JP3827764B2 - 建設機械用レーザー光検出表示装置 - Google Patents
建設機械用レーザー光検出表示装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブレードの上方にレベルセンサを取り付け、基準となるレーザ光をレベルセンサで検知し、それに基づいた情報をリモートディスプレイに表示する構成のブレード付き建設機械用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
土地を平坦に慣らす造成等の土工事には、ブルドーザやクローラ等のブレード付き建設(土工)機械が用いられる。
【0003】
以前は、建設機械の操縦者が目分量で造成工事を進め、その途中で何度も測量を行って平坦度をチェックしていた。
【0004】
しかし、最近は回転レーザ装置を用いることにより、建設機械の操縦者が運転席で直接平坦度をチェックできるようになった。すなわち、基準となるレーザ光線をブレードの上方に取り付けたレベルセンサで検知し、基準面からのズレ方向をディスプレイに表示するのである。
【0005】
レベルセンサは、建設機械本体等にレーザ光が遮られないように、ポールを介してブレード上方の比較的高い位置に取り付けられる。このため、特に大型の建設機械の場合には、レベルセンサと操縦者との距離が離れて(例えば5m)、表示が見難くなってしまう。
【0006】
そのような場合には、運転席の近くにリモートディスプレイを配置して、操縦者が楽に表示内容を判読できるようにしている。
【0007】
従来、リモートディスプレイとレベルセンサは、ケーブルで接続されるか又はラジオ無線で接続されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
リモートディスプレイとレベルセンサをケーブルで接続した場合には、建設機械本体とブレードの間にケーブルが渡される。ブレードは造成工事で激しく動いて大きな衝撃を受けるため、干渉を生じたりケーブル自体がブレードの動きの邪魔になることがある。
【0009】
干渉や脱落のない配線を行うには、相応の時間と手間が必要であり、コスト高になってしまう。
【0010】
一方、電波によって通信を行う場合には、電波に指向性がないため、複数の建設機械が至近距離で工事を行った時に、別のレベルセンサからの電波でリモートディスプレイが誤動作してしまうことがあった。
【0011】
このような誤動作を防止するためには、レベルセンサとリモートディスプレイの1対(セット)毎に周波数を調整すれば良い。しかし、そのような事前調整は面倒であった。
【0012】
本願発明の目的は、前述のような従来技術の問題点を解決し、ブレード付き建設機械の激しい動きを十分に許容でき、複数の建設機械が至近距離で作業を行っても、リモートディスプレイが誤作動する恐れのないブレード付き建設機械用表示装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願発明の解決手段は、ブレード(5)の上方にレベルセンサ(2)を取り付け、基準となるレーザ光(P)をレベルセンサ(2)で検知し、それに基づいた情報をリモートディスプレイ(40)に表示する構成のブレード付き建設機械用表示装置において、レベルセンサ(2)に送信用の発光素子(90)を設け、この発光素子(90)に対応させた受光素子(11)をリモートディスプレイ(40)に設け、発光素子(90)と受光素子(11)の間で光信号によって前記情報を伝える構成にし、かつ、受光素子(11)の外側に縦長のフィルター(101)を配置し、受光素子(11)の指向性が横方向に±10°〜±30°、上下方向に±30°〜±90°となるようにしたことを特徴とするブレード付き建設機械用表示装置と、レベルセンサ(2)をブレードの左右の上方に1個づつ設け、その各々からの情報をリモートディスプレイ(40)に表示する構成にし、かつ、受光素子(11)の外側に縦長のフィルターを配置し、受光素子(11)の指向性が横方向に±10°〜±30°、上下方向に±30°〜±90°となるようにしたことを特徴とするブレード付き建設機械用の表示装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本願発明の建設機械用表示装置は、ブレードの上方にレベルセンサを取り付け、基準となるレーザ光をレベルセンサで検知し、それに基づいた情報をリモートディスプレイに表示する構成のブレード付き建設機械用表示装置において、レベルセンサに送信用の発光素子を設け、この発光素子に対応させた受光素子をリモートディスプレイに設け、発光素子と受光素子の間で光信号によって前記情報を伝える構成になっている。従って、別のレベルセンサからの信号でリモートディスプレイが誤動作することはない。
【0015】
レベルセンサをブレードの左右の上方に1個づつ設け、その各々からの情報をディスプレイに表示する構成にすることが好ましい。これによって、ブレードの左右方向の傾きもチェックでき、整地作業をより効率的に進めることができる。
【0016】
受光素子の外側に縦長のフィルターを配置し、受光素子の指向性が横方向に±15°〜±25°、上下方向に±50°〜±90°となるようにすることが好ましい。これによって、ブレードの縦方向の動きに対して充分に対応できる。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0018】
図1は、本発明の建設機械用表示装置を備えたブルド−ザによる土工事の様子を示す平面図である。
【0019】
造成地面の所定箇所Kに、三脚3を介して回転レーザ装置20が設置されている。回転レーザ装置から出射されたレーザ光Pが基準面を形成している。
【0020】
レーザ光Pと協働して、適正高さを操縦者に指示するための表示装置がブルドーザ4に設定されている。
【0021】
表示装置は、レーザ光Pを検出するためのレベルセンサ2と、それに基づいて適正高さからのズレを操縦者に提示するためのリモートディスプレイ40から構成されている。この実施例では、レベルセンサ3も表示部23を有している。
【0022】
図4、図5は、レベルセンサを示す表面図、側面図である。
【0023】
レベルセンサ3は全体的に箱型のケーシング21を有し、その幅広面に表示部23が設けられ、両側面に受光部21が配置されている。
【0024】
表示部23の反対側にはポールクランプ22が設けられており、装置3はポールクランプ22によってブレードから上方に伸びるポール6に取り付けられる。レベルセンサ2は、表示部23がブルドーザ2の運転席に対面するように固定される。
【0025】
図16に示すように、ポール6はブレード5の左右両側に設けられており、その各々にレベルセンサ2が取り付けられている。このように、ブレード5の左右にレベルセンサ2を設けることによって、ブレードの高さ方向のズレだけでなく、ブレード5の左右方向の傾きも検知することができる。
【0026】
レベルセンサ3の下部には、蓄電池収納部24が設けられ、そこに収容したNiCd蓄電池やNiH蓄電池等から電力を得ることができる。蓄電池収納部24の近くにはデータ出力コネクタ部25と外部電源コネクタ部26が設けられている。外部電源コネクタ部26はブルドーザ5のバッテリからの電源ケーブルを接続する際に利用される。データ出力コネクタ部25は、必要に応じて別の表示装置に高さ情報を表示するために用いられる。
【0027】
レベルセンサ2の両側部にはそれぞれ受光部27が配置されている。受光部27は、縦1列に配置された複数個のフォトセンサ28で形成されている。
【0028】
所定箇所Kの地面から回転レーザ装置1の基準面までの高さと、ブレードの刃先7aから受光部27までの高さは関連づけられている。従って、受講部27の所定の高さ位置でレーザ光Pを受光するように造成作業を行えば、計画通りの整地を行うことができる。
【0029】
各フォトセンサ28の受光出力は、図4に示す処理回路に送られる。処理回路は、表示装置のケーシング21内に配置されている。
【0030】
受光出力は、先ず各アンプ29によって増幅され、ハイパスフィルタ部30に導かれる。
【0031】
照射レーザ光は変調されており、フォトセンサ28は外来のノイズ光を含んだ受光信号を出力するが、外来のノイズ光に基づく受光信号はハイパスフィルタ部30により通過を阻止される。
【0032】
ハイパスフィルタ部30を通過した受光信号は、ピークホールド部31に導かれ、ピークホールド部31はその受光信号のピーク値を保持する。
【0033】
各ピークホールド部31はアナログマルチプレクサ32に接続され、アナログマルチプレクサ32は各フォトセンサ28からの受光信号をサンプリングする。アナログマルチプレクサ32は、いずれのフォトセンサ28からの受光信号であるかを判別する。
【0034】
その受光表示信号は、A/D変換部33でアナログ・デジタル変換されて制御部のCPU部34に入力される。
【0035】
表示部23には、例えば3×5のマトリックス状に表示用光源36が配置されている。表示用光源36としては、発光ダイオードや液晶等の周知の光源を用いることができる。表示用光源36は半透明の暗黒色カバー23aにより被覆されており、発光時にのみ外部から視認可能である。
【0036】
表示用光源36は、図5に示す行ドライブ回路37と列ドライブ回路38とによって点灯制御される。
【0037】
行ドライブ回路37はCPU部35の並列入出力インターフェース部39によって制御され、列ドライブ回路38はCPU部35の並列入出力インターフェース部40により制御される。符号41は、表示時間を管理するタイマ部を示している。
【0038】
CPU部34は縦方向に配列されたフォトセンサ28のどのフォトセンサ28が照射レーザ光を受光したかに基づいて、次のような高さ補正指示信号Sを表示するように構成されている。
【0039】
すなわち、現在のブレード刃先7aの位置が適正高さより高すぎる場合には、高さ補正指示信号S1が全体的に下方向に移動して見えるように表示を行う。反対に、ブレード刃先7aが低すぎる場合には、高さ補正指示信号S2が全体的に上方向に移動して見えるように表示する。
【0040】
そして、ずれ幅が大きい場合には補正指示信号S1,S2の移動速度を大きくし、ずれ幅が小さくなったら移動速度を小さくするように制御する。
【0041】
このように補正指示信号S1,S2を制御することによって、ブルドーザの操縦者は一瞥で直観的に高さ補正指示を認識することができる。また、補正指示信号S1,S2が移動しているため、凝視する必要はなく、整地作業を継続しつつ視野の片隅で指示を認識することが可能である。さらに、運転席が振動していても指示を的確に認識することができる。また、ある程度慣れれば、左右2つの表示部の表示内容を同時に直観的に把握することも可能である。
【0042】
図6では、点灯している3個の表示用光源36が斜線で示してある。3個の光源による三角形マークの補正指示信号S1は、下向きの矢印をイメージさせるもので、矢印の向きはブレード刃先5aを移動させるべき方向をである。また、矢印の移動速度は、高さズレ解消のためのブレード刃先5aの所要移動距離の大きさを示している。
【0043】
三角形マークは、高さのずれ幅が大きい場合に、例えば100ミリ秒間隔で早く移動させる、ずれ幅が小さい場合には、例えば400ミリ秒間隔でゆっくり移動させるようにできる。このような点灯時間間隔の管理は、タイマ部41を利用して行う。
【0044】
三角形マークは、図9のようにしても実現できる。すなわち、3個の表示用光源36のうち2個のみを(a)ないし(d)のように点灯させ、残りの1個の光源36を(e)ないし(h)のように2個の光源36の点灯から例えば10ミリ秒後に点灯させるのである。このように、人間の眼の残像現象を利用して、残像時間よりも短い時間間隔だけ遅らせる方式で補正指示信号を形成すれば、省電力化を図ることができる。
【0045】
高さ補正指示信号の形態は三角形マーク以外でも良く、例えば矢印マーク等も採用できる。
【0046】
レベルセンサの表示部23の下部には、送信用の発光素子90が配置されている。この発光素子90は例えばLEDであり、ある程度の指向性を有する光線を射出する。その特性を図18に示す。(a)は発光スペクトル、(b)は指向特性である。
【0047】
発光素子90は、リモートディスプレイ40の受光部99と対面しており、両者の間で光通信が行われる。この光通信については、後で詳述する。
【0048】
図19に示すように、ブルドーザの運転席には左右のレベルセンサ2に対応した2つのリモートディスプレイ40が並置されている。
【0049】
図13に示すように、リモートディスプレイ本体の上部には受光部99が設けられている。受光部99は、フォトダイオードPD等の受光素子11を備えている。
【0050】
図11〜12に示すように、受光素子11の外側には、縦長のフィルタ101が配置されている。フィルタ101の縦横の長さの比により、受光素子11の横方向の指向性X、及び縦方向の指向性Yが定められる。
【0051】
図19(a)に示す受光素子11の横方向の指向性Xは、±10°〜±30°になっている。また、(b)に示す縦方向の指向性Yは、±30°〜±90°になっている。これらの指向性に関しては、ブレードまでの距離やブレードの移動範囲により好ましい数値が求まるが、より一般的には横方向の指向性Xは±20°〜±25°、縦方向の指向性Yは±40°〜±60°とする。
【0052】
このように横・縦方向の指向性を定めることによって、ブレードの上下の動きに充分に対応でき、また左右のレベルセンサ2からの各々の信号が誤って別の受光素子11に入射することを防止できる。
【0053】
フィルタ101は、通常のメタクリル樹脂のような材料で形成できる。フィルタ101の特性の一例を、図20に示す。フィルタ101の肉厚は、例えば2mmである。
【0054】
リモートディスプレイ本体の操縦者に対面する側には、レベルセンサの表示部23と同様の表示部93が設けられている。この表示部93に表示される適性高さ情報は、左右の対応するレベルセンサの表示部93に表示されるものと実質的に同じである。
【0055】
以下、レベルセンサ3の発光素子とリモートディスプレイ40の受光素子との間で行う光通信について説明する。この光通信では、基準面からのズレに関する情報が送られる。この情報に基づいて、リモートディスプレイの光源が点灯する。
【0056】
この光通信では、太陽光等によるノイズがかなり大きくなるため、通常の方式では発光側で相当に大きな光出力が必要になる。そこで、この実施例では、S/N比を1以下にして発光側の光出力を小さくし、また、発光側からのパルス光をDuty50%以下にして発光側の消費電流を小さくできるようにする。
【0057】
そのため、発光側と受光側に高安定の発振源を用いて同期のとれた時間帯を作り出し、その時間内で信号の平均処理を行うようにする。
【0058】
平均処理は、同一信号が繰り返し発信される形態のパルス光による信号を、複数回重ね合わせて加算(積算)することによって平均化する処理である。
【0059】
具体的には、送信された信号を繰り返し周期でサンプリングし、これをA/D変換する。そして、サンプリング信号を次々に加算して、加算値をメモリに記憶させる。メモリの内容は最初に全て0にしておくか、あるいは最初のパルス光周期分だけは加算しないようにする。これにより、パルス光の所定の周期回数終了時に、所定の回数の積算が行われるので、積算値を所定の回数で徐すれば平均化することができる。
【0060】
平均処理について、さらに説明する。一般に、パルス信号が無ければ、アナログ回路からは、回路の直流バイアス成分にノイズ成分が加わったノイズ信号が出力される。これを、前記手順で平均化すると、ノイズ成分はランダムであるためバイアス成分に収束する。パルス信号が存在する場合には、回路バイアス成分とノイズ成分に信号成分が加わった信号となり、これを平均化すればバイアス成分に信号成分が加算された値に収束する。
【0061】
それゆえ、S/N比が1以下であっても、信号成分のみをノイズから浮き出させて検出することができる。
【0062】
以上は、A/C変換を用いた手法であるが、次のようにすれば、より簡略化することができる。
【0063】
回路バイアス付近の基準信号を与えたアナログ比較器を用い、アナログ信号を2値のデジタル信号に変換し(図13参照)、パルス信号の繰り返し周期で2値信号をサンプリングしてメモリに加算して記憶する。
【0064】
ここで、アナログ比較器の基準値を回路バイアスに等しく調整しておけば、パルス信号がない場合には2値化信号は「1」及び「0」の発生確率が1/2であり、積算結果は積算回数の1/2に収束する。
【0065】
パルス信号がノイズより大きい場合には、信号の正負の状態により「1」と「0」のいずれかが発生し、積算された結果は図10に示すように積算回数の値または0となる。
【0066】
一方、パルス信号がノイズより小さい場合には、信号の正負の状態により積算された結果は、図14に示すように積算回数/2<積算値、又は積算値<積算回数/2の値となる。積算回数を多くすることにより、信号がない時間帯の積算値を1/2に収束させることができるので、S/N比を1以下にすることが可能である。
【0067】
ところで、アナログ比較器の基準値が回路バイアスと完全に等しくない場合には、パルス信号がない時間帯の積算値が積算回数の1/2からずれる。従って、通常のS/N値改善を目的とする場合には、アナログ比較器の基準値を回路バイアスに一致させておくことが望ましいが、積算結果の後処理の都合で基準値をずらしておくことが好ましい場合もある。それゆえ、アナログ比較器の基準値は、装置全体の構成に合わせて最適な値に設定すれば良い。
【0068】
前述したように、レベルセンサ2には指向性のある発光素子45が設けられている。この発光素子45の変調回路の構成を、図4に基づいて説明する。
【0069】
クリスタル41により高安定な基準クロックを得る。クリスタル41の信号をカウンタ42によって分周する。カウンタ42の出力信号をイコ−ルコンパレタ43に入力する。イコールコンパレータ43はカウンタ42の値が所定の値になったときに出力信号を発生する。イコールコンパレータ43により基準クロックに基づいたデューティ50%以下の必要な波形の信号を得る。この信号に基づいて駆動回路44により発光素子90を発光させ光信号を射出する。
【0070】
一方、リモートディスプレイ40には、発光素子90からの光信号を検出するための受光素子11及び受光側回路が設けられている。図8、図13〜15に基づいて、リモートディスプレイ側の受光側回路の構成を説明する。
【0071】
フォトダイオード(PD)11の受光面の前面には、光学フィルタ10が設けられている。PD11に太陽光などの直流光が入射した場合、ショットノイズが周波数帯全域に発生しS/N比を低下させてしまう。このため、光学フィルタ10を用いて発光側の発光素子15発光波長以外の波長帯域を遮断することによりショットノイズを低減する。
【0072】
発光側からの光信号をPD11で光電変換し電流信号とする。図15bは、光信号成分を光電変換した時の電流波形を示している。この電流信号は、共振回路12により電圧信号に変換される。図15cは、電流信号成分に対する共振回路の出力波形を示している。共振回路12の共振周波数を、発光側からの光信号の基本波成分の周波数に合せておくことによって、外光によるDC成分や光信号の高周波成分を除去し、光信号の基本波成分のみを電圧信号にする。共振回路12のQは、周辺温度による中心周波数の変動の影響を受けない程度の値に設定しておく。
【0073】
共振回路12により得た電圧信号は、アンプ13によって増幅される。アンプ13の利得は、光信号がない状態でアンプ13の内部ノイズによりアナログコンパレータ14の出力がランダムに2値信号「0」及び「1」となる程度の利得に設定する(図15d参照)。アナログコンパレータ14の+端子には、アンプ13の出力信号を入力する。アナログコンパレータ14の−端子には、アンプ13の出力信号を光信号の発光時間に比し十分長い時定数で積分した積分信号を入力する。アンプ13を非反転増幅で構成しているため、光信号の発光時間帯のアナログコンパレータ14の出力信号は1となる(図15e参照)。
【0074】
アナログコンパレータ14の出力信号は加算器15に入力される。加算器15は、パルス光より短い周期のクリスタル17の高安定な基準クロックに同期して、アドレスカウンター19により指定されたRAM16のデータと、アナログコンパレータ14の出力信号「0」、「1」を加算してRAM16に書き込む。
【0075】
RAM15は、パルス光の周期に相当する分だけのアドレスを持っているため、アドレスカウンタ19を0〜MSBまで所定の回数動作させることにより、RAM16内のあるアドレスには、パルス光の周期のある一部のアナログコンパレータ14の出力信号を所定の回数積算された結果が記録される。これにより、RAM6にはパルス光の周期分の積算結果が記録される(図15f参照)。なお、積算する回数は発光側のクリスタル41と受光側のクリスタル17がほぼ同期のとれた状態とみなせる時間帯で、繰り返し積算することにより平均化処理を行うものである。
【0076】
平均化処理を行った結果のRAM16の全てのアドレスのデータを、RAM16からデジタルコンパレータ20に送る。デジタルコンパレータ20は、所定の値(スレシュレベル)を越えた時のみ、出力信号を発生し、光信号の発光期間が「1」、光信号の消灯期間が「0」となる2値のデジタル信号に処理する。本実施例ではPD11の負荷として共振回路を用いているため、PD11の受光光量が多い場合、共振回路のダンピング波形により光信号の発光時間帯でない時にデジタルコンパレータ20の出力が「1」となる場合もある(図15g)ため、デジタルコンパレータ出力をリトリガ可能なモノステーブルマルチバイブレータ等に入力して、1パルスの光信号に対して1パルスの出力信号を得られるように信号処理を行っても良い。モノステーブルマルチバイブレータは、入力信号の立上がりか立下がりにより所定時間のパルスを発生する。リトリガとは、パルスを出力している間に立上がりか立下がりの信号が入力された場合に、その入力信号の時点から所定時間の出力パルスが延長される機能である。なお、デジタルコンパレータ20にデータを送っている時は、リセット回路18によりRAM16のデータを加算器15に送らないようにしRAM16の全てのアドレスの内容に新しいデータを書き込み、次の平均化処理を開始する。
【0077】
ここで、平均化処理は、平均回数で徐していない。これは平均回数は予め設定される定数であり、徐する前の値で信号を検出しても等価であるため、回路構成を簡略化するためである。
【0078】
なお、A/D変換を用いて平均化処理を行う場合は、図8中のアナログコンパレータを、A/D変換器に置き換えれば良い。
【0079】
この実施例では、以上のような光通信方式を採用しているため、S/N比が1以下の微小光でも良好な通信を行うことができる。それゆえ、発光側の発光出力が小さくて済み、消費電流を低減できる。
【0080】
【発明の効果】
本発明の建設機械用表示装置によれば、ブレード付き建設機械の激しい動きを十分に許容でき、複数の建設機械が至近距離で作業を行っても、リモートディスプレイが誤作動する恐れがなく、効率良く土工作業を実施できる。
【0081】
受光素子の外側に縦長のフィルターを配置し、受光素子の指向性を請求項3のように設定した場合には、ブレードの縦方向の動きに対して充分に対応可能となる。
【0082】
レベルセンサをブレードの左右の上方に1個づつ設け、その各々からの情報をディスプレイに表示する構成にした場合には、ブレードの左右方向の傾きもチェックでき、整地作業をより効率的に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械用表示装置を有するブルドーザで土工作業をしている様子を示す平面図。
【図2】図1のレベルセンサの正面図。
【図3】図1のレベルセンサの側面図。
【図4】レベルセンサの機能を示すブロック図。
【図5】表示部の駆動回路を示す図。
【図6】表示部での光源の点灯の仕方を示す説明図。
【図7】光源の別の点灯の仕方を示す説明図。
【図8】リモートディスプレイ側の受光機能を示すブロック図。
【図9】レベルセンサを示す斜視図。
【図10】リモートディスプレイを示す斜視図で、(b)はその受光部を示す斜視図。
【図11】受光部を上から見た断面図。
【図12】受光部を横から見た断面図。
【図13】レベルセンサとリモートディスプレイの間で行う光通信に関する説明図。
【図14】同じく光通信に関する説明図。
【図15】同じく光通信に関する説明図。
【図16】本発明の建設機械用表示装置を備えたブルドーザを示す斜視図。
【図17】受光部の正面図。
【図18】レベルセンサの発光素子の特性を示す図で、(a)は発光スペクトル、(b)は指向特性を示している。
【図19】リモートディスプレイの受光指向性を説明する図で、(a)は左右方向、(b)は上下方向に関する。
【図20】リモートディスプレイの受光部に用いるフィルタの特性の一例を示すグラフ。
【符号の説明】
1 回転レーザ装置
2 レベルセンサ
4 ブルドーザ
5 ブレード
11 受光素子
40 リモートディスプレイ
90 発光素子
Claims (3)
- ブレード(5)の上方にレベルセンサ(2)を取り付け、基準となるレーザ光(P)をレベルセンサ(2)で検知し、それに基づいた情報をリモートディスプレイ(40)に表示する構成のブレード付き建設機械用表示装置において、レベルセンサ(2)に送信用の発光素子(90)を設け、この発光素子(90)に対応させた受光素子(11)をリモートディスプレイ(40)に設け、発光素子(90)と受光素子(11)の間で光信号によって前記情報を伝える構成にし、かつ、受光素子(11)の外側に縦長のフィルターを配置し、受光素子(11)の指向性が横方向に±10°〜±30°、上下方向に±30°〜±90°となるようにしたことを特徴とするブレード付き建設機械用表示装置。
- レベルセンサ(2)をブレードの左右の上方に1個づつ設け、その各々からの情報を表示するリモートディスプレイ(40)を設け、かつ、受光素子(11)の外側に縦長のフィルターを配置し、受光素子(11)の指向性が横方向に±10°〜±30°、上下方向に±30°〜±90°となるようにしたことで、ブレード ( 5 ) の左右方向の傾きを検知する請求項1に記載のブレード付き建設機械用の表示装置。
- リモートディスプレイ(40)が運転席近傍に設けられている請求項1又は2に記載のブレード付き建設機械用の表示装置。
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