JP4264429B2 - 印刷機のインキ裏抜け推定方法及び装置 - Google Patents

印刷機のインキ裏抜け推定方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキ裏けを推定するためのインキ裏抜け推定方法及び装置に関する。
特許文献1には、印刷機において絵柄の色調を制御する技術が開示されている。具体的には、外部から取得した製版データを用いて印刷絵柄をインキ供給装置のインキ供給単位幅で分割したときのインキ供給単位幅毎の目標混色網濃度を設定するとともに、IRGB濃度計を用いて印刷で得られた本刷りシートのインキ供給単位幅毎の実混色網濃度を計測する。また、これら各混色網濃度をそれぞれ網点面積率に変換し、さらに単色網濃度に変換する。そして、ユールニールセンの式等を用いて、目標単色網濃度と実単色網濃度との偏差に対応するベタ濃度偏差を求め、ベタ濃度偏差に応じてインキ供給単位幅毎にインキ供給量を調整する。この技術によれば、分光計よりもコストが低いIRGB濃度計を用いて色調制御を行なうことができる。
特開2004−106523号公報
ところで、上述した特許文献1の技術を用いて絵柄の色調制御を行なう場合、IRGB濃度計1により安定して計測するために、実際には例えば図8に示すように、印刷が施された印刷シート8をガイドローラ40に巻回させた状態で印刷絵柄の実混色網濃度を計測することが好ましい。
しかしながら、例えば印刷シート8の表面が低画線絵柄(インキ量の比較的少ない絵柄)、裏面が高画線絵柄(インキ量の比較的多い絵柄)であった場合、裏面のインキが表面に裏抜けして表面の計測値が見かけよりも高くなってしまうことがある。特に新聞印刷では紙面上のインキは紙面に浸透することにより乾燥(浸透乾燥)するので、上記のようなインキ裏抜けが顕著に生じる。
したがって、IRGB濃度計1により計測した表面の計測値が目標混色網濃度となったとしても、インキ裏抜けが生じていると、表面の混色網濃度が、裏面から表面に裏抜けした混色網濃度分だけ減じられるため、実際には表面の印刷絵柄の色が薄く(即ちインキ量が少なく)制御されてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、両面に印刷が施される印刷シートのインキの裏抜けを推定できるようにした、印刷機のインキ裏抜け推定方法及び装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1記載の本発明の印刷機のインキ裏抜け推定方法は、印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する方法であって、上記印刷シートの一面側に印刷される絵柄の一面側網点面積率及び上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得ステップと、予め用意した上記一面側網点面積率と上記他面側網点面積率との差とインキ裏抜け濃度との対応関係を用いてインキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定ステップとをそなえていることを特徴としている。
請求項2記載の本発明の印刷機のインキ裏抜け推定方法は、印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する方法であって、上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得ステップと、予め用意した上記他面側網点面積率とインキ裏抜け濃度との対応関係を用いてインキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定ステップとをそなえていることを特徴としている
請求項記載の本発明の印刷機のインキ裏抜け推定装置は、印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する装置であって、上記印刷シートの一面側に印刷される絵柄の一面側網点面積率及び上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得手段と、上記一面側網点面積率と上記他面側網点面積率との差とインキ裏抜け濃度との対応関係を記憶したデータベースと、上記データベースを用いて、上記網点面積率取得手段により取得した上記一面側網点面積率及び上記他面側網点面積率から上記インキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定手段とをそなえていることを特徴としている。
請求項記載の本発明の印刷機のインキ裏抜け推定装置は、印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する装置であって、上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得手段と、上記他面側網点面積率とインキ裏抜け濃度との対応関係を記憶したデータベースと、上記データベースを用いて、上記網点面積率取得手段により取得した上記他面側網点面積率から上記インキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定手段とをそなえていることを特徴としている
請求項7記載の本発明の印刷機のインキ裏抜け推定装置は、請求項4又は5記載の装置において、上記インキ裏抜け推定手段によりインキ裏抜けが発生すると推定されたら警報を発する警報装置をそなえていることを特徴としている。
本発明の印刷機のインキ裏抜け推定方法及び装置によれば、印刷絵柄の網点面積率と予め用意したインキ裏抜け濃度との対応関係を用いてインキ裏抜けを推定することができる
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は多色刷りの両面印刷機であり、印刷シート8の搬送経路に沿って、インキ色〔墨(k)、藍(c)、紅(m)、黄(y)〕毎に印刷ユニット2a,2b,2c,2dが設置されている。本実施形態では、印刷ユニット2a,2b,2c,2dは、インキキー7とインキ元ローラ6とからなるインキキー式のインキ供給装置を備えている。この形式のインキ供給装置では、インキキー7のインキ元ローラ6に対する隙間量(以下、この隙間量をインキキー開度という)によりインキ供給量を調整することができる。また、インキキー7は印刷幅方向に複数並置されており、インキキー7の幅単位(以下、インキキー7によるインキ供給単位幅をキーゾーンという)でインキ供給量を調整することができる。インキキー7により供給量を調整されたインキは、インキローラ群5内で適度に練られ、薄膜を形成した後に版胴4の版面に供給され、版面に付着したインキがブランケット胴3を介して絵柄として印刷シート8に転写される。なお、図1中では省略しているが、本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dには、印刷シート8の搬送経路を挟むようにして一対のブランケット胴3,3が備えられ、各ブランケット胴3に対して版胴4やインキ供給装置が設けられている。
本実施形態の新聞用オフセット輪転機は、最下流の印刷ユニット2dのさらに下流にラインセンサ型IRGB濃度計(IRGB濃度計)1を備えている。ラインセンサ型IRGB濃度計1は印刷シート8上の絵柄の色を印刷幅方向ライン状にI(赤外光)、R(赤)、G(緑)、B(青)の反射濃度(濃度)として計測する計測器であり、印刷シート8全体の反射濃度を計測したり、任意の位置の反射濃度を計測したりすることが可能である。本実施形態の新聞用オフセット輪転機は両面刷りなので、ラインセンサ型IRGB濃度計1は印刷シート8の搬送経路を挟むようにして表裏両側に配置され、表裏両面の反射濃度を計測できるようになっている。
また、本実施形態では、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dにより印刷が施された印刷シート8はガイドロール40,40に巻回されて次工程へ搬送されるようになっており、IRGB濃度計1は、ガイドロール40,40に巻回されている印刷シート8の表面及び裏面の近傍に備えられている。
ラインセンサ型IRGB濃度計1により計測された反射濃度は演算装置10に送信される。演算装置10はインキ供給量の制御データを演算する装置であり、ラインセンサ型IRGB濃度計1で計測された反射濃度に基づいて演算を行い、印刷シート8の絵柄の色を目標色に一致させるためのインキキー7の開度を演算している。ここで、図2は本発明の一実施形態にかかる新聞用オフセット輪転機のインキ裏抜け推定装置及び絵柄色調制御装置の概略構成を示す図であると同時に、演算装置10のインキ裏抜け推定機能及び色調制御機能に着目した機能ブロック図である。
演算装置10は、印刷機とは離れて設置されたDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ。注目画素設定手段,網点面積率演算手段,実濃度計測手段に相当する機能を有する)11とPC(パソコン)12とから構成され、PC12には色変換部(目標濃度設定手段,目標網点面積率演算手段,目標単色濃度演算手段,実網点面積率演算手段,実単色濃度演算手段,ベタ濃度偏差演算手段に相当する機能を有する)14,インキ供給量演算部15,オンライン制御部16,キー開度リミッタ演算部17,受信部(受信手段又は網点面積率取得手段)18,インキ裏抜け推定部(インキ裏抜け推定手段)50としての機能が割り当てられている。
演算装置10の入力側には、ラインセンサ型IRGB濃度計1が接続され、出力側には印刷機内蔵の制御装置20が接続されている。制御装置20は、インキキー7のキーゾーン毎にインキ供給量を調整するインキ供給量調整手段として機能するものであり、インキキー7を開閉させる図示しない開閉装置を制御しており、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dのインキキー7毎に独立してキー開度を調整することができる。また、演算装置10には表示装置としてのタッチパネル(入力手段の機能も有する)30が接続されている。
図7は演算装置10によるインキ裏抜け推定の処理フローを示す図である。以下、図7を中心にインキ裏抜け推定の処理内容について説明する。
前述したように例えば印刷シート8の表面が低画線絵柄(インキ量の比較的少ない絵柄)、裏面が高画線絵柄(インキ量の比較的多い絵柄)であった場合、印刷シート8の裏面に印刷された絵柄が表面に現れてしまう現象(インキ裏抜け)が生じる。このようなインキ裏抜けが発生すると絵柄色調制御が精度よく行なえないおそれがある。言い換えると、インキ裏抜けが発生するか否かが推定できれば、この推定結果を考慮して絵柄色調制御を精度よく行なうことが可能となる。このため、本実施形態の新聞用オフセット輪転機には、インキの裏抜けが生じるか否かを推定する推定装置が備えられており、この点が本発明の特徴の1つである。
推定装置は演算装置10の受信部18,インキ裏抜け推定部50,データベース51及び警報装置52を主に備えて構成されている。図7に示すように、まず、ステップS10として、受信部18により記憶媒体やネットワーク(有線,無線の何れでもよい)などを介して、外部(例えば、印刷会社に対する印刷依頼元、新聞社の印刷工場に対する新聞社の本社、等)から、新聞紙の紙面情報〔即ち、印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データ(単に印刷絵柄の網点面積率データともいう)〕を取得し、ステップS20として、新聞紙の紙面の配置情報(即ち、印刷対象絵柄の配置データ)を取得するようになっている。なお、ここでは、印刷絵柄の網点面積率データを取得した後印刷絵柄の配置データを取得しているが、印刷絵柄の配置データを取得した後印刷絵柄の網点面積率データを取得したり、あるいは同時に取得するようにしてももちろんよい。また、新聞紙の紙面情報は新聞社の本社からビットマップデータ(1bit−Tiff製版用データ)の形式で印刷工場に送信されてくるものとする。
上記の印刷絵柄の網点面積率データには、印刷シート8両面に印刷される複数の印刷絵柄の網点面積率データが含まれている。一般に新聞印刷では、印刷ユニット2a,2b,2c,2dにより印刷シート8の幅方向に4ページ分の絵柄が両面にそれぞれ印刷されるので、この場合、印刷絵柄の網点面積率データには例えば表面4ページ,裏面4ページの計8つの印刷絵柄の網点面積率データが含まれている。ただし、この印刷絵柄の網点面積率データには、どの印刷絵柄が何れの面のどの位置に印刷されるかなどの配置情報までは含まれていない。
上記の印刷絵柄の配置データには、各印刷絵柄が印刷シート8の表面及び裏面の何れの面に印刷されるか、及び、印刷シート8の幅方向のどの位置に印刷されるかなどのデータが含まれている。上記の印刷絵柄の網点面積率データに例えば表面4ページ,裏面4ページの計8つの印刷絵柄の網点面積率データが含まれていれば、印刷絵柄の配置データには、上記8つの印刷絵柄がそれぞれ印刷シート8の表面及び裏面の何れの面に印刷されるか、及び、印刷シート8の幅方向のどの位置に印刷されるかなどのデータが含まれている。
このように印刷絵柄の網点面積率データ及び印刷絵柄の配置データから、印刷シート8の表面側に印刷される絵柄の網点面積率と、そのちょうど裏側に印刷される絵柄の網点面積率とを取得することができる。なお、本発明でいう網点面積率取得ステップは図7に示すステップS10及びステップS20からなる。
次に、ステップS30(インキ裏抜け推定ステップ)として、インキ裏抜け推定部50は、印刷シート8の表面の印刷絵柄の網点面積率と裏面の印刷絵柄の網点面積率との差から、インキ裏抜けが発生するか否かを推定するようになっている。データベース51には、表面の網点面積率と裏面の網点面積率との差と、インキ裏抜け濃度(濃度,混色網濃度)との対応関係が予め記憶されており、インキ裏抜け推定部50は、この対応関係を参照してインキ裏抜け濃度を求めることによりインキ裏抜けの発生を推定する。なお、上記の対応関係は、実験やシミュレーションなどにより予め用意しておくことができる。
具体的には、インキ裏抜け推定部50は、例えば印刷シート8の表面の印刷絵柄中のある一画素における網点面積率と、そのちょうど裏側の画素の網点面積率との差を演算する。このような演算を印刷絵柄内の全画素について行ない、データベース52に記憶された対応関係を用いて各画素毎に裏面から表面に裏抜けするインキの裏抜け濃度を求める。
そして、例えばある画素のインキ裏抜け濃度が0よりも大きければ或いは予め設定した所定値よりも大きければ、その画素にはインキ裏抜けが生じるものとして、警報装置51によりオペレータに警報を発するようになっている。これにより、オペレータは印刷を開始する前にインキ裏抜けが発生するか否かを知ることができる。したがって、オペレータは、インキ裏抜けが発生するキーゾーンの色調制御を予め強制的に切っておくことができる。この場合、そのインキキーの開度は手動で行なう。
また、警報装置51による警報は単にオペレータに注意を促すためのものとし、例えば後述するように、インキ裏抜け推定部50によりインキ裏抜けが発生すると推定された場合であっても色調制御を切ることなく、インキ裏抜けを考慮して色調制御を行なうようにすれば、インキ裏抜けが発生する場合であっても絵柄の色合わせを全て自動で行なうことができる。
なお、警報装置51の代わりにタッチパネル30を介してオペレータに警告を発するようにしてももちろんよい。この場合、タッチパネル30に印刷絵柄のどの画素にインキ裏抜けが生じるのかを画像表示するようにするのが好ましい。
また、上述したように、本実施形態では、印刷シート8の表面側に印刷される絵柄の網点面積率と裏面側に印刷される絵柄の網点面積率との差に基づいて裏面から表面へのインキの裏抜けを求めるようにしたが、より単純に、印刷シート8の裏面側の絵柄の網点面積率だけからインキの裏抜けを推定するようにしてもよい。この場合、データベース52には、印刷シート8の裏面側の絵柄の網点面積率とインキ裏抜け濃度との対応関係を予め記憶させておき、この対応関係を用いて各画素毎のインキ裏抜け濃度を求め、インキ裏抜けが発生するか否かの推定を行なう。この対応関係も、実験やシミュレーションなどにより予め用意しておけばよい。
なお、上記では裏面から表面へのインキ裏抜けを推定しているが、同様にして、表面から裏面へのインキの裏抜けも推定できる。
図3,図4は演算装置10による色調制御の処理フローを示す図である。以下、図3,図4を中心に演算装置10による色調制御の処理内容について説明する。なお、ここでは、上述したインキ裏抜け推定部50によりインキ裏抜けが発生すると推定された場合であっても色調制御を切ることなく、インキ裏抜けを考慮して色調制御を行なう場合について説明する。
本色調制御を行なうため、受信部18により記憶媒体やネットワーク(有線,無線の何れでもよい)などを介して、外部から、前述した新聞紙の紙面情報(印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データ)と、紙面の色情報を作成した入力装置のICC(International Color Consortium)プロファイル(以下、基準印刷機のICCプロファイルという)とを取得するようになっている。上述したように、新聞社の本社から新聞紙の紙面情報はビットマップデータ(1bit−Tiff製版用データ)の形式で印刷工場に送信されてくるものとする。また、上記ICCプロファイルは、今回の印刷において色調の基準となる基準印刷機の網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルである。
まず、DSP11は、ステップT10として、受信部18を介して取得したビットマップデータを印刷機のフォーマットに応じたCIP3データ相当の低解像度データに変換し、この低解像度データを網点面積率データとして用いる。この解像度の変換処理は一般的なCIP3データとの共用を図るためであるが、後の処理においてビットマップデータそのものを網点面積率データとして用いることも可能である。また、DSP11にはタッチパネル30に接続されており、このタッチパネル30には、送信されたビットマップデータに基づいて新聞紙面の絵柄画像が表示されるようになっている。
ステップT20では、タッチパネル30に表示された絵柄画像に直接手で或いはタッチペンなどを使って、キーゾーン毎に各インキ色に対応する特定の注目点(注目画素)をそれぞれ設定する。注目点は、タッチパネル30に表示された絵柄画像上の特定点を任意に選択することで指定され、演算装置10のDSP11へ入力される。注目点とは印刷シート8上の特に色を一致させたい絵柄の位置であり、キーゾーン毎に、特定の一画素、又は、連続する一塊の複数画素、又は、全画素を指定することができる。オペレータにより注目点が指定されていないキーゾーンについては、DSP11が注目点を自動設定する。この自動設定は、各色・各画素の網点面積率に対して最も自己相関が大きい画素を演算して自動抽出することにより行なう。具体的には、例えば、シアンの自己相関感度Hcは、網点面積率データ(k,c,m,y)を用いて、“Hc=c2/(k+c+m+y)”で表
すことができ、この自己相関感度Hcの値が最も高い画素がシアンの注目点となる。同様に他のインキ色についても自己相関感度が最も高い画素を演算し、その画素を注目点として設定する。また、例えばオペレータが指定した任意の絵柄ポイント中に無い色及び絵柄面積の少ない色は自動で設定することも可能である。
なお、1つのキーゾーンについて、連続する一塊の複数画素、又は、全画素が注目点として指定されて注目点が複数画素の集合である場合には、DSP11はこれら注目点を構成する複数画素で平均処理する。また、例えば、オペレータにより任意の一画素が選択されたり、最も自己相関感度の高い画素が自動選択されたら、その周辺の画素も含めた画素群を注目点として選定し、この画素群の網点面積率を平均処理するようにしてもよい。注目点に含める周辺画素の画素数やその選択パターンは固定(例えば、選択或いは自動抽出された画素を囲む周辺8画素)してもよいが、好ましくは、選択或いは自動抽出された画素の絵柄内での位置等を考慮して外乱の影響が抑制されるように設定する。これによれば、印刷紙面の蛇行や天地ずれによって計測データが変動することが少なくなるので、安定したフィードバック制御が可能になる。
次に、色変換部14は、ステップT30として、DSP11から入力された注目点の網点面積率ki,ci,mi,yiを、新聞社の本社から送信された基準印刷機のICCプロファイルを用いて色座標値L,a,bに変換するようになっている。また、この変換の後、ステップT40として、予め用意された自機のICCプロファイルを用いて上記色座標値L,a,bを網点面積率k’,c’,m’,y’に変換するようになっている。自機のICCプロファイルとは、今回の印刷において制御対象となる印刷機の網点面積率と色座標値との対応関係を規定した変換テーブルである。このように基準印刷機のICCプロファイルと自機のICCプロファイルとを用いることで、印刷対象絵柄の網点面積率から自機に対応した網点面積率を求めることができる。
さらに、色変換部14は、ステップT50として、データベース141に記録された変換テーブルを用いて注目点の網点面積率k’,c’,m’,y’を混色網濃度(濃度)Io,Ro,Go,Boに変換し、ステップT60においてそれを目標混色網濃度(目標濃度)Io,Ro,Go,Boとして設定する。データベース141は各インキ色の網点面積率と混色網濃度とを関連付けるもので、PC12の色変換部14に備えられている。データベース141は、ISO/TC130国内委員会が制定した新聞印刷JapanColor基準の印刷物を印刷し、ラインセンサ型IRGB濃度計1で実測したデータ〔標準色の網点面積率(k,c,m,y)と混色網濃度(濃度)(I,R,G,B)と色座標値(L,a,b)の対応関係を規定した変換テーブル〕を基準にして作成されている。このようにして設定した目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boを用いれば、自機の色調を基準印刷機の色調に合わせることが可能となる。
また、このとき、色変換部14は、注目点が上記インキ裏抜け推定部50によりインキ裏抜けが発生すると推定されていたら、目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boをインキ裏抜け濃度を考慮した分(具体的にはインキ裏抜け濃度分)だけ高く設定するようになっている。このように目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boを設定した上で色調制御を行なえば、従来のようなインキ裏抜けに起因した薄い(インキ量が足りない)絵柄が印刷されてしまうのを防止できるようになる。
以上のように目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boが設定されたら、印刷を開始して図4に示すフローチャートのステップU10以降の処理を繰り返し実行する。まず、ステップU10として、ラインセンサ型IRGB濃度計1が印刷シート8全面の一画素毎の反射光量i’,r’,g’,b’を計測する。ラインセンサ型IRGB濃度計1で計測された各画素の反射光量i’,r’,g’,b’はDSP11に入力される。ただし、フロー開始時には印刷シートは白紙であるため、ライセンサ型IRGB濃度計1は白紙の反射光量を計測し、この計測した白紙の反射光量をDSP11に入力する。
DSP11は、ステップU20として、各画素の反射光量i’,r’,g’,b’について所定の印刷枚数単位で移動平均を行うことで、ノイズ成分を除去した各画素の反射光量i,r,g,bを算出する。そして、ステップU30として、反射光量i,r,g,bを各キーゾーンの注目点毎に平均処理し、白紙部分の反射光量を基準とする混色網濃度(実濃度)I,R,G,Bを演算する。例えば、白紙部分の赤外光の反射光量をipとし、キーゾーン内の赤外光の平均反射光量をikとすると、赤外光の実濃度(実混色網濃度IはI=log10(ip/ik)として求められる。DSP11で演算された各キーゾーンの注目点毎の実混色網濃度I,R,G,Bは、PC12の色変換部14に入力される。
色変換部14は、ステップU40,U50及びU60の処理を行う。まず、ステップU40として、ステップU30で演算された実混色網濃度I,R,G,Bに対応する各インキ色の網点面積率をそれぞれ演算する。この演算には上述したデータベース141を用い、データベース141に記憶された対応関係に基づき、実混色網濃度I,R,G,Bに対応する各インキ色の網点面積率を実網点面積率k,c,m,yとして演算する。また、色変換部14は、データベース141に記憶された対応関係に基づき、図3に示すステップT60で設定された目標混色網濃度Io,Ro,Go,Boに対応する各インキ色の網点面積率を目標網点面積率ko,co,mo,yoとして演算する。
次に、色変換部14は、ステップU50として、目標網点面積率ko,co,mo,yoに対応する各インキ色の目標単色網濃度(目標単色濃度)と、実網点面積率k,c,m,yに対応する各インキ色の実単色網濃度(実単色濃度)をそれぞれ演算する。この演算には、図5に示すようなマップを用いる。図5は網点面積率を変化させた場合に実測される単色網濃度を特性曲線としてプロットしたマップの一例であり、事前に測定されたデータにより作成されている。ここでは、網点面積率が大きくなるにつれて単色網濃度の増加率がしだいに大きくなるマップを用いている。図5に示す例では、墨色の目標網点面積率ko、実網点面積率kをマップに照らし合わせることで、マップ中の特性曲線からそれぞれ目標単色網濃度(目標単色濃度)Dakoと実単色網濃度(実単色濃度)Dakとが求められている。このようにして、色変換部14は、各インキ色の目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとを求める。
次に、色変換部14は、ステップU60として、目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとの偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyを演算する。なお、ベタ濃度は網点面積率にも依存しており、同単色網濃度に対しては、網点面積率が高いほどベタ濃度は低くなる。そこで、色変換部14は、図6に示すようなマップを用いて演算を行う。図6は単色ベタ濃度を変化させた場合に実測される単色網濃度を網点面積率毎に特性曲線としてプロットしたマップの一例であり、事前に測定されたデータにより作成されている。ここでは、各網点面積率について、ベタ濃度が大きくなるにつれて単色網濃度が線形又は略線形に増加するマップを用いている。色変換部14は、各インキ色について目標網点面積率ko,co,mo,yoに対応する特性曲線を図6に示すマップから選択し、選択した特性曲線に目標単色網濃度Dako,Daco,Damo,Dayoと実単色網濃度Dak,Dac,Dam,Dayとを対応させることにより、ベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyを求める。図6に示す例では、墨色の目標網点面積率koが75%の場合に、目標単色網濃度Dako、実単色網濃度Dakをマップに照らし合わせることで、マップ中の75%特性曲線から墨色のベタ濃度偏差ΔDskが求められている。
色変換部14で演算された各インキ色のベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyは、インキ供給量演算部15に入力される。インキ供給量演算部15は、ステップU70として、ベタ濃度偏差ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsyに対応するキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを演算する。キー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyは、各インキキー7の現在のキー開度Kk0,Kc0,Km0,Ky0(前回のステップU100の処理で印刷機の制御装置20に出力したキー開度Kk,Kc,Km,Ky)に対する増減量であり、インキ供給量演算部15は、公知のAPI関数(オートプリセットインキング関数)を用いて演算を行う。API関数は基準濃度にするため各キーゾーンの網点面積率(k,c,m,y)とキー開度K(Kk,Kc,Km,Ky)との対応関係を示した関数である。網点面積率は、新聞社の本社から送信されたビットマップデータを用いることができる。具体的には、基準濃度Ds(Dsk,Dsc,Dsm,Dsy)に対するベタ濃度偏差ΔDs(ΔDsk,ΔDsc,ΔDsm,ΔDsy)の比率kd(kd=ΔDs/Ds)を求めるとともに、網点面積率に対する基準濃度にするためのキー開度KをAPI関数を使って求め、これらの積としてベタ濃度偏差ΔDsをゼロにするためのキー開度偏差量ΔK(ΔK=kd×K)を求める。
次に、オンライン制御部16は、ステップU80として、色変換部14で演算されたキー開度偏差量ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyを、各印刷ユニット2a,2b,2c,2dからラインセンサ型IRGB濃度計1までの無駄時間、時間あたりのインキキー7の反応時間、及び印刷速度を考慮して補正する。この補正は、キー開度信号が入力されてからインキキー7が動き、キー開度が変更されて印刷シートに供給されるインキ量が変化し、IRGB濃度計1に反射光量の変化として検出されるまでの時間遅れを考慮したものである。このようなむだ時間の大きいオンラインフィードバック制御系としては、例えばむだ時間補償付PI制御、ファジー制御、ロバスト制御等が最適である。オンライン制御部16は、補正後のキー開度偏差量(オンライン制御用キー開度偏差量)ΔKk,ΔKc,ΔKm,ΔKyに現在のキー開度Kk0,Kc0,Km0,Ky0を加算したオンライン制御用キー開度Kk1,Kc1,Km1,Ky1をキー開度リミッタ演算部17に入力する。
キー開度リミッタ演算部17は、ステップU90として、オンライン制御部16で演算されたオンライン制御用キー開度Kk1,Kc1,Km1,Ky1に対して上限値を規制する補正を行う。これは、特に低画線部における色変換アルゴリズム(ステップU40,U50,U60の処理)の推定誤差によりキー開度が異常に増大することを規制するための処理である。そして、キー開度リミッタ演算部17は、ステップU100として、上限値を規制したキー開度Kk,Kc,Km,Kyをキー開度信号として印刷機の制御装置20に送信する。
印刷機の制御装置20は、ステップU110として、演算装置10から送信されたキー開度信号Kk,Kc,Km,Kyに基づき各印刷ユニット2a,2b,2c,2dの各インキキー7の開度を調節する。これにより、各インキ色のインキ供給量は、キーゾーン毎に目標とする色調に見あったものにコントロールされることとなる。
上述したように、本実施形態に係る色調制御方法及び装置によれば、インキ裏抜けを考慮した色調制御を行なうことができる。また、印刷依頼元等から得た印刷対象絵柄のkcmy網点面積率データと基準印刷機のICCプロファイルと、さらに自機のICCプロファイルとを用いて色調を制御するので、OKシートが印刷されるのを待つまでもなく、印刷開始直後から、印刷依頼元等が所望する色調に正確、且つ容易に色合わせすることが可能になる。これにより、OKシートが得られるまでの損紙の発生量を大幅に低減することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態ではインキ裏抜けが発生すると推定されたキーゾーンについてはインキ裏抜け濃度を考慮した分だけ目標濃度を高く設定するようにしたが、インキ裏抜けが発生すると推定されたキーゾーン以外のキーゾーンについてのみインキ供給量を調整して色調制御を行うようにしてもよい。この場合、インキ裏抜けが発生すると推定されたキーゾーンの色調制御を切って手動でインキ供給量を調整する。
なお、各インキ色の網点面積率と濃度とを関連付けるデータベース141を備える方法の他、各インキ色の網点面積率と濃度との対応関係を規定した公知のノイゲバウアーの式を記憶しておき、この式に各インキ色の網点面積率を当てはめることで濃度を算出する方法を採ることもできる。
また、図6に示すようなマップを用いて目標単色濃度と実単色濃度との偏差に対応する各インキ色のベタ濃度偏差を求める方法の他、網点面積率と単色濃度とベタ濃度との対応関係を規定した公知のユールニールセンの式を記憶しておき、この式に目標網点面積率、実網点面積率及び単色濃度を当てはめることでベタ濃度偏差を算出する方法もある。
また、本実施形態では、ラインセンサ型のIRGB濃度計1を用いているが、スポット型のIRGB濃度計を用いて印刷シート上を2次元的に走査するようにしてもよい。
また、基準印刷機のICCプロファイル及び自機のICCプロファイルがない場合は、図3に示すステップT30及びステップT40を省略する。この場合、ステップT20で得られた注目点の網点面積率ki,ci,mi,yiを、ステップT50において、データベース141に記録された変換テーブルを用いて混色網濃度(濃度)Io,Ro,Go,Boに変換し、ステップT60において、それを目標混色網濃度(目標濃度)Io,Ro,Go,Boとして設定する。
本発明の一実施形態に係る新聞用オフセット輪転機の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る演算装置のインキ裏抜け推定機能及び色調制御機能に着目した機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る色調制御の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る色調制御の処理フローを示すフローチャートである。 単色網濃度を網点面積率に対応づけるマップである。 ベタ濃度を網点面積率と単色網濃度とに対応づけるマップである。 本発明の一実施形態に係るインキ裏抜け推定の処理フローを示すフローチャートである。 従来技術の課題を説明するための図である。
符号の説明
1 ラインセンサ型IRGB濃度計
2a,2b,2c,2d 印刷ユニット
3 ブランケット胴
4 版胴
5 インキローラ群
6 インキ元ローラ
7 インキキー
8 印刷シート
10 演算装置
11 DSP
12 PC
14 色変換部
15 インキ供給量演算部
16 オンライン制御部
17 キー開度リミッタ演算部
18 受信部
20 印刷機内蔵の制御装置
30 タッチパネル
32 表示装置
50 インキ裏抜け推定部
51 データベース
52 警報装置

Claims (5)

  1. 印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する方法であって、
    上記印刷シートの一面側に印刷される絵柄の一面側網点面積率及び上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得ステップと、
    予め用意した上記一面側網点面積率と上記他面側網点面積率との差とインキ裏抜け濃度との対応関係を用いてインキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定ステップとをそなえている
    ことを特徴とする、印刷機のインキ裏抜け推定方法。
  2. 印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する方法であって、
    上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得ステップと、
    予め用意した上記他面側網点面積率とインキ裏抜け濃度との対応関係を用いてインキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定ステップとをそなえている
    ことを特徴とする、印刷機のインキ裏抜け推定方法。
  3. 印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する装置であって、
    上記印刷シートの一面側に印刷される絵柄の一面側網点面積率及び上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得手段と、
    上記一面側網点面積率と上記他面側網点面積率との差とインキ裏抜け濃度との対応関係を記憶したデータベースと、
    上記データベースを用いて、上記網点面積率取得手段により取得した上記一面側網点面積率及び上記他面側網点面積率から上記インキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定手段とをそなえている
    ことを特徴とする、印刷機のインキ裏抜け推定装置。
  4. 印刷機で両面に印刷が施される印刷シートの一面に他面からのインキが裏抜けするのを推定する装置であって、
    上記印刷シートの他面側に印刷される絵柄の他面側網点面積率を取得する網点面積率取得手段と、
    上記他面側網点面積率とインキ裏抜け濃度との対応関係を記憶したデータベースと、
    上記データベースを用いて、上記網点面積率取得手段により取得した上記他面側網点面積率から上記インキ裏抜けを推定するインキ裏抜け推定手段とをそなえている
    ことを特徴とする、印刷機のインキ裏抜け推定装置。
  5. 上記インキ裏抜け推定手段によりインキ裏抜けが発生すると推定されたら警報を発する警報装置をそなえている
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の印刷機のインキ裏抜け推定装置。
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