取られているため、刈り取りから測定までの時間差を測定して、該時間差に基づき測定籾が刈り取られた時点の機体の位置を測定することによって、当該機体位置における圃場位置での収穫量の測定精度が向上するという効果がある。
【0068】
そして前処理回転測定部と脱穀回転測定部を設け、前処理部の処理速度(搬送速度)と脱穀部の処理速度(脱穀及び搬送速度)とを容易に演算することができるため、上記時間差を前処理部と脱穀部の処理速度により容易に求めることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したコンバインの側面図である。
【図2】(a),(b)は、揚上搬送筒の吐出部部分の平面図及び側面図である。
【図3】収量演算システムのブロック図である。
【図4】刈り取りからグレンタンクへの収納までの穀粒の流れを示した概略フロー図である。
【図5】収量マップの作成までの流れを示した作動の概略フロー図である。
【図6】収量センサからのデータに基づき水分補正を行う場合の作動の概略フロー図である。
【図7】測定された収穫量に対応する圃場内の位置を測定する作動の概略フロー図である。
【図8】収量マップの作成までの他の方法の流れを示した作動の概略フロー図である。
【図9】(a),(b)は、還元搬送筒の吐出部部分の平面図及び還元量測定センサの側面図である。
【図10】収量マップの作成までの他の方法の流れを示した作動の概略フロー図である。
【図11】格子状の収量マップである。
【図12】等高線状の収量マップである。
【符号の説明】
3 前処理部
6 脱穀部
7 グレンタンク(収容部)
8 機体
24 収量センサ(収量測定部)
32 扱胴回転センサ(脱穀回転測定部)
34 前処理回転センサ(前処理回転測定部)
36 速度センサ(速度測定手段)
38 GPSセンサ(機体位置測定手段)

Claims (2)

  1. 脱穀部(6)からの脱穀後の籾を収容する収容部(7)を設け、該収容部(7)に脱穀部(6)側から収容部(7)に排出される籾の流量を測定する収量測定部(24)を設けるとともに、圃場内における機体(8)の位置を測定する機体位置測定手段(38)と機体(8)の走行速度を測定する速度測定手段(36)とを設け、上記収量測定部(24)による測定値と、機体(8)の位置に基づき、圃場の所定位置における収穫量を演算する方法において、上記収量測定部(24)による測定籾の測定時点と刈取り時点との時間差を演算する時間計測手段を設け、収量測定部(24)による測定時点より時間計測手段の演算結果の時間差分以前の機体(8)の位置を、機体位置測定手段(38)と速度測定手段(36)の測定値と前記時間差とによって算出し、上記測定籾の刈取り時点の収穫量に対応する圃場位置として設定する機体位置の演算方法。
  2. コンバインの前処理部(3)に入力される駆動回転数を前処理回転測定部(34)によって測定し、脱穀部(6)に入力される駆動回転数を脱穀回転測定部(32)によって測定し、前処理回転測定部(34)と脱穀回転測定部(32)による測定結果に基づき測定籾の測定時点と刈取り時点との時間差を演算する請求項1の機体位置の演算方法。
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