JP3826302B1 - 運搬用コンベアのカバー装置 - Google Patents

運搬用コンベアのカバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3826302B1
JP3826302B1 JP2005266255A JP2005266255A JP3826302B1 JP 3826302 B1 JP3826302 B1 JP 3826302B1 JP 2005266255 A JP2005266255 A JP 2005266255A JP 2005266255 A JP2005266255 A JP 2005266255A JP 3826302 B1 JP3826302 B1 JP 3826302B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
frame
conveyor
screw cylinder
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005266255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007076804A (ja
Inventor
勲 稲葉
Original Assignee
有限会社イナバゴム機工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社イナバゴム機工 filed Critical 有限会社イナバゴム機工
Priority to JP2005266255A priority Critical patent/JP3826302B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3826302B1 publication Critical patent/JP3826302B1/ja
Publication of JP2007076804A publication Critical patent/JP2007076804A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Framework For Endless Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】 低コストで運搬用コンベアに簡便に着脱することができるとともに、確実かつ強固に取り付けることができる運搬用コンベアのカバー装置を提供する。
【解決手段】 コンベア本体104の長手方向に間隔をあけて複数設置され、コンベア本体104を両脚が跨るように立設されたコ字状又はアーチ状の本体を有するカバーフレーム12と、カバーフレーム12に取り付けられて被運搬物(M)を覆うシートカバー14と、を備え、機枠102に対して着脱自在であり、かつカバーフレーム12の両脚がコンベア本体104を跨った状態とし、さらに該カバーフレーム12の両脚を立てた状態で機枠102に対して支持固定するフレーム脚支持装置16を備えた運搬用コンベアのカバー装置10から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、砕石、鉱石、または、穀物等の粒状製品等を運搬するコンベアの上方側を覆蓋して、運搬物からの粉塵の飛散防止、又は風雨等から該運搬物を保護する運搬用コンベアのカバー装置に関する。
例えば、石灰石等を採石現場からセメント工場まで運搬する際には、ベルトコンベア等を用いて運搬されている。石灰石等は採石現場側で予めある程度の大きさに砕石されながらホッパからベルトコンベア上に供給され、数十m〜数km離れた工場まで連続的に運搬される。コンベア上に供給される石灰石等の砕石には粒径の小さなものが含まれており、コンベア運搬中にこれらの微粒子ぶんがコンベアの振動や風等によって周囲に飛散するおそれがある。このような石灰石の微粒子ぶんは、作業者の健康被害や大気汚染等の公害の原因となるので、該微粒子ぶんが周囲へ飛散しないようにコンベアライン全体にカバーを取り付けるのが好ましく、行政機関からもカバーを取り付けるように厳しく指導、注意等されている。従来のコンベアカバーは、例えば、半円筒形に形成されたガラス繊維強化プラスチック製のカバー(以下、「FRP製カバー」という)が用いられている。従来のFRP製カバーは、コンベアを支持している機枠の側面にL字アングルやコ字形ブラケット等を溶接固定またはボルト・ナット固定しておき、コンベアを覆い被せるように配置させたFRP製カバーの端部とL字アングル、ブラケット等とを特殊形状のクリップ、ピン等を介して連結させながら、カバーを長手方向へ多数接続していくものであった。しかしながら、従来のFRP製のカバーでは、コストが高く中小規模の業者では設備投資が現実的には困難である、取付け作業時にはアングル等の溶接やボルト孔の穿孔工程等を含むので煩雑であり作業時間が長時間に及ぶ、カバーに柔軟性がないのでカーブしたコンベアラインに対応できず継ぎ目に隙間が生じ石灰石の微粒子ぶんが外部へ飛散する、コンベアをカバーの外側から見ることができないので点検、メンテナンスが不便である等の多くの問題があった。
そこで本出願人は、上記問題点に着目して、先に出願した特許文献1に運搬用コンベヤーカバーを提案している。特許文献1記載の運搬用コンベヤーカバーは、コンベヤーを跨るように略逆U字状に形成された支柱を間隔を置いて複数配設し、支柱に透明ビニルシートを取り付けて構成されている。逆U字状の支柱の両下端側には、コンベアの支持枠体両側に引っかかるように内側にL字屈曲された屈曲部が、該屈曲部を含む下端部を全方向に折り曲げることができる関節部を介して接続されている。さらに、屈曲部と関節部は、互いに引き合うようにばねを介して付勢されており、ばねに抗して関節部から屈曲部を外側に折り曲げた後、関節部を真っ直ぐにして屈曲部を内側に戻してばねの収縮力により支柱の支持枠体への取付けを図るものであった。
登録実用新案第3028206号公報
特許文献1の運搬用コンベヤーカバーでは、コンベヤーの支持枠体に逆U字状の支柱下端側のL字屈曲部を下からあてがわせながらばね付勢を介して取り付けさせようとする構成となっているが、実際には、支柱が下方に落ちるのを受け止めるものがないので、支柱を支持枠体へ支持固定させることが不可能なものであった。また、仮に支柱を支持枠体に固定できたとしても、ばねの付勢力による屈曲部の圧接力だけでは支持枠体への固定力が弱く、支柱が不安定でぐらつきやすいため、不意に支柱が支持枠体から離脱したり、所定位置から移動したり、倒れたりするおそれが高く、コンベア又はカバーを破損させたり、カバーに隙間が生じ微粒子ぶんが外部に飛散したり、メンテナンスにより運搬を停止させてしまう等の問題があった。すなわち、微粒子ぶんが飛散するのを有効に防止するコンベヤーカバーとしての実現性、実用性に乏しいものであった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで運搬用コンベアに簡便に着脱することができるとともに、確実かつ強固に取り付けることができる運搬用コンベアのカバー装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、機枠102上に支持されるコンベア本体104の上面側を覆蓋する運搬用コンベア100のカバー装置であり、コンベア本体104の長手方向に間隔をあけて複数設置され、コンベア本体104を両脚が跨るように立設されたコ字状又はアーチ状の本体を有しそれらの脚端部に雄ねじ部13を有するカバーフレーム12と、カバーフレーム12に取り付けられて被運搬物を覆うシートカバー14と、を備え、機枠102に対して着脱自在であり、かつカバーフレーム12の両脚がコンベア本体104を跨った状態とし、さらに該カバーフレーム12の両脚を立てた状態で機枠102に対して支持固定するフレーム脚支持装置16を備え、フレーム脚支持装置16は、機枠102への着脱固定部18と、着脱固定部18に一体的に連結されカバーフレーム12の脚を立てて支持した状態のままで着脱固定部18とカバーフレーム12の脚端側とをルーズな係合状態で連結する連結機構20と、を有し、着脱固定部18は、機枠102に対して外付け着脱自在に装着されるブラケット(22)と、ブラケット(22)に取り付けられ、ブラケット(22)と協働して該ブラケット(22)自体を機枠102に締着固定させる縦軸体(26)と、を備え、連結機構20は、上端側がカバーフレーム12の脚端部の雄ねじ部13に螺合連結するとともに、下端側が縦軸体(26)とルーズに連結するねじ筒30を含み、縦軸体は、ブラケット(22)に固定されたナット部24に螺合しつつ上下動し、その上端側をねじ筒30とルーズに結合させるとともにその下方動時に機枠102への締着を行うねじ軸26からなることを特徴とする運搬用コンベアのカバー装置10から構成される。カバーフレームは、強度を持った金属製、硬質合成樹脂製コ字状またはアーチ状の棒部材、板部材等からなる。シートカバーは、透明、不透明、色の有無は自由に設定できるが、透明であればコンベア本体の運搬状態を外部から容易に確認できる。また、シートカバー表面に例えば、文字、記号、会社のロゴ等を記載して宣伝に利用してもよく、景観の良い絵や模様等を施しても良い。シートカバーは難燃性のものがよい。これにより、機枠へ溶接やボルト・ナット固定するものに比べて簡単、短時間に取付けすることができる。さらに、着脱構成と機枠への強固な構成を実現できる。また、ルーズ結合の連結精度は任意でよく、例えば、ねじ筒30とねじ軸26の軸が互いにずれないように高精度に構成するとカバーフレーム脚端との連結した後の連結状態が良好である。一方、ねじ筒30とねじ軸26の軸がある程度ずれるようにガタツキがあるとねじ筒30とカバーフレームの脚端とを連結させる際の操作性が良い。
また、ルーズ結合部は、抜け止め保持してねじ筒30とねじ軸26とを相対的に縦軸方向移動自在かつ軸周り回転自在に保持する軸係合案内機構32を有することとしてもよい。
また、ねじ筒30と協働して同ねじ筒30の軸周り方向の周り止めを行いつつ該ねじ筒30を受けるねじ筒止め受け機構38が設けられていることとしてもよい。ねじ筒30の軸周り方向の周り止めは着脱固定部18全体に対する周り止めを行なう構成でもよく、着脱固定部18の一部の構成部材、例えばねじ軸26に対する周り止めを行なわせる構成でもよい。
また、ねじ筒止め受け機構38によりねじ筒30の周り止め状態で該ねじ筒30を回転することによりねじ筒30による機枠102の締め付けを行う状態と、ねじ筒30をねじ筒止め受け機構38から離脱させて軸方向に移動させ、カバーフレーム12の脚端側の雄ねじ部13との螺合連結を行わせる状態と、を切り替え自在としたこととしてもよい。
また、ねじ筒止め受け機構38は、ねじ筒30の下端縁に設けられた1個または複数の切欠き40と、ねじ軸26に取り付けられ該切欠き40に係着離脱自在に係着して下からねじ筒30を受ける止めピン42と、を含むこととしてもよい。なお、止めピンは、ねじ軸に対する上下方向の取り付け位置を調整可能に取り付けられていることとしてもよい。例えば、止めピンの数は、切欠きの数と同じかそれ以下の数に設定されていても良い。
また、ねじ筒30に回転操作用のハンドル44または平面部が設けられていることとしてもよい。ハンドル44は、杆、板状、フランジ状等任意形状でもよく、1個または複数個設けてもよい。平面部は、少なくともねじ筒の外面側の一部であって、平行な2平面を形成するように設けられていれば良い。また、例えば、ねじ筒の外形状を四角筒、六形筒、その他の多角形筒のように構成して、平面部を形成するようにしてもよい。
また、隣接して対向する少なくとも2個のカバーフレーム12は、それらのカバーフレーム12を立てた状態でコンベア本体の長手方向に沿って伸縮自在に移動させることができる連結リンク機構46を介して連結されたこととしてもよい。
本発明の運搬用コンベアのカバー装置によれば、機枠上に支持されるコンベア本体の上面側を覆蓋する運搬用コンベアのカバー装置であり、コンベア本体の長手方向に間隔をあけて複数設置され、コンベア本体を両脚が跨るように立設されたコ字状又はアーチ状の本体を有するカバーフレームと、カバーフレームに取り付けられて被運搬物を覆うシートカバーと、を備え、機枠に対して着脱自在であり、かつカバーフレームの両脚がコンベア本体を跨った状態とし、さらに該カバーフレームの両脚を立てた状態で機枠に対して支持固定するフレーム脚支持装置を備えた構成であるから、簡単な構成であり、低コストで製造できるとともに、フレーム脚支持装置でカバーフレームを立てた状態で確実に支持固定させて、実用性が高いコンベアのカバー装置を実現できる。同時に、運搬用コンベアに簡便に着脱することができるので、取付け作業及びメンテナンス作業等を楽に短時間で行える。特に、従来のガラス繊維補強プラスチック製カバーに対して製造コストが安いことから、中小規模の業者でも容易に設置することができる。
また、フレーム脚支持装置は、機枠への着脱固定部と、着脱固定部に一体的に連結されカバーフレームの脚を立てて支持した状態のままで着脱固定部と脚端側とを弛緩、締結自在に連結する連結機構と、を有する構成であるから、着脱固定部で機枠に対して着脱できるとともに、例えば、連結機構を螺合連結構造等で構成することにより、着脱固定部を機枠に固定させた状態でカバーフレームの脚を立てて支持した状態のままで着脱固定部と確実かつ強固に締結させることができ、さらに、締結後にはカバーフレームの立設支持された状態を安定的に保持できる。
また、連結機構は、着脱固定部と係合しつつ着脱固定部を機枠に対して固定した状態でカバーフレームの脚端側と着脱自在に連結し、かつ、それらの連結固定状態で着脱固定部側の部材とも連結してカバーフレームを立設支持させる複数連結部付き構造体を含む構成であるから、構造体の複数の連結部を有することにより、カバーフレームを立設させた状態で着脱固定部と連結させる構成を実現できる。さらに、着脱固定部を機枠へ固定させておいて、両手を使える状態で連結機構のカバーフレームの脚端側の連結操作を行なうことができるので作業性がよい。また、必要に応じて、カバーフレームを着脱固定部から離脱させてメンテナンス等を行なえる。
また、構造体の複数の連結部のうちの少なくとも1つは、対応する連結相手との係合状態を常に維持しつつルーズに結合されている構成であるから、例えば、構造体と着脱固定部とをルーズに結合させることで、フレーム脚支持装置を機枠に固定させた状態であっても、構造体をある程度自由に扱うことができ、構造体とカバーフレームとの連結操作の作業性を損なうことがなく良好に行なえる。
また、カバーフレームの脚端部には雄ねじ部が設けられ、構造体は、縦に支持されてコンベア本体を跨るように作業保持されるカバーフレームの脚端部の雄ねじ部に螺着される雌ねじ部を内側に有するねじ筒からなる構成とすることにより、カバーフレームの雄ねじ部とねじ筒との螺着締結によりそれらを確実かつ強固に連結させて、カバーフレームを安定的に支持できる。さらに、カバーフレームを立てた状態でねじ筒を回転させるだけの簡単な操作でそれらの着脱操作を行える。
また、着脱固定部は、機枠に対して外付け着脱自在に装着されるブラケットと、ブラケットに取り付けられ、ブラケットと協働して該ブラケット自体を機枠に締着固定させる縦軸体と、を備えている構成であるから、例えば、ブラケットに対して縦軸体を進退させながらブラケットの少なくとも一部と縦軸体とで機枠へ締着固定させて強固に取り付けることができる。さらに、既設のコンベア等にもブラケットをあてがい状に装着させるだけで、容易に着脱自在に取り付けることができる。
また、ブラケットにはナット部が一体固定されており、縦軸体は、該ナット部に螺合しつつ上下動し、その上端側をねじ筒とルーズに結合させるとともにその下方動時に機枠への締着を行うねじ軸からなる構成であるから、ブラケットを機枠に外側から装着させつつねじ軸を回転させて機枠を締め付けて、強固にブラケットを固定できる取付け構造を具体的に実現できる。また、ねじ軸を上下動させて種々の機枠の大きさに対応させてブラケットを固定させることができる。さらに、ブラケットを機枠に外側から装着させつつねじ軸を回すだけの操作でよく省力かつ短時間で機枠への着脱操作を行なえる。さらに、ねじ軸とねじ筒とをルーズに結合させるので、ねじ筒をカバーフレームの雄ねじ部と螺着させるねじ筒の回転自在な構成を維持しつつねじ筒と着脱固定部との連結構成を少ない部品点数で構成でき、低コストに製造できる。
また、ルーズ結合部は、抜け止め保持してねじ筒とねじ軸とを相対的に縦軸方向移動自在かつ軸周り回転自在に保持する軸係合案内機構を有する構成とすることにより、ねじ軸とブラケットによる機枠への締着状態を保持しながら、ねじ筒のみを縦軸方向及び軸周り方向に自在に操作させて、該ねじ筒と立設状態のカバーフレームの脚端部とを螺着させる構成を具体的に実現しうる。
また、ねじ筒と協働して同ねじ筒の軸周り方向の周り止めを行いつつ該ねじ筒を受けるねじ筒止め受け機構が設けられている構成であるから、カバーフレームの脚端側を立てた状態で連結させた後にねじ筒を周り止めさせて、カバーフレームの安定的な連結構成を保持しうる。
また、ねじ筒止め受け機構によりねじ筒の周り止め状態で該ねじ筒を回転することによりねじ筒による機枠の締め付けを行う状態と、ねじ筒をねじ筒止め受け機構から離脱させて軸方向に移動させ、カバーフレームの脚端側の雄ねじ部との螺合連結を行わせる状態と、を切り替え自在とした構成とすることにより、ねじ筒に機枠締め付け及びカバーフレームとの連結のための構成を兼用させるので装置構成を簡素化でき、フレーム脚支持装置全体をコンパクト化できる。さらに、ねじ筒を軸方向に移動させるだけで操作状態を容易に切り替えることができ、それぞれの操作を円滑、確実に行なうことができる。
また、ねじ筒止め受け機構は、ねじ筒の下端縁に設けられた1個または複数の切欠きと、ねじ軸に取り付けられ該切欠きに係着離脱自在に係着して下からねじ筒を受ける止めピンと、を含む構成とすることにより、簡単かつ安価にねじ筒止め受け機構を構成できる。さらに、ねじ筒の片手操作だけで係着状態と離脱状態を簡便に切り替えることができる。
また、ねじ筒に回転操作用のハンドルまたは平面部が設けられている構成とすることにより、ねじ筒の回転操作を確実かつ円滑に行うことができる。
また、隣接して対向する少なくとも2個のカバーフレームは、それらのカバーフレームを立てた状態でコンベア本体の長手方向に沿って伸縮自在に移動させることができる連結リンク機構を介して連結された構成とすることにより、例えば、必要に応じて着脱固定部の機枠の締め付けを緩めてカバーフレームを移動させて隣接するカバーフレームの間隔を変化させるだけで、カバー装置を機枠に取り付けた状態でシートカバーを開放させることができ、被運搬物、カバー装置やコンベア本体のメンテナンス等を簡単に行なえる。また、カバーフレームを持ち運びする際には、連結リンク機構を縮めて複数のカバーフレームを重ねながら小型化できるので、嵩張ることがなく持ち運びしやすい。
以下添付図面を参照しつつ、本発明の運搬用コンベアのカバー装置の実施の形態について説明する。本発明の運搬用コンベアのカバー装置は、例えば、砕石等の運搬物を搬送するコンベア本体の上面側を覆蓋し、運搬物からの微粒子ぶんや粉塵等が外部に飛散するのを防止したり、風雨から被運搬物を保護したりするカバー装置であって、コンベアの機枠に簡単に着脱自在に固定することでき、良好にコンベア本体の覆蓋状態を保持できるコンベアのカバー装置である。
図1ないし図9は、本発明の運搬用コンベアのカバー装置の一実施形態を示している。図1、図2において、本実施形態に係る運搬用コンベアのカバー装置10を、例えば、無端ベルトを周回駆動させながら該ベルト上に石灰石や鉱石等を細かく砕いたもの(砕石)M等のばら物を載せて運搬するベルトコンベア装置に適用した態様について示している。図に示すように、ベルトコンベア100は、例えば、コンベア本体104の両側にその長手方向に沿ってC型チャネル鋼からなる機枠102が配置されており、該機枠102上にコンベア本体104を支持している。コンベア本体104は、機枠102上に該機枠と交差方向に架設されつつ長手方向に間隔をあけて配置される複数の支持枠106上に複数の支柱112が立設されており、支柱112にベルト108の周回上方側(運搬面側)を長手方向に移動自在に支持する3つのキャリアローラ110が回転自在に軸支されて構成されている。さらに、3つのキャリアローラ110は、砕石Mがベルトの左右からこぼれないように該ベルト108を断面船底形状に湾曲形成するように角度を付けて配置されている。なお、図1、図2では、ベルトの周回下方側(戻り側)は省略している。
本実施形態において、運搬用コンベアのカバー装置10は、図1、図2に示すように、カバーフレーム12と、シートカバー14と、を備え、さらに、カバーフレーム12を機枠102に対して支持固定するフレーム脚支持装置16を備えている。
図1、図2に示すように、カバーフレーム12は、後述のシートカバー14を支持するためのフレーム枠である。カバーフレーム12は、本実施形態では、略中央が略山型に曲折されつつ、全体としては略コ字状に形成されている金属杆部材からなり、コンベア本体104を両脚が跨るように立設されながら、コンベア本体104の長手方向に間隔をあけて複数配置されている。カバーフレーム12は、それらの両脚の間隔がコンベア本体両側の機枠102間の幅と略同じに設定されており、該両脚は機枠102の上方側で略鉛直方向に立設された状態でフレーム脚支持装置16によって支持固定される。カバーフレーム12の脚端側には雄ねじ部13が形成されている。
図1、図3、図4に示すように、フレーム脚支持装置16は、機枠102に対して着脱自在であり、カバーフレーム12の両脚がコンベア本体104を跨った状態で、さらに該カバーフレーム12の両脚を立てた状態で機枠102に対して支持固定するカバーフレームの支持手段である。本実施形態では、フレーム脚支持装置16は、着脱固定部18と、連結機構20と、を有している。
着脱固定部18は、フレーム脚支持装置を機枠へ着脱自在に固定させるための着脱固定手段である。本実施形態では、図1、図2に示すように、コ字枠22と、該コ字枠22に取り付けられる縦軸体と、を備えている。コ字枠22は、機枠102に対して外付け着脱自在に装着される装置取り付用ブラケットである。コ字枠22は、鉄板、鋼板等の金属板からなり、コ字形に曲折形成されて上下に対向された上板221、下板222とそれらを接続する縦板223とを有している。コ字枠22は、機枠102の両外側からあてがい状に装着され、下板222を機枠の下面側に係合させる。なお、着脱固定部18の機枠に取り付けるためのブラケットとしては、本実施形態のようなコ字枠に限らず、例えば、F字形、H字形、その他板状のものに限らず、ブロック体やフレーム枠構成等でもよく、その他に一部を機枠102に係合させながら外側から着脱自在に装着できる構成であればよい。コ字枠22の上板221には縦軸体が鉛直方向に貫通する貫通孔23が穿孔されており、該孔の位置に軸心あわせした状態でナット24が例えば溶接等により一体的に固定されている。縦軸体は、コ字枠22と協働してコ字枠22自体を機枠102に締着固定させる要素であり、本実施形態では、縦軸体はナット24に螺合しつつコ字枠22に対して上下動するねじ軸26からなる。ねじ軸26は、軸周り回転してその下端側とコ字枠の下板222との間を可変させるとともに、ねじ軸自身の下方動作時に該機枠の上下を挟み付けながら締着固定されるようになっている。これにより、フレーム脚支持装置16を種々の大きさの機枠に対応させながら、機枠102に対して確実かつ強固に固定させることができる。さらに、ねじ軸26の上端側には、後述するように連結機構20のねじ筒がルーズに結合されており、ねじ筒を介してねじ軸26の軸周り回転操作が入力されるようになっている。
連結機構20は、着脱固定部18に一体的に連結され、カバーフレーム12の脚を立てて支持した状態のままで、着脱固定部18とカバーフレーム12の脚端側とを弛緩、締結自在に連結する機構である。本実施形態では、図3、図4に示すように、連結機構20は、両端を開口した円筒形状のねじ筒30を有している。ねじ筒30は、着脱固定部18と係合し、かつ少なくとも2つの連結部を有する構造体である。すなわち、ねじ筒30は、着脱固定部18を機枠102に対して固定した状態でカバーフレーム12の脚端12a側と着脱自在に連結する脚端側連結部20aと、その脚端側連結部とカバーフレームの脚端側との連結固定状態で着脱固定部18側のねじ軸26と連結させるねじ軸側連結部20bと、を有しており、それらの連結部の連結状態でカバーフレーム12を立設支持する構造要素である。これにより、カバーフレームの着脱自在な連結構成とその両脚をコンベア本体104を跨らせた状態での連結構成を具体的に実現している。
本実施形態では、ねじ筒30は、筒孔の内壁の略全体にカバーフレーム12の脚端側の雄ねじ部13に螺着される雌ねじ部28が形成された中空の金属円筒部材からなる。ねじ筒30は、その円筒軸を縦にした状態でねじ軸上端側で支持されおり、該筒の上下両部側を脚端側連結部、ねじ軸側連結部としている。なお、複数連結部付き構造体としては、円筒形状に限らず、例えば、三角筒、四角筒、五角筒、その他の任意形状のねじ筒でもよい。また、構造体はねじ筒に限らず、例えばブロック形状等に形成されて上述のような複数の連結部を有する立体構造部材でもよい。
本実施形態では、ねじ筒30のねじ軸側連結部とその連結相手であるねじ軸26の上端側とは、係合状態を常に維持しつつルーズに結合されてルーズ結合部を形成している。本実施形態において、ルーズ結合とは、ねじ筒30とねじ軸26とを相対的に縦軸方向に沿って自在に移動することができ(図5参照)、かつそれらが相対的に自在に軸周り回転できるように(図7参照)結合されている状態をいう。なお、ルーズ結合の連結精度は上述のルーズ結合を構成するものであれば特に限定されるものではない。例えば、ねじ筒とねじ軸の軸心がほとんどずれないように高精度に形成してもよく、またはそれらの軸心がある程度ずれるようなガタツキのあるように構成してもよい。図4、図7に示すように、ルーズ結合部では、ねじ筒30の下端開口側からねじ軸26の上端部を挿入させており、軸係合案内機構32を介してねじ筒30とねじ軸26との抜け止め保持しながら上述のようなルーズ結合を保持させている。本実施形態では、具体的には、ねじ軸26はねじ筒30を縦軸方向に沿ってある程度の幅を移動させることができる程度の深さでねじ筒内に挿入されている。さらに、軸係合案内機構32は、ねじ軸26のねじ筒内に挿入される上端側に一体的に形成され該ねじ軸の径よりも拡径された拡径端部34と、ねじ筒の筒孔内壁からねじ軸に向けて内側にドーナツ状に張り出して前記拡径端部に係止される絞り部36と、を有している。拡径端部34はねじ筒の筒孔の径よりもわずかに小さく設定されており、拡径端部34とねじ筒30の筒孔内壁とが略摺動状に係合しながら上述のようなルーズ結合を実現している。絞り部36は、ねじ筒内にねじ軸26の拡径端部34を挿入させた際にその挿入位置よりも下端縁寄り側になるように配置されている。ねじ筒30を上方側へ移動時には、ねじ筒の絞り部36とねじ軸の拡径頭部34とが係止されることで抜け止めされて、これらの係合状態(連結状態)が常に保持される。
一方、ねじ筒30の脚端側連結部では、コンベア本体を跨るようにカバーフレーム12を作業者が手で保持しながら、ルーズ結合によるねじ筒30自体のねじ軸26に対する相対的な軸周り回転させることにより、その内部の雌ねじ部28をカバーフレーム脚端側の雄ねじ部13と螺合連結させる。これにより、上述のような着脱固定部の固定状態でのカバーフレーム脚端側との着脱連結構成を実現しているとともに、カバーフレームの脚端部との連結を確実かつ強固にして、立設されたカバーフレームを安定した支持固定状態で保持できる。
さらに、本実施形態では、図3、図5、図6に示すように、フレーム脚支持装置16には、ねじ筒止め受け機構38が設けられている。ねじ筒止め受け機構38は、ねじ筒30と協働して同ねじ筒30のねじ軸26に対して相対的な軸周り方向の周り止めを行ないつつ、ねじ筒30を下から受ける、ねじ筒30の周り止め及び受け止め手段である。本実施形態では、ねじ筒30の下端縁に設けられた2個の切欠き40と、ねじ軸26に取り付けられた2個の止めピン42と、を含む。止めピン42は、ねじ軸の拡径端部36とナット係合位置との間に取り付けられており、ねじ筒30の切欠き40に係着離脱自在に係着して下からねじ筒30を受ける。すなわち、止めピン42は、ねじ筒30を軸に沿って下方に移動させた際にねじ筒30の切欠き40を下から受け止めると同時に、該止めピン40は切欠き40と嵌合状に係着されることによりねじ筒30のねじ軸26に対して相対的な軸周り方向の周り止めを行なう。本実施形態では、ねじ筒30と止めピンの係着位置をねじ筒の縦軸方向移動の下端位置とし、ねじ筒の上方移動した際には切欠きを止めピンから完全に離脱させるようになっており、例えば、片手だけの操作でねじ筒30を軸方向に移動幅Hで上下移動させることにより、ねじ筒の切欠き40と止めピン42との係着・離脱状態を簡便に切り替えることができる。これによって、上述のルーズな結合によりねじ筒を軸方向に回転させてねじ筒30とカバーフレーム12の脚端側とを連結させた後にねじ筒止め受け機構38で周り止めさせることにより、カバーフレームの支持状態を良好に保持できる。
さらに、本実施形態では、図5(a)、図6に示すように、ねじ筒止め受け機構38は、ねじ筒30とねじ軸26との相対的な軸周り回転を周り止めする構成であるから、ねじ筒30をねじ軸に沿って下方側に移動させて切欠きと止めピンとを係着させてねじ筒の周り止め状態で、該ねじ筒30を回転することによりねじ筒30によりねじ軸26を回転させて着脱固定部を機枠102へ締め付けることができる。他方、図5(b)、図7に示すように、ねじ筒30の切欠き40を止めピン42から離脱させて軸方向に上方移動させると、ねじ筒30はねじ軸に対して相対的に自在軸周り回転することができる結果、コンベア本体を跨らせた状態でカバーフレーム12の脚端側の雄ねじ部13との螺合連結を行わせることができる。すなわち、ねじ筒30は、ねじ軸26の回転入力操作をも兼用しており、ねじ筒止め受け機構による有効な周り止め状態でのねじ筒による機枠の締め付けを行なう状態と、ねじ筒止め受け機構を離脱させてカバーフレームの脚端側との螺合連結を行なう状態と、に自在に切り替えることができる。これにより、着脱固定部のコ字枠とねじ軸の協働による締着固定と、該締着固定状態でのねじ筒とカバーフレーム脚端側との連結操作を具体的に実現し得る。
図3に示すように、ねじ筒30には回転操作用のハンドル44が一体的に取り付けられている。本実施形態では、ハンドル44は、略L字状に設けられた金属板からなり、ねじ筒の胴部中間位置に例えば、溶接等により固定されている。これにより、ねじ筒30の回転操作(ねじ筒によるねじ軸の回転操作を含む)を、確実、スムーズに行なうことができる。なお、ハンドルの替わりにねじ筒には外面側の少なくとも一部分に、互いに平行に形成された平面部が設けられていてもよい。このねじ筒の平面部に、例えば、横からスパナやモンキーレンチ等をあてがわせて回転操作をスムーズに行なえるようにしてもよい。また、このねじ筒の平面部は、ねじ筒を例えば、六角形等の多角形筒状に形成しても構成することができる。
なお、図8、図9に示すように、隣接して対向する複数の(例えば2個の)カバーフレーム12どうしは、連結リンク機構46を介して連結されている。連結リンク機構46は、複数の連結杆48を枢支ピン50を介して互いに回動自在に連結されるとともに、カバーフレームの中間位置に枢支ピン50で連結されており、折り畳み、展開自在になっている。この連結リンク機構46により、対向した2個のカバーフレーム12はコンベア本体を跨らせて立てた状態を互いに保持しながらコンベア本体の長手方向に沿って近接離間移動させるように伸縮させることができる。これにより、例えば、図9に示すように、必要に応じてねじ軸を緩めて一のカバーフレームを他のカバーフレーム側に近接移動させてシートカバー14を開放させて、コンベア本体104のメンテナンス等を簡単に行なえる。
シートカバー14は、カバーフレーム12に取り付けられて被運搬物を覆う被覆手段である。本実施形態では、シートカバー14は、例えば、透明で可撓性がある無煙火ビニルシートからなる。透明のシートカバーを用いることで、カバーをした状態でも外部からカバー内部の被運搬物の運搬状態を目で確認できるようになっている。また、無煙火ビニルからなるので難燃性が高く、例えば、コンベア溶接作業等で火の粉がシートカバーに付いても該カバーが燃えて損傷するのを防止できる。図1、図10に示すように、シートカバー14は、ある程度の弾性を有する合成樹脂又は金属製から形成された断面C型のクリップ52を介して、該シートカバーの一部をカバーフレームとの間に挟み込むようにしてカバーフレーム12の複数個所で固定される。
本実施形態に係る運搬用コンベアのカバー装置を、ベルトコンベアに取り付けるには、先ず、複数のフレーム脚支持装置16を機枠102に固定させる。フレーム脚支持装置16を機枠102に固定させる際には、まず、図6に示すように、ねじ筒30をねじ軸に沿って下方に移動させてその切欠き40とねじ軸26の止めピンに係着させて止め受けさせる。ねじ筒はねじ軸に対して軸周り方向に周り止めされた状態となり、ハンドル44を介してねじ筒30を回転することによりねじ筒によりねじ軸が回転されて、コ字枠22と協働しつつ機枠102の締め付けを行なう。これにより、機枠102に対して確実かつ強固にフレーム脚支持装置自体を支持固定することができる。着脱固定部18を機枠に対して固定した状態で、作業者がカバーフレームをコンベア本体を跨らせつつ、該カバーフレームの両脚を立てた状態となるように手で保持しておく。それと同時に、ねじ筒30の切欠き40を止めピン42から離脱させるように該ねじ筒30をねじ軸に沿って上方側に移動させる(図5参照)。この際、着脱固定部18を機枠に対して固定した状態であるので、作業者は両手を自由に使うことができる。さらに、ねじ筒30は、軸係合案内機構により抜け止めが保持されつつルーズに結合されているので、このねじ筒の上下操作をスムーズに行なえる。そして、図7に示すように、ねじ筒30を軸周り方向に回転させながら、ねじ筒内部の雌ねじ部と該カバーフレームの脚端側の雄ねじ部13とを螺着締結させる。その後、再び、ねじ筒30を下方移動させて、切欠き40を止めピン42に係着させてねじ筒を受けさせる。これにより、カバーフレーム12の脚端側と機枠102に固定されたフレーム脚支持装置とが強固に締結される結果、カバーフレームは機枠に支持固定され、コンベア本体を跨るように立設された状態を保持しうる。複数のカバーフレームをコンベア本体の長手方向に間隔をあけて支持固定した後に、それらのカバーフレームに例えば図10に示すようなクリップ52で取り付けられて、コンベア本体102の上面側が覆蓋される。このようなカバー装置の取付け作業をコンベア本体の長手方向に全体に施して、コンベアライン全体を覆蓋させる。このように、既設のコンベアに簡単に取り付けることができるとともに、着脱自在であるのでメンテナンスの際等の必要に応じて離脱させることもできる。さらに、取り付け作業を簡便かつスムーズに、しかも確実に行なうことができる。また、カバー装置を低コストで製造でき、長距離運搬用コンベアであっても、比較的容易に設備投資することができる。
以上説明した本発明の運搬用コンベアのカバー装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の運搬用コンベアのカバー装置は、砕石、鉱石、穀物等、砕スラグ、石炭、コークス等の粒状またはばら物等の搬送、その他各種プラント・発電所・工場など屋外・屋内を問わず搬送に利用されるベルトコンベア、ローラコンベア、チェーンコンベア等の種々のコンベアに幅広く利用される。
本発明の実施形態に係る運搬用コンベアのカバー装置の要部説明図である。 図1の運搬用コンベアのカバー装置の一部分の側面図である。 フレーム脚支持装置の一部切欠き説明図である。 図3のA−A線断面図である。 フレーム脚支持装置のねじ筒の軸方向への移動を示す作用説明図である。 フレーム脚支持装置の機枠を締着する際の作用説明図である。 フレーム脚支持装置のカバーフレームとの連結する際の作用説明図である。 図1のカバー装置の一部平面図である。 図8の作用説明図である。 シートカバーのカバーフレームへの取付け説明図である。
符号の説明
10 運搬用コンベアのカバー装置
12 カバーフレーム
14 シートカバー
16 フレーム脚支持装置
18 着脱固定部
20 連結機構
22 コ字枠
24 ナット
26 ねじ軸
28 雌ねじ部
30 ねじ筒
32 軸係合案内機構
38 ねじ筒止め受け機構
40 切欠き
42 止めピン
44 ハンドル
46 連結リンク機構
102 機枠
104 コンベア本体

Claims (7)

  1. 機枠上に支持されるコンベア本体の上面側を覆蓋する運搬用コンベアのカバー装置であり、
    コンベア本体の長手方向に間隔をあけて複数設置され、コンベア本体を両脚が跨るように立設されたコ字状又はアーチ状の本体を有しそれらの脚端側に雄ねじ部を有するカバーフレームと、
    カバーフレームに取り付けられて被運搬物を覆うシートカバーと、を備え、
    機枠に対して着脱自在であり、かつカバーフレームの両脚がコンベア本体を跨った状態とし、さらに該カバーフレームの両脚を立てた状態で機枠に対して支持固定するフレーム脚支持装置を備え
    フレーム脚支持装置は、機枠への着脱固定部と、着脱固定部に一体的に連結されカバーフレームの脚を立てて支持した状態のままで着脱固定部とカバーフレームの脚端側とをルーズな係合状態で連結する連結機構と、を有し、
    着脱固定部は、機枠に対して外付け着脱自在に装着されるブラケットと、ブラケットに取り付けられ、ブラケットと協働して該ブラケット自体を機枠に締着固定させる縦軸体と、を備え
    連結機構は、上端側がカバーフレームの脚端部の雄ねじ部に螺合連結するとともに、下端側が縦軸体とルーズに連結するねじ筒を含み、
    縦軸体は、ブラケットに固定されたナット部に螺合しつつ上下動し、その上端側をねじ筒とルーズに結合させるとともにその下方動時に機枠への締着を行うねじ軸からなることを特徴とする運搬用コンベアのカバー装置。
  2. ルーズ結合部は、抜け止め保持してねじ筒とねじ軸とを相対的に縦軸方向移動自在かつ軸周り回転自在に保持する軸係合案内機構を有する請求項1記載の運搬用コンベアのカバー装置。
  3. ねじ筒と協働して同ねじ筒の軸周り方向の周り止めを行いつつ該ねじ筒を受けるねじ筒止め受け機構が設けられている請求項2記載の運搬用コンベアのカバー装置。
  4. ねじ筒止め受け機構によりねじ筒の周り止め状態で該ねじ筒を回転することによりねじ筒による機枠の締め付けを行う状態と、ねじ筒をねじ筒止め受け機構から離脱させて軸方向に移動させ、カバーフレームの脚端側の雄ねじ部との螺合連結を行わせる状態と、を切り替え自在としたことを特徴とする請求項3記載の運搬用コンベアのカバー装置。
  5. ねじ筒止め受け機構は、ねじ筒の下端縁に設けられた1個または複数の切欠きと、ねじ軸に取り付けられ該切欠きに係着離脱自在に係着して下からねじ筒を受ける止めピンと、を含む請求項記載の運搬用コンベアのカバー装置。
  6. ねじ筒に回転操作用のハンドルまたは平面部が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の運搬用コンベアのカバー装置。
  7. 隣接して対向する少なくとも2個のカバーフレームは、それらのカバーフレームを立てた状態でコンベア本体の長手方向に沿って伸縮自在に移動させることができる連結リンク機構を介して連結されたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の運搬用コンベアのカバー装置。
JP2005266255A 2005-09-14 2005-09-14 運搬用コンベアのカバー装置 Active JP3826302B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005266255A JP3826302B1 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 運搬用コンベアのカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005266255A JP3826302B1 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 運搬用コンベアのカバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3826302B1 true JP3826302B1 (ja) 2006-09-27
JP2007076804A JP2007076804A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37101316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005266255A Active JP3826302B1 (ja) 2005-09-14 2005-09-14 運搬用コンベアのカバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3826302B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101311101B1 (ko) * 2012-03-07 2013-09-25 (주)한성중공업 철강원료용 벨트컨베이어장치의 가변식 방진커버
CN103625849A (zh) * 2013-07-26 2014-03-12 盘县金阳机械加工有限责任公司 输送带防尘棚
CN104294750A (zh) * 2014-10-21 2015-01-21 中煤张家口煤矿机械有限责任公司 模块化运输栈桥
CN111703815A (zh) * 2020-05-19 2020-09-25 中国安全生产科学研究院 一种矿石堆场排料系统

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5172369B2 (ja) * 2008-01-24 2013-03-27 株式会社洋行 ベルトコンベアの安全柵
JP5184923B2 (ja) * 2008-03-10 2013-04-17 三機工業株式会社 アタッチメント取付けベース
KR101281322B1 (ko) * 2011-06-10 2013-07-03 주식회사 포스코 분진비산방지형 운송장치
KR101389862B1 (ko) * 2012-04-27 2014-04-30 주식회사 포스코 방진장치
CN104129621A (zh) * 2014-08-15 2014-11-05 无锡华中科技有限公司 输送带防尘罩
CN109178789A (zh) * 2018-07-27 2019-01-11 郑州东方尚武食品机械有限公司 食品加工用输送设备
KR102291636B1 (ko) * 2020-07-27 2021-08-19 대양롤랜트(주) 컨베이어 벨트용 리프팅 장치
US20230365338A1 (en) * 2020-09-30 2023-11-16 Compañía Contractual Minera Candelaria Fastening system for a hood for protecting conveyor belts

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101311101B1 (ko) * 2012-03-07 2013-09-25 (주)한성중공업 철강원료용 벨트컨베이어장치의 가변식 방진커버
CN103625849A (zh) * 2013-07-26 2014-03-12 盘县金阳机械加工有限责任公司 输送带防尘棚
CN103625849B (zh) * 2013-07-26 2016-05-25 盘县金阳机械加工有限责任公司 输送带防尘棚
CN104294750A (zh) * 2014-10-21 2015-01-21 中煤张家口煤矿机械有限责任公司 模块化运输栈桥
CN111703815A (zh) * 2020-05-19 2020-09-25 中国安全生产科学研究院 一种矿石堆场排料系统
CN111703815B (zh) * 2020-05-19 2021-01-12 中国安全生产科学研究院 一种矿石堆场排料系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007076804A (ja) 2007-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3826302B1 (ja) 運搬用コンベアのカバー装置
US7310864B1 (en) Tool for performing maintenance on the endless tracks of a tracked vehicle
US8491061B2 (en) System for spraying water to reduce dust while drilling in a mine tunnel
US7637182B1 (en) Dual fastener engagement tool
US9731363B2 (en) Cutting device for cutting a cylindrical workpiece
DK1500614T3 (da) Drejestand til snaplukning med forstörret låsering
CA2828354C (en) System and apparatus for ensuring a level cut of a pipe
TWM534659U (zh) 套筒結合裝置
KR101097613B1 (ko) 카펫형 컨베이어
CN108222491A (zh) 一种土建用脚手架连接装置
JP2013221247A (ja) マンホール開口部の落下物防止装置
US7111633B2 (en) Pipeline welding shelter and method of use of the same
JP2003034912A (ja) 防護柵
JP3115077U (ja) 道路標識装置
CN205651270U (zh) 一种便携式燃气井阀多功能开关
JP4739427B2 (ja) ケーブルカムクリート
JP2015034399A (ja) 落下防止部材取付装置
CN204299166U (zh) 一种竖向对接管套
CN219954829U (zh) 一种化肥包装袋扫描设备固定装置
CN204327673U (zh) 带式紧固装置
KR200389353Y1 (ko) 철탑용 낙하물 방지장치
CN216862620U (zh) 一种冷料仓用传送装置
CN209922227U (zh) 一种水平管链机的张紧装置
KR20120003764U (ko) 스패너
RU2179099C2 (ru) Машина для кислородной резки труб

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3826302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250