JP3825427B2 - 印刷機の絵柄色調制御方法および印刷機 - Google Patents
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Description
まず、各色の印刷ユニットで印刷された絵柄の分光反射率を分光計にて測定する。そして、インキキーのキーゾーン毎に分光反射率(キーゾーン全体の平均分光反射率)を演算し、さらに各キーゾーンの分光反射率を国際照明委員会が提唱する色座標値(L*a*b*)に変換する。各色のインキ供給量を調整して試印刷を行い、所望の色調を有する印刷シート(以下、OKシートという)が得られたら、OKシートの各キーゾーンの色座標値を目標色座標値に設定する。次に、本印刷を開始してキーゾーン毎にOKシートと印刷シート(以下、本印刷で得られた印刷シートを本刷りシートという)との色座標値の差(色差)を算出し、色差に対する各印刷ユニットのインキキーの開度の増減量を計算して、色差がゼロになるように各印刷ユニットの各インキキーの開度をオンライン制御によって調整する。
また、本発明は、OKシートが得られる以前の印刷開始直後から色調制御を行えるようにした、印刷機の絵柄色調制御方法を提供することを第2の目的とする。
さらに、本発明は、基準となる画像データを必要とせず、絵柄の特定の注目点について色調制御を行えるようにした、印刷機の絵柄色調制御方法を提供することを第4の目的とする。
なお、上記の絵柄色調制御方法は、以下の構成の絵柄色調制御装置によって実施することができる。本発明の印刷機の絵柄色調制御装置は、印刷幅方向に分割された領域毎にインキを供給するインキ供給装置、及び印刷で得られる本刷りシートの走行ライン上に配置されたIRGB濃度計(好ましくはラインセンサ型IRGB濃度計)に加え、目標混色網濃度設定手段、混色網濃度計測手段、目標網点面積率演算手段、実網点面積率演算手段、目標単色網濃度演算手段、実単色網濃度演算手段、ベタ濃度偏差演算手段、及びインキ供給量調整手段をその構成要素として備えている。
特に、各インキ色の網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき、今回の印刷絵柄における各インキ色のインキ供給単位幅毎の画線率に対応する混色網濃度を求め、画線率に対応する混色網濃度を目標混色網濃度として設定することにより、立ち上がり直後から色調制御を行うことができ、OKシートが得られるまでの時間を短縮して損紙を低減することができる。
さらに、注目点の設定方法として、インキ色毎に最も濃度感度の高い画素、或いは、インキ色毎に各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を演算して自動抽出し、注目画素として設定することにより、インキ供給単位幅内の絵柄の画線率が低い場合において、より安定した色調制御を行うことができる。
(A)第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態にかかる新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は多色刷りの両面印刷機であり、印刷シート8の搬送経路に沿って、インキ色〔墨(k)、藍(c)、紅(m)、黄(y)〕毎に印刷ユニット2a,2b,2c,2dが設置されている。本実施形態では、印刷ユニット2a,2b,2c,2dは、インキキー7とインキ元ローラ6からなるインキキー式のインキ供給装置を備えている。この形式のインキ供給装置では、インキキー7のインキ元ローラ6に対する隙間量(以下、この隙間量をインキキー開度という)によりインキ供給量を調整することができる。また、インキキー7は印刷幅方向に複数並置されており、インキキー7の幅単位(以下、インキキー7によるインキ供給単位幅をキーゾーンという)でインキ供給量を調整することができる。インキキー7により供給量を調整されたインキは、インキローラ群5内で適度に練られ、薄膜を形成した後に版胴4の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴3を介して絵柄として印刷シート8に転写される。なお、図1中では省略しているが、本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dには、印刷シート8の搬送経路を挟むようにして一対のブランケット胴3,3が備えられ、各ブランケット胴3に対して版胴4やインキ供給装置が設けられている。
CIP3データ等の画素面積率データがない場合、立ち上げ時から色調制御を行うためにはフィードバック制御のための何らかの目標値を定める必要がある。本実施形態では、ラインセンサ型IRGB濃度計1を用いて反射濃度、すなわち混色網濃度を計測しているので、ステップS0において、目標値として以下の手順により目標混色網濃度を設定する。
このように、本実施形態にかかる色調制御方法によれば、上述のように印刷機の立ち上がり直後から色調制御が可能であるので、OKシートが得られるまでの時間を短縮することができる。そして、OKシートが得られた後は、図4のフローチャートに従った色調制御が行われる。以下、OKシートが得られた後の色調制御について図4を用いて説明する。
ステップS31では、DSP11は、OKシート中の特定の注目点(注目画素)について目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boを設定するとともに、ステップS20で演算された各画素の反射光量i,r,g,bを用いて注目点の実混色網濃度I,R,G,Bを演算する。DSP11はタッチパネル30に接続されており、タッチパネル30にはOKシートの絵柄画像が表示される。注目点はこのタッチパネル30に表示されたOKシート上の特定点を任意に選択することで指定され、演算装置10のDSP11へ入力される。注目点とは印刷シート8上の特に色を一致させたい絵柄の位置であり、特定の一画素、或いは、連続する一塊の複数画素を指定する。オペレータにより注目点が指定されていないキーゾーンについては、DSP11が注目点を自動設定する。この自動設定は、OKシート全体の各インキ色の混色網濃度の分布から、インキ色毎に最も濃度感度の高い画素(最も発色の大きい画素)を演算して自動抽出することにより行う。例えば、キーゾーン絵柄が4色で印刷されている場合、注目点(目標色)は墨、藍、紅、黄の4点となり、キーゾーン内において、その4色が独立にコントロールされることになる。また、例えばオペレータが指定した任意の絵柄ポイント中に無い色及び絵柄面積の少ない色は自動で設定することも出来る。
本発明の第2実施形態について図7を用いて説明する。本実施形態は、図4におけるステップS31に相当するキーゾーン注目点濃度演算の処理方法に特徴があり、図7に示すフローチャートは、本実施形態における処理内容(図4のステップS31に相当する処理内容)を詳細に示している。絵柄色調制御のための他の処理内容については図4を用いて説明したとおりであるので、ここでは説明を省略する。
本発明の第3実施形態について図8を用いて説明する。本実施形態も第2実施形態と同様、図4におけるステップS31に相当するキーゾーン注目点濃度演算の処理方法に特徴があり、図8に示すフローチャートは、本実施形態における処理内容(図4のステップS31に相当する処理内容)を詳細に示している。絵柄色調制御のための他の処理内容については図4を用いて説明したとおりであるので、ここでは説明を省略する。
まず、ステップS325において、データベース141に記憶された変換テーブルを用いて注目点の網点面積率ki,ci,mi,yiを色座標値L’,a’,b’に変換する。ステップS326では、ステップS323で求めた色座標値L,a,bとステップS325で求めた色座標値L’,a’,b’との色差ΔL’,Δa’,Δb’を演算し、ステップS327において、この色差ΔL’,Δa’,Δb’に対応する網点面積率の変化量Δk’,Δc’,Δm’,Δy’を演算する。網点面積率の各変化量は、色座標値の各変化量を用いて下式で近似することができる。但し、下式におけるa,bは線形近似係数である。
Δm’=a21×ΔL’+a22×Δa’+a23×Δb’+bm ・・・(2)
Δy’=a31×ΔL’+a32×Δa’+a33×Δb’+by ・・・(3)
Δk’=a41×ΔL’+a42×Δa’+a43×Δb’+bk ・・・(4)
ステップS328では、注目点の網点面積率ki,ci,mi,yiにステップS327で求めた変化量Δk’,Δc’,Δm’,Δy’を加算し、その値を仮想網点面積率k’,c’,m’,y’として設定する。ステップS329では、この仮想網点面積率k’,c’,m’,y’をデータベース141に記録された変換テーブルに照合し、ステップS324で求めた複数の混色網濃度候補の中から仮想網点面積率k’,c’,m’,y’に最も対応するものを選択する。選択された混色網濃度は目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boとして設定され、ステップS330で演算される注目点の実混色網濃度I,R,G,Bとともに、ステップS40以降の処理で用いられる。
本発明の第4実施形態について図9を用いて説明する。本実施形態は色調制御のための補助的な方法についての提案であり、本方法は第1〜第3実施形態の色調制御の何れにも付加的に適用することができる。
ステップS401では、データベース141に記録された変換テーブルを用いて目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boを色座標値に変換する。また、ステップS402では、同じく変換テーブルを用いて実混色網濃度I,R,G,Bを色座標値に変換する。そして、ステップS403では、ステップS401で求めた目標色座標値Lo,ao,boとステップS402で求めた実色座標値L,a,bとの色差ΔE*(=√{(Lo−L)2+(ao−a)2+(bo−b)2}を演算し、ステップS404では、実色座標値L,a,bと色差ΔE*とを表示装置32に表示する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、第1実施形態では、各インキ色の網点面積率と混色網濃度とを関連付けるデータベース141を備える方法の他、各インキ色の網点面積率と混色網濃度との対応関係を規定した公知のノイゲバウアーの式を記憶しておき、この式に各インキ色の網点面積率を当てはめることで混色網濃度を算出する方法を採ることもできる。
2a,2b,2c,2d 印刷ユニット
3 ブランケット胴
4 版胴
5 インキローラ群
6 インキ元ローラ
7 インキキー
8 印刷シート
10 演算装置
11 DSP
12 PC
14 色変換部
15 インキ供給量演算部
16 オンライン制御部
17 キー開度リミッタ演算部
20 印刷機内蔵の制御装置
30 タッチパネル
32 表示装置
Claims (18)
- 印刷絵柄をインキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときの上記インキ供給単位幅毎に、I(赤外光),R(赤),G(緑),B(青)に係る混色網濃度を目標値とした目標混色網濃度を設定するステップと、
IRGB濃度計を用いて、印刷で得られた本刷りシートの上記インキ供給単位幅毎の実混色網濃度を計測するステップと、
予め設定した、墨(k),藍(c),紅(m),黄(y)に係る網点面積率と上記混色網濃度との対応関係に基づき、上記目標混色網濃度に対応する各インキ色の目標網点面積率を求めるとともに、上記実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求めるステップと、
予め設定した、上記網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記各インキ色の目標網点面積率に対応する目標単色網濃度と上記実網点面積率に対応する実単色網濃度とを求めるステップと、
予め設定した、上記網点面積率毎の単色網濃度と単色ベタ濃度との対応関係に基づき、上記各インキ色の目標網点面積率に応じて選択された上記目標単色網濃度と上記実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求めるステップと、
上記ベタ濃度偏差に基づき、上記実混色網濃度を上記目標混色網濃度に近づけるように上記インキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整するステップと、
を実行することを特徴とする、印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記のインキ供給量を調整するステップでは、上記ベタ濃度偏差に基づき上記インキ供給単位幅毎にインキキー開度に対する増減量であるインキキー開度偏差を求め、当該インキキー開度偏差に基づきインキキー開度を調節してインキ供給量を調整することで上記実混色網濃度を上記目標混色網濃度に近づける
ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記目標混色網濃度を設定するステップでは、印刷対象の印刷絵柄における各インキ色の上記インキ供給単位幅毎の画線率のデータを上記網点面積率に相当するものとして取得して、上記の網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき、上記画線率に対応する混色網濃度を求め、上記画線率に対応する混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定する
ことを特徴とする、請求項2記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 印刷品質を満たしたOKシートが得られた場合において、
上記目標混色網濃度を設定するステップでは、上記OKシートの絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ選定して、上記注目画素の混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定し、
上記実混色網濃度を計測するステップでは、上記注目画素の実混色網濃度を計測する
ことを特徴とする、請求項2又は3記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記目標混色網濃度を設定するステップは、
外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データを取得するステップと、
上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ選定するステップと、
予め設定した網点面積率と混色網濃度との対応関係に基づき上記注目画素の網点面積率を混色網濃度に変換するステップとを有し、
上記目標混色網濃度を設定するステップでは、上記注目画素の混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定し、
上記実混色網濃度を計測するステップでは、上記注目画素の実混色網濃度を計測する
ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記目標混色網濃度を設定するステップは、
外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データとICCプロファイルとを取得するステップと、
上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ選定するステップと、
上記注目画素の網点面積率を上記ICCプロファイルと上記IRGB濃度計のデバイスプロファイルとを用いて混色網濃度に変換するステップとを有し、
上記目標混色網濃度を設定するステップでは、上記注目画素の混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定し、
上記実混色網濃度を計測するステップでは、上記注目画素の実混色網濃度を計測する
ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記デバイスプロファイルは網点面積率と混色網濃度と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルであり、
上記注目画素の網点面積率を混色網濃度に変換するステップは、
上記ICCプロファイルを用いて上記注目画素の網点面積率を色座標値に変換するステップと、
上記変換テーブルを用いて上記注目画素の色座標値に対応する複数の混色網濃度候補を求めるステップと、
上記変換テーブルを用いて上記注目画素の網点面積率を色座標値に変換するステップと、
上記ICCプロファイルによる変換、及び上記変換テーブルによる変換によって得られた上記2つの色座標値間の色差を求めるステップと、
上記色差に対応する網点面積率の変化量を演算するステップと、
上記注目画素の網点面積率に上記変化量を加算した仮想網点面積率を求めるステップと、
上記変換テーブルを参照して上記複数の混色網濃度候補のうち上記仮想網点面積率に最も対応するものを選択するステップとを有し、
上記注目画素の網点面積率を混色網濃度に変換するステップでは、選択した混色網濃度候補を上記注目画素の混色網濃度として設定する
ことを特徴とする、請求項6記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記kcmy網点面積率データを取得するステップでは、最初に印刷対象絵柄のビットマップデータを取得して、上記ビットマップデータをCIP3・PPFデータ相当の低解像度データに変換したものを上記kcmy網点面積率データとして用いる
ことを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 予め設定した混色網濃度と色座標値との対応関係に基づき、上記IRGB濃度計で計測された上記注目画素の実混色網濃度に対応する実色座標値を求めるステップと、
上記の混色網濃度と色座標値との対応関係に基づき、上記目標混色網濃度に対応する目標色座標値を求めるステップと、
上記実色座標値と上記目標色座標値との色差を求めるステップと、
上記実色座標値及び上記色差を表示装置に表示するステップとをさらに実行することを特徴とする、請求項4〜8のいずれか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記注目画素は、インキ色毎に、そのインキ色xの網点面積率と墨(k),藍(c),紅(m),黄(y)に係る網点面積率に基づく自己相関感度Hxとして下式により定義される値が最も大きくなる画素をそのインキ色の注目画素として自動抽出することにより設定される
ことを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記載の印刷機の絵柄色調制御方法。
Hx=x2/(c+m+y+k)
ただし、(xはk,c,m,yのいずれか) - 上記目標混色網濃度を設定するステップでは、上記注目画素として選定された画素群の平均混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定し、
上記実混色網濃度を計測するステップでは、上記注目画素として選定された画素群の実平均混色網濃度を計測する
ことを特徴とする、請求項10記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 上記の目標混色網濃度を設定するステップの後、上記の実混色網濃度を計測するステップから上記のインキ供給量を調整するステップまでの動作を所定周期繰り返して実行する
ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の絵柄色調制御方法。 - 印刷幅方向に分割された領域毎にインキを供給するインキ供給装置と、
印刷絵柄を上記インキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときの上記インキ供給単位幅毎に、I(赤外光),R(赤),G(緑),B(青)に係る混色網濃度を目標値とした目標混色網濃度を設定する目標混色網濃度設定手段と、
印刷で得られる本刷りシートの走行ライン上に配置されたIRGB濃度計と、
上記IRGB濃度計を用いて上記本刷りシートの上記インキ供給単位幅毎の実混色網濃度を計測する混色網濃度計測手段と、
予め設定した、墨(k),藍(c),紅(m),黄(y)に係る網点面積率と上記混色網濃度との対応関係に基づき、上記目標混色網濃度設定手段により設定された上記目標混色網濃度に対応する各インキ色の目標網点面積率を求める目標網点面積率演算手段と、
上記墨(k),藍(c),紅(m),黄(y)に係る網点面積率と上記混色網濃度との対応関係に基づき、上記混色網濃度計測手段により計測された上記実混色網濃度に対応する各インキ色の実網点面積率を求める実網点面積率演算手段と、
予め設定した上記網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記各インキ色の上記目標網点面積率に対応する目標単色網濃度を求める目標単色網濃度演算手段と、
上記の網点面積率と単色網濃度との対応関係に基づき、上記実網点面積率に対応する実単色網濃度を求める実単色網濃度演算手段と、
予め設定した上記網点面積率毎の単色網濃度と単色ベタ濃度との対応関係に基づき、上記各インキ色の目標網点面積率に応じて選択された上記目標単色網濃度と上記実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求めるベタ濃度偏差演算手段と、
上記ベタ濃度偏差に基づき、上記実混色網濃度が上記目標混色網濃度に近づくように上記インキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段と、を備えた
絵柄色調制御装置を有する
ことを特徴とする、印刷機。 - 上記インキ供給量調整手段が、上記ベタ濃度偏差に基づき上記インキ供給単位幅毎にインキキー開度に対する増減量であるインキキー開度偏差を求め、当該インキキー開度偏差に基づきインキキー開度を調節してインキ供給量を調整することで上記実混色網濃度を上記目標混色網濃度に近づける
ことを特徴とする、請求項13記載の印刷機。 - 上記IRGB濃度計における網点面積率と混色網濃度と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルを備え、
上記目標網点面積率演算手段及び上記実網点面積率演算手段は、上記変換テーブルを用いて上記目標網点面積率或いは上記実網点面積率を求めるように構成されている
ことを特徴とする、請求項14記載の印刷機。 - 上記目標混色網濃度設定手段は、
外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データを受信する受信手段と、
上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ設定する注目画素設定手段と、
上記変換テーブルを用いて上記注目画素の網点面積率を混色網濃度に変換する変換手段とを備え、上記注目画素の混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定するように構成され、
上記混色網濃度計測手段は、上記注目画素の実混色網濃度を計測するように構成されている
ことを特徴とする、請求項15記載の印刷機。 - 上記目標混色網濃度設定手段は、
外部から印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データとICCプロファイルとを受信する受信手段と、
上記印刷対象絵柄を構成する画素の中から上記インキ供給単位幅毎に各インキ色に対応する注目画素をそれぞれ設定する注目画素設定手段と、
上記注目画素の網点面積率を上記ICCプロファイルと上記変換テーブルとを用いて混色網濃度に変換する変換手段とを備え、上記注目画素の混色網濃度を上記目標混色網濃度として設定するように構成され、
上記混色網濃度計測手段は、上記注目画素の実混色網濃度を計測するように構成されている
ことを特徴とする、請求項15記載の印刷機。 - 上記変換テーブルを用いて上記実混色網濃度に対応する実色座標値を求める実色座標値演算手段と、
上記変換テーブルを用いて上記目標混色網濃度に対応する目標色座標値を求める目標色座標値演算手段と、
上記実色座標値と上記目標色座標値との色差を求める色差演算手段と、
上記実色座標値及び上記色差を表示装置に表示する表示手段と、をさらに備えたことを特徴とする、請求項15〜17のいずれか1項に記載の印刷機。
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