JP3827278B2 - 光記録媒体用対物レンズおよびこれを用いた光ピックアップ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の記録または再生がなされる際に、開口数および使用光の波長が互いに異なる2つの記録媒体に対して、前記使用光を各々所望の位置に収束させるための光記録媒体用対物レンズにおいて、各使用光を対応する光記録媒体上に効率良く収束させることができる対物レンズおよびこれを用いた光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の光記録媒体が開発されており、複数種の光記録媒体を共用して記録・再生し得る光ピックアップ装置が知られている。例えば、DVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)とCD−R(追記型光ディスク)を1つの光ピックアップ装置を用いて記録・再生する装置が知られている。
【0003】
ところで、このような2つの光記録媒体においては、DVDについては、記録密度の向上を図るため、例えば650nm程度の可視光を使用することとなっているのに対し、CD−Rについては、可視光領域の光に対して感度を有さないため、780nm程度の近赤外光を使用する必要があり、これら両者に対して共用し得る光ピックアップ装置では2つの異なる波長の光を照射光として用いる、いわゆる2波長ビーム方式によることとなる。
【0004】
さらに、上述した例示における2つの光記録媒体においては、各光記録媒体の特性の違いからそれぞれ開口数を異ならせる必要があり、例えばDVDについては開口数を0.6とし、CD−Rについては開口数を0.45としている。
このため、従来の光ピックアップ装置では、図11に示すように、光ピックアップ装置の厚みを薄くするためには、光源からの使用光を反射偏向するためのミラー51を配置し、そのミラー51と対物レンズ53との間に、液晶シャッタや波長選択性のあるフィルタ等からなる開口絞り52を介在させることにより、光記録媒体54の種類の相違に対応して開口数を切り替えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記開口絞りを用いたものでは、光ピックアップ装置の構造が複雑となり、コンパクト化および低廉化の要請に反することとなる。特に、ノート型のパーソナルコンピュータに使用されるDVDおよびCD−Rの記録・再生装置においては、光ピックアップ装置の厚みを1/10ミリ単位で薄くしなければならず、開口絞りを用いた光ピックアップ装置では、その厚みの削減が限界に達していた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、光ピックアップ装置の構造を複雑にすることなく、2つの光記録媒体に各々対応した開口数とすることができる、コンパクトかつ低廉な光記録媒体用対物レンズおよびこれを用いた光ピックアップ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の光記録媒体用対物レンズは、上述した目的を達成するため、情報の記録または再生がなされる際に、第1開口数および第1波長に対応する第1光記録媒体、および第2開口数および第2波長に対応する第2光記録媒体に対して、前記使用光を各々所望の位置に収束させるための光記録媒体用対物レンズにおいて、
前記対物レンズの一方の面に、一方の波長λ1の光に対しては干渉効果により光束の外周部の光量を見かけ上消失せしめ、他方の波長λ2の光に対しては該外周部の光量をそのまま保持せしめるように作用する輪帯部を設け、
該輪帯部は、該輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、該輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光とが下記条件式(1)、(2)を満足するような位相差を発生させる段差を有し、かつ段差境界位置の開口数が前記第1および第2の開口数の間の値を有することを特徴とするものである。
【0008】
Δλ1=(2m+1)λ1/2+δ1・・・ (1)
Δλ2=nλ2+δ2 ・・・ (2)
ただし、Δλ1:波長λ1において輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光との位相差
Δλ2:波長λ2において輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光との位相差
m,n:整数
δ1:|δ1|<0.2λ1
δ2:|δ2|<0.2λ2
この場合、前記輪帯部は、前記対物レンズ面の中央部が外周面に対して凹状とされていてもよく、あるいは凸状とされていても良い。
【0009】
このように構成することにより、波長λ1の光に対しては、対物レンズの輪帯部以外を通過した光と輪帯部を通過した光との位相差が1/2波長の奇数倍となり、輪帯部以外を通過した光と輪帯部を通過した光が互いに干渉し合うことにより、その光量が見かけ上消失する。(雑誌「O plus E」(1992年9月号)第66頁〜第72頁に掲載の千葉工業大学 電子工学科 小瀬 輝次著の「特集:実用化が期待される解像限界克服技術 超解像光学系」に原理的な説明がなされているが、ここでは光の干渉を以って説明する。)
【0010】
一方、波長λ2の光に対しては、輪帯部以外を通過した光と輪帯部を通過した光との位相差は、波長の整数倍となり、見かけ上の位相差がなく光束の外周部においてその光量がそのまま保持される。
例えば、CD−R等のCD系用に使用する波長λ1を780nmとし、DVD用に使用する波長λ2を650nmとした場合には、CD系用に使用する波長光に対しては光束の外周部の光量が見かけ上消失し、DVD用に使用する波長光に対しては光量がそのまま保持される。
【0011】
この場合の輪帯部の段差は、例えば、波長650nmにおいて波長の整数倍の位相差が発生するようにし、780nmにおいて1/2波長の奇数倍の位相差が発生するようにすると丁度よい。
【0012】
なお、輪帯部を通過する光と輪帯部以外を通過する光との間で光路差が存在すれば両光の間で光を弱め合う干渉効果が生じるが、ガウスの振幅分布をもった光がレンズに入射するときは、波長λ1の光に対して干渉効果を生ぜしめて所望の開口数とするためには、波長λ1の光に対しては1/2波長の奇数倍、波長λ2の光に対しては波長の整数倍の位相差を発生させるよりは、むしろその位相差を変えたほうがよく、その量はおよそ2割程度までが許容される。
【0013】
また、例えば、CD−R等のCD系用に使用する波長λ1に対する開口数を0.45とし、DVD用に使用する波長λ2に対する開口数を0.6とした場合には、輪帯部の境界位置は、開口数NA0.45から開口数NA0.6の範囲の部分の面積を二等分する位置が良いと考えられる。
【0014】
開口数をNAとし、焦点距離をfとした場合に開口数NAにおけるレンズ面の面積はπ(NA・f)2となり、したがって、開口数を0.6と0.45との間で切り替えるための輪帯部の境界位置の開口数をNAxとすると、
π(0.6×f)2−π(NAx×f)2
=π(NAx×f)2−π(0.45×f)2
となり、
輪帯部の境界位置の開口数NAxは、
NAx=(((0.6)2+(0.45)2)×(1/2))1/2
≒0.53
となる。
【0015】
すなわち、開口数が約0.53となる位置に輪帯部の境界を設けることにより、波長780nmの光に対しては、輪帯部を通過した光と輪帯部以外を通過した光との位相差が1/2波長の奇数倍となるため両光が互いに干渉し合い、光束の外周部の光量を見かけ上消失せしめて開口数が0.45相当となる。一方、波長650nmの光に対しては、輪帯部を通過した光と輪帯部以外を通過した光との見かけ上の位相差がないので、対物レンズの開口数がそのまま反映されて、その開口数は0.6となる。
【0016】
なお、上述したように例えば、レンズの開口数をCD−R等のCD系の場合には0.45とし、DVDの場合には、0.6とした場合には、輪帯部14は、中央部との境界位置とは逆の、外側に位置するもう一方の境界位置が開口数0.6となる位置から外側、すなわち開口数の大きい値から外側に存在するような凹状、または凸状の輪帯であっても良いし、外側の境界位置がレンズのコバ面まで存在しない輪帯であっても良いものとする。
【0017】
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記光記録媒体用対物レンズを備えていることを特徴とするものである。
なお、特開平10−26726号公報には、光源側の面に輪帯部を設けた対物レンズが開示されているが、これは単一波長光源を対象とした光ピックアップ用の対物レンズである。
【0018】
また、同公報記載の対物レンズは、DVD用の光学系をCD系用に使用した場合に生じる大きな波面収差を減少させることを目的としたものである。
すなわち、同公報記載の対物レンズは、二波長光源に対応したものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
まず、図9を用いて本発明の実施形態に係る光記録媒体用対物レンズを用いた光ピックアップ装置について説明する。
【0020】
この光ピックアップ装置では、図9に示すように、LD電源1からの電力供給により半導体レーザ3、4から出力されたレーザ光11がハーフミラー6により反射され、コリメータレンズ7により略平行光とされ、対物レンズ8により収束光とされて光ディスク9の記録領域10上に照射される。なお、半導体レーザ3は、CD−R(追記型光ディスク)等のCD系用の、波長780nm(λ1)程度の近赤外域のレーザ光を出力する光源であり、半導体レーザ4は、DVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)用の、例えば波長650nm(λ2)の可視域のレーザ光を出力する光源であり、プリズム5を介していずれかの半導体レーザ3、4から出力されたレーザ光11がハーフミラー6に照射されるようになっている。また、LD電源1と半導体レーザ3、4との間には切替スイッチ2が配されており、この切替スイッチ2の操作によりいずれかの半導体レーザ3、4に電力が供給されるようになっている。さらに、対物レンズ8の光源側には、絞り12が配設されている。
【0021】
上記記録領域10には信号情報を担持したピットがトラック状に配列されるようになっており、この記録領域10からの上記レーザ光11の反射光は信号情報を担持した状態で対物レンズ8およびコリメータレンズ7を介してハーフミラー6に入射し、このハーフミラー6を透過して4分割のフォトダイオード13に入射する。このフォトダイオード13では、分割された4つのダイオード位置の各受光量を演算してデータ信号、およびフォーカスとトラッキングの各エラー信号を得る。
【0022】
なお、ハーフミラー6は光ディスク9からの戻り光の光路に対して45°傾いた状態で挿入されているのでシリンドリカルレンズと同等の作用をなし、このハーフミラー6を透過した光ビームは非点収差を有することとなり、4分割のフォトダイオード13上におけるこの戻り光のビームスポットの形状に応じてフォーカスのエラー量が決定されることとなる。なお、上記コリメータレンズ7は状況に応じて省略することも可能であり、さらに半導体レーザ3、4とハーフミラー6との間にグレーティングを挿入して3ビームによりトラッキングエラーを検出することも可能である。
【0023】
このように本実施形態の光ピックアップ装置では、CD−R(CD系)とDVDのいずれの光ディスク9についても信号の記録・再生が可能となるように構成されている。
なお、CD−R(CD系),DVDは共にPC(ポリカーボネート)からなる保護板を有している。
【0024】
ところで、上記CD−Rは幾何学的厚みが1.2mmに規格統一されており、屈折率が1.55のものが多く使用されており、上記DVDは幾何学的厚みが0.6mm、屈折率が1.58のものが多く使用されている。また、これらの光ディスク9はそれぞれ異なる開口数で使用されており、これらいずれの光ディスク9についても適切な開口数を確保するため、対物レンズ8の光源側の面に、中央部分とは高低差を有する輪帯部14を形成している。
【0025】
この輪帯部14は、波長780nm(λ1)の光に対しては、輪帯部14が存在しないと仮定した場合にその輪帯部に相当する位置を通過する光と輪帯部が存在する場合にその輪帯部の形成位置を通過する光との位相差を(2m+1)*波長/2(ただし、mは整数、以下同様)として、光束の外周部において輪帯部14以外を通過する光と輪帯部14を通過する光が互いに干渉し合うことにより、その光量を見かけ上消失させるとともに、波長650nm(λ2)の光に対しては、輪帯部14以外を通過する光と輪帯部14を通過する光との見かけ上の位相差をなくし、光束の外周部においてその光量をそのまま保持するような段差を有している。
【0026】
輪帯部を通過する光と輪帯部以外を通過する光との間で光路差が存在すれば両光の間で光を弱め合う干渉効果が生じるが、ガウスの振幅分布をもった光がレンズに入射するときには、波長λ1の光に対して干渉効果を生ぜしめて所望の開口数とするためには、波長λ1の光に対しては1/2波長の奇数倍、波長λ2の光に対しては1/2波長の偶数倍の位相差を発生させるよりは、むしろその位相差を若干変えた方が良く、その許容量はおよそ2割程度とされる。
【0027】
また、波長780nm(λ1)と波長650nm(λ2)に対する開口数を互いに異ならせるためには、レンズ面の中央部と輪帯部14の境界位置の開口数が、上記各波長のそれぞれ必要とする開口数の間の値となるように設定される。
【0028】
例えば、波長780nm(λ1)の光に対する開口数を0.45とし、波長650nm(λ2)の光に対する開口数を0.6とすると、開口数が約0.53となる位置に輪帯部14の境界を設け、その外周側を輪帯部14とすることにより、波長780nm(λ1)の光に対しては、輪帯部14を通過した光とそれよりも中央部を通過した光との位相差が1/2波長の奇数倍であるため両光が互いに干渉し合い、光束の外周部の光量を見かけ上消失せしめて開口数を0.45相当としている。一方、波長650nm(λ2)の光に対しては、輪帯部14を通過する光と中央部を通過する光との見かけ上の位相差が生じないため、元々の対物レンズの開口数(0.6)がそのまま反映される。
【0029】
このような輪帯部14を設けることにより、DVDが所定位置(ターンテーブル上)に配されてその記録・再生が行われる場合には、半導体レーザ4からの波長650nm(λ2)のレーザ光11がコリメータレンズ7により略平行光とされた状態で対物レンズ8に入射することになるが、入射するレーザ光11は、輪帯部14の存在に影響されることなく開口数を0.6として、対物レンズ8によりDVDの記録面上に収束せしめられることになる。
【0030】
一方、CD−R(CD系)が所定位置(ターンテーブル上)に配されてその記録・再生が行われる場合には、コリメータレンズ7の焦点位置からずらした位置に配置された半導体レーザ3からの波長780nm(λ1)のレーザ光11がやや発散された状態で対物レンズ8に入射することになるが、入射するレーザ光11は、輪帯部14によりその外周部の光束が干渉効果により見かけ上消失して開口数が0.45相当となり、対物レンズ8によりCD−R(CD系)の記録面上に収束せしめられることになる。
以下、上述した対物レンズ8を実施例1,2により具体的に説明する。
【0031】
【実施例】
<実施例1>
実施例1に係る対物レンズ8は、図1に示すように、光源側の面の外周部に、凹状とされた輪帯部14を有している。なお、図1では説明の便宜上、段差を強調して示している。以下図2乃至図4および図9乃至図10にも同様の要領で段差が示されている。また、図中、Xは光軸を示す(以下、図2〜4において同じ)。
【0032】
また、図2(a)に示すように、DVD9aが所定位置(ターンテーブル上)に配されてその記録・再生が行われる場合には、波長650nm(λ2)のレーザ光が略平行光とされた状態で対物レンズ8に入射することになるが、入射するレーザ光は、輪帯部14の存在に影響されることなく開口数が0.6となり、対物レンズ8によりDVD9aの記録面上に収束せしめられる。
【0033】
一方、図2(b)に示すように、CD−R9bが所定位置(ターンテーブル上)に配されてその記録・再生が行われる場合には、波長780nm(λ1)のレーザ光がやや発散された状態で対物レンズ8に入射することになるが、入射するレーザ光は、輪帯部14によりその外周部の光束が干渉作用により見かけ上消失して開口数が0.45相当となり、対物レンズ8によりCD−R9bの記録面上に収束せしめられる。
実施例1に係る対物レンズ8は、両面がともに下記非球面式で表される非球面とされている。
【0034】
【数1】
【0035】
下記表1に、実施例1に係る対物レンズ8のレンズデータ(曲率半径R、λ=650nm、780nmに対する面間隔Dおよびλ=650nm、780nmに対する屈折率N)を示す。また、下記表2に、実施例1に係る対物レンズ8の各非球面の非球面係数を示す。さらに、下記表3に、光記録媒体としてDVDおよびCD−R(CD系)をセットした各場合における、使用波長、ディスク厚、ディスク屈折率と、実施例1に係る対物レンズ8の焦点距離、絞り径、開口数および光源位置の各値を示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
<実施例2>
実施例2に係る対物レンズ8は、図3に示すように、光源側の面の外周部に、凸状となった輪帯部14を有している。
また、図4(a)に示すように、DVD9aが所定位置(ターンテーブル上)に配されてその記録・再生が行われる場合には、波長650nm(λ2)のレーザ光が略平行光とされた状態で対物レンズ8に入射することになるが、入射するレーザ光は、輪帯部14の存在に影響されることなく開口数が0.6となり、対物レンズ8によりDVD9aの記録面上に収束せしめられる。
【0040】
一方、図4(b)に示すように、CD−R9bが所定位置(ターンテーブル上)に配されてその記録・再生が行われる場合には、波長780nm(λ1)のレーザ光がやや発散された状態で対物レンズ8に入射することになるが、入射するレーザ光は、輪帯部14によりその外周部の光束が干渉作用により見かけ上消失して開口数が0.45相当となり、対物レンズ8によりCD−R9bの記録面上に収束せしめられる。
実施例2に係る対物レンズ8は、両面がともに上記非球面式で表される非球面とされている。
【0041】
下記表4に、実施例2に係る対物レンズ8のレンズデータ(曲率半径R、λ=650nm、780nmに対する面間隔Dおよびλ=650nm、780nmに対する屈折率N)を示す。また、下記表5に、実施例2に係る対物レンズ8の各非球面の非球面係数を示す。さらに、下記表6に、光記録媒体としてDVDおよびCD−R(CD系)をセットした各場合における、使用波長、ディスク厚、ディスク屈折率と、実施例2に係る対物レンズ8の焦点距離、絞り径、開口数および光源位置の各値を示す。
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】
図5,6は、それぞれ上記実施例1,2に係る対物レンズの波面収差図を示すものである。この波面収差図から明らかなように、上記実施例1,2に係る対物レンズをDVDおよびCD−R(CD系)のいずれに使用した場合も、レンズ面の中央部と輪帯部14の境界位置に所定の位相差が発生していることがわかる。
【0046】
また、図7,8は、それぞれ上記実施例1,2に係る対物レンズで集光した光のビームプロファイルを示すものである。また、図12は、従来の対物レンズで集光した光のビームプロファイルを示すものである。図7,8,12から明らかなように、上記実施例1,2に係る対物レンズ8は、NA0.6またはNA0.45となるように開口絞りを設けた従来の対物レンズとほぼ同様のビームプロファイルとされている。
【0047】
また、上記実施例1の対物レンズを光ピックアップ装置に用いると、図10に示すように、光源からの使用光を反射偏向するためのミラー21と対物レンズ8との間に、液晶シャッタや波長選択性のあるフィルタ等からなる開口絞りを介在させる必要が無くなり、装置が小型化するとともにその構造が単純となる。図示しないが、上記実施例2の対物レンズを光ピックアップ装置に使用した場合も同様の効果を奏することができる。
【0048】
なお、本発明の対物レンズとしては上述した実施形態のものに限られず種々の態様の変更が可能であり、レンズを形成する材料としては、例えばプラスチック材料を使用することができる。
【0049】
また、光源側のレンズ面に輪帯部を設けているが、ディスク側のレンズ面に輪帯部を設けても良い。
【0050】
また、波長を650nmと780nmの組み合わせとしているが、この波長の組み合わせに限られず、他の異なる2種類の波長の組み合わせとすることもできる。同様に例えば、ディスク厚が同じであっても、使用条件として波長が異なり、レンズの明るさ(NA)を変更する必要がある光学系に対して、本発明を応用することができる。
【0051】
また、本実施例では波長650nmの光において平行光とし、波長780nmの光において、発散光とする例を示したが、これに限定されることなく、いずれか一方の波長の光に対して見かけ上の開口数NAを変えることができる。
【0052】
また、本発明の光ピックアップ装置において、記録・再生対象となる光記録媒体はDVDおよびCD−R(CD系)に限られず、使用波長および開口数の仕様が互いに異なる2つの光記録媒体を共通の光ピックアップ装置で記録・再生する場合に適用することができる。
【0053】
また、上記実施形態に係る光ピックアップ装置は互いに異なる波長の光を出力する各光源を設けているが、これに代えて2つの異なる波長の光を出力し得る1つの光源を設けるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の光記録媒体用対物レンズおよびこれを用いた光ピックアップ装置では、対物レンズの一方の面に、一方の波長λ1の光に対しては光束の外周部の光量を干渉効果により見かけ上消失せしめ、他方の波長λ2の光に対しては該光量をそのまま保持せしめるように作用する輪帯部を設けている。
【0055】
したがって、従来の光記録媒体用対物レンズや光ピックアップ装置のように、光源からの使用光を反射するためのミラーと対物レンズとの間に、液晶シャッタや波長選択性のあるフィルタ等からなる開口絞りを介在させる必要が無くなり、光ピックアップ装置の厚みを薄くすることができるので、特に、ノート型のパーソナルコンピュータに使用されるDVDおよびCD−Rの記録・再生装置として最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る対物レンズの概略図
【図2】本発明の実施例1に係る対物レンズをDVDに用いた場合を示す概略図(a)およびCD−Rに用いた場合を示す概略図(b)
【図3】本発明の実施例2に係る対物レンズの概略図
【図4】本発明の実施例2に係る対物レンズをDVDに用いた場合を示す概略図(a)およびCD−Rに用いた場合を示す概略図(b)
【図5】本発明の実施例1に係る対物レンズをDVDに用いた場合の波面収差図(a)およびCD−Rに用いた場合の波面収差図(b)
【図6】本発明の実施例2に係る対物レンズをDVDに用いた場合の波面収差図(a)およびCD−Rに用いた場合の波面収差図(b)
【図7】本発明の実施例1に係る対物レンズにおいて、650nmの光を集光した場合のビームプロファイル(a)および780nmの光を集光した場合のビームプロファイル(b)
【図8】本発明の実施例2に係る対物レンズにおいて、650nmの光を集光した場合のビームプロファイル(a)および780nmの光を集光した場合のビームプロファイル(b)
【図9】本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置を示す概略図
【図10】本発明の実施例1に係る対物レンズを用いた光ピックアップ装置の一部を示す概略図
【図11】従来の光ピックアップ装置の一部を示す概略図
【図12】従来の対物レンズにおいて、開口数が0.6の対物レンズで集光した場合のビームプロファイル(a)および開口数が0.45の対物レンズで集光した場合のビームプロファイル(b)
【符号の説明】
1 LD光源
2 切替スイッチ
3,4 半導体レーザ
5 プリズム
6 ハーフミラー
7 コリメータレンズ
8 対物レンズ
9 光ディスク
10 記録領域
11 レーザ光
12 絞り
13 フォトダイオード
14 輪帯部
21 ミラー
Claims (4)
- 情報の記録または再生がなされる際に、第1開口数および第1波長に対応する第1光記録媒体、ならびに第2開口数および第2波長に対応する第2光記録媒体に対して、前記使用光を各々所望の位置に収束させるための光記録媒体用対物レンズにおいて、
前記対物レンズの一方の面に、一方の波長λ1の光に対しては干渉効果により光束の外周部の光量を見かけ上消失せしめ、他方の波長λ2の光に対しては該外周部の光量をそのまま保持せしめるように作用する輪帯部を設け、
該輪帯部は、該輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、該輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光とが下記条件式(1)、(2)を満足するような位相差を発生させる段差を有し、かつ段差境界位置の開口数が前記第1および第2の開口数の間の値を有することを特徴とする光記録媒体用対物レンズ。
Δλ1=(2m+1)λ1/2+δ1・・・ (1)
Δλ2=nλ2+δ2 ・・・ (2)
ただし、Δλ1:波長λ1において輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光との位相差
Δλ2:波長λ2において輪帯部が存在しないと仮定した場合に該輪帯部に相当する位置を通過する光と、輪帯部が存在する場合に該輪帯部の形成位置を通過する光との位相差
m,n:整数
δ1:|δ1|<0.2λ1
δ2:|δ2|<0.2λ2 - 前記輪帯部は、前記対物レンズ面の中央部が外周面に対して凹状とされていることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体用対物レンズ。
- 前記輪帯部は、前記対物レンズ面の中央部が外周面に対して凸状とされていることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体用対物レンズ。
- 請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の光記録媒体用対物レンズを備えていることを特徴とする光ピックアップ装置。
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