JP3825522B2 - 珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法とその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノシラン、ジシラン、これらのハロゲン化物、更には四弗化珪素、四塩化珪素等の半導体材料ガスとして有用に使用される珪素化合物ガス中に含有していて、製造される製品の品質に悪影響を及ぼすシロキサンの除去方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
モノシラン、ジシラン、これらのハロゲン化物、更には四塩化珪素、四弗化珪素ガス等の珪素化合物ガスは、半導体産業においてエピタキシャル成長や珪素酸化膜及び窒化膜の成長の際の原料として広く使用されている。しかるにこれらに使用される上記珪素化合物ガス中に含まれる不純物の存在は、製造される半導体の品質に大きく影響してくる。特に不純物として、水(H2O)や炭酸ガス(CO2)等のような含酸素不純物が存在していると、結晶欠陥を惹起することとなり満足し得る充分な性能が得られない問題が生じる。特にモノシランガスに関しては水分が存在するとこれらが反応して有害なシロキサン(H3SiーOーH3Si)が生成されることが知られており、そのため水分の混入を極力防止する手段が講じられている。
【0003】
また、生成されて混入しているシロキサンは、上記珪素化合物ガスの使用にあたって、極力低濃度になるよう除去精製する必要があり、その方法が種々提案されている。例えば特公昭63ー19443号公報に開示されている活性アルミナを使用して吸着除去する方法や特公平4ー81523号公報に開示されているシリカゲルを使用して吸着除去する方法、更には特開平5ー170405号公報に開示されているゲッター金属を用いて除去する方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記したこれら従来のシロキサンの除去方法は、ゲッター金属の如き特殊な剤を使用したり、剤の良好な活性化が厳しく、モノシランとの接触でモノシランを分解せしめて水素やジシランを発生せしめるといった問題がある。また、除去効果を高めるために吸着剤を氷点下の極めて低い温度に冷却して行う必要があり、コスト高になり経費が嵩むとともに、作業性の点で簡便さに欠ける不都合があった。更に、上記各除去方法の提案にもかかわらず、半導体業界で望まれているモノシラン、ジシラン、これらのハロゲン化物そして四弗化珪素ガス、四塩化珪素ガス等の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去達成値(含有量:数ppb以下)に至っていないのが実状であった。本発明はこのようなことより、珪素化合物ガス中からシロキサン類を容易な操作で効率良く望まれている極微量の含有量に除去精製する方法と除去装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係わる発明は、加熱して活性化した珪藻土を冷却した後、該珪藻土に珪素化合物ガスを接触せしめることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法である。
請求項2に係わる発明は、加熱する珪藻土の活性化を、珪藻土を加熱するとともに、不活性ガスを流通せしめて行うことを特徴とする請求項1に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法である。
請求項3に係わる発明は、加熱する珪藻土の活性化を、加熱した不活性ガスを珪藻土に接触流通せしめて行うことを特徴とする請求項1に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法である。
請求項4に係わる発明は、加熱する珪藻土の活性化を、珪藻土の加熱と共に加熱した不活性ガスを接触流通せしめて行うことを特徴とする請求項1に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
請求項5に係わる発明は、珪藻土の活性化の加熱温度が150℃以上の温度であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
請求項6に係わる発明は、活性化後の冷却温度は60℃〜0℃であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法である。そして請求項7に係わる発明は、活性化後の冷却を不活性ガスで行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法である。
【0006】
そして上記各除去方法を実施するための装置として、請求項8に係わる発明は、珪藻土を充填した除去筒と、珪素化合物ガス源と給送管を介して連結している減圧弁と、該減圧弁と入り口弁を介して除去筒に連通して配したガス導入管と、前記除去筒より出口弁を介して供給先に連通するガス導出管とよりなり、かつ前記減圧弁のガス流れの上流側の給送管に不活性ガス供給管とパージガス排出管とをそれぞれ分岐して設けてなるとともに、前記除去筒に加熱手段を設けてなることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置としたものである。
請求項9に係わる発明は、珪藻土を充填した除去筒と、珪素化合物ガス源と給送管を介して連結している減圧弁と、該減圧弁と入り口弁を介して除去筒に連通して配したガス導入管と、前記除去筒より出口弁を介して供給先に連通するガス導出管とよりなり、かつ前記減圧弁のガス流れの上流側の給送管に不活性ガス供給管とパージガス排出管とをそれぞれ分岐して設けてなるとともに、前記不活性ガス供給管に加熱手段を設けてなることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置である。
請求項10に係わる発明は、珪藻土を充填した除去筒と、珪素化合物ガス源と給送管を介して連結している減圧弁と、該減圧弁と入り口弁を介して除去筒に連通して配したガス導入管と、前記除去筒より出口弁を介して供給先に連通するガス導出管とよりなり、かつ前記減圧弁のガス流れの上流側の給送管に不活性ガス供給管とパージガス排出管とをそれぞれ分岐して設けてなるとともに、前記除去筒と不活性ガス供給管とに加熱手段を設けてなることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置である。
請求項11に係わる発明は、ガス導入管が連結する減圧弁の下流側とガス導出管に設けた出口弁の下流側とを弁を介して連結したバイパス管路を設けたことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2に本発明のシロキサンを除去する装置の実施態様の一例を示す。これらの図中符号1は本発明の除去装置で、珪藻土Mを充填している例えばステンレス鋼製の筒体よりなる除去筒2と、該除去筒2に容器3に貯蔵されている珪素化合物ガスSを送給するために、容器3に連結されて減圧弁5に至る給送管4と、減圧弁5と連結され、入り口弁6を介して除去筒2に連通するガス導入管7と、また前記除去筒2で処理されたガスを導出するための出口弁8を備えたガス導出管9と、前記出口弁8に連結して処理されたガスを使用先に送給する供給管10等が配設されてなっている。なお、前記ガス導入管7の減圧弁5の下流側と前記ガス導出管9の下流側と連結して除去筒2を迂回するための弁11を備えたバイパス管路12が配設されている。
【0008】
そして、本発明の除去装置1では、減圧弁5の上流側の給送管4に該管4と分岐して不活性ガス供給管13と、給送管4内をパージ洗浄するパージガス排出管14とが設けられている。なお、15及び16は前記不活性ガス供給管13及びパージガス排出管14にそれぞれ設けた弁である。
【0009】
更に、このような配管系統を配した本発明の除去装置には、前記除去筒2に充填した珪藻土Mを活性化するための加熱手段が配設される。この配設場所として、図1で図示した第1の実施態様の除去装置1では除去筒2を囲繞してヒーター等の加熱手段17Aを設けたものである。また、図2で図示した第2の実施態様の除去装置21ではヒーター等の加熱手段17Bを不活性ガス供給管13に配設したものである。
【0010】
次に上記した図1の除去装置1を使用してシロキサンを除去する方法について説明する。まず不活性ガス供給管13に配した弁15、ガス導入管7の減圧弁5、入り口弁6、及びガス導出管9の出口弁8をそれぞれ開とし、パージガス排出管14の弁16及びバイパス管路12の弁11を閉とし、そして不活性ガス供給管13より窒素ガス等の不活性ガスを給送管4及びガス導入管7を介して除去筒2に流入せしめ、ガス導出管9、出口弁8を介して流出せしめる。この間除去筒2に設けた加熱手段17Aにより除去筒2内に充填した珪藻土Mを150℃以上の温度、好ましくは250℃〜450℃の温度になるよう加熱する。なお150℃以下の温度では珪藻土M内の水分が充分に排除し得ず、この結果珪素化合物と水分との接触で除去すべきシロキサンが生成され好ましくない。また450℃以上の温度にすると珪藻土Mの活性基が破壊するため好ましくない。
【0011】
このようにして約3時間珪藻土Mを加熱しながら不活性ガスによってパージをした後、ついで加熱手段17Aでの加熱を停止し不活性ガスを続けて除去筒2内に流して珪藻土Mを60℃以下0℃までの温度に冷却すると共に、弁11を開としてパージ管路12も不活性ガスでパージする。その後減圧弁5、入り口弁6、出口弁8、及びバイパス管路12の弁11をそれぞれ閉止するとともに、弁15を閉じて不活性ガスの供給を停止する。一方弁16を開きパージガス排出管14に連結した真空ポンプ(図示せず。)を作動させて容器3と減圧弁5とを連結している給送管4の配管内に残留していると好ましくない空気成分を排除する。
【0012】
以上のような準備作業を終了した後、弁11、弁15、及び弁16を閉状態とし、一方減圧弁5、入り口弁6、及び出口弁8を開状態として容器3に充填してある例えばシラン(SiH4)の如き被処理珪素化合物ガスSを給送管4、ガス導入管7を介して除去筒2に導入する。導入された珪素化合物ガスSは前記条件で活性化処理された珪藻土Mと接触して含有しているシロキサンが効果的に捕獲され、シロキサンが微量(数ppb)となった珪素化合物ガスS0としてガス導出管9に導出され、出口弁8を経て供給管10により使用先に供給される。
【0013】
図2に図示した第2の実施態様の除去装置21は、珪藻土Mを活性化する加熱処理のための加熱手段の配置場所を図1の除去装置1での除去筒2に代えて、不活性ガス供給管13に加熱手段17Bを設けたものである。運転にあたって加熱手段17Bは上記した図1での加熱手段17Aの運転時期に合わせて同様に加熱運転すればよい。その他の運転操作は上記図1での除去装置1で説明したと同様であり説明は省略する。
【0014】
なお、この第2の実施態様では図1の第1の実施態様での如き加熱手段17Aで直接珪藻土Mを加熱するのとは異なり、加熱された不活性ガスによって加熱するので加熱時間は多く要するが、珪藻土Mをむらなく加熱し均一に活性化することができ、また珪藻土Mの寿命をより永続し得る。なお更に、加熱手段を図1の除去装置1での配置場所である除去筒2を囲繞した加熱手段17Aと、図2の除去装置21での不活性ガス供給管13に設けた加熱手段17Bとの両方を設けるようにしても良い。この場合、活性化のための加熱処理作業がより効率良く行える効果がある。
【0015】
次に本発明のシロキサンを除去する方法に使用する除去筒2を、除去装置1、21とは別にして、個々に独立して活性化する活性化専用の加熱活性化装置について図3、図4に2つの例を例示して説明する。この実施態様で得られる除去筒は、珪藻土Mを加熱活性化する装置設備が設備されておらず、単に半導体製造に使用するガス供給設備のみを設備している該種ガスの使用先でガスの使用時にガス供給系統に装着して簡便かつ効果的に利用される。
【0016】
図3は、本発明のシロキサンの除去に使用する除去筒内に充填した珪藻土Mを加熱活性化する装置の一実施態様の系統図を示すものである。除去筒2は図1及び図2に図示し説明したと同様にステンレス鋼製の筒体よりなり、珪藻土Mが充填されている。そしてこの除去筒2にはその外周を囲繞して電気ヒーター等の加熱手段17Aが設けられている。この除去筒3には入り口弁6が設けられたガス導入管7と、出口弁8が設けられているガス導出管9が配設されている。図3の実施態様では前記した構成の除去筒2を複数個並列に配置して、活性化するために使用する窒素ガス、アルゴンガス、あるいはヘリウムガス等の不活性ガスGを充填したボンベ31と着脱可能に連結するようにした装置30である。
【0017】
この加熱活性化装置30は、不活性ガスG(窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等)を充填したボンベ31に減圧弁32を備えた給送管33が着脱可能に連結されており、そして減圧弁32の下流側には複数の導入枝管34…が並列に分岐して連結されている。これら導入枝管34…にはそれぞれ開閉弁35…が設けられ、更に該弁35…には前記除去筒2の入り口弁6と着脱可能に連結せしめる連結管36…が連設されている。一方前記導入枝管34…に連結管36…を介して連結される各除去筒2の出口弁8に連接して珪藻土Mを活性化して導出管9より排出される不活性ガスを外部に放出する放出枝管37…が前記導入枝管34…に対応して並列に配され管38に集合されている。なお放出枝管37…にはそれぞれ開閉弁39が設けられている。また各放出枝管37には加熱活性化する除去筒2の導出管9が着脱可能になるよう連結具が備えられている。
【0018】
この装置30では、加熱活性化を必要とする除去筒2を複数個それぞれ各導入枝管34とこれに対応する放出枝管37との間に連結する。そして各除去筒2に備えた入り口弁6と出口弁8を開状態にし、また各導入枝管34に設けられている開閉弁35及び各放出枝管に設けられている開閉弁39を開状態にして、ボンベ31に充填してあるヘリウム等の不活性ガスGを減圧弁32を介して1〜3(Kg・f/Cm2)の圧力にして各除去筒2に流通せしめる。同時に各除去筒2に設けてある加熱手段17Aを作動して、除去筒2内の珪藻土Mを150℃以上好ましくは250〜450℃の温度に加熱する。
【0019】
かくして約2〜3時間上記処理をした後加熱を停止し、不活性ガスGを流通して珪藻土Mを常温(60〜0℃)にまで冷却し、ついで除去筒2の入り口弁6、出口弁8を閉止し、更に導入枝管34及び放出枝管37にそれぞれ設けた開閉弁35、39を閉じて導入枝管34を経て除去筒2への不活性ガスGの流通を停止する。そして導入枝管34及び放出枝管37に連結している除去筒2を入り口弁6の上流側と出口弁8の下流側で前記各枝管34、37より離脱せしめる。なお上記説明では、珪藻土Mの冷却を不活性ガスを流して行ったが、除去筒2に不活性ガスを流すことなく除去筒2の入り口弁6及び出口弁8を閉止して、そのまま放置して自然冷却してもよい。
【0020】
このようにして得られる活性化された除去筒2は、珪素化合物ガスを使用している半導体製造工場等の使用先に供給して効果的に使用される。そしてこの加熱活性化装置30によると、一度の運転で珪藻土Mが充填されている多数の除去筒2の活性化処理ができて作業効率が向上する。しかも各除去筒2が独立しているので、それぞれの筒内に用途によって種々異なった粒径や充填量の珪藻土Mが充填されている除去筒2も適宜それぞれに応じた活性化処理が可能である。また、各除去筒2が他の除去筒2と関係なしに着脱可能となっているので、他の除去筒2が活性化処理中でもこの処理に影響を及ぼすことなく活性化の終了した除去筒2を取り外したり、活性化のため新たに取り付けたりすることができる。
【0021】
図4は、珪藻土Mが充填されている除去筒2の加熱活性化装置の別の実施態様であり、図3の加熱活性化装置30との差異は図3では活性化する複数の除去筒2を並列に連結して加熱活性化するのに対して、図4に図示した加熱活性化装置40は活性化する複数の除去筒2を直列に連結して加熱活性化するようにしたものである。以下この実施態様を説明する。なお、図3と同一の構成部品は同一符号を付し、詳細な説明は詳細な説明は省略する。
【0022】
即ちこの加熱活性化装置40は、不活性ガスGを充填しているボンベ31に連結している減圧弁32を備えた給送管33に開閉弁41を設けた導入枝管42が連接されており、そして該枝管42の他端は除去筒2の入り口弁6を備えたガス導入管7が着脱可能に連結される。また一方導入枝管42に対応して除去筒2の出口弁8を備えたガス導出管9を着脱可能に連結する放出枝管43が開閉弁44を具備して設けられている。そして更に前記導入枝管42に設けた開閉弁41の上流側と放出枝管43に設けた開閉弁44の下流側を弁45を介して管46で連結したバイパス管路47が設けられて第1の加熱活性化装置40Aを形成している。
【0023】
そして第1の加熱活性化装置40Aと同様、開閉弁41を備えた導入枝管42、開閉弁44を備えた放出枝管43更に前記開閉弁41の上流側と開閉弁44の下流側とを弁45を介して管46で連結したバイパス管路47を設けてなる第2の加熱活性化装置40Bが形成されている。そして、第1の加熱活性化装置40Aの放出枝管43を第2の加熱活性化装置40Bの導入枝管42に連結してこれらを直列に連設してなっている。以下このようにして複数の任意の数の加熱活性化装置を直列に連結して形成し得る。
【0024】
この実施態様では複数の除去筒2を同時に加熱活性化する場合はバイパス弁45を閉止し、その他の弁即ち開閉弁41、44、入り口弁6、出口弁8を開状態にして不活性ガスを各除去筒2に流しながら加熱処理する。また一方で除去筒2の加熱活性化処理しながら他方で除去筒2の着脱作業するときは、着脱作業をする加熱活性化装置たとえば第1の装置40Aで着脱作業する場合、第1の装置40Aの開閉弁41、44及び入り口弁6、出口弁8を閉止しこの装置40Aのバイパス弁45を開状態にすれば良い。すると不活性ガスGは第1の装置40Aのバイパス管路47を流通して第2の装置40Bに導かれ導入枝管42、ガス導入管7を経て除去筒2に導入流通してガス導出管9、放出枝管44より系外に放出される。この間第1の装置40Aで除去筒2の着脱作業を適宜行えばよく、他の加熱活性化処理(第2の装置40B)に影響を及ぼすことなく自由に作業することができる。
【0025】
この実施態様の装置40も図3に図示した加熱活性化装置30と同様、一度に多数の除去筒2の活性化処理ができ効率的であり、また活性化処理を各除去筒2独立して行えるので、他の加熱活性化処理に影響を及ぼすことなく除去筒2の着脱作業ができ作業性が著しく向上する。更に、各除去筒2には種々異なった粒径や充填量の珪藻土Mが充填してあって、それぞれ異なった適切な条件で加熱活性化処理することも可能であって、適用範囲が極めて広い。特に半導体製造工場における珪素化合物ガスの使用分野では、極めて簡便有効に使用し得る。なお、図3、図4で図示した加熱活性化装置で得られた珪藻土Mを充填した除去筒2は、図1、図2に図示したシロキサン除去装置に装着して使用し得ることは勿論である。
【0026】
【実施例】
本発明のシロキサンの除去方法の実施例1として、図1に図示したシロキサン除去装置1を用いて珪素化合物ガスであるモノシラン(SiH4)中のシロキサンを除去を試みた。以下これについて説明する。
【0027】
実施例1:ステンレス鋼製の容量30ccの除去筒2内に、粒径80メッシュの珪藻土Mを充填して入り口弁6、出口弁8を閉状態にしてこれらをそれぞれ減圧弁5及び供給管10に連結してこれらの間に除去筒2を装着した。ついで除去筒2を加熱手段17Aで350℃に加熱し、同時に入り口弁6、出口弁8、及び減圧弁5、不活性ガス供給管13の弁15を開状態にして(バイパス弁11及びパージガス排出管14の弁16は閉止)不活性ガスとして窒素ガスを毎分約200ccの流量で除去筒2に流通せしめ、約3時間この状態を継続させた。
【0028】
ついで入り口弁6、出口弁8、減圧弁5、不活性ガス供給管13の弁15を閉じ、バイパス弁11の閉止の確認をした後、パージガス排出管14の弁16を開き該管14に連接した真空ポンプ(図示せず。)を作動せしめて容器3と減圧弁5とを連結する給送管4内のガスを排除した。この間除去筒2の温度を外側の空冷で冷却し60℃以下の常温まで冷却した。ついでパージガス排出管14の弁16を閉じ、バイパス弁11、及び不活性ガス供給管13の弁15の閉止状態を確認した後容器3の弁を開き、続いて減圧弁5、入り口弁6、出口弁8を順次開いて容器3よりモノシランガス(SiH4)Sを除去筒2に導入して活性化した珪藻土Mに接触せしめた。
【0029】
このようにして本発明による方法で活性化した珪藻土Mと接触してガス導出管9より導出してくる精製モノシランS0を出口弁8を介して採取し、このシラン中のシロキサンの含有量を分析測定した。その結果をグラフで図5に図示する。図中縦軸の含有量の目盛りは、量的判断を容易にするため便宜上付した相対的な値を示すものである。
なお、使用した分析方法は、一定量1000ccの試料ガスを採取し、これを液体窒素(沸点:ー196℃)等の冷却手段を用いてー110℃に冷却し、その後温度を徐々に上昇せしめ、モノシラン(沸点:ー112℃)とシロキサン(沸点:ー15℃)との沸点の差でこれらを分離して(凝縮気化法)質量分析計にかけて分析した。
【0030】
また、図6に比較のため、本発明の除去方法に使用した容器3に貯蔵されている原料モノシランS中のシロキサン量を分析したグラフを図示する。試料の採取料は上記と同様1000ccであり、分析方法も上記と同様の方法で行った。また縦軸の含有量の目盛りは図5と同様であり、そして図5と同一基準に従って目盛り付けしたものである。
【0031】
図5と図6との対比で明らかなように、図5に示した本発明の除去装置に導入して、精製したモノシラン中のシロキサンS0の量は、図6に示した精製しない原料モノシランS中のシロキサンの量のほぼ1/10以下に減少していて、シロキサンの除去効果が著しいことが明白である。なお、使用した精製前のモノシラン原料S中のシロキサンの含有濃度は約60ppbであった。
なおまた、上記実施例1では図1に図示した除去装置1を使用した除去方法を例示して説明したが、図2に図示した除去装置21を使用しても同様な効果が得られた。
【0032】
次に実施例2として、加熱活性化処理をした珪藻土Mのシロキサン除去効果の運転温度による影響について試験した。
実施例2:除去筒2内の珪藻土Mを実施例1で説明した手順と同様な方法で加熱活性化処理をしたのち、除去筒2内の温度を0〜100℃の範囲で変化させてモノシラン原料S(シロキサン含有濃度:約60ppb)を除去筒2に流して、導出する精製後のモノシランS0中のシロキサンの含有濃度量の変化を分析した。その結果を図7に除去運転温度(℃)によるシロキサン含有濃度(ppb)の変化のグラフを図示した。なお、使用した分析方法は実施例1で説明した分析方法と同じである。
【0033】
図7で明らかなように、本発明方法によるシロキサンの除去効果は、高い温度では低く、温度が低くなればなるほど除去効果が向上し、特に60℃以下の温度になると10ppb以下の含有濃度にまで除去され、更に0℃の温度では2ppbのシロキサン含有濃度にまで除去可能であることが判る。従って本発明方法は、常温で充分シロキサンの除去が可能であり、従来の氷点下(0℃以下)の低温度で運転することなく、常温の運転で従来の除去方法以上のシロキサン除去効果を発揮し、特に半導体製造における作業性の向上と、品質の向上に寄与する。
【0034】
上記各実施例はいずれもモノシラン中のシロキサンの除去につて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、ジシラン(Si2H6)及びこれらのハロゲン化物、更には四弗化珪素(SiF4)、四塩化珪素(SiCl4)等々の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去にも使用することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は除去剤として安価な珪藻土を使用し、これを150℃以上好ましくは250〜450℃の温度に加熱するとともに不活性ガスを流通せしめて加熱活性化処理をしたので、珪藻土中の水分を極めて微少にまで排除し得て、シロキサンの捕獲を有効に遂行し、珪素化合物ガス中に含有する好ましくないシロキサンを極微量(数ppb)迄除去低減することが可能となった。しかも氷点下の低温度を要せずに、平常の生活環境温度で操作しても従来の除去方法以上の除去効果を発揮する。この結果使用先に高純度のモノシラン、ジシラン等珪素化合物ガスを供給することができ、特に半導体製造にとっては高品質の製品の製造を可能とし、その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシロキサン除去装置の第1の実施態様の系統図である。
【図2】 本発明のシロキサン除去装置の第2の実施態様の系統図である。
【図3】 本発明のシロキサン除去用除去筒の加熱活性化装置の一実施態様の系統図である。
【図4】 本発明のシロキサン除去用除去筒の加熱活性化装置の別の実施態様の系統図である。
【図5】 本発明によりモノシランを処理した後のモノシラン中のシロキサン含有量を示すグラフである。
【図6】 本発明で使用したモノシラン原料中のシロキサン含有量を示すグラフである。
【図7】 本発明の除去方法での運転温度によるシロキサン除去効果を示すグラフである。
【符号の説明】
1、21 本発明の除去装置、 2 除去筒、 3 容器、
4、33 給送管、 5、32 減圧弁、 6 入り口弁、 7 ガス導入管 8 出口弁、 9 ガス導出管、 12、47 バイパス管路、
13 不活性ガス供給管、 14 パージガス排出管、
17A、17B 加熱手段、 30、40 加熱活性化装置、
31 ボンベ、 34、42 導入枝管、 37、43 放出枝管
35、39、41、44 開閉弁、 M 珪藻土、 S 珪素化合物ガス
G 不活性ガス、 S0 精製後の珪素化合物ガス
Claims (11)
- 加熱して活性化した珪藻土を冷却した後、該珪藻土に珪素化合物ガスを接触せしめることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去方法。
- 加熱する珪藻土の活性化を、珪藻土を加熱するとともに、不活性ガスを流通せしめて行うことを特徴とする請求項1に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
- 加熱する珪藻土の活性化を、加熱した不活性ガスを珪藻土に接触流通せしめて行うことを特徴とする請求項1に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
- 加熱する珪藻土の活性化を、珪藻土の加熱と共に加熱した不活性ガスを接触流通せしめて行うことを特徴とする請求項1に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
- 珪藻土の活性化の加熱温度が150℃以上の温度であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
- 活性化後の冷却温度は60℃〜0℃であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
- 活性化後の冷却を不活性ガスで行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサンの除去方法。
- 珪藻土を充填した除去筒と、珪素化合物ガス源と給送管を介して連結している減圧弁と、該減圧弁と入り口弁を介して除去筒に連通して配したガス導入管と、前記除去筒より出口弁を介して供給先に連通するガス導出管とよりなり、かつ前記減圧弁のガス流れの上流側の給送管に不活性ガス供給管とパージガス排出管とをそれぞれ分岐して設けてなるとともに、前記除去筒に加熱手段を設けてなることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置。
- 珪藻土を充填した除去筒と、珪素化合物ガス源と給送管を介して連結している減圧弁と、該減圧弁と入り口弁を介して除去筒に連通して配したガス導入管と、前記除去筒より出口弁を介して供給先に連通するガス導出管とよりなり、かつ前記減圧弁のガス流れの上流側の給送管に不活性ガス供給管とパージガス排出管とをそれぞれ分岐して設けてなるとともに、前記不活性ガス供給管に加熱手段を設けてなることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置。
- 珪藻土を充填した除去筒と、珪素化合物ガス源と給送管を介して連結している減圧弁と、該減圧弁と入り口弁を介して除去筒に連通して配したガス導入管と、前記除去筒より出口弁を介して供給先に連通するガス導出管とよりなり、かつ前記減圧弁のガス流れの上流側の給送管に不活性ガス供給管とパージガス排出管とをそれぞれ分岐して設けてなるとともに、前記除去筒と不活性ガス供給管とに加熱手段を設けてなることを特徴とする珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置。
- ガス導入管が連結する減圧弁の下流側とガス導出管に設けた出口弁の下流側とを弁を介して連結したバイパス管路を設けたことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の珪素化合物ガス中のシロキサン除去装置。
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