JP3826516B2 - 加熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚等の調理物をガスバーナーの熱源により調理する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の加熱装置は、図5に示すように3口のガスコンロバーナー1からなるコンロ部2と、ガスによる被加熱物の両面焼きが可能なグリル部3と、ガス及び高周波により被加熱物を加熱するオーブン・電子レンジ部4から構成されている。
【0003】
グリル部3及びオーブン・電子レンジ部4で調理する際の操作はメニュー選択が自由にでき、調理時間を設定して自動で消すことができる操作部5で行われ、コンロ部2で調理する際の操作は、各ガスコンロバーナー1に対応した手動式ツマミ6を操作して点火及び消火をすることにより行われる。また、ガスの両面焼きグリル部3において調理する際の操作は、操作部5の被加熱物の裏面を下火のみにより加熱調理を行う下火焼き、被加熱物の表面を上火のみにより加熱調理を行う上火焼き、前記上火と下火両バーナーによって被加熱物の表裏両面を同時に加熱調理を行なう両面焼きのメニューを選択し、調理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では両面焼きの場合、上火と下火の個々の火力により同時に被加熱物を加熱するため、被加熱物の表面が速く焦げる、また、裏面が速く焦げる等して良好な結果を得ることが困難であった。
【0005】
また、被加熱物としては、大きさや性質が異なったり、出来具合の多少の好みに対し、両面焼き,上火焼き,下火焼きのメニューのみでは満足のいく調理ができず、被加熱物の位置を変えるなどの対処をせざるをえなかった。
【0006】
本発明は、前記問題を解決するものであり、調理性能の向上を図ると共に使い勝手をよくした加熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、両面焼き,上火焼き,下火焼きを有し,両面焼きに「強」,「弱」の加熱機能を有し、被加熱物に合った加熱方式が選択でき、調理の出来具合に対して調理性能の向上と、被加熱物の位置を変えることなく調理ができて、使い勝手を高めると共に、燃焼性能の安定化を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、調理物を上下から加熱するための加熱手段と、加熱形態を入力するための操作部と、操作内容を表示する表示部と、前記操作部の入力に基づいて加熱手段を制御し、両面焼き強,両面焼き弱,上火焼き,及び下火焼きのいずれかを行なわせるとともに、両面焼き強,両面焼き弱の火力は、下火のみ強弱可変としてなる加熱装置で、被加熱物の加熱にあった加熱調理を得ることができる。
【0009】
本発明の請求項2に記載の発明は、両面焼き,上火焼き,下火焼きの点火を、強で行なわせ、また、弱での点火及びメニュー切り替え時も、強で点火せしめ、着火後、弱へと制御する加熱装置であり、点火の向上を図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1,図2,図3を用いて説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施例を示す加熱調理器の正面図、図2はグリル部の操作部、図3はグリル部の構成図、図4は同断面図を示す。
【0012】
まず加熱装置は、3口のガスコンロバーナー7からなるコンロ部8と、ガスによる被加熱物の両面焼きが可能なグリル部9と、ガス及び高周波により被加熱物を加熱するオーブン・電子レンジ部10から構成されている。
【0013】
オーブン・電子レンジ部10で調理する際の操作はメニュー選択が自由にでき、調理時間を設定して自動で消すことができる操作部11で行われ、グリル部9で調理する際の操作はメニュー選択が自由にでき、調理時間を設定して自動で消すことができる操作部12で行われ、コンロ部8で調理する際の操作は、各ガスコンロバーナー7に対応した手動式ツマミ13を操作して点火及び消火をすることにより行われる。
【0014】
上記グリル部の操作部12は図3に示すようにマイクロコンピュータからなる制御部12Aに接続されている。そして前記操作部12には、図2に示すように両面焼きの両面「強」,両面焼きの両面「弱」,上火焼きの上火,下火焼きの下火、のメニュー選択キー14と、調理時間変更のためのタイマーつまみ15と、加熱形態を表示する表示部となる表示管16と、調理スタートキー17と、常に全てに優先して動作する取消スイッチ18が設けられている。
【0015】
上記の構成によるグリル調理の動作を図3及び図4に従って説明する。両面焼き「強」14aのメニューを入力すると、表示管に「グリル」16aというグリル実行中の文字が点滅を開始し、「スタート」17を押すと両面焼きを表すための魚マークの上部と下部にバーナーを示す表示16b及び両面「強」16cが点灯し、燃焼マーク16dと魚マーク16eはバーナーの炎が着火するまで点滅し、着火の確認が行われたら点灯する。また、両面焼き「強」のメニューを入力時、「15分」16fという調理時間が制御部12Aのマイクロコンピューターの中より呼び出され表示される。以下の調理スタートの指示をマイクロコンピューターで行う。
【0016】
制御部12Aは、スタートの指示にのっとって、図3に示すイグナイター19をとばし、かつ第1電磁弁20を開き、次に第2電磁弁21を開き、グリルガバナ22(圧力一定弁)を介して着火用バーナー23へガスを供給して着火用バーナー23に炎がつくのをまつ。着火されたことがフレームロッド24により確認されたらイグナイター19をとばすのをやめる。
【0017】
次に、加熱手段である上火バーナー25の電磁弁26と27を開き、続いて加熱手段である下火バーナー28の電磁弁29と30を開き、上火バーナー25および下火バーナー28を点火する。点火が完了すると、下火バーナー28の電磁弁30を閉じて下火バーナー28のみ弱とする。すなわち上火バーナー25、および下火バーナー28へのガス通路には電磁弁26,27および29,30が直列に接続され、各バーナー側に設けてある電磁弁27,30をバイパスするガス通路31,32が構成してある。
【0018】
一方、両面焼き「弱」のメニュー14bを入力すると、表示管には、両面焼き「強」と同様、両面焼き「弱」に対応する表示を行う(以下、表示管には、メニューに対応した表示を行うもので説明は省く)。
【0019】
両面焼き「弱」時、制御部12Aは、上火バーナー25の電磁弁26と27を開き、続いて下火バーナー28の電磁弁29と30を開き、上火バーナー26、および下火バーナー28を点火する。点火が完了すると、上火バーナー25の電磁弁27及び下火バーナー28電磁弁30を閉じ両バーナー25,28とも弱にする。
【0020】
図4はグリル部の断面図を示し、33は焼き網、34は調理物を示す。
両面焼きに適する調理には、さんまなどの一匹魚,ぶりの照り焼き,味噌漬けなどの漬け焼き魚,鶏のもも焼きなどがあり、さんまなどの一匹魚は、「強」火力、ぶりの照り焼き,味噌漬けなどの漬け焼き魚は焦げやすく、また、鶏のもも焼きは火が通りにくい為、「弱」火力でじっくり焼くことが必要で、下火バーナー28のみの火力を「強」「弱」とすることにより良好な調理結果を得ることができる。
【0021】
一方、上火焼きは、上火バーナー25の電磁弁26と27とが開き、両面焼き弱時の上火バーナーの火力よりアップさせる。上火焼きに適する調理には、ししゃも、味醂干しなどがあり、両面焼き弱時の上火バーナー25の火力では、火力が不足し、焼き色も付きにくいが、両面焼き弱時の上火より火力をアップさせることにより、33の焼き網の高さを変える必要がなく良好な調理結果を得ることができる。
【0022】
また、下火焼きは下火バーナー28の電磁弁26,27が開き、強火力で加熱調理を行なう。
【0023】
なお、両面焼き「強」のときの下火バーナー28,両面焼き「弱」のときの上火バーナー25と下火バーナー28は、強で点火された後「弱」に制御される。また両面焼き強の上火火力は、上火焼きの弱の火力に相当するようにしてあり、被加熱物を上火火力のみで調理する場合両面焼きの上火火力と同等では火力が不足し、調理時間が長くても焼けなくて、被加熱物の位置を変えて調理していたのが現状であるが、上火の火力を両面焼き強よりアップすることにより被加熱物の位置の変更が不要となり使い勝手の向上を図ることができる。
【0024】
また、両面焼き「強」から上火焼き「強」など自由にいつでもメニューの変更が可能で、両面焼き「強」,両面焼き「弱」のときへのメニュー変更においても強で点火され「弱」に制御され、グリル調理中にメニューの変更を指示すると、同時にバーナーの出力パターンも追従して変更されるもので、常安定した点火性能を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、両面焼き,上火焼き,下火焼きを有し、両面焼きに「強」,「弱」の加熱機能を有し、被加熱物に合った加熱方式が選択でき、調理の出来具合に対して調理性能の向上と、被加熱物の位置を変えることなく調理ができ、使い勝手の向上を高めると共に、燃焼性能の安定化を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面焼きグリルを組み込んだ加熱装置の正面図
【図2】同加熱装置のグリル操作部の正面図
【図3】同加熱装置のグリル部の構成図
【図4】同断面図
【図5】従来の両面焼きグリルを組み込んだ加熱装置の正面図
【符号の説明】
12 操作部
12A 制御部
16 表示管(表示部)
25 上火バーナー(加熱手段)
28 下火バーナー(加熱手段)
Claims (2)
- 調理物を上下から加熱するための加熱手段と、加熱形態を入力するための操作部と、操作内容を表示する表示部と、前記操作部の入力に基づいて加熱手段を制御し、両面焼き強,両面焼き弱,上火焼き,及び下火焼きのいずれかを行なわせるとともに両面焼き強,両面焼き弱の火力は、下火のみ強弱可変としてなる加熱調理器。
- 制御部は、両面焼き,上火焼き,下火焼き弱での点火を、強で行なわせ、着火後弱へと制御する請求項1記載の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28942097A JP3826516B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP28942097A JP3826516B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 加熱装置 |
Publications (2)
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JPH11125427A JPH11125427A (ja) | 1999-05-11 |
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ID=17743021
Family Applications (1)
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JP28942097A Expired - Lifetime JP3826516B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | 加熱装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3826516B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100944629B1 (ko) | 2003-04-28 | 2010-02-26 | 린나이코리아 주식회사 | 양면 그릴 점화 제어장치 및 그 방법 |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP28942097A patent/JP3826516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11125427A (ja) | 1999-05-11 |
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