JP3827129B2 - 燃料噴射装置の取付構造 - Google Patents

燃料噴射装置の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3827129B2
JP3827129B2 JP26098898A JP26098898A JP3827129B2 JP 3827129 B2 JP3827129 B2 JP 3827129B2 JP 26098898 A JP26098898 A JP 26098898A JP 26098898 A JP26098898 A JP 26098898A JP 3827129 B2 JP3827129 B2 JP 3827129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
valve unit
swirl control
intake
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26098898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000073920A (ja
Inventor
裕之 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP26098898A priority Critical patent/JP3827129B2/ja
Publication of JP2000073920A publication Critical patent/JP2000073920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3827129B2 publication Critical patent/JP3827129B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10006Air intakes; Induction systems characterised by the position of elements of the air intake system in direction of the air intake flow, i.e. between ambient air inlet and supply to the combustion chamber
    • F02M35/10078Connections of intake systems to the engine
    • F02M35/10085Connections of intake systems to the engine having a connecting piece, e.g. a flange, between the engine and the air intake being foreseen with a throttle valve, fuel injector, mixture ducts or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10209Fluid connections to the air intake system; their arrangement of pipes, valves or the like
    • F02M35/10216Fuel injectors; Fuel pipes or rails; Fuel pumps or pressure regulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10209Fluid connections to the air intake system; their arrangement of pipes, valves or the like
    • F02M35/10222Exhaust gas recirculation [EGR]; Positive crankcase ventilation [PCV]; Additional air admission, lubricant or fuel vapour admission
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は燃料噴射装置の取付構造に係り、特にインジェクタの燃料噴霧口を燃焼室に接近させて配設することができ、始動性や燃焼安全性等の性能が悪化する惧れが全くないとともに、インジェクタの後端側に配設したデリバリパイプをスワール・コントロール・バルブユニットに取り付けて取付精度を向上し得る燃料噴射装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関、特に自動車用リーンバーン(直噴)型の内燃機関においては、シリンダヘッドと吸気マニホルド間にスワール・コントロール・バルブ(「SCV」ともいう)ユニットを介設したものがある。なお、リーンバーンとは、理論空燃比よりも希薄な空燃比で運転する方式を示す。
【0003】
また、前記内燃機関にインジェクタの一端側を取り付けて設けるとともに、このインジェクタの他端側にデリバリパイプを配設した際に、デリバリパイプを補助して燃料霧化を促進するために、インジェクタに補助空気を供給する補助空気通路を設けている。
【0004】
前記燃料噴射装置の取付構造としては、特開平7−54724号公報に開示されるものがある。この公報に開示される個々のシリンダの円弧状吸気管を備えた内燃機関のための吸気管装置は、個々のシリンダの円弧状吸気管を備えたシリンダヘッドを有する内燃機関のための吸気管装置であって、吸気管は、シリンダヘッドの引き続く吸気口に送り出す燃料噴射弁を包み込んでおり、燃料噴射弁のシリンダヘッド側の端部範囲が受容部に突出している吸気管装置において、噴射弁の他方の端部範囲が受容部に対し同軸の凹部により円弧状吸気管の壁範囲に受け入れられており、所要面積を減少させている。
【0005】
また、特開平7−224626号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるエンジンの制御装置は、単一の気筒に対して設けられるプライマリ吸気ポート及びセカンダリ吸気ポートと、両吸気ポートを連通する内部EGR用の連通路と、全負荷域より低負荷側においては少なくとも理論空燃比よりも希薄な空燃比で運転するリーンバーン手段とを備えたエンジンの制御装置であって、空燃比がリーンの全負荷域より低負荷側では少なくともセカンダリ吸気ポートの吸気弁の開弁時期を排気弁の開弁時期とオーバラップさせるとともに、セカンダリ吸気ポートの吸気弁がプライマリ吸気ポートの吸気弁に対して早開き、且つ早閉じに制御する制御手段を備え、筒内流動を強化し、成層燃焼を図って、リーンバーンを達成している。
【0006】
更に、特開平7−229424号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるエンジンの吸気制御装置は、複数の吸気弁開口に連なる吸気通路内に吸気通路面積を可変制御する吸気制御弁を備えたエンジンの吸気制御装置において、吸気通路を隔壁により一部の吸気弁開口に連なる第2通路と残りの吸気弁開口に連なる第1通路とに画成し、第2通路を低吸入空気量時に全閉し、高吸入空気量時に全開する第2制御弁を設け、第1通路を低吸入空気量時に第1通路の天壁又は外側壁側の一部のみが開いた状態に閉じ、高吸入空気量時に全開する第1制御弁を設け、吸気抵抗を増大することなくタンブル、又はスワールをより確実に発生させている。
【0007】
更にまた、実開平4−24629号公報に開示されるものがある。この公報に開示される内燃機関の吸気装置は、内燃機関の吸気ポートに通じる各吸気通路を吸気流方向に延びる隔壁で二分割し、分割された吸気通路の一方を、吸気流が燃焼室内にスワールを生成する形状のスワールポートに導き、他方の吸気通路をストレート形状の吸気ポートに導くとともに、機関低負荷運転時にストレート形状の吸気ポート側の吸気通路を閉鎖する吸気制御弁と、吸気制御弁下流側の吸気通路に夫々開口し、スワールポートとストレートポートとを夫々指向する噴射口を有する燃料噴射弁とを設けた内燃機関において、吸気制御弁が全閉時にもストレートポート径の約1/3に相当する有効径の断面積を有する空気流路を通じてストレートポート側吸気通路からも気筒内に空気を供給するようにしている。
【0008】
また、スワール・コントロール・バルブ(「SCV」ともいう)ユニットを開示するものとしては、特開昭55−12260号公報や特開昭55−14937号公報、特開昭58−65961号公報がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の燃料噴射装置の取付構造において、例えば補助空気通路がなく、シリンダヘッドと吸気マニホルドとの接続部位にインジェクタを取り付けた状態のものにおいては、図9に示す如く、内燃機関202のシリンダヘッド206に吸気マニホルド216を装着し、シリンダヘッド206内の吸気ポート206−1に吸気マニホルド216内の吸気マニホルド通路216−1を連通させて吸気通路218を形成している。
【0010】
そして、前記吸気マニホルド216の下流側において、クッション機能を有するシール材332を介してインジェクタ232の一端側たる先端側を取り付けるとともに、このインジェクタ232の他端側たる後端側をデリバリパイプ264で押さえ、ブラケット342を介して前記吸気マニホルド216の固定用突出部344に前記デリバリパイプ264を固定している。
【0011】
このとき、リーンバーン(直噴)型の内燃機関の場合には、シリンダヘッド206と吸気マニホルド216間にスワール・コントロール・バルブ(「SCV」ともいう)ユニットが配設されることとなる。
【0012】
しかし、前記インジェクタを吸気マニホルドに固定していることにより、シリンダヘッドと吸気マニホルド間にスワール・コントロール・バルブユニットを配設することによって、燃焼室からインジェクタの燃料噴霧口が離間することとなり、始動性や燃焼安全性等の性能が悪化する惧れがあるという不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、内燃機関のシリンダヘッドと吸気マニホルドとの間にスワール・コントロール・バルブユニットを介設し、該スワール・コントロール・バルブユニットと吸気マニホルドとを共締めによって前記シリンダヘッドに取り付ける際に使用する第1ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニットに複数設け、該第1ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニット内に1気筒当たりで2本形成された吸気ポートの長手方向に沿って設けた燃料噴射装置の取付構造において、前記スワール・コントロール・バルブユニットに燃料霧化を促進する補助空気を供給する補助空気通路を形成する第2ボス部を設け、該第2ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニットに形成された前記吸気ポートの並び方向に沿って配設し、該第2ボス部と前記複数の第1ボス部とを前記スワール・コントロール・バルブユニットの上面で交差させて配置し、前記スワール・コントロール・バルブユニットの上面にインジェクタの一端側を取り付ける第3ボス部と前記インジェクタの他端側に配設されるデリバリパイプを取り付ける第4ボスとを設け、隣接する前記第1ボス部の間に前記第3ボス部と第4ボス部とを交互に配設し、前記第1、第2、第3及び第4ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニットの上面に集中配置し、前記デリバリパイプを前記スワール・コントロール・バルブユニットに取り付けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
上述の如く構成したことにより、内燃機関のシリンダヘッドと吸気マニホルド間に介設されるスワール・コントロール・バルブユニットにインジェクタを配設する際には、スワール・コントロール・バルブユニットにインジェクタの一端側を取り付けるとともに、インジェクタの他端側にデリバリパイプを配設し、デリバリパイプをスワール・コントロール・バルブユニットに取り付け、インジェクタの燃料噴霧口を燃焼室に接近させて始動性や燃焼安全性等の性能が悪化する惧れが全くないとともに、スワール・コントロール・バルブユニットにインジェクタとデリバリパイプとを夫々取り付けて取付精度を向上させ、しかもスワール・コントロール・バルブユニットのサブアッセンブリ化を可能とし、組付性を向上させている。
【0015】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0016】
図1〜図4はこの発明の実施例を示すものである。
【0017】
図2において、2はリーンバーン(直噴)型の内燃機関、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はシリンダヘッドカバー、10は燃焼室、12は吸気弁、14は排気弁、16は吸気マニホルド、18は吸気通路、20はスロットルバルブ、22はエアクリーナ、24は排気マニホルド、26は排気通路、28は排気管、30は触媒体である。
【0018】
前記吸気通路18の下流側端部に、燃焼室10側に指向させてインジェクタ32を設ける。なお、図2におけるインジェクタ32部分の構造は概略的な表示であり、詳細は後述の図1及び図3、図4によって説明する。
【0019】
そして、前記スロットルバルブ20よりも下流側の吸気通路18に圧力検出通路34の一端側を連絡して設け、この圧力検出通路34の他端側には、吸気管圧力を検出する圧力センサ36が設けられている。
【0020】
また、前記内燃機関2には、排気ガスの一部を内燃機関2の吸気系に還流させる排気ガス再循環装置(EGR装置)38が設けられている。
【0021】
この排気ガス再循環装置38は、排気ガスの一部を内燃機関2の燃焼室10内に再循環させて燃焼温度を低下し、Noxの発生量を低減するものであり、内燃機関2の運転性を確保するために、内燃機関2が冷機時、スロットルバルブ20が全閉時、内燃機関2の高負荷運転時、吸気管圧力が低い時には、非作動となるものである。
【0022】
前記排気ガス再循環装置38は、EGR通路40とEGR制御弁42とEGRソレノイド弁(「EGR用VSV」ともいう)44とを有している。EGR通路40は、一端側が排気通路26に開口するEGR取入口46に連絡するとともに、他端側がスロットルバルブ20下流側の吸気通路18に開口するEGR還流口48に開口している。EGR制御弁42は、吸気マニホルド16に付設され、バルブ用弁体50によってEGR通路40を開閉して排気ガスの還流量を調整するものである。
【0023】
EGR制御弁42は、吸気マニホルド16下流側に一体形成される負圧室52に圧力通路54によって連絡し、この圧力通路54からの圧力(負圧)が作用することによってバルブ用ダイヤフラム(図示せず)が変位し、このバルブ用ダイヤフラムに固定された前記バルブ用弁体50の動作によってEGR通路40を開閉する。負圧室52は、スロットルバルブ20よりも下流側の吸気通路18に連絡通路56によって連絡するとともに、連絡通路56途中には負圧室52への負圧の作用のみを許容する1ウェイバルブ58を配設する。
【0024】
EGRソレノイド弁44には、図示しない制御手段が連絡している。また、この制御手段には、前記インジェクタ32と、圧力センサ36と、排気マニホルド24に設けた排気センサ60と、スロットルバルブ20の開度を検出するスロットルセンサ62とが連絡している。
【0025】
また、前記制御手段には図示しないメインリレーが連絡し、このメインリレーには、イグニションスイッチ(図示せず)とフューズ(図示せず)とバッテリ(図示せず)とが連絡している。
【0026】
前記インジェクタ32の他端側たる後端側に、デリバリパイプ64を介して、燃料供給通路66の一端側が連絡されている。この燃料供給通路66の他端側は、オイルポンプ68に連絡されている。このオイルポンプ68は、燃料タンク70内に設置されている。燃料供給通路66途中且つ燃料タンク70内には、燃料フィルタ72が設けられている。
【0027】
更に、この燃料供給通路66途中且つ燃料タンク70内には、燃料圧レギュレータ74が設けられている。
【0028】
燃料タンク70には、パージ通路76の一端側が連絡している。このパージ通路76の他端側には、キャニスタ78が設けられている。パージ通路76には、2ウェイバルブ80が設けられている。
【0029】
また、キャニスタ78には、エバポ通路82の一端側が連絡している。このエバポ通路82の他端側は、吸気通路18、つまりスロットルボディ84に連絡している。
【0030】
そして、エバポ通路82途中には、パージバルブ86が設けられている。
【0031】
なお符号16Sは前記吸気マニホルド16の上流側に形成されるサージタンク、88はこのサージタンク16Sと図示しないブリーザ室とを連絡する連絡通路、90は連絡通路88途中に設けられるPCVバルブである。
【0032】
前記シリンダヘッドカバー8にブリーザ通路92の一端を連絡して設けるとともに、このブリーザ通路92の他端を前記エアクリーナ22よりも下流側の吸気通路18に連絡して設ける。
【0033】
そして、前記インジェクタ32の図示しない補助空気通路に一端が連絡するとともに、他端が前記スロットルバルブ20よりも上流側の吸気通路18に連絡する補助通路94を設け、この補助通路94途中にデューティソレノイド弁(「デューティ用VSV」ともいう)96を設ける。
【0034】
また、前記インジェクタ32直上流側の吸気通路18にスワール・コントロール・バルブ(「SCV」ともいう)98を設け、このスワール・コントロール・バルブ98をSCV用アクチュエータ100に連絡して設け、SCV用アクチュエータ100の図示しない圧力室と前記圧力通路54途中とを連絡する分岐圧力通路102を設け、この分岐圧力通路102途中にはSCV用ソレノイド弁(「SCV用VSV」ともいう)104を設ける。
【0035】
次に、前記インジェクタ32部分の詳細を説明する。
【0036】
前記内燃機関2は、図1に示す如く、シリンダヘッド6と吸気マニホルド16間にスワール・コントロール・バルブユニット(「SCVユニット」ともいう)106を介設している。
【0037】
このとき、前記スワール・コントロール・バルブユニット106にインジェクタ32の一端側たる先端側を取り付けて設けるとともに、このインジェクタ32の他端側たる後端側にデリバリパイプ64を配設し、デリバリパイプ64を前記スワール・コントロール・バルブユニット106に取り付けて設ける構成とする。
【0038】
詳述すれば、デリバリパイプ64は、図1に示す如く、インジェクタ32の後端側に配設した際に、ブラケット108を介して前記スワール・コントロール・バルブユニット106上面のデリバリパイプ64の後述する取付用第4ボス部120にボルト110によって固定される。
【0039】
また、前記スワール・コントロール・バルブユニット106には、図4に示す如く、デリバリパイプ64を補助して燃料霧化を促進する補助空気を供給する補助空気通路112を一体的に設けている。
【0040】
更に、前記スワール・コントロール・バルブユニット106には、図3に示す如く、シリンダヘッド6に吸気マニホルド16と共に共締めによって取り付ける際に使用する第1ボス部114と補助空気通路112を形成する第2ボス部116とを格子状に配設し、この格子間スペースSにインジェクタ32の取付用第3ボス部118とデリバリパイプ64の取付用第4ボス部120とを交互に配設し、第1〜第4ボス部114、116、118、120を前記スワール・コントロール・バルブユニット106上面に集中配置する。
【0041】
そして、前記スワール・コントロール・バルブユニット106内には、図3に示す如く、1気筒当たり2本の吸気ポート122、124が形成されている。このとき、基本的には、一方の吸気ポート122は、スワール・コントロール・バルブ98を配設した断面円形状のポートであり、他方の吸気ポート124は、断面楕円形や断面長楕円形を含む断面長円形状のポートであるが、夫々の吸気ポート122、124には、上方に膨出するポート膨出部126、128を形成している。
【0042】
前記インジェクタ32をスワール・コントロール・バルブユニット106に配設する際には、図3に示す如く、2つの吸気ポート122、124の上方に膨出させたポート膨出部126、128の双方に夫々臨むように配設されるとともに、スワール・コントロール・バルブ98よりも下流側を臨んでいる。
【0043】
しかも、前記インジェクタ32は、図4に示す如く、先端側からOリング130とクッション機能を有するシール材132とを使用して、スワール・コントロール・バルブユニット106に配設され、Oリング130とシール材132間に補助空気チャンバ134を形成している。
【0044】
この補助空気チャンバ134には、スワール・コントロール・バルブユニット106にドリル加工によって形成され且つ前記補助空気通路112に連通する内部通路136が連絡している。
【0045】
また、前記スワール・コントロール・バルブユニット106内の補助空気通路112は、正圧による霧化促進を果たすために、図3に示す如く、前記スロットルバルブ20よりも上流側の吸気通路18に、補助通路94を形成する配管138によって連通するとともに、この補助通路94途中にデューティソレノイド弁96が介設されている。
【0046】
なお、符号140は、前記スワール・コントロール・バルブユニット106をシリンダヘッド6へ取り付けるための、スワール・コントロール・バルブユニット106のシリンダヘッド取付面である。
【0047】
次に作用を説明する。
【0048】
前記内燃機関2のシリンダヘッド6と吸気マニホルド16間に介設されるスワール・コントロール・バルブユニット106に前記インジェクタ32を配設する際には、2つの吸気ポート122、124の上方に膨出させたポート膨出部126、128の双方に夫々臨むように、且つスワール・コントロール・バルブ98よりも下流側を臨むように、インジェクタ32を配設している。
【0049】
そしてこのとき、前記インジェクタ32の後端側にデリバリパイプ64を配設するとともに、ブラケット108を介してデリバリパイプ64を前記スワール・コントロール・バルブユニット106上面の取付用第4ボス部120にボルト110によって固定している。
【0050】
これにより、前記インジェクタ32の先端側がスワール・コントロール・バルブユニット106に装着されることによって、インジェクタ32の燃料噴霧口を燃焼室10に接近させて配設することができ、始動性や燃焼安全性等の性能が悪化する惧れが全くなく、実用上有利である。
【0051】
また、前記インジェクタ32の後端側に配設したデリバリパイプ64を、ブラケット108を介して前記スワール・コントロール・バルブユニット106上面の取付用第4ボス部120にボルト110によって固定したことにより、スワール・コントロール・バルブユニット106にインジェクタ32とデリバリパイプ64とを夫々取り付けることができ、取付精度を向上させることができるとともに、スワール・コントロール・バルブユニット106のサブアッセンブリ化が可能となり、組付性を向上し得る。
【0052】
更に、前記スワール・コントロール・バルブユニット106に補助空気通路112を一体的に設けたことにより、デリバリパイプ64を補助して燃料霧化を促進する補助空気を供給することができるとともに、従来のものに比し、デリバリパイプ64の固定位置がシリンダヘッド6側に移行し、且つ共肉で軽量高剛性を実現し、吸気マニホルド16の支持剛性を向上させてエンジン振動に対して有利であり、しかも部品点数を削減でき、構成が簡略化して製作が容易となり、コストを低廉とし得て、経済的にも有利である。
【0053】
更にまた、前記スワール・コントロール・バルブユニット106に、シリンダヘッド6に吸気マニホルド16と共に共締めによって取り付ける際に使用する第1ボス部114と補助空気通路112を形成する第2ボス部116とを格子状に配設するとともに、格子間スペースSにインジェクタ32の取付用第3ボス部118とデリバリパイプ64の取付用第4ボス部120とを交互に配設したことにより、第1〜第4ボス部114、116、118、120をスワール・コントロール・バルブユニット106上面に集中配置することができ、各第1〜第4ボス部114、116、118、120の集中配置化によって、近接による共肉化が実現でき、各第1〜第4ボス部114、116、118、120の剛性を向上させることができ、実用上有利である。
【0054】
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0055】
例えば、この発明の実施例において、シリンダヘッド6にスワール・コントロール・バルブユニット106を装着する際に、シリンダヘッド6を面一状態に形成したが、図5に示す如く、シリンダヘッド6に収容凹部152を形成するとともに、収容凹部152にスワール・コントロール・バルブユニット106の下流側の一部を収容させる構成(SG1)とすることもできる。
【0056】
さすれば、前記スワール・コントロール・バルブユニット106に装着されるインジェクタ32をシリンダヘッド6側により一層接近させることができ、レスポンスが早くなり、インジェクタ32のコンピュータ制御の信頼性を高まり、実用上有利である。
【0057】
また、この発明の実施例においては、スワール・コントロール・バルブユニット106に、デリバリパイプ64を補助して燃料霧化を促進する補助空気を供給する補助空気通路112を一体的に設ける構成としたが、図6に示す如く、前記補助空気通路112を、スワール・コントロール・バルブユニット106と別体のカバー部材162とによって形成する構成(SG2)とすることも可能である。
【0058】
さすれば、前記カバー部材162の形状、特に内周形状によって、通路断面積の異なる補助空気通路112を任意に形成することができ、各仕様の内燃機関に対応可能であるとともに、補助空気通路112の保守・点検を容易に行うことができ、実用上有利である。
【0059】
更に、この発明の実施例においては、スワール・コントロール・バルブユニット106とデリバリパイプ64とを夫々別体に設ける構成としたが、図7及び図8に示す如く、スワール・コントロール・バルブユニット172に、デリバリパイプとして機能する第5ボス部174を設けることも可能である。
【0060】
すなわち、前記スワール・コントロール・バルブユニット172を形成する際に、図8に示す如く、図示しないシリンダヘッドに吸気マニホルド(図示せず)と共に取り付ける際に使用する第1ボス部114と、補助空気通路112を形成する第2ボス部116とを格子状に配設し、この格子間スペースSにサイドフィードタイプインジェクタ176の取付用第3ボス部178を配設するとともに、この第3ボス部178を連絡し且つデリバリパイプとして機能する前記第5ボス部174を前記第2ボス部116に対して平行に設ける。符号A1、A2、A3、A4は夫々シール材である。
【0061】
なお、サイドフィードタイプインジェクタ176とは、インジェクタの端部ではなく、図7に示す如く、インジェクタ176の外周部位から燃料Fを供給する方式のものである。そして、インジェクタの固定方策としては、実施例に記載のデリバリパイプの取付用第4ボス部をインジェクタ固定用として機能させたり、あるいは公知技術の固定手段を使用することができる。
【0062】
さすれば、前記スワール・コントロール・バルブユニット172に、デリバリパイプとして機能する第5ボス部174をも一体的に設けることができ、デリバリパイプの取付精度を考慮する必要がなく、スワール・コントロール・バルブユニットのサブアッセンブリ化が一層促進され、組付性を向上し得る。
【0063】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの発明によれば、インジェクタの燃料噴霧口を燃焼室に接近させて配設することができ、始動性や燃焼安全性等の性能が悪化する惧れが全くなく、実用上有利である。また、スワール・コントロール・バルブユニットにインジェクタとデリバリパイプとを夫々取り付けることができ、取付精度を向上させることができるとともに、スワール・コントロール・バルブユニットのサブアッセンブリ化が可能となり、組付性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すシリンダヘッドと吸気マニホルド間にインジェクタを取り付けたスワール・コントロール・バルブユニットを介設した状態の一部切欠き断面図である。
【図2】燃料噴射装置の概略構成図である。
【図3】スワール・コントロール・バルブユニットの組付斜視図である。
【図4】インジェクタ先端部位の概略拡大断面図である。
【図5】この発明の他の第1の実施例を示すシリンダヘッドと吸気マニホルド間にインジェクタを取り付けたスワール・コントロール・バルブユニットを介設した状態の一部切欠き断面図である。
【図6】この発明の他の第2の実施例を示すインジェクタ先端部位の概略拡大断面図である。
【図7】この発明の他の第3の実施例を示すインジェクタ先端部位の概略拡大断面図である。
【図8】スワール・コントロール・バルブユニットの概略斜視図である。
【図9】この発明の従来技術を示すシリンダヘッドと吸気マニホルドとの接続部位にインジェクタを取り付けた状態の一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関
6 シリンダヘッド
16 吸気マニホルド
18 吸気通路
32 インジェクタ
64 デリバリパイプ
66 燃料供給通路
98 スワール・コントロール・バルブ
100 SCV用アクチュエータ
102 分岐圧力通路
104 SCV用ソレノイド弁
106 スワール・コントロール・バルブユニット
108 ブラケット
112 補助空気通路
114 第1ボス部
116 第2ボス部
118 第3ボス部
120 第4ボス部

Claims (2)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドと吸気マニホルドとの間にスワール・コントロール・バルブユニットを介設し、該スワール・コントロール・バルブユニットと吸気マニホルドとを共締めによって前記シリンダヘッドに取り付ける際に使用する第1ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニットに複数設け、該第1ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニット内に1気筒当たりで2本形成された吸気ポートの長手方向に沿って設けた燃料噴射装置の取付構造において、前記スワール・コントロール・バルブユニットに燃料霧化を促進する補助空気を供給する補助空気通路を形成する第2ボス部を設け、該第2ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニットに形成された前記吸気ポートの並び方向に沿って配設し、該第2ボス部と前記複数の第1ボス部とを前記スワール・コントロール・バルブユニットの上面で交差させて配置し、前記スワール・コントロール・バルブユニットの上面にインジェクタの一端側を取り付ける第3ボス部と前記インジェクタの他端側に配設されるデリバリパイプを取り付ける第4ボスとを設け、隣接する前記第1ボス部の間に前記第3ボス部と第4ボス部とを交互に配設し、前記第1、第2、第3及び第4ボス部を前記スワール・コントロール・バルブユニットの上面に集中配置し、前記デリバリパイプを前記スワール・コントロール・バルブユニットに取り付けたことを特徴とする燃料噴射装置の取付構造。
  2. 前記複数の第1ボス部と第2ボス部とで囲まれる部位に前記第3ボス部と前記第4ボス部とを交互に配設したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置の取付構造。
JP26098898A 1998-08-31 1998-08-31 燃料噴射装置の取付構造 Expired - Lifetime JP3827129B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26098898A JP3827129B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 燃料噴射装置の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26098898A JP3827129B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 燃料噴射装置の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000073920A JP2000073920A (ja) 2000-03-07
JP3827129B2 true JP3827129B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=17355518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26098898A Expired - Lifetime JP3827129B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 燃料噴射装置の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3827129B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBO20020339A1 (it) 2002-05-31 2003-12-01 Magneti Marelli Powertrain Spa Dispositivo ripartitore di flusso per collettori aria atto a realizzare flussi turbolenti in camera di scoppio
GB0522982D0 (en) * 2005-11-10 2005-12-21 Kennedy Roger Induction regulator block
JP5854601B2 (ja) * 2010-12-28 2016-02-09 株式会社ミクニ 樹脂製インテークマニホールド
JP2017057818A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の吸気通路構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000073920A (ja) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755034B2 (ja) 火花点火式多気筒エンジン
JPS6052292B2 (ja) 複吸気路式内燃機関
US5309886A (en) Supercharged internal combustion engine
US20070227495A1 (en) Intake device of internal combustion engine
US20080307788A1 (en) Internal Combustion Engine with a Turbocharger
JPH10103115A (ja) 筒内燃料噴射式2サイクルエンジン
JP3724687B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
CA2234475C (en) Dual bore intake manifold
JP3827129B2 (ja) 燃料噴射装置の取付構造
EP1705351B1 (en) Control apparatus of multi-cylinder engine
JP4258224B2 (ja) V型エンジンの吸気マニホールド
JP4244082B2 (ja) 吸気マニホールド構造
JP3740741B2 (ja) 直接筒内噴射式火花点火機関
JP2000073772A (ja) 筒内噴射式エンジン
JPS5974360A (ja) 内燃エンジンの空燃比制御装置
JP2798743B2 (ja) 空気燃料噴射式2サイクルエンジンのアイドリング制御装置
JP4252662B2 (ja) 多気筒エンジン
JPH08135514A (ja) ガス燃料エンジンの燃料供給装置
JP2009228654A (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JP3546557B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置及び燃料供給方法
JPH0330598Y2 (ja)
JP2000154711A (ja) 電子制御式4サイクルエンジン用吸気装置
JP2523564Y2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH10212925A (ja) エンジンのブリーザ装置
JPH059484Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060629

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4