JP3828771B2 - ポイント管理システム - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
この発明は、顧客、店舗およびシステム運営業者の間で電子的なポイントを管理する方法に関し、特に、そのポイントの利用効率の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】
顧客へのサービスの一環として、商店等において行われているポイントシステムが知られている。
【0003】
例えば、顧客は、商品購入の際に、支払い金額に応じたポイントを商店等から発行してもらい、そのポイントが一定の点数になった場合に、特定の景品と交換できたり、点数に応じた割引を受けることができる。
【0004】
即ち、ポイントシステムを導入することによって、顧客はポイントを集めて商店等から各種サービスを受けることができ、商店等はポイントを発行して顧客の購入意欲を向上させることができる。
【0005】
また、このポイントについては、従来は、ポイントシールを台紙に貼ったり、点数の記した紙のポイントカードを集めることによって集計する方式が採用されていた。しかし、最近では、磁気カードやICカード等を使用して、商品購入時にカード・リーダ/ライタ装置によってポイントの更新を行う方式も採用されている。
【0006】
なお、磁気カードやICカード等を使用したポイントシステムでは、ポイントを電子的に管理する。したがって、商品購入の際にレジ装置から発行されるレシートに、現在のポイント数を印字することにより、顧客はポイント累計を確認することができる。
【0007】
しかしながら、このような方法においては、ポイントを管理するのはポイントカード等を所持している顧客であり、ポイントカード等を紛失してしまうと、それまでためていたポイントも無駄になることになる。
【0008】
また、商店毎に発行される複数のポイントカードを常時持ち歩くのは、顧客にとって煩わしいものである。
【0009】
さらに、商店等は、新規顧客毎にポイントカードを発行する必要があり、ポイントカードを紛失した顧客に対しては再発行を行う必要がある。
【0010】
また、商店等では、必ずカード・リーダ/ライタ装置を設置しておき、顧客からポイントカードの提示があれば、当該装置においてポイントの更新処理を行わなくてはならない。
【0011】
さらに、商店等が、ポイントを所持している顧客だけに対してタイムサービス販売や割引を行いたい場合には、上記のような方法では困難である。
【0012】
この発明は、このような問題点を解決するものであって、顧客はポイントカードを持たなくてもポイントサービスが受けられ、商店は、カード・リーダ/ライタ装置を設置したり、ポイントカードを発行したりしなくてもポイントサービスを行うことができるポイント管理システムを提供することを目的とする。
【0013】
さらに、商店等から直接的に顧客へサービス情報を発信することができ、または、顧客自身が商店等のサービス情報を検索することができるポイント管理システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
(1)(2)この発明のシステムまたは装置は、顧客の有する顧客端末装置と、顧客端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置と、を備えたポイント管理システムであって、管理サーバ装置は、識別IDを生成して記録するとともに出力し、顧客端末装置は、出力された識別IDを受けた顧客が入力した識別IDおよび顧客ID、を管理サーバ装置に送信し、送信を受けて、管理サーバ装置は、顧客端末装置から受信した識別IDが、記録された識別IDと合致するか否かを判断し、合致する場合には、所定のポイントを取得して、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0015】
したがって、管理サーバ装置において、顧客ID毎のポイントを電子的に一元管理することができ、顧客は、出力された識別IDと顧客IDを管理サーバ装置に送信するだけでポイントを登録することができる。
【0016】
例えば、前記識別IDが、家電製品などの製造番号である場合において、家電製品を購入した顧客が管理サーバ装置にアクセスし、製造番号と顧客情報を送信する。管理サーバ装置は、顧客毎にポイント与えてその情報の管理を行うことができ、これらのポイントを利用したポイントサービスの実現が可能となる。
【0017】
(3)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、第1のサーバ装置および第2のサーバ装置を備えており、第1のサーバ装置は、識別IDを生成して記録するとともに出力し、第2のサーバ装置は、顧客端末装置からの顧客IDおよび識別IDを受信し、受信した識別IDが、第1のサーバ装置に記録された識別IDと合致するか否かを判断し、合致する場合には、所定のポイントを取得して、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0018】
したがって、顧客端末装置と通信してポイントを管理する第2のサーバ装置と、識別IDを管理する第1のサーバ装置とを分けて設置することができ、データの管理効率および処理効率が高い。
【0019】
(4)この発明のシステムまたは装置は、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置は、ネットワークを介して接続されていることを特徴としている。
【0020】
したがって、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置を別々の場所に設置することができ、データの管理効率を高めることができる。例えば、ポイントを管理する第2のサーバ装置をシステム運営会社に設置し、識別IDを管理する第1のサーバ装置を製造会社に設置することが可能となる。
【0021】
(5)この発明のシステムまたは装置は、第1のサーバ装置は、印刷物によって識別IDを出力することを特徴としている。
【0022】
したがって、顧客は、印刷物として識別IDを確実に受け取ることができる。例えば、家電製品の保証書に記載された製造番号等を識別IDとして利用することができる。
【0023】
(6)この発明のシステムまたは装置は、第1のサーバ装置は、通信データによって識別IDを出力することを特徴としている。
【0024】
したがって、印刷物を出力する必要はなく電子的に識別IDを送受信できるので効率がよい。
【0025】
(7)この発明のシステムまたは装置は、第1のサーバ装置が出力する識別IDは、製品毎に付与されたユニーク番号であって、当該ユニーク番号から製品を特定できるように記録されることを特徴としている。
【0026】
したがって、商取引の対象となるものに付与されたユニーク番号を識別IDに使用することができる。
【0027】
(8)この発明のシステムまたは装置は、識別IDとして定義されるユニーク番号は、製品にかかる製造番号および保証書番号の両方またはいずれかを含むことを特徴としている。
【0028】
したがって、確実にユニーク番号が付与されので、ポイントサービスを構成しやすい。
【0029】
(9)この発明のシステムまたは装置は、第1のサーバ装置が出力する識別IDは、識別IDを顧客に出力する場所毎に付与されたユニーク番号であって、当該ユニーク番号から識別IDを顧客に出力した場所を特定できるように記録されることを特徴としている。
【0030】
したがって、商取引の対象物のないサービスに対しても、出力場所毎に応じて識別IDを付与することができる。例えば、予め識別IDを付したカード等を用意しておき、サービスに対する顧客の代金支払い時に、当該カードを発行することが可能である。
【0031】
(10)この発明のポイント管理方法は、顧客の有する顧客端末装置と、顧客端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置と、を備えたポイント管理方法であって、管理サーバ装置は、識別IDを生成して記録するとともに出力し、顧客端末装置は、出力された識別IDを受けた顧客が入力した識別IDおよび顧客ID、を管理サーバ装置に送信し、送信を受けて、管理サーバ装置は、顧客端末装置から受信した識別IDが、記録された識別IDと合致するか否かを判断し、合致する場合には、所定のポイントを取得して、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0032】
したがって、管理サーバ装置において、顧客ID毎のポイントを電子的に一元管理することができ、顧客は、出力された識別IDと顧客IDを管理サーバ装置に送信するだけでポイントを登録することができる。
【0033】
例えば、前記識別IDが、家電製品などの製造番号である場合において、家電製品を購入した顧客が管理サーバ装置にアクセスし、製造番号と顧客情報を送信する。管理サーバ装置は、顧客毎にポイント与えてその情報の管理を行うことができ、これらのポイントを利用したポイントサービスの実現が可能となる。
【0034】
(11)(12)この発明のシステムまたは装置は、店舗において売上処理を行う売上処理端末装置と、顧客の有する顧客端末装置と、前記売上処理端末装置および顧客端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置と、を備えたポイント管理システムであって、売上処理端末装置は、売上金額情報を受けて、当該売上金額情報に対応する売上IDを生成し、売上金額情報および売上IDを管理サーバ装置に送信すると共に、少なくとも売上IDを含む売上明細を出力し、管理サーバ装置は、受信した売上金額情報および売上IDを互いに対応づけて記録し、顧客端末装置は、売上処理端末装置から出力された売上明細を受けて、顧客IDおよび当該売上明細に含まれる売上IDを管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、顧客端末装置から受信した売上IDに基づいて当該売上IDに対応する売上金額情報を取得し、取得した当該売上金額情報に対応するポイントをさらに取得し、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0035】
したがって、管理サーバ装置において、顧客ID毎のポイントを電子的に一元管理することができ、顧客は、購入の際に受け取った売上明細に基づいて、顧客IDと売上IDを管理サーバ装置に送信するだけでポイントを登録することができる。
【0036】
(13)(14)この発明のシステムまたは装置は、店舗において売上処理を行う売上処理端末装置と、顧客の有する顧客端末装置と、前記売上処理端末装置および顧客端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置と、を備えたポイント管理システムであって、売上処理端末装置は、売上金額情報を受けて、売上金額情報を管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、受信した売上金額情報に対応する売上IDを生成して売上処理端末装置に送信すると共に、売上金額情報と売上IDを互いに対応づけて記録し、売上処理端末装置は、前記売上IDを管理サーバ装置から受信して少なくとも売上IDを含む売上明細を出力し、顧客端末装置は、売上処理端末装置から出力された売上明細を受けて、顧客IDおよび当該売上明細に含まれる売上IDを管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、顧客端末装置から受信した売上IDに基づいて当該売上IDに対応する売上金額情報を取得し、取得した当該売上金額情報に対応するポイントをさらに取得し、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0037】
したがって、管理サーバ装置において、顧客ID毎のポイントを電子的に一元管理することができ、顧客は、購入の際に受け取った売上明細に基づいて、顧客IDと売上IDを管理サーバ装置に送信するだけでポイントを登録することができる。
【0038】
(15)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、第1のサーバ装置および第2のサーバ装置を備えており、第1のサーバ装置は、売上処理端末装置からの売上金額情報および売上IDを受信して記録し、第2のサーバ装置は、顧客端末装置からの売上IDおよび顧客IDを受信し、売上IDに基づいて、第1のサーバ装置が記録した売上金額情報を取得し、取得した当該売上金額情報に対応するポイントをさらに取得し、当該ポイントを顧客IDに対応づけて記録することを特徴としている。
【0039】
したがって、売上処理端末装置から第1のサーバ装置に接続する通信回線と、顧客端末装置から第2のサーバ装置に接続する通信回線を分けることができ、それぞれの通信データの重要度によってセキュリティを考慮した通信回線を選択することができる。
【0040】
また、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置のそれぞれにおいて処理を行うことができ効率がよい。
【0041】
(16)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、第1のサーバ装置および第2のサーバ装置を備えており、第1のサーバ装置は、売上処理端末装置からの売上金額情報を受信して記録し、当該売上金額情報に対応する売上IDを生成すると共に、売上処理端末装置に送信して記録し、第2のサーバ装置は、顧客端末装置からの売上IDおよび顧客IDを受信し、売上IDに基づいて、第1のサーバ装置が記録した売上金額情報を取得し、取得した当該売上金額情報に対応するポイントをさらに取得し、当該ポイントを顧客IDに対応づけて記録することを特徴としている。
【0042】
したがって、売上処理端末装置から第1のサーバ装置に接続する通信回線と、顧客端末装置から第2のサーバ装置に接続する通信回線を分けることができ、それぞれの通信データの重要度によってセキュリティを考慮した通信回線を選択することができる。
【0043】
また、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置のそれぞれにおいて処理を行うことができ効率がよい。
【0044】
(17)この発明のシステムまたは装置は、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置は、ネットワークを介して接続されていることを特徴としている。
【0045】
したがって、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置をそれぞれ遠隔地に設置することができ運用効率がよい。
【0046】
(18)この発明のシステムまたは装置は、顧客端末装置は、売上IDおよび顧客IDと共に売上金額情報を管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、顧客端末装置から送信された売上金額情報と、売上IDに対応づけて記録されている売上金額情報とを照合し、合致する場合にのみポイントを記録することを特徴としている。
【0047】
したがって、売上IDと売上金額情報が合致しない場合にはポイントを記録しないようにすることができ、ポイント登録に対する安全性を高めることができる。
【0048】
(19)この発明のシステムまたは装置は、売上処理端末装置は、少なくとも売上IDを含む売上明細を印刷物として出力し、顧客端末装置は、前記売上明細に基づく顧客の入力に基づいて売上IDを取得することを特徴としている。
【0049】
したがって、印刷物を譲渡することにより、支払いを行った顧客以外の者であってもポイント登録を行うことができる。
【0050】
(20)この発明のシステムまたは装置は、売上処理端末装置は、少なくとも売上IDを含む売上明細を通信データとして出力し、顧客端末装置は、前記通信データを受信して売上IDを取得することを特徴としている。
【0051】
したがって、印刷物を出力する必要はなく電子的に売上明細を送受信できるので効率がよい。
【0052】
また、売上明細を受信する権利を譲渡することにより、支払いを行った顧客以外の者であってもポイント登録を行うことができる。
【0053】
(21)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、接続された顧客端末装置に対して、当該顧客の顧客IDに対応づけて記録されているポイント数に応じて引換可能なサービス情報を選択して送信することを特徴としている。
【0054】
したがって、顧客は、ポイント数を計算して引換可能なサービスを選択する必要がなく、ポイント数の範囲内のサービス情報を取得することができ、効率がよい。
【0055】
(22)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、顧客端末装置からのポイント引換要求を受信すると、当該顧客のポイント累計から引換要求のあったポイント数を減算すると共に、ポイント利用証明を顧客端末装置に送信することを特徴としている。
【0056】
したがって、電子的に管理されているポイントを自動的に減算し、即座に電子的なポイント利用証明を送信することができる。
【0057】
(23)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、ポイント利用証明に対応するポイント利用証明発行情報を、電子メール、ファクシミリまたは電話を利用して店舗に通知することを特徴としている。
【0058】
したがって、店舗において、顧客がポイント利用証明を提示した場合、これに対応するポイント利用証明発行情報と照合することができ不正使用や重複使用を防止することができる。
【0059】
(24)この発明のシステムまたは装置は、管理サーバ装置は、さらに、店舗の有する店舗端末装置と通信可能に設けられており、ポイント利用証明に対応するポイント利用証明発行情報を、店舗端末装置に送信することを特徴としている。
【0060】
したがって、店舗において、顧客がポイント利用証明を提示した場合、これに対応するポイント利用証明発行情報と照合することができ不正使用や重複使用を防止することができる。
【0061】
(25)この発明のシステムまたは装置は、顧客端末装置は、携帯電話であることを特徴としている。
【0062】
したがって、顧客は、出先において当該システムを利用することができる。
【0063】
(26)この発明のシステムまたは装置は、売上処理端末装置は、売上金額情報と共に店舗IDを管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、受信した売上金額情報および売上IDにさらに店舗IDを互いに対応づけて記録し、前記売上金額情報に基づくポイント算出において、店舗ID毎に異なる算出方法をすることを特徴としている。
【0064】
したがって、管理サーバ装置は、店舗毎にポイント管理を行うことができ、顧客は、店舗に応じたポイントを使用してサービスを受けることができる。
【0065】
(27)この発明のポイント管理方法は、店舗において売上処理を行う売上処理端末装置と、顧客の有する顧客端末装置と、前記売上処理端末装置および顧客端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置と、を備えたポイント管理方法であって、売上処理端末装置は、売上金額情報を受けて、当該売上金額情報に対応する売上IDを生成し、売上金額情報および売上IDを管理サーバ装置に送信すると共に、少なくとも売上IDを含む売上明細を出力し、管理サーバ装置は、受信した売上金額情報および売上IDを互いに対応づけて記録し、顧客端末装置は、売上処理端末装置から出力された売上明細を受けて、顧客IDおよび当該売上明細に含まれる売上IDを管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、顧客端末装置から受信した売上IDに基づいて当該売上IDに対応する売上金額情報を取得し、取得した当該売上金額情報に対応するポイントをさらに取得し、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0066】
したがって、管理サーバ装置において、顧客ID毎のポイントを電子的に一元管理することができ、顧客は、購入の際に受け取った売上明細に基づいて、顧客IDと売上IDを管理サーバ装置に送信するだけでポイントを登録することができる。
【0067】
(28)この発明のポイント管理方法は、店舗において売上処理を行う売上処理端末装置と、顧客の有する顧客端末装置と、前記売上処理端末装置および顧客端末装置と通信可能に設けられた管理サーバ装置と、を備えたポイント管理方法であって、売上処理端末装置は、売上金額情報を受けて、売上金額情報を管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、受信した売上金額情報に対応する売上IDを生成して売上処理端末装置に送信すると共に、売上金額情報と売上IDを互いに対応づけて記録し、売上処理端末装置は、前記売上IDを管理サーバ装置から受信して少なくとも売上IDを含む売上明細を出力し、顧客端末装置は、売上処理端末装置から出力された売上明細を受けて、顧客IDおよび当該売上明細に含まれる売上IDを管理サーバ装置に送信し、管理サーバ装置は、顧客端末装置から受信した売上IDに基づいて当該売上IDに対応する売上金額情報を取得し、取得した当該売上金額情報に対応するポイントをさらに取得し、受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録することを特徴としている。
【0068】
したがって、管理サーバ装置において、顧客ID毎のポイントを電子的に一元管理することができ、顧客は、購入の際に受け取った売上明細に基づいて、顧客IDと売上IDを管理サーバ装置に送信するだけでポイントを登録することができる。
【0069】
この発明において、「売上ID」とは、売上処理単位に発行されるユニークな識別符号である。
【0070】
「顧客ID」とは、顧客を識別するためのユニークな識別符号である。
【0071】
「印刷物」とは、例えば、店舗のレジ装置において発行される紙のレシートであって、売上処理についての証明もしくは確認になるものをいう。
【0072】
「引換可能なサービス情報」とは、例えば、店舗毎に設定されているサービス情報であって、ポイントと引換に受けられる割引等に関する情報をいう。
【0073】
「ポイント利用証明」とは、店舗においてサービスを受ける顧客が提示するものであって、当該サービスとの引換ができるポイントを有することの証明になるものをいう。
【0074】
「ポイント利用証明発行情報」とは、顧客にポイント利用証明を発行したことを店舗に通知するための情報をいう。店舗の担当者は、この情報と顧客の提示するポイント利用証明と照合してサービスを行う。
【0075】
【発明の実施の形態】
1.第1の実施形態
1−1.全体構成
以下、本発明における一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に、ポイント管理システムの全体構成を示す。
【0076】
この図において、顧客端末装置である携帯電話10と第2のサーバ装置であるポイント管理サーバ装置12はインターネット1を介して接続可能である。また、売上処理端末装置であるPOSレジ装置16と第1のサーバ装置であるPOS管理サーバ装置14はPOSネットワーク2を介して接続可能である。ここで、POSネットワーク2とは、専用回線または公衆回線を使用して接続される販売時点管理(Point Of Sale)システム専用のネットワークである。
【0077】
携帯電話10は、インターネットに接続可能で、ブラウザ機能部18および電子メール機能部19を備える(例えば、i−mode(登録商標)対応の)携帯電話によって実現される。
【0078】
また、POSサーバ装置14およびポイント管理サーバ装置12は、システム運営業者等のコンピュータ装置によって実現され、POSサーバ装置14は、データベース機能部17を備え、ポイント管理サーバ装置12は、データベース機能部11とウェブサーバ機能部13およびメール配信機能部15を備えている。
【0079】
さらに、POSレジ装置16は、店舗等に配置されており、レシート3を出力可能なキャッシュレジスタ装置等によって実現される。
【0080】
なお、図1において、携帯電話10およびPOSレジ装置16は、それぞれ1台しか示されていないが、実際には複数の装置が存在する。
【0081】
1−2.ハードウェア構成
図2に、POSサーバ装置14およびポイント管理サーバ装置12のハードウェア構成図を示す。これらのサーバ装置は、CPU20、メモリ21、ディスプレイ22、ハードディスク23(記憶装置)、キーボード/マウス24、通信回路25を備えている。
【0082】
なお、通信回路25は、他のコンピュータ装置との接続を行うための回路である。ハードディスク23には、ポイント管理のためのプログラム、データベース管理プログラム、メール配信プログラム等が記録されている。
【0083】
図3に、携帯電話10のハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU30、メモリ31、ディスプレイ32、入力キー33、通信回路34を備えている。
【0084】
なお、通信回路34は、他のコンピュータ装置との接続を行うための回路である。
【0085】
図4に、POSレジ装置16のハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU40、メモリ41、ディスプレイ42、通信回路43、バーコードリーダ44、キーボード45、プリンタ46、現金トレイ開閉センサ47を備えている。
【0086】
なお、通信回路43は、他のコンピュータ装置との接続を行うための回路でありる。現金トレイ開閉センサ47は、入出金する現金を保管するトレイの開閉を検出しCPUに通知するためのものである。
【0087】
1−3.会員登録
図5は、本実施形態において、ポイント管理システムを初めて利用する顧客が、会員登録を行う場合のフローチャートである。なお、図6および図7は、この場合に、携帯電話10のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0088】
まず、顧客は、携帯電話10に特定のURLを入力してポイント管理サーバ装置12にアクセスする(図5、ステップS501)。
【0089】
アクセスを受けて、ポイント管理サーバ装置12は、図6に示すような、当該ポイントサービスのトップメニュー61を携帯電話10に送信する(ステップS511)。なお、前記トップメニュー61には、「ゲスト」61A、「会員」61B、「サービスのご説明」61Cのボタンがそれぞれ表示されている。ここで、「サービスのご説明」61Cボタンを押下すると、当該ポイントサービスについての概要を説明する画面が表示される。また、「会員」61Bボタンを押下した場合については後に詳述する。
【0090】
次に、顧客が、携帯電話10で「ゲスト」61Aボタンを押下すると(ステップS502)、ポイント管理サーバ装置12は、ゲストメニュー画面62を送信する(ステップS512)。なお、前記ゲストメニュー画面62には、「加盟店一覧」62A、「お得情報」62B、「体験クーポン」62C、「会員登録」62Dのボタンがそれぞれ表示されている。ここで、「加盟店一覧」62Aボタンを押下すると、当該ポイントサービスを利用することができる加盟店情報が一覧で表示される。また、「お得情報」62Bボタンを押下した場合については後に詳述する。さらに、「体験クーポン」62Cボタンを押下した場合には、会員登録をしなくても利用できるサービスクーポン情報が表示され、これを加盟店で提示するだけで各種のサービスが受けられる。
【0091】
次に、顧客が、携帯電話10で「会員登録」62Dボタンを押下すると(ステップS503)、ポイント管理サーバ装置12は、図7に示すような会員登録画面71を送信する(ステップS513)。なお、前記会員登録画面71には、名前、住所、メールアドレス等の情報を入力するための入力欄が表示される。
【0092】
顧客が、前記入力欄に会員登録情報を入力し、「確認」ボタン75を押下してポイント管理サーバ装置12に送信すると(ステップS504)、ポイント管理サーバ装置12は、登録内容確認画面72を送信する(ステップS514)。なお、前記登録内容確認画面72は、前記会員登録画面71で顧客が入力した会員登録情報を確認するためのものである。
【0093】
さらに、顧客が、会員登録内容確認画面72において会員登録情報の内容を確認して「登録」ボタン76を押下すると(ステップS505)、ポイント管理サーバ装置12は、携帯電話10から受信した会員登録情報を会員情報データベース50に登録する(ステップS515)。なお、図8に、会員情報データベース50の例を示す。このデータベースの項目には、顧客が入力した会員登録情報に加えて、顧客を識別するためのIDおよびパスワードが登録される。
【0094】
次に、会員登録処理を終えたポイント管理サーバ装置12は、登録終了画面73を携帯電話10に送信する(ステップS516)。
【0095】
また、ポイント管理サーバ装置12は、会員登録確認メール74を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS517)。なお、本実施形態においては、前記メールアドレスは、会員登録を行っている携帯電話10の電子メールアドレスであることが望ましい。
【0096】
次に、顧客は、携帯電話10の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置12から送信された会員登録確認メール74を受信する(ステップS506)。なお、前記会員登録確認メール74には、ポイント管理サーバ装置12において自動設定されたアクセスIDおよびパスワードが表示される。ここで、アクセスIDおよびパスワードは、会員サービスを受ける場合に使用するものであるので、メールを保護保存することが望ましく、その旨を会員登録確認メール74内に明示している。
【0097】
また、前記会員登録確認メール74の下部には、当該サービスの解約処理を行うURLが記載されている。例えば、顧客がメールアドレスを誤入力したため、当該メールアドレスをもつ第三者にメールが配信されることも十分考えられるからである。
【0098】
この場合、当該第三者が、会員登録確認メール74内の解約処理を行うURLからポイント管理サーバ装置12にアクセスすると(ステップS507)、ポイント管理サーバ装置12は、この第三者の端末装置に、会員登録解約画面を送信する(ステップS518)。
【0099】
さらに、第三者が解約情報を入力してポイント管理サーバ装置12に送信すると(ステップS508)、ポイント管理サーバ装置12は、会員登録情報の削除処理を行い、会員情報データベース50に記録されている当該メールアドレスに関連する会員登録情報を削除する(ステップS519)。
【0100】
1−4.ポイントの登録
1−4−1.購入時のレシート発行
図9は、顧客が、商品を購入する場合に、POSレジ装置16とPOSサーバ装置14における売上データ登録に関する処理を示すフローチャートである。
【0101】
顧客が、商品を購入する場合、POSレジ装置16において売上処理が行われ(ステップS901)、即座にレシート3が発行される(ステップS902)。
【0102】
なお、前記売上処理において、POSレジ装置16は、売上処理単位に発行されるユニークな識別符号であるレシート番号を生成している。
【0103】
例えば、レシート3において、レシート番号「111−0001」は、店舗コード「111」と連番「0001」の組み合わせとしている。
【0104】
その後、POSレジ装置16は、通信回線を介したPOSサーバ装置14に売上データを送信する(ステップS903)。
【0105】
さらに、POSサーバ装置14は、POSレジ装置16からの売上データを受信し(ステップS911)、当該売上データを売上情報データベース90に登録する(ステップS912)。
【0106】
なお、図10に売上情報データベース90の例を示す。このデータベースには、レシート番号、加盟店ID、店舗コード、日時、POSコード、金額等の売上データが登録されている。例えばここでは、先頭の3つのデータベースレコード10A、10B、10Cに、図9のレシート3に関する情報が反映されている。
【0107】
1−4−2.携帯電話からのポイント登録
図11は、当該ポイントサービスの会員登録を行った顧客が、ポイント管理サーバ装置12にログインする場合の処理を示すフローチャートである。
【0108】
商品を購入してレシート3を受け取った顧客は、当該レシートの情報に基づいてポイントの登録を行う。顧客が、携帯電話10に特定のURLを入力してポイント管理サーバ装置12にアクセスすると(ステップS1101)、ポイント管理サーバ装置12は、図6に示す当該ポイントサービスのトップメニュー61を送信する(ステップS1111)。
【0109】
その後、顧客が、「会員」ボタン61Bを押下すると(ステップS1102)、ポイント管理サーバ装置12は、ログイン画面63を送信する(ステップS1112)。
【0110】
ここで、顧客は、会員登録の際に発行されたアクセスIDおよびパスワードをログイン画面63にて入力し、「送信」ボタン63Aを押下してポイント管理サーバ装置12に送信する(ステップS1103)。
【0111】
送信を受けて、ポイント管理サーバ装置12は、前記アクセスIDおよびパスワードが会員情報データベース50に存在するかどうかの認証処理を行い(ステップS1113)、当該ポイントサービスの会員であると判断した場合には、メンバーメニュー画面64を送信する(ステップS1114)。
【0112】
なお、当該ポイントサービスの会員であると判断できない場合には、アクセスIDおよびパスワードが間違っているためアクセスを拒否する旨を明示する画面を送信するようにしてもよい。
【0113】
また、前記メンバーメニュー画面64には、「ポイント登録/使用」64A、「加盟店一覧」64B、「お得情報」64C、「会員情報変更」64Dのボタンがそれぞれ表示されている。ここで、「加盟店一覧」64Bボタンを押下すると、当該ポイントサービスを利用することができる加盟店情報が一覧で表示される。また、「お得情報」64Cボタンを押下した場合については後に詳述する。さらに、「会員情報変更」64Dボタンを押下した場合には、会員登録で会員情報データベース50に登録した内容を変更することができる。なお、この場合は、会員登録画面71の画面の入力欄に、その時点で会員情報データベース50に登録されている会員情報が表示された状態の画面が表示され、顧客は、登録内容を修正入力することができる。
【0114】
図12は、ポイント管理サーバ装置12にログインした顧客が、ポイントを登録する場合の処理を示すフローチャートである。なお、図13は、この処理において、携帯電話10のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0115】
顧客が、携帯電話10で「ポイント登録/使用」64Aボタンを押下すると(ステップS1201)、ポイント管理サーバ装置12は、ポイント管理データベース120を検索して当該顧客が利用できる加盟店毎のポイント情報を算出する(ステップS1211)。
【0116】
なお、図15に、ポイント管理データベース120の例を示す。このデータベースには、会員ID、ポイント識別、日時、加盟店ID、レシート番号、金額、サービスカード番号、ポイント数等のデータが登録されている。
【0117】
次に、ポイント管理サーバ装置12は、ポイント登録/使用画面131を携帯電話10に送信する(ステップS1212)。この場合、前記ポイント登録/使用画面131には、顧客が、ポイントを登録または使用することのできる加盟店およびその加盟店におけるポイント数が一覧で表示される。
【0118】
なお、前記ポイントを登録または使用することのできる加盟店は、顧客の年齢等の条件に合わせて設定するようにしてもよい。例えば、顧客が未成年者の場合は、酒販店や酒類を主に扱う飲食店等の情報は表示しないようにすることもできる。
【0119】
さらに、事前に顧客が、よく利用する加盟店を加盟店一覧から選択して「お気に入り店」として登録しておき、前記ポイント登録/使用画面131に表示するようにしてもよい。
【0120】
さらに加えて、ポイント登録/使用画面131では、「次ページへ」ボタン131Bを設けているが、加盟店が増加して画面が何ページにも渡る場合には、加盟店を業種や地域等でグループ化し、階層構造を持つ画面を表示させるようにしてもよい。
【0121】
次に、顧客が、ポイント登録/使用画面131において、ポイント登録する加盟店を選択して送信すると(ステップS1202)、ポイント管理サーバ装置12は、お店メニュー画面132を送信する(ステップS1213)。例えば、ポイント登録/使用画面131において、「03)スーパーC」131Aを選択しているので、「スーパーC」に関するお店メニュー画面132が表示されている。
【0122】
なお、前記お店メニュー画面132には、「ポイント登録」132A、「ポイント使用」132B、「お店情報」132Cのボタンがそれぞれ表示されている。ここで、「ポイント使用」132B、または「お店情報」132Cボタンを押下した場合については後に詳述する。
【0123】
次に、顧客が、携帯電話10で「ポイント登録」ボタン132Aを押下すると(ステップS1203)、ポイント管理サーバ装置12は、レシート番号入力画面133を送信する(ステップS1214)。
【0124】
なお、レシート番号入力画面133には、レシート番号および金額を入力するための入力欄が表示されており、顧客は、この入力欄にレシート番号および金額を入力し、「送信」ボタン133Aを押下してポイント管理サーバ装置12に送信する(ステップS1204)。
【0125】
例えば、図9に示すスーパーCにおいて発行されたレシート3をポイント登録する場合は、レシート番号に「111−0001」、金額に「630」円をそれぞれ入力する。
【0126】
なお、レシート3を発行する代わりに、例えば、Bluetooth(登録商標)、IRDAまたはケーブル接続等の無線または有線による通信手段を使用して、POSレジ装置16から携帯電話10にレシート3の内容と同様の売上明細データを送信するようにしてもよい。
【0127】
この場合、顧客は、携帯電話10にレシート番号を入力せずに、レシート番号および金額を送信することができる。
【0128】
次に、送信を受けて、ポイント管理サーバ装置12は、レシート番号を検索キーにして、売上情報データベース90から同じレシート番号をもつ売上データベースレコードを抽出する(ステップS1215)。さらに、抽出した売上データベースレコードの金額を合計してレシート単位の税込み金額を算出する。
【0129】
ここで、ポイント管理サーバ装置12は、前記税込み金額と携帯電話10から送信された金額とを照合し、合致した場合にのみポイントを算出するようにしている。なぜなら、レシート番号のみでポイントを算出するようにすると、でたらめなレシート番号を送信した場合であっても、ポイントを与えてしまうからである。
【0130】
なお、ポイントの算出は、ポイントルールデータベース121に基づいて、以下のように行われる。
【0131】
図14に、ポイントルールデータベース121の例を示す。このデータベースには、加盟店ID、算定ルール名、条件、ポイント算出式、設定期間等のデータが登録されている。
【0132】
ポイント管理サーバ装置12は、抽出した売上データベースレコードの加盟店IDおよびPOSコードを検索キーにして、ポイントルールデータベース121からポイント算出式を抽出しポイントの算出を行う(ステップS1216)。
【0133】
なお、ポイントルールデータベース121の項目に「設定期間」を設けておき、売上データの日時も考慮してポイント算出式を抽出するようにしてもよい。
【0134】
例えば、レシート番号「111−0001」のポイントを算出する場合、まず、図10の売上情報データベース90の10Aのレコードについて考えると、加盟店IDが「00001」、POSコードが「011」、金額が「100」円である。
【0135】
これに対し、図14に示すポイントルールデータベース121の14Aのレコードより、加盟店ID「00001」、POSコード(ALL)の場合のポイント算出式は「金額*0.10」が適用され、10Aのレコードのポイントは、「100*0.10」で10ポイントとなる。
【0136】
同様に10Bのレコードについて計算すると、POSコードが「091」、金額が「200」円であるが、ポイントルールデータベース121の14Bのレコードより、POSコードが「091」〜「098」の場合は、フェア対象品のポイント算出式「金額*0.20」が適用され、「200*0.20」で40ポイントとなる。
【0137】
さらに、10Cのレコードのポイントは、ポイントルールデータベース121の14Cのレコードより、POSコードが「099」の場合は特売品のポイント算出式「金額*0.00」が適用され、「300*0.00」で0ポイントとなる。
【0138】
したがって、レシート番号「111−0001」のポイント合計は、50ポイントとなる。
【0139】
次に、ポイント管理サーバ装置12は、算出したポイント合計をポイント管理データベース120に登録する(ステップS1217)。
【0140】
なお、図15に、ポイント管理データベース120の例を示す。このデータベースには、会員ID、ポイント識別、日時、加盟店ID、レシート番号、サービスカード番号、ポイント数等のデータが登録されている。
【0141】
そして、ポイント登録処理を終えたポイント管理サーバ装置12は、登録終了画面134を携帯電話10に送信する(ステップS1218)。
【0142】
さらに、ポイント管理サーバ装置12は、会員登録確認メール135を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS1219)。
【0143】
次に、顧客は、携帯電話10の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置12から送信されたポイント登録確認メール135を受信する(ステップS1205)。なお、前記ポイント登録確認メール135には、売上情報、今回登録した「登録ポイント数」に加えて、ポイント管理データベース120において管理されているポイント数を集計した「現在のポイント数」が表示される。
【0144】
なお、上記実施形態においては、顧客がポイント登録を行うときにポイントを算出するようにしているが、POSレジ装置16が売上データ登録を行うときに予めポイントを算出し記録しておき、それをポイント登録するようにしてもよい。
【0145】
1−5.ポイントの使用
図16は、ポイント管理サーバ装置12にポイントを登録した顧客が、ポイントを使用する場合の処理を示すフローチャートである。なお、図17は、この処理において、携帯電話10のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0146】
この場合、まず顧客は、ポイント管理サーバ装置12にアクセスし、図6に示すログイン画面63にアクセスIDおよびパスワードを入力してメンバーメニュー画面64を携帯電話10のディスプレイ32に表示させる。
【0147】
ここで、顧客が、携帯電話10で「ポイント登録/使用」64Aボタンを押下すると(ステップS1601)、ポイント管理サーバ装置12は、ポイント管理データベース120を検索して当該顧客が利用できる加盟店毎のポイント情報を算出する(ステップS1611)。即ち、ポイント管理データベース120から当該顧客の会員IDのレコードをすべて抽出し、ポイント識別を考慮して加盟店ID毎にポイント数を算出する。
【0148】
次に、ポイント管理サーバ装置12は、ポイント登録/使用画面171を携帯電話10に送信する(ステップS1612)。この場合、前記ポイント登録/使用画面171には、顧客が、ポイントを登録または使用することのできる加盟店およびその加盟店におけるポイント数が一覧で表示される。
【0149】
そして、顧客が、ポイント登録/使用画面171において、ポイント登録する加盟店を選択して送信すると(ステップS1602)、ポイント管理サーバ装置12は、当該加盟店のお店メニュー画面172を送信する(ステップS1613)。例えば、ポイント登録/使用画面171において、「01)ファミレスA」171Aを選択しているので、「ファミレスA」に関するお店メニュー画面172が表示されている。
【0150】
さらに、顧客が、携帯電話10で「ポイント使用」ボタン172Aを押下すると(ステップS1603)、ポイント管理サーバ装置12は、サービスカードデータベース160を検索して、当該加盟店のサービスカード情報を抽出し(ステップS1614)、サービスカード一覧画面173を送信する(ステップS1615)。
【0151】
ここで、図18に、サービスカードデータベース160の例を示す。このデータベースには、加盟店ID、サービスカード名、対象店舗、使用ポイント、設定期間等のデータが登録されている。
【0152】
なお、前記サービスカード一覧画面173には、顧客のポイント数と引換可能なサービスカード名およびその引換ポイント数が一覧で表示される。
【0153】
また、顧客が、前記サービスカード一覧画面173からサービスカード名を選択して送信すると(ステップS1604)、当該サービスカードの詳細情報が表示されているサービスカード画面174が送信される(ステップS1616)。
【0154】
さらに、前記サービスカード画面174において、サービス内容を確認し当該サービスを希望する顧客が、「カード使用」ボタンを押下すると(ステップS1605)、ポイント管理サーバ装置12は、顧客にカードの使用を確認するための確認画面175を送信する(ステップS1617)。
【0155】
ここで、顧客が「使用する」ボタンを押下すると(ステップS1606)、ポイント管理サーバ装置12は、ポイント管理データベース120にポイント使用のレコードを書き込み(ステップS1618)、カード発券の終了を知らせる画面176を送信する(ステップS1619)。
【0156】
さらに、ポイント管理サーバ装置12は、サービスカードメール177を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS1620)。
【0157】
次に、顧客は、携帯電話10の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置12から送信されたサービスカードメール177を受信する(ステップS1607)。なお、前記サービスカードメール177には、サービスカード番号、加盟店名、サービス内容、使用期限、使用ポイント数、残りポイント数、会員名、性別、年齢等が表示されている。
【0158】
前記サービスカードメール177を受信した顧客が、加盟店においてサービスを受ける場合には、サービスカードメール177を加盟店のレジで提示する。また、レジでは提示されたサービスカードメール177のカード番号や使用期限等を確認し、それに応じたサービスを行う。
【0159】
なお、サービスカードメール177を提示する代わりに、例えば、Bluetooth(登録商標)、IRDAまたはケーブル接続等の無線または有線による通信手段を使用して、携帯電話10からPOSレジ装置16にサービスカードメール177のデータを送信するようにしてもよい。
【0160】
さらに、ポイント管理サーバ装置12は、前記サービスカードメール177の内容をバーコード化して携帯電話10に送信しておき、POSレジ装置に設置されているバーコードリーダ44を使用して、携帯電話10に表示されたバーコードを直接読み取るようにしてもよい。
【0161】
なお、この場合には、ポイント管理データベース120に、顧客がサービスカードを利用したかどうかを示すフラグを設定しておき、サービスカード番号をキーにして、POSレジ装置16からポイント管理サーバ装置12のポイント管理データベース120のフラグを自動更新するようにしてもよい。つまり、このフラグを参照することにより、顧客がサービスカードを複数回使用することを制限することができる。
【0162】
1−6.加盟店によるメンテナンス
図19は、加盟店が、ポイント管理サーバ装置12にアクセスして、ポイントルールやサービスカード等の情報をメンテナンスする場合のフローチャートである。即ち、加盟店は、独自のポイントルールやサービスカードを設定でき、必要に応じて、それらを追加したり変更したりすることができる。
【0163】
なお、図20は、この処理において、加盟店端末装置のディスプレイに表示される画面の例である。また、前記加盟店端末装置は、インターネットに接続可能であって、ブラウザがインストールされたコンピュータであればよい。さらに、このコンピュータのハードウェア構成は、図2と同じである。
【0164】
まず、加盟店端末装置からポイント管理サーバ装置12にアクセスすると(ステップS1901)、ポイント管理サーバ装置12は、加盟店向けのログイン画面201を送信する(ステップS1911)。
【0165】
ここで、加盟店の担当者は、当該システムの運営業者から予め発行されたアクセスIDおよびパスワードをログイン画面201にて入力し、「ログイン」ボタン201Aを押下してポイント管理サーバ装置12に送信する(ステップS1902)。
【0166】
送信を受けて、ポイント管理サーバ装置12は、前記アクセスIDおよびパスワードが加盟店データベース190に存在するかどうかの認証処理を行い(ステップS1912)、当該ポイントサービスの加盟店であると判断した場合には、加盟店メンテナンス画面202を送信する(ステップS1913)。
【0167】
なお、図21のAに、加盟店データベース190の例を示す。このデータベースの項目には、加盟店を識別するための加盟店IDおよびパスワード等が登録されている。
【0168】
ここで、前記加盟店メンテナンス画面202には、「ポイントルール編集」202A、「ポイント発行/利用状況確認」202B、「コンテンツ作成/編集」202Cのボタンがそれぞれ表示されている。
【0169】
そして、「ポイントルール編集」202Aボタンを押下すると(ステップS1903)、ポイントルール編集画面203が送信され(ステップS1914)、この画面では、算定ルール名毎にポイント算出式の設定(追加、編集、削除)を行うことができる(ステップS1904)。さらに、前記設定に関する情報は、ポイント管理サーバ装置12において、ポイントルールデータベース121に反映される(ステップS1915)。
【0170】
また、ポイントルール編集画面203の「サービスカード」203Aボタンを押下すると(ステップS1905)、サービスカード編集画面204が送信され(ステップS1916)、この画面では、サービスカード名毎に使用ポイントの設定(追加、編集、削除)を行うことができる(ステップS1906)。さらに、前記設定に関する情報は、ポイント管理サーバ装置12において、サービスカードデータベースに反映される(ステップS1917)。
【0171】
また、加盟店メンテナンス画面202において、「ポイント発行/利用状況確認」202Bボタンを押下した場合には、図22に示すポイント発行利用状況確認画面221が表示される。
【0172】
ここで、前記ポイント発行利用状況確認画面221には、「店舗別/全店舗発行利用状況」221Aボタンおよび「会員別発行利用状況」221Bボタンが表示され、それぞれのボタンを押下した場合には、店舗別/全店舗発行利用状況画面222および会員別発行利用状況画面223が表示される。
【0173】
次に、加盟店メンテナンス画面202において、「コンテンツ作成/編集」202Cボタンを押下した場合には、図23に示すコンテンツ作成/編集画面231が表示される。
【0174】
ここで、前記コンテンツ作成/編集画面231には、「お店情報編集」231Aボタン、「お得情報編集」231Bボタン、「ダイレクトメール編集」231Cボタンが表示される。
【0175】
なお、「お店情報編集」231Aボタンおよび「お得情報編集」231Bボタンを押下した場合には、お店情報編集画面232およびお得情報編集画面233が、加盟店端末装置に送信される。
【0176】
例えば、加盟店は、「お店情報」に、加盟店紹介や加盟店の場所などの情報を登録することができる。また、「お得情報」に、タイムサービス情報等を登録することができる。
【0177】
また、ここで編集された内容が、ゲストメニュー62、メンバーメニュー64、お店メニュー132等の「お店情報」または「お得情報」のボタンを押下したときに携帯電話10に表示される内容となる。
【0178】
さらに、「ダイレクトメール編集」231Cボタンを押下した場合には、ダイレクトメール編集画面234が、加盟店端末装置に送信される。
【0179】
例えば、加盟店が、前記画面でキャンペーン情報等を登録した場合、その情報を当該サービスの会員全員に電子メールで送信するように設定することができる。
【0180】
なお、「お店情報」、「お得情報」、「ダイレクトメール」のデータは、加盟店別コンテンツ管理データベースにおいて、管理している。
【0181】
図24に、加盟店別コンテンツ管理データベースの例を示す。このデータベースには、加盟店ID、お店情報ファイル名、お得情報ファイル名、ダイレクトメールファイル名等のデータが登録されている。
【0182】
2.第2の実施形態
第1の実施形態においては、ポイント利用証明であるサービスカードを、加盟店毎に発行したが、加盟店の支店が複数存在する場合等には、サービスカードを利用する店舗を予め指定するようにしてもよい。例えば、サービスカードが発行されたことを事前に店舗側に通知しておくことで、店舗では、サービスカードの利用チェックができる。すなわち、サービスカードの不正使用や二重使用を防ぐことができる。本実施形態においては、ファクシミリを使用して、店舗にサービスカード発行情報を通知する。
【0183】
2−1.全体構成
第2の実施形態におけるポイント管理システムの全体構成は、図25に示すようになる。
【0184】
この図において、顧客端末装置である携帯電話251と第2のサーバ装置であるポイント管理サーバ装置252はインターネット1を介して接続可能である。また、売上処理端末装置であるPOSレジ装置253と第1のサーバ装置であるPOS管理サーバ装置254は、LANまたはPOSネットワーク等を介して接続可能である。さらに、ポイント管理サーバ装置252とPOS管理サーバ装置254とは、専用線等で接続可能である。さらに加えて、ポイント管理サーバ装置252とファクシミリ255とは、公衆回線等で接続可能である。
【0185】
携帯電話251は、インターネットに接続可能で、ブラウザ機能部251Aおよび電子メール機能部251Bを備える(例えば、i−mode(登録商標)対応の)携帯電話によって実現される。
【0186】
また、ポイント管理サーバ装置252は、システム運営業者等のコンピュータ装置によって実現され、データベース機能部252Aとウェブサーバ機能部252Bおよびメール配信機能部252Cを備えている。
【0187】
さらに、POS管理サーバ装置254は、店舗または店舗の拠点等に配置されるコンピュータ装置であり、データベース機能部254Aを備えている。
【0188】
さらに、POSレジ装置253は、店舗等に配置されており、レシート3を出力可能なキャッシュレジスタ装置等によって実現される。
【0189】
なお、図25において、携帯電話251およびPOSレジ装置253は、それぞれ1台しか示されていないが、実際には複数の装置が存在する。
【0190】
2−2.ハードウェア構成
携帯電話251、ポイント管理サーバ装置252、POSレジ装置253およびPOS管理サーバ装置254のハードウェア構成は、第1の実施形態の図2〜4と同様である。
【0191】
2−3.会員登録およびポイントの登録
第1の実施形態と同様である。
【0192】
2−4.ポイントの使用
図26は、ポイント管理サーバ装置252にポイントを登録した顧客が、ポイントを使用する場合の処理を示すフローチャートである。なお、図27は、この処理において、携帯電話251のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0193】
この場合、まず顧客は、ポイント管理サーバ装置252にアクセスし、図6に示すログイン画面63にアクセスIDおよびパスワードを入力してメンバーメニュー画面64を携帯電話251のディスプレイ32に表示させる。
【0194】
ここで、顧客が、携帯電話251で「ポイント登録/使用」64Aボタンを押下すると(ステップS2601)、ポイント管理サーバ装置252は、ポイント管理データベース120を検索して当該顧客が利用できる加盟店毎のポイント情報を算出する(ステップS2611)。即ち、ポイント管理データベース120から当該顧客の会員IDのレコードをすべて抽出し、ポイント識別を考慮して加盟店ID毎にポイント数を算出する。
【0195】
次に、ポイント管理サーバ装置252は、ポイント登録/使用画面271を携帯電話251に送信する(ステップS2612)。この場合、前記ポイント登録/使用画面271には、顧客が、ポイントを登録または使用することのできる加盟店およびその加盟店におけるポイント数が一覧で表示される。
【0196】
そして、顧客が、ポイント登録/使用画面271において、ポイント登録する加盟店を選択して送信すると(ステップS2602)、ポイント管理サーバ装置252は、当該加盟店のお店メニュー画面272を送信する(ステップS2613)。例えば、ポイント登録/使用画面271において、「01)ファミレスA」271Aを選択しているので、「ファミレスA」に関するお店メニュー画面272が表示されている。
【0197】
さらに、顧客が、携帯電話251で「ポイント使用」ボタン272Aを押下すると(ステップS2603)、ポイント管理サーバ装置252は、サービスカードデータベース260を検索して、当該加盟店のサービスカード情報を抽出し(ステップS2614)、サービスカード一覧画面273を送信する(ステップS2615)。
【0198】
ここで、図18に、サービスカードデータベース160の例を示す。このデータベースには、加盟店ID、サービスカード名、対象店舗、使用ポイント、設定期間等のデータが登録されている。
【0199】
なお、前記サービスカード一覧画面273には、顧客のポイント数と引換可能なサービスカード名およびその引換ポイント数が一覧で表示される。
【0200】
また、顧客が、前記サービスカード一覧画面273からサービスカード名を選択して送信すると(ステップS2604)、当該サービスカードの詳細情報が表示されているサービスカード画面274が送信される(ステップS2616)。
【0201】
さらに、前記サービスカード画面274において、サービス内容を確認し当該サービスを希望する顧客が、「カード使用」ボタンを押下すると(ステップS2605)、ポイント管理サーバ装置252は、選択されたサービスカードが利用できる対象店舗をサービスカードデータベース160および店舗データベース260から抽出して利用店選択画面275を生成し送信する(ステップS2617)。
【0202】
次に、顧客が、前記利用店選択画面275から利用店舗名を選択して送信すると(ステップS2606)、ポイント管理サーバ装置252は、顧客にカードの使用を確認するための確認画面275を送信する(ステップS2618)。
【0203】
ここで、顧客が「使用する」ボタンを押下すると(ステップS2607)、ポイント管理サーバ装置252は、ポイント管理データベース120にポイント使用のレコードを書き込み(ステップS2619)、カード発券の終了を知らせる画面276を送信する(ステップS2620)。
【0204】
さらに、ポイント管理サーバ装置252は、サービスカードメール278を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS2621)。
【0205】
次に、顧客は、携帯電話251の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置252から送信されたサービスカードメール278を受信する(ステップS2608)。なお、前記サービスカードメール278には、サービスカード番号、加盟店名、サービス内容、使用期限、使用ポイント数、残りポイント数、会員名、性別、年齢等が表示されている。
【0206】
また、ポイント管理サーバ装置252は、前記サービスカードメール278が発行された旨を加盟店に通知するため、サービスカード発券情報を生成し店舗のファクシミリに送信する(ステップS2622)。なお、図28に前記サービスカードメール278に対応するサービスカード発券情報を示す。
【0207】
前記サービスカードメール278を受信した顧客が、加盟店においてサービスを受ける場合には、サービスカードメール278を加盟店のレジで提示する。また、レジでは提示されたサービスカードメール278のカード番号とファクシミリで送信されたサービスカード発券情報のカード番号を照合してサービスカードメール278の確認を行い、それに応じたサービスを行う。
【0208】
なお、サービスカードメール278を提示する代わりに、例えば、Bluetooth(登録商標)、IRDAまたはケーブル接続等の無線または有線による通信手段を使用して、携帯電話251からPOSレジ装置253にサービスカードメール278のデータを送信するようにしてもよい。
【0209】
さらに、ポイント管理サーバ装置252は、前記サービスカードメール278の内容をバーコード化して携帯電話251に送信しておき、POSレジ装置に設置されているバーコードリーダ44を使用して、携帯電話251に表示されたバーコードを直接読み取るようにしてもよい。
【0210】
なお、この場合には、ポイント管理データベース120に、顧客がサービスカードを利用したかどうかを示すフラグを設定しておき、サービスカード番号をキーにして、POSレジ装置253からポイント管理サーバ装置252のポイント管理データベース120のフラグを自動更新するようにしてもよい。つまり、このフラグを参照することにより、顧客がサービスカードを複数回使用することを制限することができる。
【0211】
また、ファクシミリの代わりに、ポイント管理サーバ装置から加盟店端末装置に電子メールを送信するようにしてもよい。なお、この場合、加盟店端末装置は、インターネットに接続可能であって、電子メールソフトウェアがインストールされたコンピュータであればよい。
【0212】
さらに、ファクシミリの代わりに、ポイント管理サーバ装置から加盟店の加入電話に電話を掛けるようにしてもよい。なお、この場合、サービスカード発券情報は合成音声などによって出力される。加盟店では、合成音声を録音するかメモを取っておくことによって、顧客の提示するサービスカードと照合することができる。
【0213】
3.第3の実施形態
第2の実施形態においては、ファクシミリを使用して、店舗にサービスカード発行情報を通知したが、店舗端末装置を利用するようにしてもよい。例えば、ポイント管理サーバ装置に常時接続できる通信環境を備えた店舗端末装置を利用することによって、常に最新のサービスカード発行情報を表示させることができる。
【0214】
3−1.全体構成
第3の実施形態におけるポイント管理システムの全体構成は、図29に示すようになる。
【0215】
この図において、顧客端末装置である携帯電話291と第2のサーバ装置であるポイント管理サーバ装置292はインターネット1を介して接続可能である。また、売上処理端末装置であるPOSレジ装置293と第1のサーバ装置であるPOS管理サーバ装置294は、LANまたはPOSネットワーク等を介して接続可能である。さらに、ポイント管理サーバ装置292とPOS管理サーバ装置294とは、専用線等で接続可能である。さらに加えて、ポイント管理サーバ装置292と加盟店端末装置295とは、専用線等で接続可能である。
【0216】
携帯電話291は、インターネットに接続可能で、ブラウザ機能部291Aおよび電子メール機能部291Bを備える(例えば、i−mode(登録商標)対応の)携帯電話によって実現される。
【0217】
また、ポイント管理サーバ装置292は、システム運営業者等のコンピュータ装置によって実現され、データベース機能部292Aとウェブサーバ機能部292Bおよびメール配信機能部292Cを備えている。
【0218】
さらに、POS管理サーバ装置294は、店舗または店舗の拠点等に配置されるコンピュータ装置であり、データベース機能部294Aを備えている。
【0219】
さらに、POSレジ装置293は、店舗等に配置されており、レシート3を出力可能なキャッシュレジスタ装置等によって実現される。
【0220】
なお、図29において、携帯電話291およびPOSレジ装置293は、それぞれ1台しか示されていないが、実際には複数の装置が存在する。
【0221】
3−2.ハードウェア構成
携帯電話291、ポイント管理サーバ装置292、POSレジ装置293およびPOS管理サーバ装置294のハードウェア構成は、第1の実施形態の図2〜4と同様である。なお、加盟店端末装置295のハードウェア構成は、図2と同様である。
【0222】
3−3.会員登録およびポイントの登録
第1の実施形態と同様である。
【0223】
3−4.ポイントの使用
図30は、ポイント管理サーバ装置292にポイントを登録した顧客が、ポイントを使用する場合の処理を示すフローチャートである。なお、図27は、この処理において、携帯電話291のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0224】
この場合、まず顧客は、ポイント管理サーバ装置292にアクセスし、図6に示すログイン画面63にアクセスIDおよびパスワードを入力してメンバーメニュー画面64を携帯電話291のディスプレイ32に表示させる。
【0225】
ここで、顧客が、携帯電話291で「ポイント登録/使用」64Aボタンを押下すると(ステップS3001)、ポイント管理サーバ装置292は、ポイント管理データベース120を検索して当該顧客が利用できる加盟店毎のポイント情報を算出する(ステップS3011)。即ち、ポイント管理データベース120から当該顧客の会員IDのレコードをすべて抽出し、ポイント識別を考慮して加盟店ID毎にポイント数を算出する。
【0226】
次に、ポイント管理サーバ装置292は、ポイント登録/使用画面271を携帯電話291に送信する(ステップS3012)。この場合、前記ポイント登録/使用画面271には、顧客が、ポイントを登録または使用することのできる加盟店およびその加盟店におけるポイント数が一覧で表示される。
【0227】
そして、顧客が、ポイント登録/使用画面271において、ポイント登録する加盟店を選択して送信すると(ステップS3002)、ポイント管理サーバ装置292は、当該加盟店のお店メニュー画面272を送信する(ステップS3013)。例えば、ポイント登録/使用画面271において、「01)ファミレスA」271Aを選択しているので、「ファミレスA」に関するお店メニュー画面272が表示されている。
【0228】
さらに、顧客が、携帯電話291で「ポイント使用」ボタン272Aを押下すると(ステップS3003)、ポイント管理サーバ装置292は、サービスカードデータベース260を検索して、当該加盟店のサービスカード情報を抽出し(ステップS3014)、サービスカード一覧画面273を送信する(ステップS3015)。
【0229】
ここで、図18に、サービスカードデータベース160の例を示す。このデータベースには、加盟店ID、サービスカード名、対象店舗、使用ポイント、設定期間等のデータが登録されている。
【0230】
なお、前記サービスカード一覧画面273には、顧客のポイント数と引換可能なサービスカード名およびその引換ポイント数が一覧で表示される。
【0231】
また、顧客が、前記サービスカード一覧画面273からサービスカード名を選択して送信すると(ステップS3004)、当該サービスカードの詳細情報が表示されているサービスカード画面274が送信される(ステップS3016)。
【0232】
さらに、前記サービスカード画面274において、サービス内容を確認し当該サービスを希望する顧客が、「カード使用」ボタンを押下すると(ステップS3005)、選択されたサービスカードが利用できる対象店舗をサービスカードデータベース160および店舗データベース260から抽出して利用店選択画面275を生成し送信する(ステップS3017)。
【0233】
次に、顧客が、前記利用店選択画面275から利用店舗名を選択して送信すると(ステップS3006)、ポイント管理サーバ装置252は、顧客にカードの使用を確認するための確認画面275を送信する(ステップS3018)。
【0234】
ここで、顧客が「使用する」ボタンを押下すると(ステップS3007)、ポイント管理サーバ装置292は、ポイント管理データベース120にポイント使用のレコードを書き込み(ステップS3019)、カード発券の終了を知らせる画面276を送信する(ステップS3020)。
【0235】
さらに、ポイント管理サーバ装置292は、サービスカードメール278を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS3021)。
【0236】
次に、顧客は、携帯電話291の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置292から送信されたサービスカードメール278を受信する(ステップS3008)。なお、前記サービスカードメール278には、サービスカード番号、加盟店名、サービス内容、使用期限、使用ポイント数、残りポイント数、会員名、性別、年齢等が表示されている。
【0237】
一方、加盟店においては、POSレジ装置293とともに加盟店端末装置295が設置されている。加盟店端末装置295の画面には、図31に示すようなサービスカード発券一覧画面312が表示されているものとする。なお、前記サービスカード発券一覧画面312は、ポイント発行/利用状況確認画面311内の「サービスカード発券一覧」ボタン311Aをクリックすることで表示することができる。
【0238】
例えば、前記サービスカードメール278を受信した顧客が、加盟店においてサービスを受ける場合には、まず、サービスカードメール278を加盟店のレジで提示する。また、レジでは提示されたサービスカードメール278のカード番号と前記加盟店端末装置295のサービスカード発券一覧画面312に表示されているカード番号を照合してサービスカードメール278の確認を行い、それに応じたサービスを行う。
【0239】
さらに、サービスを行った後は、加盟店端末装置295のサービスカード発券一覧画面312のチェックボックス312Aをクリックし、対象カードを「使用済み」に更新しておく。なお、前記加盟店端末装置295のサービスカード発券一覧画面312は、定期的に最新情報に自動更新するように設定しておくとよい。
【0240】
また、上記実施形態では、1つの加盟店において1台のPOSレジ装置293と1台の前記加盟店端末装置295を構成しているが、POSレジ装置293および加盟店端末装置295をそれぞれ複数台で構成するようにしてもよい。
【0241】
さらに、上記実施形態では、ポイント管理サーバ装置292と加盟店端末装置295を専用線で接続可能としているが、インターネットを使用してもよい。
【0242】
なお、サービスカードメール278を提示する代わりに、例えば、Bluetooth(登録商標)、IRDAまたはケーブル接続等の無線または有線による通信手段を使用して、携帯電話291からPOSレジ装置293にサービスカードメール278のデータを送信するようにしてもよい。
【0243】
さらに、ポイント管理サーバ装置292は、前記サービスカードメール278の内容をバーコード化して携帯電話291に送信しておき、POSレジ装置に設置されているバーコードリーダ44を使用して、携帯電話291に表示されたバーコードを直接読み取るようにしてもよい。
【0244】
4.第4の実施形態
上記の実施形態においては、POSレジ装置から発行された売上明細であるレシート上に売上IDを印刷することにより、顧客に対して売上IDを出力するようにしているが、ポイント管理サーバ装置が、そのIDの存在を確認できればレシート以外のものに印刷してもよい。また、売上時に生成された売上IDに基づいてポイントを付与しているが、予め生成された識別IDに基づいてポイントを付与してもよい。
【0245】
本実施形態では、家電製品等を購入した顧客に対してポイントを与えるポイントサービスについて説明する。
【0246】
例えば、店舗等において販売される家電製品の一つ一つには、製造番号またはシリアル番号が与えられており、当該番号が製品や保証書等に表示されている。顧客は、購入した家電製品の製造番号等をポイント管理サーバ装置に送信することにより、所定のポイントを取得することができる。また、家電製品のメーカーは、ポイント管理サーバ装置に問い合わせを行い、自社のどの製品がどの顧客に購入されたかという情報を取得することができる。
【0247】
4−1.全体構成
第4の実施形態におけるポイント管理システムの全体構成を、図32に示す。この図において、顧客端末装置である携帯電話321と第2のサーバ装置であるポイント管理サーバ装置322は、インターネット1を介して接続可能である。また、ポイント管理サーバ装置322と第1のサーバ装置である番号管理サーバ装置323とは、専用線またはネットワーク等を介して接続可能である。
【0248】
携帯電話321は、インターネットに接続可能であって、ブラウザ機能部321Aおよび電子メール機能部321Bを備える(例えば、i−mode(登録商標)対応の)携帯電話によって実現される。
【0249】
また、ポイント管理サーバ装置322は、システム運営業者等のコンピュータ装置によって実現され、データベース機能部322Aとウェブサーバ機能部322Bおよびメール配信機能部322Cを備えている。
【0250】
さらに、番号管理サーバ装置323は、家電製品325を製造するメーカー等に設置されており、家電製品に添付される保証書の製造番号等の管理を行うコンピュータ装置であって、データベース機能部323Aを備えている。
【0251】
例えば、メーカーにて製造された家電製品325は、製造番号が印刷された保証書326が添付されて、販売店等へ出荷される。この時に、保証書326に印刷されている製造番号が、番号管理サーバ装置323に登録されている。
【0252】
4−2.ハードウェア構成
携帯電話321のハードウェア構成は、第1の実施形態の図3と同様である。また、ポイント管理サーバ装置322のハードウェア構成は、第1の実施形態の図2と同様である。
【0253】
図2aに、番号管理サーバ装置323のハードウェア構成図を示す。この装置は、CPU920、メモリ921、ディスプレイ922、ハードディスク923、キーボード/マウス924、通信回路925、プリンタ926を備えている。
【0254】
なお、プリンタ926は、保証書326に製造番号を印刷するための装置であるが、番号管理サーバ装置323から製造番号データを受けた他の装置によって、印刷を行うようにしてもよい。
【0255】
4−3.会員登録
第1の実施形態と同様である。
【0256】
4−4.ポイントの登録
店舗324等において家電製品325を購入した顧客は、当該家電製品325に添付されている保証書326を確認する。保証書326には、家電製品の製造番号が印刷されており、この製造番号は、メーカーに設置された番号管理サーバ装置323のデータベース機能部323Aにおいて製品情報とともに管理されている。
【0257】
4−4−1.保証書の作成
図33aに保証書326の作成におけるフローチャートを示す。番号管理サーバ装置323は、生産管理システム等から製造情報を受信する(ステップS3301)。製造情報を受けて、番号管理サーバ装置323は、例えば製造ロット番号や製造時期等の製造情報に基づいた製造番号を生成する(ステップS3302)。
【0258】
生成された製造番号は、製造番号管理データベース342に登録される(ステップS3303)。図33に製造番号管理データベース342の例を示す。このデータベースには、製造番号、製品名、型番、価格、販売済等のデータが登録される。
【0259】
さらに、番号管理サーバ装置323は生成した製造番号を所定の保証書用紙に印刷し、保証書326として出力する(ステップS3304)。例えば、図33のデータベースレコード331の家電製品の場合、図33aに示す保証書326が出力される。この保証書326には、製造番号、製品名、型番等の情報が印刷される。なお、出力された保証書326は、製造された家電製品と同時梱包されて出荷される。
【0260】
4−4−2.携帯電話からのポイント登録
本実施形態では、家電製品の保証書等に印刷された製造番号に基づいて、顧客にポイントを与えるポイントサービスを説明するが、ポイント管理サーバ装置332にログインする処理は、第1の実施形態と同様である。すなわち、図11に示すフローチャートと同様の処理で、顧客はポイント管理サーバ装置322にログインを行う。
【0261】
図34は、ポイント管理サーバ装置322にログインした顧客が、ポイントを登録する場合の処理を示すフローチャートである。なお、図35は、この処理において、携帯電話321のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0262】
ログイン後のメンバーメニュー画面64(図6)において、顧客が「ポイント登録/使用」64Aボタンを押下すると(ステップS3401)、ポイント管理サーバ装置322は、ポイント管理データベース341を検索して当該顧客が利用できるメーカー毎のポイント情報を算出する(ステップS3411)。
【0263】
なお、図36に、前記ポイント管理データベース341の例を示す。このデータベースには、会員ID、ポイント識別、日時、メーカーID、製造番号、サービスカード番号、ポイント数等のデータが登録されている。
【0264】
次に、ポイント管理サーバ装置322は、ポイント登録/使用画面351を携帯電話321に送信する(ステップS3412)。この場合、前記ポイント登録/使用画面351には、顧客が、ポイントを登録または使用することのできるメーカーおよびそのメーカーにおけるポイント数が一覧で表示される。例えば、「03)N電器産業」のポイント数は「3000ポイント」である。
【0265】
次に、顧客が、ポイント登録/使用画面351において、購入した家電製品を製造したメーカー名を選択して送信すると(ステップS3402)、ポイント管理サーバ装置322は、メーカーメニュー画面352を送信する(ステップS3413)。例えば、ポイント登録/使用画面351において、「03)N電器産業」351Aを選択しているので、「N電器産業」に関するメーカーメニュー画面352が表示されている。
【0266】
なお、前記メーカーメニュー画面352には、「ポイント登録」352A、「ポイント使用」352B、「メーカー情報」352Cのボタンがそれぞれ表示されている。
【0267】
次に、顧客が、「ポイント登録」ボタン352Aを押下すると(ステップS3403)、ポイント管理サーバ装置322は、製造番号入力画面353を送信する(ステップS3414)。
【0268】
なお、製造番号入力画面353には、製造番号を入力するための入力欄353Bが表示されており、顧客はこの入力欄353Bに製造番号を入力し、「送信」ボタン353Aを押下してポイント管理サーバ装置322に送信する(ステップS3404)。
【0269】
例えば、図33aに示す保証書326に印刷されている製造番号を使用してポイント登録する場合は、製造番号である「ABC−12345」を入力欄353に入力する。なお、製造番号がバーコードとして保証書に印刷されている場合には、バーコードスキャナ等を使用して入力してもよい。
【0270】
なお、保証書の製造番号を入力する代わりに、例えば、Bluetooth(登録商標)、IRDAまたはケーブル接続等の無線または有線による通信手段を使用して、家電製品325から携帯電話321に製造番号データを送信するようにしてもよい。
【0271】
送信を受けて、ポイント管理サーバ装置322は、製造番号を検索キーにして、製造番号管理データベース342から同じ製造番号をもつデータベースレコードを抽出する(ステップS3415)。この時、抽出した製造番号管理データベース342のデータベースレコードの「販売済」が「NO」ならば、価格等の情報からポイントを算出する(ステップS3416)。
【0272】
例えば、製造番号に「ABC−12345」が入力された場合、製造番号管理データベース342のデータベースレコード331が抽出され、販売済が「NO」であるので、ポイントの算出が行われる。なお、ポイントの算出は、価格に0.01を乗じた値としている。したがって、製造番号「ABC−12345」のポイントは、580ポイントとなる。
【0273】
なお、上記では価格に0.01を乗じてポイントを算出しているが、メーカー毎にポイントの算出方法を変更してもよい。また、第1の実施形態の図14に示すようにポイントルールデータベースを設けて、任意のポイント設定を行うようにしてもよい。
【0274】
次に、ポイント管理サーバ装置322は、算出したポイントをポイント管理データベース341に登録する(ステップS3417)。
【0275】
なお、図36に、ポイント管理データベース341の例を示す。このデータベースには、会員ID、ポイント識別、日時、メーカーID、製造番号、サービスカード番号、ポイント数等のデータが登録されている。例えば、前記製造番号「ABC−12345」のデータは、データベースレコード361に示すように登録される。なお、ここでは「N電器産業」のメーカーIDを「11111」としている。
【0276】
ポイント登録処理を終えたポイント管理サーバ装置322は、登録終了画面354を携帯電話321に送信する(ステップS3418)。
【0277】
さらに、ポイント管理サーバ装置322は、会員登録確認メール355(図35)を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS3419)。
【0278】
顧客は、携帯電話321の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置322から送信されたポイント登録確認メール355を受信する(ステップS3405)。なお、前記ポイント登録確認メール355には、購入情報、今回登録した「登録ポイント数」に加えて、ポイント管理データベース341において管理されているポイント数を集計した「現在のポイント数」が表示される。例えば、ポイント登録確認メール355においては、登録ポイントが「580」ポイント、現在のポイントが「3580」ポイントと表示されている。
【0279】
なお、上記実施形態においては、顧客が送信した製造番号と製品の製造時に登録した製造番号との照合により、ポイントの付与を行っているが、セキュリティを高めるために、製造番号と他の識別番号の両方を送信するようにしてもよい。例えば、他の識別番号には、メーカーに登録されている顧客のユーザ番号や、購入店舗の識別番号または電話番号等を用いればよい。
【0280】
また、店舗324等において販売された家電製品の保証書の写しを、店舗324からメーカーに返送するようにし、当該写しに印字されている製造番号に基づいて、製造番号管理データベース342に販売店舗情報を追加・更新するようにしてもよい。例えば、顧客が製造番号を送信した際に、製造番号と同時に前記販売店舗情報をチェックするようにすれば、正式に販売された家電製品にのみポイントを与えることができるので、製造番号の誤入力や不正入力を防ぐことができる。なお、店舗324からメーカーへ保証書の写しを返送する代わりに、メーカーのウェブサイトを経由して店舗324から入力するようにしてもよい。
【0281】
4−5.ポイントの使用
ポイント登録において登録したポイントを使用する方法は、第1の実施形態と同様である。例えば、上記実施形態では、店舗毎のサービスカードを発行しているが、メーカー毎に同様のサービスカードや割引券等を発行すればよい。
【0282】
4−6.まとめ
以上のように、家電製品の保証書に印字された製造番号を利用したポイントサービスの実現により、次のような利点が生じる。
【0283】
メーカーでは、自社製品がどのような顧客に販売されたのかを把握することができる。つまり、顧客毎の自社製品所有状況を知ることができる。これにより、たとえ同一メーカー内の他事業部の製品であっても、同一のデータベースにおいて顧客管理を行うことができる。また、このような顧客管理を行うことにより、自社製品の所有率が高い顧客に対して、ダイレクトメールを送付するなどして、効果的なマーケッティング活動を行うことができる。
【0284】
従来のポイントシステムでは、販売店に依存した形態でポイントサービスが行われていたが、本実施形態に示すように、メーカー主体のポイントサービスを行い、ポイントの引き換えに自社製品の割引券等を発行することで、顧客の当該メーカーに対する忠誠度を向上させることができる。
【0285】
5.第5の実施形態
第4の実施形態においては、家電製品の保証書に印刷された製造番号を識別IDとして使用したが、予め任意の識別IDが印刷されているカードを使用してもよい。例えば、店舗等を利用した顧客の支払いに応じて前記カードを発行する。顧客は、当該カードに印刷された識別IDをポイント管理サーバ装置に送信することにより、所定のポイントを取得することができる。このように、本実施形態では、既存のPOSシステム等を必要としないポイントサービスシステム、保証書などの特定の識別IDを持たない物販の販売におけるポイントサービスシステム、および物販の販売を伴わない非物販のサービス業務におけるポイントサービスシステムについて説明する。
【0286】
5−1.全体構成
第5の実施形態におけるポイント管理システムの全体構成を、図37に示す。この図において、顧客端末装置である携帯電話371と第2のサーバ装置であるポイント管理サーバ装置372は、インターネット1を介して接続可能である。また、ポイント管理サーバ装置372と第1のサーバ装置である番号管理サーバ装置373とは、専用線またはネットワーク等を介して接続可能である。
【0287】
携帯電話371は、インターネットに接続可能であって、ブラウザ機能部371Aおよび電子メール機能部371Bを備える(例えば、i−mode(登録商標)対応の)携帯電話によって実現される。
【0288】
また、ポイント管理サーバ装置372は、システム運営業者等のコンピュータ装置によって実現され、データベース機能部372Aとウェブサーバ機能部372Bおよびメール配信機能部372Cを備えている。
【0289】
さらに、番号管理サーバ装置373は、当該ポイントサービスで使用するカード375に印刷する番号を管理するサーバ装置であって、システム運営業者等のコンピュータ装置によって実現され、データベース機能部373Aを備えている。
【0290】
5−2.ハードウェア構成
携帯電話371のハードウェア構成は、第1の実施形態の図3と同様である。また、ポイント管理サーバ装置372のハードウェア構成は、第1の実施形態の図2と同様である。さらに、番号管理サーバ装置373のハードウェア構成は、第4の実施形態の図2aと同様である。
【0291】
5−3.会員登録
第1の実施形態と同様である。
【0292】
5−4.ポイントの登録
店舗374等において商品を購入またはサービスを受けて、その代金を支払った顧客は、店舗374等からポイント取得カード375の発行を受ける。なお、ポイント取得カード375には、任意のカード番号が印刷されており、このカード番号は、前記番号管理サーバ装置373のデータベース機能部373Aにおいて管理されている。
【0293】
5−4−1.カードの作成
図38に、ポイント取得カード375の作成におけるフローチャートを示す。まず、番号管理サーバ装置373において、発行枚数や発行場所等の発行情報を入力する(ステップS3801)。入力を受けて、番号管理サーバ装置373は、発行枚数や発行場所等の発行情報に基づいたカード番号を生成する(ステップS3802)。
【0294】
生成したカード番号は、カード番号管理データベース381に登録される(ステップS3803)。図39にカード番号管理データベース381の例を示す。このデータベースには、カード番号、店舗番号、ポイント、使用済等のデータが登録される。
【0295】
さらに、番号管理サーバ装置373は、生成したカード番号を所定のカード用紙に印刷し、ポイント取得カード375として出力する(ステップS3804)。なお、出力されたポイント取得カード375は、依頼を受けた枚数の束にまとめて店舗に送付される。
【0296】
なお、番号管理サーバ装置373において生成したポイント取得カード375の番号を、店舗に通知し、店舗側でポイント取得カード375の印刷を行うようにしてもよい。
【0297】
5−4−2.携帯電話からのポイント登録
本実施形態では、ポイント取得カード375に印刷されたカード番号に基づいて、顧客にポイントを与えるポイントサービスを説明するが、ポイント管理サーバ装置372にログインする処理は、第1の実施形態と同様である。すなわち、図11に示すフローチャートと同様の処理で、顧客はポイント管理サーバ装置372にログインを行う。
【0298】
図40は、ポイント管理サーバ装置372にログインした顧客が、ポイントを登録する場合の処理を示すフローチャートである。なお、図41は、この処理において、携帯電話371のディスプレイ32に表示される画面の例である。
【0299】
第1の実施形態においては、店舗毎にポイントを登録し店舗毎に使用できるポイントを管理していたが、本実施形態においては、複数の店舗で共通して利用可能なポイントシステムを説明する。このようなポイントシステムは、商店街や市場などのように、店舗が複数存在するような場合に適用可能である。例えば、顧客がポイント管理サーバ装置372にアクセスしたとき、図41に示すトップメニュー画面411が表示される。
【0300】
ログイン後のメンバーメニュー画面412において、顧客が「ポイント登録」412Aボタンを押下すると(ステップS4001)、ポイント管理サーバ装置372は、ポイント登録画面413を携帯電話371に送信する(ステップS4011)。
【0301】
なお、ポイント登録画面413には、カード番号を入力するための入力欄413Aが表示されており、顧客はこの入力欄413Aに、発行を受けたポイント取得カード375に印字されているカード番号を入力し、「送信」ボタン413Bを押下してポイント管理サーバ装置372に送信する(ステップS4002)。例えば、図38に示すポイント取得カード375を使用してポイント登録する場合は、カード番号である「2345−BCDE」を入力する。
【0302】
送信を受けて、ポイント管理サーバ装置372は、カード番号「2345−BCDE」を検索キーにして、カード番号管理データベース401から同じカード番号をもつデータベースレコードを抽出する。この時、抽出したカード番号管理データベース401のデータベースレコードの「使用済」が「NO」であるか否かのチェックを行う(ステップS4012)。チェックの結果、「使用済」が「NO」である場合には、ポイント管理サーバ装置372は、カード番号管理データベース401からポイント情報を抽出し、顧客に付与すべきポイントの算出を行う(ステップS4013)。
【0303】
例えば、カード番号に「2345−BCDE」が入力された場合、カード番号管理データベース401のデータベースレコード391が抽出され、「使用済」が「NO」であるので、ポイントの算出が行われる。したがって、カード番号「2345−BCDE」のポイントは、20ポイントである。
【0304】
次に、ポイント管理サーバ装置372は、算出したポイントをポイント管理データベース402に登録する(ステップS4014)。
【0305】
なお、図42に、ポイント管理データベース402の例を示す。このデータベースには、会員ID、ポイント識別、日時、店舗ID、カード番号、サービスカード番号、ポイント数等のデータが登録されている。例えば、前記カード番号「2345−BCDE」のデータは、データベースレコード421の様に登録される。
【0306】
ポイント登録処理を終えたポイント管理サーバ装置372は、登録終了画面414を携帯電話371に送信する(ステップS4015)。
【0307】
さらに、ポイント管理サーバ装置372は、ポイント登録確認メール415を作成し、会員情報データベース50に登録された顧客のメールアドレスへ送信する(ステップS4016)。
【0308】
顧客は、携帯電話371の電子メール機能を利用して、ポイント管理サーバ装置372から送信されたポイント登録確認メール415を受信する(ステップS4003)。なお、前記ポイント登録確認メール415には、カード番号、今回登録した「登録ポイント数」に加えて、ポイント管理データベース402において管理されているポイント数を集計した「現在のポイント数」が表示される。例えば、ポイント登録確認メール414においては、登録ポイントが「20」ポイント、現在のポイントが「65」ポイントと表示されている。
【0309】
なお、ポイント登録確認メール416は、図39に示すカード番号管理データベースのデータベースレコード392を登録した場合のものであり、この場合ポイントが「X2」となっており、累計ポイントが2倍になることを示している。このように、ポイント取得カード375によるポイントシステムにおいては、カードの価値を変動させることができる。
【0310】
5−5.ポイントの使用
ポイント登録において登録したポイントを使用する方法は、第1の実施形態と同様である。例えば、上記実施形態では、店舗毎のサービスカードを発行しているが、店舗が加盟している商店街や市場で共通に使用できるようなサービスカードや割引券等を発行すればよい。
【0311】
5−6.まとめ
以上のように、ポイント取得カードに印字されたカード番号を利用したポイントサービスの実現により、次のような利点が生じる。
【0312】
発行されたポイント取得カードに表示されているカード番号は、番号管理サーバ装置373において一元管理されているため、POSシステム不要のポイントサービスを行うことができる。また、既存のPOSシステムに対して、レシートに識別IDとしての番号を印刷するためのシステム変更が不要である。
【0313】
これにより、様々な分野での適用が可能である。例えば、遊園地、タクシー、鉄道等のような商品の販売を伴わないサービス事業においてもポイントサービスを適用することができる。
【0314】
また、カードに印刷する識別IDとカードを発行する場所等の情報を結びつけて管理しておけば、識別IDを送信した顧客が、どの場所でカードを取得したかを知ることができ、マーケティング情報として利用することができる。
【0315】
6.その他の実施形態
上記の実施形態においては、i−mode(登録商標)対応の携帯電話を使用しているが、例えば、EZweb(登録商標)、Jスカイサービス(登録商標)、MOZIO(登録商標)、H”LINK等のように、インターネット接続機能および電子メール機能が付加されている携帯電話であればよい。
【0316】
また、インターネットに接続可能でブラウザ機能および電子メール機能が実現可能な、携帯通信端末または小型パーソナルコンピュータであってもよい。
【0317】
なお、この場合、ポイント管理サーバ装置は、顧客端末装置からブラウザ情報を取得して、顧客端末装置の機種および表示制限等に応じた表示データを作成し送信すればよい。
【0318】
また、上記実施形態では、会員登録時に、顧客の氏名や住所等の情報を登録するようにしているが、全項目を入力した顧客に対しては、店舗において商品を購入しなくても予め一定のポイントを与えるようにしてもよい。
【0319】
第1の実施形態では、POSレジ装置からPOSネットワーク2を介してPOSサーバ装置に売上データを送信するようにしているが、POSストアサーバ装置をPOSレジ装置と通信可能に設け、POSレジ装置の売上データをPOSストアサーバ装置に逐次送信し、当該POSストアサーバ装置が、定期的にPOSネットワーク2に接続してPOSサーバ装置に売上データを送信するようにしてもよい。
【0320】
また、第1の実施形態では、ポイント管理サーバ装置とPOSサーバ装置で運営業者のシステムを構成しているが、それぞれの機能を実現できれば、一つの管理サーバ装置で構成してもよい。
【0321】
さらに、第1の実施形態では、POSレジ装置にて、売上処理単位毎に発行されるユニークな識別符号であるレシート番号を生成しているが、POSサーバ装置が一括して発行し、POSレジ装置に送信するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態における全体構成を示す図である。
【図2】この発明の第1の実施形態におけるサーバ装置のハードウェア構成図を示す例である。
【図2a】この発明の第4の実施形態におけるサーバ装置のハードウェア構成図を示す例である。
【図3】この発明の第1の実施形態における携帯電話のハードウェア構成図を示す例である。
【図4】この発明の第1の実施形態におけるPOSレジ装置のハードウェア構成図を示す例である。
【図5】第1の実施形態の「会員登録」におけるフローチャートを示す図である。
【図6】第1の実施形態のポイント管理サーバ装置12接続時における携帯電話10のディスプレイ画面を示す図である。
【図7】第1の実施形態の「会員登録」における携帯電話10のディスプレイ画面を示す図である。
【図8】第1の実施形態の会員情報データベースの例を示す図である。
【図9】第1の実施形態の「売上データ登録」におけるフローチャートを示す図である。
【図10】第1の実施形態の売上情報データベースの例を示す図である。
【図11】第1の実施形態の「ログイン」におけるフローチャートを示す図である。
【図12】第1の実施形態の「ポイントの登録」におけるフローチャートを示す図である。
【図13】第1の実施形態の「ポイントの登録」における携帯電話10のディスプレイ画面を示す図である。
【図14】第1の実施形態のポイントルールデータベースの例を示す図である。
【図15】第1の実施形態のポイント管理データベースの例を示す図である。
【図16】第1の実施形態の「ポイントの使用」におけるフローチャートを示す図である。
【図17】第1の実施形態の「ポイントの使用」における携帯電話のディスプレイ画面を示す図である。
【図18】第1の実施形態のサービスカードデータベースの例を示す図である。
【図19】第1の実施形態の「加盟店によるメンテナンス」におけるフローチャートを示す図である。
【図20】第1の実施形態の「加盟店によるメンテナンス」における加盟店端末装置のディスプレイ画面を示す図である。
【図21】第1の実施形態の加盟店データベースおよび店舗データベースの例を示す図である。
【図22】第1の実施形態の「加盟店によるメンテナンス」における加盟店端末装置のディスプレイ画面を示す図である。
【図23】第1の実施形態の「加盟店によるメンテナンス」における加盟店端末装置のディスプレイ画面を示す図である。
【図24】第1の実施形態の加盟店別コンテンツ管理データベースの例を示す図である。
【図25】この発明の第2の実施形態における全体構成を示す図である。
【図26】第2の実施形態の「ポイントの使用」におけるフローチャートを示す図である。
【図27】第2の実施形態の「ポイントの使用」における携帯電話のディスプレイ画面を示す図である。
【図28】第2の実施形態のサービスカード発券情報の例を示す図である。
【図29】この発明の第3の実施形態における全体構成を示す図である。
【図30】第3の実施形態の「ポイントの使用」におけるフローチャートを示す図である。
【図31】第3の実施形態のサービスカード発券一覧画面の例を示す図である。
【図32】この発明の第4の実施形態における全体構成を示す図である。
【図33】第4の実施形態の製造番号管理データベースの例を示す図である。
【図33a】第4の実施形態の「保証書の作成」におけるフローチャートを示す図である。
【図34】第4の実施形態の「ポイントの登録」におけるフローチャートを示す図である。
【図35】第4の実施形態の「ポイントの登録」における携帯電話321のディスプレイ画面を示す図である。
【図36】第4の実施形態のポイント管理データベースの例を示す図である。
【図37】この発明の第5の実施形態における全体構成を示す図である。
【図38】第5の実施形態の「ポイント取得カードの作成」におけるフローチャートを示す図である。
【図39】第5の実施形態の製造番号管理データベースの例を示す図である。
【図40】第5の実施形態の「ポイントの登録」におけるフローチャートを示す図である。
【図41】第5の実施形態の「ポイントの登録」における携帯電話321のディスプレイ画面を示す図である。
【図42】第5の実施形態のポイント管理データベースの例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・インターネット
2・・・POSネットワーク
3・・・レシート
Claims (8)
- 顧客の有する顧客端末装置と、店舗に設置された識別ID出力装置と、前記顧客端末装置および前記識別ID出力装置のそれぞれと通信可能に設けられたポイント管理装置と、を備えたポイント管理システムであって、
前記識別ID出力装置は、識別IDを個別に生成して、当該識別IDを前記ポイント管理装置に送信するとともに出力し、
前記識別ID出力装置からの送信を受けて前記ポイント管理装置は、受信した前記識別IDを記録部に記録し、
前記顧客端末装置は、前記識別ID出力装置において出力された識別IDの入力を受けると、当該識別IDを顧客IDとともに前記ポイント管理装置に送信し、
前記顧客端末装置からの送信を受けて前記ポイント管理装置は、受信した識別IDが、前記記録部に記録された識別IDと合致するか否かを判断し、
前記受信した識別IDが前記記録部に記録された識別IDと合致する場合には、
予め定められた条件によって特定されたポイントまたは予め記録されたポイントを取得し、前記顧客端末装置から受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録すること
を特徴とするポイント管理システム。 - 顧客の有する顧客端末装置および店舗に設置された識別ID出力装置とともにポイント管理システムを構成するためのポイント管理装置であって、
前記顧客端末装置および前記識別ID出力装置のそれぞれと通信可能に設けられており、
前記識別ID出力装置からの送信を受けて、前記識別ID出力装置において個別に生成された識別IDを記録部に記録し、
前記識別ID出力装置によって出力された識別IDの入力を受けて前記顧客端末装置が送信してきた当該識別IDを顧客IDとともに受信し、
前記顧客端末装置から受信した識別IDが、前記記録部に記録された識別IDと合致するか否かを判断し、
前記受信した識別IDが前記記録部に記録された識別IDと合致する場合には、
予め定められた条件によって特定されたポイントまたは予め記録されたポイントを取得し、前記顧客端末装置から受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録すること
を特徴とするポイント管理装置。 - 請求項1または2のシステムまたは装置において、
前記識別ID出力装置は、印刷物によって前記識別IDを出力することを特徴とするもの。 - 請求項1または2のシステムまたは装置において、
前記識別ID出力装置は、通信データによって前記識別IDを出力すること を特徴とするもの。 - 請求項1〜4のいずれかのシステムまたは装置において、
前記識別ID出力装置が出力する前記識別IDは、製品毎に付与されたユニーク番号であって、当該ユニーク番号から製品を特定できるように記録されることを特徴とするもの。 - 請求項5のシステムまたは装置において、
前記識別IDとして定義されるユニーク番号は、製品にかかる製造番号および保証書番号の両方またはいずれかを含むことを特徴とするもの。 - 請求項1〜4のいずれかのシステムまたは装置において、
前記識別ID出力装置が出力する前記識別IDは、当該識別IDを顧客に出力する場所毎に付与されたユニーク番号であって、当該ユニーク番号から識別IDを顧客に出力した場所を特定できるように記録されることを特徴とするもの。 - 顧客の有する顧客端末装置と、店舗に設置された識別ID出力装置と、前記顧客端末装置および前記識別ID出力装置のそれぞれと通信可能に設けられたポイント管理装置と、を用いたポイント管理方法であって、
前記識別ID出力装置は、識別IDを個別に生成して、当該識別IDを前記ポイント管理装置に送信するとともに出力し、
前記識別ID出力装置からの送信を受けて前記ポイント管理装置は、受信した前記識別IDを記録部に記録し、
前記顧客端末装置は、前記識別ID出力装置において出力された識別IDの入力を受けると、当該識別IDを顧客IDとともに前記ポイント管理装置に送信し、
前記顧客端末装置からの送信を受けて前記ポイント管理装置は、受信した識別IDが、前記記録部に記録された識別IDと合致するか否かを判断し、
前記受信した識別IDが前記記録部に記録された識別IDと合致する場合には、
予め定められた条件によって特定されたポイントまたは予め記録されたポイントを取得し、前記顧客端末装置から受信した顧客IDに対応づけて当該ポイントを記録すること
を特徴とするポイント管理方法。
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