JP3827326B2 - 調節可能な高さを有する代替椎骨 - Google Patents

Description

この発明は調節可能な高さを有する代替椎骨に関する。
ドイツ実用新案９１ ０７ ４９４．０は、調節可能な高さと、ロッドを回転させるためのレンチの係合のための中心部分、左上がりのねじ山を有する隣接部分、および右上がりのねじ山を有する対向する第２の部分を含んだねじ切りロッドとを有する代替椎骨を開示している。対応のねじ山を有するそれぞれの支持部材は各々のねじ切り部分に接続される。支持部材は尖った先が軸に対して平行な方向に突出する自由面を有する。調節可能な高さを有する他の椎骨移植組織は文書ＡＴ−Ｂ−３９５ ５２４、ＵＳ−Ａ−４，６５７，５５０およびＤＥ−Ｃ−３０ ２３ ９４２に説明される。
この発明の目的は、機械的に簡単で使用しやすく、成長をともに促進する、調節可能な高さを有する代替椎骨を提供することである。
この目的は、クレーム１に規定されるような調節可能な高さを有する代替椎骨によって達成される。この発明のさらなる発展はサブクレームに規定される。
この発明のさらなる特徴および利点は、図面を参照して実施例の説明から明らかになるであろう。
図において、
図１は第１の実施例の分解側面図であり、
図２は図１の処理された細部を示し、
図３は部分断面図において変更された実施例を示し、
図４は２つの異なった調節位置での実施例の側面図である。
調節可能な高さを有する代替椎骨は円筒形の中心部品１を有する。中心部品は、中心部品の軸方向に沿う中央部の高くなったリング２と、両側の隣接した部分におけるねじ切り部分３および４とを含む。一方の部分３は左ねじとして形成され、他方の部分４は右ねじとして形成される。リング２は周辺に配分されたボア５を有し、ねじ切り部分３および４は同軸方向に整列された菱形の開口６を有する。
さらに、内側でねじ切り部分４のねじ山と協力するねじ山を含んだ円筒形の第１の部品７が存在する。動作において、第１の部品７はねじ切り部分４にねじ込まれる。壁は、周方向かつ軸方向にずれた位置に設けられる菱形開口６を有する材料から形成される。複数個の周方向に間隔を開けられた歯がリング２から離れた方向を向く第１の部品の自由端に形成される。図１に示されるように、歯は菱形６の並びの中心線に沿う周方向に端縁を位置決めすることによって形成される。
第２の部品９が第１の部品とは異なっているのは、その内部ねじ山がねじ切り部分３のねじ山と協力するように形成されているという点においてのみである。動作において、第２の部品はねじ切り部分３にねじ込まれる。
好ましくは、２つのねじ切り部分３および４における菱形開口６が第１および第２の部品の菱形と同じ大きさおよび空間的配列を有する。リング２の外径はそれぞれ第１の部品７および第２の部品９の外径と案質的に等しい。
好ましくは、代替物のための材料はそれぞれチタン薄板金またはチタンチューブであり、いずれの場合においてもこれは生物学的適合材料であるべきである。
動作において、説明された代替椎骨は、ねじ込まれる間、支持されるべき部分の間に単に配置されるだけであり、その高さはリング２を回転させることによって調節される。図４ａに従って、代替椎骨は最小の高さを有する開始位置にほぼ完全にねじ込まれるが、図４ｂに示される位置では、高さはねじを緩めることによって増大される。隣接部分との係合は歯８による回転を禁止するように固定される。
中空の代替椎骨の内部にもたらされるべき骨物質は開口５および６を介して容易に成長可能である。
図３は、上述された代替椎骨のためのねじ山回転ロックの実施例を示す。押さえねじまたはグラブねじ１１は、図３に示される態様で中心部品の対応のねじ切り部分のねじ山に係合し、そこにロックをもたらすように、リング２に面する第１の部品７の端部１０において半径方向に装着される。図３に示されるように、グラブねじは第１の部品のジャケット内に設けられたねじ山によって導かれる。
図２に最もよく示されるように、部品７、７′、９の各々のジャケットの設計のために、適切な薄板せん断機を用いて所望の傾斜に対応する部分１３を切断して、それによって傾斜した係合面１２′を作ることによって、隣接した椎骨と係合するように端部面１２の傾斜を容易に適合させることが可能となる。材料の選択のために、新しい係合面１２′は対応の歯８′も含む。動作において、ねじ１１は、リング２で中心部品１を回転させることによって高さを調節した後にロックされ、そうして、それ自体によるねじの緩みに対してしっかりと締められる安定したロックを達成する。

Claims (8)

1. 第１の端縁に隣接した左上がりのねじ山（３）と第２の端縁に隣接した右上がりのねじ山（４）とを含むスリーブ形状の中心部品（１）と、周方向に間隔をおいて並ぶ複数個の開口（６）を備えた壁を有する円筒形の第１の部品（７）と、周方向に間隔をおいて並ぶ複数個の開口（６）を備えた壁を有する円筒形の第２の部品（９）とを有した調節可能な高さを有する代替椎骨であって、前記第１の部品（７）は、前記中心部品の左上がりの前記ねじ山と協力するねじ山を有し、第２の部品（９）は右上がりのねじ山と協力するねじ山を有し、前記第１および第２の部品は各々の自由端に複数個の歯（８）が設けられた、代替椎骨。
2. 前記第１および第２の部品（７，９）の各々の前記ねじ山が、前記自由端とは反対側の端縁に設けられることを特徴とする、請求項１に記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。
3. 前記中心部品（１）の前記ねじ山が外部ねじ山として形成され、前記第１および第２の部品（７、９）のねじ山が内部ねじ山として形成されることを特徴とする、請求項１または２に記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。
4. 前記中心部品（１）が、前記第１および第２の部品（７、９）に対して前記中心部品（１）を回転させるために左上がりの前記ねじ山（３）と右上がりの前記ねじ山（４）との間に設けられた部分（５）を含むことを特徴とする、請求項１から３のいずれかに記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。
5. 回転に対して少なくとも前記第１および第２の部品（７、９）の一方に関して前記中心部品（１）をロックするための装置（１１、１２）が設けられることを特徴とする、請求項１から４のいずれかに記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。
6. 前記中心部品（１）の前記ねじ山（３，４）が形成された領域に、前記第１および第２の部品（７，９）の開口（６）と同じ大きさおよび空間配列を有する開口（６）を有し、前記第１および第２の部品（７、９）および前記中心部品における前記開口（６）が、対角線の方向が前記中心部品の軸方向に実質的に延びる菱形に形成されることを特徴とする、請求項１から５のいずれかに記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。
7. チタン薄板金またはチタンチューブ材料がそれぞれ材料として選択されることを特徴とする、請求項１から６のいずれかに記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。
8. チタンチューブ材料が材料として用いられることを特徴とする、請求項１から７のいずれかに記載の調節可能な高さを有する代替椎骨。

Images